JP2005352022A - 音声記録再生装置、音声記録再生制御プログラム及び音声記録再生装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 音声データの内容と関連付けてインデックス情報を記録することにより、内容的にユーザが所望する位置からの迅速かつ容易な再生を可能にする。
【解決手段】 マイクロホンから入力された音声データを音声データ記憶部に記録していくともに、逐次音声認識回路で、言葉を認識させる。予めユーザが記憶させた特定音声「言葉A」〜「言葉E」が認識されたか否かを判断し(ステップS203)、「言葉A」であった場合には、音声データ記憶部において当該「言葉A」のデータが記録された箇所に、当該「言葉A」の存在を示すインデックスコードIC−aを記憶する(ステップS205)。また、他の「言葉B〜E」も同様にインデックスコードを記憶する。再生時には、インデックスコードを検索して、該インデックスコードがによりその存在を示される言葉Aが記録されている位置から、音声データをスキップ再生する。
【選択図】 図4
【解決手段】 マイクロホンから入力された音声データを音声データ記憶部に記録していくともに、逐次音声認識回路で、言葉を認識させる。予めユーザが記憶させた特定音声「言葉A」〜「言葉E」が認識されたか否かを判断し(ステップS203)、「言葉A」であった場合には、音声データ記憶部において当該「言葉A」のデータが記録された箇所に、当該「言葉A」の存在を示すインデックスコードIC−aを記憶する(ステップS205)。また、他の「言葉B〜E」も同様にインデックスコードを記憶する。再生時には、インデックスコードを検索して、該インデックスコードがによりその存在を示される言葉Aが記録されている位置から、音声データをスキップ再生する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、音声データを記録するとともに再生する音声記録再生装置、音声記録再生制御プログラム及び音声記録再生装置の制御方法に関する。
従来、インデックス機能を備えた音声記録再生装置が提案されるに至っている。この音声記録再装置は、マイクロホンより入力された音声を音声データに変換してICメモリに記録する過程で、一連の音声データとともに一定の周期でインデックス情報を記録する。そして、データ再生時にインデックス情報を指定すると、この指定されたインデックス情報により示されるされるデータ記録開始位置から、音声データの再生を開始する。したがって、記録された長時間に及ぶ一連の音声データの再生時において、一定の周期で記録されたインデックス情報毎に細分化された音声データを順次スキップ再生することができ、これにより所望の記録部分の迅速かつ容易な再生を可能にしようとするものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−236097号公報
しかしながら、前述した音声記録再生装置にあっては、一連の音声データをその内容とは無関係に、単に一定周期の時間長を単位として複数に分断し、インデックス情報に対応させて記録するに過ぎない。したがって、インデックス情報と記録された音声データの内容とは全く無関係であって、インデックス情報と音声データの内容とを関連付けて記録することはできない。よって、インデックス情報に基づいてスキップ再生を行っても、内容的にユーザが所望する位置から音声データを再生することは不可能なものであった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、音声データの内容と関連付けてインデックス情報を記録することにより、内容的にユーザが所望する位置からの迅速かつ容易な再生を可能にした音声記録再生装置、音声記録再生制御プログラム及び音声記録再生装置の制御方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1記載の発明に係る音声記録再生装置にあっては、音声データを記録する記憶手段と、入力された音声を音声データに変換して前記記憶手段に記録する制御手段と、入力された音声を認識する認識手段と、前記制御手段によって前記音声データが記録されているとき、前記認識手段によって特定の音声が認識された際に、前記記憶手段にインデックス情報を書き込む書込手段と、前記インデックス情報に基づいて、前記記憶手段に記録された音声データを再生する再生手段とを備える。
したがって、記憶手段には特定の音声が認識される毎にインデックス情報が書き込まれて、一連の音声データが記録されることとなり、これにより特定の音声をなす音声データの内容(言葉、言語)と関連付けてインデックス情報が記録されることとなる。つまり、インデックス情報と音声データのインデックス情報に対応する部分とは、認識された特定の音声の内容を介して関連付けられる。したがって、再生時にインデックス情報に基づいて音声データが再生されることにより、特定の音声の内容に関連する部分から、音声データを再生することが可能となる。
また、請求項2記載の発明に係る音声記録再生装置にあっては、前記書込手段は、前記特定の音声が認識された際の音声データが記録された前記記憶手段のアドレスを前記インデックス情報として書き込む。したがって、再生手段が前記アドレスに記録されている音声データから再生することにより、特定の音声の内容に関連する部分から音声データが再生される。
また、請求項3記載の発明に係る音声記録再生装置にあっては、操作に応じて前記特定の音声の音声データを予め記憶する認識データ記憶手段を更に備え、前記書込手段は、前記認識データ記憶手段に記憶されて音声データに対応する音声が前記認識手段により認識された際に、前記インデックス情報を書き込む。したがって、ユーザが予め操作により、所望の内容をなす音声の音声データを認識データ記憶手段に記憶させておくと、当該所望の内容をなす音声が認識される毎に、インデックス情報が書き込まれて、一連の音声データが記録される。よって、再生時には、所望の内容をなす音声の音声データが存在する位置からの音声データの再生が可能となる。
また、請求項4記載の発明に係る音声記録再生装置にあっては、前記認識データ記憶手段は、異なる複数の音声に対応する複数の音声データを記録する。したがって、ユーザが予め操作により、異なる内容からなる複数の音声の音声データを認識データ記憶手段に記憶させておくと、各内容をなす音声が認識される毎に、インデックス情報が書き込まれて、一連の音声データが記録される。よって、再生時には、異なる内容をなす音声の音声データが存在する位置からの音声データの再生が可能となる。
また、請求項5記載の発明に係る音声記録再生装置にあっては、前記記憶手段に書き込まれたインデックス情報を検索する検索手段を更に備え、前記再生手段は、前記記憶手段において前記検索手段により検索された前記インデックス情報が記憶されている箇所からの音声データ又は前記インデックス情報が示すアドレスからの音声データを再生する。したがって、検索手段によりインデックス情報を検索させて再生を行うことにより、インデックス情報に対応する音声データ単位でのスキップ再生が可能となる。
また、請求項6記載の発明に係る音声記録再生装置にあっては、複数の特定の音声からいずれか任意の音声を選択する選択手段を更に備え、前記検索手段は、前記選択手段により選択された特定の音声に対応するインデックス情報を検索する。したがって、ユーザは音声再生時において、選択手段により予め複数の特定の音声からいずれか任意の音声を選択しておくことにより、当該選択した音声の内容に対応する位置からの音声データ部分のみを抽出して再生させることができる。
また、請求項7記載の発明に係る音声記録再生制御プログラムにあっては、音声データを記録する記憶手段と、この記憶手段に記録された音声データを再生する再生手段とを備えた音声記録再生装置が有するコンピュータを、入力された音声を音声データに変換して前記記憶手段に記録する記録制御手段と、入力された音声を認識する認識手段と、前記記録制御手段によって前記音声データが記録されているとき、前記認識手段によって特定の音声が認識された際に、前記記憶手段にインデックス情報を書き込む書込手段と、前記インデックス情報に基づいて前記再生手段を制御し、前記記憶手段に記録された音声データを再生させる再生制御手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
また、請求項8記載の発明にあっては、音声データを記録する記憶部と、この記憶部に記録された音声データを再生する再生部とを備えた音声記録再生装置の制御方法であって、入力された音声を音声データに変換して前記記憶部に記録する記録制御ステップと、入力された音声を認識する認識処理ステップと、前記記録制御ステップで前記音声データが記録されているとき、前記認識ステップで特定の音声が認識された際に、前記記憶部にインデックス情報を書き込む書込ステップと、前記インデックス情報に基づいて前記再生部を制御し、前記記憶部に記録された音声データを再生させる再生制御ステップとを含む。したがって、記載したステップに従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
以上説明したように、請求項1、7及び8に係る発明によれば、インデックス情報と音声データのインデックス情報に対応する部分とを、特定の音声の内容(言葉、言語)を介して関連付けることができる。よって、再生時にインデックス情報に基づいて音声データが再生されることにより、特定の音声の内容に関連する部分から音声データを再生することが可能となり、その結果、内容的にユーザが所望する位置からの迅速かつ容易な再生が可能となる。
さらに、請求項2に係る記載の発明によれば、再生手段が記憶手段のアドレスに記録されている音声データから再生することにより、特定の音声の内容に関連する部分からの音声データを容易に再生することが可能となる。
また、請求項3に係る記載の発明によれば、ユーザが予め操作により、所望の内容をなす音声の音声データを認識データ記憶手段に記憶させておくと、当該所望の内容をなす音声が認識される毎に、インデックス情報が書き込まれて、一連の音声データが記録されることから、再生時には、所望の内容をなす音声の音声データが存在する部分から音声データを再生することが可能となる。
また、請求項4に係る記載の発明によれば、ユーザが予め操作により、異なる内容からなる複数の音声の音声データを認識データ記憶手段に記憶させておくと、各内容をなす音声が認識される毎に、インデックス情報が書き込まれて、一連の音声データが記録されることから、再生時には、異なる内容をなす音声の音声データが存在する部分から音声データを再生することが可能となり、ユーザの意思を緻密に反映した内容的に所望する位置からの迅速かつ容易な再生が可能となる。
また、請求項5に係る記載の発明によれば、検索手段によりインデックス情報を検索させて再生を行うことにより、インデックス情報に対応する音声データ単位の再生が可能となり、スキップ再生を可能にして内容的にユーザが所望する位置からのより迅速な再生が可能となる。
また、請求項6に係る記載の発明によれば、ユーザは選択手段により予め複数の特定の音声からいずれか任意の音声を選択しておくことにより、当該選択した音声の内容に対応する位置からの音声データ部分のみを抽出して再生させることができ、これより、内容的にユーザが所望する位置からの音声データのみを迅速かつ容易に再生することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の各実施の形態に共通する音声記録再生装置の回路構成を示すブロック図である。図示のように、この回路はCPU1を中心にして構成され、CPU1は、ROM2に格納されているプログラムに基づき動作することにより、各部を制御するものである。RAM3は、CPU1が動作する際に使用されるワークエリアが設けられているとともに、後述するように各種データを格納する記憶部が設けられている。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の各実施の形態に共通する音声記録再生装置の回路構成を示すブロック図である。図示のように、この回路はCPU1を中心にして構成され、CPU1は、ROM2に格納されているプログラムに基づき動作することにより、各部を制御するものである。RAM3は、CPU1が動作する際に使用されるワークエリアが設けられているとともに、後述するように各種データを格納する記憶部が設けられている。
発振回路4は、常時一定周波数のクロック信号を送出している回路部である。分周回路5は発振回路4からのクロック信号を計数して計数値が1秒に対応する値になる都度、1秒信号を時計計数回路6に送出するとともに、CPU1からのプリセット信号を受けると計数値が所定値にセットされる回路部である。時計計数回路6は、分周回路5からの前記1秒信号を計数して、現在時刻データすなわち現在の日付データ、現在の曜日データ、現在の時データ、現在の分データ、現在の秒データを得て、これをCPU1に与える回路である。
押釦スイッチ部7は、後述するフローチャートにおいて示すように、録音キー、再生キー、停止キー、登録キー、選択キー等及び他のキーで構成され、各キーの操作信号がCPU1に送出される。表示部8は、LCD及びその駆動回路で構成され、CPU1により駆動を制御されて、時計計数回路6による現在時刻のみならず、各種情報を表示する。
マイクロホン9は、音声を検出して音声信号を出力し、増幅回路10はこの音声信号を増幅する。A/D変換回路11は、この増幅されたアナログ音声信号をデジタル信号に変換して、CPU1と音声認識回路12とに送出する。音声認識回路12は、A/D変換回路11から入力されたデジタル音声信号、あるいはRAM3に記憶されているデジタル音声信号に基づき、複数音からなる音声つまり言葉(言語)を認識して、その認識結果をCPU1やRAM3に供給する。D/A変換回路13は、CPU1が生成したデジタル音声信号をアナログ信号に変換し、増幅回路14はアナログ音声信号を増幅してスピーカ15に出力する。スピーカ15は、この増幅されたアナログ音声信号により駆動されて音声を再生する。
前記RAM3には、前記ワークエリアとともに、図2に示す音声データ記憶部31と認識データ記憶部32等が設けられている。音声データ記憶部31には、後述する録音処理により、マイクロホン9から入力されてA/D変換回路11でデジタル音声信号に変換された音声データが記録されるとともに、インデックスコードIC−a,b,c・・・が記録される。認識データ記憶部32には、予めユーザにより音声入力されたデジタル音声データよりなる言葉(言語)である認識データが記憶される。本実施の形態においては、認識データ記憶部32は記憶部32A〜32Eを有し、5種類の認識データ「言葉A〜言葉E」を記憶させておくことが可能である。
以上の構成に係る本実施の形態において、CPU1はROM2に格納されているプログラムに基づき、図3のフローチャートに示す登録処理を実行する。すなわち、前記押釦スイッチ部に設けられている記憶部選択スイッチが操作されたか否かを判断し(ステップS101)、操作された場合には、操作に応じて認識データ記憶部32における記憶部32A〜32Eのいずれかを選択する(ステップS102)。
また、記憶部選択スイッチが操作されていない場合には、登録キーが操作されたか否かを判断し(ステップS103)、登録キーも操作されていない場合には、他のスイッチ処理に移行する。登録キーが操作されている場合には、その時ユーザがマイクロホン9に向かって発した音声を入力させて、その言葉を音声認識回路12で認識させる(ステップS104)。さらに、この音声認識回路12が認識した言葉を認識データとして、前記ステップS102で選択された記憶部32A〜32Eのいずれかに記憶させる(ステップS105)。
したがって、ユーザが予め記憶部32Aを選択し、次に登録キーを押した状態でマイクロホン9に向かって「言葉A」を発すると、「言葉A」のデジタル音声データが記憶部32Aに記憶されることとなる。また、同様の操作を行って「言葉B」「言葉C」・・・を発することにより、記憶部32A〜32Eに「言葉A」〜「言葉E」が記憶されることとなる。
以上のように、ユーザは録音を開始する前に認識データの登録操作を行っておく。そして、録音を開始するに際して録音キーを操作する。すると、図4に示した録音処理フローにおいて、ステップS201の判断がYESとなり、ステップS202に進んで音声入力、録音、認識処理を実行する。すなわち、マイクロホン9から入力されてA/D変換回路11により変換されたデジタル音声信号を順次音声データ記憶部31に記録していくともに、逐次音声認識回路12で、複数音からなる音声つまり言葉(言語)を認識させる。
この音声認識回路12での認識結果に基づき、前記記憶部32A〜32Eに記憶されている「言葉A」〜「言葉E」のいずれかである特定音声が認識されたか否かを判断する(ステップS203)。特定音声が認識されない場合には、停止キーが操作されたか否かを判断し(ステップS209)、停止キーが操作されるまでステップS203からの処理を繰り返す。したがって、その間、音声データ記憶部31にはマイクロホン9により検出された一連音声の音声データが記録されていく。
そして、ステップS203で特定音声が認識された場合には、それが「言葉A」であるか否かを判断し(ステップS204)、「言葉A」であった場合には、音声データ記憶部31において当該「言葉A」のデータが記録された箇所に、当該「言葉A」の存在を示すインデックスコードIC−aを記憶する(ステップS205)。また、「言葉B」であった場合には(ステップS206;YES)、音声データ記憶部31において当該「言葉B」のデータが記録された箇所に、当該「言葉B」の存在を示すインデックスコードIC−bを記憶する(ステップS207)。さらに、「言葉C」であった場合、「言葉D」であった場合も同様の処理を実行し、「言葉A」〜「言葉D」のいずれでもない場合には、「言葉E」であるので、音声データ記憶部31において「言葉E」のデータが記録された箇所に、当該「言葉E」の存在を示すインデックスコードIC−eを記憶する(ステップS208)。
したがって、以上の処理により録音キーが操作された後停止キーが操作されるまで、音声データ記憶部31には、図2に示したように、一連の音声データが記録されるとともに、特定音声が記録される都度その存在を示すインデックスコードIC−a、IC−c・・・が記憶されることとなる。そして、ユーザが録音を終了すべく停止キーを操作すると、ステップS209の判断がYESとなって、CPU1はこの図4のフローチャートに従った処理を停止する。
また、CPU1はROM2に格納されているプログラムに基づき、図5のフローチャートに示す再生処理を実行する。先ず、記憶部32A〜32Eに記憶されている認識データである認識言葉を表示部8に一覧表示し(ステップS301)、このステップS301での処理により表示部8には認識言葉である「言葉A」〜「言葉E」が表示されることとなる。次に、押釦スイッチ7での操作に応じて、この表示された認識言葉のいずれか、あるいは全てを意味する「ALL」を選択し(ステップS302)、再生キーが操作されたか否かを判断する(ステップS303)。
再生キーが操作されたならば、音声データ記憶部31の冒頭から順次インデックスコードを検索し(ステップS304)、前記ステップS302で選択された認識言葉に対応するインデックスコードが有る否かを判断する(ステップS305)。対応するインデックスコードがあった場合には、その位置から音声データ記憶部31に記憶されている音声データを再生する(ステップS306)。
したがって、ステップS302で認識言葉「言葉A」又は「ALL」が選択されていて、これに対応する「インデックスコードIC−a」が有ったとすると、ステップS306での処理により「インデックスコードIC−a」によりその存在を示される「言葉A」が記録されている位置から、音声データ記憶部31の音声データの再生が開始されて、スピーカ15から放音されることとなる。
この再生を行っている状態において、CPU1は停止キーと再生キーの操作を監視し、両キーのいずれかが操作されたか否かを判断する(ステップS07、S308)。そして、音声再生中に再生キーが操作された場合には(ステップS308;YES)、ステップS304に戻り、次のインデックスコードの検索を実行する。さらに、インデックスコードが有ったか否か判断し(ステップS305)、有った場合には前述と同様に、その位置から音声データ記憶部31に記憶されている音声データを再生する(ステップS306)。したがって、再生中において再生キーはスキップスキャンキーとして機能し、操作される都度、次のインデックスコードを検索させるキーとなる。
また、このようにしてスキップスキャンしつつインデックスコードを検索してもインデックスコードが発見されなくなった場合には、ステップS305の判断がNOとなる。したがって、表示部8にインデックスコードが無いことを示すインデックスコード無表示を行って(ステップS309)、このフローチャートに従った再生処理を終了する。また、再生中に停止キーが操作された場合には、ステップS307の判断がYESとなて、同様にこのフローチャートに従った再生処理を終了する。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態におけるRAM3の一部を示すものであり、RAM3には図2に示した音声データ記憶部31及び認識データ記憶部32に加えて、この図6に示したアドレスメモリ33が設けられている。このアドレスメモリ33には、前記認識データ記憶部32のメモリ33A〜33Eに対応する記憶部a〜eが設けられている。
以上の構成に係る本実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様に、ユーザは録音を開始する前に認識データの登録操作を行っておき、録音を開始するに際して録音キーを操作する。すると、図7に示した録音処理フローにおいて、ステップS401の判断がYESとなり、ステップS402に進んで録音処理を実行する。すなわち、マイクロホン9から入力されてA/D変換回路11により変換されたデジタル音声信号を順次シリアルなアドレスに従って音声データ記憶部31に記録していくともに、逐次音声認識回路12で、複数音からなる音声つまり言葉(言語)を認識させる。
この音声認識回路12での認識結果に基づき、前記記憶部32A〜32Eに記憶されている「言葉A」〜「言葉E」のいずれかである特定音声が認識されたか否かを判断する(ステップS403)。特定音声が認識されない場合には、停止キーが操作されたか否かを判断し(ステップS409)、停止キーが操作されるまでステップS403からの処理を繰り返す。したがって、その間音声データ記憶部31にはマイクロホン9により検出された一連音声の音声データがアドレスに従って記録されていく。
そして、ステップS403で特定音声が認識された場合には、それが「言葉A」であるか否かを判断し(ステップS404)、「言葉A」であった場合には、アドレスメモリ33の記憶部aに、「言葉A」のデータが記録された音声データ記憶部31のアドレスを記憶する(ステップS405)。また、「言葉B」であった場合には(ステップS406;YES)、アドレスメモリ33の記憶部bに、「言葉B」のデータが記録された音声データ記憶部31のアドレスを記憶する(ステップS407)。さらに、「言葉C」であった場合、「言葉D」であった場合も同様の処理を実行し、「言葉A」〜「言葉D」のいずれでもない場合には、「言葉E」であるので、アドレスメモリ33の記憶部eに、「言葉E」のデータが記録された音声データ記憶部31のアドレスを記憶する(ステップS407)。
したがって、以上の処理により録音キーが操作された後停止キーが操作されるまで、音声データ記憶部31には、一連の音声データがアドレスに従って記録され、一方、アドレスメモリ33の記憶部a〜eには、対応する「言葉A〜E」のデータが記録された音声データ記憶部31のアドレスが記憶されることとなる。そして、ユーザが録音を終了すべく停止キーを操作すると、ステップS409の判断がYESとなって、CPU1はこの図7のフローチャートに従った処理を停止する。
また、CPU1はROM2に格納されているプログラムに基づき、図8のフローチャートに示す再生処理を実行する。先ず、記憶部32A〜32Eに記憶されている認識データである認識言葉を表示部8に一覧表示し(ステップS501)、このステップS501での処理により表示部8には認識言葉である「言葉A」〜「言葉E」が表示されることとなる。次に、押釦スイッチ7での操作に応じて、この表示された認識言葉のいずれか、あるいは全てを意味する「ALL」を選択し(ステップS502)、再生キーが操作されたか否かを判断する(ステップS503)。
再生キーが操作されたならば、アドレスメモリ33の記憶部a〜eから値の小さい順にアドレスを読み出し(ステップS504)、前記ステップS502で選択された認識言葉A〜Eに対応する記憶部a〜eにアドレスが記憶されているいるか否かを判断する(ステップS505)。アドレスが記憶されいる場合には、音声データ記憶部31において当該アドレスが示す位置に記憶されている音声データからの再生を実行する(ステップS506)。したがって、ステップS502で認識言葉「言葉A」又は「ALL」が選択されていて、これに対応するアドレスメモリ33の記憶部aにアドレスが記憶されていたとすると、このアドレスにより示される「言葉A」が記録されている位置から、音声データ記憶部31の音声データの再生が開始されて、スピーカ15から放音されることとなる。
この再生を行っている状態において、CPU1は停止キーと再生キーの操作を監視し、両キーのいずれかが操作されたか否かを判断する(ステップS07、S508)。そして、音声再生中に再生キーが操作された場合には(ステップS508;YES)、ステップS504に戻り、アドレスメモリ33において次のアドレスの読み出しを実行する。さらに、次のアドレスが記憶されているか否か判断し(ステップS505)、記憶されている場合には前述と同様に、当該アドレスが示す位置から音声データ記憶部31に記憶されている音声データを再生する(ステップS506)。したがって、前述と同様に、再生中において再生キーはスキップスキャンキーとして機能し、操作される都度、次のアドレスを検索させるキーとなる。
また、このようにしてスキップスキャンしつつアドレスメモリ33を検索しても次のアドレスが無い場合には、ステップS505の判断がNOとなる。したがって、表示部8に検索の終了を示す終了表示を行って(ステップS509)、このフローチャートに従った再生処理を終了する。また、再生中に停止キーが操作された場合には、ステップS507の判断がYESとなて、同様にこのフローチャートに従った再生処理を終了する。
なお、本実施の形態においては、RAM3に音声データ記憶部31やアドレスメモリ33を設けるようにしたが、着脱自在なメモリを設けこのメモリに音声データ記憶部31やアドレスメモリ33を設けて、音声データやアドレスを記憶させるようにしてもよい。
1 CPU
2 ROM
3 RAM
7 押釦スイッチ部
8 表示部
9 マイクロホン
10 増幅回路
11 A/D変換回路
12 音声認識回路
13 D/A変換回路
14 増幅回路
15 スピーカ
31 音声データ記憶部
32 認識データ記憶部
33 アドレスメモリ
2 ROM
3 RAM
7 押釦スイッチ部
8 表示部
9 マイクロホン
10 増幅回路
11 A/D変換回路
12 音声認識回路
13 D/A変換回路
14 増幅回路
15 スピーカ
31 音声データ記憶部
32 認識データ記憶部
33 アドレスメモリ
Claims (8)
- 音声データを記録する記憶手段と、
入力された音声を音声データに変換して前記記憶手段に記録する制御手段と、
入力された音声を認識する認識手段と、
前記制御手段によって前記音声データが記録されているとき、前記認識手段によって特定の音声が認識された際に、前記記憶手段にインデックス情報を書き込む書込手段と、
前記インデックス情報に基づいて、前記記憶手段に記録された音声データを再生する再生手段と
を備えることを特徴とする音声記録再生装置。 - 前記書込手段は、前記特定の音声が認識された際の音声データが記録された前記記憶手段のアドレスを前記インデックス情報として書き込むことを特徴とする請求項1記載の音声記録再生装置。
- 操作に応じて前記特定の音声の音声データを予め記憶する認識データ記憶手段を更に備え、
前記書込手段は、前記認識データ記憶手段に記憶されて音声データに対応する音声が前記認識手段により認識された際に、前記インデックス情報を書き込むことを特徴とする請求項1又は2記載の音声記録再生装置。 - 前記認識データ記憶手段は、異なる複数の音声に対応する複数の音声データを記録することを特徴とする請求項3記載の音声記録再生装置。
- 前記記憶手段に書き込まれたインデックス情報を検索する検索手段を更に備え、
前記再生手段は、前記記憶手段において前記検索手段により検索された前記インデックス情報が記憶されている箇所からの音声データ又は前記インデックス情報が示すアドレスからの音声データを再生することを特徴とする請求項請求項1から4にいずれか記載の音声記録再生装置。 - 複数の特定の音声からいずれか任意の音声を選択する選択手段を更に備え、
前記検索手段は、前記選択手段により選択された特定の音声に対応するインデックス情報を検索することを特徴とする請求項5記載の音声記録再生装置。 - 音声データを記録する記憶手段と、この記憶手段に記録された音声データを再生する再生手段とを備えた音声記録再生装置が有するコンピュータを、
入力された音声を音声データに変換して前記記憶手段に記録する記録制御手段と、
入力された音声を認識する認識手段と、
前記記録制御手段によって前記音声データが記録されているとき、前記認識手段によって特定の音声が認識された際に、前記記憶手段にインデックス情報を書き込む書込手段と、
前記インデックス情報に基づいて前記再生手段を制御し、前記記憶手段に記録された音声データを再生させる再生制御手段と
して機能させることを特徴とする音声記録再生制御プログラム。 - 音声データを記録する記憶部と、この記憶部に記録された音声データを再生する再生部とを備えた音声記録再生装置の制御方法であって、
入力された音声を音声データに変換して前記記憶部に記録する記録制御ステップと、
入力された音声を認識する認識処理ステップと、
前記記録制御ステップで前記音声データが記録されているとき、前記認識ステップで特定の音声が認識された際に、前記記憶部にインデックス情報を書き込む書込ステップと、
前記インデックス情報に基づいて前記再生部を制御し、前記記憶部に記録された音声データを再生させる再生制御ステップと
を含むことを特徴とする音声記録再生装置の制御方法。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004170981A Pending JP2005352022A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 音声記録再生装置、音声記録再生制御プログラム及び音声記録再生装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005352022A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011029688A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-10 | Oki Networks Co Ltd | 通話録音再生方法及び通話録音装置 |
US8030563B2 (en) * | 2009-01-16 | 2011-10-04 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Electronic audio playing apparatus and method |
-
2004
- 2004-06-09 JP JP2004170981A patent/JP2005352022A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8030563B2 (en) * | 2009-01-16 | 2011-10-04 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Electronic audio playing apparatus and method |
JP2011029688A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-10 | Oki Networks Co Ltd | 通話録音再生方法及び通話録音装置 |
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