JP2005504608A - フィットネス装置 - Google Patents

Abstract

本発明は、少なくとも１つの皮膚刺激手段（５）を有する、衣服の形式のフィットネス装置（１）に関し、前記皮膚刺激手段は、流体圧力によって作動され、刺激領域（１３，１６）において、フィットネス装置の装着者（２）の皮膚表面に対して作用する。このようなフィットネス装置は低圧スーツとして知られている。前記フィットネス装置の機能を高めるために、皮膚刺激手段（５）は、本発明によれば、刺激領域（２０）において低圧が皮膚表面（１９）に作用する低圧状態から、刺激領域（１８）において過圧が皮膚表面（１９）に作用する過圧状態に移行させられる。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、少なくとも１つの皮膚刺激手段を有しており、該皮膚刺激手段が、刺激領域においてフィットネス装置の装着者の皮膚表面に作用しかつ複数の圧力チャンバを有しており、該圧力チャンバによって負圧状態において刺激領域において、皮膚表面に作用する負圧が生ぜしめられ、前記圧力チャンバが負圧状態から過圧状態へ移行させられるように設計されており、前記過圧状態において刺激領域において過圧が皮膚表面に作用するようになっている、衣服の形式のフィットネス装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
皮膚表面に対する負圧の作用が健康に寄与することは既に５０００年以上前から知られている。古代では、空気を吸い出し、負圧の作用によって刺激領域における組織流体を収集するための穴を備えた牛の角が使用された。後に、牛の角の代わりに、高温空気で充填された吸角グラスが使用された。空気を冷却して収縮させることにより、負圧を形成した。
【０００３】
現代では、これらの方法はさらに発展されており、部分的に商業的に使用されている。
【０００４】
例えば米国特許第７２６７９１号明細書は、硬いスペーサを有する負圧スーツを開示している。しかしながら、このスーツの欠点は硬いスペーサのために運動の自由度がないことであり、これらのスペーサによってスーツのカバーは皮膚表面から間隔を置いて保持されている。さらに、米国特許第７２６７９１号明細書のスーツの場合、特定の身体領域における選択的な作動が不可能である。
【０００５】
米国特許第１４４０１５７号明細書は、腹部領域に負圧領域を形成するベルト状フィットネス装置を示している。この装置において、前方へ膨らむ膜の弾性的な力によって負圧が生ぜしめられる。
【０００６】
米国特許第４２３０１１４号明細書は、フィットネスパンツを示しており、このフィットネスパンツにおいて負圧が生ぜしめられる。負圧をフィットネスパンツにおいてほぼ均一に分配するために、吸い込みラインの領域に定置のスペーサが設けられている。
【０００７】
米国特許第１４４０１５７号明細書及び米国特許第４２３０１１４号明細書の装置は、特定の身体領域への負圧領域の選択的な適応を許容しない。
【０００８】
最後に、本特許出願人により出願された国際公開第０１／５２７８７号パンフレットには、衣服の形式のフィットネス装置が記載されており、衣服の装着者の身体によって一方の側において制限された負圧チャンバにおいて、皮膚表面に作用する負圧が生ぜしめられる。フィットネス装置のカバーが身体に接触しないように、膨張させられることができるスペーサが設けられている。負圧によって作用される身体領域を、個々の身体区分に適応させるために、国際公開第０１／５２７８７号パンフレットのフィットネス装置には複数の負圧チャンバが設けられることもできる。
【０００９】
国際公開第０１／５２７８７号パンフレットの装置は既に極めて強力なフィットネス促進効果を達成しているが、前記効果はさらに高められることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【００１０】
したがって、国際公開第０１／５２７８７号パンフレットから出発して、本発明の課題は、前記特徴を有するフィットネス装置のフィットネス促進効果を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【００１１】
前記課題は、圧力チャンバが、負圧状態の間に周囲圧力よりも低いチャンバ圧力によって作用される中空チャンバとして形成されていることにより、一般的なフィットネス装置のために達成された。
【００１２】
本発明によるこの解決手段は、従来の装置よりもフィットネス装置のフィットネス増強効果を高める。まず、これまでの場合のように、血液及びリンパ液を含む組織液が負圧状態において刺激領域の皮下肥満組織内に吸い込まれる。このことは、刺激領域における代謝及び細胞活動を増強する。
【００１３】
過圧状態に切り替えることによって、組織液は過圧によって刺激領域から押し出される。これによって形成される装置のマッサージ効果は、従来技術から知られている装置と比較して血液循環増大効果、ひいては装置の効果を高める。
【００１４】
用語“過圧”及び“負圧”は周囲空気よりも高い圧力及び低い圧力を表す。
【００１５】
本発明によるフィットネス装置のフィットネス増強効果は、制御手段に接続されておりかつ、負圧状態から過圧状態へ互いに独立して移行させられることができる複数の皮膚刺激手段が設けられていることにより、有利な変化実施例において改良されることができる。この構成により、皮膚刺激手段の独立した制御又は作動によりフィットネス装置の装着者の身体特性に、刺激される皮膚領域を適応させることができる。したがって、この変化実施例においては、特定の問題のある領域が選択的に作用されることができる。
【００１６】
別の発展形において、複数の皮膚刺激手段のそれぞれが、切換え信号に対して常に同時に反応するように接続されている。
【００１７】
特に有利な変化実施例において、制御手段は制御装置を含み、この制御装置によって個々の皮膚刺激手段への切換え信号のシーケンスを調整することができる。負圧状態から過圧状態、及び過圧状態から負圧状態への切換え動作の順序は、これにより調和させられることができる。この設計は、例えば過圧を受ける刺激領域が、皮膚刺激手段の選択的な作動によって、及び皮膚表面上の特定の経路に沿った個々の皮膚刺激手段への切換え信号の選択的な順序によって制御されることができる。このことは、人体の解剖学的条件に適応された選択的なマッサージ効果を提供する。例えば、過圧領域は心臓に向かう血流又は心臓から遠ざかる血流の方向で制御されることができ、又は刺激領域は特定の筋肉の上のみを移動させられることができる。
【００１８】
皮膚刺激手段は特に、過圧状態において周囲圧力よりも高いチャンバ圧力で作用され、かつ／又は負圧状態において周囲圧力よりも低いチャンバ圧力によって作用される圧力チャンバを含んでいてよい。このような圧力チャンバは、真空ポンプ及び弁制御により容易に制御されることができる。
【００１９】
圧力チャンバは中空チャンバとして設計されていてよく、この中空チャンバは、切換え信号に応じて、環境に接続された流体ポンプの吸込み側及び／又は圧力側及び／又は出口に接続可能である。圧力チャンバがポンプのいずれの出口に接続されるかに応じて、圧力チャンバは負圧又は過圧によって作用される。
【００２０】
特に、皮膚刺激手段は過圧状態において皮膚表面上に支持されてよい。この構成において、皮膚刺激手段は過圧状態においてスペーサとして働く。別の有利な構成において、皮膚刺激手段は負圧状態において皮膚表面から離反させられてよい。
【００２１】
別の構成において、中空チャンバは少なくともセクションにおいてフレキシブルなカバーを有していてよく、これにより、中空チャンバは過圧状態において膨張し、負圧状態において収縮する。
【００２２】
別の有利な変化実施例において、皮膚刺激手段は弾性部材をも含んでいてよく、この弾性部材によって過圧状態において圧力が刺激領域に加えられる。弾性部材は例えば、圧力室を伸長させる弾性的な締結体又は、フィットネス装置の装着者の皮膚表面上に支持されたばねの形式であってよい。この変化実施例において皮膚刺激手段が負圧によって作用される場合、前記負圧が弾性部材の圧力に抗して作用し、前記部材を圧縮させる。弾性部材により、過圧状態における過圧の発生は免除され、このことはフィットネス装置の構造を著しく単純化する。
【００２３】
流体圧力による皮膚刺激手段の作動の代わりに、機械的動作が提供されてよい。これに関して、別の変化実施例は部材を提供し、この部材によって過圧状態において圧力が刺激領域に加えられる。この部材は、ベルトの形式で形成されているか、少なくとも部分的に装着者の身体を包囲していてよい。この場合、円周を減じることによって圧力が加えられる。
【００２４】
フィットネス装置にはさらに磁界装置が装備されていてよく、この磁界装置によって、フィットネス装置の装着者の身体に作用する磁界を生ぜしめることができる。前記磁界によって、フィットネス装置の装着者の身体において肯定的な効果を得ることができる。
【００２５】
さらに、別の有利な変化実施例によれば、放射手段が設けられていてもよく、この放射手段によって装着者の身体は少なくとも部分的に、可視光又は赤外又は紫外範囲の光で放射されることができる。光学的導波管、例えばガラスファイバケーブルによって、光は有利な変化実施例において光源から装着者の特定の領域まで案内されることができる。このことはフィットネス装置の設計における自由度を高める。なぜならば、光源をあらゆる所望の場所に取り付けることができるからである。皮膚の局所的な加熱は、赤外線によって皮膚表面を照射することによって達成されることができる。皮膚表面におけるホルモンバランスは、光ビームの特定の波長によって影響されることができる。
【００２６】
個々の用途に伝導性のフィットネス装置内の環境を維持するために、皮膚表面に隣接するフィットネス装置の領域において少なくとも部分的に湿度及び／又は温度を制御するために、環境制御手段が有利な構成において設けられていてよい。この制御は、例えばフィットネス装置に導入される流体の湿度及び温度を制御することによって行われてよい。フィットネス装置の高価でない変化実施例において、周囲空気が流体として特に適している。しかしながら、皮膚接触によってフィットネス促進効果を有する、希ガス又はガス混合物等のその他のガスを使用することもできる。
【００２７】
フィットネス装置の装着者により運動の自由度を与えるために、及び例えばフィットネススタジオにおいてフィットネス装置の動作中に装着者が同時に運動を行うことができるようにするために、衣服として設計されたフィットネス装置は、運動に追従するようにフレキシブルに形成されており、これにより、フィットネス装置は、大きな障害なく装着者の運動に追従することができる。このために、フィットネス装置は、特に、好適には刺激領域において流体不透過性であるフレキシブルなカバーを有していてよい。フィットネス装置は、特に、同時運動中に保護スーツとして働く。装着快適性は、快適な装着感を与える対応する内部ライニング、例えば不織布材料によって再び増大される。
【００２８】
さらに、本発明は、衣服として設計されたフィットネス装置による痩身方法に関し、このフィットネス装置は、フィットネス装置の装着者の皮膚表面の刺激領域に作用する、少なくとも１つの流体圧力作動式皮膚刺激手段を含む。
【００２９】
フィットネス装置のフィットネス促進及び痩身効果を高めるために、本発明による皮膚刺激手段は、刺激領域に負圧及び過圧を交互に加える。
【００３０】
フィットネス装置は、パンツ、シャツ、全身スーツ、腕又は脚包帯又は腹部包帯の形式で設計されてよい。
【００３１】
本発明によるフィットネス装置を、添付の図面に関連した実施形態を引用して以下にさらに詳細に説明する。同一の参照符号はここでは同じ構成部材のために使用されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【００３２】
まず本発明によるフィットネス装置の第１の実施形態の構造を図１を参照に説明する。
【００３３】
図１は、概略的にのみ示された装着者２によって装着された衣服の形式のフィットネス装置１を示している。フィットネス装置１はカラー３及び腕におけるカフス４が設けられた全身スーツ若しくはオーバーオールの形式を有する。カフス４はフィットネススーツ１の内部をシールしている。親指ループ４’はスーツが滑るのを防止する。
【００３４】
フィットネススーツ１には、装着車２の胴の全体に亘って延びた実質的に管状の構成の皮膚刺激手段５ａ〜ｄが設けられている。以下で単なる一般名として皮膚刺激手段と言う場合には、アルファベットは省略される。脚部の領域には別の皮膚刺激手段５ｅが設けられている。
【００３５】
それぞれの皮膚刺激手段５の領域は、装着者２の皮膚表面に刺激領域を規定し、この刺激領域において皮膚刺激手段は負圧又は過圧によって装着者２の身体に作用する。皮膚刺激領域５ａ〜ｄは分離部分７によって互いに分離されている。分離部分７は刺激領域を互いに隔離しており、これにより、皮膚刺激手段５は、この皮膚刺激手段に割り当てられた刺激領域にのみ作用する。
【００３６】
図１の実施形態において、全部で４つの皮膚刺激手段５ａ〜ｄが胴部に設けられている。脚部に配置された皮膚刺激手段５ｅは両脚に同時に作用する。皮膚刺激手段５の数は、必要性及びスーツの寸法に応じて変更できる。
【００３７】
図１の皮膚刺激手段は、ポンプ装置８によって発生された流体圧力によって作動させられる。ガス、例えばヘリウム又は二酸化炭素等の不活性ガス、又はガスの混合物、例えば周囲空気が、図１の実施形態において流体として使用される。しかしながら、特定の用途のためには、液体が流体として使用されてもよい。
【００３８】
ポンプ装置８によって発生される流体圧力、すなわちフィットネス装置の外側の環境において存在する周囲圧力よりも低い又は高い圧力は、圧力供給ライン９ａ，９ｂ，９ｃを介して皮膚刺激手段に伝達される。このために、圧力供給ライン９ａ，９ｂ，９ｃはポンプ装置８の吸込み側又は圧力側に接続可能である。
【００３９】
図１に示されているように、最上部及び最下部の皮膚刺激手段５ａ及び５ｄは図１の実施形態において接続ライン１０によって胴部領域において連結されている。接続ライン１０は圧力供給ライン９ｂに接続されており、これにより、胴部領域における最上部及び最下部の皮膚刺激手段５は常時同じ流体圧力を有する。
【００４０】
同様に、２つの中央の皮膚刺激手段５ｂ及び５ｃが接続ライン１１を介して胴部領域において相互接続されている。接続ライン１１は圧力供給ライン９ａに接続されており、これにより、２つの皮膚刺激手段５ｂおよび５ｃにおいて同じ流体圧力が常に存在する。脚部における皮膚刺激手段５ｅは図１に示されているように、圧力供給ライン９ｃを介して流体圧力によって別個に作用される。
【００４１】
ポンプ装置８において、切換え信号を出力する制御手段（図示せず）が設けられており、前記切換え信号に基づき、切換え弁１０ａ〜ｃを介して、圧力供給ライン９ａ〜ｃが過圧又は負圧によって作用される。これにより、切換え弁に割り当てられた刺激領域におけるそれぞれの皮膚刺激手段５は、皮膚表面に対して負圧又は過圧を提供することができる。
【００４２】
負圧が皮膚表面に作用する場合、血液及び組織液が刺激領域において収集される。過圧状態において、血液及び組織液は刺激領域から押し出される。
【００４３】
図１に示されたスーツの形式のフィットネス装置は以下のように動作する：まず、空気が圧力ライン９ｃを介して吸い出され、フィットネス装置において５０〜６００ミリバールの負圧が生じる。スーツの気密な外皮は対応する圧力で、スーツ１の内部に存在する人間２の皮膚に押し付けられる。圧力ライン９ａはポンプ装置８の吸込み側に接続されているのに対して、圧力ライン９ｂはポンプの圧力側に接続されている。したがって、皮膚刺激手段５ａ及び５ｄは膨張され、これにより、前記皮膚刺激手段の間に位置決めされておりかつ負圧によって作用される皮膚刺激手段５ｂ及び５ｃは、人間の皮膚から持ち上げられる。膨張された空気チャンバの下側には過圧が生じるのに対して、排気された空気チャンバの下側においては皮膚に対して負圧が作用する。
【００４４】
効果を高めるために、図１の実施形態および以下の実施形態において、磁界を発生するための装置、ガラスファイバラインを備えた光源、及びポンプ装置８によって搬送される空気を制御するための環境制御手段が設けられていてよい。
【００４５】
図２は本発明によるフィットネス装置の第２実施形態を示しており、このフィットネス装置は、装着者の通常の運動を可能にするようにパンツの形式でフレキシブルに設計されている。刺激領域はこの実施形態において大腿部と、下腹部と、臀部とに亘って延びており、これにより、図２の実施形態は、大腿部、臀部及び下腹部における脂肪を減少させるのに特に適している。刺激領域に割り当てられた皮膚刺激手段５は、脚の長さ方向に、ひざのすぐ上方からウエストまで延びている。それぞれの皮膚刺激手段は、分離部分７によって隣接する皮膚刺激手段から分離されておりかつ接続部１３が設けられており、この接続部には圧力供給ライン９が接続されている。それぞれの圧力供給ライン９は、別個に、別の皮膚刺激手段５の圧力供給ライン９から独立して、流体圧力、すなわち負圧又は過圧によって作動可能である。単純にするために、４つの圧力ライン９ａ〜ｄのみが図２に示されておりかつ皮膚刺激手段５ａ〜ｄに割り当てられており；その他の圧力供給ラインは省略されている。
【００４６】
さらに、図２の実施形態において、環境制御手段（図示せず）が設けられており、この環境制御手段によってフィットネスパンツ１における温度及び／又は湿度を調節可能な値に調整することができる。このことは、例えば、圧力供給ラインを介して供給される圧縮空気を制御することによって行われる。
【００４７】
図３Ａは、やはりパンツとして設計された第３の実施形態を示している。図３Ｂは第３の実施形態を断面図で示している。図２の実施形態とは対照的に、刺激領域は図３の実施形態において、関連する皮膚刺激手段と共に大腿部及びウエストの周囲に周方向に延びている。単純にするために、皮膚刺激手段は１つおきにのみ、図３Ａの実施形態における圧力供給ラインを備えて示されている。
【００４８】
図３Ｂの断面図に示されているように、中空のチャンバ状の皮膚刺激手段５ａ，５ｃ，５ｅ及び５ｇは、過圧によって作用されることによって膨張される。その結果、皮膚刺激手段５ａ，５ｃ，５ｅ及び５ｇは皮膚上に支持され、皮膚に圧力を加える。これにより、過圧を受ける刺激領域１３が形成され、これらの領域は、身体に向けられた矢印によって図３Ｂに概略的に示されている。中間の中空のチャンバ状の皮膚刺激手段５ｂ，５ｄ及び５ｅには負圧が生じるので、前記手段は収縮する。皮膚刺激手段のカバーはフレキシブルであるので、カバーは、負圧を受けた皮膚刺激手段５ｂ，５ｄ及び５ｅにおいて引っ込められる。負圧を受けた皮膚刺激手段５ｂ，５ｄ，５ｅは、フィットネス装置１のカバー１４上に設けられていて、膨張された皮膚刺激手段によって装着者２の身体から押し離されるので、負圧を受けた皮膚刺激手段５ｂ，５ｄ及び５ｅの間にはそれぞれ中空のチャンバ１５が形成され、中空の室は、この中空の室の下側に位置決めされた皮膚表面に対して吸引効果を提供する。この吸引効果は、図３Ｂに装着者２の身体から離れる方向の矢印によって示された負圧刺激領域１６を形成する。皮膚刺激手段５の幾何学的設計に応じて、刺激領域は個々の筋肉形状に適応されることができる。さらに、あらゆる所望のパターンが皮膚刺激手段によって構成されることができ、このパターンは、身体形状への刺激領域のあらゆる所望の協働及びあらゆる所望の適応を可能にする。このことは図４の実施例によって示される。
【００４９】
図４の実施形態において、刺激領域はほぼ矩形である。しかしながら、刺激領域は、多角形又は円形であってもよい。それぞれの皮膚刺激手段５にはフレキシブルチューブ接続部１３が設けられており、それぞれの皮膚刺激手段は独立して作動されることができる。複数の皮膚刺激手段が同じ圧力によって並列に作用される場合、これらの皮膚刺激手段は互いに協働し、これにより、一貫した刺激領域を形成する。例えば、図４の実施形態において、皮膚刺激手段５’は一緒に作動され、これにより、刺激領域は大腿部前側の筋肉上にのみ延びている。これにも拘らず、皮膚刺激手段５”はまとめて作動されることができ、これにより、別の刺激領域は臀部筋肉上にのみ延びている。
【００５０】
図５Ａは本発明によるフィットネス装置の第５実施形態を示している。図５Ｂは前記実施形態の断面図である。図５Ａの実施形態において、４つの皮膚刺激手段５ａ〜ｄがフィットネススーツ１の腹部領域において示されている。
【００５１】
図５Ｂの断面図に示されているように、皮膚刺激手段は中空のチャンバによって形成されており、このチャンバのカバー１６はフレキシブルである。フィットネススーツのフレキシブルなカバー１６もこの図に示されている。汗を吸収するために、フレキシブルなカバー１６は内側において柔軟な快適な不織布材料で被覆されている。
【００５２】
図５Ａ及び図５Ｂにおいて、最上部の皮膚刺激手段５ａ及び最下部の皮膚刺激手段５ｄは過圧によって作用され、これらの皮膚刺激手段は膨張した過圧状態になる。２つの中央の皮膚刺激手段５ｂ及び５ｃは負圧によって作用され、これらの皮膚刺激手段は負圧状態に収縮される。過圧状態において、皮膚刺激手段５ａ及び５ｄは、刺激領域１３において装着者２の皮膚表面１９上に支持され、この皮膚表面の下側に位置する組織に過圧を加える。
【００５３】
負圧状態における２つの皮膚刺激手段５ｂ及びｃに割り当てられた刺激領域１６において、負圧が生じている。
【００５４】
２つの膨張した皮膚刺激手段５ａ及び５ｄはスペーサとして働き、これにより、２つの収縮した皮膚刺激手段５は、装着者２の皮膚表面１９から押し離される。その結果、負圧によって作用されるチャンバ１５が、負圧状態における皮膚刺激手段５と皮膚表面１９との間に形成される。
【００５５】
２つの中央の皮膚刺激手段５ｂ，ｃが今や過圧によって作用される場合、周辺部に配置された２つの皮膚刺激手段５ａ，ｄは負圧によって作用され、周辺部に配置された２つの皮膚刺激手段５ａ，ｄは収縮し、これらの皮膚刺激手段の下側に、負圧刺激領域１６を備えた個々のチャンバ１５を形成するのに対し、２つの中央の刺激手段は皮膚に押し付けられ、過圧刺激領域１３を形成する。
【００５６】
図６Ａ〜図６Ｄは、衣服の形式の、本発明によるフィットネス装置１の別の実施形態の第１の作動モードを示している。負圧によって作用される皮膚刺激手段は、図６Ａ〜６ＤにＵによって示されており、過圧によって作用される皮膚刺激手段はＵウムラウトによって示されている。（なお、原文では、Ｕウムラウトは、Ｕのうえに点をつけた記号で示している。また、図面においても同様にＵウムラウトは、Ｕのうえに点をつけた記号で示している。）これらはそれぞれ負圧及び過圧刺激領域１３及び１６に相当する。図６Ａ及び６Ｂにおいて、過圧によって作用される皮膚刺激手段は、暗い影で示されている。
【００５７】
図６Ａ〜図６Ｄのフィットネス装置は、臀部領域から腋の下まで延びた腹部包帯の形式で形成されている。フィットネス装置は、胴部領域において全部で８つの同心的なリング状の皮膚刺激手段５ａ〜ｈを有しており、これらの皮膚刺激手段に圧力供給ライン９ａ〜ｈが割り当てられている。皮膚刺激手段は圧力供給ライン９ａ〜ｂを介して流体負圧又は流体過圧によって作用される。ここでは、１つおきの皮膚刺激手段が並列に同じ圧力源に接続されている。
【００５８】
図６Ａに示された初期位置において、第１の皮膚刺激手段５ａから開始して、１つおきの皮膚刺激手段５ａ，５ｃ，５ｅ，５ｇが過圧によって作用されるのに対し、第２の皮膚刺激手段５ｂから出発して、１つおきの皮膚刺激手段５ｂ，５ｄ，５ｆ，５ｈが負圧によって作用される。規則的な時間ごとに、例えば５〜４０秒ごとに、好適には１０〜２０秒ごとに、図６Ａに示された第１の作動状態は図６Ｂに示された第２の作動状態に切り替えられる。図６Ｂの作動状態において、最上部の皮膚刺激手段５ａから出発して、１つおきの第２の皮膚刺激手段５ａ，５ｃ，５ｅ，５ｇが今や負圧によって作用されるのに対し、上から第２の皮膚刺激手段５ｂから出発して、１つおきの皮膚刺激手段５ｂ，５ｄ，５ｆ，５ｈが今や過圧によって作用される。膨張されたチャンバ内の過圧はここでは１０〜５０又は２００〜８００ミリバールであり；過圧と負圧との圧力差は好適には２０〜１０ミリバールである。
【００５９】
それぞれ図６Ａ及び６Ｂの作動状態の断面を示した図６Ｃ及び６Ｄに示されているように、負圧状態から過圧状態へ、又は過圧状態から負圧状態へのそれぞれの皮膚刺激手段５ａの切換えは、刺激領域１３，１６の対応する変更を生じる。このことは、皮下組織における肥満組織のマッサージを行う。
【００６０】
本発明によるフィットネス装置の刺激領域を制御する別の実施例が図７Ａ〜図７Ｆに示されている。図６Ａ〜図６Ｄに示されたものと同じフィットネス装置が使用されている。図７Ａ〜図７Ｃは正面図であり、図７Ｄ〜図７Ｆのそれぞれはその上方に示された正面図の断面図である。
【００６１】
図７Ａ〜図７Ｆにおいて、それぞれの皮膚刺激手段５ａ〜ｈは、別個に、他の皮膚刺激手段から独立して制御されることができる。これにより、皮膚刺激手段の選択的かつ調和された作動により身体表面上を移動する刺激領域を形成することが可能である。
【００６２】
例えば、図７Ａにおいて、最上部の皮膚刺激手段５ａはまず過圧によって作用されるのに対し、他の皮膚刺激手段５ｂ〜ｈは負圧によって作用される。最上部の皮膚刺激手段５ａにおける圧力は、次いで徐々に減じられ、皮膚刺激手段５ａの下側に位置決めされた、隣接する皮膚刺激手段５ｂにおける圧力が、図７Ｂに示された作動状態が達成されるまで、上昇させられる。
【００６３】
図７Ｂの作動状態において、最上部の皮膚刺激手段５ａは負圧によって作用され、その下側に位置決めされた皮膚刺激手段は過圧によって作用される；他の皮膚刺激手段５ｃ〜ｈは図７Ａに示された状態のまま変化していない。
【００６４】
上記プロセスはここで、その下に位置決めされた皮膚刺激手段それぞれに関して、過圧によって作用される刺激領域がフィットネス装置１に沿って上部から下部まで移動するまで、図７Ａ〜図７Ｃに黒く塗りつぶされた皮膚刺激手段によって示されているように、繰り返される。次のステップにおいて、図７Ｃに示された状態が達成されるまで、圧力は第２の皮膚刺激手段５ｂにおいて徐々に減じられかつ圧力が、第２の皮膚刺激手段の下側に位置決めされた隣接する皮膚刺激手段５ｃにおいて上昇し、第３の皮膚刺激手段５ｃにおいて過圧が生じるのに対して、他の皮膚刺激手段５ａ〜ｂ、ｄ〜ｈは負圧によって作用される。
【００６５】
この方法の変形において、複数の刺激領域は身体に沿って同時に移動することもでき、例えば図７Ａの初期位置において上から第５の皮膚刺激手段５ｅが付加的に過圧によって作用され、この刺激領域が、最上部の皮膚刺激手段５ａの刺激領域に加えてかつこの刺激領域５ａと同調しながら下方へ移動する。
【００６６】
皮膚刺激領域５ａ〜５ｈの調和した作動による刺激領域の移動は、図７Ｄ〜図７Ｆの断面図より明らかになる。図７Ａ〜図７Ｃに示された順序により、過圧領域１３と、上側及び下側においてこの過圧領域１３に隣接する２つの負圧領域１６とを含む刺激領域は、矢印１７の方向に下方へ移動する。これにより、皮膚表面に対するマッサージのような作用が可能になり、その効果もより下側の層内の筋肉領域へ延びている。
【００６７】
図７Ａ〜図７Ｆにおいて下方へ延びた刺激領域１３及び１６の移動は、単に作動形式を変更することにより逆転されることができる。このために、最上部の皮膚刺激手段５ａの代わりに、最下部の皮膚刺激手段５ｈから始動されなければならない。
【００６８】
図８Ａ及び８Ｂは本発明のフィットネス装置の第７実施形態を示しており、この場合、図５、図６及び図７の実施形態とは対照的に、皮膚刺激手段５ａ〜ｈ、ひいては前記皮膚刺激手段に割り当てられた刺激領域は、身体の周方向ではなく長手方向に延びている。
【００６９】
周方向での刺激領域の移動は、個々の皮膚刺激手段５が図７Ａ〜図７Ｆの実施形態におけるものと同様の形式で作動される場合、図８Ａ〜８Ｄの実施形態の皮膚刺激手段５ａ〜ｈの選択的な作動により可能である。
【００７０】
このことは、図８Ｂに例として示されており、図８Ｂには、過圧によって作用される２つの刺激領域Ｕウムラウトが身体の周方向で矢印１８の方向に移動することが示されている。異なる移動方向１８（下方に向けられた方向１７ではなく周方向）を除き、図８Ｂに示された動作モードの機能的順序は図７Ａ〜７Ｆに示されたものに対応するので、ここでは図７Ａ〜７Ｆの説明を参照することができる。
【００７１】
図９は本発明のフィットネス装置の第８実施形態を示しており、この場合、皮膚刺激手段５は、独立して作動可能な小さな多角形領域の形式で形成されている。皮膚刺激手段の数が増加するほど、皮膚刺激手段のサイズは小さくなり、より選択的に、刺激領域は、複数の刺激手段の調和した同時作動から成ることができ、身体表面に沿って移動させられることができる。
【００７２】
この実施例においても、進行順序は図７Ａ〜７Ｆに示された実施形態において説明されたものと同じである。身体の周囲での刺激領域の移動のために、過圧によって作用される皮膚刺激手段５又は皮膚刺激手段５のグループから出発して、意図された移動方向に位置決めされた前記皮膚刺激手段の環境において過圧が形成されるのに対し、もともと過圧によって作用されていた皮膚刺激手段における圧力が減じられる。このプロセスは、過圧領域が身体に沿って特定方向に移動するように継続される。
【００７３】
これまで説明したように、過圧によって作用される刺激領域の移動の代わりに、負圧によって作用される刺激領域が身体に沿って移動されることもできる。この場合、フィットネス装置の全ての皮膚刺激手段５はまず過圧によって作用される；１つの皮膚刺激手段又は皮膚刺激手段のグループのみが負圧によって作用される。前記負圧領域から出発して、刺激領域の意図された移動方向における隣接する皮膚刺激手段が、負圧によって作用される。
【００７４】
図１０は、フィットネス装置１の流動構造を例として概略的に示している。
【００７５】
ポンプ８は、吸込み側２３において負圧を、圧力側２４において過圧を生ぜしめる。
【００７６】
吸込み側２３又は圧力側２４はそれぞれ、個々に、制御手段２６によって作動される弁２５’，２５”を介して皮膚刺激手段５及び６に接続されている。
【００７７】
吸込み側の弁２５’が開放されかつ圧力側の弁２５”が閉鎖された場合、皮膚刺激手段５は負圧によって作用される。弁２５’が閉鎖されかつ弁２５”が開放された場合、皮膚刺激手段５は過圧によって作用される。
【００７８】
図１０の実施形態において、それぞれの皮膚刺激手段５には、吸込み側においてライン９’が、圧力側においてライン９”が設けられている。択一的に、一方向弁２５の代わりに、３方向弁（図示せず）を使用することもでき、３方向弁の２つの入力ポートは圧力側及び吸込み側に接続されており、３方向弁の出力側は皮膚刺激手段に接続されている。３方向弁が使用される場合、それぞれの皮膚刺激手段への１つのラインのみが必要とされ、３方向弁の切換え位置に応じて、皮膚刺激手段は次いで前記ラインを介して過圧及び負圧によって作用されることができる。
【００７９】
図１１Ａ〜１１Ｃは本発明によるフィットネス装置１の最後の実施形態を示している。
【００８０】
流体ポンプ装置８の代わりに、フィットネス装置は皮膚刺激手段５としての機械的な部材を有しており、この部材によって過圧状態が流体圧力なしに純粋に機械的に調節される。これは、ベルト状設計によって達成される。
【００８１】
それぞれのベルト装置５はモータ２６とベルト２７とを有している。ベルト２７は少なくとも部分的に装着者の身体２を包囲しており、周方向に調節されることができる。
【００８２】
フィットネス装置１のカバー１４は、装着者の身体を気密に包囲している。ベルト２７の解放端部２８が矢印２９の方向に移動させられることによりベルト装置２５の円周が今やモータ２６の作動によって拡大される場合、フィットネス装置１の内側の拡大された円周によって、負圧によって作用される中空チャンバ１５が形成される。このような状況を達成するために、ベルト２７は十分な長さを有していなければならない。これにより、図１１Ｂに示されているように負圧領域１６が形成される。
【００８３】
図１１Ｂの断面図に相当する図１１Ｃの側面図に示されているように、モータ２６のためのエネルギ供給ライン３０が設けられている。
【００８４】
ベルト２７を収縮させる、すなわち図１１Ｂの矢印２９とは反対方向に移動させることにより、刺激領域において皮膚にベルト２７によって圧力が加えられることにより、皮膚刺激手段５は過圧状態へ移行させられる。
【図面の簡単な説明】
【００８５】
【図１】本発明によるフィットネス装置の第１実施形態を示している。
【図２】本発明によるフィットネス装置の第２実施形態を示している。
【図３Ａ】本発明によるフィットネス装置の第３実施形態を示している。
【図３Ｂ】図３Ａの実施形態を断面図で示している。
【図４】本発明によるフィットネス装置の第４実施形態を示している。
【図５Ａ】本発明によるフィットネス装置の第５実施形態を示している。
【図５Ｂ】図５Ａの実施形態の断面図を示している。
【図６Ａ】本発明によるフィットネス装置の第６実施形態を、第１の作動状態において示している。
【図６Ｂ】図６Ａの実施形態を第２の作動状態において示している。
【図６Ｃ】図６Ａの断面図を示している。
【図６Ｄ】図６Ｂの断面図を示している。
【図７Ａ】図６Ａの実施形態を別の作動状態において示している。
【図７Ｂ】図７Ａの実施形態を別の作動状態において示している。
【図７Ｃ】図７Ａの実施形態を別の作動状態において示している。
【図７Ｄ】図７Ａの作動状態の断面図を示している。
【図７Ｅ】図７Ｂの作動状態の断面図を示している。
【図７Ｆ】図７Ｃの作動状態の断面図を示している。
【図８Ａ】本発明によるフィットネス装置の第７実施形態を、第１の作動モードにおいて示している。
【図８Ｂ】図８Ａの実施形態を第２の作動モードにおいて示している。
【図９】本発明によるフィットネス装置の第８実施形態を示している。
【図１０】本発明によるフィットネス装置の第９実施形態を示している。
【図１１Ａ】第１の動作位置における本発明によるフィットネス装置の第１０実施形態を断面図で示している。
【図１１Ｂ】第２の動作位置における図１１Ａの実施形態を断面図で示している。
【図１１Ｃ】図１１Ｂの動作位置を側面図で示している。
【符号の説明】
【００８６】
１ フィットネススーツ
２ 装着者
３ カラー
４ カフス
４’ 親指ループ
５ａ〜ｈ 皮膚刺激手段
７ 分離部分
８ ポンプ装置
９ａ〜ｃ 圧力供給ライン
１０ 接続ライン
１１ 接続ライン
１３ チューブ接続部
１３ 過圧領域
１４ カバー
１５ チャンバ
１６ 負圧刺激領域
１９ 皮膚表面
２３ 吸込み側
２４ 圧力側
２５ 弁
２６ 制御手段
２７ ベルト
２８ 解放端部
３０ エネルギ供給ライン

Claims (18)

1. 少なくとも１つの皮膚刺激手段（５）を有しており、該皮膚刺激手段が、刺激領域（１３，１６）においてフィットネス装置の装着者の皮膚表面に作用しかつ複数の圧力チャンバを有しており、該圧力チャンバによって負圧状態において刺激領域（１６）において、皮膚表面に作用する負圧（Ｕ）が生ぜしめられ、前記圧力チャンバが負圧状態から過圧状態へ移行させられるように設計されており、前記過圧状態において刺激領域（１３）において過圧（Ｕウムラウト）が皮膚表面に作用するようになっている、衣服の形式のフィットネス装置（１）において、圧力チャンバが中空チャンバとして形成されており、該中空チャンバが、負圧状態において、周囲圧力よりも低いチャンバ圧力によって作用されることができることを特徴とする、フィットネス装置。
2. 負圧状態から過圧状態へ互いに独立して移行させられることができる複数の皮膚刺激手段が設けられていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載のフィットネス装置（１）。
3. 負圧状態から過圧状態への個々の皮膚刺激手段（５）の切換え順序を調和させるために制御装置が設けられていることを特徴とする、特許請求の範囲第２項記載のフィットネス装置（１）。
4. 皮膚刺激手段（５）が圧力チャンバを含み、該圧力チャンバが過圧状態において、周囲圧力よりも高いチャンバ圧力によって作用されることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置（１）。
5. 皮膚刺激手段（５）が過圧状態において皮膚表面上に支持されることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置（１）。
6. 負圧状態において皮膚刺激手段（５）が皮膚表面から離反させられることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置（１）。
7. 中空チャンバが少なくともセクションにおいてフレキシブルなカバーを有することを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載のフィットネス装置（１）。
8. 皮膚刺激手段（５）が弾性部材を有しており、該弾性部材によって、過圧状態において、圧力が刺激領域において加えられることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置（１）。
9. 皮膚刺激手段（５）が、部材（２５，２６，２７）を有しており、該部材によって過圧状態において機械的圧力が、装着者の身体（２）に作用するように生ぜしめられることができることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置（１）。
10. 部材がベルト状部材（２７，２８）を含んでおり、該ベルト状部材の円周が可変であり、該ベルト状部材が少なくとも部分的に身体を包囲していることを特徴とする、特許請求の範囲第９項記載のフィットネス装置。
11. フィットネス装置の装着者の身体に作用する磁界を生ぜしめるための少なくとも１つの磁界手段が設けられていることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置。
12. 少なくともセクションにおいて装着者の身体を光で照射するための少なくとも１つの放射手段が設けられていることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置。
13. 放射手段が少なくとも１つの光学的導波管を含み、該光学的導波管において光が光源から装着者の身体まで案内されることを特徴とする、特許請求の範囲第１２項記載のフィットネス装置。
14. フィットネス装置に送入される流体の温度を制御するための環境制御手段が設けられていることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置。
15. フィットネス装置に送入される流体の湿度を制御するための環境制御手段が設けられていることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置。
16. フィットネス装置が、刺激領域において流体不透過性であるフレキシブルなカバーを有していることを特徴とする、前記特許請求の範囲のいずれか１項記載のフィットネス装置。
17. 装着者の皮膚表面の刺激領域に負圧及び過圧を交互に提供する少なくとも１つの流体圧力作動式皮膚刺激手段を有する、衣服として形成されたフィットネス装置による痩身方法において、負圧及び過圧が中空チャンバにおいて生ぜしめられることを特徴とする、フィットネス装置による痩身方法。
18. 複数の皮膚刺激手段（５）が過圧状態から負圧状態へ切り替えられ、刺激領域（１３，１６）が方向（１７，１８）に皮膚表面に沿って移動することを特徴とする、特許請求の範囲第１７記載の方法。