JP2005511304A - 圧縮された吸収性ポリマー及び製造方法並びにその使用 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に衛生分野で使用される、寸法安定性が十分であると同時に耐磨耗性が十分な、圧縮された吸収性ポリマーを提供する。
【解決手段】少なくとも合成超吸収体粒子を含む組成物に少なくとも3kN/cmの比接触力または少なくとも3kN/cmの圧力を加えることにより製造可能な圧縮された超吸収体であって、使用される粒子の5%を超えるものが250μm以下の粒径を有する圧縮された超吸収体、該超吸収体の製造方法、この種類の超吸収体から製造される複合材料、および該超吸収体の使用。

Description

本発明は、少なくとも合成超吸収体粒子を含む混合物に比接触力または圧力を加えることにより製造可能な圧縮された超吸収体、及び該超吸収体の製造方法、この種類の超吸収体から製造される複合材料、および該超吸収体の使用に関する。
いわゆる超吸収体は、多くの技術または衛生分野において頻繁に使用されており、種々の環境における水性液体による不利な影響を回避するために水性液体を吸収し、実質的に結合させて固相にする必要がある場合に使用される。超吸収体としては、合成ポリマーからなる化合物または該合成ポリマーを含む化合物が特に頻繁に使用されている。
超吸収体は一般に、実質的に乾燥していれば、脆性の塩として得られる。しかし、実際にはこれが原因で一連の問題が発生する。なかでも、超吸収体の透過性および吸収特性は、粒径により影響を受ける。特に、小さい粒子は、水または水溶液と接触した際にきわめて迅速に膨潤することで、より大きい粒子の毛細管構造を封鎖するため、超吸収体の透過性を大幅に制限し、したがって該超吸収体の吸収特性に不利な影響を与える。
超吸収体の一般用途において、超吸収体は概して粒径が約150〜約850μmになるように粉砕される。しかし、材料が脆性であるため、この操作において粒径が150μm未満の粒子の割合が大きくなる。これらの粒子は前記の理由により超吸収体の使用前に除去しなければならない。一般に、除去は篩い分けにより行われる。ただし、これにより分離された粒径が250μm未満の材料は、条件つきで製造プロセスにリサイクル可能である。したがって従来は、超吸収体の製造において、微粉末部分が生じ、コストをかけてで保管するか処分しなければならなかった。
この問題に対処するために、従来この種類の微粉末を製造サイクルに戻すための多くの試みが行われていた。例えば従来技術として、微粉末を重合プロセスにリサイクルし、重合によってより大きいポリマー構造に再生する方法が知られている。粒径が250μm未満の粒子を重合プロセスにリサイクルした場合には、架橋剤としての効果がある。しかし、架橋特性が粒子の電荷によって異なるという点で不利であり、したがって所定の特性を有する所定の最終製品を得ることが困難である。
米国特許出願第5002986号公報には、混合ゾーン中の超吸収体粒子をイオン性架橋剤の水溶液に接触させることによって吸収率を高めることが開示されている。しかし、この方法により実現された平均粒径の増大は、概して実用に十分ではなく、また搬送安定性も不十分である。
国際公開公報WO99/30752号は、吸収性製品中の悪臭を防止するための圧縮された粒子に関する。この明細書に記載の圧縮された粒子は、結合剤を使わず圧縮することにより製造される。この凝集物は水と接触した際、元の微粉末に容易に分解する。
従来技術による方法には、得られた圧縮材料の磨耗安定性が一般に十分でないか、後者の明細書に記載のように、粒径が250μm未満の超吸収体粒子を大量に処理するのに適していないという問題がある。
さらに、従来技術による方法では、前記微粉末を単独で、またはより大きい粒子と共に加工して、特に衛生分野で使用される吸収性と安定性が十分な成形体にすることが可能とはいえない。
米国特許出願第5002986号明細書 国際公開WO99/30752号パンフレット
本発明の目的は、特に衛生分野で使用される、寸法安定性が十分であると同時に耐磨耗性が十分な、圧縮された超吸収体を提供することにある。本発明の別の目的は、特に衛生分野で使用される、粒径が250μm未満の第一の粒子の割合が高く、またそれにもかかわらず吸収性が十分な、圧縮された超吸収体を提供することにある。
本発明の別の目的は、粒径が250μm未満の超吸収体粒子が使用可能な、圧縮された超吸収体の製造方法を提供することにある。
粒径が250μm未満、好ましくは200μm未満、特に好ましくは150μm未満の超吸収体粒子に、場合により結合剤の存在下で、特定の比接触力または圧力を加えることにより、該超吸収体粒子を成形品に加工可能であることが分かった。
本発明の目的は、以下に記載の圧縮された超吸収体粒子およびその製造方法により達成される。
したがって、本発明の主題は、少なくとも合成超吸収体粒子を含む混合物に少なくとも3kN/cmの比接触力、または少なくとも3kN/cmの圧力を加えることにより製造可能な圧縮された超吸収体であって、使用される粒子のうち5%超、好ましくは20%超、特に好ましくは35%超について粒径が250μm以下、好ましくは200μm以下、特に好ましくは150μm以下であることを特徴とする圧縮された超吸収体である。本発明の超吸収体の好ましい一態様では、粒子のうち35重量%超について粒径が150μm未満である。
本発明において「圧縮された超吸収体」と称する組成物は、少なくとも1種の超吸収体を含む。本発明における超吸収体としては、1g当たり少なくとも4g、好ましくは少なくとも10g、特に好ましくは少なくとも100gの水を吸収可能な合成材料または少なくとも一部が合成された材料が原則として好適である。本発明の好ましい一態様では、吸収体として合成材料、特に吸収性ポリマーが使用される。
本発明において好適な吸収性ポリマーは、1個の酸性基を有する少なくとも1種のモノエチレン性不飽和モノマーをベースとする少なくとも1種のポリマーを含むことが好ましい。使用されるモノマーの酸性基を完全または部分中和することが可能であり、部分中和が可能であることが好ましい。これに関連しては、ドイツ特許第19529348号明細書を参照し、ここに引例として導入される該明細書の開示内容が本明細書の開示内容の一部をなすものとみなす。
1個の酸性基を有するモノエチレン性不飽和モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、α−クロロアクリル酸、α−シアノアクリル酸、β−メチルアクリル酸(クロトン酸)、α−フェニルアクリル酸、β−アクリロキシプロピオン酸、ソルビン酸、α−クロロソルビン酸、2’−メチルイソクロトン酸、桂皮酸、p−クロロ桂皮酸、ステアリン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、アコニット酸、マレイン酸、フマル酸、トリカルボキシエチレン、マレイン酸無水物;例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート等の上記の酸、好ましくはアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシル基またはアミノ基含有エステル、およびメタクリル酸の類縁誘導体が好ましく、アクリル酸およびメタクリル酸が特に好ましく、アクリル酸がさらに好ましい。
本発明においては、1個の酸性基を有するモノエチレン性不飽和モノマーに加えて、1個の酸性基を有するモノエチレン性不飽和モノマーとは異なるコモノマーをもベースとする好適なポリマーを超吸収体に使用可能である。コモノマーとしては、エチレン性不飽和スルホン酸モノマー、エチレン性不飽和ホスホン酸モノマー、およびアクリルアミドが好ましい。
エチレン性不飽和スルホン酸モノマーとしては、脂肪族または芳香族ビニルスルホン酸、もしくはアクリルスルホン酸またはメタクリルスルホン酸が好適である。脂肪族または芳香族ビニルスルホン酸としては、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、4−ビニルベンジルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、およびスチレンスルホン酸が好ましい。アクリルスルホン酸またはメタクリルスルホン酸としては、スルホエチルアクリレート、スルホエチルメタクリレート、スルホプロピルアクリレート、スルホプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3−メタクリロキシプロピルスルホン酸、および2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸が好適である。
また、ビニルホスホン酸、アリルホスホン酸、ビニルベンジルホスホン酸、アクリルアミドアルキルホスホン酸、アクリルアミドアルキルジホスホン酸、ホスホノメチル化ビニルアミン、および(メタ)アクリルホスホン酸誘導体等のエチレン性不飽和ホスホン酸モノマーも好ましい。
アクリルアミドとしては、N−ビニルアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−N−メチルアセトアミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン、N,N−ジメチルプロピルアクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、またはジエチルアクリルアミド等のアルキル置換アクリルアミドもしくはアクリルアミドまたはメタクリルアミドのアミノアルキル置換誘導体;およびこれらのメタクリルアミド誘導体;ならびにアクリルアミドおよびメタクリルアミドが挙げられ、アクリルアミドが好ましい。
コモノマーとしてはまた、水溶性が低いモノマーを全モノマーに対して0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜15重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%の量で使用可能である。この種類のモノマーとしては例えば、エチルアクリレートおよびエチルメタクリレート、ブチルアクリレートおよびブチルメタクリレート等のアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エステル、ビニルアセテート、スチレン、またはイソブチレンおよびこれら2種以上の混合物が挙げられる。
さらに、水溶性のポリマーを全モノマーに対して0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜15重量%、特に好ましくは0.5〜5重量%の量でモノマー溶液に加えることが可能である。このポリマーとしては前記モノマーのポリマーまたはコポリマー、例えば、ポリアクリル酸、部分ケン化ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリアルキレングリコール、デンプンおよびデンプン誘導体、セルロースおよびセルロース誘導体、ならびに他の多糖類等が挙げられる。
前記の酸はいずれも遊離酸または塩として重合可能である。また、部分中和も可能である。さらに、完全または部分中和は重合後に行うことも可能である。モノマーの中和は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アンモニア、および炭酸塩または重炭酸塩、もしくはこれらの2種以上の混合物を使用して行うことが可能である。さらに、中和されるべき酸と水溶性の塩を形成するすべての塩基が、原則として好適である。様々な塩基を混合して中和することもあり得る。アンモニアとアルカリ金属水酸化物を使用した中和が好ましく、水酸化ナトリウムとアンモニアを使用した中和が特に好ましい。
本発明の好ましい一態様において、本発明の圧縮に使用可能な超吸収体は、以下の特性のうち少なくとも1つを有する。
(a)ERT(EDANA推奨試験)440.1−99による0.9重量%食塩水の最大吸収量が10〜1,000g/g、好ましくは15〜500g/g、特に好ましくは20〜300g/g。
(b)ERT470.1−99による0.9重量%食塩水で抽出可能な部分が、超吸収体に対して30重量%未満、好ましくは20重量%未満、特に好ましくは10重量%未満。
(c)ERT440.1−99による0.9重量%食塩水の最大吸収量の80%に達するまでの膨潤時間が0.01〜180分、好ましくは0.01〜150分、特に好ましくは0.01〜100分。
(d)ERT460.1−99による嵩密度が300〜1,000g/l、好ましくは310〜800g/l、特に好ましくは320〜700g/l。
(e)ERT400.1−99による超吸収体1gの1リットル水溶液のpH値が4〜10、好ましくは5〜9、特に好ましくは5.5〜7.5。
(f)ERT441.1−99によるCRCが10〜100g/g、好ましくは15〜80g/g、特に好ましくは20〜60g/g。
上記特性のうち2つ以上の特性の組み合わせは、それぞれ本発明の超吸収体の好ましい態様である。さらに、本発明の態様としては、a、b、c、d、e、fの特性 またはab、abc、abcd、abcde、abcdef、bc、bcd、bcde、bcdef、cd、cde、cdef、de、def、efで表される特性の組み合わせを有する超吸収体が特に好ましく、a、b、c、f、ab、abfで表される特性または特性の組み合わせを有する超吸収体がさらに好ましい。
本発明の超吸収体は、各種の重合方法により前記モノマーから製造可能である。これに関連しては例えば、塊状重合、溶液重合、噴霧重合、逆乳化重合、および逆懸濁重合が挙げられる。溶液重合は、水を溶媒として行うことが好ましい。溶液重合は連続的または断続的に行うことが可能である。従来技術においては、開始剤ならびに反応溶液の温度、種類、および量といった、反応割合に関する変数の範囲が広い。一般的な方法は以下の特許明細書、すなわち米国特許第4286082号明細書、ドイツ特許第2706135号明細書、米国特許第4076663号明細書、ドイツ特許第3503458号明細書、ドイツ特許第4020780号明細書、ドイツ特許第4244548号明細書、ドイツ特許第4323001号明細書、ドイツ特許第4333056号明細書、ドイツ特許第4418818号明細書に記載されている。該明細書をここに引例として導入し、重合プロセスに関する該明細書の該当部分が本明細書の開示内容の一部をなすものとみなす。
本発明において圧縮に使用可能な超吸収体は、例えば化学架橋剤を使用する架橋、熱架橋、放射線架橋、またはこれらの方法のうち2つ以上を使用して架橋することが可能であるが、化学架橋剤を使用する架橋が好ましい。
化学架橋は、当業者に公知のいずれの架橋剤を使用して行ってもよい。この種類の架橋剤は、使用されるモノマーの総重量に対して7重量%未満、好ましくは0.1〜5重量%の量で使用することが好ましい。本発明の好ましい架橋剤はポリアクリル酸またはポリメタクリル酸エステルであり、ポリメタクリル酸エステルは例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリコール、またはポリプロピレングリコール等のポリオールまたはエトキシ化ポリオールをアクリル酸またはメタクリル酸で転化させることで得られる。
架橋剤としてはまた、ポリオール、アミノアルコール、ならびにこれらのモノ(メタ)アクリル酸エステルおよびモノアリルエーテルが使用可能である。架橋剤としてはさらに、ポリオールおよびアミノアルコールのモノアリル化合物のアクリル酸エステルも好適である。これに関連しては、ドイツ特許第19543366号明細書およびドイツ特許第19543368号明細書を参照する。該明細書の開示内容をここに引例として導入し、本明細書の開示内容の一部をなすものとみなす。
好適な架橋剤としては例えば、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジールメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールトリメタクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリアクリレート、トリス(2−ヒドロキシ)イソシアヌレートトリメタクリレート、ポリカルボン酸のジビニルエステル、ポリカルボン酸のジアリルエステル、トリアリルテレフタレート、ジアリルマレエート、ジアリルフマレート、ヘキサメチレンビスマレインアミド、トリビニルトリメリテート、ジビニルアジペート、ジアリルサクシネート、エチレングリコールジビニルエーテル、シクロペンタジエンジアクリレート、トリアリルアミン、ハロゲン化テトラアリルアンモニウム、ジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、N,N’−メチレンビスメタクリルアミド、およびエチレングリコールジメタクリレートが考えられる。これらのうち好ましい架橋剤は、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、N,N’−メチレンビスメタクリルアミド、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリアリルアミン、またはこれら化合物2種以上の混合物である。
本発明において使用可能な超吸収体は、例えば後架橋することも可能である。いわゆる「後架橋剤」としては、有機炭酸塩、第四級ポリアミン、多価金属化合物、および未処理の超吸収体中のカルボキシル基と反応可能な少なくとも2個の官能基を有する化合物が好適である。後架橋剤とは、特にエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコール、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、プロパノールアミン、ポリオキシプロピレン、オキシエチレン−オキシプロピレンのブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリビニルアルコール、およびソルビトール等のポリオールおよびアミノアルコール;エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、およびポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル等のポリグリシジルエーテル化合物;2,2−ビスヒドロキシメチルブタノール−トリス[3−(1−アジリジニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサメチレンジエチレン尿素、およびジフェニルメタン−ビス−4,4’−N,N’−ジエチレン尿素等のポリアジリジン化合物;エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタアミン、ペンタエチレンヘキサアミン、およびポリエチレンイミン等のハロゲン化エポキシ化合物;2,4−トルイレン−ジイソシアネートおよびヘキサメチレンジイソシアネート等のポリイソシアネート;水酸化亜鉛;ハロゲン化カリウム、ハロゲン化アルミニウム、ハロゲン化鉄、ハロゲン化チタン、およびハロゲン化ジルコニウム;1,3−ジオキソラン−2−オンおよび4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン等のアルキレンカーボネート;塩等の多価金属化合物;ジメチルアミンとエピクロロヒドリンの縮合物等の第4級ポリアミン;ジアリルジメチルアンモニウムクロライドのホモポリマーおよびコポリマー;ならびにジエチルアミノ(メタ)アクリレートメチルクロライドアンモニウム塩のホモポリマーおよびコポリマーである。これらの化合物のうち好ましくはジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、プロピレングリコール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポリオキシプロピレン、オキシエチレン−オキシプロピレンのブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリビニルアルコール、ソルビトール;1,3−ジオキソラン−2−オン、4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,5−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,4−ジメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−エチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、1,3−ジオキサン−2−オン、4−メチル−1,3−ジオキサン−2−オン、4,6−ジメチル−1,3−ジオキサン−2−オン、1,3−ジオキソラン−2−オン、およびポリ−1,3−ジオキソラン−2−オン等のアルキレンカーボネート;エチレングリコールジグリシジルエーテル;1,2−エチレンビスオキサゾリン等のポリオキサゾリン;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランおよびγ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のシラン基を有する架橋剤;2−オキサゾリジノン、ビス−2−オキサゾリジノン、およびポリ−2−オキサゾリジノン等のオキサゾリジノン;ならびにジグリコールシリケートである。
前記後架橋剤のうち、エチレンカーボネートが特に好ましい。
これらの化合物は、未処理の超吸収体に対して0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜20重量%、特に好ましくは0.5〜10重量%の量で使用することが好ましい。有機溶媒は、未処理のポリマー(Pu)に対して0〜60重量%、好ましくは0.1〜40重量%、特に好ましくは0.2〜50重量%の量で混合物に添加可能である。有機溶媒としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、およびt−ブタノール等の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン、およびメチルイソブチルケトン等のケトン;ジオキサン、テトラヒドロフラン、およびジエチルエーテル等のエーテル;N,N−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジエチルホルムアミド等のアミド;ならびにジメチルスルホキシド等のスルホキシドが好ましい。
また、本発明において、内側部分を取り囲む外側部分を有する超吸収体が使用可能であり、外側部分の架橋度は内側部分のそれより高い。これに関連してはまた、内側部分の粒径が外側部分のそれより大きいことが好ましい。本発明において、この種類のいわゆる後架橋された超吸収体を使用する場合、以下の特性のうち少なくとも1つを有することが好ましい。
(A)ERT440.1−99による0.9重量%食塩水の最大吸収量が10〜800g/g、好ましくは15〜400g/g、特に好ましくは20〜200g/g。
(B)ERT470.1−99による0.9重量%食塩水で抽出可能な部分が、後架橋された超吸収体に対して30重量%未満、好ましくは20重量%未満、特に好ましくは10重量%未満。
(C)ERT440.1−99による0.9重量%食塩水の最大吸収量の80%に達するまでの膨潤時間が0.01〜180分、好ましくは0.01〜150分、特に好ましくは0.01〜100分。
(D)ERT460.1−99による嵩密度が300〜1,000g/l、好ましくは310〜800g/l、特に好ましくは320〜700g/l。
(E)ERT400.1−99による後架橋された超吸収体1gの1リットル水溶液のpH値が4〜10、好ましくは5〜9、特に好ましくは5.5〜7.5。
(F)ERT441.1−99によるCRCが10〜100g/g、好ましくは15〜80g/g、特に好ましくは20〜60g/g。
上記特性のうち2つ以上の特性組み合わせは、それぞれ本発明の方法の好ましい態様である。さらに本発明の態様としては、A、B、C、D、E、またはFの特性、およびAB、ABC、ABCD、ABCDE、ABCDEF、BC、BCD、BCDE、BCDEF、CD、CDE、CDEF、DE、DEF、EFで表される特性の組み合わせを有する後架橋された超吸収体が特に好ましい。
本発明の「圧縮された超吸収体」と称する組成物は、前記ポリマーに加えて、添加剤を含むことが可能である。
添加剤としては、例えば水に不溶性の無機固体が好適である。特に好適なのは、粒径が約0.001〜約1,000μm、特に約50〜約500μmの、水に不溶性の無機固体である。本発明の好ましい一態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、固体粒子の粒径が約80〜約400μmの、水に不溶性の無機固体1種または2種以上の混合物であって、固体粒子のうち好ましくは少なくとも約5%、例えば少なくとも約10%、約20%、約50%、または少なくとも約80%について粒径が200μm未満、特に150μm未満である。特に好適な粒径は、例えば5nm〜約100μmである。
好適な水に不溶性の無機固体は例えば、二酸化チタン;ベントナイト、カオリン、またはアタパルジャイト等の粘土鉱物;ゼオライト、発熱性ケイ酸等である。
本発明の好ましい一態様において、添加剤として使用される水に不溶性の無機固体は、以下の特性のうち少なくとも1つを有する。
(α)DIN66131によるBET表面積が少なくとも10m/g、好ましくは少なくとも50m/g、特に好ましくは少なくとも200m/g、さらに好ましくは180〜1,000m/g。
(β)4%水性分散体のpH値が2〜11、好ましくは2.5〜8、特に好ましくは3〜5。
(γ)DIN787/XIおよびJIS K5101/18(篩い分けなし)による突き固め密度(tumped density)が800g/l未満、好ましくは300g/l未満、さらに好ましくは60g/l未満。
上記特性のうち2つ以上の特性の組み合わせは、それぞれ好ましい態様である。さらに本発明の態様としては、α、β、γの特性およびαβ、αβγ、βγ、またはαγで表される特性の組み合わせを有する無機固体1種または2種以上の混合物を含む圧縮された超吸収体が好ましく、αβγで表される特性組み合わせを有する無機固体1種または2種以上の混合物を含む圧縮された超吸収体が特に好ましい。
また本発明の方法において、無機固体がケイ素化合物をベースとすることが好ましく、エアロジルおよびカオリン等の、プロセスについて公知のすべてのケイ素−酸素化合物がより好ましく、なかでもエアロジルが特に好ましい。
本発明の圧縮された超吸収体はまた、無機固体1種または2種以上の混合物を約0.001〜約40重量%、好ましくは約0.01〜約20重量%、特に好ましくは約0.05〜約5重量%の量で含むことが好ましい。
本発明の別の好ましい態様において、本発明の圧縮された超吸収体は無機結合剤または有機結合剤を少なくとも1種含む。また、本発明においては、本発明の超吸収体が2種以上の無機結合剤の混合物、2種以上の有機結合剤の混合物、または1種以上の無機結合剤および1種以上の有機結合剤の混合物を含むことも同様に可能である。
本発明における無機結合剤としては、水溶液において少なくとも2価のイオン化金属カチオン、アミノカチオン、またはイミノカチオンを形成する水溶性化合物が好適である。
元素周期表のIIA〜VIA、IB、IIB、およびVIIの各群に属する金属から得られるような金属カチオンが特に好ましい。この種類の金属の塩、酸化物、水酸化物、またはこれに類する化合物は、該化合物が水溶性であり、該化合物が水中にてイオン化または解離し、その金属カチオン、アミン、またはイミンが少なくとも2価である限りにおいて好適である。好適な少なくとも2価の金属カチオンとしては例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、ジルコニウム、鉄、コバルト、クロム、チタン、またはこれら2種以上の混合物が挙げられる。本発明においては、アルミニウムが金属カチオンとして好ましい。好適な無機結合剤とは例えば、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムナトリウム、ポリ塩化アルミニウム、二酢酸アルミニウム、塩基性水酸化アルミニウム(水酸化アルミニウムと水酸化ナトリウムのモル比が約1:1)、酢酸コバルト、硫酸銅、酢酸亜鉛、酢酸ジルコニウム、四塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、またはこれら化合物2種以上の混合物である。本発明の別の好ましい態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、無機結合剤としてアルミニウム塩、特に硫酸アルミニウムを含む。
本発明の別の好ましい態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、無機結合剤の他に、またはそれに代えて有機結合剤を含むことが可能である。本発明の有機結合剤としては、原則として少なくとも1種の多価のアミンまたはイミンであるすべての結合剤が好適である。本発明においては、分子量が約200以下の有機結合剤が好適である。ただし本発明においては、本発明の圧縮された超吸収体の一成分として、分子量が上記よりかなり大きく、例えば5,000,000以下、特に約1,000〜約1,000,000の有機結合剤も同様に使用可能である。
好適な有機結合剤は例えばポリアミン、ポリイミン、ポリアミド、キトサン、またはポリビニルピロリドンである。
圧縮された超吸収体における無機または有機結合剤1種、またはこの種類の結合剤2種以上の混合物の割合は、本発明においては、約30重量%以下、例えば約0.1〜約15重量%、または約0.5〜約5重量%である。
本発明の別の好ましい態様において、本発明の圧縮された超吸収体は水を含む。本発明の圧縮された超吸収体の含水量は例えば約30重量%以下だが、約0.1〜約15重量%、または約0.5〜約10重量%であることが好ましい。特に好適な含水量は、例えば約0.8〜約5重量%である。
本発明の別の態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、超吸収体または結合剤の上記の定義には該当しない、少なくともさらに1種の有機ポリマー(Ps)を含む。
本発明においては、この種類のさらに1種のポリマー(Ps)の4重量%脱イオン水溶液の20℃における粘度は、好ましくは1〜100,000mPa・s、さらに好ましくは10〜50,000mPa・s、特に好ましくは100〜10,000mPa・sである。
ポリマー(Ps)は、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン、ゼラチン、または糖類をベースとするポリマーであることが好ましい。ポリマー(Ps)としては例えば、キサンタン、デンプン、グアー種子粉末、アルギン酸塩、デキストリン、寒天、カラゲン、トラガカント、アラビアゴム、アルギネート、ペクチン、ポリオース、グアー粉、イナゴマメ種子粉末、ビニルポリマー、ポリカルボン酸、ポリエーテルが挙げられる。本発明の超吸収体は前記ポリマーをそれぞれ単独で、または2種以上の混合物として含むことが可能である。
本発明の好ましい一態様において、ポリマー(Ps)は糖類をベースとする。エステル、エーテル、およびカルボキシメチル化誘導体等の変性糖類が特に好ましい。糖類のエーテルは、炭素数が1〜1,000,000、好ましくは1〜10,000、さらに好ましくは1〜10のアルキル基で変性された糖類であることが好ましい。これらのうち、メチル、エチル、プロピル、ブチルで変性された糖類が好ましく、メチル基で変性された糖類が特に好ましい。糖類のエステルとしては、例えばアセテート、アセトブチレート、アセトプロピオネート、またはプロピオネートが挙げられる。ポリマー(Ps)は、糖類または多糖類をポリマー(Ps)に対して、好ましくは少なくとも10重量%、より好ましくは少なくとも50重量%、特に好ましくは少なくとも90重量%含む。多糖類のうち、セルロースおよびデンプンが好ましく、セルロースが特に好ましい。またセルロースは、好ましくはカルボキシメチルセルロースであり、より好ましくはカルボキシメチルセルロースナトリウムおよびカルボキシメチルセルロースカリウムであり、特に好ましくはカルボキシメチルセルロースナトリウムである。
本発明の圧縮された超吸収体は、本発明の好ましい一態様において、さらなる有機ポリマー1種または2種以上の混合物を約30重量%以下、例えば約0.1〜約15重量%、または約0.5〜約5重量%の量で含む。
本発明の圧縮された超吸収体は、本発明において、少なくとも1種の超吸収体、場合によっては該超吸収体と別の前記成分1種以上との混合物に、少なくとも3kN/cmの比接触力または少なくとも3kN/cmの圧力を加える方法により得られる。
本発明の圧縮された超吸収体の製造で行われる圧縮において、超吸収体1種、超吸収体2種以上の混合物、超吸収体1種以上と水または結合剤の混合物、超吸収体1種以上と水および結合剤の混合物、およびこれらのいずれかに必要に応じて前記添加剤1種以上を加えたものに、前記範囲内の圧力を加える。本発明において、この圧力を加える方法は重要ではない。ただし、本発明においてはスタンピングまたはローリングによる凝縮が好ましい。本発明においてはロール圧縮が特に好ましい。
ロール圧縮では、上記組成物のうち1つを、それぞれ互いに反対の回転方向で回転する2つのローラ間でプレスすることにより圧縮する。本発明においては、平滑ローラまたはプロファイルローラを圧縮に使用可能である。ロール圧縮に好適な方法は当業者に公知である。例えば、プロファイルローラを使用して一般に実行可能な圧縮、ブリケッティング、打錠、または造粒の方法が好適である。
超吸収体を含み、圧縮に供される組成物は、原則としてそのままの形で圧縮可能である。ただし、本発明においては、圧縮に供される組成物を圧縮工程の前に予備圧縮することが好ましい。予備圧縮はスクリュー圧縮機(圧縮スネール)内で行うことが好ましい。
本発明の好ましい一態様において、圧縮に供される組成物は水または結合剤、もしくは両方を含む。
超吸収体と水の混合、超吸収体と結合剤の混合、または超吸収剤、水、および結合剤の混合をできるだけ均一に行うために、本発明の好ましい一態様では、超吸収体1種または2種以上の混合物と、水、結合剤、またはこれらの混合物を、予備圧縮において混合する。この目的を達するために、例えば超吸収体1種または2種以上の混合物をスクリューコンベアーに導入した後、下流の位置において、水、結合剤、またはこれらの混合物を該コンベアーに導入する。圧縮に供される組成物がさらに添加物を含む場合、これらを同様に予備圧縮において、超吸収体1種または2種以上の混合物と混合することが好ましい。ただし本発明においては、圧縮に供される組成物の各成分の混合を予備圧縮において行わず、別の工程で行うことも同様に可能である。この場合、当業者に公知のすべての混合装置を混合に使用可能である。
圧縮に供される組成物が水と結合剤を含む場合、水と結合剤を超吸収体1種または2種以上に混合する順序は、原則として任意である。例えば、水を先に添加してから結合剤を添加することも可能であり、結合剤を先に添加してから水を添加することも可能である。本発明においては、水と結合剤を同時に、特に結合剤1種または2種以上の混合物の水溶液として添加することも同様に可能である。
圧縮に供される組成物が結合剤と別の添加剤を含む場合、結合剤と添加剤を超吸収体1種または2種以上に混合する順序は、原則として任意である。本発明においては、結合剤1種以上を超吸収体1種または2種以上の混合物に添加した後で添加剤を添加することが好ましい。
本発明において、圧縮は約0〜約100℃の温度で行われる。圧縮は約20〜約80℃の温度で行われることが好ましい。圧縮に必要な温度は、例えば圧縮装置を外部から冷却または加熱することにより得られる。例えば、ロール圧縮においては、片方または両方のローラを冷却または加熱可能である。ただし本発明においては、外部から温度に対する影響を実質的に与えずに圧縮装置を運転することも同様に可能である。これに関連して、圧縮中の材料の温度上昇は、例えば圧縮に使用される組成物、および圧縮により加えられる圧力の形態に依存するかたちでみられる。圧縮中の温度は、いかなる場合でも、本発明の圧縮された超吸収体における凝縮による吸収力の損失がないように設定しなければならない。
圧縮中の圧力、または圧縮に供される組成物に加えられる力は、本発明において、少なくとも約3kN/cmの圧力、または少なくとも3kN/cmの比接触力が圧縮に供される組成物に加わるように設定される。本明細書において「比接触力」とは、2つのローラ間に存在するローラ幅1cm当たりの力を指す。
本発明における圧縮はローラにより行われることが好ましい。比接触力は、好ましくは少なくとも約10kN/cm、特に好ましくは少なくとも約40kN/cm、さらに好ましくは少なくとも100kN/cmであり、比接触力は1,000kN/cmの値を超えないことが好ましい。
本発明において、本発明の圧縮された超吸収体は、圧縮工程後、そのままの形でさらに加工されるか、乾燥される。圧縮に供される組成物が水を含む場合、乾燥は減圧下または雰囲気圧下で行うことが可能であり、温度は好ましくは約30〜約180℃、例えば約50〜90℃である。乾燥時間は、圧縮された超吸収体の含水量によるが、約5分〜約5時間である。
本発明の圧縮された超吸収体は、圧縮によって、圧縮に使用される方法の選択に応じて、薄片、顆粒、トローチ、錠剤、または好適に選択された圧縮方法により製造可能な同様の成形体として得られる。
本発明においては、圧縮し、場合によって次に乾燥することで直接得られる圧縮された超吸収体を、成形体として使用することも可能である。
本発明において製造可能な成形体は、原則としていかなる実質的に不規則な、または規則的な空間形態を有していてもよい。好適な規則的な空間形態は例えば、球体、楕円体、円柱、立方体、または直方体である。
本発明においては、圧縮された超吸収体を、圧縮工程、場合によっては次の乾燥工程の後、粉砕することが同様に可能であり、この種類の粉砕により粒径は約100〜約1,000μm、好ましくは150〜1,000μm、特に好ましくは150〜850μmになる。重量平均粒径が約400〜700μmであって、粒径が200μm未満の粒子が16重量%以下、粒径が1,200μm以下の粒子が16重量%以下になるような粒径分布を得ることが好ましい。この粒径分布を篩い分けにより得るのが特に有用であることがわかっている。
本発明の別の好ましい態様において、圧縮された超吸収体に水溶性ポリマーのコーティングを付与することが可能である。コートされ、圧縮された超吸収体の利点は、搬送中の磨耗が少なく、湿潤空気に対する感度が低く、またそれにもかかわらず水性媒体中で迅速に吸収効果を示すということである。さらに、圧縮された超吸収体の加工において、圧縮されていない超吸収体と比べ形成される粉末が少ない。
本発明において、ここで取り上げるこの種類のコーティング用の水溶性ポリマーとしては、原則として少なくとも1g/lの水溶性を有するすべてのポリマーが好適である。この種類のポリマーは、ポリマー骨格に1個以上の酸性基を有することが好ましい。本発明において、カルボン酸基、スルホン酸基、またはその両方を有するポリマーが特に好適であり、ポリマー骨格にカルボン酸基を有するポリマーがさらに好ましい。本発明のコーティング剤として好適なポリマーを製造するためには、例えば本明細書に既出のモノマーが好適である。
本発明の好ましい一態様において、水溶性ポリマーとしてはアクリル酸またはメタクリル酸のポリマー、またはアクリル酸およびメタクリル酸のコポリマーが使用される。本発明の好適なポリマーは、アクリル酸成分、メタクリル酸成分、または両方の成分以外に、必ずしも酸性基を有さなくてもよい別のモノマー形成ブロックを含むことが可能である。この種類の好適なコモノマーとは例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、カルボン酸ビニルエステル、アクリロニトリル、スチレン、イソプレン、およびブタジエンであり、特にビニルアセテートである。
本発明の特に好ましい一態様において、本発明で使用される吸収剤は、オイドラギット(登録商標)L100、オイドラギット(登録商標)S100(製造:レーム社、ドイツ・ダルムシュタット)の商品名で知られる2商品のうち少なくとも1つを含むポリマー層でコートされる。これらのポリマーは、メタクリル酸およびメタクリル酸エステルをベースとするアニオン性ポリマーである。カルボン酸のエステル形成ブロックに対する比は、オイドラギット(登録商標)L型では約1:1、オイドラギット(登録商標)S型では約1:2である。
前記ポリマーは、有機溶媒(アルコール、アセトン)に溶解した溶液、有機溶媒と水の混合物に溶解した溶液、または純水性ラテックス分散体として、本発明において使用可能な吸収剤に対して使用される。
この種類のポリマーコーティングを製造するのに好ましく使用されるポリマーの特性と該ポリマーの使用については、『オイドラギット――耐胃液コーティング(基礎情報1)』(レーム社);K・レーマン、H・U・ペテライト著「水性ポリメタクリレート基材に対するフィルムコーティング――腸内で徐放される分散体」、Pharm.Ind.、第55巻、6号、615〜618頁(1993年);K・O・R・レーマン、『医薬品用水性ポリマーコーティング』第4章、「ポリメタクリレートコーティング系の化学特性とコーティング特性」、ジェイムズ・W・マギニティ編、マーセル・デッカー社、ニューヨーク、1989年;K・レーマン、『マイクロカプセルと調剤法』第4章、「流動床式噴霧コーティング」、マックス・ドンブロウ編、CRC出版社、ボカラトン、1992年の各出版物を直接参照し、該出版物の開示内容を本明細書の開示内容の主題であるものとみなす。
さらに、本発明は以下の特性のうち少なくとも1つを有する、圧縮された超吸収体に関する。
(β1)CRC(遠心分離保持容量)が少なくとも10g/g、好ましくは少なくとも15g/g、特に好ましくは少なくとも20g/g、さらに好ましくは少なくとも25g/g。
(β2)0.3psiの負荷下のAAP(圧力下吸収率)が少なくとも15g/g、好ましくは少なくとも20g/g。
(β3)0.9psiの負荷下のAAPが少なくとも8g/g、好ましくは少なくとも12g/g。
(β4)膨潤圧が少なくとも100g、好ましくは少なくとも500g、より好ましくは少なくとも600g、さらに好ましくは800g。
上記特性のうち2つ以上の特性組み合わせは、それぞれ本発明の超吸収体の好ましい態様である。さらに、本発明の特に好ましい態様は、β1、β2、β3、またはβ4の特性、およびβ1β2、β1β2β3、β1β2β3β4、β2β3、β2β3β4、β3β4で表される特性の組み合わせを有する圧縮された超吸収体であり、β1、β2、またはβ3の特性、およびβ1β2、β1β2β3で表される特性の組み合わせを有する圧縮された超吸収体がさらに好ましい。
本発明の一態様では、以下の特性を備えた、圧縮された超吸収体が形成される。
――CRCが少なくとも15g/g
――0.3psi負荷下のAAPが少なくとも15g/g
――0.9psi負荷下のAAPが少なくとも8g/g
――粒径分布が150〜850μm
本発明はまた、少なくとも合成超吸収体粒子を含む組成物に少なくとも3kN/cmの比接触力、または少なくとも3kN/cmの圧力を加えることにより該組成物を圧縮することを含む、圧縮された超吸収体の製造方法であって、使用される粒子のうち5%超、好ましくは20%超、特に好ましくは35%超について粒径が250μm以下、好ましくは200μm以下、特に好ましくは150μm以下であることを特徴とする製造方法に関する。
本発明の方法の別の好ましい態様では、圧縮に使用される組成物は少なくとも1種の超吸収体および少なくとも水を含む。これに関連しては、圧縮前に粒子と、圧縮に使用される全粒子の重量に対して少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも2重量%、さらに好ましくは少なくとも4重量%の水を混合することが好ましい。
本発明の別の好ましい態様において、圧縮に使用される組成物は、超吸収体少なくとも1種に加えて、無機結合剤少なくとも1種、または有機結合剤少なくとも1種を含む。本発明の別の好ましい態様において、圧縮に使用される組成物は、超吸収体少なくとも1種、水、および少なくとも1種の無機結合剤または有機結合剤もしくはこれら結合剤の混合物を含む。
好適な無機結合剤または有機結合剤は本明細書に既述のとおりである。
本発明の別の好ましい態様において、圧縮に供される組成物は水および無機結合剤を含む。
圧縮に供される組成物の含水量は少なくとも約0.1重量%であることが好ましいが、含水量は上記量を超えて、例えば約1、2、4、8、または20重量%であることがさらに好ましい。
本発明の別の好ましい態様によれば、本発明の方法において、超吸収体1種または2種以上の混合物を、無機結合剤または有機結合剤の水溶液、好ましくは無機結合剤の水溶液と、圧縮前に組み合わせ、混合する。混合は原則として、既述のように、いかなる方法で行うことも可能である。ただし本発明によれば、超吸収体1種以上と結合剤の水溶液との混合は、実際の圧縮工程以前の予備圧縮において行われることが好ましい。
該結合剤の添加は、その水溶液を使用して行うことが好ましく、好適な水溶液は濃度が約1〜約99重量%、例えば約5〜約60重量%である。有機結合剤を使用する場合、結合剤の水溶性や、この種類の水溶液の粘度に応じて、場合によっては前記濃度より高いかまたは低い水溶液濃度が必要になる。
結合剤として例えば、前記の多価金属カチオンの無機塩を使用する場合、この種類の塩を含む水溶液の濃度は、好ましくは約20〜約70重量%、特に約40〜約60重量%である。
本発明の好ましい一態様において、本発明の方法では、硫酸アルミニウム18水和物の水溶液が結合剤として使用され、硫酸アルミニウム18水和物の水溶液中の濃度は約50重量%である。
圧縮に供される組成物に添加される有機結合剤または無機結合剤の量は、有機結合剤または無機結合剤1種の濃度、または該結合剤2種以上の混合物の濃度が、超吸収体の約0.1〜約20重量%、特に約0.5〜約10重量%になるような量である。
本発明の方法の好ましい一態様において、超吸収体粒子を圧縮前に、圧縮に使用される全粒子の重量に対して少なくとも1重量%の水と混合する。
本発明の方法を実行する上で特に好適なのは、ロール圧縮機、ダブルロール圧縮機、リングロールプレス機、またはラム押出機、スクリュープレス機、エクステルシェ押出プレス機等のスタンピングプレス機である。
本発明の方法および本発明の圧縮された超吸収体に関する本発明の別の態様において、本発明の特性値は、下限値のみを示す場合、上限値は最も好ましい下限値の20倍、好ましくは10倍、最も好ましくは5倍である。
本発明の圧縮された超吸収体は、原則としていかなる形態でも応用可能である。例えば、本発明の圧縮された超吸収体または該超吸収体と別の物質の混合物を、衛生用品等の一般用途、またはケーブルやシール材等の技術用途に使用することが可能である。ただし、本発明においては、技術用途で、本発明の圧縮された超吸収体を、本発明の方法によって製造されなかった別の超吸収体か、本発明の圧縮された超吸収体に相当しない別の超吸収体と共に使用することも同様に可能である。
本発明の好ましい一態様において、本発明の圧縮された超吸収体は圧縮されていない超吸収体と共に使用される。圧縮されていない超吸収体としては、原則として一般に「超吸収体」という用語で認識されるすべての化合物が好適である。ただし、好ましい一態様において、本発明の圧縮された超吸収体と共に使用される、圧縮されていない超吸収体は、本発明の圧縮された超吸収体と類似または同一の組成を有する。
本発明の別の好ましい態様においては、本発明の超吸収体を製造する場合、圧縮されていない超吸収体を製造する際に形成される、粒径が約150μm未満の粒子が使用される。この場合、本発明の圧縮された微粒子部分は、該微粒子部分の形成の際に製造される圧縮されていない超吸収体と共に、混合物として使用される。この混合物中の本発明の圧縮された超吸収体の部分は約0.5〜約99重量%、特に約1〜約20重量%である。
本発明のさらなる主題は、本発明の圧縮された超吸収体、または本発明の方法により製造される圧縮された超吸収体を基材と接触させることを含む複合材料の製造方法にある。
本発明はさらに、かかる方法により製造される複合材料に関する。
本発明において「複合材料」は、吸収性コア、シール材、ケーブル、ならびに吸収性コアを含むおむつ、およびその他の衛生用品(生理用ナプキンまたは失禁用品)である。
複合材料が吸収性コアの場合、本発明の圧縮された超吸収体は基材に組み込まれる。コアの基材として考えられるのは主にセルロースを含有する材料、好ましくは繊維である。コアの一態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、コアに対して10〜90重量%、好ましくは20〜80重量%、特に好ましくは40〜70重量%の量で組み込まれる。コアの一態様において、本発明の圧縮された超吸収体は粒子としてコアに組み込まれる。
また、このコアはいわゆるエアレイド法またはいわゆるウェットレイド法により製造可能であり、エアレイド法により製造されたコアが好適である。ウェットレイド法において、本発明の圧縮された超吸収体の粒子は、別の基材繊維および液体と共に、不織布材料に加工される。エアレイド法において、本発明の圧縮された超吸収体の粒子と基材繊維は、乾燥状態で不織布材料に加工される。エアレイド法に関する詳細は米国特許第5916670号明細書と米国特許第5866242号明細書に、またウェットレイド法に関する詳細は米国特許5300192号明細書に記載されている。該明細書の開示内容をここに引例として導入し、本明細書の開示内容の一部を構成するものとする。
ウェットレイド法およびエアレイド法において、本発明の圧縮された超吸収体と基材繊維以外に、当業者に公知の別の好適な添加剤が使用可能であり、該添加剤はこの方法により得られる不織布材料を強固にする働きがある。
複合材料がおむつである態様において、本発明の圧縮された超吸収体と異なるおむつの構成部分は、複合材料の基材に相当する。好ましい一態様において、おむつは前記コアを含む。この場合、コアと異なるおむつの構成部分が複合材料の基材に相当する。一般に、おむつとして使用される複合材料は、不透水性の下層、透水性の、好ましくは疎水性の上層、および下層と上層の間に配置され、本発明の圧縮された超吸収体を含む層を含む。本発明の圧縮された超吸収体を含むこの層は、前記コアであることが好ましい。下層は当業者に公知のすべての材料を含むことが可能であり、ポリエチレンまたはポリプロピレンが好ましい。上層も同様に、当業者に公知でかつ好適なすべての材料を含むことが可能であり、ポリエステル、ポリオレフィン、ビスコース等が、多孔質の層が形成されて上層の透液性が十分になるという点で好ましい。おむつに関する態様としては、米国特許第5061295号明細書、米国再発行特許第26151号明細書、米国特許第3592194号明細書、米国特許第3489148号明細書、米国再発行特許第32649号明細書、米国特許第5047023号明細書、米国特許第4834735号明細書、欧州特許出願第0254476号公報、欧州特許出願第0325416号公報、米国特許第5061259号明細書、欧州特許出願第0304319号公報、米国特許第5147343号明細書、欧州特許第0339461号明細書、米国特許第5149335号明細書、欧州特許出願第0443627号公報、欧州特許出願第0765649号公報、米国特許第5236427号明細書、欧州特許出願第0469591号公報、米国特許第5244735号明細書、米国特許第5026800号明細書、欧州特許出願第0349240号公報、欧州特許出願第0349241号公報、米国特許第5300054号明細書、欧州特許出願第0565630号公報、米国特許第5304161号明細書、米国特許第5439458号明細書、欧州特許出願第0565606号公報、米国特許第5180622号明細書、米国特許第5149334号明細書、欧州特許出願第0591168号公報、米国特許第5330822号明細書、米国特許第5384179号明細書、米国特許第5300565号明細書、米国特許第5397626号明細書、米国特許第5492962号明細書、欧州特許出願第0525049号公報、米国特許第5354290号明細書、米国特許第5403870号明細書、米国特許第5415643号明細書、欧州特許第0601529号明細書、米国特許第5419956号明細書、米国特許第5422169号明細書、米国特許第5505718号明細書、欧州特許出願第0579764号公報、米国特許第5509914号明細書、欧州特許出願第0336578号公報、欧州特許出願第1029522号公報、米国特許第5509915号明細書、欧州特許出願第0532002号公報、欧州特許出願第0539703号公報、欧州特許出願第0761191号公報、欧州特許出願第0761192号公報、米国特許第5516569号明細書、米国特許第5562646号明細書、米国特許第5599335号明細書、米国特許第5669894号明細書、国際公開公報WO95/26209号、欧州特許出願第0752892号公報、米国特許第5601542号明細書、欧州特許出願第0615736号公報、欧州特許出願第0962206号公報、米国特許第5744564号明細書、国際公開公報WO93/19099号、国際公開公報WO92/16565号、欧州特許出願第0516925号公報、米国特許第5760080号明細書、欧州特許出願第0712659号公報、米国特許第5797893号明細書、欧州特許出願第0761241号公報、米国特許第5836929号明細書、米国特許第5762641号明細書、欧州特許出願第0631768号公報、欧州特許出願第0640330号公報、米国特許第5843059号明細書、欧州特許出願第0863733号公報、米国特許第5865822号明細書、欧州特許出願第0937444号公報、欧州特許出願第0937445号公報、米国特許第5976696号明細書、欧州特許出願第0789048号公報、国際公開公報WO97/43331号、欧州特許出願第0897409号公報、米国特許第6068620号明細書、国際公開公報WO99/49826号、米国特許第6110984号明細書、欧州特許出願第0835885号公報、米国特許第6121509号明細書、国際公開公報WO99/34842号、欧州特許第1045706号明細書、国際公開公報WO99/34841号、欧州特許第1045707号明細書、国際公開公報WO95/05856号、欧州特許出願第0715525号公報、国際公開公報WO98/47454号、欧州特許出願第0975297号公報、国際公開公報WO98/48857号、欧州特許出願第0981380号公報、国際公開公報WO99/53877号、欧州特許出願第0951913号公報、欧州特許出願第0845272号公報、欧州特許出願第0872491号公報、欧州特許出願第0882502号公報、欧州特許出願第0940148号公報、米国特許第5941862号明細書、欧州特許第0873101号明細書、国際公開公報WO97/25013号、および米国特許第3860003号明細書の開示内容を参照する。これらの明細書の開示内容をここに引例として導入し、本明細書の開示内容の一部をなすものとする。
シール材は吸水性フィルムであることが好ましく、このフィルムでは本発明の圧縮された超吸収体が基材としてのポリマーマトリックスまたは繊維マトリックスに組み込まれる。この場合、本発明の圧縮された超吸収体が、ポリマーマトリックスまたは繊維マトリックスを形成するポリマー(Pm)と混合され、場合によっては後の熱処理で該ポリマーと結合されることが好ましい。複合材料がケーブルである態様において、本発明の圧縮された超吸収体は粒子として直接、好ましくはケーブルの絶縁材より下の位置で使用可能である。ケーブルの別の態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、膨潤可能で耐張力性のヤーンとして使用可能である。ケーブルの別の態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、膨潤可能なフィルムとして使用可能である。また、ケーブルの別の態様において、本発明の圧縮された超吸収体は、ケーブル中央の吸水性コアとして使用可能である。ケーブルの場合、本発明の圧縮された超吸収体を含まないケーブルのすべての構成部分が基材となる。これらの構成部分とは、導電体または導光体等のケーブルに組み込まれた導体;光または電気絶縁手段;ならびにケーブルに対する機械的要求を満たすケーブルの構成部分、例えばゴムまたは他の材料から作られ、ケーブルの外面の破壊を防ぐ人工材料および碍子等の、引張強度を確保する材料からなる網目構造、巣状構造、あるいは織物状構造のことである。
本発明はさらに、本発明の圧縮された超吸収体、基材、および場合によっては好適な添加剤を互いに接触させることを含む複合材料の製造方法に関する。この接触はウェットレイド法およびエアレイド法、圧縮、押出、ならびに混合により行われることが好ましい。
また、本発明は上記方法により得られる複合材料に関する。
本発明はさらに、本発明の圧縮された超吸収体または前記基材を含む発泡体、成形体、繊維、シート、フィルム、ケーブル、シール材、吸液性衛生用品、植物・菌類生育調節剤用の担体、建設材料用の添加剤、包装材料、および土壌添加剤に関する。
本発明はまた、発泡体、成形体、繊維、シート、フィルム、ケーブル、シール材、吸液性衛生用品、植物・菌類生育調節剤用の担体、建設材料用の添加剤、包装材料、および土壌添加剤における、本発明の圧縮された超吸収体または前記基材の使用に関する。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
(実施例)
(試験方法)
遠心分離保持容量(CRC)
CRCはティーバッグ法により、3つの計測値の平均値として求められる。ポリマー約200mgをティーバッグに封入し、0.9%食塩水に30分間浸漬する。その後ティーバッグを遠心分離機(直径23cm、1,400rpm)にかけ3分間遠心し、秤量する。吸水性ポリマーを含まないティーバッグについてブランク値を測る。
圧力下吸収率(AAP)
圧力下吸収率(負荷0.7psi)は、欧州特許第0339461号明細書、7頁に記載の方法により求められる。超吸収体約0.9gを、篩い分け底面付きのシリンダー上で秤量する。均一に分布された超吸収体層にスタンプ機で0.7psiの圧力を加える。予め秤量したシリンダーを、0.9%食塩水を入れたトレー中に置かれたガラス製フィルタープレート上に置く。この溶液の液面は、高さがフィルタープレートと正確に一致している。シリンダー装置に0.9%食塩水を1時間吸収させた後、このシリンダーを再秤量し、AAPを以下のように算出する。
AAP=最終重量(シリンダー装置+膨潤した超吸収体)−当初重量(シリンダー装置+超吸収体)/当初重量の超吸収体
安定性試験
安定性試験は、ロールミルである米国ストーンウェア社のジャーミル(米国ストーンウェア社755型)を使用して行う。また、圧縮された超吸収体10gを粉砕媒体(円筒状の磁器片:ストーンウェア社、外径0.5インチ×長さ0.5インチ)127gと共に粉砕ポット(アルミナ強化粉砕ジャー:ストーンウェア社774型、サイズ000)に加える。
粉砕ジャーを閉じ、ロールミル上に載せ、6分間95rpmで粉砕する。次に、圧縮された超吸収体の粒径分布を測定する。150μm未満の部分が少ないほど圧縮品が安定する。
膨潤圧
この方法では、膨潤体が最大膨潤状態に達するまでの速度と、試験媒体において形成される膨潤圧の量を測定する。
この方法ではスティーブンスLFRA組織解析装置、高さ3.5cm、直径2.5cmの測定体、高さ7.4cm、内径2.7cmのメスシリンダー、0.01g精度の天秤、ラブジャッキ、XYTライター、10mlのメスシリンダー、および米国ASTM基準による20〜50メッシュの篩、ならびに化学物質としてpH値が6〜7で、4μs/cm未満またはこれと同等の蒸留水、およびメルク社の純塩化ナトリウム(商品番号6400)が使用される。
20〜50メッシュで篩い分けされた製品0.500gをメスシリンダーに秤量し、さらに0.9重量%食塩水10mlを添加する。シリンダーをラブジャッキを使用して持ち上げ、オペレータの下端のすぐ下で固定する。測定は設定速度1.0mm/s、ディスタンス00、ホールドで行われる。膨潤圧はXYT記録計からグラム単位で読み込まれる。
アクリル酸300kgを水429.1kg、アリルオキシポリエチレングリコールアクリル酸エステル1.2kg、およびポリエチレングリコール300ジアクリレート1.2kgと混合し、10℃に冷却した。次に、総量233.1gの50%水酸化ナトリウムを温度が30℃を超えないように徐々に加えた。次いで、溶液を20℃の窒素で洗浄し、再び冷却した。開始温度4℃に達したときに、開始剤溶液(水10kgに溶解した2,2’−アゾビス−2−アミジノプロパン−ジヒドロクロライド0.1kg、水10kgに溶解したナトリウムパーオキシジサルフェート0.15kg、水1kgに溶解した30%過酸化水素溶液0.1kg、および水2kgに溶解したアスコルビン酸0.01kg)を添加した。重合は連続ベルト上で、約40分の滞留時間で行われた。形成されたゲルを細かく粉砕し、150〜180℃で60分間乾燥した。乾燥したポリマーを粗く刻み、粉砕し、粒径が150〜850μmの粉末を連続的に篩い分けた。微粒子部分の粒径分布は以下のとおりであった。
200μm超:8%
150μm超:53%
150μm未満:39%
CRC:26g/g
実施例1の150〜850μm部分を、インテンシブミキサー内でエチレンカーボネート1部と水1部の2%溶液で連続的にコートし、パドルドライヤー内で185℃に加熱した(滞留時間は約90分)。摩耗により生じた微粒子部分を篩い分けにより除いた。
粒径分布:200μm超 4%
150μm超 47%
150μm未満 49%
CRC:19g/g
AAP(0.7psi):18.5g/g
実施例2の微粒子を油圧プレス機(ヴェーバー社、PW20)内で、様々な結合剤を使用して、1.7×10N/cm〜33.7×10N/cmの圧力で圧縮した。微粒子と結合剤をクルップス社のキッチンミキサーを使用して混合し、混合物7gを円形容器(直径27.5mm)内で15秒間、所与の圧力で圧縮した。
Figure 2005511304
(1)ストックハウゼン社の商品
(2)レーム社の商品
実施例2の微粒子をアイリッヒ社のインテンシブミキサーR02型内で、微粒子の重量に対して5重量%の水と混合した。この混合物をホソカワ−ベペックス研究所の圧縮機L型200/50上で圧縮した。
比接触力:120kN/cm
温度:55〜60℃
処理能力:25〜30kg/h
次に、圧縮された超吸収体を0.8mmの篩付きの篩い分け造粒機(フレヴィット社、MG633型)内で細かく粉砕した。
収率:150μm超の圧縮された超吸収体 48%
粒径分布:150μm超 49%
300μm超 32%
600μm超 19%
CRC:18g/g
AAP(0.7psi):16g/g
製品は安定しており、粉末を発生せず、膨潤により分解することがない。
実施例12と同様に、実施例1の微粒子を圧縮し、次いで、篩い分け造粒機内で細かく粉砕した。
収率:粒径150μm超の圧縮された超吸収体 62%
粒径分布:150μm超 41%
300μm超 33%
600μm超 26%
CRC:25g/g
連続試験において、微粒子をシュギ社のミキサー内で結合剤と混合し、ベペックス社のロール圧縮機上で圧縮した。処理能力は400〜500kg/h、比接触力は40kN/cmであった。次に、圧縮された超吸収体をロールミル上で細かく粉砕し、150〜850μmのものを篩い分けた。
Figure 2005511304
表中の(1);結合剤A:水6.6%
結合剤B:溶液(水:硫酸アルミニウム18水和物=1:1)6%
M+Jエアレイド装置上で、以下の組成を有する均一なエアレイドを製造した。
綿毛:ストラ社、EF(未処理) 117g/m
複合繊維:ダナクロン社、AL−Thermal−C.Phil
(6mm−3.3dtex) 27g/m
薄織物:フィネス社 18g/m
圧縮された超吸収体:43g/m
圧縮された超吸収体を有する吸収性コアを、FAVOR SX FAM(ストックハウゼン社製品)との比較で試験した。
寸法が19.5cm×7.5cmで重量が約4.0gのエアレイドをU型キャリア(直径約28cm)内に置き、重量500gの負荷をかけた。試験液(1)20gを、ポンプでサンプル中央に30分以内に投入した。さらに60分後エアレイドを秤量し、吸収量を吸湿後のエアレイドの重量と乾燥エアレイドの重量の差から算出した。
リウェット量を測定するために、フィルター紙50gを試験サンプル全体に平らに敷き、500gの負荷をかけた。10分後、フィルター紙の増加重量を測定し、リウェット量とした。次に、試験サンプルを遠心分離機内で5分間、1,400rpmで遠心した。遠心分離後のエアレイドの重量と乾燥エアレイドの重量の差を保持量とした。
(1)溶液1,000gの組成
NaCl:6.100g
NaHCO:2.300g
CaCl:0.300g
アルブミン:65.000g
CMC:13.000g
アンチスプミンDNF(10重量%溶液):4.000g
化粧品用顔料:4.000g
水:905.300g
塩、アルブミン、およびCMCをこの順序で完全に脱イオン化された水に加え、攪拌した。各成分を完全に溶解させた後で、アンチスプミンDNFを加えて泡の形成が最小になるようにした。次に顔料を加え、希塩酸または希水酸化ナトリウムを使用してpH値を7.4に調整した。溶液は冷却下(最高温度+10℃)で最大3日間保存可能であった。
Figure 2005511304

Claims (12)

  1. 少なくとも合成超吸収体粒子を含む組成物に少なくとも3kN/cmの比接触力または少なくとも3kN/cmの圧力を加えることにより製造可能な圧縮された超吸収体であって、使用される粒子の5%を超えるものが250μm以下の粒径を有することを特徴とする圧縮された超吸収体。
  2. 使用される粒子の35%を超えるものが150μm以下の粒径を有することを特徴とする請求項1に記載の超吸収体。
  3. 組成物の含水量が少なくとも1重量%であることを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の超吸収体。
  4. 組成物が少なくとも1種の無機結合剤または有機結合剤を含むことを特徴とする前記請求項のいずれかに記載の超吸収体。
  5. 少なくとも合成超吸収体粒子を含む組成物に少なくとも3kN/cmの比接触力または少なくとも3kN/cmの圧力を加えることにより該組成物を圧縮する、圧縮された超吸収体の製造方法であって、使用される粒子の5%を超えるものが250μm以下の粒径を有することを特徴とする製造方法。
  6. 使用される粒子の35%を超えるものが150μm未満の粒径を有することを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
  7. 粒子を圧縮前に、圧縮に使用される全粒子の重量に対して少なくとも1重量%の水と混合することを特徴とする請求項6または7に記載の製造方法。
  8. 粒子を圧縮前に、無機結合剤1種、有機結合剤1種、またはこれら2種以上の混合物を含む水溶液と混合することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 請求項1〜4のいずれかに記載の圧縮された超吸収体、または請求項5〜8のいずれかに記載の方法により製造される圧縮された超吸収体を基材と接触させることを含む複合材料の製造方法。
  10. 請求項9に記載の方法により得られる複合材料。
  11. 請求項1〜4のいずれかに記載の圧縮された超吸収体、請求項5〜8のいずれかに記載の方法により製造される圧縮された超吸収体、またはこれら2種以上の混合物を含む、発泡体、成形体、繊維、シート、フィルム、ケーブル、シール材、吸液性衛生用品、植物・菌類生育調節剤用の担体、包装材料、土壌添加剤、または建設材料。
  12. 発泡体、成形体、繊維、シート、フィルム、ケーブル、シール材、吸液性衛生用品、植物・菌類生育調節剤用の担体、包装材料、土壌添加剤、または建設材料における、請求項1〜4のいずれかに記載の圧縮された超吸収体、請求項5〜8のいずれかに記載の方法により製造される圧縮された超吸収体、またはこれら2種以上の混合物、もしくは請求項9に記載の方法により製造される複合材料、または請求項10に記載の複合材料の使用。
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