JP2005513234A - ポリマーの製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、(a)エチレン性不飽和モノマーと(b)ポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体とのラジカル重合によるポリマーの製造方法であって、そこで、重合は、13〜22Cの炭素鎖長を有するアルキルチオールの存在下で行われる上記方法に関する。

Description

膜形成特性を有するポリマーは、化粧品調製物において使用され、特に、皮膚および毛髪用の化粧品の添加剤として適している。
皮膚用の化粧品調製物では、ポリマーは、特定の作用を発揮できる。特に、ポリマーは、皮膚の水分を保持し、皮膚をコンディショニングしたり、皮膚の感触を改善するのに役立ち得る。皮膚はより滑らかになり、より柔らかくなる。
毛髪用の化粧品調製物では、ポリマーは、毛髪のセット、構造の改善および形付けに用いられる。それらは、相溶性を増大させ、毛髪の感触を改善する。これらの毛髪処理用組成物は、一般に、アルコール中またはアルコールと水との混合物中の膜形成剤の溶液を含む。
毛髪処理用組成物の1つの要件は、特に、毛髪にツヤ、柔軟性、および自然な心地よい感触を付与することである。
ビニルラクタムのホモ-およびコポリマーまたはカルボキシレート基含有ポリマーを用いることが知られている。高い周囲湿度での強い保持性、弾性、毛髪からの洗い落とし性、および他の製剤化成分との相溶性などの所望される特性プロフィールは、疎水性で弾性化したカルボキシル基含有モノマーの組合せを共重合することにより達成される。
しかし、これらのポリマーでセットしたヘアスタイルの感触は、ゴワゴワして不自然で快適なものではない。柔軟化剤の添加によってそうしたヘアスタイルの感触は向上するが、セット作用も低下させてしまう。
ポリシロキサンがよく用いられるが、これらは極性ポリマーと非相溶性であり、それらが十分に製剤化できるようにするためには、さらに添加剤を加える必要がある場合が多い。分離は、製剤の保存中と使用中の双方で問題を引き起こす可能性がある。
したがって、分離が起こらないようにするために、通常は、ポリシロキサン基をポリマーに結合させる試みが必ず行われてきた。EP-A 408 311では、ポリジメチルシロキサン側鎖を結合させてある炭素主鎖を有するグラフトコポリマーが記載されている。ポリシロキサン鎖を有する不飽和モノマーを用いて製造したポリマーしか記載されていない。
EP-A 670 342には、ヘアケア組成物におけるアルコキシル化シリコーンの使用が記載されている。不飽和化合物のポリマーをヘアケア組成物で使用することは開示されていない。市販のヘアセット用ポリマーへの添加剤としてアルコキシル化シリコーンを使用すると、その感触は向上するが、セット作用も低下させてしまう。
欧州特許EP-A 412 704およびEP-A 412 707には、慣用の疎水性モノマーおよび親水性モノマーと重合された、モル質量が1000〜50,000のマクロモノマーの形態のポリシロキサン群が記載されている。これらのモノマーの合成は、極めて煩雑である。それらは分子量が大きいので、未反応のマクロモノマーおよびそれらの非反応性不純物をポリマーから分離することは実質的に不可能である。これらには、毒性およびアレルギーの危険性がある。さらに、上記の特許で教示されているように、良好な作用を達成するためには、得られたコポリマーは、専ら他のポリマー、担体および他の助剤と組み合わせて製剤化しなければならない場合が多い。
DE 42 40 108では、防汚コーティング剤として、特に落書き防止コーティング剤として適するポリシロキサン含有結合剤が記載されている。しかし、これらの結合剤は、塗料様であり、化粧品の目的には不適当である。
WO 99/04750には、ポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体の存在下でエチレンン性不飽和モノマーをフリーラジカル重合することによって得ることができるポリマーが記載されている。
WO 99/04750には、エチルヘキシルチオグリコレートを添加するポリマーの製造が記載されている(実施例15〜20)。
WO 99/04750に従って得ることができるポリマーの欠点は、主に特有の臭いが強いことであり、この臭いは、保存および/または化粧品組成物における製剤化の際にいっそう強くなることがある。このため、既知の製品は、ある程度しか使用できない。化粧品製剤では、これらのポリマーの特有の臭いを香料油を用いて隠蔽しようと試みている。特有の臭いの完全な隠蔽は必ずしも可能ではないという事実に加えて、香料油を用いると、それぞれ、望ましくないアレルギー反応を引き起こす。このことから、化粧品組成物における既知のポリマーの使用は制限を受ける。さらに、これらのポリマーは、それら自体、従来技術の製品よりも刺激性が低くなければならず、したがって、抗アレルギー性化粧品調製物における使用に適していなけれならない。
本発明の目的は、無臭であるために、広範囲な使用、特に化粧品組成物における使用に適し、かつ、特に香料油を添加せずとも製剤化に適するポリマーを得る方法を提供することである。これに関して、本ポリマーは、保存した後でさえも、化粧品調製物において特有の臭いを発しないことは特に興味深い。さらに、毛髪からの洗い落とし性、他の化粧品成分との相溶性(特に含水調製物中での溶解性)、処理した毛髪の感触およびセット性などの性能特性が望まれる。また、従来技術の製品よりも刺激性が低いポリマーを提供することも望ましい。また、粉末の形態で使用可能であり、したがって特に特定の装飾用化粧品調製物に適するポリマーを提供することも目的とする。
本発明者らは、この目的が、
(a) エチレン性不飽和モノマーと
(b) ポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体と
を、C13〜C22の炭素鎖長を有するアルカンチオールの存在下で、フリ-ラジカル重合により反応させる
方法により達成されることを見出した。
本発明者らは、この目的が、
(a) エチレン性不飽和モノマーと
(b) ポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体と
を、
i) C10〜C22の炭素鎖長を有するアルカンチオールの存在下
でのフリ-ラジカル重合により反応させ、次いで、
ii) 過酸化水素での処理を行う
方法により達成されることを見出した。
従来技術の製品、特にWO99/04750によるポリマーとは違って、このようにして得られるポリマーは臭いが無く、保存の際であっても、個々の物質としても、さらには化粧品調製物中でも臭いを発しないことを特徴とする。同時に、このようにして得ることができるポリマーは、良好な膜形成特性および慣用の化粧品成分との良好な相溶性を示す。
使用されるアルカンチオールは、C10〜C22の炭素鎖長を有する直鎖状および分岐鎖状のアルカンチオールである。特に好ましいものは、直鎖状のアルカンチオールであり、また、C13〜C22、特にC14〜C18の鎖長を有するアルカンチオールも好ましい。挙げることができるアルカンチオールは、n-デカンチオール、n-ドデカンチオール、tert-ドデカンチオール、n-テトラデカンチオール、n-ペンタデカンチオール、n-ヘキサデカンチオール、n-ヘプタデカンチオール、n-オクタデカンチオール、n-ノナデカンチオール、n-エイコサンチオール、n-ドコサンチオールである。特に好ましいものは直鎖状で偶数のアルカンチオールである。
アルカンチオールはまた、混合物でも使用できる。
アルカンチオールは通常、重合しようとするモノマーに対して0.1〜5重量%、特に0.25〜2重量%の量で用いられる。アルカンチオールは通常、モノマーと一緒に重合反応に添加される。
炭素鎖長がC10〜C12であるアルカンチオールが用いられる場合、無臭のポリマーを得るためには、続いて過酸化水素による処理が必要である。重合の後で行われるこの過酸化水素による処理では、重量しようとするモノマーに対して、0.01〜2.0重量%、特に0.02〜1.0重量%、特に好ましくは0.03〜0.15重量%の過酸化水素、特には0.1〜1.0重量%を用いることが一般的である。過酸化水素による処理を、20〜100℃、特に30〜80℃の温度で行うことが有利であることが判明した。過酸化水素による処理は通常、30分間〜240分間、特に45〜90分間行われる。
C13〜C22の炭素鎖長のアルカンチオールが用いられる場合、過酸化水素による処理を省略してもよい。しかし、本発明のさらに別の実施形態では、C13〜C22の鎖長のアルカンチオールを添加する場合には、過酸化水素による処理を続けて行ってもよい。
この方法の1つの好ましい実施形態では、ポリマーは粉末の形態に変換される。この目的のためには、当業者に公知である全ての方法が適しており、例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥、および流動床乾燥が挙げられる。特に好ましいのは噴霧乾燥である。
好適な重合可能なモノマー(a)は、エチレン性不飽和モノマーである。これに関しては、個々のモノマーまたは2種以上のモノマーの組合せのいずれも使用可能である。
フリ-ラジカルにより開始される反応によって重合可能なモノマーが好ましい。エチレン性不飽和という用語は、それらのモノマーが、少なくとも1つの重合可能な炭素-炭素二重結合を有しており、一置換、二置換、三置換または四置換され得ることを意味する。
エチレン性不飽和モノマー(a)は、以下の式により記載できる。
X-C(O)CR7=CHR6
[式中、
Xは、基-OH、-OM、-OR8、NH2、-NHR8、N(R8)2からなる群から選択され;
Mは、Na+、K+、Mg++、Ca++、Zn++、NH4 +、アルキルアンモニウム、ジアルキルアンモニウム、トリアルキルアンモニウムおよびテトラアルキルアンモニウムからなる群から選択されるカチオンであり;
基R8は、同一であっても異なっていてもよく、-H、C1〜C40の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、N,N-ジメチルアミノエチル、2-ヒドロキシエチル、2-メトキシエチル、2-エトキシエチル、ヒドロキシプロピル、メトキシプロピルまたはエトキシプロピルからなる群かれ選択され;
R7およびR6は、互いに独立して、-H、C1〜C8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル鎖、メトキシ、エトキシ、2-ヒドロキシエトキシ、2-メトキシエトキシおよび2-エトキシエチルからなる群から選択される]。
好適なモノマー(a)の代表的であるが非限定的な例は、例えば、アクリル酸、ならびにその塩、エステルおよびアミドである。塩は、非毒性の金属、アンモニウムまたは置換アンモニウムの対応物から誘導することができる。
エステルは、C1〜C40の直鎖状、C3〜C40の分岐鎖状またはC3〜C40の炭素環式アルコール;エチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロールおよび1,2,6-ヘキサントリオールなどの2〜約8個のヒドロキシ基を有する多価アルコール;アミノアルコール;またはメトキシエタノールおよびエトキシエタノールなどのアルコールエーテル;またはポリエチレングリコールから誘導することができる。
また、式(II):
Figure 2005513234
[式中、
R9は、H、1〜8個の炭素原子を有するアルキルであり、
R10は、H、メチルであり、
R11は、場合によりアルキルで置換されていてもよい、1〜24個の炭素原子を有するアルキレンであり、
R12、R13は、C1〜C40のアルキル基であり、
Zは、x=1の場合は窒素であり、x=0の場合は酸素である]
のN,N-ジアルキルアミノアルキルアクリレートおよびメタクリレートならびにN-ジアルキルアミノアルキルアクリルアミドおよびメタクリルアミドも好適である。
アミドは、非置換でもよく、N-アルキルもしくはN-アルキルアミノ一置換、またはN,N-ジアルキル置換、またはN,N-ジアルキルアミノ二置換されていてもよく、そこにおいて、アルキルまたはアルキルアミノ基は、C1〜C40の直鎖状、C3〜C40の分岐鎖状またはC3〜C40の炭素環単位から誘導される。さらに、そのアルキルアミノ基は四級化されていてもよい。
好ましい式IIのモノマーは、N,N-ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートである。
同様に使用可能なモノマー(a)は、置換アクリル酸、ならびにそれらの塩、エステルおよびアミドであり、そこで、炭素原子上の置換基はアクリル酸の2位または3位にあり、互いに独立して、C1〜C4-アルキル、-CN、COOHからなる群から選択され、特に好ましくはメタクリル酸、エタクリル酸および3-シアノアクリル酸である。置換アクリル酸のこれらの塩、エステルおよびアミドは、アクリル酸の塩、エステルおよびアミドについて上記で記載されているようにして選択できる。
他の好適なモノマー(a)は、C1〜C40の直鎖状、C3〜C40の分岐鎖状またはC3〜C40の炭素環式カルボン酸のビニルエステルおよびアリルエステル(例えば、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルネオノナノエート、ビニルネオウンデカノエートまたはビニルt-ブチルベンゾエート);ビニルまたはアリルハライド、好ましくはビニルクロライドおよびアリルクロライド、ビニルエーテル、好ましくはメチル、エチル、ブチルまたはドデシルビニルエーテル、ビニルホルムアミド、ビニルメチルアセトアミド、ビニルアミン、ビニルラクタム、好ましくはビニルピロリドンおよびビニルカプロラクタム、ビニル-もしくはアリル-置換ヘテロ環式化合物、好ましくはビニルピリジン、ビニルオキサゾリンおよびアリルピリジンである。
また、式III[式中、R14〜R16は、互いに独立して、水素、C1〜C4アルキルまたはフェニルである]のN-ビニルイミダゾールも好適である。
Figure 2005513234
さらに好適なモノマー(a)は、式(IV):
Figure 2005513234
[式中、R17は、C1〜C24のアルキルである]
のジアリルアミンである。
さらに好適なモノマー(a)は、ビニリデンクロライド;および少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する炭化水素、好ましくはスチレン、α-メチルスチレン、tert-ブチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、シクロヘキサジエン、エチレン、プロピレン、1-ブテン、2-ブテン、イソブチレン、ビニルトルエン、ならびにこれらのモノマーの混合物である。
特に好適なモノマー(a)は、アクリル酸、メタクリル酸、エチルアクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、n-ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t-ブチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート、メチルエタクリレート、エチルエタクリレート、n-ブチルエタクリレート、イソブチルエタクリレート、t-ブチルエタクリレート、2-エチルヘキシルエタクリレート、デシルエタクリレート、2,3-ジヒドロキシプロピルアクリレート、2,3-ジヒドロキシプロピルメタクリレート、2-ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシエチルエタクリレート、2-メトキシエチルアクリレート、2-メトキシエチルメタクリレート、2-メトキシエチルエタクリレート、2-エトキシエチルメタクリレート、2-エトキシエチルエタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリセリルモノアクリレート、グリセリルモノメタクリレート、ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート、不飽和スルホン酸(例えば、アクリルアミドプロパンスルホン酸);
アクリルアミド、メタクリルアミド、エタクリルアミド、N-メチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-ブチルアクリルアミド、N-t-ブチルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、N-t-オクチルアクリルアミド、N-オクタデシルアクリルアミド、N-フェニルアクリルアミド、N-メチルメタクリルアミド、N-エチルメタクリルアミド、N-ドデシルメタクリルアミド、1-ビニルイミダゾール、1-ビニル-2-メチルイミダゾール、N,N-ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート、N,N-ジエチルアミノブチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノヘキシル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノオクチル(メタ)アクリレート、N,N-ジメチルアミノドデシル(メタ)アクリレート、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミド、N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]アクリルアミド、N-[3-(ジメチルアミノ)ブチル]メタクリルアミド、N-[8-(ジメチルアミノ)オクチル]メタクリルアミド、N-[12-(ジメチルアミノ)ドデシル]メタクリルアミド、N-[3-(ジエチルアミノ)プロピル]メタクリルアミド、N-[3-(ジエチルアミノ)プロピル]アクリルアミド;
マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸およびそのモノエステル、クロトン酸、イタコン酸、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ビニルエーテル(例えば、メチル、エチル、ブチルもしくはドデシルビニルエーテル)、ビニルホルムアミド、ビニルメチルアセトアミド、ビニルアミン;メチルビニルケトン、マレイミド、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルフラン、スチレン、スチレンスルホネート、アリルアルコール、ならびにそれらの混合物である。
これらの中でも、特に好ましいものは、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、無水マレイン酸およびそのモノエステル、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n-ブチルアクリレート、n-ブチルメタクリレート、t-ブチルアクリレート、t-ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、N-t-ブチルアクリルアミド、N-オクチルアクリルアミド、2-ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、アルキレングリコール(メタ)アクリレート、不飽和スルホン酸(例えば、アクリルアミドプロパンスルホン酸)、ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、ビニルエーテル(例えば、メチル、エチル、ブチルもしくはドデシルビニルエーテル)、ビニルホルムアミド、ビニルメチルアセトアミド、ビニルアミン、1-ビニルイミダゾール、1-ビニル-2-メチルイミダゾール、N,N-ジメチルアミノメチルメタクリレートおよびN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミド;3-メチル-1-ビニルイミダゾリウムクロライド、3-メチル-1-ビニルイミダゾリウムメチルスルフェート、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、メチルクロライド、メチルスルフェートもしくはジエチルスルフェートで四級化されているN-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]メタクリルアミドである。
非常に特に好ましい1つの実施形態では、用いられるモノマー(a)は、t-ブチルアクリレート(=a1)とメタクリル酸(a2)である。
塩基性窒素原子を有するモノマーは、次のようにして四級化できる。
アミンを四級化するのに適する薬剤の例は、アルキル基中に1〜24個の炭素原子を有するアルキルハライドであり、例えば、メチルクロライド、メチルブロマイド、メチルヨーダイド、エチルクロライド、エチルブロマイド、プロピルクロライド、ヘキシルクロライド、ドデシルクロライド、ラウリルクロライドおよびベンジルハライドが挙げられ、特にはベンジルクロライドおよびベンジルブロマイドである。さらに好適な四級化剤は、ジアルキルスルフェート、特にジメチルスルフェートまたはジエチルスルフェートである。塩基性アミンの四級化は、酸の存在下で、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドなどのアルキレンオキシドを用いて行うこともできる。好ましい四級化剤は、メチルクロライド、ジメチルスルフェートまたはジエチルスルフェートである。
1つの好ましい実施形態において、用いられるモノマー(a)は、(メタ)アクリレートである。
四級化は、重合の前または後で行うことができる。
さらに、不飽和の酸(例えばアクリル酸またはメタクリル酸)と式(V)[R18=C1〜C40のアルキル]の四級化されたエピクロロヒドリンとの反応生成物が使用できる。
Figure 2005513234
それらの例は、(メタ)アクリロイルオキシヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドおよび(メタ)アクリロイルオキシヒドロキシプロピルトリエチルアンモニウムクロライドである。
塩基性モノマーはまた、それらを、例えば硫酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸もしくは硝酸などの無機酸で、または例えばギ酸、酢酸、乳酸もしくはクエン酸などの有機酸で中和することによりカチオン化できる。
上記で述べたモノマー以外にも、例えば1個以上のフリーラジカル重合可能な基を含むシリコーン含有マクロモノマー、または例えばEP 408 311に記載されているようなアルキルオキサゾリンマクロモノマーなどの「マクロモノマー」もまた、モノマー(a)として用いることが可能である。
さらに、例えばEP 558 423に記載されているようなフッ素含有モノマー、または架橋作用を有するか分子量を調節する化合物を、組み合わせて、または単独で用いることが可能である。
使用可能な調節剤は、当業者に公知の慣用の化合物であり、例えば、硫黄化合物(例えば、 メルカプトエタノール、2-エチルヘキシルチオグリコレート、チオグリコール酸もしくはドデシルメルカプタン)、およびトリブロモクロロメタン、または得られるポリマーの分子量に対して調節作用を有する他の化合物が挙げられる。それが適切である場合、チオール基含有シリコーン化合物を用いることも可能である。好ましいのは、シリコーン不含の調節剤を使用することである。
使用可能な架橋性モノマーは、少なくとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物であり、例えば、アクリル酸もしくはメタクリル酸などのエチレン性不飽和カルボン酸のエステル、多価アルコール、少なくとも二価のアルコールのエーテル(例えば、ビニルエーテルもしくはアリルエーテル)が挙げられる。また、少なくとも2個の二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状、線状または環状、脂肪族または芳香族の炭化水素も好適であり、脂肪族炭化水素の場合は、コンジュゲートしていてはならない。また、アクリル酸およびメタクリル酸のアミド、ならびに少なくとも二価のアミンのN-アリルアミン(例えば、1,2-ジアミノエタン、1,3-ジアミノプロパン)もまた好適である。また、トリアリルアミンまたは対応するアンモニウム塩、尿素誘導体のN-ビニル化合物、少なくとも二価のアミド、シアヌレートまたはウレタンも好適である。さらに好適な架橋剤は、ビニルジオキサン、テトラアリルシランまたはテトラビニルシランである。
特に好ましい架橋剤は、例えば、メチレンビスアクリルアミド、トリアリルアミンおよびトリアリルアンモニウム塩、ジビニルイミダゾール、N,N’-ジビニルエチレン尿素、多価アルコールとアクリル酸もしくはメタクリル酸との反応生成物、ポリアルキレンオキシドのメタクリル酸エステルおよびアクリル酸エステル、またはエチレンオキシドおよび/もしくはプロピレンオキシドおよび/またはエピクロロヒドリンと反応させた多価アルコールである。
本発明によるモノマーは、それらがイオン化可能な基を含んでいる場合、例えば、水中での溶解性または分散性を目的レベルまで調整するために、重合の前または後に、酸または塩基をこのような順番で用いて部分的または完全に中和することができる。
酸性基を有するモノマーに対して使用可能な中和剤は、例えば、炭酸ナトリウム、アルカリ金属水酸化物およびアンモニアなどの無機塩基、アミノアルコールなどの有機塩基、特に2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリ[(2-ヒドロキシ)-1-プロピル]アミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオール、および例えばリシンなどのジアミンである。
カチオン化可能な基を有するモノマーに対して使用可能な中和剤は、例えば、塩酸、硫酸またはリン酸などの無機酸、ならびにカルボン酸、乳酸、クエン酸またはその他などの有機酸である。
特に好適なポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体(b)は、下記の構造要素を含むものである。
Figure 2005513234
[式中、
R2は、CH3、または
Figure 2005513234
であり、
R3は、CH3またはR2であり、
R4は、H、CH3
Figure 2005513234
Figure 2005513234
であり、
R6は、アミノ、カルボン酸またはスルホネート基を含んでいてもよい、1〜40個の炭素原子を有する有機基であり、c=0の場合は、無機酸のアニオンでもあり、
基R1は、同一であっても異なっていてもよく、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基もしくは3〜20個の炭素原子を有する環状脂肪族炭化水素基のいずれかに由来するものであるか、芳香族の性質を有するものであるか、あるいは、R5と同一であり、ここで、
R5は、
Figure 2005513234
であり、但し、基R1、R2またはR3の少なくとも1つは、上記の定義に従うポリアルキレンオキシド含有基であり、
nは、1〜6の整数であり、
xおよびyは、ポリシロキサンブロックの分子量が300〜30,000となるような整数であり、
a、bは、0〜50の整数とすることができ、但し、aとbとの合計は0より大きく、cは、0または1である]。
好ましい基R2およびR5は、a+bの合計が5〜30のものである。
基R1は、好ましくは次の基から選択される:メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシルおよびオクタデシル、環状脂肪族基(特にシクロヘキシル)、芳香族基(特にフェニルもしくはナフチル)、混合型芳香族−脂肪族基(例えばベンジルもしくはフェニルエチル)、トリルおよびキシリル、ならびにR5
特に好適な基R4は、R4=-(CO)c-R6である場合に、R6が1〜40個の炭素原子を有する任意の所望のアルキル、シクロアルキルまたはアリール基であるものであり、それらは、さらにNH2、COOH、SO3Hなどの無機性の基を有していてもよい。
好ましい無機性の基R6は、c=0の場合、ホスフェートおよびスルフェートである。
本発明の特に好ましい1つの実施形態では、用いられるポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体(b)は、下記の式に従う化合物である。
Figure 2005513234
[式中、
R1は、-CH3であり、
R5は、
Figure 2005513234
であり、
R4は、-H;-COCH3、C1〜C4のアルキルであり、
nは、1〜6、特に2〜4であり、好ましくは3であり、
xおよびyは、ポリシロキサンブロックの分子量が1000〜10,000になるような整数であり、
a、bは、0〜50の整数とすることができ、但し、aとbとの合計は0より大きい]。
そのような特に好ましいシリコーン誘導体は、CAS No. 872 44-72-2として知られている。市販の製品は、Belsil DMC 6031(商標)(Wacker)、Dabco DC 193、Dabco DC 5357、Dow Corning 198(商標)、Dow Corning 5039(商標)およびSilwet 7600(商標)(Witco)という商品名で入手可能である。
そうした特に好ましいシリコーン誘導体は、CAS No. 71965-38-3として知られている。市販の製品は、Abil B 8842、Abil B 8843、Silwet L 7607(Witco)という商品名で入手可能である。
特に好ましいものは、Belsil DMC 6032(商標)(Wacker)およびDow Corning 190(商標)(Dow Chemicals)という商品名で入手可能なシリコーン誘導体である。
本発明のポリシロキサン含有ポリマーのモノマー(a)は、50〜99.9重量%、好ましくは70〜99重量%、特に好ましくは85〜98重量%を構成することができる。エチレン性不飽和モノマー(a)が2種のモノマー(a1およびa2)の組合せとして用いられる場合、49.5〜99重量%(a1)および0.5〜40重量%(a2)を用いると有利であることが判明している。
シリコーン誘導体(b)は、一般に、本発明によるポリマー中に、0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜20重量%、特に好ましくは2〜15重量%の量で存在する。
特に好ましい1つの実施形態では、用いられるモノマー混合物は、次のものを含む。
(a1) 49.5〜99重量%の(メタ)アクリレート、特にtert-ブチルアクリレート
(a2) 0.5〜40重量%の別の(メタ)アクリレート、特にメタクリル酸
(b) 0.5〜20重量%の、下記の式に従うポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体
Figure 2005513234
[式中、
R1は、-CH3であり
R5は、
Figure 2005513234
であり、
R4は、-H;-COCH3、C1〜C4を有するアルキルであり、
nは、1〜6、特に2〜4、好ましくは3であり、
xおよびyは、ポリシロキサンブロックの分子量が1000〜10,000になるような整数であり、
a,bは、0〜50の整数とすることができ、但し、aとbとの合計は0よりも大きい]。
シリコーン化合物(b)は重合の間には存在しないが、重合後に混合され、一般には非常に軟質で粘着性のある膜が得られ、これは本発明による皮膚用および毛髪用の化粧品における用途には不適当である。
このことは、重合の間に、シリコーン化合物へのポリマーのグラフト化が起こり得ることを示しており、これが、粘着性の無さ、高い表面平滑性および硬度、ならびに改善された遮断抵抗性などの良好な膜特性をもたらす。しかし、グラフト化以外の、本発明によるポリマーが自身の利点を達成する機構も想定される。
「重合可能な」という用語は、用いられるモノマーが任意の慣用の合成方法を用いて重合可能であることを意味する。
例えば、これは、溶液重合、乳化重合、逆相乳化重合、懸濁重合、逆相懸濁重合または沈降重合でありうるが、使用可能な方法はこれらに限定されない。溶液重合の場合、水、慣用の有機溶剤、または本発明によるシリコーン誘導体自体、またはそれらの溶剤の混合物が溶媒として使用できる。
本発明によるポリマーは、好ましくは、30〜50、好ましくは37〜41のK値(Fickentscher, Cellulosechemie, 第13巻, 58-64頁 (1932)に従い、25℃にて、1重量%のエタノール溶液中で測定したもの)を有する。
特に好適なポリマーは、水に可溶性のものであるか、または、その水への分散性が、水:エタノール=20:80(体積%:体積%)溶媒混合物中にそれらが0.1g/lより多い量で、好ましくは0.2g/lより多い量で溶解可能である程度に高いものである。
本発明の目的のために、「水分散性」ポリマーとは、水と接触させたときに、光学的装置を用いず目視で固体粒子が全く検出されない液体を24時間以内に形成するポリマーを意味することを意図する。ポリマーが水に分散性であるか否かをチェックするためには、100μm厚の膜の形態のポリマー100mgを100mlの水(20℃)に添加し、市販の振盪台の上で24時間振盪する。振盪後、固形粒子は沈降できなくなったが液体が濁りを示す場合は、ポリマーは水に分散可能であり、濁りがない場合は、水に溶解性であるという。
モノマーを重合させている間、場合によっては、他のポリマー、例えばエチレン性不飽和モノマーのホモポリマーおよびコポリマー、ならびにポリアミド、ポリウレタンまたはポリエステルも存在させることが可能である。そのポリアミド、ポリウレタン、ポリエステルは、好ましくは、例えばカルボン酸基またはスルホン酸基でイオン的に修飾されている。
ポリマーは通常、開始剤を用いて製造され、その開始剤としては、例えばジベンゾイルオキシド、t-ブチルパーピバレート、t-ブチルパー-2-エチルヘキサノエート、ジ-t-ブチルパーオキシド、t-ブチルヒドロパーオキシド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t)ブチルパーオキシ(ヘキサン)、アルカリ金属もしくはアンモニウムパースルフェート、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)、2,2’-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、1,1’-アゾビス(1-シクロヘキサンカーボニトリル)、2,2’-アゾビス(2-アミジノプロパン)塩、4,4’-アゾビス(4-シアノ吉草酸)もしくは2-(カルバモイルアゾ)イソブチロニトリルなどのペルオキソ化合物もしくはアゾ化合物、過酸化水素、またはレドックス開始剤が挙げられる。開始剤は通常、重合しようとするモノマーに対して10重量%以下、好ましくは0.02〜5重量%の量で用いられる。
乳化重合は、通常、酸素を遮断しながら、20〜200℃の範囲の温度で行われる。この重合は、バッチ式または連続式で行うことができる。
この手順には、好ましくは、重合を通して、モノマー、開始剤、およびアルカンチオールのうちの少なくとも幾つかを反応槽に定量しながら均一に供給することが含まれる。しかし、モノマー、アルカンチオールおよび開始剤はまた、反応槽に最初に導入し、重合することが可能であり、冷却が必要な場合もある。
重合が完了したら、適切な開始剤を添加して公知のようにして後重合を行うことによって、残存するモノマー含有物を減らすことができる。所望により、常法により、例えば蒸気を導入することにより、物理的な脱臭を行ってもよい。
それぞれの場合に目的とするK値は、それ自体公知の方法で、例えば重合温度や開始剤の濃度などの重合条件を選択することによって設定できる。幾つかの場合、特に乳化重合および懸濁重合が用いられる場合、K値を下げるためには、調節剤、特にメルカプトエタノール、2-エチルヘキシルチオグリコレート、チオグリコール酸またはドデシルメルカプタンなどの硫黄化合物を使用するのが適当なこともある。K値は、Fikentscher, Cellulosechemie, 第13巻, 58〜64頁 (1932)に従い、25℃にて、1重量%濃度のエタノール溶液中で測定され、分子量の尺度となる。
ポリマーが乳化重合により製造される場合、得られる分散液は、水系、水−アルコール系またはアルコール系の化粧品調製物(例えばヘアセット調製物)に直接加えてもよいし、あるいは、分散液を乾燥(例えば噴霧乾燥)してポリマーを粉体として使用・処理してもよい。
本発明はさらに、請求項1〜13に記載の方法により得られるポリマーを提供する。
このようにして得られるポリマーは、臭いが少ないこと、可能性のあるアレルギーが少ないこと、および毛髪用化粧品としての特性が良好であることを特徴とする。
本発明はさらに、本発明によるポリマー(特に粉末形態のもの)の、化粧品調製物、特に毛髪用化粧品調製物における使用を提供する。
このポリマーは、特に好ましくは、毛髪用化粧品調製物において用いられる。挙げることができる毛髪用化粧品調製物は、ヘア治療剤、ヘアローション、ヘアリンス、ヘアエマルジョン、枝毛用溶液、パーマネントウェーブの中和剤、ホットオイルトリートメント調製物、コンディショナー、くせ毛・カールヘア矯正剤(curl relaxers)、スタイリングラップローション、セットローション、シャンプー、ヘアワックス、ポマード、ヘアフォーム、染毛剤、またはヘアスプレーである。特に好ましいのは、本アクリレートポリマーの、スプレー調製物および/またはヘアフォームの形態のヘアスタイリング用セット組成物における使用である。
本発明によるポリマーは、毛髪用化粧品調製物においては、スプレー調製剤中の無極性噴射剤(特に、n-プロパン、イソプロパン、n-ブタン、イソブタン、n-ペンタンおよびそれらの混合物などの炭化水素)との高い相溶性を特徴とする。それらは、良好なヘアセット作用を有し、毛髪のくっつきあいを実質的に全く起こさないという事実を特徴とする。
臭いがないことに加え、本ポリマーは、毛髪用化粧品調製物において、性能特性について優れた結果を示す。それらは、エタノールやイソプロパノールなどのアルコールおよびこれらのアルコールと水との混合物に溶解して、透明な溶液を形成する。溶液の透明性はまた、溶液がジメチルエーテルなどの噴射剤と共に標準的なスプレー製剤において用いられる場合にも達成される。本発明によるヘアセット剤組成物は、問題なく毛髪から洗い落とすことができる。それらで処理した毛髪は、柔らかさが増し、快適な自然の風合いとなる。セット作用も良好であり、基本的には、ヘアスプレー製剤中の必要とされる膜形成剤の量を低減することができる。ポリマーに臭いが無いという事実のために、必要に応じて、臭い隠蔽用の香料油の添加を省くことが可能になる。こうした理由から、本ポリマーは、特に毛髪用化粧品調製剤における膜形成剤として適する。
本ポリマーは、化粧品調製剤、特に次の構成成分を含むヘアスプレー調製剤において使用することが好ましい。
−0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%、特に2〜6重量%の本ポリマー
−1〜99.9重量%、好ましくは5〜50重量%、特に10〜20重量%の水
−0〜95重量%、好ましくは20〜60重量%、特に25〜50重量%の慣用の有機溶剤、例えば、主に、エタノール、イソプロパノールおよびジメトキシメタン、ならびにアセトン、n-プロパノール、n-ブタノール、2-メトキシプロパン-1-オール、n-ペンタン、n-ヘキサン、シクロヘキサン、n-ヘプタン、n-オクタンもしくはジクロロメタン、またはそれらの混合物
−0〜90重量%、好ましくは30〜80重量%、特に45〜60重量%の慣用の噴射剤、例えば、n-プロパン、イソプロパン、n-ブタン、イソブタン、2,2-ジメチルブタン、n-ペンタン、イソペンタン、ジメチルエーテル、ジフルオロエタン、フルオロトリクロロメタン、ジクロロジフルオロメタンもしくはジクロロテトラフルオロエタン、HCF 152 A、またはそれらの混合物
上記の化合物の中でも、主に用いられる噴射剤(噴射ガス)は、炭化水素、特にプロパン、n-ブタン、n-ペンタンおよびそれらの混合物、ならびにジメチルエーテルおよびジフルオロエタンである。幾つかの場合では、上記の塩素化炭化水素の1種以上が噴射剤混合物中で同時に使用されるが、噴射剤混合物に対してほんの少量であり、例えば約20重量%以下である。
本発明による毛髪用化粧品調製物はまた、噴射剤を含まないポンプスプレー調製物、または窒素、圧縮空気もしくは二酸化炭素などの慣用の加圧ガスを噴射剤として含むエアロゾルスプレーにも特に適する。
含水の標準的なスプレー製剤は、例えば次の組成を有する。
2〜10重量%の本ポリマー
10〜76重量%のエタノール
2〜20重量%の水
10〜60重量%のジメチルエーテルおよび/または
プロパン/n-ブタンおよび/または
プロパン/イソブタン。
本発明によるポリマーは、シャンプー、クリーム、フォーム、ローション、ムース、スプレー(ポンプスプレーもしくはエアロゾル)、ジェルまたはジェルスプレーの形態で、水溶液もしくは水−アルコール溶液、O/W型およびW/O型エマルジョンの形態で最終調製物中に存在することができ、したがって、さらなる慣用の助剤とともに配合することができる。
挙げることができるさらなる慣用の助剤は:界面活性剤、油性物質、乳化剤、共乳化剤、過脂肪剤、パール状ワックス、増量剤(bodying agents)、増粘剤、脂肪、ワックス、シリコーン化合物、ハイドロトロープ剤、保存剤、香料油、色素、安定化剤、pH調整剤、およびAHA、フルーツ酸、セラミド、フィタントリオール、ビサボロール、パンテノール、コラーゲン、プロビタミンやビタミン(例えば、ビタミンA、EおよびC)、タンパク質およびタンパク質加水分解物(例えば、小麦、アーモンドまたは豆タンパク)などの化粧品用ケア物質および有効活性成分、可溶化剤、錯化剤、忌避剤、脱色剤、着色剤、色味剤、日焼け剤(例えば、ジヒドロキシアセトン)、酸化チタンもしくは酸化亜鉛などの微細顔料などである。さらに、ポリマーを存在させることもできる。
好適なアニオン性界面活性剤は、例えば、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N-アルコイルサルコシネート、アシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレート、α-オレフィンスルホネート、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩(例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム)、ならびにアンモニウム塩およびトリエタノールアミン塩である。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェートおよびアルキルエーテルカルボキシレートは、分子中に1〜10個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位を有することができ、好ましくは1〜3個のエチレンオキシド単位を有する。
好適な化合物は、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンである。
好適な両性界面活性剤は、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテートもしくはアンホプロピオネート、アルキルアンホジアセテートまたはアンホジプロピオネートである。
例えば、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインまたはココアンホプロピオン酸ナトリウムが使用できる。
好適な非イオン性界面活性剤は、例えば、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよい、6〜20個の炭素原子をアルキル鎖中に有する脂肪アルコールまたはアルキルフェノールとエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの反応生成物である。アルキレンオキシドの量は、アルコール1モル当たり約6〜60モルである。また、アルキルアミンオキシド、モノ-もしくはジアルキルアルカノールアミド、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪酸アミド、アルキルポリグリコシドまたはソルビタンエーテルエステルもまた好適である。
さらに、上記の薬剤は、慣用のカチオン性界面活性剤、例えば四級アンモニウム化合物(例えばセチルトリメチルアンモニウムクロライド)などを含むことができる。
本発明による薬剤は、特にシャンプー製剤の形態では、通常、アニオン性界面活性剤をベースの界面活性剤として、両性および非イオン性界面活性剤を共界面活性剤として含む。
上記薬剤は、通常、2〜50重量%の界面活性剤、好ましくは5〜40重量%、特に好ましくは8〜30重量%含む。
好適な油性物質は、例えば、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有する脂肪アルコールをベースとするゲルベアルコール、直鎖状のC6〜C22脂肪酸と直鎖状のC6〜C22脂肪アルコールとのエステル、分岐鎖状のC6〜C13カルボン酸と直鎖状のC6〜C22脂肪アルコールとのエステル、直鎖状のC6〜C22脂肪酸と分岐鎖状のアルコール(特に2-エチルヘキサノール)とのエステル、ヒドロキシカルボン酸と直鎖状もしくは分岐鎖状のC6〜C22脂肪アルコールとのエステル(特にジオクチルマレエート)、直鎖状および/もしくは分岐鎖状の脂肪酸と多価アルコール(例えばプロピレングリコール、ジメルジオール(dimerdiol)もしくはトリメルトリオール(trimertriol))および/もしくはゲルベアルコールとのエステル、C6〜C10脂肪酸をベースとするトリグリセリド、C6〜C18脂肪酸をベースとする液状のモノ-/ジ-/トリグリセリド混合物、C6〜C22脂肪アルコールおよび/もしくはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(特に安息香酸)とのエステル、植物油、分岐鎖状の一級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖状および分岐鎖状のC6〜C22脂肪アルコールカーボネート、ゲルベカーボネート、安息香酸と直鎖状および/もしくは分岐鎖状のC6〜C22アルコールとのエステル(例えばFinsolv(商標)TN)、アルキル基あたり6〜22個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐鎖状の、対称もしくは非対称のジアルキルエーテル、エポキシド化脂肪酸エステルとポリオールとの開環生成物、シリコーン油、および/または脂肪族もしくはナフタレン系炭化水素である。
好適な油性物質は、動物性および植物性の油であり、例えばヒマワリ油、ココヤシ油、アボガド油、オリーブ油、ラノリンが挙げられる。
好適な乳化剤は、例えば以下の群の少なくとも1つから選ばれる非イオン性の界面活性剤である。
(1) 8〜22個の炭素原子を有する直鎖状の脂肪アルコール、12〜22個の炭素原子を有する脂肪酸およびアルキル基中に8〜15個の炭素原子を有するアルキルフェノールと、2〜30モルのエチレンオキシドおよび/または0〜5モルのプロピレンオキシドとの付加生成物;
(2) グリセロールと1〜30モルエチレンオキシドとの付加生成物のC12/18脂肪酸モノ-およびジエステル;
(3) 6〜22個の炭素原子を有する飽和および不飽和脂肪酸ならびにそれらとエチレンオキシドとの付加生成物のグリセロールモノ-およびジエステルならびにソルビタンモノ-およびジエステル;
(4) アルキル基中に8〜22個の炭素原子を有するアルキルモノ-およびオリゴグリコシド、ならびにそれらのエトキシル化類似体;
(5) ヒマシ油および/または水添ヒマシ油と15〜60モルのエチレンオキシドとの付加生成物;
(6) ポリオールおよび、特にポリグリセロールエステル、例えばポリグリセロールポリリシノエート、ポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレートまたはポリグリセロールジメレエート、これらのクラスの2種以上の化合物の混合物も好ましい;
(7) ヒマシ油および/または水添ヒマシ油と2〜15モルのエチレンオキシドとの付加生成物;
(8) 直鎖状、分岐鎖状、不飽和もしくは飽和のC6/22脂肪酸、リシノール酸および12-ヒドロキシステアリン酸と、グリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、糖アルコール(例えば、ソルビトール)、アルキルグルコシド(例えば、メチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)、およびポリグルコシド(例えば、セルロース)をベースとする部分エステル;
(9) モノ-、ジ-およびトリアルキルホスフェート、ならびにモノ-、ジ-および/またはトリ-PEGアルキルホスフェート、ならびにそれらの塩;
(10) ウールワックスアルコール;
(11) ポリシロキサン-ポリアルキル-ポリエーテルコポリマーもしくは対応する誘導体;
(12) ドイツ特許1165574号に従うペンタエリスリトール、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エステル、ならびに/または6〜22個の炭素原子を有する脂肪酸、メチルグリコースおよびポリオール(好ましくはグリセロールもしくはポリグリセロール)の混合エステル;ならびに
(13) ポリアルキレングリコール。
脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、グリセロールモノ-およびジエステル、ならびに脂肪酸のソルビタンモノ-およびジエステルと、またはヒマシ油のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの付加生成物は公知であり、市販製品である。それらは同族体の混合物であり、その平均アルコキシル化度は、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドの量と、付加反応が行われる基質との割合に相当する。グリセロールとエチレンオキシドとの付加生成物のC12/18脂肪酸モノ-およびジエステルは、ドイツ特許2024051号から、化粧品調製物のリファッティング剤として知られている。C8/18アルキルモノ-およびオリゴグリコシド、それらの調製物、ならびにそれらの用途は、従来技術から知られている。それらの製造は、特に、グルコースまたはオリゴ糖を8〜18個の炭素原子を有する一級アルコールと反応させることにより行われる。グリコシドエステルに関しては、環状糖残基が脂肪アルコールにグリコシド結合で結合しているモノグリコシド、ならびに、好ましくは約8以下のオリゴマー化度を有するオリゴマー性グリコシドが好適である。ここでのオリゴマー化度とは、そのような工業用(techinical grade)の製品に一般的な同族体分布に基づく統計的平均値である。
用いられる乳化剤では、両イオン性界面活性剤とすることも可能である。両イオン性界面活性剤とは、その分子内に少なくとも1個の四級アンモニウム基および少なくとも1個のカルボン酸基および1個のスルホン酸基を有する界面活性化合物をいうのに使用される用語である。特に好適な両イオン性界面活性剤は、いわゆるベタインであり、例えば、N-アルキル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばココアルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N-アシルアミノプロピル-N,N-ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばココアシルアミノプロピルジメチルアンモニウムグリシネート)、およびそれぞれアルキルまたはアシル基中に8〜18個の炭素原子を有する2-アルキル-3-カルボキシメチル-3-ヒドロキシエチルイミダゾリン、ならびにココアシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルグリシネートなどが挙げられる。特に好ましいのは、CTFA名がCocamidopropyl Betainとして知られている脂肪酸アミド誘導体である。同様に好適な乳化剤は、両性界面活性剤である。両性界面活性剤とは、その分子中にC8/18アルキルまたはアシル基とは別に、少なくとも1個の遊離のアミノ基および少なくとも1個の-COOH-または-SO3H-基を含み、内部塩を形成することができる界面活性物質を意味するものと理解される。好適な両性界面活性剤の例は、それぞれアルキル基に約8〜18個の炭素原子を有するN-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸である。特に好ましい両性界面活性剤は、N-ココアルキルアミノプロピオネート、ココアシルアミノエチルアミノプロピオネートおよびC12/18アシルサルコシンである。両性の乳化剤に加えて、四級の乳化剤もまた好適であり、それらのエステル四級タイプ、好ましくはメチル-四級化二脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が特に好ましい。
過脂肪剤としては、例えばラノリンおよびレシチン、ならびにポリエトキシル化もしくはアシル化ラノリンおよびレシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノ−ルアミドなどの物質を使用することができる、さらに後者は泡安定化剤としても有効である。
好適なパール化状ワックスは:アルキレングリコールエステル、特にエチレングリコールジステアレート; 脂肪酸アルカノールアミド、特にココヤシ脂肪酸ジエタノールアミド;部分ケン化グリセリド(patrial glycerides)、特にステアリン酸モノグリセリド;多塩基酸で、場合によりヒドロキシ置換されているカルボン酸と6〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとのエステル、特に酒石酸の長鎖エステル;脂肪物質、例えば全部で少なくとも24個の炭素原子を有する脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪族カーボネート、特にラウロン(laurone)およびジステアリルエーテル;脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸またはベヘン酸、12〜22個の炭素原子を有するオレフィンエポキシドと12〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールおよび/または2〜15個の炭素原子と2〜10個のヒドロキシ基を有するポリオールとの開環生成物、ならびにそれらの混合物である。
好適な増量剤は、12〜22個、好ましくは16〜18個の炭素原子を有する一級脂肪アルコールまたはヒドロキシ脂肪アルコール、ならびに部分ケン化グリセリド、脂肪酸もしくはヒドロキシ脂肪酸である。好ましいのは、これら物質と、同一鎖長を有するアルキルオリゴグルコシドおよび/もしくは脂肪酸N-メチルグルカミドならびに/またはポリグリセロールポリ-12-ヒドロキシステアレートとの組合せである。好適な増粘剤は、例えば、ポリサッカライド、特にキサンタンガム、グアーガム、アガーアガー、アルギネートおよびチロース(tyloses)、セルロース誘導体(例えばカルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース)、ならびに比較的高分子量のポリエチレングリコールの脂肪酸モノおよびジエステル、ポリアクリレート(例えば、Goodrich社のCarbopols(商標)もしくはSigma社のSynthalens(商標))、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤(例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド)、脂肪酸とポリオールとのエステル(例えばペンタエリスリトールもしくはトリメチロールプロパン)、狭い同族体分布を有する脂肪アルコールエトキシレートまたはアルキルオリゴグルコシド、ならびに電解質(例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウム)である。
脂肪の典型的な例はグリセリドであり、好適なワックスは、特にビーズワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、モンタンワックス、パラフィンワックスまたはミクロクリスタリンワックスであり、場合により親水性のワックス(例えばセチルステアリルアルコールもしくは部分ケン化グリセリド)と組み合わせてもよい。使用可能な安定化剤は、脂肪酸の金属塩であり、例えばステアリン酸マグネシウム、アルミニウムおよび/もしくは亜鉛、またはリシノレイン酸マグネシウム、アルミニウムおよび/もしくは亜鉛が挙げられる。
好適なシリコーン化合物は、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状シリコーン、およびアミノ-、脂肪酸-、アルコール-、ポリエーテル-、エポキシ-、フッ素-、グリコシド- および/またはアルキル変性シリコーン化合物であり、それらは室温で液状または樹脂の形態のいずれかであってもよい。脂肪の典型的な例はグリセリドであり、好適なワックスは、特にビーズワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、モンタンワックス、パラフィンワックスもしくはミクロクリスタリンワックスであり、場合により親水性のワックス(例えばセチルステアリルアルコールもしくは部分ケン化グリセリド)と組み合わせてもよい。使用可能な安定化剤は、脂肪酸の金属塩であり、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウムおよび/もしくはステアリン酸亜鉛が挙げられる。
好適な溶剤は、特に、水、および1〜6個の炭素原子を有する低級モノアルコールもしくはポリオール、ならびにそれらの混合物であり;好ましいモノアルコールまたはポリオールは、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロールおよびソルビトールである。
流動挙動を向上させるために、エタノール、イソプロピルアルコールまたはポリオールなどのヒドロトロピー剤を使用することも可能である。ここで好適とされるポリオールは、好ましくは2〜15個の炭素原子と少なくとも2個のヒドロキシ基を有している。典型例としては、次のものが挙げられる。
-グリセロール;
-アルキレングリコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、および平均分子量が100〜1000ダルトンのポリエチレングリコール;
-自己縮合度が1.5〜10の工業用オリゴグリセロール混合物、例えばジグリセロール含量が40〜50重量%の工業用ジグリセロール混合物;
-メチロール化合物、特に、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ペンタエリスリトールおよびジペンタエリスリトール;
-低級アルキルグルコシド、特にアルキル基中に1〜8個の炭素原子を有するもの、例えば、メチル-およびブチルグルコシド;
-5〜12個の炭素原子を有する糖アルコール、例えばソルビトールまたはマンニトール;
-5〜12個の炭素原子を有する糖、例えばブドウ糖またはショ糖;
-アミノ糖、例えばグルカミン。
好適な保存剤の例は、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸、および化粧品指令(the Cosmetics directive)の補遺第6版、パートAおよびBに収載されている他のクラスの物質である。
これらとしては、例えば、グラム陽性細菌に対して特異的な作用を有する全ての適切な保存剤が含まれ、例えば、トリクロサン(2,4,4’-トリクロロ-2’-ヒドロキシジフェニルエーテル)、クロロヘキシジン(1,1’-ヘキサメチルレンビス[5-(4-クロロフェニル)ビグアニド]およびTTC (3,4,4’-トリクロロカルバニリド)が挙げられる。四級アンモニウム化合物も、基本的には同様に好適であるが、好ましくは消毒用石鹸および洗浄用ローションに使用される。また、多くの香料も抗菌特性を有する。グラム陽性細菌に対して特定の有効性を有する特定の組合せがデオドラント香料の組成に使用される。また、例えばセージオイル(オイゲノール)、ミントオイル(メントール)もしくはタイムオイル(チモール)などの多くのエッセンシャルオイルまたはそれらの特徴的な成分もまた、顕著な抗菌効力を示す。
保存剤は、通常、約0.1〜0.3重量%の濃度で使用される。
挙げることができる香料油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、花(ユリ、ラベンダー、バラ、ジャスミン、橙花、イランイラン)、茎および葉(ゼラニウム、パチョリ、プチグレン)、果実(アニスシード、コリアンダー、クミン、トショウ)、果実皮(ベルガモット、レモン、オレンジ)、根(メイス、アンゼリカ、セロリ、カルダモン、コスタス、アヤメ、カルムス(calmus))、木(松の木、白檀、ユソウボク、シダーウッド、ローズウッド)、ハーブおよび草(タラゴン、レモングラス、セージ、タイム)、針状葉および枝(トウヒ、モミ、マツ、ハイマツ)、樹脂やバルサム(ガルバヌム、エレミ、ベンゾイン(安息香)、ミルラ、乳香、オポポナックス)からの抽出物である。また、動物性原料も好適であり、例えばシベット(麝香)およびカストリウム(海狸香)が挙げられる。典型的な合成香料化合物は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素のタイプの生成物である。エステルタイプの香料化合物は、例えばベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレート、p-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、ストリアリルプロピオネートおよびベンジルサリチレートである。エーテルとしては、例えばベンジルエチルエーテルが挙げられ、アルデヒドとしては、例えば、8〜18個の炭素原子を有する直鎖状のアルカン、シトラール、シトロネラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、リリアルおよびボージュナール(bourgeonal)が挙げられ、ケトンとしては、例えばイオノンであるα-イソメチルイオノンおよびメチルセドリルケトンが挙げられ、アルコールとしては、アネソール、シトロネロール、オイゲノール、イソオイゲノール、ゲラニオール、リナロオール、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールが挙げられ、炭化水素としては、主にテルペンおよびバルサムが挙げられる。しかし、好ましいのは、一緒になって心地よい香調をつくりだす異なる香料の混合物を使用することである。主に香気成分として使用される低揮発性のエッセンシャルオイルもまた、香料油として好適であり、例えばセージオイル、カモミルオイル、セージオイル、バームオイル、ミントオイル、シナモンリーフオイル、ライムブラッサムオイル、ジュニパーベリーオイル、ベチベルオイル、オリバナムオイル、ガルバナムオイル、ラボラナム(labolanum)オイルおよびラバンジンオイルが挙げられる。好ましいのは、ベルガモットオイル、ジヒドロミルセノール、リリアル、リラール、シトロネロール、フェニルエチルアルコール、α-ヘキシルシンナムアルデヒド、ゲラニオール、ベンジルアセトン、シクラメンアルデヒド、リナロオール、ボイサムブレンフォルテ(boisambrene forte)、アムブロキサン、インドール、エディオン、サンデリス(samdelice)、レモンオイル、マンダリンオイル、オレンジオイル、アリルアミルグリコレート、シクロバータル(cyclovertal)、ラバンジンオイル、クラリーセージオイル、β-ダマスコン、ゼラニウムバーボンオイル、シクロヘキシルサリチレート、ベルトフィックスコウアー(Vertfix Coeur)、イソ−E‐スーパー(Iso-E-Super)、フィクソリド(Fixolide)NP、エバニール、イラルデインガンマ(iraldein gamma)、フェニル酢酸、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、ローズオキシド、ロミルラット(Romillat)、イロチル(Irotyl)およびフロラマット(Floramat)を単独で、または混合物として使用することである。
使用可能な色素とは、例えばFarbstoffkommission der Deutschen Forschungsgemeinschaft [Dyes Commission of the German Research Council]、Verlag Chemie、Weinheimからの刊行物「Kosmetische Farbemittel」[Cosmetic Colorants], 1984, 81-106頁に掲載されているような、化粧品目的に承認されている適切な物質である。これらの色素は、通常、混合物全体に対して0.001〜0.1重量%の濃度で使用される。
毛髪用化粧品組成物の特定の特性を設定するために、本発明によるポリマーを、さらに別のヘアーセット用ポリマーとの混合の形態で使用することが有利な場合がある。
この目的に好適な他のポリマーは、例えばアニオン性、カチオン性、両性および中性のポリマーである。
アニオン性ポリマーの例は、アクリル酸およびメタクリル酸のホモ-およびコポリマーまたはそれらの塩、アクリル酸およびアクリルアミドのホモ-およびコポリマーならびにそれらの塩、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩、水溶性または水分散性ポリエステル、ポリウレタン(例えばLuviset(商標)PUR)およびポリ尿素である。特に好適なポリマーは、tert-ブチルアクリレート、エチルアクリレートおよびメタクリル酸のコポリマー(例えばLuvimer(商標)100 P)、エチルアクリレートおよびメタクリル酸のコポリマー(例えばLuviflex(商標)Soft)、N-tert-ブチルアクリルアミド、エチルアクリレートおよびアクリル酸のコポリマー(Ultrahold Strong(商標))、ビニルアセテート、クロトン酸および場合によりさらに別のビニルエステルのコポリマー(例えばLuviset CA66(商標))、場合によりアルコールと反応させた無水マレイン酸コポリマー、アニオン性ポリシロキサン、例えばビニルピロリドン、tert-ブチルアクリレート、メタクリル酸のカルボキシ官能性コポリマー(例えばLuviskol(商標)VBM)、tert-ブチルアクリレート、メタクリル酸およびジメチコンコポリオールのターポリマー(例えばLuviflex(商標)Silk)である。アクリル酸およびメタクリル酸と疎水性モノマーのコポリマー、例えば(メタ)アクリル酸のC4〜C30アルキルエステル、C4〜C30アルキルビニルエステル、C4〜C30アルキルビニルエーテルおよびヒアルロン酸、ならびにAmerhold DR-25、Ultrahold、Luviset(商標) P.U.R.、Acronal(商標)、Acudyne(商標)、Lovocryl(商標)、Versatyl(商標)、Amphomer(商標)(28-4910、LV-71)、Placise(商標)L53、Gantrez(商標)ES 425、Advantage Plus(商標)、Omnirez(商標)2000、Resyn(商標)28-1310、Resyn(商標)28-2930、Balance(商標)(0/55)、Acudyne(商標)255、Aristoflex(商標)AまたはEastman AQ(商標)の商品名で知られる他のポリマー。
他のポリマーとしては、INCI名がPolysilicone-7およびPolysilicone-8(Plus(商標)SA70、Plus(商標)VS70)として入手可能なポリマーである。
他のポリマーは、INCI名がPolyquaterniumであるカチオン性ポリマーであり、例えばビニルピロリドン/N-ビニルイミダゾリウム塩のコポリマー(Luviquat(商標)FC、Luviquat(商標)HM、Luviquat(商標)MS、Luviquat(商標)Care)、ジエチルスルフェートで四級化したN-ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー(Luviquat(商標)PQ 11)、N-ビニルカプロラクタム/N-ビニルピロリドン/N-ビニルイミダゾリウム塩のコポリマー(Luviquat(商標)Hold)、カチオン化セルロース誘導体(Polyquaternium-4および-10)、アクリルアミドコポリマー(Polyquaternium-)、Styleeze(商標)CC-10、Aquaflex(商標)SF-40およびキトサン誘導体である。
他の好適なポリマーはまた中性のポリマーであり、例えばポリビニルピロリドン、N-ビニルピロリドンおよびビニルアセテートおよび/またはビニルプロピオネートのコポリマー、ポリシロキサン、ポリビニルカプロラクタム、ならびにN-ビニルピロリドンとのコポリマー、ポリエチレンイミンおよびそれらの塩、ポリビニルアミンおよびそれらの塩、セルロース誘導体、ポリアスパラギン酸塩および誘導体である。これらとしては、以下の商品名で知られているポリマーが挙げられる:Luviskol(商標)(K、VA、Plus)、PVP K、PVP/VA、Advantage(商標)HCおよびH2OLD EP-1。
さらに、生体ポリマー、すなわち天然で再生可能な原料から得られ、天然のモノマーのビルディングブロックから形成されているポリマーもまた好適であり、例えばセルロース誘導体、キチン、キトサン、DNA、ヒアルロン酸およびRNA誘導体が挙げられる。
さらなるポリマーはまた、Yukaformer(R205、SM)やDiaformerなどのベタイン系ポリマーである。
下記の一覧には、上記で示したポリマーのINCI/CTFA名および製造元が含まれる。
Figure 2005513234
Figure 2005513234
助剤および添加剤の合計含有量は、組成物に対して1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%とすることができる。
助剤は、重合の間に存在させることができ、かつ/または重合の後で添加することもできる。
本ポリマーは、特に化粧品組成物を使用するのに適する。例えば、それらは、皮膚を清浄化するための化粧品組成物において使用できる。そのような化粧品清浄剤は、化粧石鹸、塩析石鹸(カードソープ)、透明石鹸、高級石鹸、デオドラント石鹸、クリーム石鹸、ベビー石鹸、皮膚保護石鹸、研磨石鹸および合成洗剤などの固形石鹸、ペースト状石鹸、軟質石鹸および洗浄用ペーストなどの液状石鹸、ならびに洗浄用ローション、シャワー用調製物およびジェル、バスフォーム、バスオイルおよびスクラブ調製剤などの液状の洗浄用、シャワー用および浴用の調製物、髭剃り用フォーム、ローションおよびクリームから選択される。
本発明による調製物はまた、スキンケア用の化粧品調製物においても使用できる。スキンケア組成物は、特に、W/O型またはO/W型のスキンクリーム、デイおよびナイトクリーム、アイクリーム、フェイスクリーム、皺とりクリーム、保湿クリーム、美白クリーム、ビタミンクリーム、スキンローション、ケアローションおよび保湿ローションの形態である。
それらはまた、フェイストニック、フェイスマスク、デオドラント剤、および他の化粧ローションなどの皮膚用化粧品調製剤にも適する。
さらに、本発明によるポリマーは、にきび防止組成物、虫除け剤、シェービング調製物、脱毛組成物、ヒト用衛生組成物、フットケア組成物、ならびにベビーケアにおける、毛穴の洗浄や皮膚を引き締めるためのストリップとして使用できる。
本ポリマーを、装飾用化粧品の調製物において使用することが非常に特に好ましく、特には、そのポリマーを粉末の形態で存在させる。
化粧品調製物に特に適するポリマーは、以下のものから、請求項1および/または2に従って、モノマー混合物のフリーラジカル重合によって得られるものである。
(a1) 49.5〜99重量%の(メタ)アクリレート、特にtert-ブチルアクリレート、
(a2) 0.5〜40重量%の別の(メタ)アクリレート、特にメタクリル酸、
(b) 0.5〜20重量%の次式のポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体
Figure 2005513234
[式中、
R1は、-CH3であり、
R5は、
Figure 2005513234
であり、
R4は、-H;-COCH3、C1〜C4のアルキルであり、
nは、1〜6、特に2〜4であり、好ましくは3であり、
xおよびyは、ポリシロキサンブロックの分子量が1000〜10,000になるような整数であり、
a、bは、0〜50の整数とすることができ、但し、aとbとの合計が0より大きい]。
挙げることができる装飾用化粧品調製物の例は、コンシーリングスティック(concealing sticks)、舞台メーキャップ、マスカラおよびアイシャドウ、口紅、コールペンシル、アイライナー、メーキャップ、ファウンデーション、頬紅およびパウダー、ならびにアイブロウペンシルであり、特にマニキュアである。
本ポリマーは、通常、化粧品調製物中に、調製物の全重量に対して約0.001〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%の量で存在する。
実施例
実施例1
ポリマーの製造(乳化重合)
120gの水、6.9gのDisponil FES77(=アルキルエーテルスルホネートNa塩、Henkel)および126gのジメチコンコポリオ-ル(Belsil DMC6031)ならびに113gの供給物1から混合物を調製し、80℃に加熱し、次に24gの7%濃度過硫酸ナトリウム水溶液を添加した。次に、供給物1を2時間かけて計量しながら供給した。水蒸気蒸留を行った後、混合物を60℃に冷却し、108gの炭酸水素カリウムを計量しながら供給した。
供給物1:
789gのtert-ブチルアクリレート
261gのメタクリル酸
540gの水
63gのDisponil FES77
4.53gのn-テトラデシルチオール。
実施例2
n-テトラデシルチオールに代えてn-エイコシルチオールを用いた以外は実施例1に従って、実施例2の調製を行う。
実施例3
1290gの水、6.9gのDisponol FES77および126gのジメチコンコポリオ-ル(Belsil DMC6031)ならびに113gの供給物1から溶液を調製し、80℃に加熱した。次に、24gの7%濃度過硫酸ナトリウム水溶液を添加した。供給物1を2時間かけて計量しながら供給した。さらに2時間後に65℃に冷却した後、5.4gの過酸化水素(30%濃度の水溶液)を添加した。水蒸気蒸留した後、混合物を60℃に冷却し、108gの炭酸水素カリウム溶液(10%濃度)を計量しながら供給した。
供給物1
実施例1に相当。
実施例4
n-テトラデシルチオールに代えてn-エイコシルチオールを用いた以外は実施例3に従って、実施例4を調製した。
実施例5
n-テトラデシルチオールに代えてn-デシルチオールを用いた以外は実施例3に従って、実施例5を調製した。
実施例6
n-テトラデシルチオールに代えてn-ドデシルチオールを用いた以外は実施例3に従って、実施例6を調製した。
実施例7
372gの水、2.4gのDisponil FES77(=アルキルエーテルアルキルエーテルスルホネートNa塩、Henkel)、42gのジメチコンコポリオ-ル(Belsil DMC6031=PEG/PPG-25/25 ジメチコン、Wacker)および35gの供給物1から混合物を調製し、40℃に加熱した。次に、8gの7%濃度過硫酸ナトリウム水溶液を添加した。次に、混合物を80℃に加熱し、供給物1を2時間かけて計量しながら供給した。次に、89gの水を添加し、混合物を80℃で2時間にわたり後重合した。60℃に冷却した後、47gの炭酸水素カリウム溶液(10%濃度)を添加した。
供給物1:
150gの水
21.6gのDisponil FES77
263gのtert-ブチルアクリレート
88gのメタクリル酸
0.96gのn-テトラデシルチオール。
実施例8
n-テトラデシルチオールに代えてn-エイコシルチオールを用いた以外は実施例7に従って、実施例8を調製した。
比較例
n-テトラデシルチオールに代えてエチルヘキシルチオグリコレートを用いた以外は実施例7に従って、比較例を調製した。
実施例1〜8および比較例に従って調製した分散液を、噴霧乾燥により粉末の形態に変えた。
実施例1〜8および比較例に従って調製したポリマーならびにそれらから調製した粉末の臭い評価は、5人の被験者のパネルにより行った。この目的のために、実施例に従って調製した粉末は乾燥し、30%濃度のエタノール溶液に溶解し、次に3%濃度の水溶液として配合し、2-アミノ-2-メチルプロパノールで100%中和した。粉末の臭い評価では、これらを30%濃度のエタノール溶液に溶解し、次に3%濃度の水溶液として配合し、中和した。
臭い特性の評価は、次の分類に従って行う。
「1」 臭い無し
「2」 弱い不快臭あり
「3」 強い不快臭あり
粉末および分散液は、臭いに関して次のように評価された。
グレ-ド1:C3、C4、C6(それぞれ、分散液および粉末)
グレ-ド2:C1、C2、C5、C7およびC8(それぞれ、分散液および粉末)
グレ-ド3:比較例(分散液および粉末)
Figure 2005513234
Figure 2005513234
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イソブタンおよびn-ペンタンをベースとするヘアスプレー製剤
A)
3.4% C1〜C8における粉末
0.79% AMP=2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール
14.2% n-ペンタン
2.4% n-ブタン
35.9% イソブタン
43.31% 無水エタノール
B)
3.0% Ultrahold Strong
0.5% C1〜C8における粉末
0.48% AMP
0.03% DC 190(PEG/PPG-18/18 ジメチコン;DOW Corning)
14.2% n-ペンタン
2.4% n-ブタン
35.9% イソブタン
43.49% エタノール
艶出しスプレー
2.0% C1〜C8における粉末
0.46% AMP
1.0% DC 556(フェニルトリメチコン;DOW Corning)
0.1% ニアシナミド
0.2% D-パンテノール
14.2% n-ペンタン
35.9% n-ブタン
46.14% エタノール
HFC 152Aを含有するヘアスプレーVOC80
3.4% C1〜C8における粉末
0.79% AMP
60.0% 無水エタノール
15.81% HFC 152A(ヒドロフルオロカーボン152a)
20% ジメチルエーテル
ビタミンを含有するヘアスプレーVOC55
3.4% C1〜C8における粉末
0.79% AMP
0.1% ニアシナミド
0.1% パンテノール
40.61% 水
15.0% エタノール
40.0% DME
毛髪用日焼け止めポンプスプレー
1% C1〜C8における粉末
0.23% AMP
2% Uvinul MS 40(BASF AG)
96.77% エタノール
VOC80製剤
3.96% C1〜C8における粉末
0.92% AMP
0.10% ジイソブチルアジペート
0.05% イソデカン
0.10% 香料油
0.05% D-パンテノール USP
14.78% 蒸留水
40.04% エタノール
40.0% DME(ジメチルエーテル)
VOC55製剤
3.96% C1〜C8における粉末
0.92% AMP
36.16% 蒸留水
18.96% エタノール
40.0% DME
毛髪修復剤
3.0% C1〜C8における粉末
0.69% AMP
0.2% 加水分解小麦タンパク質
0.5% D-パンテノール
5.0% プロピレングリコール
10.0% 無水エタノール
80.61% 水
UV保護作用を有する毛髪用艶出しジェル
A相 0.8% Carbopol 2001 ETD(Carbomer、B.F. Goodrich)
34.84% 水
B相 5.0% Abil 200
3.0% Karion F(D-ソルビトール)
3.0% 1,2-プロピレングリコール
1.0% Cremophor RH40
十分量 保存剤
C相 50.0% 水
0.5% Uvinul P25
1.0% C1〜C8における粉末
0.23% AMP
D相 0.63% AMP
ヘアジェル
A相 0.50% Carbopol 940
49.50% 蒸留水
0.40% トリエタノールアミン
B相 0.50% C1〜C8における粉末
0.12% AMP
20.00% 無水エタノール
28.98% 蒸留水
シャンプー製剤
1.0% C1〜C8における粉末
0.23% AMP
10.0% Tegobetaine L 7
40.0% Texapon NSO
0.1% Euxyl K 100
2.0% NaCl
46.67% 水
Luviquat Careを含有するシャンプー製剤
1.0% C1〜C8における粉末
0.23% AMP
7.7% Luviquat Care
10.0% Tegobetaine L 7
40.0% Texapon NSO
0.1% Euxyl K 100
2.0% NaCl
38.97% 水
ヘアカクテル
A)
3.00 Luvigel EM
2.00 Wacker Belsil DM 1000
3.00 Wacker Belsil CM 1000
2.00 Wacker Belsil PDM 200
2.00 Wacker Belsil ADM 6057 E
0.50 Wacker Belsil DMC 6031
1.00 マカデミアナッツ油
0.50 ビタミンE酢酸塩
1.00 Cremophor RH 40
0.40 ”Disco”香料油
B)
2.00 C1〜C8における粉末
0.46 AMP
0.10 Euxyl K 100
100となるように添加 蒸留水
マスカラ
A相 1.5% Cremophor A6
1.5% Cremophor A25
2.0% ステアリン酸
3.0% Imwitor 960 K
3.0% Softisan 100
1.5% Luvigel EM
10.0% Dow Corning 345
B相 2.0% C1〜C8における粉末
0.46% AMP
0.3% Germal 115
74.24% 水
C相 0.5% フェノキシエタノール
マスカラ
A)
25.72 蒸留水
3.00 Lutrol E 400
0.50 Keltrol F
0.10 Abiol
0.40 Euxyl K 400
1.30 Neutrol TE
B)
25.60 蒸留水(熱水)
0.98 AMP
4.40 C1〜C8における粉末
C)
8.00 カルナウバワックス
4.00 ビーズワックス
4.00 イソヘキサデカン
4.00 Panalene H 300 E
5.00 ステアリン酸
1,00 グリセロールモノステアレート
2.00 Finsolv TN
D)
7.00 Sicomet Green P 77 288
E)
3.00 Sicopearl Fantastico Gold
口紅
商品名 INCI %
Abil Wax 9801 セチルジメチコン 0.56
カルナウバワックス 2442 L カルナウバワックス 2.89
カンデリラワックス2039 Y カンデリラワックス 8.67
Lunacera W 80 セレシン 3.82
Rewopol PIB 1000 ポリイソブテン 1.16
Adeps Lanae Lite ラノリン 34.68
Crodamol ML 乳酸ミリスチル 15.03
Napvis D 10 ポリブテンNapvis 2.31
Luvitol EHO オクタン酸セテラリル 25.26
ヒマシ油 ヒマシ油 4.05
天然(-)-α-ビサボロール ビサボロール 0.12
ビタミンE酢酸塩 酢酸トコフェリル 0.87
d,l-α-トコフェロール トコフェロール 0.58
口紅基剤塊 49.50g
C1〜C8における粉末 0.50g
口紅基剤塊を溶かし、撹拌しながら粉末を加える。

Claims (17)

  1. (a) エチレン性不飽和モノマー;および
    (b) ポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体
    からの、フリーラジカル重合によるポリマーの製造方法であって、
    C13〜C22の炭素鎖長を有するアルカンチオールの存在下で上記重合を行うことを含む上記方法。
  2. (a) エチレン性不飽和モノマー;および
    (b) ポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体
    からの、フリ-ラジカル重合によるポリマーの製造方法であって、
    i) C10〜C22の炭素鎖長を有するアルカンチオールの存在下で上記重合を行い、次に
    ii) 過酸化水素で処理する
    ことを含む上記方法。
  3. ポリマーが粉末形態に変換される、請求項1または2に記載の方法。
  4. ポリマーが噴霧乾燥により粉末形態に変換される、請求項3に記載の方法。
  5. 直鎖状のアルカンチオールが使用される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. モノマー(a)に対して0.1〜5重量%のアルカンチオールが使用される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 使用されるポリアルキレンオキシド含有シリコーン誘導体(b)が、式I:
    Figure 2005513234
    [式中、
    R2は、CH3または
    Figure 2005513234
    であり、
    R3は、CH3またはR2であり、
    R4は、H、CH3
    Figure 2005513234
    または
    Figure 2005513234
    であり、
    R6は、アミノ基、カルボン酸基またはスルホネート基を含んでいてもよい1〜40個の炭素原子を有する有機基であり、c=Oである場合には、無機酸のアニオンでもあり、
    基R1は、同一であっても異なっていてもよく、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素の基もしくは3〜20個の炭素原子を有する環状脂肪族炭化水素の基のいずれかに由来するものであるか、芳香族の性質のものであるか、あるいはR5と同一であり、ここで
    R5は、
    Figure 2005513234
    であり、但し、基R1、R2またはR3の少なくとも1つは、上記の定義に従うポリアルキレンオキシド含有基であり、
    nは、1〜6の整数であり、
    xおよびyは、ポリシロキサンブロックの分子量が300〜30,000となるような整数であり、
    a、bは、0〜50の整数とすることができ、但し、aとbとの合計が0より大きく、cは、0または1である]
    のものである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 式Iが次の意味:
    Figure 2005513234
    [式中、R1およびR5は請求項7で示す意味を有する]
    を有する、請求項7に記載の方法。
  9. 式Iが次の意味:
    Figure 2005513234
    [式中、
    R1は、-CH3であり、
    R5は、
    Figure 2005513234
    であり、
    R4は、-H;-COCH3、C〜C4を有するアルキルであり、
    nは、1〜6であり、特に2〜4であり、
    xおよびyは、ポリシロキサンブロックの分子量が1000〜10,000になるような整数でであり、
    a、bは、0〜50の整数とすることができ、但し、aとbとの合計は0より大きい]
    を有する、請求項8に記載の方法。
  10. (a)の少なくとも1種が(メタ)アクリレートである、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. (a)が、
    (a1) tert-ブチルアクリレート、および/または
    (a2) メタクリル酸
    からなる群から選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. (a)が50〜99.9重量%を構成し、
    (b)が0.1〜50重量%を構成し、
    但し、それらの割合が合計して100%以下となる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. (a1)が49.5〜99.0重量%を構成し、
    (a2)が0.5〜40重量%を構成し、
    (b)が0.5〜20重量%を構成し、
    但し、それらの割合が合計して100%以下となる、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項により得られるポリマー。
  15. 粉末の形態である、請求項14に記載のポリマー。
  16. 化粧品調製物における、請求項14または15に記載のポリマーの使用。
  17. 毛髪用化粧品調製物および装飾化粧品用の調製物における、請求項16に記載の使用。
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