JP2005503490A - コールドバッチ織物調製における疎水性漂白システムの使用方法 - Google Patents

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Abstract

コールドバッチ方法における未仕上げ織物成分の処理方法を提供する。当該方法は未仕上げ織物成分を水素、および疎水性漂白活性化剤、または疎水性過酸の水性漂白溶液中で35℃以下の温度で約1時間〜約15時間に亘る処理時間で処理する工程を含む。好ましい漂白活性化剤には、アルカノイルオキシベンゼンスルホネート類および特にノアノイルオキシベンゼンスルホネートが挙げられる。当該方法は、従来法に対して顕著に低減した処理時間で、許容可能な白色度、優れた繊維保護、および布地の強度という利益を提供する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、コールドバッチ織物調製における疎水性漂白システムの使用に関し、より具体的には、疎水性活性化剤によって活性化された過酸化物漂白の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
天然繊維、糸および布地の織物加工において、更なる使用、特に商業品に典型的に必要とされる染色および/または仕上げ段階に天然材料を的確に調製するため、前処理または調製段階が概して必要とされる。これらの織物処理工程は、天然に存在するか、若しくは繊維および/又は布地への紡糸および製織工程によって添加されるかのいずれかの工程で、不純物および着色体質を除去する。
【0003】
織物の処理は、多くの異なる処理および段階を含んでいるが、最も共通なのは次を含む:毛焼き−ゆるんだ繊維または雑繊維を表面から炎で焼くことにより除く;糊抜き−デンプンのような糊剤を酵素浸漬により除く;精錬−沸点に近い温度で、水酸化ナトリウム溶液と接触させることによってグリース、オイル、ワックスおよび油脂を除く;シルケット加工−繊維強度を増加するために、布地を引き伸ばしながら高濃度の水酸化ナトリウムを適用する。
【0004】
共通する付加的な前処理工程として、天然の着色物を破壊するための漂白工程を含む。漂白工程では、消費者が許容可能な均一な白色外観を用意すると共に、染色またはプリントのために均一な色彩ベースを示す。それ故、商業上、消費者が許容可能な布地を得るためには、極めて好結果の漂白段階を必要としてきている。従来の天然繊維の織物漂白には、過酸化水素の使用を必要としている。過酸化水素は、高温で短いまたは低温で長い保持時間の漂白方法の双方にも使用できる柔軟性のため、また環境にやさしいため、幅広く受け入れられている。
【0005】
過酸化水素は織物産業で幅広く受け入れられているが、特に効果的な漂白剤ではない。市販の過酸化水素は、きわめて安定な化合物で、その結果、天然繊維に対する漂白効果はわずかしかない。その活性の低さを克服するため、過酸化物の活性化に加え、極度の高温および/または極度に長い漂白時間が商業上の方法として必要とされる。つまり、95℃より高い温度が典型的に必要とされ、または反応時間は20時間を越える。更に、アルカリ、硫酸、紫外線照射、次亜塩素酸塩または有機活性化剤による過酸化物の活性化も必要であり、アルカリによる活性化が最も好ましい。これらの欠点は、商業的な織物の過酸化物漂白に伴う過剰な費用を生じるだけでなく、高温および/または長い接触時間は、繊維を相当損傷し、最終的な糸および布地の強度低下を招く。
【0006】
有機活性化剤を織物の漂白システムに適用する試みがなされているが、ほとんど成功していない。テトラアセチルエチレンジアミン、すなわちTAEDは、消費者の洗濯漂白用途に広く受け入れられている一般的な親水性漂白活性剤であり、低い洗浄温度で効果的な漂白を行う。TAEDは過酸化水素織物漂白、特にレーヨンのような再生セルロースの漂白において教示されている。しかし、TAEDは低い漂白温度で使用できるが、レーヨンのようなセルロース類の繊維が損傷を受ける、および繊維を強化することについては、ほとんど利点がないことが証明されている。加えて、TAEDの低水溶性が織物加工での適用を制限している。
【0007】
ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ナトリウム塩(NOBS)のような疎水性漂白活性化剤は、消費者の衣類洗濯において、活性化漂白を用意するための過酸素源に応じて作用する、漂白剤と併用するタイド(Tide)(登録商標)のような消費者の洗濯洗浄剤の用途で使用されている。消費者の家庭洗濯条件における活性化漂白は、冷水温度において特定の汚れおよび染みの効果的な洗浄を可能にする。しかし、疎水性システムは、洗浄溶液中に過酸化ジアシルを形成するため、消費者の家庭での洗濯環境においてその使用が制限されている。ジアシル過酸化物は接触する天然ゴム成分を劣化させる。従って、洗濯機中での排水ポンプ、ゴムのガスケット等は特定の配列における本技術の利用を妨げる。
【0008】
織物の漂白において使用される厳しい条件によって、織物製造工場での運用に洗濯洗剤漂白技術を適用することがこれまで成功していない。実際に、EP584,710では織物製造工場運用における活性化漂白の使用が開示されており、そこで、NOBSを多数の他の活性化剤での分類および型と並んで簡潔に開示している。NOBSを開示する一方、布地および繊維に対する損傷を最小化し、許容可能な白色度値を達成する疎水性漂白技術の適用には成功してはいない。実際に、EP584,710には許容可能な白色度利益を得るために付加的なアルカリ漂白が必要であり、それによって繊維の損傷は劇的に増加する可能性があると明記している。
【0009】
典型的な過酸化物ベースの織物漂白システムは加熱バッチ、連続、またはコールドバッチ加工を含む。加熱および連続過酸化物漂白は共に極めて高温(95℃を超える)での過酸化物漂白溶液の適用を含む。これらの高温は処理された布地上に許容可能な白色度特性を用意し、および典型的には短い60分以下の反応時間に因り処理量は多い。しかし、加熱加工は非常に効果的である一方、重要なことに、必要とされる極端な温度に起因するより高いエネルギーおよびコスト、高価な特定の加工装置、並びに、侵略的な条件による増大した繊維損傷の顕著な欠点を有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
これらの不利益とは対照的に、コールドバッチ加工は過酸化物に基づく溶液を用いる織物の飽和、それに続く室温における長い反応時間(20時間以上)を含む。コールドバッチ加工は前述の繊維損傷、エネルギー、および特定の装置に起因する高いコストの問題を解決するが、コールドバッチは許容可能な白色度特性を達成できないという顕著な不利益をもたらす。それによって、その有用性は白色布地よりむしろ染色布地に制限され、並びに長時間に亘る反応が必要なために処理量は非常に少なくなる。
【0011】
それゆえに、許容可能な白色度特性および室温におけるコールドバッチ漂白のより短い反応時間を提供する効果的な織物処理方法に対する要求が存在し続けている。
【発明を解決するための手段】
【0012】
この要求は、本発明によって満たされ、本発明では、疎水性漂白システムによって活性化された過酸化物漂白を用いた織物のコールドバッチ処理方法を提供する。本工程は、過酸化水素および疎水性漂白活性化剤、または疎水性過酸との使用を包含する。疎水性漂白剤の使用はコールドバッチ処理の低温度における優れた白色度を提供する。加えて、本発明の使用は満足のいく漂白を達成するに必要とされる時間を顕著に低減する。
【0013】
理論によって限定されることを望まないが、本発明の疎水性漂白剤は、従来の過酸化物漂白技術または疎水性活性化剤と比べて、布地および糸上の吸収性が高く、繊維表面の「湿潤性(wetting)」が高いと考えられている。疎水性漂白活性化剤は、布地表面上により長い時間留まることが可能である活性漂白種、過酸を布地表面上に形成する。その間、親水性活性化剤は溶液中で過酸を形成し、その後、より低効果である布地溶液との相互作用を受ける。その結果、本発明の疎水性漂白剤は、優れた漂白および白色度を与えると共に、繊維の損傷および強度の低下を最小限におさえる。
【0014】
本発明の第一の実施形態により、未仕上げ織物成分のコールドバッチ漂白の方法を提供する。本発明の方法は、繊維、糸または布地などの未仕上げ織物成分を用意し、該織物成分を過酸化水素および疎水性活性化剤または前形成疎水性過酸などの疎水性漂白剤を含む水性漂白溶液で飽和し、約35℃未満の温度で約1〜約16時間、より好ましくは約2〜約12時間、および最も好ましくは約2〜約8時間に亘って、上記漂白溶液の上記織物成分に接触させたまま持続する工程を含む。好ましいシステムにおいては、漂白済織物は少なくとも約65、より好ましくは少なくとも約70のCIEスケールにおける白色度を有する。
【0015】
好ましくは、漂白溶液は過酸化水素および下記からなる群より選択される疎水性漂白活性化剤を含む:
a)下記の一般式の漂白活性化剤:
【化7】
Figure 2005503490
式中、Rは約5〜約17、好ましくは約7〜約11の炭素原子を有するアルキル基であり、Lは脱離基である;
b)下記一般式の漂白活性化剤:
【化8】
Figure 2005503490
或いはこれらの混合物;式中、Rは約1〜約14の炭素原子を含むアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、Rは約1〜約14の炭素原子を含むアルキレン、アリーレン、またはアルカリ−レン基であり、RはHまたは約1〜約10の炭素原子を含むアルキル、アリール、或いはアルカリール基であり、Lは脱離基である;
c)下式のベンズオキサジン型漂白活性化剤:
【化9】
Figure 2005503490
式中、RはH、アルキル、アルカリール、アリール、アリールアルキルであり、また、式中R、R、R、およびRは同一の置換基またはH、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、−COORから選択される異なる置換基であってもよく、RはHまたはアルキル基およびカルボニル官能基である;
d)下式のN−アシルカプロタクラム漂白活性化剤:
【化10】
Figure 2005503490
式中、RはHまたは1〜12の炭素原子を含むアルキル、アリール、アルコキシアリール、或いはアルカリール基である;および
e)下式のアルカノイルオキシベンゼンスルホネート類と、a、b、cおよびdの混合物:
【化11】
Figure 2005503490
式中、Rは約7〜11の炭素原子を有するアルキル基であり、Mは最も好ましい疎水性活性化剤である適切なカチオンである。
【0016】
任意の実施形態において、漂白溶液は更に、湿潤剤、キレート剤、安定化剤、糊抜き剤、精錬剤、洗剤およびこれらの混合物の群より選択される含有物を含む。過酸化物および活性化剤の好ましい範囲は、約1g/L〜約50g/Lの過酸化水素で、疎水性漂白活性化剤対過酸化水素のモル比が約1:1〜1:50である。
【0017】
それ故に、本発明の目的は、繊維、糸、および布地などの織物成分に対してコールドバッチ漂白方法を提供することであり、この方法では、従来の加工より短い反応時間で優れた白色度を提供する。本発明のこれらの、並びに他の目的、特徴、および利点は、次の詳細な記載および添付した請求項から明らかになる。
【0018】
全てのパーセンテージ、割合、および比は指定のない限り、100%質量基準で計算する。本明細書において引用したすべての文書は参考として本明細書に組み入れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明により、繊維、糸、並びに布地の編布および織布の両方のための優れたコールドバッチ織物処理方法を提供する。本発明は、従来のコールドバッチ加工に代わって費用効果および優れた性能を提供する。本発明は、未仕上げ織物成分を漂白するための、過酸化物と併せた活性化剤または過酸などの疎水性漂白剤の使用を含む。これらの疎水性漂白種は、織物の白色度および布地強度の保持の点で、優れた結果をもたらす。従来のコールドバッチ織物漂白は16時間を越える、およびより典型的にはおよそ20〜24時間に亘る反応時間を必要とし、多くの場合にはCIE白色化インデックスの70以上の満足のいく白色度値を達成することはいっそう不可能である。しかし、本発明の方法は16時間以下および好ましくは12時間以下の反応時間を必要とし、好ましい実施形態において70以上の白色度値をもたらすことが可能である。
【0020】
本発明は、過酸化水素、および疎水性活性化剤または前形成疎水性過酸のような疎水性漂白種の水性漂白溶液の使用を含む。過酸化水素または前形成過酸は、本発明の漂白溶液中に約1〜約50g/L、より好ましくは約5〜約40g/L、最も好ましくは約10〜約25g/Lの濃度で存在する。次に、疎水性活性化剤を、活性化剤対過酸化物のモル比が、約1:1〜約1:50、より好ましくは約1:2〜約1:30、更に好ましくは約1:3〜約1:15で使用する。
【0021】
特に有用でありおよび好ましいのは、過酸化水素および疎水性漂白活性化剤の組み合わせであり、並びに特に下記一般式を有する漂白活性化剤のアルカノイルオキシ部類である:
【化12】
Figure 2005503490
式中、Rは約5〜約17、好ましくは約7〜約11の炭素原子を有するアルキル鎖であり、Lは本質的にいずれかの適切な脱離基である。 脱離基は、過水酸化物(perhydroxide)アニオンによる漂白活性化剤への求核攻撃の結果として漂白活性化剤から置換される任意の基である。これは、過加水分解反応であり、結果として過オキシカルボン酸を形成する。一般に、適切な脱離基となる基は電子を引き寄せる効果を発揮しなくてはならない。逆反応を無視するためには、安定した存在も形成すべきである。これにより、過水酸化物アニオンによる求核攻撃が容易になる。
【0022】
L基は、最適な時間枠(例えば、洗浄サイクル)内で反応が発生するように、十分な反応性がなくてはならない。しかしながら、もしLに反応性がありすぎると、この活性化剤は漂白組成物中での使用において安定させることが難しい。これらの特徴は、一般に脱離基の共役酸のpKaと平行するものであるが、この慣例についての例外も知られている。通常、かかる挙動を示す脱離基は、それらの共役酸が約4〜約13、好ましくは約6〜約11、および最も好ましくは約8〜約11のpKaを有するものである。本発明の目的において、Lは下記、およびそれらの混合物からなる群より選択され:
【化13】
Figure 2005503490
【化14】
Figure 2005503490
【化15】
Figure 2005503490
【化16】
Figure 2005503490
式中、Rは、約1〜約14の炭素原子を含むアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、Rは、1〜約8の炭素原子を含むアルキル鎖であり、RはHまたはRであり、YはHまたは可溶性基である。
【0023】
好ましい可溶性化基は、−SO 、−CO 、−SO 、−N(RおよびO<――N(Rであって、最も好ましくは−SO およびCO であり、式中、Rは約1〜約4の炭素原子を含むアルキル鎖であり、Mは漂白活性化剤に溶解性を用意するカチオンであり、Xは漂白活性化剤に溶解性を用意するアニオンである。好ましくは、Mは、アルカリ金属、アンモニウム、または置換アンモニウムのカチオンであり、ナトリウムおよびカリウムが最も好ましく、Xは、ハロゲン化物、水酸化物、メチルサルフェート、またはアセテートのアニオンである。可溶性基を含まない脱離基を有する漂白剤活性化剤は、その溶解を助けるために、漂白剤溶液中に十分に分散されるべきであることに注意を要する。
【0024】
好ましい漂白活性化剤は上記一般式のうち、Lが下記からなる群より選択され:
【化17】
Figure 2005503490
式中、Rは上記で定義された通りであり、Yは−SO 、または−CO であり、ここでMは上記で定義された通りである。本発明において使用する漂白活性化剤の中で最も好ましいのは下式のアルカノイルオキシベンゼンスルホネート類である:
【化18】
Figure 2005503490
式中、R1は約7〜約12、好ましくは約8〜約11の炭素原子を含み、Mはアルカリ金属、アンモニウム、または置換型アンモニウムカチオンなどの適切なカチオンであり、ナトリウムおよびカリウムが最も好ましい。
【0025】
極めて好ましい疎水性アルカノイルオキシベンゼンスルホネート類は、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、2−エチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、オクタノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、およびこれらの混合物からなる群より選択される。
【0026】
あるいは、本発明において、アミド誘導漂白活性化剤を使用してもよい。これらの活性化剤は下記一般式のアミド置換化合物またはこれらの混合物である:
【化19】
Figure 2005503490
式中、Rは、約1〜約14の炭素原子を含むアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、Rは、約1〜約14の炭素原子を含むアルキレン、アリーレン、またはアルカリーレン基であり、Rは、Hまたは約1〜約10の炭素原子を含有するアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、Lは上記で定義されたような脱離基である。
【0027】
好ましい漂白活性化剤は、上記一般式のものであって、式中、Rは約6〜約12の炭素原子を含むアルキル基であり、Rは約1〜約8の炭素原子を含み、RはHまたはメチルである。特に好ましい漂白活性化剤は、上記一般式でRが約7〜約10の炭素原子を含むアルキル基であり、Rが約4〜約5の炭素原子を含み、および式中、Lは下記からなる群より選択される:
【化20】
Figure 2005503490
式中、Rは上記で定義された通りであり、Yは−SO 、または−CO であり、ここで、Mは上記で定義された通りである。
【0028】
その他の重要な漂白活性化剤の部類は、過水酸化物アニオンによる環状環のカルボニル炭素への求核攻撃の結果としての環開口部によって、本明細書中に記載される有機過酸を用意する。例えば、カプロラクタム活性化剤中のこの環開口反応には、過酸化水素またはそのアニオンによるカプロラクタム環カルボニルでの攻撃を含む。過酸化水素またはそのアニオンによるアシルカプロラクタムの攻撃は、好ましくは環外カルボニルで起こるため、かなりの割合の開環を得るには触媒を必要とする。環開口部漂白活性化剤の他の例は、ベンゾキサジン型活性化剤中で見出すことができる。
【0029】
ベンゾキサジン型のかかる活性化剤は下式を有し:
【化21】
Figure 2005503490
下記型の置換されたベンゾキサジン類を含み:
【化22】
Figure 2005503490
式中、RはH、アルキル、アルカリール、アリール、アリールアルキルであり、R、R、RおよびRは、H、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、COOR(式中、RはHまたはアルキル基である)およびカルボニル官能基から選択される、同一の置換基または異なる置換基である。
【0030】
下式は好ましいベンゾキサジン型の活性化剤である。
【化23】
Figure 2005503490
活性化剤が使用される場合、最適な表面漂白性能は洗浄液と共に得られ、このような洗浄液のpHは、過加水分解反応を容易にするために、約8.5〜10.5、好ましくは9.5〜10.5である。
【0031】
本発明において、N−アシルカプロラクタム漂白活性化剤が使用される。これらの活性化剤は下式を有する:
【化24】
Figure 2005503490
式中、RはHまたは1〜12の炭素を含むアルキル、アリール、アルコキシアリール、またはアルカリール基である。R部分が少なくとも約6、好ましくは6〜約12の炭素原子を含むカプロラクタム活性化剤は、前述のように、求核性および生地汚れの洗浄を可能にする疎水性漂白を用意する。
【0032】
極めて好ましい疎水性N−アシルカプロラクタムは、ベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデカノイルカプロラクタム、3,5,5トリメチルヘキサノイルカプロラクタム、およびこれらの混合物からなる群より選択される。
【0033】
あるいは、前形成過酸は過酸化物および活性化剤の代わりに使用してもよい。前形成疎水性過酸は、好ましくは過カルボン酸および塩、過炭酸および塩、過イミド酸および塩、過オキシモノ硫酸および塩、およびこれらの混合物からなる群より選択される。これらの例が、ミラクル(Miracle)らの米国特許第5,576,282号に開示されている。
【0034】
適切な有機過オキシカルボン酸の一種は下記一般式を有する:
【化25】
Figure 2005503490
式中、Rは1〜約22の炭素原子を含有するアルキレン若しくは置換アルキレン基、またはフェニレン若しくは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、アルキル、アリール、−C(O)OHまたはーC(O)OOHである。
【0035】
本発明での使用に適切な有機過オキシ酸は、1または2のペルオキシ基のいずれかを含むことができ、脂肪族または芳香族のいずれでもよい。有機過オキシカルボン酸が脂肪族である場合、非置換型過酸は下記一般式を有する:
【化26】
Figure 2005503490
式中、Yは例えばH、CH、CHCl、C(O)OH、またはC(O)COOHであることが出来、nは0〜20の整数である。有機過オキシカルボン酸が芳香族である場合、非置換型過酸は下記一般式を有する:
【化27】
Figure 2005503490
式中、Yは例えば水素、アルキル、アルキルハロゲン、ハロゲン、C(O)OH、またはC(O)OOHであり得る。
【0036】
本明細書で有用な典型的なモノ過オキシ酸としては下記のようなアルキルおよびアリール過オキシ酸類が挙げられる:
(i)過オキシ安息香酸および環置換型過オキシ安息香酸、例えば過オキシ−a−ナフト工酸、モノ過オキシフタル酸(マグネシウム塩六水和物)、およびo−カルボキシベンズアミド過オキシヘキサノン酸(ナトリウム塩);
(ii)脂肪族、置換型脂肪族およびアリールアルキルモノ過オキシ酸、例えば過オキシラウリン酸、過オキシステアリン酸、N−ノナノイルアミノ過オキシカプリン酸(NAPCA)、N,N−(3−オクチルサクシノイル)アミノ過オキシカプロン酸(SAPA)およびN,N−フタロイルアミノ過オキシカプロン酸(PAP);
(iii)アミド過オキシ酸類、例えば過オキシコハク酸(NAPSA)または過オキシアジピン酸(NAPAA)のいずれかのモノノニルアミド。
【0037】
本明細書中で有用な典型的なジ過オキシ酸類には、下記のようなアルキルジ過オキシ酸類およびアリールジ過オキシ酸類が挙げられる、
(iv)1,12−ジ過オキシドデカンニ酸;
(v)1,9−ジ過オキシアゼライン酸;
(vi)ジ過オキシブラシル酸、ジ過オキシセバシン酸およびジ過オキシイソフタル酸;
(vii)2−デシルジ過オキシブタン−1,4−二酸;
(viii)4,4’−スルホニルビス過オキシ安息香酸。
【0038】
かかる漂白剤は、1984年11月20日にハートマン(Hartman)へ発行された米国特許第4,483,781号、バーンズ(Burns)ら)への米国特許第4,634,551号、1985年2月20日に公開されたバンクス(Banks)らへの欧州特許出願EPA−0,133,354、および1983年11月1日にチャン(Chung)らへ発行された米国特許第4,412,934号に開示されている。ソース(Sources)には、1987年1月6日にバーンズ(Burns)らに発行された米国特許第4,634,551号に十分に記述されているように、6−ノニルアミノ−6−オキソ過オキシカプロン酸も含む。例えば、デラウェア州、ウィルミントンのE.I.デュポン・ド・ヌムール社(DuPont de Nemours)で商業的に製造されているオキソン(OXONE)のような過硫酸化合物も適切な過オキシモノ硫酸源として使用することができる。
【0039】
本発明の漂白溶液はまた、種々の付加的成分を含んでいてもよい。かかる成分には、金属封鎖剤またはキレート剤、湿潤剤、pH調製剤、漂白触媒、安定剤、洗剤およびこれらの混合物が挙げられる。湿潤剤は、典型的に界面活性剤および特に非イオン性界面活性剤から選択される。湿潤剤が使用される場合、典型的には槽の約0.1〜約20g/L、より好ましくは約0.5〜20g/L、および最も好ましくは約0.5〜10g/Lの範囲で湿潤剤を含む。安定剤は緩衝力、金属封鎖、分散、加えて界面活性剤の性能強化を含む種々の理由のために使用する。安定剤は、周知の無機種または有機種の双方と共によく知られており、ケイ酸塩および有機フォスフェードが最も広く受け入れられている。安定剤が存在する場合、槽の約0〜約30g/L、より好ましくは約0.1〜約20g/L、最も好ましくは約0.1〜約10g/Lの濃度で使用される。本発明の好ましい任意の実施形態において、水酸化ナトリウムは漂白溶液中に約1〜約50g/L、より好ましくは約5〜約40g/L、最も好ましくは約10〜約30g/Lの濃度で含まれる。
【0040】
キレート剤も使用してもよく、多くの場合において好ましく、並びに、アミノカルボキシレート類、アミノホスホネート類、多官能基置換型芳香族キレート剤、およびこれらの混合物から成る群より選択することができ、全て下記に定義する。
【0041】
任意のキレート剤として有用なアミノカルボン酸塩には、エチレンジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、約6を超える炭素原子を有するアルキル、またはアルキニル基を含まないホスホネート類が挙げられる。
【0042】
本明細書の組成物において、多官能置換型芳香族キレート剤も有用である。コナー(Connor)らに対して1974年5月21日に発行された米国特許第3,812,044号を参照のこと。酸の形態であるこの型の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンジエチレントリアミンペンタアセテート、およびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アンモニウム、および置換型アンモニウム塩並びにそれらの混合物のようなジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0043】
アミノホスホネート類も、少なくとも低水準全リンが許可される場合に、本発明の組成物におけるキレート剤として使用するのに適切である。
【0044】
本明細書で用いるのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンジサクシネート(「EDDS」)であり、特に、ハートマン(Hartman)およびパーキンス(Perkins)に対して1987年11月3日に発行された米国特許第4,704,233号に記載されている[S,S]異性体である。
【0045】
キレート剤は存在する場合、約0.01〜約10g/L、より好ましくは約0.1〜約10g/L、および最も好ましくは約0.2〜約5g/Lの濃度で使用する。
【0046】
本発明の漂白溶液には、漂白触媒も使用してよい。金属含有漂白触媒の一種類は銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデンまたはマンガンカチオンなどの明白な漂白触媒活性の遷移金属カチオン、亜鉛またはアルミニウムカチオンなどの漂白触媒活性をほとんどまたは全く持たない補助金属カチオン、および触媒金属や補助金属カチオンに対して明白な安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特に、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)とそれらの水溶性塩を含む触媒系である。かかる触媒は米国特許第4,430,243号に開示されている。
【0047】
漂白触媒の他の型には、米国特許第5,246,621号および米国特許第5,244,594号に開示されているマンガンベースの錯体が挙げられる。これらの触媒の好ましい例としては、MnIV (u−O)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)−(PF(「MnTACN」)、MnIII (u−O)(u−OAc)(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)−(ClO、MnIV (u−O)(1,4,7−トリアザシクロノナン)(ClO、MnIIIMnIV (u−O)(u−OAc)2−(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)−(ClO、およびこれらの混合物が挙げられる。欧州特許出願公報EP−A549,272も参照のこと。本明細書での使用に適切な他の配位子としては1,5,9−トリメチル−1,5,9−トリアザシクロドデカン、2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、2−メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン、およびこれらの混合物が挙げられる。本明細書における他の適切な漂白触媒の例は、米国特許第4,246,612号、米国特許第5,227,084号および特定の型の鉄触媒に関連している1995年12月21日発行のPCT国際公開公報WO95/34628を参照のこと。
【0048】
Mn(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)(OCH3−(PF)のような単核マンガン(IV)錯体について教示している米国特許第5,194,416号も参照されたい。
【0049】
米国特許第5,114,606号に開示されているような、更なるその他の漂白触媒の種類は、少なくとも3つの連続するC−OH基を有する非カルボン酸ポリヒドロキシ化合物である配位子を伴うマンガン(II)、(III)、および/または(IV)の水溶性錯体である。好ましい配位子にはソルビトール、イジトール、ダルシトール、マンニトール、キシリトール、アラビトール、アドニトール、メソエリスリトール、メソイノシトール、ラクトースおよびこれらの混合物が挙げられる。
【0050】
米国特許第5,114,611号は、非(マクロ)環状配位子を伴うMn、Co、FeまたはCuを含む遷移金属の錯体を備えるその他の有用な漂白触媒を教示している。好ましい配位子には、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、イミダゾール環、ピラゾール環、およびトリアゾール環が挙げられる。任意に、前記環は、アルキル、アリール、アルコキシ、ハロゲン化物、およびニトロのような置換基で置換されてもよい。特に好ましいのは、配位子2,2’−ビスピリジルアミンである。好ましい漂白触媒には、Co−、Cu−、Mn−またはFe−ビスピリジルメタンおよびビスピリジルアミン錯体が挙げられる。極めて好ましい触媒には、Co(2,2’−ビスピリジルアミン)Cl、ジ(イソチオシアネート)ビスピリジルアミン−コバルト(II)、トリスジピリジルアミン−コバルト(II)ペルクロレート、Co(2,2−ビスピリジルアミン)ClO、ビス−(2,2’−ビスピリジルアミン)銅(II)ペルクロレート、トリス(ジ−2−ピリジルアミン)鉄(II)ペルクロレート、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0051】
他の漂白触媒の例には、Mnグルコネート、Mn(CFSO、Co(NHClおよびNMnIII(u−O)MnIVおよび[PyMnIII(u−O)MnIVPy]−(ClOを含むテトラ−N−デンテートおよびビ−N−デンテート配位子でのMn二核錯体が挙げられる。
【0052】
本明細書で用いる特に好ましいマンガン触媒は、PCT国際公開公報WO98/23249、WO98/39098、WO98/39406、およびWO98/39405に十分に開示されているものであって、この開示は参考として本明細書に組み込む。
【0053】
その他の漂白剤触媒は、例えば、欧州特許出願公開第408,131(コバルト錯体触媒)、欧州特許出願公開第384,503、および同306,089(メタロ−ポルフィリン触媒)、米国特許第4,728,455号(マンガン/多座配位子触媒)、米国特許第4,711,748号およびEP−A 224,952、(アルミノシリケート触媒上に吸収されたマンガン)、米国特許4,601,845(マンガンおよび亜鉛またはマグネシウムの塩によるアルミノシリケート坦持体)、米国特許4,626,373(マンガン/配位子触媒)、米国特許4,119,557(鉄錯体触媒)、ドイツ特許第2,054,019号(コバルトキレート剤触媒)、カナダ特許第866,191号(遷移金属含有塩)、米国特許第4,430,243号(マンガンカチオンおよび非触媒金属カチオンによるキレート剤)、並びに米国特許第4,728,455号(マンガングルコネート触媒)に記載されている。
【0054】
好ましいのは下式を有するコバルト(III)触媒である:
Co[(NHM’B’T’]Y
式中、コバルトは+3酸化状態にあり;nは0〜5の整数であり(好ましくは4または5、最も好ましくは5);M’は単座配位子を表し;mは0〜5の整数であり(好ましくは1または2、最も好ましくは1);B’は二座配位子を表し;bは0〜2の整数であり;T’は三座配位子を表し;tは0または1であり;Qは四座配位子を表し;qは0または1であり;Pは五座配位子を表し;pは0または1であり;およびn+m+2b+3t+4q+5p=6であり;Yは、数yに存在する適当に選択された1以上の対カチオンであり、その際、荷電平衡の塩を得るために、yは1〜3の整数(好ましくは2〜3、Yが−1荷電したアニオンの場合、最も好ましくは2)であり、好ましいYは、塩化物、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、およびこれらの組み合わせからなる群より選択され;およびその際、更に、アルカリ条件下でのコバルト(III)からコバルト(II)への還元電位が通常の水素電極に対して約0.4ボルト未満(好ましくは約0.2ボルト未満)となるように、コバルトに結合する配位部位の少なくとも一つは、自動皿洗い機の使用条件下で不安定であり、残りの配位部位は自動皿洗い機の条件下でコバルトを安定化する。好ましい触媒は式、[Co(NHCl]Y、とりわけ[Co(NHCl]Clを有する塩化物塩である。
【0055】
本発明のより好ましい組成物は、下式を有するコバルト(III)漂白剤触媒を利用する:
[Co(NH(M)(B)]T
式中、コバルトは+3酸化状態にあり;nは4または5の整数であり(好ましくは5);Mは一つの部位でコバルトに配位する一つ以上の配位子であり;mは0、1、または2(好ましくは1)であり;Bは二つの部位でコバルトに配位する配位子であり;bは0または1(好ましくは0)であり、b=0の時m+n=6であり、b=1の時m=0およびn=4であり、Tは、数yに存在する適当に選択された1以上の対アニオンであり、その際、荷電平衡の塩を得るために、yは整数(好ましくはyは1〜3の整数;Tが−1荷電したアニオンの場合、最も好ましくは2)であり;ここで更に前記触媒が0.23M−1−1未満の塩基加水分解の速度定数を有する(25℃)。これらの物質は米国特許第5,559,261号、米国特許第5,597,936号、米国特許第5,705,464号、米国特許第5,703,030号、および米国特許第5,962,386号により十分に開示されており、その開示は参考として本明細書中に組み込む。
【0056】
限定する手段ではないが実用的な事柄として、本明細書の溶液は、水性媒体中で少なくとも1億分の1のオーダーで活性のある漂白触媒種を示すように調整することができ、溶液中に好ましくは、約0.01ppm〜約25ppm、更に好ましくは約0.05ppm〜約10ppm、最も好ましくは約0.1ppm〜約5ppmの漂白触媒種を提供する。
【0057】
また、本明細書中で有用なのは、いずれかの既知の有機漂白触媒、酸素移行剤またはこれらの前駆体である。これらには、化合物自体および/またはそれらの前駆体、例えば、ジオキシランを製造するための適切な任意のケトン、および/またはジオキシラン前駆体またはジオキシランの任意のヘテロ原子含有類似体が挙げられ、例えば、スルホンイミンRC=NSOについては1991年発行のEP446982Aを参照、およびスルホニルオキサジリジンについては、例えば:
【化28】
Figure 2005503490
1991年発行のEP446,981Aを参照すること。かかる物質の好ましい例は、ジオキシランをその場で製造するため特にモノ過オキシサルフェートと併せて使用される親水性または疎水性ケトン、および/または米国特許第5,576,282号およびそこに記載された引例に開示されるイミンが挙げられる。かかる酸素移行剤または前駆体などと併せて好ましく使用される酸素漂白には、過カルボン酸およびその塩、過炭酸およびその塩、過酸化モノ硫酸およびその塩、およびこれらの混合物が挙げられる。米国特許第5,360,568号、米国特許第5,360,569号、および米国特許第5,370,826号も参照のこと。極めて好ましい実施形態において、本発明は、発明に従って遷移金属漂白触媒を組み込む洗剤組成物、および前記で挙げられる1つの有機漂白触媒に関する。
【0058】
本発明の方法は、未仕上げ織物成分を上記の漂白溶液に提供する工程を含む。織物成分は、織布、不織布および編物を含む繊維、紡糸および布地を備えていてもよい。未仕上げとは、織物の成分が、染色、プリントされていないか、さもなければパーマネントプレス仕上げなどの仕上げ工程が施されていない材料であることを意図する。もちろん、当業界の通常の熟練者は、本発明の織物成分が、材料の裁断および裁縫を含む衣類または他の製造過程を経ていないことを理解するであろう。
【0059】
本発明のコールドバッチ方法はパディング桶へ本発明の漂白溶液をポンプ注入する、および布地を漂白溶液で飽和させるために桶に布地などの織物成分を通すことを含む。パディングの温度は10〜約90℃の範囲であり、約10〜約50℃がより好ましく、および約20〜約40℃が最も好ましい。布地の漂白溶液取り込み(pick up)は布地によって変化するが、典型的な布地の漂白溶液湿潤取り込みは布地の約50重量%〜約200重量%、より好ましくは約50重量%〜約150重量%、および最も好ましくは約70重量%〜約130重量%である。
【0060】
一度飽和させた後、布地ビームに巻き上げ、包装し、および室温においてフレーム上で望ましい時間に亘って処理する。好ましいフレームとしては回転Aフレームが挙げられ、布地ロールは漂白溶液の均一な分配が確実に行われる特定の時間に亘って回転される。回転時間は典型的には約2〜約8時間に亘る。必要とされる処理時間に続いて、処理された織物は漂白溶液を取り除くために洗浄する。当業界における熟練者は、当然、従来のコールドバッチ加工の装置を本発明の方法に使用してよいことを理解するであろう。
【0061】
本方法は、綿、リネンのようなセルロース物質並びにレーヨンおよびテンセルなどの再生セルロースを含むほとんどの任意の天然材料と共に使用してよい。100%天然繊維、糸および布地のどれもが使用されてもよく、または合成材料との混合物も同様に使用されてもよい。本発明の目的のために、天然繊維は、本明細書中に記載されているようなセルロース、純性およびブレンド羊毛の双方、絹、麻布、亜麻、および黄麻を含むこともできる。
【0062】
本発明の方法には、更に、漂白工程と共に、毛焼き工程、糊抜き工程、精錬工程、およびシルケット加工を含んでいてもよい。これらの工程は、種々の組み合わせおよび順序に従って遂行されて良く、通常の当業界における熟練者は組み合わせの変更が可能であることを理解するであろう。本発明の糊抜き工程には、布地の製織前に糸に添加されたデンプンおよびポリビニルアルコールのような糊付け剤の除去を含む。前記糊抜き工程は、アミラーゼ酵素および典型的には湿潤剤および塩の水溶液の使用、並びに糊付け剤の除去に十分な時間に亘り、前記酵素溶液への布地の浸漬または接触を含む。
【0063】
本発明の精錬段階は、ワックスおよび油のような織物からの天然または合成不純物の除去を含む。前記精錬段階は、アルカリ水槽、典型的には水酸化ナトリウムの高温での使用を含む。アルカリ槽内の任意成分には、湿潤剤およびキレート剤が挙げられる。
【0064】
本発明のシルケット加工の工程では、繊維強度を復活し、光沢を向上するために、織物の延伸および引っ張りと併せて水酸化ナトリウムのような高濃度アルカリを適用することを含み、一方毛焼きは、ゆるんだ繊維またはストランドを除去するため、直火上に織物を通過させることを含む。糊抜き、精錬、シルケット加工、および毛焼きは通常の当業界の熟練者には周知であり、且つ、良く理解され当業者の技術範囲内であり得る。
【0065】
もちろん、本発明の方法は、好ましい用途において、本発明の方法に続く洗浄工程または一連の洗浄工程を含む。処理された織物の洗浄は、当業者には周知であり当業者の技術範囲内である。洗浄段階は、本発明の漂白工程の後だけでなく、存在する場合には糊抜き、精錬、およびシルケット加工の各工程後にも典型的に現存するであろう。本発明の処理された織物の洗浄は噴射洗浄機などの既知の洗浄装置で行ってもよい。洗浄は典型的に高い温度での複数回の洗浄を含み、それに続いて温度を段階的に低減し、この段階の時間経過は10分間でおよそ80℃、10分間でおよそ70℃、3分間で28℃、5分間でおよそ70℃である。加えて、キレート剤および酸性剤などの種々の添加物を、望む場合は溶液のすすぎのために加えてもよい。最後に、漂白工程、存在する場合は糊抜き工程、精錬またはシルケット加工における工程は、好ましい実施形態で、織物成分における平坦または均一な湿りを確実にするために、湿潤または前湿潤工程を含んでよい。
【0066】
本発明の目的のために、繊維の分解または損傷は、銅エチレンジアミン(cupriethylenediamine)(CP)での繊維の分散工程を含むAATCC試験方法82−1996によって測定される流動性に基づく。処理された繊維および未処理繊維間の流動性の増加率は、繊維損傷量の増加率を示す。使用される方法の概要は次のとおりである。約1.5mmの代表的な繊維サンプルをカットし、窒素下、このサンプルをいくつかのガラスボールと共に試料ボトルに入れ、式CP=120×サンプル質量×0.98で定義されるようなCP中に溶解する。ボトルを約2時間振とうする。更に式CP=80×サンプル質量×0.98で定義されるようなCPを加え、次いで窒素下で更に3時間振とうする。溶解後、分散体の分離を妨げるように溶液を定常攪拌下に置く。次に溶液は、流出時間を決定するために、25℃の一定温度槽内の目盛り付きオスワルドキャノンフェンク(Oswald Canon Fenske)粘度計で測定する。流体を2つのバルブ間の指標まで導入し、メニスカスがバルブ間の指標から下方のバルブ指標まで到達するのに必要な時間を測定することにより、流出時間を決定する。2回の時間の平均を使用する。次に、流動性を式F=100/ctd、式中c=粘度計定数、t=流出時間、およびd=溶液の密度1.052、から計算する。
【0067】
下記の非限定実施例は、本発明を更に例証するものである。
【実施例】
【0068】
(実施例I)
本発明のコールドバッチ漂白織布の方法は、次の方法で行うこともできる。漂白バスを、下記の表1に概説するような化学薬品を水道水に添加することによって調製した。添加順序は次のとおりである:水−湿潤剤−キレート剤−活性化剤−H−NaOH。布地は糊抜せず、精錬していない未漂白未染色の平織り(400R)である。元の布地白色度は、CIEスケールで21.74である。漂白バスがパディング桶にポンプ注入され、パディング全体を通じて一定のほぼ満水のレベルに維持される。布地をおよそ24℃、パディング速度30m/分で通し、ビームに巻き上げ、プラスティックで包み密封する。布地はその後室温で特定の反応時間に亘ってA−フレームで回転させ、その後、噴射洗浄機で完全に濯いだ。布地は、20℃(70F)、相対湿度65%での湿潤性および白色度を測定するために、乾燥し調節した。ハンターラボ(HunterLab)製ミニスキャンXEプラス(Miniscan XE Plus)を用いて、CIE白色度インデックスを測定した。インストロン(Instron)を使用し、ASTM D 5035方法に従って引っ張り強度を評価した。流動性をAATCC試験方法82で測定した。
【表1】
Figure 2005503490
ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ナトリウム塩、NOBS
BASFからの貯蔵活性レベルでのプレストゲンK
BASFからの貯蔵活性レベルでのネオフェンNAM
貯蔵活性レベルでのアミノホスホネート混合物
BASFからの貯蔵活性レベルでのキーロンジェットB
【0069】
(実施例II)
本発明の編物布地のコールドバッチ漂白方法は、次の方法で行うこともできる。漂白バスを、下記の表IIに概説するような化学薬品を水道水に添加することによって調製した。添加順序は次のとおりである:水−湿潤剤−キレート剤−活性化剤−H−NaOH。布地は40ポンド(20キログラム)であり、糊抜きせず、精錬していない24カット、40単糸インターロッキング未漂白未染色の布地である。元の布地白色度は、CIEスケールで14.31である。漂白バスがパディング桶にポンプ注入され、パディング全体を通じて一定のほぼ満水のレベルに維持される。布地をおよそ24℃、パディング速度30ヤード/分(およそ28m/分)で通し、ビームに巻き上げ、プラスティックで包み密封する。布地はその後室温で特定の反応時間に亘って保存し、その後、噴射洗浄機で完全に濯いだ。布地は、20℃(70F)、相対湿度65%での湿潤性および白色度を測定するために、乾燥し調節した。ハンターラボ(HunterLab)製ミニスキャンXEプラス(Miniscan XE Plus)を用いて、CIE白色度インデックスを測定した。
【表2】
Figure 2005503490
ノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ナトリウム塩、NOBS
BASFからの貯蔵活性レベルでのプレストゲンK
BASFからの貯蔵活性レベルでのネオフェンNAM
貯蔵活性レベルでのアミノホスホネート混合物
BASFからの貯蔵活性レベルでのキーロンジェットB

Claims (20)

  1. 未仕上げ織物成分を用意し、該織物成分を過酸化水素および疎水性漂白剤を含む水性漂白溶液で飽和し、約35℃未満の温度で1時間〜16時間に亘って、上記漂白溶液を上記織物成分に接触させたまま維持する工程を含む、未仕上げ織物成分のコールドバッチ調製方法。
  2. 疎水性漂白剤が疎水性漂白活性化剤または疎水性の前形成過酸である、請求項1に記載の方法。
  3. 漂白溶液が過酸化水素、および、下記からなる群より選択される疎水性漂白活性化剤を含む、請求項2に記載の方法:
    a)下記一般式の漂白活性化剤:
    Figure 2005503490
    式中、Rは約5〜約17の炭素原子を有するアルキル鎖であり、Lは脱離基である;
    b)下記一般式の漂白活性化剤:
    Figure 2005503490
    或いはこれらの混合物;式中、Rは約1〜約14の炭素原子を含むアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、Rは約1〜約14の炭素原子を含むアルキレン、アリーレン、またはアルカリ−レン基であり、RはHまたは約1〜約10の炭素原子を含むアルキル、アリール、或いはアルカリール基であり、Lは脱離基である;
    c)下式のベンゾキサジン型漂白活性化剤:
    Figure 2005503490
    式中、RはH、アルキル、アルカリール、アリール、アリールアルキルであり、また、式中、R、R、R、およびRはH、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、−COORから選択される同一の置換基または異なる置換基であってもよく、RはHまたはアルキル基およびカルボニル官能基である;
    d)下式のN−アシルカプロラクタム漂白活性化剤:
    Figure 2005503490
    式中、RはHまたは1〜12の炭素原子を含むアルキル、アリール、アルコキシアリール、或いはアルカリール基である;および
    e)a、b、c及びdの混合物。
  4. 疎水性漂白活性剤が下記一般式から選択される漂白活性化剤である、請求項3に記載の方法:
    Figure 2005503490
    式中、Rは約7〜約12の炭素原子を有するアルキル鎖であり、Lは脱離基であり、その共役酸は約4〜約13のpKaを有する。
  5. 漂白活性化剤が下式のアルカノイルオキシベンゼンスルホネートである、請求項4に記載の方法:
    Figure 2005503490
    式中、Rは約7〜約11の炭素原子を有するアルキル基であり、Mは適切なカチオンである。
  6. 漂白溶液が更に、湿潤剤、キレート剤、安定化剤、糊抜き剤、精錬剤、及びこれらの混合物からなる群より選択される成分を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 漂白溶液が更に、アミノホスホネートキレート剤を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 漂白溶液が約0.01〜約10g/Lのキレート剤を含む、請求項6に記載の方法。
  9. 漂白溶液が約1〜約50g/Lの過酸化水素を含む、請求項3に記載の方法。
  10. 漂白溶液における疎水性漂白活性化剤対過酸化水素のモル比が約1:1〜約1:50である、請求項3に記載の方法。
  11. 処理済織物成分が、少なくとも約70のCIEインデックスの白色度値を有する、請求項1に記載の方法。
  12. 漂白溶液が更に、約1〜約50g/Lの水酸化ナトリウムを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 未仕上げ織物成分繊維が、綿、リネン、黄麻、羊毛、絹、レーヨン、リオセル、及びこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
  14. 織物成分を約2時間〜約12時間に亘り、漂白溶液に接触させたまま維持する、請求項1に記載の方法。
  15. 織物成分を、約2時間〜約8時間に亘り、漂白溶液に接触させたまま維持する、請求項14に記載の方法。
  16. 請求項1に記載の方法により製造される製品。
  17. 下記の工程を含む、織物成分の湿潤性損失を改善する方法:
    a)新品の未仕上げ織布を用意する工程;
    b)該布を水性漂白溶液に浸す工程であって、上記漂白溶液は、過酸化水素および疎水性漂白活性剤または前形成疎水性活性剤の混合物を含み、該漂白溶液を約35℃未満の温度に保ち、且つ、該漂白溶液を上記布に約1〜約15時間に亘って接触させる工程。
  18. 処理済織物成分が、少なくとも約70のCIEインデックスの白色度値を有する、請求項17に記載の方法。
  19. 未仕上げ織物成分を用意し、該織物成分を過酸化水素および疎水性漂白剤を含む水性漂白溶液で飽和し、約35℃未満の温度で、少なくとも約70のCIEインデックスの白色度値を有する最終織物成分を提供するために十分な時間に亘って、上記漂白溶液を上記織物成分に接触させたまま維持する工程を含む、未仕上げ織物成分のコールドバッチ調製方法。
  20. 織物成分を約1〜約16時間に亘って、漂白溶液に接触させたまま維持する、請求項19に記載の方法。
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