JP2005512050A - X線トポグラフィシステム - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 X線トポグラフィシステムは、シリコンウェーハなどの試料の限られた領域に当たるX線ビームを生成するX線発生器を含む。ソリッドステート検出器は、試料を透過した後のビームまたは試料で反射した後のビームを遮るように位置決めされる。検出器は、前記限られた領域のデジタル画像を生成するためにビーム領域と適合する画素アレイを有する。X線発生器と試料の間の相対的段階運動によって一連のデジタル画像が作成され、それらが組み合わされる。任意的に選択される実施形態においては、画像の重複を回避するために平行ビームを生成するX線光学素子が介在されるか、画像重複の影響がソフトウェアによって除去される。

Description

本発明は、例えば半導体の生産に使用されるシリコン単結晶ウェーハまたはブールの結晶構造を検査する際に使用されるX線トポグラフィシステムに関する。
例えば、高速熱アニールプロセスにおいて核となるスリップバンドなどの傷を検出するために、X線によってシリコンウェーハを検査することは知られている。そのような検査は、これまで、フィルムに露光するラングカメラによって行なわれてきた。従来技術のプロセスは、カメラシステムのサイズの大きさ、検査できるウェーハのサイズの制限および処理時間の長さ(典型的には、8インチ即ち200mmウェーハで約1時間)等の多くの欠点があった。
本発明の1つの目的は、典型的には直径300mmまでの大きな試料を検査することができ、また検査を典型的には5〜15分で迅速に行うことができるX線トポグラフィシステムを提供することである。
従って、本発明は、試料位置の方に向けられたX線ビームを生成するX線発生器と、試料位置で試料によって屈折されたX線を受けるように位置決めされた検出器とを含み、検出器が、ビーム領域に対応する画素アレイを有する電子X線検出器を含むことを特徴とするX線トポグラフィシステムを提供する。
X線ビームは、最大20ミリラジアンの比較的大きな発散を有することができる。
本発明の1つの形態においては、X線光学素子がX線発生器と試料位置の間に配置され、前記ビームを受け取ってX線を実質的に平行なビームとして透過するために配置される。
別の更に高い解像度の形態においては、X線光学素子は使用されず、像の任意の許容できない重複がソフトウェアによって除去または補償される。
検出器は、試料を透過した屈折X線を受けるように位置決めされてもよい。或は、検出器は、試料から反射した屈折X線を受け取るように位置決めされてもよい。
X線発生器は、100μm以下の光源スポットサイズを生成するように適応されることが好ましく、またターゲットから20mm未満に出口窓を有することが好ましい。
システム解像度が約25μm以上であり、検出器が、試料位置から5〜10mmに配置されていることが好ましい。
X線光学素子は、出力ビームが実質的に平行になるように、互いに僅かな角度で設定された幾つかのX線反射プレートを含むロブスターアイ(lobster eye)光学素子であることが好ましい。典型的には、プレートは、厚さ約150μmであり、金で被覆されている。
検出器は、電荷結合素子が適切であり、デジタルCCDが最も好ましい。
また、本発明は、前に定義されたようなX線トポグラフィシステムと、システムと検査する試料との間で相対段階的運動を生成するステッピング手段と、連続する段階の間で検出器の画素データを読み出す画像処理手段とを含み、段階のサイズがビーム領域とスペクトルプロファイルの関数であるX線トポグラフィ装置を提供する。
本発明のその他の特徴および利点は、次の説明と特許請求の範囲から明らかになるであろう。
次に、本発明の実施形態を図面を参照して説明するが、これは例示に過ぎない。
ウェーハ検査システムの実施形態
図1〜図3の実施形態は、特に、直径300mmまでのSiウェーハ内のスリップバンド検出に適している。
図1を参照すると、シリコンウェーハ10が、X線発生器12、X線光学要素14および全体を16で示した検出器を含むトポグラフィシステムによって検査される。
X線発生器12は、ダーラム(Durham)のBede plc of Bowburn社によるMicrosource[登録商標]X線発生器が最も適切であり、これは、WO98/13853号の発明である。簡単に述べると、Microsource[登録商標]発生器は、100μm以下のターゲット上にスポットX線源を生成するように構成された外部集束コイルを備えた真空X線管と、X線射出窓がターゲットの5〜10mm以内にある構成とを含む。Microsource[登録商標]発生器は、X線光学素子を小さなターゲットスポットの近くに配置することができ、同時に狭発散ビームを光学素子に送ることができるので、特に、本発明での使用に適している。
X線光学要素16は、発生器12からの僅かに発散するX線を受け入れ、平行X線の領域を出力として提供する任意の適切な要素である。この実施形態において使用される好ましい要素は、 「ロブスターアイ(lobster eye)」光学素子であり、このタイプのX線光学素子は従来技術においても説明されているが、X線天文学での使用に関してだけのものである。
図3に示したように、ロブスターアイ光学素子14は、鏡面反射板として働きかつ点光源から各反射板の中点までの半分の点から正確に半径方向に分岐(divergent)するように取り付けられた一連のフラットプレート18を含む。好ましい実施形態において、X線は、銅K放射(copper K radiation)であり、プレート18は、金が被覆され、厚さ約150μm、面積6×30mmおよび平均反射率80%を有する。上記の厚さに適応する実際上の最大数である合計14枚のプレートを使用すると、約(1+14)x0.8=12の理論利得が得られる。
図1に戻り、ロブスターアイ光学素子14からの出力は、ウェーハ10に入射する実質的に平行なビーム20である。屈折しないビーム20aは、ビームストップ22によって遮られる。屈折したビーム20bは、以下に説明する電子検出器要素24に入射する。
より具体的には、ビーム20は、約2mrの発散を有し、長さ約30mmの幾つかのストライプに分割される。各ストライプは、多色であり、像に縞Kα1,Kα2ができる(図2を参照)。従って、1つのストライプからの像が二重になる。
通常のラングトポグラフィ法においては、ビームを通して試料と写真乾板とが共に平行移動される。欠陥は2回観察され、1回はKα1ビームによるもの、後は、プレートが平行移動された後のKα2ビームによるものである。大きなウェーハにおいては試料からフィルムまでの距離が少なくとも50mmであり、Kα1とKα2の間の発散が約2.5x10-3なので、像は二重になり(50x2.5x10-3=0.125mm)、Kα1ビームだけを選択するために、単なる絞りではなくスリットが使用される。
本構成においては、ウェーハ10が静止しているとき像は二重にならず、Kα2とKβの強度が弱くなるだけであり、像の増加を伴うことなく、制動放射から他の成分が生じる。これは、実際には、白色放射線トポグラフのスペクトル減少部分(spectrally-reduced segment)である。
次に、ウェーハ10を1段階平行移動すると、そのとき試料のビームに当たっている部分の忠実な像が得られる。勿論、フィルム検出器を用いてこの像を第1の像に重ねることもできる。しかしながら、電子検出器要素24を使用することにより、連続した段階から得られる像を記憶してウェーハ10全体の像を電子的に生成することができる。
ウェーハ10全体がビームの全体で均一に走査されている限り、ビーム中の強度プロファイルがどのようになっているかは重要ではない。光学素子14の基本的要件は、できるだけ強いビームが元の直接ビームと平行に反射/散乱されることである。発生器12が、「点」(後で考察するような)光源を提供することがきわめて望ましい。図2の平面と垂直な線光源は、コマ収差(coma)を同じ方向に発生させ、図2の平面およびウェーハと平行な線光源は、成分Kα1とKα2とから二重像を発生させる。
解像度と光源サイズの問題に移ると、通常の解像度dの式は、次の通りである。
d=hb/a
ここで、aとbは、図2に定義されている通りであり、hは、図面と垂直な方向の光源の寸法である。図1の構成において、Microsource[登録商標]X線源の寸法により、aが75mm以上に決定され、bは、簡単に15mmと決定することができる。
X線トポグラフィ作成装置は、慣例的に、解像度1μmの目標を達成するように努力されてきており、これは、学術的研究には望ましい場合があるが、きわめて長い(日数)露光および処理時間を必要とする。可能な露光(potential exposure)は解像度の二乗に比例して減少するので、ターゲット解像度を低くすることによってゲインをきわめて高くすることができる。
半導体材料の検査と品質管理に使用するために、分離した転移(dislocations)を観察する必要はあるが、それらの相互作用の詳細を観察する必要はない。我々は、これに十分な解像度は25μmであり、実際には100μmまで使用できるとの結論に至った。
或は、X線源と試料の間の距離を約205mmに増加させることもでき、この場合、幾何学解像度は約1μmに高まり、電子検出器の画素サイズによってのみ制限される。
解像度25μmを目指すには、X線源スポットが125μmでなければならない。光学素子への結合を考慮すると、スポットサイズは100μmに制限されるが、Microsource[登録商標]発生器を100Wで運転でき、検出器画面上で20μmの解像度を提供できる。
異なるビームKα1、Kα2およびKβから複数の像が生じる可能性が依然としてあるが、これは、これらのビームが試料から僅かに異なる角度で回折するためである。しかしながら、検出器がウェーハの10mm以内にあり、ぶれ(burring)が、許容できる25μm程度である場合は、試料と検出器の距離を2〜5mmにすることができる。
試料と検出器の距離がより大きい場合は、システムの幾何学的配置によって、試料内の対象部位の像が検出器において拡大される。図4を参照すると、反射幾何学的配置(図4a)の場合のシステムの入射面での幾何学倍率m1は、次の式で与えられる。
m1=(a+b)/a
ここで、aは光源と試料の距離、bは試料と検出器の距離である。試料と検出器と間の距離に関わらず、倍率は1よりも大きい、即ち、対象部位の像は、対象部位自体よりも大きい。
透過幾何学的配置の場合(図4b)、入射面での幾何学的倍率は、次の通りである。
m1=(a−b)/a
この幾何学的配置において、倍率は、試料と検出器間の距離が光源と試料間の距離の2倍よりも大きいときだけ、即ちb>2aのときだけ1よりも大きい。倍率の符号は、b>aのときは負であり、これは、単に、対象部位の像が鏡像であることを意味する。
反射幾何学的配置と透過幾何学的配置の両方で、入射面に垂直な倍率m2は、次の通りである。
m2=(a+b)/a
従って、試料から検出器までの距離を光源から試料までの距離に対して調整することによって、システム倍率を、前述のような光源サイズにより課される解像度の限界内で変化させることができる。
前述の実施形態とベンチマーク測定値に関して、我々は、銅ターゲット上で100Wを使用して8インチ(200mm)Siウェーハを検査する露光時間が5〜10分内になることを算出した。これと対照的に、既知のシステムにおいては、光源とウェーハ間の距離が2.5mで、フィルム上に像を捕らえ、光源出力が15kWで、露光時間が1時間である。また、既知のシステムは、写真フィルム処理を必要とする。
次に検出器16を検討すると、基本的要件は、画素アレイに受けたX線強度を表す電気信号出力を提供する検出器であることである。好ましい検出器は、例えば2000×200画素の長方形構成のデジタルCCD検出器である。そのような検出器としては、24〜7.5μmの解像度のものが入手可能である。 この横縦比の検出器を使用することにより、検出器をウェーハに極めて接近させて配置することができる。これよりも複雑でない代替品は、Photonic Science Hires 社の高解像度検出器であり、これは、約12×15mmで解像度30μm、または6×7.5mmで解像度15μmを得るように構成することができる。
ウェーハ検査装置の実施形態
次に図5に移り、前述のシステムを組み込んだウェーハ検査用の装置を概略的に示す。装置40は、既知の方式でサーボモータ(図示せず)によって直交軸に沿って駆動されるXYテーブル42、Microsource[登録商標]コントローラ44、連動コントローラ46、およびサーボモータコントローラ48を含む。装置40は、典型的には約幅650mm×高さ750mmの小型の寸法のものである。
反射によるブール検査の実施形態
以上、本発明を、主に透過での動作を参照して説明した。本発明は、ウェーハ、或いは図6に示したようにブール50に対して、反射モードで同様に使用することができる。Siブールは、典型的には、直径300mm×長さ約1mである。ブール50と検査システム10,12,14の間で回転方向と軸方向の段階的な相対運動を生成するサーボモータ駆動装置を設けることによって、ブールの全体または選択部分だけを検査することができる。この場合も、要件は、対象領域を横切って検出器を段階的に移動させることによりデジタル値を得ることである。各段階での画像データを読み出し、その画像データを使用して、検査する領域全体の画像が構成されることを理解されよう。典型的には、各画素の値は、画像全体を画面に表示できるか印刷できるようになるまで、対応するメモリ位置に記憶される。画像強度を正規化しかつ別々の段階からの画像を組み合せるために、市販の画像処理ソフトウェアの使用が必要になるであろう。
X線光学素子のないシステムの実施形態
次に、図7に移り、本発明の改良した形態を考察する。図7は、図1と類似しており、類似部分は類似の参照数字で示されている。しかしながら、図7においては、ロブスターアイ光学素子14のようなX線光学素子は省略されている。この結果、試料10に達するX線ビーム20は、前の実施形態よりも発散が大きく、試料で屈折した放射はより広いスペクトルレンジを有するようになる。光学素子を使用するとき、発散を事実上約2mrに制限できる。光学素子を使用しないとき、発散はX線源の性質と動作条件に依存するが、典型的には、最大で20mrの比較的大きな発散が使用される。
そのような構成の1つの例において、Microsource[登録商標]発生器が銅陽極と共に使用された。X線撮像システムは、それぞれ公称サイズ30x30μmの512x512の画素のPhotonic Science社の撮像装置であった。これは、128メガバイトのRAMを備えた700MHz Pentium III ベースのPCに接続され、PCVisionのフレームグラバーが使用された。
図8は、シリコンウェーハのエッジ領域を検査する図7の構成から得られた1つの画像を表す。これは、Si(001)試料からの115すれすれ入射ブラッグ反射による2本の回折縞を示す。左と右の縞はそれぞれ、Kα1回折縞とKα2回折縞である。試料の縁が湾曲しているため、縞は下部が曲がっている。欠陥は、Kα1縞の上端から約2/3まで明るい白の領域として見える。
図1〜図6の実施形態において、光学素子が存在することによるKα1とKα2の回折縞は十分に接近しており、殆どの目的では、単一画像として扱われる。この実施形態において、これは、あまり重要でない用途においては許容されることがあるが、そうでない場合は、検出器によって作成された画像がソフトウェアで処理されることがある。
試料と検出器間の距離が既知の場合は、前述のように倍率mは分かっている。従って、検出器における異なるビームKα1、Kα2およびKβの分離は、試料での分離と同じではない。補正しない場合、これにより像のスペクトルぶれ(spectral blurring)が生じる。しかしながら、平面状試料の場合には、この影響は、画像を(入射面における)一次元で1/mに縮小することによって完全に補正することができる。
代替として、若しくは試料に曲がりまたは歪みがある場合は、Kα1とKα2の像をソフトウェアで分離し、後で説明するように解像度と強度を維持するように処理することができる。
以上の説明は、各段階で試料を1回露光したと仮定した。しかしながら、現在利用可能な電子X線検出器は、そのような動作を可能にするほど十分に感度が高くなく、信号対雑音比が許容できなくなる。60Hzで525ラインまたは50Hzで625ラインなどの従来のラスタ走査で動作するCCD検出器などの検出器を使用すると便利である。このケースにおいては、同一試料領域についての多数のフレームを統合しなければならず、即ち各画素の累積和をとらなければならない。利用可能な技術を用いた場合、試料の次の領域に進む前に10〜2000のフレームを統合しなければならない。
ソフトウェアの例
次に、より幅広い形式の多数のフレームを統合できるソフトウェアの1つの例を説明する。
画像の統合
この例は、図9に示され更に以下のように説明されるアルゴリズムを使用する。(<>内の文字は、プログラムソースコード内に定義されている変数を指す)
1. 32ビット浮動小数点画像(<im_expose>)と8ビット(バイト)画像(<im_temp>)を作成することによってルーチンが初期設定される。PCVisionカードのチャネル0に接続すると仮定したX線撮像システムがビデオソースとして選択される。
2. X線撮像システムから単一フレームを取得し、バイト画像<im_temp>とする(スナップする)。
3. グレースケール露光タイプが選択された場合は、ステップ4に進む。2値しきい値露光タイプが選択された場合は、現行フレーム<im_temp>を2レベル(2値)画像に変換する。指定されたしきい値よりも低い<im_temp>内の画素値はゼロ(黒)に設定され、しきい値を超える画素値は255(白)に設定される。
4. 現行フレーム<im_temp>を統合画像<im_expose>に加える。オーバフローの問題を回避するために、32ビット浮動小数点画像を使用して統合画像を記憶する。画像<im_temp>が、画素ごとに<im_expose>に加算される。得られた画像に、倍率、この場合は1.0が掛けられる。
5. <Frames>変数で指示された数のフレームが統合されるまで、ステップ2〜4を繰り返す。
6. 最後に、32ビット浮動小数点画像<im_expose>を8ビットバイト画像に変換する。32ビット画像フォーマットと8ビット画像フォーマットとの間での変換を行うために、画素値が、0〜255の範囲の値にマップされるようにスケーリングされる。このスケーリングは、3つの方法で達成することができる。即ち、a)<im_expose>を統合フレーム数で割る方法、b)最小および最大の画素値に基づいて自動的に行う方法、c)オフセットを加算すると共に倍率を掛ける方法である。後者の場合、0〜255の範囲から外れている値が切り取られる。0よりも小さい画素値は0に設定され、255を超える値は255に設定される。
7. 最終的に得られた8ビット統合画像を、指定された名前でディスクファイルに保存する。
8. 統合画像をメインプログラムウィンドウに表示する。
統合画像の結合
前節で記載したアルゴリズムに従って取得された統合画像は、試料上の位置(χ1,γ1)と(χ2,γ2)それぞれからのKα1とKα2回折縞を含む。Tileコマンドは、拡張領域にわたる分布を結合する(「Tile」は「Stitch」としても知られている) 。
Tileアルゴリズムを理解するために、我々は、画像内の画素の位置と、画像内の対象方形領域(RROI:rectangular region of interest)の位置とサイズを記述するために使用される座標空間を定義しなければならない。また、試料上の空間座標を画像またはRROI内の画素座標にマップする変換を定義することも重要である。
図10を参照すると、画像の原点は、座標(0,0)を有し、画像の左上角にある画素を指す。画像の水平側はXで表され、画像の垂直側はYで表される。従って、主画像の右下角の画素は、座標(X,Y)を有する。
RROIの原点は、その親画像の原点に対して座標(x,y)を有する。RROIの水平方向の広がりはdxで表され、垂直方向の広がりはdyで表される。従って、RROIの右下角の画素は、その親画像の原点に対して座標(x+dx,y+dy)を有する。
図10は、画像の座標とRROIの座標の関係を示す。画像内のワールド座標(x,y)とRROI座標(x,y)の間の変換に使用される式は、次のように表される。
x=(x−x0)/dx
y=(y−y0)/dy
ここで、(x0,y0)は、ワールド座標で表した原点であり、dxとdyは、それぞれx(水平)方向とy(垂直)方向のX線撮像カメラの画素寸法である。ここで、我々は、x方向とy方向の意味が画像内のものと等しいと仮定した。画像とRROI両方の画素座標は、x座標が左から右(水平方向)に大きくなるように配置される。y座標は、上から下(垂直方向)に大きくなる。
Tileコマンドによって使用されるアルゴリズムを図11に示し、以下のように更に詳しく説明する(<>内の文字は、プログラムソースコード内で定義されている変数を指す)。
1. 32ビット浮動小数点画像(<im_tile>)と、この画像内の対象方形領域(RROI)(<rroi_tile>)を作成することによりルーチンが初期設定される。ビデオソースとして、PCVisionカードのチャネル0に接続する仮定したX線撮像システムを選択した。
2. ユーザが選択した .ini ファイルから、原点(<OriginX>、<OriginY>)と、ワールド座標でそれぞれ<ScaleX>と<ScaleY>によって表された水平方向と垂直方向の画素サイズを読み出す。
3. 位置(<x>,<y>)と<dx>と<dy>で表された水平方向と垂直方向の寸法とをそれぞれ .ini ファイルから読み出す。これらの値は、ワールド単位(典型的にはmm)である。また、このワールド位置と関連した統合画像ファイルの名前を読み出す。
4. 一時的8ビット画像<im_temp>を作成し、ステップ3で得たファイルをこの画像に読み込む。
5. 一時画像<rroi_temp>内にRROIを作成する。<rroi_temp>の開始位置とサイズは、回折縞の1つまたは両方を含むように選択される。
6. 画素ごとに<im_temp>から一定の値を減算する。この一定の値は、何れの回折縞からも遠い領域内の平均画素値、即ち背景画素値である。
7. 式1.1に従ってRROI<rroi_tile>を移動させる。<rroi_tile>のサイズを<rroi_temp>のサイズと合うように調整する。
9. RROI<rroi_temp>をトポグラフRROI<rroi_tile>に加える。オーバフローの問題を回避するために、32ビット浮動小数点画像を使用してトポグラフを記憶する。画像<rroi_temp>が、画素ごとに<rroi_tile>に加算される。得られた画像に倍率を掛ける。この場合、倍率は1.0に設定される。
10. 一時画像<im_temp>とRROI<rroi_temp>を削除する。
11. ユーザが選択した .ini ファイル内の全ての統合ファイルの処理が完了するまでステップ3〜9を繰り返す。
12. 32ビット浮動小数点画像<im_tile>を8ビットバイト画像に変換する。32ビット画像フォーマットと8ビット画像フォーマットとの間での変換を行うために、画素値が、0〜255の範囲の値にマップされるようにスケーリングされる。このスケーリングは、次の3つの方法で達成することができる。即ち、a)<im_expose>を統合したフレームの数で割る方法、b)最小および最大の画素値に基づいて自動的に行う方法、c)オフセットを加えると共に倍率を掛ける方法である。後者の場合、依然として0〜255の範囲から外れている値は切り取られる。0よりも小さい画素値は0に設定され、255よりも大きい画素値は255に設定される。
13. 最終的に得られた8ビット統合画像を、ディスクファイルに指定された名前で保存する。
14. 画像<im_tile>および関連したRROI<rroi_tile>を削除する。
15. 最後に、統合画像をメインプログラムウィンドウに表示する。
ExposeとTileの例
図12と図13は、前述のExposeおよびTileコマンドを使って作成された選択した反射トポグラフを示す。従来のX線トポグラフィとの比較を容易にするために、トポグラフは全て反転されている。白い領域は、X線を弱く回折する領域であり、黒い領域は、強く回折する領域である。
図12と図13は、Kα1とKα2両方の回折縞を使って作成された反射トポグラフを示す。統合画像は、水平間隔0.1mmで収集され、各画像において250フレームが統合された(これは、1画像当たり約12秒の取得時間に相当する)。公称値0.30mmの代わりに0.28mmの画素サイズを使用した。これにより、最も鮮明なトポグラフが得られた。
図12に示したトポグラフを作成するために使用した統合画像を取得するとき、回折縞が垂直になるように試料を正確に位置決めした。図13に示した統合画像のケースでは、そのような位置決めは行わなかった。このケースでは、我々は、回折縞が垂直方向から数度傾いていることがすぐに分かる。これは、試料の傾斜(χ軸)が入射X線ビームに対して不適切に調整されたためであった。平坦な試料の場合は、回折縞が垂直になるように試料を位置合わせすることは容易である。しかしながら、巨視的に見て曲がっているかまたは歪んでいる試料は、回折縞が垂直方向に対して傾斜することがある。実際にそのような場合は、Kα1とKα2の放射が重ならないので、最終的に得られたトポグラフが、ぼやけたりゴースト画像を含んだりする。図13に、この影響の人為的な例を示す。このトポグラフは、これらの縞が垂直方向から数度ずれるようにχ軸が調整された状態でKα1とKα2の両方の回折縞を使用して作成された。
位置合わせが不適切な試料或いは巨視的に見て曲がっている試料からのトポグラフのぶれを除去するために、強度が低い成分を阻止する金属フィルタを設けることによってKα1回折縞だけを使用してトポグラフを作成できることは当然である。
例えば、ニッケル金属は、X線発生器内で銅ターゲットを使って生成された放射のKβ成分を除去する働きをする。フィルタは、X線発生器とロブスターアイ光学素子の間に取り付けられる。しかしながら、これを行うと、我々は、利用できる強度の1/3、即ちKα2回折縞に含まれる強度を無駄にすることになる。更に、この手順は、トポグラフの形状歪(傾斜(slanting))を修正しない。これは、図13でも明らかである。
KαおよびKα2画像の追加
利用可能な強度の全てを使用してぶれや形状歪のないトポグラフを作成するために、我々は、前述の基本Tileアルゴリズムに対する以下のような修正を提案する。
1. 各統合画像内のRROIをKα1回折縞だけを含むように定義した状態で、基本Tileアルゴリズムを使用してトポグラフを生成する。
2. ステップ1を繰り返すが、Kα2回折縞だけを含むようにRROIを定義する。
3. ステップ1と2で作成したトポグラフにアフィン変換を実行して、Kα1とKα2の画像を互いの上にマップする。
4. 変換したKα1およびKα2トポグラフを相互に加える。
ここで、アフィン変換は、まだ指定されていない平行移動、回転および切断画像処理操作の一般名称である。
回折縞が垂直方向に対して傾斜している角度αを決定し修正するために、我々は、以下のような簡単な手法を提案する。まず、我々は、統合画像の上部と下部の数パーセントに2つのRROIを定義する。次に、これらのRROIを水平軸に投影し、即ち、画素値を画像内の水平線に沿って加算する。画像の上部と下部における最大画素値のx位置(サブピクセルの精度を得るために投影をピーク関数に当てはめる)を一次方程式(2つの点を通る直線)に当てはめてαを決定することができる。この手順を、最終的なトポグラフを構成する全ての統合画像について繰り返す。次に、画像を、αの値をゼロに修正する別のアフィン変換によって切断し、その後で段階的統合を実行する。
変形
以上の実施形態を変形することができる。
実質的に平行な出力が得られれば、ロブスターアイ光学素子以外のX線光学素子を使用することができる。例えば、放物線状反射(parabolic specular)または多層の光学素子、詳細には放物線状グレーデッド多層(parabolic graded multilayer)を使用することができるが、これらは、ロブスターアイ光学素子よりも高価である可能性が高い。
光学素子の両側のアパーチャは、ノングレーデッド多層板を使用することによって拡張でき、或いは、雲母などの結晶反射板を使用することによって更に拡張できる。
現在のロブスターアイ光学素子の実際上の限界は、幅30mmであると考えられる。Microsource[登録商標]発生器は、50mmの距離で全アパーチャを40〜45mmにすることができ、従って、より広い光学素子を作成できれば、露光をそれに比例して減少できる。
また、前述の光学素子よりも複雑でない光学素子を使用した場合、幾分性能は下がるものの、実用的な性能を提供できる。2つのプレートだけのロブスターアイ光学素子でも、利得が2.6倍になり、8インチウェーハの処理時間が20〜25分になる。
Microsource[登録商標]X線発生器の使用は、2つの理由のために好ましい。1つは、光学素子をX線源のきわめて近くに配置できることである。もう1つは、測定のニーズに応じて解像度とスループットのバランスを変更するために、機械的変更なしにパワーとX線源のサイズを電子的に制御できることである。また、後者の要素は、比較的低い解像度で試料を走査して何らかの矛盾のある領域を検出し、次にその領域をより詳細に検査することを可能にする。
しかしながら、本発明は、Microsource[登録商標]発生器の使用に限定されず、X線を生成する他の手段を使用することができる。
Siのスリップバンドの検出を参照して説明したが、本発明は、CaF2などのEUV光学材料並びにSiCおよびIII−V族結晶内の欠陥検出など、他の材料でも有用である。
本発明の範囲内で他の変形および改良を行うことができる。
発明を実施する1つのシステムを示す概略側面図である。 図1のシステムの動作を示す図である。 図1の1つの構成要素をより詳細に示す図である。 本発明の装置において遭遇する可能性のある幾何学的拡大効果を示す図である。 図1のシステムを含む装置の概略図である。 装置の代替形態を示す図である。 X線光学素子のない変形したシステムを示す図である。 本発明を実施するシステムによって得られる像の例を示す図である。 本発明の1つの形態において使用されるアルゴリズムの流れ図である。 像を結合する際に使用される幾何学的座標を示す図である。 像を結合する際に使用されるアルゴリズムの流れ図である。 統合画像の例を示す図である。 統合画像の例を示す図である。

Claims (17)

  1. 試料位置に向けられたX線のビームを生成するX線発生器と、
    試料位置にある試料によって屈折されたX線を受けるように位置決めされた検出器とを含み、
    検出器が、検出器におけるビーム領域に対応する画素のアレイを有する電子X線検出器を含むX線トポグラフィシステム。
  2. ビームが、最大20ミリラジアンの発散を有することを特徴とする請求項1に記載のX線トポグラフィシステム。
  3. X線発生器と試料位置の間に配置され、前記ビームを受け、X線を実質的に平行なビームとして透過するX線光学素子を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線トポグラフィシステム。
  4. 検出器が、試料を透過して屈折されたX線を受けるように位置決めされたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のX線トポグラフィシステム。
  5. 検出器が、試料から反射された屈折X線を受け取るように位置決めされたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のX線トポグラフィシステム。
  6. 検出器における幾何学的倍率が、試料と検出器間の距離と光源と試料間の距離との関係を調整することによって調整可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のX線トポグラフィシステム。
  7. X線発生器が、100μm以下の光源スポットサイズを生成するように適応され、ターゲットから20mm未満に出口窓を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のX線トポグラフィシステム。
  8. システム解像度が、15〜100μm、好ましくは約25μmであり、検出器が、試料位置から5〜30mm、好ましくは5〜10mmに配置されたことを特徴とする請求項7に記載のX線トポグラフィシステム。
  9. X線光学素子が、多くの平行なX線反射板を含むロブスターアイ(lobster eye)光学素子であることを特徴とする請求項3に記載のX線トポグラフィシステム。
  10. 板が、厚さ約150μmでありかつ金で被覆されていることを特徴とする請求項9に記載のX線トポグラフィシステム。
  11. 検出器が、電荷結合素子であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のX線トポグラフィシステム。
  12. 請求項1から11のいずれかによるX線トポグラフィシステムと、システムと検査試料との間で相対段階的運動を生成するステッピング手段と、連続した段階の間で検出器の画素データを読み出す画像処理手段とを含み、段階のサイズがビーム領域の関数であることを特徴とするX線トポグラフィ装置。
  13. ステッピング手段が、X線発生器と検出器に対して移動可能なXYテーブルと、XYテーブルを直交する方向に段階的に移動させるように配列された1対のサーボモータとを含むことを特徴とする請求項12に記載のX線トポグラフィ装置。
  14. ステッピング手段が、ブール(boule)をX線発生器と検出器に対して回転させかつ軸方向に平行移動させるように配置されたブール搬送装置と、ブール搬送装置を回転方向と平行移動方向に段階的に移動させるように配置された1対のサーボモータとを含むことを特徴とする請求項12に記載のX線トポグラフィ装置。
  15. 画像処理手段が、各段階から出力された画素データを記憶する手段と、連続する段階からのデータを結合して合成画像を形成する手段とを含むことを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか1項に記載のX線トポグラフィ装置。
  16. 検出器がラスタ走査で動作し、各段階の画像が、複数の走査フレームを統合することによって導出されることを特徴とする請求項12から請求項15のいずれか1項に記載のX線トポグラフィ装置。
  17. X線ビームが、検出器において画像の重複(doubling)を生成するのに十分な発散を有し、画像処理手段が、前記画像重複の影響を除去するように機能することを特徴とする請求項12から請求項16のいずれか1項に記載のX線トポグラフィ装置。
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