JP2005512570A - 新規なフィターゼおよびこれらのフィターゼを生産するための方法 - Google Patents
新規なフィターゼおよびこれらのフィターゼを生産するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005512570A JP2005512570A JP2003554900A JP2003554900A JP2005512570A JP 2005512570 A JP2005512570 A JP 2005512570A JP 2003554900 A JP2003554900 A JP 2003554900A JP 2003554900 A JP2003554900 A JP 2003554900A JP 2005512570 A JP2005512570 A JP 2005512570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phytase
- organism
- feed composition
- polynucleotide
- host organism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/37—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from fungi
- C07K14/385—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from fungi from Penicillium
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/14—Hydrolases (3)
- C12N9/16—Hydrolases (3) acting on ester bonds (3.1)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K10/00—Animal feeding-stuffs
- A23K10/10—Animal feeding-stuffs obtained by microbiological or biochemical processes
- A23K10/16—Addition of microorganisms or extracts thereof, e.g. single-cell proteins, to feeding-stuff compositions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K20/00—Accessory food factors for animal feeding-stuffs
- A23K20/10—Organic substances
- A23K20/189—Enzymes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K50/00—Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23K—FODDER
- A23K50/00—Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
- A23K50/70—Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for birds
- A23K50/75—Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for birds for poultry
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/11—DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
- C12N15/52—Genes encoding for enzymes or proenzymes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/14—Hydrolases (3)
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Animal Husbandry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Birds (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Physiology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Mycology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
Description
(a)至適温度=50℃
(b)至適pH=4〜5
(c)Km=550μm。
(a)至適温度=50℃
(b)至適pH=4〜5
(c)Km=550μm。
(a) 本発明によるポリヌクレオチドを天然状態でそのゲノム中に有する生物を、前記フィターゼの発現を可能にする条件下で培養する工程
(b) 工程(a)において培養した生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した生物の細胞を破裂させる工程
(d) 工程(c)において得た破裂細胞の抽出物を遠心分離する工程
(e) 工程(d)に由来するフィターゼ活性を有する上清を回収する工程。
(a) 本発明によるポリヌクレオチドを有する生物を、前記フィターゼの発現を可能にする条件下で培養する工程
(b) 前記生物を除去することにより培養培地を回収する工程。
(a) 本発明による形質転換された宿主生物を培養する工程
(b) 工程(a)において培養した形質転換された宿主生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した生物の細胞を破裂させる工程
(d) 工程(c)において得た破裂細胞の抽出物を遠心分離する工程
(e) 工程(d)に由来するフィターゼ活性を有する上清を回収する工程。
(a) 本発明による形質転換された宿主生物を培養する工程
(b) 前記形質転換された宿主生物を除去することにより培養培地を回収する工程。
ペニシリウムsp CBS 109899株の特性および培養
1.1.特性
PDA寒天培地(24g/lのポテトデキストロースブロス、16g/l寒天-寒天)上で、CBS 109899株の菌糸体を、30℃で生育させたところ、時間経過に際して黄色くなった。気菌糸がカラムの周囲で観察されるが、ペニシリウムの特有の構造はない。振盪させながら28℃で2日間、MN-Uri液体培地(P.J.Punt and C.A.M.J.J.van den Hondel、(1992)Methods in Enzymology 216、447-457)中で真菌を培養した後に、濾過によって菌糸体を回収し液体窒素中で粉砕した。ゲノムDNAの抽出は、粉砕物1gに対し5mlの分解バッファー(1%SDS、2%トリトンX-100、100mM NaCl、1mM EDTA、10mMトリス、pH8.0)を用いて当業者にはよく知られたフェノールクロロホルム法によって行う。精製後、2倍容のエタノールを加えることによりゲノムのDNAを沈殿された。ハイフィデリティポリメラーゼおよびプライマーPN3(配列番号5)およびPN4(配列番号6)で実行されたPCR増幅で1175bpの断片が得られ、これは以下のように配列決定された(配列番号:7)。
PN3:5'-CCGTTGGTAACCAGCGGAGGGATC-3'
PN4:5'-CCTTGGTCCGTGTTTCAAGACGGG-3'
CBS 109899株を培養するための合成媒体を決定した。それは、脱塩水中、10g/lのグルコース、0.1MのNH4NO3、1.5g/lのKH2PO4、0.5g/lのKCl、0.5g/lのMgSO4、10mg/lのMnCl2、10mg/lのZnSO4および10mg/lのFeSO4から構成される。フィターゼの発現については、PDA培地上で成長したコロニーから採取した1cm2菌糸体試料を、MSP3培地(10g/lのグルコース、NaNO3、20g/lのフィチン酸カルシウム、0.5g/lのKCl、0.5g/lのMgSO4、2.2mg/lのZnSO4、1.1mg/lのH3BO3、0.5mg/lのMnCl2、0.5mg/lのFeSO4、0.17mg/lのCaCl2、0.16mg/lのCuSO4、0.15mg/lのNa2MoO4および5mg/lのNa2EDTA)30ml中で振盪させながら30℃で7日間インキュベートする。培養物を5000rpmで10分間遠心分離し、実施例2に記載するようにして、上清を分析する。
フィターゼ活性の測定
フィターゼ活性の測定は、シミズ(1992、Biosci.Biotech.Biochem.56(8)、1266-1269)の方法に基づく。この方法の原理は、フィターゼとその基質(1mM CaCl2、pH5.5を含む、250mM酢酸塩中10g/lで調製されたフィチン酸ナトリウム溶液)との酵素反応の間に放出される無機リン酸塩の量を測定するものである。放出された無機リン酸塩の量は、このリン酸塩と色原体試薬(10.8%硫酸鉄1容積とモリブデン酸アンモニウム4容積とを0.012M H2SO4で瞬時に混合)との反応によって測定する。この反応は、高酸性媒体中、有色のリンモリブデン酸錯体(Fe2+の存在下)を形成し、生成された有色溶液の700nmで吸光度を分光分析計で測定することにより形成された錯体の量が定量される。
フィターゼ活性を含む真菌抽出物の分離
CBS 109899株を30℃で6〜8日間、エルレンマイヤーフラスコのスケールおよび3〜200リットルの発酵槽において培養する。生産培地は、10g/lのグルコース、40g/lのデンプン、25g/lの米糠、20g/lのCa2+フィチン酸塩、15g/lの塩化アンモニウム、0.5g/lの硫安および0.9g/lの脱泡剤から構成される。pHは5.5に調節するが、発酵中は制御しない。4%接種材料を用いて発酵を開始する。この接種材料は、10g/lのグルコース、10g/lのペプトン、5g/lのNa-CMC、0.5g/lの硫酸マグネシウム、0.5g/lの塩化カルシウム、0.01g/lのFeSO4.7H2Oおよび0.01g/lのMnS O4.4H2Oから構成される、30℃で3〜4日の培養物に相当する。接種材料は、胞子、または真菌が培養された寒天片(PDA培地、30℃で10日)を直接播種する。同じ条件下で3〜4日間調製した培養物それ自体で直接播種してもよい。
本発明による分離されたフィターゼの特性
得られた真菌粗抽出物の至適pHおよび至適温度、pHと温度に対する安定性およびさらにミカエリス定数を実施例2に記載された方法を使用して決定した。
基質濃度およびインキュベーション時間を変えることによりミカエリス-メンテン定数(Kmapp)および最大反応速度(Vmapp)を得た。真菌抽出物に含まれるフィターゼは、550μMのKmapp、および、毎分および試料1mg放出リン酸塩1.425μmolのVmappによって特徴づけられる。
pHおよび/または反応バッファー(pH2:KCl-HClバッファー;pH3:グリシン-HClバッファー;pH4、5、5.5および6:酢酸ナトリウムバッファー;pH7:トリス-HClバッファー)の性質を変えることにより至適pHを測定した。図1に表わす結果は、得られた最大酵素活性に対して計算された相対活性を示す。37℃で測定した真菌抽出物に含まれているフィターゼの至適pHは、pH4とpH5の間である。
酵素反応のためのインキュベーション温度を変えることにより至適温度を測定した。得られた結果を図2に表わすが、これは、測定された最大酵素活性に対して計算された相対活性を示す。真菌抽出物に含まれるフィターゼの至適温度は、pH5.5で50℃の領域にある。
酸性pHに対するフィターゼ活性の抵抗性を評価した。0〜180分間、41℃でpH2とpH6.5の間のpHに抽出物をさらした後、溶液のpHを希釈によってpH5.5に安定させる。次いで、実施例2に記載した方法によって活性を決定する。結果は、抽出物のフィターゼ活性がpH3.5まで低下させても比較的安定していることを示す。しかし、それはより酸性のpH、特にpH2ではより急速に変性される。
60℃以上の温度についてフィターゼ活性の耐熱性を評価した。抽出物を希釈した溶液(最終濃度1IU/ml)を、所与の長さの時間(30分は超過せず)、試験温度にする。常温まで戻した後、熱処理した溶液をそれぞれ実施例1Aに記載した方法によって分析する。60℃では5分からフィターゼ活性はおよそ80%減少し、同じ実験条件下80℃では1分後に事実上0になる。
本発明によるフィターゼの精製
実施例3で得られるような真菌酵素抽出物を10kDaの遮断分子量を備えた膜を使用して、限外濾過によって濃縮した。20mMグリシンバッファー(pH3)で数回洗浄することにより抽出物のイオン強度およびpHを調節する。
精製したフィターゼの微量配列決定
6.1.N-末端配列の決定
SDS-PAGE電気泳動によって得られた70および90kDaのポリペプチドバンドに対応するポリペプチドを、4℃、15時間でPVDF膜(ProBlott、Applied Biosystems)上に移した。ポリペプチドはアミドブラック10B(Sigma)で染色することにより検知し、配列決定した(パストゥール研究所、Laboratoire de Microsequensage des Proteines[タンパク質の微量配列決定研究室]、パリ)。2本のポリペプチドバンドについて同じN-末端配列(配列番号8)が得られた。
70および90kDaの2つのポリペプチドをSDS-PAGE電気泳動で単離し、アミドブラックで染色することにより検出した。70kDaのポリペプチドバンドはゲルから切り出し、ポリペプチドを37℃で18時間、エンドリシン(Endolysine)-Cでin situ分解をした。ペプチド断片をC18 DEAFカラム上のHPLCによって単離した。微量配列決定することにより4個の内部断片の配列を得た(配列番号9、配列番号10、配列番号11および配列番号12)。
配列番号:8:IPTDPQVPQ/VYF
配列番号:9:TSGGDAVNEWTALYLQK
配列番号:10:AGGAPFLAQXNPIYXQPXYV
配列番号:11:LYDPASK
配列番号:12:APGLVR
ペニシリウムsp CBS 109899のフィターゼに関係する分子プローブの生産
微量配列決定後、ペニシリウムsp CBS 109899のフィターゼをコードする遺伝子に関係のあるDNA断片をPCRによって増幅するために、ペプチドからオリゴヌクレオチドを推定した。
配列番号9の内部配列のN-末端アミノ酸配列からプライマーを推定した。N-末端配列から、センス縮重プライマーの4個のプールが推定され、配列番号9の内部配列から逆方向縮重プライマーの1個のプールが推定された。センスプライマーの各プールを、逆方向プライマーのプールと共に別々に使用した。
はじめに、ペニシリウムsp CBS 109899を、液体MN-Uri培地で培養した(28℃、180rpm、2日)。菌糸体を濾過して回収し、液体窒素中で粉砕した。ゲノムDNAの抽出は、粉砕物1gに対し5mlの分解バッファー(1%SDS、2%トリトンX-100、100mM NaCl、1mM EDTA、10mMトリス、pH8.0)および5mlのフェノールを用いて行った。水相をフェノール/クロロホルムおよびクロロホルム抽出により精製した後に、ゲノムのDNAに2倍容のエタノールを加えることにより沈殿させた。
OT ACS 17 P4.4(配列番号13)5'-ACNGAYCCNCARGTCCC
OT ACS 25 P6.1(配列番号14)5'-GCNGTCCAYTCRTTNAC
ペニシリウムsp CBS 109899のフィターゼをコードする遺伝子のクローニングおよび同定
8.1.フィターゼに関係のあるcDNAの配列の決定
cDNAの完全な配列は、増幅、サブクローニングならびに5'および3'RACE-PCR技術によるその5'末端および3'末端配列決定によって得た。
OT ACS 37 P1(配列番号20) 5'-GGCGCTCCGTTCCTTGCGCAAAC-3'
OT ACS 37 P3(配列番号21) 5'-GTAGGTCGGCTGGGAATAGATCG-3'
ゲノムDNAの断片はゲノムウォーキング技術を使用してクローンを作成した。はじめに、アダプターをEcoRV制限断片の末端部にライゲートした。これを行うために、ペニシリウムsp CBS 109899のゲノムDNAのEcoRV分解産物を、10mM MgCl2、10mMジチオスレイトール、1mM ATPおよびウシ血清アルブミン0.25μg/ml中のT4 DNAリガーゼを含む50mMトリス-HClバッファーを用いて、pH7.5、16℃で、15時間で、GenomeWalkerアダプター(CLONTECH Laboratory社)にライゲートした。反応は70℃の熱処理によって停止し、反応混合物を超純水200μl中に採取した。
cDNAからアミノ酸配列を推定し分析した(配列番号3)。微量配列決定によって得られたフィターゼの内部ペプチド配列はこのアミノ酸配列内に見つかり、配列決定されたcDNAが目的とするフィターゼに相当することを確認した。さらに、推定されたアミノ酸配列は、結合のための特異的サイト(RHGXRXP)およびリン酸塩の求核攻撃サイト(HD)を含み、これらがヒスチジン酸ホスファターゼ類のグループに属するフィターゼであると同定された。cDNA配列とゲノムDNA断片OT ACS 38.1のアラインメントから、目的遺伝子の正確な範囲を決定しそれに含まれるイントロンの位置が決定できた。
相同な配列の探索
9.1.ペニシリウムフニクロースムIMI 134756株のコスミドライブラリーの構築
P.funiculosum IMI 134756を液体MN-Uri培地(28℃、180rpm、2日)において培養した。菌糸体は濾過によって回収し、液体窒素中で粉砕した。ゲノムDNAの抽出は、粉砕物1gに対し5mlの分解バッファー(1%SDS、2%トリトンX-100、100mM NaCl、1mM EDTA、10mMトリス、pH8.0)および5mlのフェノールを用いて行った。水相をフェノール/クロロホルムおよびクロロホルムにより精製した後に、ゲノムのDNAに2倍容のエタノールを加えることにより沈殿させた。
P.funiculosum IMI 134756株のゲノムDNAへのサザンブロッティングによる分析をプローブOT ACS 29.1を用いて行った。予めいくつかの制限エンドヌクレアーゼで分解し、電気泳動によって単離したゲノムDNAを移した膜を、ハイブリダイゼーションバッファー(7% SDS;0.5Mリン酸ナトリウム、pH7.0)、65℃で10分間プレハイブリダイズした。DNA標識キット(Amersham)を使用して、α-32P dCTPをプローブに標識として付けた。標識プローブは、ハイブリダイゼーションバッファーに加え、混合物を使用前に100℃で5分間加熱した。ハイブリダイゼーションは65℃で6時間実行した。ハイブリダイゼーション後に、膜を、すすぎ用バッファー(1%SDS;0.1Mリン酸ナトリウム、pH7.0)中、65℃で15分間、3回すすぎ、次いで露出した。この分析では1つの信号だけが明らかになった。したがって、P.funiculosum IMI 134756のゲノムは、目的遺伝子を1コピーのみ含む。次いで、コスミドライブラリーを、プローブOT ACS 29.1を使用して、同じストリンジェントな条件下でスクリーニングしたところ、膜15、19および48番上でいくつかの信号が明らかになった。したがって、コスミド15F10(膜15番に関係する)は、プローブOT ACS 29.1とハイブリダイズしたDNA配列を含むものとして識別された。対応する遺伝子の位置を決定するためにこのコスミドのDNA上で制限分析を行った。遺伝子はphyFと命名された。コスミド15F10の1.3kbのNcoI断片のクローニングおよび配列決定は、配列OT ACS 29.1と強い相同性を示した。完全なphyF遺伝子は2.7kbのEcoRV-EcoRI断片に位置付けられ、クローン化され配列決定された(配列番号4)。
OT ACS 38.1(配列番号1)に含まれる遺伝子の組み換え発現
10.1.P.funiculosum IMI 134756中への遺伝子の複数コピーの導入
クローン化した遺伝子(OT ACS 38.1)を有効にするために、P.funiculosum IMI 134756株(これはフィターゼをほとんど生産しない)のゲノムに複数コピーを導入し、形質転換されたクローンが生産力の増加を示すかどうかを観察することを企図した。
特許WO 00/68401に記載されたcsl31遺伝子のプロモーターおよびターミネーターを含む発現カセットを対象フィターゼをコードするゲノムDNA断片OT ACS 38.1の領域を発現するために使用した。このために、SwaIサイトをプロモーターの末端に導入した後、発現カセットをSwaI/SpeI制限エンドヌクレアーゼで分解した。ゲノムDNA断片OT ACS 38.1に含まれるフィターゼをコードする領域を下記のプライマーを使用して増幅した。
phyGoamp4 5'TAGATATCACGATGCTCAAGCTATATGTAGCTGC 3'(配列番号22)および
phyGoamp5 5'ATACTAGTTTAGGACGTAGCATTCTTCGGAATAG 3'(配列番号23)。
ペニシリウムsp CBS 109899株を培養するための条件の最適化
11.1.フィターゼ生産に対する撹拌の影響
実施例3の条件下、400〜450rpmの範囲の撹拌速度(表4)で発酵を行った。
実施例3の条件下、発酵を行った。変わるただ1つのパラメーターは窒素源(米糠)であり、これを異なる窒素源(大豆ふすま)に置き換える(表5)。
実施例3の条件下、発酵を行った。変わるただ1つのパラメーターはCa++フィチン酸塩であり、これをCa++とMg++との複塩に置き換える(表6)。
実施例3の条件下、発酵を行った。変わるただ1つのパラメーターは発酵培地中のフィチン酸塩の量である(表7)。
ペニシリウムsp CBS 109899株によって生産したフィターゼの畜産学的効果
12.1.おんどりによるリン消化率に対するフィターゼ補填食餌の影響
実験は20羽のおんどりに対して行った。試験動物を10羽ずつの2群に分け、一方を処理群、他方を対照群とした上で、ケージの中で個別に育てた。次いで、これらに、可消化リン(P)が不足しているトウモロコシおよび大豆に基づく飼料を与え、処理動物群用飼料では、1kg当たりフィターゼ702IU(国際単位=37℃、pH5.5で、毎分リン酸塩1μmolを放出することができるフィターゼの量、10g/lのフィチン酸ナトリウム溶液)を補った。
実験は、Ross308品種の210羽のヒヨコに対して行った。動物は35羽ずつ6群に分け、4つの動物群は様々なフィターゼの投与で処理し、1群は処理していないネガティブコントロール、1群は無機リンで処理したポジティブコントロールとした。動物は1ケージ当たり5羽の割合で育て、13日(9日齢から22日齢まで)間飼育した。処理動物の4群については、トウモロコシと大豆からなり可消化リン(P)が不足している基本飼料に、フィターゼを4つの異なる濃度(飼料の1kg当たりフィターゼ243、433、738および1234IU)で補い、ポジティブコントロールについては、一カルシウム塩または二カルシウムリン酸塩の形態の無機リン0.1%を補った。
実験は、Ross308品種の210羽のヒヨコに対して行った。動物は35羽ずつ6群に分け、4つの動物群は様々なフィターゼの投与で処理し、1群は処理していないネガティブコントロール、1群は無機リンで処理したポジティブコントロールとした。動物は1ケージ当たり5羽の割合で育て、13日(9日齢から22日齢まで)間飼育した。処理動物の4群については、トウモロコシと大豆からなり可消化リン(P)が不足している基本飼料に、フィターゼを4つの異なる濃度(飼料の1kg当たりフィターゼ243、433、738および1234IU)で補い、ポジティブコントロールについては、一カルシウム塩または二カルシウムリン酸塩の形態の無機リン0.1%を補った。
実験は、およそ70kgの平均体重を有する7匹のブタに対して行った。その回腸の内容物を定量的に回収し得るように、これらの動物において回腸と直腸の吻合を外科手術によって行った。これらは、実験の必要のために個別に育てた。
実験は、およそ11kgの平均体重を備えた12匹の子豚に対して行った。動物は、6匹ずつ2群に分け、一方は処理動物群、他方は対照動物群とし、次いで、ケージにおいて個別に育てた。次いで、それらに26日間、可消化リン(P)の不足したトウモロコシと大豆に基づく飼料1kg当たりフィターゼ481IUを補填した飼料を与えた。
実験は、およそ11kgの平均体重を備えた12匹の子豚に対して行った。動物は、6匹ずつ2群に分け、一方は処理動物群、他方は対照動物群とし、次いで、ケージにおいて個別に育てた。次いで、それらに26日間、可消化リン(P)の不足したトウモロコシと大豆に基づく飼料1kg当たりフィターゼ481IUを補填した飼料を与えた。
実験は、およそ11kgの平均体重を備えた12匹の子豚に対して行った。動物は、6匹ずつ2群に分け、一方は処理動物群、他方は対照動物群とし、次いで、ケージにおいて個別に育てた。次いで、それらに26日間、可消化リン(P)の不足したトウモロコシと大豆に基づく飼料1kg当たりフィターゼ481IUを補填した飼料を与えた。
Claims (53)
- (a) 配列番号3によって記載されるフィターゼをコードする単離されたポリヌクレオチド
(b) (a)によるポリヌクレオチドとハイブリダイズする単離されたポリヌクレオチド
(c) (a)によるポリヌクレオチドに相同な単離されたポリヌクレオチド
(d) (a)、(b)または(c)によるポリヌクレオチドの断片
からなる群から選択される、フィターゼをコードする単離されたポリヌクレオチド。 - 配列番号1および配列番号2によって表わされる配列から選択される請求項1に記載のポリヌクレオチド。
- 配列番号4によって表わされる請求項1に記載のポリヌクレオチド。
- ペニシリウム属の真菌に由来する請求項1から3のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを含む単離されたポリヌクレオチド。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドによってコードされるフィターゼ。
- (a) 配列番号3によって表わされるフィターゼ
(b) (a)によるフィターゼに相同なフィターゼ
(c) (a)または(b)によるフィターゼの断片
からなる群から選択される請求項6に記載のフィターゼ。 - ペニシリウム属の真菌に由来する請求項6または7のいずれかに記載のフィターゼ。
- ペニシリウムsp CBS 109899株に由来する請求項8に記載のフィターゼ。
- (a) 宿主生物において機能する1個のプロモーター、
(b) 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチド、
(c) 宿主生物において機能するターミネーター要素
を少なくとも含み、互いに機能的に関連しているキメラ遺伝子。 - さらに前記宿主生物において機能するシグナルペプチドまたは輸送ペプチドを含む請求項10に記載のキメラ遺伝子。
- 請求項10および11のいずれかに記載のキメラ遺伝子を含む発現または形質転換ベクター。
- プラスミド、ファージまたはウィルスである請求項12に記載のベクター。
- 請求項10および11のいずれかに記載のキメラ遺伝子を含む形質転換した宿主生物。
- 微生物である請求項14に記載の宿主生物。
- 前記微生物が細菌、真菌、酵母またはウィルスから選択される請求項15に記載の宿主生物。
- 前記微生物が、コリネバクテリウム属、バチルス属、ストレプトミセス属およびエシェリキア属、特に大腸菌から選択される細菌、である請求項16に記載の宿主生物。
- 前記微生物がペニシリウム属、アスペルギルス属、クリソスポリウム属およびトリコデルマ属から選択される真菌である請求項16に記載の宿主生物。
- 前記微生物がサッカロミセス属、クルイヴェロミセス属およびピチア属から選択される酵母である請求項16に記載の宿主生物。
- 植物細胞、植物または植物の一部である請求項14に記載の宿主生物。
- フィターゼ活性を有する抽出物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを有する生物を、前記フィターゼの発現を可能にする条件下で培養する工程
(b) 工程(a)において培養した生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した生物の細胞を破裂させる工程
(d) 工程(c)において得た破裂細胞の抽出物を遠心分離する工程
(e) 工程(d)に由来するフィターゼ活性を有する上清を回収する工程
を含む方法。 - フィターゼ活性を有する抽出物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを有する生物を、前記フィターゼの発現を可能にする条件下で培養する工程
(b) 前記生物を除去することにより培養培地を回収する工程
を含む方法。 - 請求項21または22に記載の方法の工程をすべて含み、
(f) 請求項21に記載の方法については工程(e)で回収した上清からフィターゼを精製する工程
(c) 請求項22に記載の方法については工程(b)で回収した培養培地からフィターゼを精製する工程
の追加工程を加えてなる、請求項6から9のいずれか一項に記載のフィターゼの生産方法。 - 前記生物が微生物である請求項21、22または23のいずれか一項に記載の生産方法。
- 前記微生物が真菌である請求項24に記載の生産方法。
- 前記真菌がペニシリウム属の真菌である請求項25に記載の生産方法。
- 前記ペニシリウム属の真菌がペニシリウムsp CBS 109899株である請求項26に記載の生産方法。
- フィターゼ活性を有する抽出物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項14から20のいずれか一項に記載の形質転換した宿主生物を培養する工程
(b) 工程(a)において培養した形質転換した宿主生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した生物の細胞を破裂させる工程
(d) 工程(c)において得た破裂細胞の抽出物を遠心分離する工程
(e) 工程(d)に由来するフィターゼ活性を有する上清を回収する工程
を含む方法。 - フィターゼ活性を有する抽出物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項14から20のいずれか一項に記載の形質転換した宿主生物を培養する工程
(b) 前記形質転換した宿主生物を除去することにより、培養培地を回収する工程
を含む方法。 - 請求項28および29に記載の方法の工程をすべて含み、
(f) 請求項28に記載の方法については工程(e)で回収した上清からフィターゼを精製する工程
(c) 請求項29に記載の方法については工程(b)で回収した培養培地からフィターゼを精製する工程
の追加工程を加えてなる、請求項6から9のいずれか一項に記載のフィターゼの生産方法。 - 請求項6から9のいずれか一項に記載の少なくとも1種類のフィターゼを含む酵素組成物。
- 請求項14から20のいずれか一項に記載の少なくとも1種類の形質転換した宿主生物を含む飼料組成物。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを有する少なくとも1種類の生物を含む飼料組成物。
- 前記生物が真菌である請求項33に記載の飼料組成物。
- 前記真菌がペニシリウム属の真菌である請求項34に記載の飼料組成物。
- 真菌がペニシリウムsp CBS 109899株である請求項35に記載の飼料組成物。
- 請求項6から9のいずれか一項に記載の少なくとも1種類のフィターゼを含む飼料組成物。
- 請求項32から37のいずれか一項に記載の飼料組成物の単胃動物栄養のための使用。
- ブタの栄養を目的とする請求項38に記載の飼料組成物の使用。
- トリの栄養を目的とする請求項38に記載の飼料組成物の使用。
- 請求項32に記載の飼料組成物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項14から20のいずれか一項に記載の宿主生物を培養する工程
(b) 工程(a)において培養した宿主生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した宿主生物を前記材料組成物に配合する工程
を含む方法。 - 請求項33から36のいずれか一項に記載の飼料組成物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを有する生物を、前記フィターゼの発現を可能にする条件下で培養する工程
(b) 工程(a)において培養した生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した生物を前記飼料組成物に配合する工程
を含む方法。 - 請求項37に記載の飼料組成物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを有する生物を、前記フィターゼの発現を可能にする条件下で培養する工程
(b) 工程(a)において培養した生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した生物の細胞を破裂させる工程
(d) 工程(c)において得た破裂細胞の抽出物を遠心分離する工程
(e) 工程(d)に由来するフィターゼ活性を有する上清を回収する工程
(f) 工程(e)で回収した上清を前記飼料組成物に配合する工程
を含む方法。 - 請求項37に記載の飼料組成物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項1から5のいずれか一項に記載のポリヌクレオチドを有する生物を、前記フィターゼの発現を可能にする条件下で培養する工程
(b) 前記生物を除去することにより培養培地を回収する工程
(c) 工程(b)において回収した培養培地を前記飼料組成物に配合する工程
を含む方法。 - 請求項37に記載の飼料組成物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項14から20のいずれか一項に記載の形質転換した宿主生物を培養する工程
(b) 工程(a)において培養した形質転換した宿主生物を濃縮する工程
(c) 工程(b)において分離した生物の細胞を破裂させる工程
(d) 工程(c)において得た破裂細胞の抽出物を遠心分離する工程
(e) 工程(d)に由来するフィターゼ活性を有する上清を回収する工程
(f) 工程(e)で回収した上清を前記飼料組成物に配合する工程
を含む方法。 - 請求項37に記載の飼料組成物の生産方法であって、以下の工程:
(a) 請求項14から20のいずれか一項に記載の形質転換した宿主生物を培養する工程
(b) 前記形質転換した宿主生物を除去することにより、培養培地を回収する工程
(c) 工程(b)の中で回収した培養培地を前記飼料組成物に配合する工程
を含む方法。 - 工程(f)を以下の工程:
(f) 工程(e)において回収した上清からフィターゼを精製する工程
(g) 工程(f)において精製したフィターゼを前記飼料組成物に配合する工程
に置換する請求項43または45に記載の方法。 - 工程(c)を以下の工程:
(c) 工程(b)において回収した培養培地からフィターゼを精製する工程
(d) 工程(c)において精製したフィターゼを前記飼料組成物に配合する工程
に置換する請求項44または46に記載の方法。 - 植物系飼料のフィチン酸塩中に含まれる無機リン酸塩の単胃動物による同化を増加させる方法であって、請求項6から9のいずれか一項に記載のフィターゼまたは請求項31に記載の酵素組成物を前記動物の栄養中に配合する方法。
- 前記単胃動物に、請求項32から37のいずれか一項に記載の飼料組成物を与える請求項48に記載の方法。
- 単胃動物の栄養中のリン添加量を減少させる方法であって、請求項32から37のいずれか一項に記載の飼料組成物を前記動物に与える方法。
- 単胃動物の栄養に由来するリンの放出量を減少させる方法であって、請求項32から37のいずれか一項に記載の飼料組成物を前記動物に与える方法。
- 寄託番号CBS 109899を有するペニシリウム属sp.の糸状菌。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR0115954A FR2833272B1 (fr) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | Nouvelles phytases et procede de production de ces phytases |
FR01/15954 | 2001-12-10 | ||
PCT/EP2002/014863 WO2003054199A2 (en) | 2001-12-10 | 2002-12-10 | Phytases and method for producing these phytases |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005512570A true JP2005512570A (ja) | 2005-05-12 |
JP2005512570A6 JP2005512570A6 (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=8870311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003554900A Pending JP2005512570A (ja) | 2001-12-10 | 2002-12-10 | 新規なフィターゼおよびこれらのフィターゼを生産するための方法 |
Country Status (17)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7335501B1 (ja) |
EP (1) | EP1451328A2 (ja) |
JP (1) | JP2005512570A (ja) |
KR (1) | KR20040064715A (ja) |
CN (1) | CN1602357A (ja) |
AR (1) | AR037753A1 (ja) |
AU (1) | AU2002360098B2 (ja) |
BR (1) | BR0214800A (ja) |
CA (1) | CA2467207A1 (ja) |
EA (1) | EA007461B1 (ja) |
FR (1) | FR2833272B1 (ja) |
GT (1) | GT200200265A (ja) |
HN (1) | HN2002000363A (ja) |
MX (1) | MXPA04005513A (ja) |
TW (1) | TW200306350A (ja) |
WO (1) | WO2003054199A2 (ja) |
ZA (1) | ZA200403981B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200012235A (ko) * | 2018-07-26 | 2020-02-05 | 전남대학교산학협력단 | 신규 균주 페니실리움 독도엔스 및 이의 용도 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100581318B1 (ko) * | 2003-12-15 | 2006-05-17 | 주식회사 중앙바이오텍 | 페니실리움 옥살리쿰 유래의 신규 파이테즈 유전자 및파이테즈를 생산하는 형질전환 피치아 파스토리스 균주 |
WO2006063588A1 (en) * | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Novozymes A/S | Polypeptides having acid phosphatase activity and polynucleotides encoding same |
FR2888249B1 (fr) | 2005-07-08 | 2007-08-17 | Adisseo France Sas Soc Par Act | Effet synergique de l'association de phytases sur l'hydrolyse de l'acide phytique |
FR2888250B1 (fr) | 2005-07-08 | 2007-08-17 | Adisseo France Sas Soc Par Act | Phytase de debaryomyces castellii |
CN101426907B (zh) * | 2006-04-30 | 2011-04-27 | 中国农业科学院饲料研究所 | 一种植酸酶的克隆和表达 |
EP2011858B1 (en) * | 2007-07-06 | 2012-05-30 | Chr. Hansen A/S | A bile resistant bacillus composition secreting high levels of phytase |
EP3453719A1 (en) * | 2017-09-07 | 2019-03-13 | Huvepharma Eood | New thermostable phytases with high catalytic efficacy |
WO2020043497A1 (en) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | Dsm Ip Assets B.V. | Process for the production of ethanol |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3484208B2 (ja) * | 1993-08-30 | 2004-01-06 | 天野エンザイム株式会社 | 新規フィターゼ及びその製造法 |
AU2077197A (en) * | 1996-03-18 | 1997-10-10 | Novo Nordisk Biotech, Inc. | Polypeptides having phytase activity and nucleic acids encoding same |
WO1997038096A1 (fr) * | 1996-04-05 | 1997-10-16 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Nouvelle phytase et gene codant pour ladite phytase |
JP4965780B2 (ja) * | 1999-08-13 | 2012-07-04 | ザ・ヴィクトリア・ユニバーシティ・オブ・マンチェスター | フィターゼ酵素、フィターゼ酵素をコードする核酸及び上記を取り込んだベクター及び宿主細胞 |
-
2001
- 2001-12-10 FR FR0115954A patent/FR2833272B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-12-09 AR ARP020104756A patent/AR037753A1/es unknown
- 2002-12-09 GT GT200200265A patent/GT200200265A/es unknown
- 2002-12-10 HN HN2002000363A patent/HN2002000363A/es unknown
- 2002-12-10 BR BR0214800-5A patent/BR0214800A/pt not_active IP Right Cessation
- 2002-12-10 MX MXPA04005513A patent/MXPA04005513A/es not_active Application Discontinuation
- 2002-12-10 TW TW091135682A patent/TW200306350A/zh unknown
- 2002-12-10 CN CNA02824611XA patent/CN1602357A/zh active Pending
- 2002-12-10 EA EA200400787A patent/EA007461B1/ru not_active IP Right Cessation
- 2002-12-10 AU AU2002360098A patent/AU2002360098B2/en not_active Ceased
- 2002-12-10 WO PCT/EP2002/014863 patent/WO2003054199A2/en active Application Filing
- 2002-12-10 JP JP2003554900A patent/JP2005512570A/ja active Pending
- 2002-12-10 EP EP02795288A patent/EP1451328A2/en not_active Withdrawn
- 2002-12-10 CA CA002467207A patent/CA2467207A1/en not_active Abandoned
- 2002-12-10 KR KR10-2004-7007972A patent/KR20040064715A/ko not_active Application Discontinuation
-
2004
- 2004-05-21 ZA ZA200403981A patent/ZA200403981B/en unknown
- 2004-06-10 US US10/864,369 patent/US7335501B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200012235A (ko) * | 2018-07-26 | 2020-02-05 | 전남대학교산학협력단 | 신규 균주 페니실리움 독도엔스 및 이의 용도 |
KR102095200B1 (ko) | 2018-07-26 | 2020-04-01 | 전남대학교산학협력단 | 신규 균주 페니실리움 독도엔스 및 이의 용도 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2833272A1 (fr) | 2003-06-13 |
HN2002000363A (es) | 2003-10-13 |
FR2833272B1 (fr) | 2004-02-27 |
AU2002360098B2 (en) | 2007-12-06 |
WO2003054199A3 (en) | 2003-08-07 |
EA007461B1 (ru) | 2006-10-27 |
MXPA04005513A (es) | 2004-12-06 |
US7335501B1 (en) | 2008-02-26 |
CA2467207A1 (en) | 2003-07-03 |
GT200200265A (es) | 2003-07-18 |
WO2003054199A2 (en) | 2003-07-03 |
AU2002360098A2 (en) | 2003-07-09 |
AU2002360098A1 (en) | 2003-07-09 |
ZA200403981B (en) | 2005-04-06 |
EA200400787A1 (ru) | 2006-08-25 |
TW200306350A (en) | 2003-11-16 |
CN1602357A (zh) | 2005-03-30 |
EP1451328A2 (en) | 2004-09-01 |
BR0214800A (pt) | 2004-09-08 |
KR20040064715A (ko) | 2004-07-19 |
AR037753A1 (es) | 2004-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0655890B1 (en) | Recombinant cells, dna constructs, vectors and methods for expression phytate degrading enzymes in desired ratios | |
AU716845B2 (en) | DNA sequences encoding phytases of ruminal microorganisms | |
FI108299B (fi) | Mikrobifytaasia sisältävä koostumus ja sen käyttö | |
Mullaney et al. | Advances in phytase research | |
EP2613647A2 (en) | Food additive comprising an amidase for detoxifying ochratoxin | |
MXPA06006670A (es) | Xilanasas expresadas microbialmente y su uso como aditivos de forraje y otros usos. | |
US20090274792A1 (en) | Novel bacterial phytases and method for producing same | |
CN101631855B (zh) | 具有肌醇六磷酸酶活性且该酶活性的温度稳定性增强的多肽及编码所述多肽的核苷酸序列 | |
US7335501B1 (en) | Phytases and methods for producing these phytases | |
JP2005512570A6 (ja) | 新規なフィターゼおよびこれらのフィターゼを生産するための方法 | |
US20070184521A1 (en) | Novel phytase and gene | |
PL168470B1 (pl) | Sposób uwalniania nieorganicznego fosforanu z fitynianu PL | |
MXPA98010632A (en) | Dna sequences that code phytases of ruminal or stomach microorganisms |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080425 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080725 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081014 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090310 |