JP2005500566A - ひとみオブスキュレーションを伴う対物鏡 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、中心ミラー・アパーチャがひとみオブスキュレーション(pupil obscration)をもたらすミラーを有する対物鏡に関する。この場合、対物鏡が2つの部分対物鏡を有し、その第1の部分対物鏡は、第1のフィールド平面を中間像上に投影し、第2の部分対物鏡は、中間像を第2のフィールド平面上に投影する。この種の対物鏡は、たとえばマイクロリソグラフィにおける投影対物鏡として、あるいは表面、特にウエハの表面を観察するための検査対物鏡として使用される。
【従来の技術】
【0002】
マイクロリソグラフィ投影露光装置における応用のためのひとみオブスキュレーションおよび中間像を伴う反射光縮小対物鏡を特許文献1から知ることができる。図2および図3に例示されている実施態様は、第1の部分対物鏡および第2の部分対物鏡を含む対物鏡を示している。この場合の2つの部分対物鏡は、異なるサイズの倍率を伴う互いに対向する2つの擬似シュワルツシルド対物鏡を構成する。この擬似シュワルツシルド対物鏡は、それぞれが中心ミラー・アパーチャを有する凸面および凹面ミラーから構成される。そこに示されている対物鏡の場合は、0.38もしくは0.33のアパーチャ・オブスキュレーションが、像側の開口率の0.3と比べると比較的大きい。さらに対物鏡の倍率が、0.6ないしは0.4しかない。中間像における開口率は、2つの互いに対向する擬似シュワルツシルド対物鏡という構成に起因して像平面内におけるより大きくなっている。
【0003】
特許文献2には、ひとみオブスキュレーションを伴うが、中間像を伴わないEUV(極紫外線)リソグラフィ用の反射投影対物鏡が開示されている。この場合の投影対物鏡は、中心ミラー・アパーチャを備えた凸面ミラーおよび中心ミラー・アパーチャ伴う凹面ミラーを備えている。物体平面から放射された光線は、2つのミラーで4回反射した後に像平面に入射する。像側の開口率は、アパーチャ・オブスキュレーションが0.4から0.7までの間にある場合に、わずかに0.08と0.3の間にしかならない。例示の実施態様における倍率は、−0.3から−0.2までの間になる。
【0004】
特許文献3には、別の、ひとみオブスキュレーションを伴うが、中間像を伴わないEUVリソグラフィ用の反射投影対物鏡が開示されている。この場合においては、投影対物鏡が1対の球面ミラーを備え、それらが多層コートされており、かつ共通の曲率中心を有している。この場合、第1のミラーが凸面ミラーとなり、第2のミラーが凹面ミラーとなる。しかしながら、これらのシュワルツシルド・タイプの対物鏡は、大きな像面湾曲を有しており、そのため特許文献3は、構造形成マスク(レチクル)を湾曲した基板に適用することを提案している。
【0005】
ひとみオブスキュレーションおよび中間像を伴うEUVリソグラフィ用の反射投影対物鏡は、特許文献4にも開示されている。物体平面と中間像の間に配置される第1の部分対物鏡が、この場合には4もしくは6のミラーを備え、ミラーが開口絞り平面内に配置される限りではそれらが軸外に挿入されている。この場合には第1の部分対物鏡がひとみオブスキュレーションを招かない。第2の部分対物鏡は、軸外ミラー・アパーチャを備えた凸面ミラー、および軸外ミラー・アパーチャを備えた凹面ミラーを備えている。幾何学的に像平面のもっとも近くにあるミラーは凸面ミラーであり、そのミラー基板の厚さが光軸上でもっとも厚くなる。これは、像側の自由作動距離ならびに凸面ミラーの基板の厚さを考慮したとき、より大きなアパーチャ・オブスキュレーションをもたらす。それに加えて、凸面ミラーは、発散性の光学倍率を有することから一般に凹面ミラーより直径が小さい。しかしながら、ミラーの直径が小さい場合には、ミラー・オブスキュレーション、すなわちミラー・アパーチャの直径に対するミラーの直径の比がより好ましいものでなくなる。
【0006】
特許文献5には、ひとみオブスキュレーションを伴うが、中間像を伴わない反射光マイクロスコープ対物鏡が開示されている。これは、中心ミラー・アパーチャを伴わない凸面ミラー、および中心ミラー・アパーチャを備えた凹面ミラーを備えている。この構成においては、凹面ミラーにおける反射の後の光線が凸面ミラー内のミラー・アパーチャを通らずに、第1のミラーの外側を通ってガイドされる。これは、凸面ミラーによる非常に高いアパーチャ・オブスキュレーションを招く。
【0007】
非特許文献1には、球面プライマリ・ミラーの下流に、修正対物鏡を有し、それがプライマリ・ミラーによって生成された球面収差およびコマを修正した反射型望遠鏡を開示している。この場合においては、修正対物鏡がプライマリ・ミラーによって形成された中間像を、倍率3.5で拡大して像平面上に投影する。この場合の対物鏡は、中間像を後続中間像上に投影する2つの凹面ミラー、および当該後続中間像を望遠鏡の像平面上に投影する凹面ミラーおよび凸面ミラーから構成される1対のミラーを備えている。プライマリ・ミラーによって形成された中間像の後続の中間像上への投影は、−0.9の倍率を伴う縮小であるが、当該後続中間像の、望遠鏡の像平面上への投影は、−3.75の倍率を伴う拡大になる。開口率は、望遠鏡の像平面において0.1であり、中間像において0.345である。対物鏡は、このミラー・アパーチャに起因してひとみオブスキュレーションを有し、開口率と比べるとそれが比較的大きい。また修正対物鏡は、凸面ミラーがわずかな曲率しか有していないため、比較的大きな像面湾曲を有する。
【0008】
望遠鏡用の修正対物鏡は、非特許文献2にも開示されている。この光学設計は、前述した修正対物鏡に非常に類似している。示されている修正対物鏡に使用されているものは、まったくの凹面ミラーであり、したがって像面湾曲が比較的大きい。
【0009】
非特許文献3には、駆動可能なマイクロミラー・アレイが開示されている。投影露光装置内に投影される対象としてのそれらの使用は、特許文献6、特許文献7、特許文献8、および特許文献9の内容を構成する。しかしながら、それらに例示されている実施態様においては、それぞれの投影対物鏡が略図的に示されているだけである。いわゆるマスクレス・リソグラフィの要件に適合される投影対物鏡に関する具体例の実施態様は、これらの特許の中に含まれていない。
【0010】
特許文献10には、ひとみオブスキュレーションならびに中間像を伴う反射屈折投影対物鏡が開示されている。この場合においては、対物鏡が屈折および反射屈折部分対物鏡を有し、広いUV波長領域に使用される。色補正のためのレンズに加えて、凹面ミラーならびに概略で平面のミラーが反射屈折部分対物鏡内に配置される。レンズの使用に起因して、EUV波長(<20nm)の場合にはこの対物鏡を使用することが不可能になる。この投影対物鏡は、たとえばウエハ表面を観察するための検査システムに使用される。
【0011】
【特許文献1】
欧州特許第EP 0 267 766 A2号
【特許文献2】
米国特許第5,212,588号
【特許文献3】
米国特許第5,003,567号
【特許文献4】
欧州特許第EP 1 093 021 A2号
【特許文献5】
米国特許第4,863,253号
【特許文献6】
米国特許第5,523,193号
【特許文献7】
米国特許第5,691,541号
【特許文献8】
米国特許第6,060,224号
【特許文献9】
米国特許第5,870,176号
【特許文献10】
独国特許第DE 197 31 291 C2号
【特許文献11】
米国特許第6,198,793号
【特許文献12】
独国特許第DE 199 03 807号
【非特許文献1】
ギル・モレット(Gil Moretto)著「超大型望遠鏡のための無球面収差修正器設計(Aplanatic corrector designs for the extremely large telescope)」アプライド・オプティクス(Applied Optics)第39巻第16号、2000年6月1日、p.2805−2812
【非特許文献2】
アール.ケー.ユングクイスト(R.K.Jungquist)著「ホビー−エバリー・望遠鏡4ミラー球面収差修正器の光学設計(Optical design of the Hobby−Eberly Telescope Four Mirror Spherical Aberration Corrector)」SPIE第3779巻、1999年7月、p.2−16
【非特許文献3】
エム.エー.ミグナード(M.A.Mignard)著「投影TV用ディジタル・マイクロミラー・アレイ(Digital Micromirror Array for Projection TV)」ソリッド・ステートテクノロジ(Solid State Technology)1994年7月、p.63−68
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の1つの目的は、ひとみオブスキュレーションを伴う投影対物鏡を改良することであり、特にアパーチャ・オブスキュレーションを縮小することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この目的は、請求項1に従った対物鏡、請求項22ならびに24に従ったリソグラフィ投影露光装置、請求項23ならびに25に従った感光性基板を露光するための方法、請求項27に従った検査システム、および請求項28に従った物体の表面を観察するための方法の補助を受けて達成される。
【0014】
本発明の有利な改良は、従属請求項の特徴から明らかになる。
【0015】
請求項1によれば、対物鏡が第1の部分対物鏡および第2の部分対物鏡を備え、それらが光軸に沿って配列されている。
【0016】
第1の部分対物鏡は、第1のフィールド平面を中間像上に投影する。この場合はそれが、第1の中心ミラー・アパーチャを備えた第1の凸面ミラーならびに第2の中心ミラー・アパーチャを備えた第2の凹面ミラーを備えている。第1のフィールド平面から放射された光線が、この場合には最初に第2のミラー・アパーチャを通り、第1のミラーにおいて反射され、さらに第2のミラーにおいて反射された後に第1のミラー・アパーチャを通る。第2のミラー・アパーチャの直径が第1のミラーの直径によって決定的に決定されるため、アパーチャ・オブスキュレーションを縮小する目的から、第1のミラーを凸面ミラーとし、第2のミラーを凹面ミラーとして、その結果、第1のミラーが実質的に第2のミラーより小さい直径を有するようにすることが望ましい。
【0017】
第1のミラーと第2のミラーは、第1の軸方向間隔を伴って配置される。なお、特に示さない限り、この明細書において、2つのミラーの間の軸方向間隔は2つのミラーの表面頂点間によって決定される。中心ミラー・アパーチャを備えたミラーの場合には、そのミラーがミラー・アパーチャを有していなかった場合にミラー表面と光軸が交差したはずの光軸上の点を表面頂点とする。第2のミラーは中間像から第2の軸方向間隔を有する。この場合においては、中間像の位置が、中間像の近軸位置によって与えられる。アパーチャ・オブスキュレーションを可能な限り低く抑えるために、第1の軸方向間隔の、第2の軸方向間隔に対する比を、0.95と1.05の間の値に、特に0.98と1.02の間の値にする。その場合には中間像が、少なくとも概略で第1のミラーの位置になる。光線束の直径がフィールド平面内において最小になり、その一方、光線束の直径がミラー・アパーチャの直径によって決定されることから、中間像を可能な限り第1のミラーの位置に近づけることが好ましい。したがって中間像を、たとえば第1のミラーと第2のミラーの間、第1のミラーの表面頂点、または光の方向における第1のミラーの表面頂点の下流の、上記の間隔条件が満たされる配置とすることが可能である。
【0018】
中間像は、第2の部分対物鏡の補助によって第2のフィールド平面上に投影される。したがって、第2の部分対物鏡の光学コンポーネントと第2のフィールド平面の間には、充分に大きな光学自由作動距離が存在し、中間像と第1の部分対物鏡の光学コンポーネントの間にはそれが存在しない。第2の部分対物鏡は、第3の中心ミラー・アパーチャを備えた第3の凹面ミラーならびに第4の中心ミラー・アパーチャを備えた第4のミラーを備え、それらが互いに向かい合って配置されている。この場合においては、光線が、まず第4のミラー・アパーチャを通り、第3のミラーにおいて反射され、さらに第4のミラーにおいて反射されて第3のミラー・アパーチャを通る。アパーチャ・オブスキュレーションを可能な限り低く抑えるために、第3のミラーは、光学自由作動距離によって許容される限り、第2のフィールド平面の近くに配置される。それに加えて、第3のミラーは、比較的大きな直径を有する凹面ミラーであり、したがってミラー・アパーチャの直径の、ミラーの直径に対する比は小さい値が想定される。以下において、この第3のミラーと第4のフィールド平面の間の軸方向間隔を、ZM3 − IMにより表す。間隔ZM3 − IMは、第3のミラーの基板の厚さの最小値と光学自由作動距離の最小値を加えた値に等しい最小値を有するのが好ましい。基板の厚さの最小値は、この場合であれば、中心ミラー・アパーチャのためにその部分に基板材料がない場合であっても、表面頂点と背面の間の光軸上に指定される。基板の厚さの最小値は、ミラーの直径の3%である。第3のミラーは凹面ミラーであることから、物理的に存在している基板の厚さは、より大きい値になる。アパーチャ・オブスキュレーションが許せば、中心ミラー・アパーチャを備えた凹面ミラーの軸上の基板の厚さの最小値を、その直径の5%、さらには10%とすると好ましい。第3のミラーの背面と第2のフィールド平面の間の光学自由作動距離は、5.0mmである。この光学自由作動距離は、第2のフィールド平面内に物体を位置させることを保証する。
【0019】
間隔の最大値ZM3 − IMは、第1には許容可能なアパーチャ・オブスキュレーションの関数、第2には第2のフィールド平面の開口率NAの関数になる。アパーチャ・オブスキュレーションを低くするためには、第3のミラーの直径DuM3の50%より第3のミラー・アパーチャの直径が小さいと好ましい。第3のミラー・アパーチャの直径が第2のフィールド平面の開口率のアークサインのタンジェント、および当該フィールド平面からの第3のミラーの間隔とともに線形増加することから、間隔の最大値ZM3 − IMは、次の関係式によって与えられる。
ZM3 − IMmax=0.25・DuM3/tan(arcsin(NA))
【0020】
投影露光装置内あるいは検査システム内において、拡張された物体をイメージ上へ投影する際に対物鏡を使用するために、たとえば対物鏡の像面湾曲を可能な限り良好に修正する必要がある。この対物鏡は、絶対値が第1のフィールド平面から第2のフィールド平面までの軸方向間隔より大きいペッツバル半径を有することが好ましい。ペッツバルの和に対する凹面ミラーの正の寄与を補償するために、第1の凸面ミラーが大きな負の寄与を提供する。したがって、第1の凸面ミラーが、凹面ミラーに比べて大きな負の光学倍率、従って小さい直径を有することから、このミラーは、アパーチャ・オブスキュレーションに対する寄与に関して特に重要である。しかしながら、それが少なくとも概略で中間像の位置にあることから、この対物鏡は、良好なペッツバル修正にもかかわらず、低いアパーチャ・オブスキュレーションを有している。
【0021】
固有の最小値から開始する開口角を伴う光線だけが、ひとみオブスキュレーションを伴う、この対物鏡における投影に寄与する。この場合の開口角は、光軸に関して測定される。またこの場合の最小開口角は、すべてのミラーによって伝達されただけで、まだミラー・アパーチャによるビネット(口径食)を受けていない光線に関するものとする。この光線は、この場合にはミラー・アパーチャによるビネットを直接受けないが、誤った光としてそれを通って特殊な遮光デバイスに当たり、一方、より大きな開口角を伴う光線束の残りの光線はミラーによって反射される。この場合のアパーチャ・オブスキュレーションは、第2のフィールド平面内の開口率に対する第2のフィールド平面内の最小開口角のサインの比として定義される。第1のミラーの近傍に中間像を配置し、第2のフィールド平面の近傍に凹面ミラーを使用することによって、アパーチャ・オブスキュレーションに関して0.6未満、特に0.5未満の値が達成可能である。
【0022】
低いアパーチャ・オブスキュレーションに加えて、第2のフィールド平面内の開口率に対するアパーチャ・オブスキュレーションの比に関する値が高いこともこの対物鏡の重要な特徴である。第2のフィールド平面内における対物鏡の開口率が大きいほど、低いアパーチャ・オブスキュレーションを達成することが困難になる。この対物鏡は、その比が1.2より大きく、特に1.5より大きいことによって特徴付けられる。
【0023】
第2のフィールド平面内における開口率は、この場合、0.3より大きく、特に0.4より大きく、特に好ましくは0.6より大きい。
【0024】
第1のフィールド平面と第2のフィールド平面の間において、この対物鏡は、4:1より大きく、特に10:1より大きく、特に好ましくは20:1より大きい像スケール比を有する。4:1から10:1までの間の像スケール比は、リソグラフィ用の投影対物鏡にとって一般的である。20:1より大きい像スケール比は、たとえばマイクロスコープ対物鏡、検査対物鏡、あるいは駆動可能なマイクロミラー・アレイを感光性基板上に投影する投影対物鏡の場合に注目される。これに関して、2つの共役フィールド平面の間における像スケール比は、物体の高さとイメージの高さの間の比の絶対値として定義され、2つの共役フィールド平面の間における倍率は、イメージの高さと物体の高さの間の比として定義され、たとえば正立イメージの場合には正の符号を伴う。
【0025】
対物鏡が2つの部分対物鏡を備えることから、第1のフィールド平面と第2のフィールド平面の間における像スケール比、および中間像と第2のフィールド平面の間における像スケール比が、いずれも1:1より大きく、特に1.1:1より大きいと好ましい。その結果、第1のフィールド平面と第2のフィールド平面の間において開口率が段階的に増加される。したがって、第2のフィールド平面までは最大開口率が生じない。
【0026】
アパーチャ・オブスキュレーションを可能な限り低く抑えるために、第1のフィールド平面と中間像の間において、第1の部分対物鏡が第2の部分対物鏡に比べて実質的に大きい像スケール比を有していると好ましい。したがって、この像スケール比を3:1より大きく、特に5:1より大きく、特に好ましくは10:1より大きくする。
【0027】
第1のミラーの負の光学倍率に起因して、第2のミラーの直径を実質的に第1のミラーの直径より大きくすることが可能である。第1のミラーの直径に対する第2のミラーの直径は、この場合に3:1より大きく、特に5:1より大きくなる必要がある。第2のミラーのミラー・アパーチャの直径が、概略で第1のミラーの直径に等しいと、第2のミラーは、低いアパーチャ・オブスキュレーションを招くだけか、あるいはほかのミラーによって生じるアパーチャ・オブスキュレーションにまったく増加をもたらさない。
【0028】
光線束の断面が中間像の領域においてもっとも小さく、したがって第1のミラーの領域内においてもっとも小さくなることから、中間像の領域内もしくは第1のミラーの領域内に第4のミラーを配置すると好ましい。この第4のミラーと第1のミラーの軸方向間隔は、この場合においては、第1のフィールド平面の第2のフィールド平面からの軸方向間隔の10%より小さくする必要がある。なお、すべての寸法が第1のフィールド平面の第2のフィールド平面に対する軸方向間隔に比例することから、特に示さない限りはこの明細書における寸法を、絶対項ではなく、その比として与える。この場合、実際に、第1のミラーを第4のミラーのミラー・アパーチャ内に配置することができる。2つのミラーは、同じミラー基板を有することが可能であり、第1のミラーのミラー表面をミラー基板の前面に一致させ、第4のミラーのミラー表面をそのミラー基板の背面に一致させることができる。
【0029】
好適な実施態様においては、4つのミラーだけを用いて上記の特徴が達成される。
【0030】
第1のフィールド平面と第2のフィールド平面の間における開口率を2つのステップで増加させることを可能にするため、中間像と第2のフィールド平面の間に後続中間像を配置すると有利である。これを目的として、中間像と後続中間像の間において光学的に、第5の中心ミラー・アパーチャを備えた第5のミラーならびに第6の中心ミラー・アパーチャを備えた第6のミラーを備える。この場合においては、光線が最初に第6のミラー・アパーチャを通り、第5のミラーにおいて反射され、さらに第6のミラーにおいて反射された後に第5のミラー・アパーチャを通る。第3のミラーと第4のミラーは、したがって後続中間像と第2のフィールド平面の間に光学的に配置される。つまり、第2の部分対物鏡は、2つのサブシステムを有することになり、第1のサブシステムは、中間像と後続中間像の間に光学コンポーネントを、より詳細には第5のミラーと第6のミラーを備え、第2のサブシステムは、後続中間像と第2のフィールド平面の間に光学コンポーネントを、より詳細には第3のミラーと第4のミラーを備える。
【0031】
第5のミラーと第6のミラーが凹面ミラーである場合には、ミラー・アパーチャに比べて比較的大きい直径を有することが可能であり、したがってそれらは、完全にではないとしてもアパーチャ・オブスキュレーションをわずかしか低下させない。これらは凹面ミラーとして、互いに対向して配置される。
【0032】
これに代えて、第5のミラーを凸面ミラーとし、第6のミラーを凹面ミラーとすることもできる。その場合においては、第5のミラーと第6のミラーの構成が、第1のミラーと第2のミラーと類似になる。
【0033】
第6のミラーから到来する光線束が、第5のミラーにおいて小さい光線直径を有するために、したがって第5のミラー・アパーチャが小さい直径しか有していないために、後続中間像の、第5のミラー・アパーチャからの間隔を、第1のフィールド平面の第2のフィールド平面からの軸方向間隔の5%より小さくすることが好ましい。
【0034】
中間像の開口率が実質的に第1のフィールド平面における開口率より大きいことから、第6のミラーを中間像の近傍に、あるいは第1のミラーの近傍に配置する必要がある。第6のミラーの第1のミラーからの軸方向間隔は、第1のフィールド平面の第2のフィールド平面からの軸方向間隔の10%より小さいことが望ましい。
【0035】
同じ理由から、第4のミラーが後続中間像の近傍に、または第5のミラーの近傍に配置される必要がある。第4のミラーと第5のミラーの軸方向間隔は、第1のフィールド平面の第2のフィールド平面からの軸方向間隔の10%より小さいことが望ましい。
【0036】
正確には少なくとも6個のミラーの構成を用いると、第2のフィールド平面内において、アパーチャ・オブスキュレーションが0.5より小さい場合に、0.6より大きい、特に0.8より大きい開口率を達成することが可能になる。
【0037】
投影されることになる物体が反射物体の場合には、第1のフィールド平面と第1の部分対物鏡の光学コンポーネントの間に照明光を結合しなければならない。正確には、20nm未満のEUV波長の場合には、いわゆる、かすめ入射ミラーを使用することが好ましく、その場合に表面の法線に対する光線の入射角度を70°より大きくする。しかしながら、その種のミラーのために、第1のフィールド平面の上流に充分に大きい自由作動距離が必要になる。この自由作動距離は、第1のフィールド平面の第2のフィールド平面からの軸方向間隔の20%より大きいことが望ましい。
【0038】
上記の対物鏡の設計によって、第2のフィールド平面内において1.0mmより大きい直径を有するフィールドに関する投影を修正することが可能になる。
【0039】
特に、第1のフィールド平面の、第2のフィールド平面からの軸方向間隔に対する球面収差の比は、10− 5より小さい。これにおける球面収差の値は、それを計算する場合に、たとえば市販の光学設計ソフトウエアCodeVによって計算する場合に、ザイデル理論に従った3次の球面収差をラテラル収差として指定する。
【0040】
この対物鏡を投影対物鏡または検査対物鏡として使用できるようにするために、第1のフィールド平面の、第2のフィールド平面からの軸方向間隔を最大で3000mmとすることが好ましい。
【0041】
対物鏡がミラーだけを有している場合には、その応用は特定の波長領域に限定されない。むしろ、ミラーの適切なコーティングによって、この対物鏡を対応する動作波長に適合させることが可能である。またこの対物鏡は、反射層が許容する限り、2つの相互に離された動作波長で同時に使用することもできる。リソグラフィ投影露光装置の投影対物鏡の場合には、たとえば第1の波長において投影を行い、第2の波長においては、構造形成マスク(レチクル)と感光性基板(ウエハ)のアライメントを実行することができる。200nmより短い波長においてこの対物鏡を使用することは、それらの波長の場合に使用可能な透明材料がわずかしかないこと、たとえばフッ化物結晶等しかないことから有利である。さらに20nmより短い波長においては、ミラーの使用が必須になる。動作波長が約11nm〜13nmの場合には、たとえばミラー用の反射コーティングとして、モリブデンとシリコン、またはモリブデンとベリリウムといった材料のマルチコーティングが使用される。
【0042】
この対物鏡の応用は反射対物鏡だけに限定されない。個別のミラーの間に、特にフィールド平面と中間像の領域内にレンズを配置することも可能である。これらのレンズを使用して、たとえば色補正を行い、あるいはテレセントリック性を設定することができる。
【0043】
好ましい実施態様においては、対物鏡が絶対値が1.0より小さい倍率を有する。この場合においては、第1のフィールド平面内に物体が配置され、続いてそれが縮小される態様で前記第2のフィールド平面内のイメージ上に投影される。
【0044】
この種の対物鏡は、たとえばリソグラフィ投影露光装置内における投影対物鏡として使用される。リソグラフィ投影露光装置においては、照明システムが構造形成マスク(レチクル)を照明し、それが投影対物鏡によって、感光性基板上に投影される。
【0045】
その種のリソグラフィ投影露光装置は、特許文献2、特許文献3、もしくは特許文献4に開示されたEUVリソグラフィに関する従来技術から適切に理解され、それらの特許の内容は、完全にこの明細書に援用されている。
【0046】
マイクロ構造半導体コンポーネントは、複数の独立の、非常に複雑な方法ステップに従って製造される。この場合の重要な方法ステップは、感光性基板(ウエハ)の露光、たとえばフォトレジストが設けられたシリコン基板の露光である。その場合に、いわゆる層の製造の間に、適切なレチクルが投影対物鏡によってウエハ上に投影される。
【0047】
また、リソグラフィ投影露光装置内において、レチクルに代えて駆動可能なマイクロミラー・アレイを使用することも可能である。その種のリソグラフィ投影露光装置は、特許文献6、特許文献7、特許文献8、ならびに特許文献9に開示された従来技術から適切に理解され、それらの特許の内容は、完全にこの明細書に援用されている。すでに述べた対物鏡は、駆動可能なマイクロミラー・アレイと感光性基板の間において20:1を超える像スケール比を可能にすることから、1μm台の大きさになる個別のマイクロミラーのイメージは、50nmより小さい寸法を有する。その結果、100nmより小さい分解能の具体化が可能になることから、駆動可能なマイクロミラー・アレイが、マイクロリソグラフィにおいても注目されることになる。
【0048】
マイクロ構造半導体コンポーネントの単一の層の製造においては、これらのマイクロミラーが、所定のパターンに従って、投影されることになるマイクロミラーの光線束の一部だけが対物鏡の入り口ひとみ内に照準される態様で駆動される。そのほかの光線束は、適切な光線トラップによって投影への寄与が妨げられる。
【0049】
別の好ましい実施態様においては、対物鏡は絶対値が1.0より大きい倍率を有する。この場合、第2のフィールド平面に物体が配置され、続いてそれが拡大される態様で第1のフィールド平面内のイメージ上に投影される。
【0050】
この種の対物鏡は、たとえば物体の表面を観察するための検査システムにおける検査対物鏡として使用される。物体の表面、特にウエハの表面は、検査対物鏡によって観察ユニットの入り口表面上に拡大して投影される。この検査システムは、照明システムを備え、それが表面を直接的に、あるいは検査対物鏡を介して照明する。その場合においては、照明光が、たとえば観察ユニットの入り口表面と検査対物鏡の間の投影ビーム・パス内、あるいは検査対物鏡の内側で結合される。表面によって反射された光は、観察ユニットの補助によって、各種の評価基準に従って評価される。
【0051】
この種の検査システムは、たとえば特許文献10においてUV波長領域に関して開示された従来技術から適切に理解され、当該特許の内容は、完全にこの明細書に援用されている。
【0052】
投影対物鏡としてあるいは検査対物鏡としての応用に加えて、本発明に従った対物鏡は、ほかの、特にEUV波長の場合における、非常に大きな開口率とともに回折限界投影を達成することが意図された光学装置においても使用することができる。特に鏡検は、広い応用分野を提供する。
【0053】
以下、図面による補助とともに、本発明をさらに詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0054】
図1Aは、本発明に従った対物鏡1に関する第1の実施形態を示している。対物鏡1が物体側に非常に大きい自由作動距離を有しているので、より良好に例示することを目的として図1Bに図1Aの詳細を示す。この第1の例の実施形態に関する光学データについては、光学設計ソフトウエアCodeVのフォーマットに従って表1に明細を示した。
【0055】
対物鏡1は、第1の部分対物鏡3と第2の部分対物鏡5からなり、これらが光軸OAに対して心合わせされている。対物鏡1は、100:1の像スケール比を伴って第1のフィールド平面7を第2のフィールド平面9上に投影する。第2のフィールド平面9における開口率NAは0.7である。第2のフィールド平面9内のフィールドの直径は2mmである。第1のフィールド平面7と第2のフィールド平面9の間の軸方向間隔は2000mmである。
【0056】
第1の部分対物鏡3は、74:1の像スケール比を伴って第1のフィールド平面7を中間像11上に投影する。これは、中心ミラー・アパーチャ15備えた凸面ミラー13、および中心ミラー・アパーチャ19備えた凹面ミラー17を備える。凹面ミラー17の光学倍率は、中間像11が凸面ミラー13の近傍に形成される形態で設計される。ミラー17と中間像11の近軸位置の間の軸方向間隔は、ミラー17とミラー13の間の軸方向間隔に等しく68.8mmである。凹面ミラー17の直径と凸面ミラー13の直径の比は3.0:1である。第1のフィールド平面7とミラー17の間の光学自由作動距離は1580mmであり、ミラー17の光軸上における基板の厚さを35.2mmと仮定している。
【0057】
第2の部分対物鏡5は、1.35:1の像スケール比を伴って中間像11を第2のフィールド平面9上に投影する。これは、中心ミラー・アパーチャ23備えた凹面ミラー21、および中心ミラー・アパーチャ27備えた凹面ミラー25を備える。この場合においては、ミラー21が第2のフィールド平面9の近くに配置され、この平面からの軸方向間隔は40.0mmである。ミラー21は、315.8mmの直径を有する。その結果、それが、少なくとも光軸OA上において9.5mmの基板の厚さを有する必要がある。光軸上におけるミラー21の基板の厚さは30mmである。第2のフィールド平面9からミラー21までの軸方向間隔と基板の厚さの間の差が光学自由作動距離であり、この第1の例の実施形態においてはそれが10mmになる。一方、ミラー21が第2のフィールド平面9に対して非常に近く配置されていることから、第2のフィールド平面9における開口率NA=0.7の場合には、ミラー・オブスキュレーションが0.3にしかならない。ミラー・オブスキュレーションは、この場合、ミラー・アパーチャ23の直径対ミラー21の直径の比によって表される。凹面ミラー25がアパーチャ・オブスキュレーションを悪化させないように、凸面ミラー13の近傍、つまり中間像11の近傍に配置される。凹面ミラー25と凸面ミラー13の間の軸方向間隔は、71.3mmである。
【0058】
凹面ミラー21と凹面ミラー25の間には、開口絞り平面29および遮光デバイス31が配置され、それらが光線トラップとして設計されている。第2のフィールド平面9内に生じた光線束がフィールドの高さとほぼ独立なアパーチャ・オブスキュレーションを有するように遮光デバイス31の直径が設定されている。開口絞り平面29内に可変直径備えた機械的な開口絞りが配置される場合には、開口絞りのブレードは、開口絞り平面の曲率に従って湾曲した表面上を移動することができる。また、複数の平らな、可変直径備えた機械的な開口絞りを備えることも可能であり、必要であれば軸方向にオフセットさせてそれを挿入することができる。第1のフィールド平面7内の2つのフィールド・ポイント33と35から放射された周縁光線37と39は、開口絞り平面29の上側および下側のマージンを通過する。フィールド・ポイント33は、この場合であれば光軸OA上にあり、フィールド・ポイント35は、光軸OAから100mm隔されたフィールドの上側マージン上に配置されている。さらにフィールド・ポイント33に関して図示されたものに光線41があるが、ミラー・アパーチャによりそれ以上のビネットを受けない。第2のフィールド平面9においては、これらが18.4°のアパーチャ角度を有し、アパーチャ・オブスキュレーションは0.45になる。したがって、アパーチャ・オブスキュレーションに対する第2のフィールド平面内の開口率の比が1.56になる。この第1の例の実施形態においては、凹面ミラー17のミラー・アパーチャ19がアパーチャ・オブスキュレーションに関して限定的な形態で作用する。
【0059】
第1の例の実施形態においては、凸面ミラー13の負の光学倍率により像面湾曲のほとんどを修正することが可能となった。ペッツバル半径は192137mmである。
【0060】
第1の例の実施形態においては、3次の球面収差を0.6μmの値まで修正することが可能となった。
【0061】
本発明に従った対物鏡201の第2の例の実施形態を図2Aに示す。図2Bは、より良好な例示を目的として図2Aの詳細を示している。この第2の例の実施形態に関する光学データについては、光学設計ソフトウエアCodeVのフォーマットに従って表2に明細を示した。図1A/Bの要素に対応する図2A/B内の要素には、図1A/B内と同じ参照記号が数200の増加を伴って使用されている。それらの要素の説明については、図1A/Bの関連する説明を参照する。
【0062】
対物鏡201は、第1の部分対物鏡203ならびに第2の部分対物鏡205を包含しており、これらが光軸OAに対して心合わせされている。対物鏡201は、100:1の像スケール比を伴って第1のフィールド平面207を第2のフィールド平面209上に投影する。第2のフィールド平面209における開口率NAは0.9である。第2のフィールド平面209内のフィールドの直径は2mmである。第1のフィールド平面207と第2のフィールド平面209の間の軸方向間隔は2000mmである。
【0063】
第1の部分対物鏡203は、52:1の像スケール比を伴って第1のフィールド平面207を中間像211上に投影する。これは、中心ミラー・アパーチャ215備えた凸面ミラー213、および中心ミラー・アパーチャ219備えた凹面ミラー217を備える。凹面ミラー217の光学倍率は、中間像211が凸面ミラー213の近傍に形成される形態で設計される。ミラー217と中間像211の近軸位置の間の軸方向間隔は、ミラー217とミラー213の間の軸方向間隔に等しく447.5mmである。凹面ミラー217の直径と凸面ミラー213の直径の比は14.4:1である。第1のフィールド平面207とミラー217の間の光学自由作動距離は1050mmであり、ミラー217の光軸OA上における基板の厚さを36.4mmと仮定している。
【0064】
第2の部分対物鏡205は、1.9:1の像スケール比を伴って中間像211を第2のフィールド平面209上に投影する。この場合においては、この投影が、後続中間像243上への中間像211の投影を経由して実行される。中間像211は、中心ミラー・アパーチャ247備えた凹面ミラー245によって、さらに中心ミラー・アパーチャ251備えた凹面ミラー249によって後続中間像243上に投影され、一方それは、中心ミラー・アパーチャ223備えた凹面ミラー221によって、さらに中心ミラー・アパーチャ227備えた凹面ミラー225によって、第2のフィールド平面209上に投影される。この後続中間投影によってフィールド平面内の開口率を段階的に増加することが可能であり、その結果、最終的に第2のフィールド平面209内において0.9の開口率を達成することが可能になった。
【0065】
アパーチャ・オブスキュレーションを可能な限り低く維持するために、第2の部分対物鏡205内のミラーは、それぞれの場合においてフィールド平面の近傍に幾何学的に配置される。凹面ミラー249の光学倍率は、後続中間像243が凹面ミラー245の近くに形成されるように設計されている。ミラー249と後続中間像243の近軸位置の間の軸方向間隔はミラー249とミラー245の間の軸方向間隔に等しく60.6mmである。
【0066】
アパーチャ・オブスキュレーションを可能な限り低く維持するために、凹面ミラー249と225が、中間像211の近傍、もしくは後続中間像243の近傍に配置される。凹面ミラー249と中間像211の間の軸方向間隔は50.0mmであり、同様に凹面ミラー225と後続中間像243の間の軸方向間隔も50.0mmである。これらの軸方向間隔は、それぞれの場合においてミラー213、もしくはミラー245に関する軸方向間隔にも対応している。軸方向間隔がこのように大きく選択されていることから、隣接して配置されるミラー213と249、または245と225を、それぞれの基板の厚さを考慮したミラー背面の軸方向間隔で配置することが可能になる。ミラー245の基板背面は、平面の表面を有していない。ミラー・アパーチャ247を通る光線が基板におけるビネットを受けなくするために、背面が中心ミラー・アパーチャ247にわたってつぶれた円錐状のくぼみを有している。
【0067】
この場合においては、ミラー221が第2のフィールド平面209の近くに配置され、この平面からの軸方向間隔は40.0mmである。ミラー221は748.2mmの直径を有する。その結果、それは、少なくとも光軸OA上において22.4mmの基板の厚さを有する必要がある。光軸上におけるミラー221の基板の厚さは34mmである。第2のフィールド平面209からミラー221までの軸方向間隔と基板の厚さの間の差が光学自由作動距離であり、この第2の例の実施形態においてはそれは6.0mmになる。一方、ミラー221が第2のフィールド平面209に対して非常に近く配置されているので、第2のフィールド平面209における開口率がNA=0.9の場合には、ミラー・オブスキュレーションが0.27にしかならない。
【0068】
凹面ミラー221と凹面ミラー225の間には、開口絞り平面229および遮光デバイス231が配置されている。第1のフィールド平面207内の2つのフィールド・ポイント233、235から放射された周縁光線237、239は、開口絞り平面229の上側と下側のマージンを通過する。フィールド・ポイント233は、この場合であれば光軸OA上にあり、フィールド・ポイント235は、光軸OAから100mm間隔されたフィールドの上側マージン上に配置されている。この第2の例の実施形態においては、アパーチャ・オブスキュレーションが0.43である。したがって、アパーチャ・オブスキュレーションに対する第2のフィールド平面内の開口率の比が2.09になる。この第2の例の実施形態においては、凹面ミラー249のミラー・アパーチャ251がアパーチャ・オブスキュレーションに関して限定的な形態で作用する。
【0069】
第2の例の実施形態においては、凸面ミラー213の負の光学倍率の補助により像面湾曲のほとんどを修正することが可能となった。ペッツバル半径は8940mmである。
【0070】
第2の例の実施形態においては、3次の球面収差を0.8μmの値まで修正することが可能となった。
【0071】
本発明に従った対物鏡301の第3の例の実施形態を図3Aに示す。図3Bは、より良好な例示を目的として図3Aの詳細を示している。この第3の例の実施形態に関する光学データについては、光学設計ソフトウエアCodeVのフォーマットに従って表3に明細を示した。図2A/Bの要素に対応する図3A/B内の要素には、図2A/B内と同じ参照記号が100の増加を伴って使用されている。それらの要素の説明については、図2A/Bの関連する説明を参照する。
【0072】
対物鏡301は、第1の部分対物鏡303ならびに第2の部分対物鏡305を包含しており、これらが光軸OAに関して心合わせされている。対物鏡301は、100:1の像スケール比を伴って第1のフィールド平面307を第2のフィールド平面309上に投影する。第2のフィールド平面309における開口率NAは0.9である。第2のフィールド平面309内のフィールドの直径は2mmである。第1のフィールド平面307と第2のフィールド平面309の間の軸方向間隔は2389mmである。
【0073】
第1の部分対物鏡303は、66:1の像スケール比を伴って第1のフィールド平面307を中間像311上に投影する。これは、中心ミラー・アパーチャ315備えた凸面ミラー313、および中心ミラー・アパーチャ319備えた凹面ミラー317を備える。凹面ミラー317の光学倍率は、中間像311が凸面ミラー313の近傍に形成される形態で設計される。ミラー317と中間像311の近軸位置の間の軸方向間隔は、ミラー317とミラー313の間の軸方向間隔に等しく450.8mmである。凹面ミラー317の直径と凸面ミラー313の直径の比は14.9:1である。第1のフィールド平面307とミラー317の間の光学自由作動距離は1470mmであり、ミラー317に関する光軸OA上における基板の厚さを33.3mmと仮定している。
【0074】
第2の部分対物鏡305は、1.5:1の像スケール比を伴って中間像311を第2のフィールド平面309上に投影する。この場合においては、この投影が、後続中間像343上への中間像311の投影を経由して実行される。中間像311は、中心ミラー・アパーチャ347備えた凹面ミラー345によって、さらに中心ミラー・アパーチャ351備えた凹面ミラー349によって、後続中間像343上に投影され、一方それは、中心ミラー・アパーチャ323備えた凹面ミラー321によって、さらに中心ミラー・アパーチャ327備えた凹面ミラー325によって、第2のフィールド平面309上に投影される。
【0075】
第2の部分対物鏡305内のミラーはそれぞれフィールド平面の近傍に配置される。凹面ミラー349の光学倍率は、後続中間像343が凹面ミラー345の近くに形成される形態で設計されている。凹面ミラー349と後続中間像343の近軸位置の間の軸方向間隔は、ミラー349とミラー345の間の軸方向間隔に等しく68.9mmである。
【0076】
凹面ミラー349と325は、中間像311の近傍、もしくは後続中間像343の近傍に配置される。凹面ミラー349と中間像311の間の軸方向間隔は18.9mmであるが、凹面ミラー325と後続中間像343の間の軸方向間隔は37.5mmである。これらの軸方向間隔は、それぞれの場合においてミラー313、もしくはミラー345に関する軸方向間隔にも対応している。この第3の例の実施形態においては、ミラー311と349の間、またはミラー345と325の間の軸方向間隔が、それぞれの基板の合計より小さい。つまり、第2の例の実施形態とは異なって、ミラー311がミラー349のミラー・アパーチャ351内に配置されており、ミラー345がミラー325のミラー・アパーチャ327内に配置されている。第2の例の実施形態においては、ミラー349がアパーチャ・オブスキュレーションを決定するが、この第3の例の実施形態においては、対応するミラー349が重要ではなくなっている。ミラー313、349、および345の基板背面は平面ではない。ミラー・アパーチャを通る光線が基板におけるビネットを受けなくするために、これらの背面が中心ミラー・アパーチャにわたってつぶれた円錐状のくぼみを有している。
【0077】
ミラー321は、第2のフィールド平面309の近くに配置され、この平面からの軸方向間隔は40.0mmである。ミラー321は、760.7mmの直径を有する。その結果、それが、少なくとも光軸OA上において22.8mmの基板の厚さを有する必要がある。光軸上におけるミラー321の基板の厚さは35mmである。この基板の厚さと第2のフィールド平面309からミラー321までの軸方向間隔と間の差が光学自由作動距離であり、この第3の例の実施形態においてはそれが5.0mmになる。一方、ミラー321が第2のフィールド平面309に対して非常に近く配置されていることから、第2のフィールド平面309における開口率がNA=0.9の場合には、ミラー321のミラー・オブスキュレーションが0.26にしかならない。
【0078】
凹面ミラー321と凹面ミラー325の間には、開口絞り平面329および遮光デバイス331が配置されている。第1のフィールド平面307内の2つのフィールド・ポイント333と335から放射された周縁光線337と339は、開口絞り平面329の上側および下側のマージンを通過する。フィールド・ポイント333は、この場合であれば光軸OA上にあり、フィールド・ポイント335は、光軸OAから100mm間隔されたフィールドの上側マージン上に配置されている。この第3の例の実施形態においては、アパーチャ・オブスキュレーションが0.39である。したがって、アパーチャ・オブスキュレーションに対する第2のフィールド平面内の開口率の比が2.31になる。この第3の例の実施形態においては、凹面ミラー325のミラー・アパーチャ327がアパーチャ・オブスキュレーションに関して限定的な形態で作用する。
【0079】
第3の例の実施形態においては、凸面ミラー313の負の光学倍率により像面湾曲のほとんどを修正することが可能となった。ペッツバル半径は76472mmである。
【0080】
第3の例の実施形態においては、3次の球面収差を0.3μmの値まで修正することが可能となった。
【0081】
図4に、EUVリソグラフィ用のリソグラフィ投影露光装置453を略図的に示す。レーザ励起プラズマ・ソース459が光源として機能する。この場合においては、たとえばキセノン・ターゲットがポンプ・レーザ457によって励起され、EUV放射線を放射する。照明システム455は、集光ミラー461、均質化およびフィールド形成ユニット463、フィールド・ミラー465を備えている。この種の照明システムは、たとえば本件出願人の特許文献11(特許文献12)に記述されており、その内容は、この出願に完全に援用されている。
【0082】
照明システム455は、保持および位置合わせユニット469上に配置されたマイクロミラー・アレイ467上の制限されたフィールドを照明する。マイクロミラー・アレイ467は、個別に駆動可能な1000×1000個の、サイズが10μm×10μmのミラーを有する。ミラー間の最小間隔の0.5μmを考慮すると、照明システム455は、サイズ10.5mm×10.5mmの矩形のフィールドを照明する必要がある。マイクロミラー・アレイ467は、照明されたフィールドを感光性基板471上に投影する投影対物鏡401の物体平面内に配置されている。感光性基板471は、この場合においては保持および位置合わせユニット473上に配置されており、それによってマイクロミラー・アレイ467のスキャンも可能になる。図1〜3に例示されている実施形態の1つを、投影対物鏡401として使用することができる。その場合においては、マイクロミラー・アレイ467が第1のフィールド平面に配置され、感光性基板471が第2のフィールド平面に配置される。フィールド・ミラー565が投影ビームのパスにビネットをもたらさないようにするため、フィールド・ミラー465をマイクロミラー・アレイ467から充分に間隔して配置しなければならない。一方これは、被照明フィールドが、光軸OAに対して中心に配置されずに、光軸の外に配置されることを要求する。しかしながら、例示の実施形態の対物フィールドが200mmの直径を有していることから、被照明フィールドを、たとえば光軸OAから70mm間隔して配置することができる。マイクロミラー・アレイ467の個別のマイクロミラーは、100:1の像スケール比で感光性基板471上に投影され、その結果、これらのマイクロミラーのイメージは100nmのサイズを有することになる。したがって、投影対物鏡401の投影が回折限界であることから、105μm×105μmのイメージフィールド上に約100nmの分解能を有する構造を生成することが可能となる。保持および位置合わせユニット473の補助を伴った、感光性基板471のステップごとの変位および/またはスキャンによって、数ミリメートルの寸法を有するフィールドの露光も可能である。このリソグラフィ投影露光装置453は、光線トラップ475も備えている。これは、これらの光線束のうち、マイクロミラーによって投影対物鏡401の入り口のひとみに照準されなかった光線を吸収する。コンピュータおよびコントロール・ユニット477が使用されて、ひとみの照明を変化させる目的でポンプ・レーザ457、照明システム455がコントロールされ、また駆動可能なマイクロミラー・アレイ467および保持および位置合わせユニット473ならびに469がコントロールされる。
【0083】
図5に、別の実施形態のリソグラフィ投影露光装置553を例示する。このリソグラフィ投影露光装置553は、駆動可能マイクロミラー・アレイ467に代えて、反射レチクル579を備えている。図5において、図4の要素に対応する要素には、図4内と同じ参照記号が100の増加を伴って使用されている。それらの要素の説明については、図4の関連する説明を参照する。反射レチクル579上の構造が1μm未満の寸法を有し、投影対物鏡501の投影が回折限界であるので、感光性基板571上に約10nmより小さい分解能を伴う構造を生成することが可能となる。
【0084】
図6に、ウエハ表面を観察するための検査システム681を略図的に示す。波長が157nmの光を生成するエキシマ・レーザ685が光源として機能する。照明システム683は、均質化およびフィールド形成ユニット687およびビーム・スプリッタ689、たとえば半透明ミラーを備えている。ビーム・スプリッタ689は、照明光を検査対物鏡601に結合し、それが、分析されることになる物体691の表面を、観察ユニット695の入り口表面693上に投影する。この場合の物体691は、物体ステージ697上に配置され、それにより物体691の変位ならびに回転が可能になる。図1〜3に例示されている実施形態の1つを検査対物鏡601として使用することができる。その場合においては、物体691が第2のフィールド平面内に配置され、入り口表面693が第1のフィールド平面内に配置される。たとえば、検査対物鏡601を使用して500μm×500μmの表面を分析することが可能である。この対物フィールドのイメージは、その後、観察ユニット695の入り口表面693上において50mm×50mmの寸法を有する。コンピュータおよびコントロール・ユニット699が使用されて、ひとみの照明を変化させる目的で光源685、照明システム687、および物体ステージ697のコントロールが行われ、また観察ユニット695からの測定データの評価が行われる。例示の実施形態1〜3に従った検査対物鏡を使用することによって、適切なミラーのコーティングを用いて検査対物鏡を任意の波長に、あるいは広い波長レンジに適合させることが可能になるという利点が得られる。特に、検査対物鏡は、20nm未満のEUV波長にも使用することができる。
【0085】
【表1】
【表2】
【表3】
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1A】第1の例の実施形態のレンズ・セクションを示した説明図である。
【図1B】図1Aの詳細図である。
【図2A】第2の例の実施形態のレンズ・セクションを示した説明図である。
【図2B】図2Aの詳細図である。
【図3A】第3の例の実施形態のレンズ・セクションを示した説明図である。
【図3B】図3Aの詳細図である。
【図4】駆動可能なマイクロミラー・アレイを伴うリソグラフィ投影露光装置を示した概略図である。
【図5】構造形成マスクを伴うリソグラフィ投影露光装置を示した概略図である。
【図6】検査システムを示した概略図である。
Claims (28)
- 第1のフィールド平面(7,207,307)を中間像(11,211,311)上に投影し、第1の中心ミラー・アパーチャ(15,215,315)備えた第1の凸面ミラー(13,213,313)および第2の中心ミラー・アパーチャ(19,219,319)備えた第2の凹面ミラー(17,217,317)を備え、前記第1のミラー(13,213,313)は、前記第2のミラー(17,217,317)から第1の軸方向間隔を有し、前記第2のミラー(17,217,317)は、前記中間像(11,211,311)から第2の軸方向間隔を有し、前記第1の軸方向間隔対前記第2の軸方向間隔の比が0.95と1.05の間の値を有し、特にそれが0.98と1.02の間の値である、第1の部分対物鏡(3,203,303);および、
前記中間像(11,211,311)を第2のフィールド平面(9,209,309)上に投影し、第3の中心ミラー・アパーチャ(23,223,323)備えた第3の凹面ミラー(21,221,321)および第4の中心ミラー・アパーチャ(27,227,327)備えた第4の凹面ミラー(25,225,325)を備え、前記第3のミラー(21,221,321)は、前記第2のフィールド平面(9,209,309)から第3の軸方向間隔ZM3 − IMを有し、それが前記第2のフィールド平面(9,209,309)内の開口率NAおよび第3のミラー(21,221,321)の直径DuM3と次に示す関係を有する、第2の部分対物鏡(5,205,305)、
0.03・DuM3+5.0mm<ZM3 − IM<0.25・DuM3/tan(arcsin(NA))
を備え、
絶対値が前記第1のフィールド平面(7,207,307)の、前記第2のフィールド平面(9,209,309)からの軸方向間隔より大きいペッツバル半径を有する対物鏡(1,201,301,401,501,601)。 - 前記第2のフィールド平面(9,209,309)内における前記開口率に対する、光線の前記第2のフィールド平面(9,209,309)内における、ミラー・アパーチャによってビネットを受けない最小アパーチャ角度のサインの比として定義されるアパーチャ・オブスキュレーションを前記対物鏡(1,201,301,401,501,601)が有し、それにおいて前記アパーチャ・オブスキュレーションが0.6より小さい値、特に0.5より小さい値を有する請求項1記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記アパーチャ・オブスキュレーション対する、前記第2のフィールド平面(9,209,309)内における前記開口率の比が1.2より大きく、特に1.5より大きい請求項2記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記第2のフィールド平面(9,209,309)内における前記開口率が0.3より大きく、特に0.4より大きく、特に好ましくは0.6より大きい請求項1〜3のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記第1のフィールド平面(7,207,307)と前記第2のフィールド平面(9,209,309)の間において、前記対物鏡(1,201,301)が4:1より大きく、特に10:1より大きく、特に好ましくは20:1より大きい像スケール比を有する請求項1〜4のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記第1のフィールド平面(7,207,307)と前記中間像(11,211,311)の間、および前記中間像(11,211,311)と前記第2のフィールド平面(9,209,309)の間において、前記対物鏡(1,201,301)が、それぞれ1:1より大きく、特に1.1:1より大きい像スケール比を有する請求項1〜5のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記第1のフィールド平面(7,207,307)と前記中間像(11,211,311)の間において、前記対物鏡(1,201,301)が3:1より大きく、特に5:1より大きく、特に好ましくは10:1より大きい像スケール比を有する請求項1〜6のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 第1のミラー(13,213,313)に対する第2のミラー(17,217,317)の直径の比が、3:1より大きく、特に5:1より大きい請求項1〜7のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記第4のミラー(25)および前記第1のミラー(13)が、前記第1のフィールド平面(7)の前記第2のフィールド平面(9)からの軸方向間隔の10%より小さい軸方向間隔を有する請求項1〜8のいずれかに記載の対物鏡(1)。
- 前記対物鏡(1)が、4つのミラー(13,17,21,25)からなる請求項1〜9のいずれかに記載の対物鏡(1)。
- 前記中間像(211)と第3のミラー(221,321)の間において、前記対物鏡(201,301)が、第5の中心ミラー・アパーチャ(247,347)備えた第5のミラー(245,345)および第6の中心ミラー・アパーチャ(251,351)備えた第6のミラー(249,349)を備え、前記第6のミラー(249,349)と前記第3のミラー(221,321)の間に後続中間像(243,343)が配置される請求項1〜9のいずれかに記載の対物鏡(201,301)。
- 前記第5のミラー(245,345)が凹面ミラーであり、前記第6のミラー(249,349)が凹面ミラーである請求項11記載の対物鏡(201,301)。
- 前記後続中間像(243,343)の、前記第5のミラー(245,345)からの軸方向間隔が、前記第1のフィールド平面(207,307)の、前記第2のフィールド平面(209,309)からの軸方向間隔の5%より小さい請求項11および12のいずれかに記載の対物鏡(201,301)。
- 前記第6のミラー(249,349)および前記第1のミラー(213,313)が、前記第1のフィールド平面(207,307)の、前記第2のフィールド平面(209,309)からの軸方向間隔の10%より小さい軸方向間隔を有する請求項11〜13のいずれかに記載の対物鏡(201,301)。
- 前記第5のミラー(245,345)と前記第4のミラー(225,325)が、前記第1のフィールド平面(207,307)の、前記第2のフィールド平面(209,309)からの軸方向間隔の10%より小さい軸方向間隔を有する請求項11〜14のいずれかに記載の対物鏡(201,301)。
- 前記対物鏡(201,301)が、6個のミラー(213,217,221,225,245,249,313,317,321,325,345,349)からなる請求項11〜15のいずれかに記載の対物鏡(201,301)。
- 前記対物鏡が、前記第1のフィールド平面(7,207,307)と前記第1の部分対物鏡(3,203,303)の間に自由作動距離(FWDObj)を有し、それが前記第1のフィールド平面(7,207,307)の、前記第2のフィールド平面(9,209,309)からの軸方向間隔の20%より大きい軸方向間隔を有する請求項1〜16のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記対物鏡(1,201,301)が、前記第2のフィールド平面(9,209,309)内において、収差が修正された直径が1.0mmより大きいフィールドを有する請求項1〜17のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記対物鏡(1,201,301)が前記第2のフィールド平面(9,209,309)内において球面収差を有し、前記第1のフィールド平面(7,207,307)の、前記第2のフィールド平面(9,209,309)からの軸方向間隔に対する前記球面収差の比が、10− 5より小さい請求項1〜18のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記第1のフィールド平面(7,207,307)の、前記第2のフィールド平面(9,209,309)からの軸方向間隔が大きくとも3000mmである請求項1〜19のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301)。
- 前記対物鏡(1,201,301,401,501)が、前記第1のフィールド平面(7,207,307)内の物体を、縮小する形態で前記第2のフィールド平面(9,209,309)内のイメージ上に投影する、特にリソグラフィ用の投影対物鏡とする請求項1〜20のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301,401,501)。
- 照明システム(555)および請求項21に従った、構造形成マスク(579)を感光性基板(571)に投影する投影対物鏡(501)を有するリソグラフィ投影露光装置(553)。
- 請求項22に従ったリソグラフィ投影露光装置(553)によって感光性基板(571)を露光する方法であって、前記構造形成マスク(579)が光線束を用いて前記照明システム(555)によって投影され、前記投影対物鏡(501)によって前記感光性基板(571)上に投影される前記マスク(579)によって前記光線束が構造化され、それによって前記基板(571)が露光される方法。
- 照明システム(455)および請求項21に従った、駆動可能なマイクロミラー・アレイ(467)を感光性基板(471)上に投影する投影対物鏡(401)を備えるリソグラフィ投影露光装置(453)。
- 請求項24に従ったリソグラフィ投影露光装置(453)によって感光性基板(471)を露光する方法であって、前記駆動可能なマイクロミラー・アレイ(467)が前記照明システム(455)によって照明され、光線束が前記マイクロミラー・アレイ(467)のマイクロミラーにおいて反射され、前記マイクロミラー・アレイ(467)のマイクロミラーがコントロール・ユニット(477)によって、所定パターンに従って前記光線束の一部だけが前記投影対物鏡(401)を通って前記感光性基板(471)に到達するように駆動され、かつ前記感光性基板(471)が、伝達された光線束によって、前記所定パターンに従って露光される方法。
- 前記対物鏡(1,201,301,601)が前記第2のフィールド平面(9,209,309)内の物体を拡大するように前記第1のフィールド平面(7,207,307)内のイメージに投影する、特に検査対物鏡とする請求項1〜20のいずれかに記載の対物鏡(1,201,301,601)。
- 照明システム(683)および請求項26に従った、前記第2のフィールド平面内に配置された物体(691)の表面を前記第1のフィールド平面上に配置される観察ユニット(695)の入り口表面(693)上に投影する対物鏡(601)を備える、表面、特にウエハの表面を観察するための検査システム(681)。
- 請求項27に従った検査システム(681)によって表面を観察する方法であって、物体(691)の表面、特にウエハの表面が前記照明システム(683)によって照明され、光線束の光線が各種方向に、位置の関数として前記表面上の構造により回折され、回折された光線が前記対物鏡(601)によって、前記観察ユニット(695)の前記入り口表面(693)上に投影される方法。
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