JP2005507628A - 同期整流回路 - Google Patents

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Abstract

本発明は、第1及び第2の一次巻線領域を含む一次側並びに第1及び第2の二次巻線領域を含む二次側とを有する電力変圧器と、前記電力変圧器の二次側にある整流回路とを備えた同期整流回路に関し、前記整流回路は、前記第1又は第2の二次巻線領域に付属する第1及び第2のMOSFETと、前記第1又は第2の二次巻線領域に付属する第1及び第2の変流器装置と、前記第1又は第2のMOSFETのための第1及び第2の駆動回路とを備えている。本発明によれば、各々の前記変流器装置は、前記電力変圧器の付属の前記二次巻線領域の電流に依存して決まる第1及び第2の電流を生成する。各々の前記駆動回路は、前記変流器装置において生成される第1又は第2の電流を受け取る第1の分路及び第2の分路を有しており、第1の分路は、ダイオードと、半周期トランスダクターチョークとを有しており、第2の分路も、ダイオードを有している。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、プッシュプルDC/DCコンバータにおいて使用するための同期整流回路に関する。
【背景技術】
【0002】
DC/DCコンバータは、入力部の直流電圧をできるだけ高い効率で、他の値を有する出力直流電圧に変換するという役割を担っている。この出力値は、入力値より大きい場合も小さい場合もあり、かつ、調整可能であり得る。入力直流電圧は、DC/DCコンバータの中で、先ず、方形に推移する交流電圧に変換され、このときに切換段が用いられる。この「チョッピング」された交流電圧は、ターンオン時間中には磁気エネルギーとしてチョークに蓄えられ、ターンオフ時間中にはDC/DCコンバータの出力部において自己誘導電圧として作用する。このような原理に基づいて動作するDC/DCコンバータは、チョーク型コンバータと称される。チョーク型コンバータでは、入力部と出力部とが電気的に相互に分離されていない。電位分離を実現するために、従来の技術では変圧器が用いられる。この変圧器では、誘導される電圧は二次巻線に発生し、このときの変圧比は、巻数によって規定することができる。変圧器型コンバータと称されるこのようなDC/DCコンバータが図1に示されている。
【0003】
図1は、入力切換段10と、電力変圧器12と、整流器14と、出力フィルタ16とを備えている変圧器型コンバータの基本要素を示している。従来の技術では、シングルエンドコンバータとプッシュプルコンバータとが区別されている。シングルエンドコンバータは、電子制御される単純なスイッチとみなすことができ、それに対して、プッシュプルコンバータでは、切換プロセスが発生し、2個の一次巻線を有する変圧器12が必要となる場合がある。プッシュプルコンバータは、2個のシングルエンドコンバータの並列回路から導き出すことができ、電子的な切換は2個の切換段によって具体化され、両方の一次巻線の一方が常に通電状態にある。本発明は、このプッシュプルコンバータの分野に関わるものである。
【0004】
実際にこのようなプッシュプルコンバータは、例えば、遠隔通信用途のためのサーバーアーキテクチャにおけるスイッチング電源、PC、工業用の用途、及び、その他の多くの分野において利用されている。本発明は、複数段が相前後して接続された分散型のエネルギー供給システムにおいて格別に有利である。新たなサーバーアーキテクチャでは、例えば、定格電圧が先ず約48乃至50Vのバス電圧に変換される電源が用いられる。サーバーサブシステムの内部において、例えば+12Vへの第2の変換が行われる。マイクロプロセッサ、RAM等の様々な構成要素のための専用電圧は、12Vレールと接続されたいわゆる電圧調整器モジュールにより局所的に生成される。
【0005】
様々な電力段が直列回路になっているため、これらのコンバータ段の各々は、できる限り効率的に動作しなければならない。スイッチング電源の効率を最高にするためには、あらゆるソースに関わるエネルギー損失に関して、スイッチング電源を最適化しなければならない。エネルギー損失は、シングルエンドコンバータやプッシュプルコンバータといったコンバータ型式の種類に左右されるとともに、主として整流回路の動作形式に左右される。
【0006】
プッシュプルコンバータの大きな利点は、インダクタンスがよく活用され、変成器が正及び負の方向において制御されることにある。さらに別の利点は、コンバータの効率が高く、出力電力が大きいことである。
【0007】
二次側で整流をするためのショットキーダイオードを備えているプッシュプルコンバータの原理図が、図2に示されている。図2のプッシュプル・フォワードコンバータは、従来の技術において公知であり、その機能は、例えば、ビリングス、キース(Billings,Keith)による「スイッチ・モード電力供給ハンドブック(Switch Mode Power Supply Handbook)」第2版、ニューヨーク、マグローヒル(McGraw-Hill)、1999に記載されている。このコンバータは、一次側18aと二次側18bとを備えている電力変圧器18を有している。一次側18aと二次側18bとは、それぞれ二つの巻線領域を有している。一次側18aにある両方の巻線領域には、制御のための2個のパワートランジスタ20、22が付属している。二次側18bにある両方の巻線領域には、図2に示すように、蓄積チョーク28及び蓄積コンデンサ30からなる出力フィルタ段と接続された、2個の二次ダイオード24及び26が付属している。パワートランジスタ20、22は、例えば、図示しない制御ICによって制御される。
【0008】
トランジスタ22が駆動されると、電力変圧器18の付属の巻線領域を介して、及び、トランジスタ22を介して、電流が流れる。電力変圧器18の二次側18bにある付属の巻線領域の極性は、ダイオード26を遮断させる。それと同時に二次側18bの他方の巻線領域でも電圧が誘導され、その結果として、蓄積チョーク28を介してダイオード24の通電が生じる。一次側から二次側へ十分なエネルギー伝達が行われた後、トランジスタ22が遮断される。次のサイクルでは、トランジスタ20が駆動される。このとき、一次側18aの第2の巻線領域を通って流れる電流は、二次側18bにある付属の巻線の極性の逆転を引き起こす。ダイオード24が遮断され、ダイオード26が導通状態になり、第1のサイクルと同じく、チョーク28を介しての通電を可能にする。両方のパワートランジスタ20、22が同時に導通状態にならないことを保証するために、前述した第1のサイクルと第2のサイクルとの間に、強制休止、いわゆるフリーホイーリング段階が挿入される。このフリーホイーリング段階の間、変圧器18の二次側18bでは、蓄積チョーク28と、蓄積コンデンサ30と、導通状態にある両方のダイオード24及び26と、接続されている電力消費部(図示せず)とによって電気回路が形成される。
【0009】
図3は、電力変圧器18の二次側18bにある両方の巻線領域における出力電圧u01、u02の理想化した波形と、ダイオード24及び26を通る順方向電流i01、i02と、蓄積チョーク28を通る出力電流iとを示している。
【0010】
時間インターバルtからtの間に、正の電圧u01が生成される。ダイオード24は、導通する。総ての出力電流iが、このダイオードと、電力変圧器18の上側の二次巻線領域とを通って出力部へと導通される。出力電流の増大は、電圧差u01−u(出力電圧)と、二次回路のインダクタンスの合計とによって規定される。
【0011】
第2の時間インターバルtからtは、いわゆるフリーホイーリング段階に相当している。電力変圧器18の出力電圧u01及びu02はゼロである。電流iは、二次回路のインダクタンスによって規定される。二次側18bにおける上側の巻線領域と下側の巻線領域とが同一であれば、出力電流iは二つの部分に分割される。各々のダイオード24、26が出力電流iのそれぞれ半分を導通する。この時間インターバルの間、出力電流は常に低下していく。
【0012】
第3の時間インターバルtからtの間には、正の電圧u02が生成され、ダイオード26が導通する。このことは、第1の時間インターバルに相当する挙動につながる。
【0013】
周期Tの最後の時間インターバルtからtの間は、両方のパワートランジスタ20、22がターンオフされる。電圧u01及びu02は再びゼロになり、これはフリーホイーリング段階に相当する。
【0014】
図2に示すDC/DCコンバータの実施の形態では、二次整流器がダイオードにより構成されている。整流ダイオードは、ダイオード24、26の順方向電圧に依存して決まる、ダイオードの順損失と切換損失とを合わせた損失を生じる。
【0015】
ダイオードの順損失PDCは、そのダイオードの順方向電圧降下uと順方向電流iを掛け合わせることによって与えられる(図4も参照)。
DC=u・i
順方向電圧は、負荷が増加するにつれて上昇し、ダイオード型式に応じて0.5Vから1.5Vの間である。コンバータの出力電圧が、例えばプロセッサ電圧に相当する3.3Vであれば、それだけで電圧の約30%が整流ダイオードにおいて低下する。コンバータの出力電圧がこれよりも高い場合、例えば、遠隔通信の用途向けに48Vである場合、ダイオードでの電圧降下は比較的少なくなるが、それでも依然として無視することはできない。
【0016】
ダイオードのスイッチング損失は、次式によって見積もることができる。
【数1】
Figure 2005507628
【0017】
上に説明した順方向損の低減は、電圧降下を少なくすることによってしか実現することができない。
【0018】
一つの解決策は、ダイオードと並列にMOSFETを使用することにある。その様子を図4に示す。MOSFETは、電流が順方向においてダイオードに印加されるとターンオンされ、逆方向電流が印加されるとターンオフされる。これは同期整流と呼ばれる。スイッチング回路のダイオード、例えばダイオード24、26を、MOSFETで置き換えることが可能である。垂直構造を有するMOSFETの場合、その逆並列ダイオード又はインバースダイオード(ボディダイオード)が利用される。その様子が図5に示されており、同じ構成要素には、図1と同じ符号が付されている。図5は、MOSFETをベースとする同期整流回路32において、ダイオード整流器14を置き換えた様子を模式的に示している。
【0019】
図4及び図5を参照すると明らかなように、MOSFETにおける電圧降下uDSは、MOSFETのターンオン抵抗RDS(ON)と、ダイオード電流iに等しくなければならない実際のドレイン電流とによって規定される。エネルギー損失の低減を実現するためには、次式が成り立たなくてはならない。
|uDS|=|RDS(ON)・i|>u
このように、順方向抵抗RDS(ON)の低いMOSFETを選択することによって、順方向損を低減することができる。
【0020】
MOSFETは、ターンオン及びターンオフをするための制御信号が必要である。制御信号の生成が、スイッチング挙動に対して決定的に影響する。このスイッチング回路におけるエネルギー損失も考慮しなければならない。従来の技術では、MOSFETを備えている同期整流器に対する種々の制御方法が公知であり、大きく分けて自己制御型、IC制御型、電流制御型に分類することができる。
【0021】
図6は、自己制御型の同期整流回路の二次側の簡略化した回路図を示しており、図2と対応する構成要素には同じ符号が付されている。図2に示すパワーダイオード24、26は、MOSFET34及び36により置き換えられている。二次側18bの第1の巻線領域には符号LS1、第2の巻線領域には符号LS2が付されている。
【0022】
図5に示す自己制御型の同期整流器では、電力変圧器18の出力電圧がMOSFET34、36の制御に用いられる。この回路の利点は、MOSFET34、36の制御に追加の駆動回路が必要ないので、回路コストが低いことである。
【0023】
図3を援用して言えば、時間インターバルtからtでは、第1の巻線領域LS1における出力電圧u01は正であり、第2の巻線領域LS2における出力電圧u02は負である。この条件の下では、PチャネルMOSFET34がターンオンされる。そのゲート電圧が負だからである。時間インターバルtからtでは、上記に対応するスイッチング挙動がPチャネルMOSFET36について成り立つ。即ち、MOSFET34はターンオフされ、MOSFET36がターンオンされる。この両方の時間インターバルの間、MOSFETスイッチ34、36は満足のできる動作をする。しかし、フリーホイーリング段階の間は、制御電圧が生成されない。電流は、MOSFETのインバースダイオードを通って流れ、それによって順方向損が必要以上に生成されてしまう。
【0024】
自己制御型の同期整流回路のさらに別の欠点は、同等のNチャネルMOSFETよりもはるかに高価で順方向抵抗が大きいPチャネルMOSFETが必要になることである。しかも、変圧器出力電圧の範囲が、MOSFET34、36のゲート電圧によって制限される。このゲート電圧は、閾値電圧より高くなくてはならず、かつ、MOSFETの最大限許容される約30Vのゲート電圧よりも低くなければならない。
【0025】
図7は、IC制御が行われる同期整流器の二次側の模式的な回路図を示しており、図6と同じ構成要素には同一の符号が付されている。この同期整流回路では、MOSFET34、36を制御するために制御IC38、40が利用される。このように特殊な同期整流器用の制御ICを供給している製造者はわずかしかない。制御IC38、40は、変圧器18の二次電圧を走査して、電圧の推移に応じてMOSFET34、36をオン又はオフに切り換える。電子制御によって、同期整流器の同期したターンオンとターンオフとが保証される。しかしながら、制御IC38、40の使用に対しては、市場での入手が困難なことや、比較的費用が高いこと、そして、制御IC38、40の接続と電力供給のためのコストが増加するといったマイナス要因がある。
【0026】
図8は、電流制御型の同期整流器の二次側の模式的な回路図を示しており、図8では、第1の二次巻線領域LS1を含む、二次側18bの上側部分だけが図示されており、第2の二次巻線領域LS2を含む下側部分はこれと鏡像対称に構成される。
【0027】
電流制御型の同期整流器では、パワーMOSFET34(及び36。図8には図示せず)は、変流器42を介して制御される。変流器42は、電力変圧器18の二次側18bの上側の巻線領域LS1とMOSFET34との間に直列に接続されており、一次巻線42aと二次巻線42bとを有している。二次巻線42bは、2個の抵抗44、46からなる分圧器を介して、MOSFET34のゲートと接続されている。
【0028】
二次側18bの巻線領域LS1を通って電流が流れるように変圧器18が制御されると、MOSFET34のインバースダイオードにも電流が流れ、変流器42が二次巻線42bに電流を生成する。この電流は、MOSFET34のゲート電圧と等しい電圧降下を抵抗46に生じさせる。この電圧降下の値は、両方の抵抗44、46の比率によって設定することができる。
【0029】
MOSFET34は、時間インターバルtからtの間にターンオンされ、即ち、フリーホイーリング段階の間もターンオンされている。電流が逆方向に流れると、変流器42の二次側42における出力電圧が負になり、MOSFET34がターンオフされる。正負記号を逆にした上記に準ずる挙動が、図8には図示しない、電力変圧器18の第2の区域LS2及び第2のMOSFET36について当てはまる。
【0030】
しかしながら、図8に示すような変流器を用いた同期整流器の制御では、いくつかの欠点が生じる。MOSFETは、一方では、ターンオンのために高い電流パルスが必要であり、このことは、変流器の巻数比n2/n1が低くなければならないことを意味している。また、他方では、ターンオン状態の間にはMOSFETのゲート電流を無視することができ、このことは、変流器の高い巻数比n2/n1を必要とする。
【0031】
以上の説明に類似してはいるが、変流器により同期整流が行われるシングルエンド・フォワードコンバータを対象とする従来の技術が、Y.クボタ(Y. Kubota)らによる「変流器を用いた同期整流回路(Synchronous Rectification Circuit Using A Current Transformer)」、NTELC会議議事録(NTELC Conference Proceedings)、2000年9月、267頁乃至273頁に記載されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0032】
以上の従来の技術を前提とする本発明の課題は、MOSFETの可能な限り迅速なスイッチングを実現すると同時に、可能な限り少ない損失出力しか生じさせない、プッシュプルコンバータのための同期整流回路を提供することである。この目的は、特に、インバースダイオードの通過時間を可能な限り短く抑制するために、MOSFETに対して一層高いターンオン電流が生成され、また、損失出力を最低限に抑制するために、MOSFETのターンオン状態の間に制御電流が可能な限り低いことによって実現されるのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0033】
この課題は、請求項1の構成要件を備える同期整流回路によって解決される。
本発明は、上に説明した設計形態に基づく変流器を備えている同期整流回路において、付属のMOSFETを2段階で制御するために、第1及び第2の二次巻線を有するように変圧変流器を構成することを意図している。第1の二次巻線は比較的高い電流増幅を生成し、第2の二次巻線は比較的低い電流増幅を生成する。従って、第1の二次巻線は、MOSFETの迅速なターンオンのために用いることができ、この場合、MOSFETのゲートキャパシタンスは、比較的高いターンオン電流によって迅速にチャージされる。第2段階では、ターンオンされたMOSFETが比較的低い電流増幅でターンオン状態に保持され、そのためには低い電流しか必要ない。それにより、MOSFETを迅速に制御することができ、ターンオンの後に少ない損失でその切換状態を保持することができる。
【0034】
本発明の有利な実施の形態では、同期整流回路の電子スイッチとしてMOSFETトランジスタが設けられる。従って、本発明は、このようなMOSFETの脈絡において説明している。但し、電子スイッチは、バイポーラトランジスタやその他の適当なスイッチにより具現化することもできる。
【0035】
これに加えて本発明は、変流器42の二次側42bをリセットするために、切換プロセス後の変流器42のリセット又は減磁を促進するトランスダクターチョークを意図している。
【0036】
トランスダクターチョークは従来の技術において基本的には公知であるが、従来は同期整流器では使用されておらず、変流器をリセットするためにも使用されていない。トランスダクターチョークを備えている変流器の二次側の特別な配線によって、変流器のリセットプロセスを明らかに短縮することができ、その結果、フリーホイーリング段階をより短く選択することができる。このことは、プッシュプルコンバータを全体として一層高い周波数で、及び/又は、デューティ比の可変性が大きくなるように、よりよく活用することができるという利点をもたらす。伝達されるべきエネルギーに応じて、フリーホイーリング段階が短縮されれば、コンバータのデューティ比を一層フレキシブルに設定することができる。フリーホイーリング段階の短縮によって効率も向上する。
【0037】
本発明の有利な実施の形態は、従属請求項に記載されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
次に、図面を参照しながら、有利な実施の形態を用いて本発明を詳細に説明する。
図9は、本発明に係る同期整流器の二次側の上側半分の模式的な回路図を示している。二次側の下側半分はこれと鏡像対称である。一次側は、従来の技術と同様に構成されていてよい。
【0039】
図6乃至図8の回路と対応する構成要素には、同じ符号が付されている。
【0040】
本発明に係る同期整流回路は、二次側に、変圧変流器48及びパワーMOSFET34と直列に接続された、電力変圧器18の第1の二次巻線領域LS1を含んでいる。変圧変流器48は、一次巻線48aと、二つの巻線領域48b1、48b2に分割された二次巻線48bとを含んでいる。第1の二次巻線領域48b1は、図8に示す実施の形態では、ダイオード50とトランスダクターチョーク52とを含む第1の分路と接続されており、第2の二次巻線領域48b2は、ダイオード54と抵抗器56とを含む第2の分路と接続されている。トランスダクターチョーク52は、従来の技術では「磁気増幅器」又は「マグアンプ」とも称されている。
【0041】
第1及び第2の分路は、さらに別の抵抗器58を介して、同期整流回路の共通の基準電位と接続されている。
【0042】
同期整流回路の出力部には、従来の技術の場合と同じく、蓄積チョーク28及び蓄積コンデンサ30が、図8に示すように、出力フィルタ段を構成するために設けられている。
【0043】
本発明に係る同期整流回路の機能は、原則として、以下に説明する回路挙動に基づいている。即ち、MOSFET34をターンオンするために、比較的高い電流が第2の二次巻線領域48b2を介して生成され、それと同時に、第1の二次巻線領域48b1を通って、及び、トランスダクターチョーク52を備える第1の分路を通って、比較的低い電流が流れる。そのために、第1及び第2の二次巻線領域48b1、48b2と一次巻線48aとの巻数比が適宜選択される。特に、高いスイッチング電流を生成し、MOSFET34を極めて迅速にターンオンするために、第2の二次巻線領域48b2と一次巻線48aとの10:1程度の低い巻数比n21/nが選択される。そして、第1の二次巻線領域48b1と一次巻線48aとの100:1程度の高い巻数比n22/nと、トランスダクターチョークの高いインダクタンスとが、第1の分路におけるゆっくりとした電流上昇を引き起こし、電流の上昇につれてトランスダクターチョーク52のインダクタンスが低下し(トランスダクターチョーク52が「ターンオン」され)、それによって抵抗器56を通る電流が再び非常に小さくなる。
【0044】
このような切換挙動は、電流が低いときは、インダクタンスが高く、開放されたスイッチのように作用し、電流が増えるとインダクタンスが低下し、ついには接続されたスイッチのように作用する、トランスダクターチョーク52の特性に依拠している。このような切換挙動が本発明により有利に利用される。
【0045】
実際問題としては、切換回路のターンオフ挙動は、上に説明した他の事例よりも若干複雑である。従って、実際の具現化にあたっては、以下に説明するように、理想的ではないトランスダクターチョークとの関連においていくつか追加の構成要素が必要であり、又は好ましい。
【0046】
図10乃至図12は、本発明に係る同期整流回路の詳細な回路図を示している。二次整流器の主要な構成要素は、相変わらず変圧変流器48及びMOSFET34であり、変圧変流器48は、トランスダクターチョーク52及びダイオード50を備える第1の出力分路と、ダイオード54及び抵抗器56を備える第2の出力分路とを有している。図9の回路に追加して、図10乃至図12には、抵抗器56と並列に接続されたダイオード60と、抵抗器58と並列に接続された別のダイオード62とが示されている。第1及び第2の分路は、ダイオード62及び抵抗器58を介して、並びに、これらと並列に接続されたトランジスタ64を介して、特にバイポーラPNPトランジスタを介して、変圧変流器48の二次巻線48bをMOSFET34のゲートと接続している。
【0047】
さらに図10乃至図12には、第1の分路にある第1の巻線52aと、ダイオード66及び抵抗器68と直列に接続された第2の巻線52bとを備えるトランスダクターチョーク52が示されており、この直列回路は、図10乃至図12に示すように、第1及び第2の分路と並列に接続されている。
【0048】
次に、図10乃至図12の本発明に係る同期整流回路の動作について、図13に示す波形を参照しながら詳細に説明する。図13の理想的な波形は、電力変圧器18の二次側18bの上側の巻線領域LS1の出力電圧u01と、この巻線領域LS1の出力電流i01と、MOSFET34のドレイン・ソース電圧uDSと、変圧変流器48及びトランスダクターチョーク52をリセットするためのリセット電流iRES(図12参照)とを示している。
【0049】
時間インターバルt乃至tの間(図13参照)、出力電圧u01はゼロである。フリーホイーリング段階に相当するこの期間においては、両方のMOSFETスイッチ34、36(図面には示していないが、図10乃至図12の図面と鏡像対称)は導通状態にある。
【0050】
時点tにおいて、MOSFET34(図10)のインバースダイオード及び変圧変流器48を通って電流i01が流れる。それに応じてダイオード54を通って電流が流れ、MOSFET34の入力キャパシタンスのチャージが開始される。この電流は、先ず第一に、変圧変流器48の第2の二次巻線領域48b2と一次巻線48aの巻数比n21/nに依存しており、かつ、負荷に依存している。
【0051】
第1の時間インターバルTの間には(図13参照)、無視できるほど小さい電流もトランスダクターチョーク52に流れる。変圧変流器48の第2の二次巻線領域48b2と一次巻線48aとの巻数比n22/n、トランスダクターチョーク52自体、及び、負荷は、MOSFET34のターンオン挙動に影響を及ぼす(図11参照)。この巻数比n22/nは、トランスダクターチョーク52に依存して、制御損失が最低限に抑制されるように選択されなければならない。時間インターバルTの最後においてトランスダクターチョーク52が飽和し、MOSFET34が完全にターンオンされる(図13参照)。
【0052】
ダイオード60及び抵抗器56は、MOSFET34のゲート・ソース電圧の大きさを規定する。抵抗器58は、ゲート回路における振動を減衰する役目を果たす。
【0053】
時点tにおいて、MOSFETは導通状態のままであるのに対し、別のMOSFET36(図面には図示せず)はターンオフされる。従って、出力電流全体がMOSFET34を通って流れる。
【0054】
フリーホイーリング段階の間、即ちt乃至tまでの時間インターバルにおいては、スイッチング回路の挙動は、上に説明したのと同様である。時点tを起点として、二次巻線領域LS1における電圧u01は負になる。このことは、MOSFET34を通る電流の低下につながる。それにより、変圧変流器48の二次巻線領域48b1及び48b2における電圧が逆転し、トランジスタ64が導通状態になり、MOSFET34のターンオフを促進する。
【0055】
電流器48の二次巻線領域48b1、48b2における負の電圧は、トランスダクターチョーク52のリセットプロセスを開始させる。リセット電流iRESは、抵抗器68及びダイオード66を通って流れ、変圧変流器48及びトランスダクターチョーク52をリセットする(図12参照)。
【0056】
抵抗器68は、リセット電流を制限する。ダイオード66は、この時間インターバルの間だけ電流が流れることを保証する。遅くとも時点tにおいては、即ち、フリーホイーリング段階の開始とともに、リセット電流iRESはもはや流れなくなる。
【0057】
同期整流器のターンオン時に両方のMOSFET34、36が導通状態でない場合、それぞれのインバースダイオードは、電力変圧器18の二次巻線18bを通って電流が流れ始めたときに、通電を引き受ける。それと同時に、変圧変流器48の一次巻線48aにも電流が流れ、それに伴って、第1及び第2の二次巻線領域48b1、48b2にも電流が流れる。トランスダクターチョーク52が第1の分路の通電を妨げるが、MOSFET34、36のゲート容量をチャージする役目を果たす第2の分路のダイオード54には電流が流れる。変圧変流器48の第2の二次巻線領域48b2と一次巻線48aの10対1程度の低い巻数比により、比較的大きなスイッチング電流が生成され、MOSFET34、36の駆動を著しく加速させる。この迅速なチャージは、ひいてはインバースダイオードを介しての通電時間を短縮する。MOSFET34、36の閾値電圧に達すると、このMOSFETは導通状態になり、このとき抵抗器56、58は電流制限の役目をし、ダイオード60は電圧制限の役目を果たす。トランジスタ24はこの時点では遮断されている。前述したように、この第1のターンオン期間の間、トランスダクターチョーク52も遮断されている。
【0058】
トランスダクターチョーク52は、このスイッチング回路では磁気スイッチとしての作用をし、ある程度のチャージ時間の後で初めてトランスダクターチョーク52が飽和に達し、このことは閉じたスイッチ状態に相当しており、その結果、ダイオード50を介してMOSFET34、36のゲート容量が完全にチャージされ、それによって同期整流器が完全に制御される。変圧変流器48の一次巻線48aと第1の二次巻線領域48b1との間で1対100程度の大きな巻数比を選択することによって、チャージ電流が一層小さくなり、それに伴って同期整流器の制御損失も少なくなる。
【0059】
既に述べたように、本発明の一つの有利な特徴は、トランスダクターチョーク52及び変圧変流器48を、スイッチングプロセスの後で迅速かつ簡単に再びリセット又は減磁できることである。この目的のために、図10乃至図12に示すように、トランスダクターチョークには、例えば四つの巻回を備える第2の巻線52bが設けられている。その巻線方向は、トランスダクターチョークの第1の巻線52aと反対向きである。この第2の巻線52bは、電流制限の役目を果たす抵抗器68と、逆方向への通電を防止するダイオード66とを介して給電される。トランスダクターチョーク52及び変圧変流器48のリセットプロセスは、それぞれMOSFET34、36の遮断期間中に行われる。この時間期間のとき、電力変圧器18の二次側18bにある付属の巻線領域における電圧は負である。この負の電位に基づいて、抵抗器68、ダイオード66、トランスダクターチョーク52及び変圧変流器48の二次巻線48bを介して通電が生じる。変流器の二次側の電圧が負の電位に転換し、これに続く通電の減衰によって、変流器とトランスダクターチョークとは反対方向に磁化される。電力変圧器18の二次側、例えばLS1における電圧が再び0ボルトになると(フリーホイーリング段階)、リセット電流iRES(図13)が消滅する。トランスダクターチョーク52及び変圧変流器48の両方のインダクタンスは、このプロセスの後に減磁され、磁界のスイッチングプロセスに備えた準備がなされる。
【0060】
本発明に係る同期整流回路の様々な構成要素の選択及び設定については、次のような指針を適用することができる。
【0061】
パワーMOSFETの選択は、先ず第一に、低い順方向抵抗という観点から行われ、有利には、順方向抵抗RDS<50mΩと、所望の出力電圧及び出力電流に依存して決まるドレイン・ソース電圧及びドレイン電流とにより行われる。
【0062】
変圧変流器の最善の変流比は、利用ケースに応じて実験により求めるのが望ましく、テストでは、一次巻線48aと第1の二次巻線領域48b1と第2の二次巻線領域48b2との巻数比1:50:5及び1:100:10が、この構成では良い結果を残している。
【0063】
トランスダクターチョーク52は、整流回路においてスイッチの機能を担っており、ある程度の時間Tの後で、前述したようにMOSFETの制御の第2段階が行われることについて責任を負う。
【0064】
トランスダクターチョークは、基本的に、1個又は複数個の巻線を備える、飽和可能な軟磁性の環状鉄心により構成される。鉄心のヒステリシス曲線はほぼ方形である。以下において、トランスダクターチョークの挙動について手短に説明する。チョークに電圧が印加されたとき、チョークのインダクタンスは最初の瞬間には非常に大きく、コイルには電流が流れない。時間Tが経過した後、チョークは飽和して非常に小さいインダクタンスしか有さなくなる。この状態では、トランスダクターチョークの巻線に電流が流れ、磁気スイッチが閉じられる。この通電中、磁束密度はほぼ一定に保持される。チョークを通る通電が消滅すると磁場強度は低下し、磁束密度は相変わらず一定である。そのときに逆方向に電流が流れると(リセット電流)、又は、負の電圧が印加されると、チョークのインダクタンスが低下してゼロに向かい、その結果、トランスダクターチョークが減磁される。リセット電流が十分に長い時間流れると、トランスダクターチョークは完全に減磁され、従って、リセットされる。リセット電流が引き続き流れれば、トランスダクターチョークは逆方向に磁化され、磁気スイッチが再び開く。
【0065】
その他の個々の構成要素の機能は、次の通りである。
【0066】
ダイオード50、54及び58は、MOSFET34、36の遮断期間中に帰還電流の流れを妨げる。例えば、順方向電圧が低いので比較的損失が少なく、比較的大きな電流を許容するショットキーダイオードを選択することができる。
【0067】
抵抗器56及びツェナーダイオード60は、ゲート・ソース電圧を調整する役目を果たす。抵抗器58は、振動を抑圧するためのゲート抵抗としての役目を果たす。さらに、トランジスタ64の前段に抵抗器58を配置することによって、MOSFET34のターンオフが短縮されるので、回路全体の効率が一層向上する。トランジスタ64は、MOSFET34、36のゲートキャパシタンスを放電する役目を果たす。抵抗器68及びダイオード66は、トランスダクターチョーク52及び変圧変流器48を減磁させる役目を果たす。
【0068】
以上の説明、特許請求の範囲及び図面の中に開示されている構成要件は、単独でも任意の組み合せの形でも、本発明を様々な実施の形態において具現化するために有意義であり得る。
【0069】
本発明は、格別に高い効率と迅速なスイッチング特性とを備える、プッシュプルコンバータにおいて使用するための同期整流器を提供するものである。それにより、一方では、本発明の回路を特に多段スイッチング電源でも利用することが可能であり、又は、それと同時に、高い周波数で動作し、及び/又は、デューティ比に関してフレキシブルなスイッチング電源を得ることが可能である。本発明は、ダイオード整流器の損失が著しく大きくなる、出力電圧が例えば<24Vと低いスイッチング電源にとって特に有利である。一例としての用途は、遠隔通信設備やコンピュータのスイッチング電源等の産業上の用途、プロセッサコアへの電圧供給、及び、特に低い電圧と高い電流とが要求されるあらゆる用途である。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明において採用することができるプッシュプルコンバータ回路のブロック図である。
【図2】ダイオード型整流器を備えているプッシュプルコンバータを示す模式的な回路図である。
【図3】図2のプッシュプルコンバータの出力電圧及び出力電流の理想化された波形である。
【図4】図2のダイオードの代わりに用いることができるMOSFETの等価回路図である。
【図5】MOSFETを備えている同期整流器による、図1のダイオード型整流器の代替をブロック図の形態において示す図である。
【図6】自己制御型の同期整流器の二次側の模式的な回路図である。
【図7】IC制御型の同期整流器の二次側の模式的な回路図である。
【図8】変流器を備えている同期整流器の二次側の上側半分の模式的な回路図であり、下側半分はこれと鏡像対称である。
【図9】本発明に係る同期整流器の二次側の上側半分の模式的な回路図であり、下側半分はこれと鏡像対称である。
【図10】第1の動作段階をより詳細に示す、図9の回路図と類似する本発明に係る同期整流器の二次側の上側半分の模式的な回路図である。
【図11】第2の動作段階を示す、図10と類似する回路図である。
【図12】第3の動作段階を示す、図10及び図11と類似する回路図である。
【図13】図10乃至図12の同期整流回路の出力電圧及び出力電流の理想的な波形である。
【符号の説明】
【0071】
10 入力切換段
12 電力変圧器
14 整流器
16 出力フィルタ
18 電力変圧器
18a 電力変圧器の一次側
18b 電力変圧器の二次側
20 パワートランジスタ
22 パワートランジスタ
24 二次ダイオード
26 二次ダイオード
28 蓄積チョーク
30 蓄積コンデンサ
32 同期整流回路
34 MOSFET、電子スイッチ
36 MOSFET、電子スイッチ
38 制御IC
40 制御IC
42 変流器
42a 変流器の一次巻線
42b 変流器の二次巻線
44 抵抗器
46 抵抗器
48 変圧変流器
48a 変圧変流器の一次巻線
48b 変圧変流器の二次巻線
48b1 第1の二次巻線領域
48b2 第2の二次巻線領域
50 ダイオード
52 トランスダクターチョーク
52a トランスダクターチョークの第1の巻線
52b トランスダクターチョークの第2の巻線
54 ダイオード
56 抵抗器
58 抵抗器
60 ダイオード
62 ダイオード
64 トランジスタ
66 ダイオード
68 抵抗器

Claims (16)

  1. 同期整流回路であって、第1及び第2の一次巻線領域を備えている一次側(18a)と、第1及び第2の二次巻線領域を備えている二次側(18b)とを有する電力変圧器(12;18)と、
    前記電力変圧器(12;18)の二次側にある整流回路(32)とを備えており、前記整流回路は、前記第1又は第2の二次巻線領域(18b)に付属する第1及び第2の電子スイッチ(34、36)を有しており、さらに前記同期整流回路は、前記第1又は第2の二次巻線領域に付属する第1及び第2の変流器装置(48)と、前記第1又は第2の電子スイッチ(34、36)のための第1及び第2の制御回路(50−58)とを備えており、各々の前記変流器装置(48)は、前記電力変圧器(18)の付属の前記二次巻線領域(18b)の電流に依存して決まる第1及び第2の電流を生成し、各々の前記制御回路(50−58)は、前記変流器装置(48)において生成される第1又は第2の電流を受け取る第1の分路(50、52)及び第2の分路(54、56)を有しており、第1の分路はトランスダクターチョーク(52)を有していることを特徴とする同期整流回路。
  2. 各々の前記変流器装置は、一次巻線(48a)と、第1及び第2の二次巻線(48b)とを備えている変圧変流器(48)を有しており、前記制御回路の前記第1及び第2の分路は、前記変圧変流器(48)の第1又は第2の二次巻線に付属していることを特徴とする請求項1に記載の同期整流回路。
  3. 前記電子スイッチ(34、36)は、それぞれMOSFETを有していることを特徴とする請求項2に記載の同期整流回路。
  4. 前記第1の変流器装置(48)の前記一次巻線(48a)は、前記電力変圧器(18)の前記第1の二次巻線領域(18b)と直列に接続されており、前記第2の変流器装置の前記一次巻線は、前記電力変圧器(18)の前記第2の二次巻線領域と直列に接続されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の同期整流回路。
  5. 前記第1のスイッチ(34)は、前記電力変圧器(18)の前記第1の二次巻線領域(18b)と直列に接続されており、前記第2のスイッチ(36)は、前記電力変圧器(18)の前記第2の二次巻線領域(18b)と直列に接続されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の同期整流回路。
  6. 前記第1の分路は、前記変圧変流器(48)の前記第1の二次巻線(48b1)を、ダイオード(50)及び前記トランスダクターチョーク(52)を介して付属の前記MOSFET(34)のゲートと接続し、前記第2の分路は、前記変圧変流器(48)の前記第2の二次巻線(48b2)を、ダイオード(56)を介して付属の前記MOSFET(34)のゲートと接続することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の同期整流回路。
  7. 前記第1及び第2の分路は、切換部材(64)を介して付属の前記MOSFET(34)のゲートと接続されていることを特徴とする請求項6に記載の同期整流回路。
  8. 前記切換部材(64)は、バイポーラトランジスタであることを特徴とする請求項7に記載の同期整流回路。
  9. 前記変圧変流器(48)の前記第1の二次巻線(48b1)は、前記変圧変流器(48)の前記第2の二次巻線(48b2)よりも多い巻数を有していることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一項に記載の同期整流回路。
  10. 前記変圧変流器(48)の前記一次巻線(48a)と前記第1の二次巻線(48b1)と前記第2の二次巻線(48b2)の巻数比(n:n22:n21)は、約1:100:10であることを特徴とする請求項9に記載の同期整流回路。
  11. 前記トランスダクターチョーク(52)は、切換巻線(52a)とリセット巻線(52b)とを有しており、前記切換巻線(52a)は、前記第1の分路に位置しており、前記リセット巻線(52b)は、これと並列なリセット分路に位置していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の同期整流回路。
  12. 前記切換巻線(52a)と前記リセット巻線(52b)との巻数比は、約1:4であることを特徴とする請求項11に記載の同期整流回路。
  13. 前記リセット分路は、ダイオード(66)を含んでいることを特徴とする請求項12に記載の同期整流回路。
  14. 前記電力変圧器(18)に入力切換段(10)が前置されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の同期整流回路。
  15. 前記整流回路(32)に出力フィルタ段(16)が後置されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の同期整流回路。
  16. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の同期整流回路を備えていることを特徴とするプッシュプルコンバータ。
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