JP2005504833A5

JP2005504833A5 -

Info

Publication number: JP2005504833A5
Application number: JP2003533698A
Authority: JP
Filing date: 2002-10-10
Publication date: 2005-12-22
Anticipated expiration: 2022-10-10

Claims

ケルダール窒素×６．２５（Ｎ×６．２５）で測定した場合に、乾燥重量基準で少なくとも９０重量％のタンパク質含有量を有し、好ましくは実質的に未変性であることを特徴とする亜麻油種子タンパク質単離物。
前記のタンパク質含有量が少なくとも１００重量％（Ｎ×６．２５）であることを特徴とする、請求項１に記載の亜麻油種子タンパク質単離物。
リノーラと呼ばれる亜麻の低リノレン酸変種から抽出される、請求項１または２に記載の亜麻種子タンパク質単離物。
湿潤タンパク質ミセル集塊物の形態である、請求項１ないし３のいずれか１つに記載の亜麻種子タンパク質単離物。
乾燥粉末の形態である、請求項１ないし３のいずれか１つに記載の亜麻種子タンパク質単離物。
亜麻タンパク質ミセルの沈殿からの上澄乾燥物の形態である、請求項１ないし３のいずれか１つに記載の亜麻種子タンパク質単離物。
亜麻タンパク質ミセルの沈殿からの濃縮上澄および沈殿亜麻タンパク質ミセルの乾燥した混合形態である、請求項１ないし３のいずれか１つに記載の亜麻タンパク質単離物。
（ａ）亜麻油種子粕を抽出に付し、該油種子粕中のタンパク質の可溶化を生じさせ、タンパク質水溶液を形成すること、
（ｂ）残渣油種子粕からタンパク質水溶液を分離すること、
（ｃ）選択膜技術を使用して、イオン強度を実質的に一定に維持しながら前記タンパク質水溶液のタンパク質濃度を高め、濃縮タンパク質溶液を提供すること、
（ｄ）前記濃縮タンパク質溶液を冷水中に希釈し、タンパク質ミセルの形成を生じさせること、
（ｅ）タンパク質ミセルを沈降させ、無定形で、粘着性のある、ゼラチン状の、グルテン様タンパク質ミセル集塊物を形成すること、および
（ｆ）上澄液から、ケルダール窒素×６．２５で測定した場合に乾燥重量基準で少なくとも９０重量％、好ましくは少なくとも１００重量％のタンパク質含有量を有するミセル集塊物を回収すること、を特徴とする亜麻タンパク質単離物の調製方法。
前記亜麻油種子粕の抽出が、
（ａ）少なくとも０．１０、好ましくは０．１５ないし０．６のイオン強度と、４ないし７、好ましくは５．３ないし６．２のｐＨを有する塩の水溶液を用いること、
（ｂ）少なくとも０．１０、好ましくは０．１５ないし０．６のイオン強度と、７ないし１２、好ましくは７ないし９のｐＨを有する塩の水溶液を用い、そして好ましくは前記抽出ステップに続いて、そのタンパク質水溶液のｐＨを、前記濃縮ステップに先立って、４ないし７に調整すること、または
（ｃ）亜麻油種子粕を水で抽出し、次いで少なくとも０．１０、好ましくは０．１５ないし０．６のイオン強度を有するタンパク質水溶液を提供するために、得られたタンパク質水溶液に塩を加えること、
によって行われることを特徴とする請求項８に記載の方法。
前記タンパク質水溶液が５〜ないし３０ｇ／Ｌ、好ましくは１０ないし２５ｇ／Ｌのタンパク質含有量を有することを特徴とする、請求項８または９に記載の方法。
前記のタンパク質濃縮ステップを、好ましくは２０００ないし５０，０００ダルトンの分子量カットオフを有する膜を用いる限外濾過により実施し、少なくとも５０ｇ／Ｌ、好ましくは少なくとも１００ｇ／Ｌの濃度を有する濃縮タンパク質溶液を得ることを特徴とする、請求項８ないし１０のいずれか１つに記載の方法。
前記濃縮タンパク質溶液を、濃縮タンパク質溶液の粘度を低下させるために、少なくとも２０℃、好ましくは２５°ないし４０℃の、しかし、それを超えると希釈の際に濃縮タンパク質溶液の温度がミセルの形成を可能にしない温度を超えない温度に加温することを特徴とする、請求項８ないし１１のいずれか１つに記載の方法。
前記濃縮タンパク質溶液を、所望の希釈度を達成するのに必要な容量を有し、かつ好ましくは１０℃未満の温度を有する水本体中に添加することによって、前記濃縮タンパク質溶液を１５倍以下、好ましくは１０倍以下まで希釈することを特徴とする、請求項８ないし１２のいずれか１つに記載の方法。
回収したタンパク質ミセル集塊物をタンパク質性粉末に乾燥することを特徴とする、請求項８ないし１３のいずれか１つに記載の方法。
沈降ステップからの上澄液を処理して更なる亜麻タンパク質単離物を回収することを特徴とする、請求項８ないし１４のいずれか１つに記載の方法。
前記上澄液を、膜技術、好ましくは３，０００ないし１０，０００ダルトンの分子量カットオフを有する膜を用い、好ましくは１００ないし４００ｇ／Ｌ、より好ましくは２００ないし３００ｇ／Ｌのタンパク質濃度にまで濃縮し、且つ前記濃縮された上澄液を乾燥し、乾燥重量ベースで、ケルダール窒素×６．２５で計算して少なくとも９０重量％のタンパク質濃度を有するさらなる亜麻タンパク質単離物を得ることを特徴とする請求項１５に記載の方法。
前記上澄液を、好ましくは３，０００ないし１０，０００ダルトンの分子量カットオフを有する膜を用いて好ましくは１００ないし４００ｇ／Ｌ、より好ましくは２００ないし３００ｇ／Ｌのタンパク質濃度まで濃縮し、その濃縮された上澄液を前記タンパク質ミセル集塊物と混合し、且つその混合物を乾燥し、乾燥重量ベースで、ケルダール窒素×６．２５で計算して、少なくとも９０重量％のタンパク質濃度を有するさらなる亜麻タンパク質単離物を得ることを特徴とする、請求項１５に記載の方法。
ステップ（ａ）から（ｆ）をバッチ操作、連続操作または半連続方式で実施することを特徴とする、請求項８ないし１７のいずれか１つに記載の方法。
前記亜麻油種子粕がリノーラ油種子粕であることを特徴とする、請求項８ないし１８のいずれか１つに記載の方法。