JP2005511023A5

JP2005511023A5 -

Info

Publication number: JP2005511023A5
Application number: JP2003530730A
Authority: JP
Filing date: 2002-09-25
Publication date: 2006-01-05
Anticipated expiration: 2022-09-25

Claims

以下の（a）から（d）の任意の一つである単離されたDNA ：
（a）配列番号：2記載のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするDNA；
（b）配列番号：1記載のヌクレオチド配列のコード領域を含むDNA；
（c）コードされるタンパク質が配列番号：2記載のアミノ酸配列からなるタンパク質と機能的に同等であるように、1つまたは複数のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加されている、配列番号：2記載のアミノ酸配列からなるタンパク質をコードするDNA；ならびに
（d）コードされるタンパク質が、配列番号：2の任意の一つのアミノ酸配列からなるタンパク質と機能的に同等であるような、配列番号：1記載のヌクレオチド配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA。
配列番号：2記載のアミノ酸配列からなるタンパク質の部分ペプチドをコードする、単離されたDNA。
請求項1または2のいずれか一項記載のDNAが挿入されているベクター。
請求項1または2記載のDNA、または請求項3記載のベクターを有する形質転換細胞。
細胞増殖および標的遺伝子の転写活性化を促進する活性を有する、請求項1記載のDNAにコードされる、単離されたタンパク質。
請求項2記載のDNAにコードされる、単離されたポリペプチド。
請求項4記載の形質転換細胞を培養する段階、および
発現されたタンパク質を、細胞またはその培養上清から回収する段階を含む、請求項5記載のタンパク質を作製する方法。
請求項5記載のタンパク質、および少なくとも1つのその活性化補助因子を含む、転写活性化複合体。
活性化補助因子がRNAヘリカーゼおよびRNAポリメラーゼIIからなる群より選択される、請求項8記載の複合体。
請求項5記載のタンパク質または請求項8記載の複合体を認識し、かつ特異的に結合する抗体。
配列番号：1記載のヌクレオチド配列またはその相補鎖からなるDNAとハイブリダイズし、かつ少なくとも15ヌクレオチドを含むポリヌクレオチド。
請求項10記載の抗体または請求項11記載のポリヌクレオチドを含む、癌を治療するための治療薬。
以下の段階を含む、請求項5記載のタンパク質に結合する化合物をスクリーニングする方法：
（a）少なくとも1種類の被験化合物を含む対象試料を、請求項5記載のタンパク質またはその部分ペプチドに接触させる段階；
（b）対象試料と、タンパク質またはその部分ペプチドとの結合活性を検出する段階；ならびに
（c）タンパク質またはその部分ペプチドに結合する被験化合物を選択する段階。
請求項13記載の方法で単離することができる、請求項5記載のタンパク質に結合する化合物。
以下の段階を含む、請求項5記載のタンパク質の活性を阻害する化合物をスクリーニングする方法：
（a）少なくとも1つの被験化合物を含む対象試料の存在下で、請求項5記載のタンパク質またはその部分ペプチドを発現する細胞を培養する段階；
（b）細胞の増殖を検出する段階；ならびに
（c）対象試料の非存在下で検出される増殖と比較して、増殖を阻害する被験化合物を選択する段階。
請求項15記載の方法で単離可能な、請求項5記載のタンパク質の活性を阻害する化合物。
以下の段階を含む、抗癌活性に関して化合物をスクリーニングする方法：
（a）少なくとも1つの被験化合物を含む対象試料を、請求項5記載のタンパク質、その活性化補助因子、および該タンパク質の標的配列を含むDNAに、該タンパク質と該DNAとの複合体の形成を可能にする適切な条件下で接触させる段階；ならびに
（b）複合体の形成を阻害する被験化合物を選択する段階。
標的配列が、EGFRの5'領域に隣接するCBS配列を含む、請求項17記載の方法。
以下の段階を含む、抗癌活性に関して化合物をスクリーニングする方法：
（a）少なくとも1つの被験化合物を含む対象試料を、請求項7記載の複合体および該複合体によって認識される転写調節領域を有するレポーター遺伝子に接触させる段階；ならびに
（b）レポーター遺伝子の発現を阻害する被験化合物を選択する段階。
請求項17から19のいずれかに記載の方法で単離される化合物を活性成分として含む、抗癌組成物。
請求項1記載のDNAに結合するアンチセンスオリゴヌクレオチド、リボザイム、または干渉RNAを活性成分として含む、抗癌組成物。
以下の段階を含む、癌を診断する方法：
（a）検体の生物試料中におけるZNFN3A1遺伝子の発現レベルを決定する段階；
（b）ZNFN3A1遺伝子の発現レベルを、正常試料における発現レベルと比較する段階；および
（c）試料中におけるZNFN3A1遺伝子の高い発現レベルを、癌の保有と規定する段階。
癌が肝細胞癌である、請求項22記載の方法。
請求項1記載のDNAまたは請求項5記載のタンパク質に結合する化合物を含む、肝細胞癌を診断するための診断薬。