JP2006503575A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 患者由来の生物学的試料においてDGC 107の発現レベルを決定する段階を含む、被験者におけるDGCを診断するか、またはDGC発症の素因を診断する方法であって、該遺伝子の正常対照レベルと比較して該レベルが増加すれば、該被験者がDGCを有するか、またはDGC発症のリスクを有することを示す方法。
2. 前記増加が正常対照レベルより少なくとも10％大きい、請求項１記載の方法。
3. 発現レベルが、以下からなる群より選択される任意の一つの方法によって決定される、請求項1記載の方法：
   （a）DGC 107のmRNAの検出；
   （b）DGC 107にコードされるタンパク質の検出；および
   （c）DGC 107にコードされるタンパク質の生物学的活性の検出。
4. 検出がDNAアレイ上で行われる、請求項３記載の方法。
5. 生物学的試料が粘膜細胞を含む、請求項1記載の方法。
6. 生物学的試料が腫瘍細胞を含む、請求項1記載の方法。
7. 生物学的試料が胃癌細胞を含む、請求項1記載の方法。
8. 以下の段階を含む、DGCを治療または予防するための化合物をスクリーニングする方法：
   a）DGC 107によりコードされるポリペプチドに被験化合物を接触させる段階；
   b）ポリペプチドと被験化合物との結合活性を検出する段階；および
   c）ポリペプチドに結合する化合物を選択する段階。
9. 以下の段階を含む、DGCを治療または予防するための化合物をスクリーニングする方法：
   a）DGC 107を発現する細胞に候補化合物を接触させる段階；および
   b）DGC 107の発現レベルを低下させる化合物を選択する段階。
10. 以下の段階を含む、DGCを治療または予防するための化合物をスクリーニングする方法：
    a）DGC 107にコードされるポリペプチドに被験化合物を接触させる段階；
    b）段階（a）のポリペプチドの生物学的活性を検出する段階；および
    c）被験化合物の非存在下において検出される生物学的活性と比較して、DGC 107によりコードされるポリペプチドの生物学的活性を抑制する化合物を選択する段階。
11. 被験細胞が胃癌細胞である、請求項９記載の方法。
12. 以下の段階を含む、DGCを治療または予防するための化合物をスクリーニングする方法：
    a）DGC 107の転写調節領域と、転写調節領域の制御下で発現されるレポーター遺伝子とを含むベクターが導入されている細胞に候補化合物を接触させる段階；
    b）レポーター遺伝子の活性を測定する段階；および
    c）対照と比較して、該レポーター遺伝子の発現レベルを低下させる化合物を選択する段階。
13. DGC 107の核酸配列に結合するDGC検出用試薬。
14. DGC 107の核酸配列に結合する核酸を含むDGC検出用アレイ。
15. 活性成分としてDGC 107のポリヌクレオチドに対するアンチセンスポリヌクレオチドまたは低分子干渉RNAの薬学的有効量と、薬学的に許容される担体を含む、DGCを治療または予防するための組成物。
16. 活性成分としてDGC 107にコードされるタンパク質に結合する抗体またはその断片の薬学的有効量と、薬学的に許容される担体を含む、DGCを治療または予防するための組成物。