JP2005351324A - 油井管用ネジ継手 - Google Patents
油井管用ネジ継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005351324A JP2005351324A JP2004170917A JP2004170917A JP2005351324A JP 2005351324 A JP2005351324 A JP 2005351324A JP 2004170917 A JP2004170917 A JP 2004170917A JP 2004170917 A JP2004170917 A JP 2004170917A JP 2005351324 A JP2005351324 A JP 2005351324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- screw
- pipe
- seal portion
- oil well
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L15/00—Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints
- F16L15/001—Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with conical threads
- F16L15/004—Screw-threaded joints; Forms of screw-threads for such joints with conical threads with axial sealings having at least one plastically deformable sealing surface
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH DRILLING; MINING
- E21B—EARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B17/00—Drilling rods or pipes; Flexible drill strings; Kellies; Drill collars; Sucker rods; Cables; Casings; Tubings
- E21B17/02—Couplings; joints
- E21B17/04—Couplings; joints between rod or the like and bit or between rod and rod or the like
- E21B17/042—Threaded
Abstract
【課題】 シール性能に優れ保全性の高い油井管用ネジ継手を提供する。
【解決手段】 管先端部に凸曲面形状のシール構成部分を備えた雄ネジ管とテーパー状シール部を有する雌ネジ管とよりなるな油井管用ネジ継手において、凸曲面形状とテーパー状シール部とが接触するとき、接触面の受ける最大接触面圧Pcmaxの60%に相当する接触面圧Pc60が、ネジ継手に加わる内圧Piより大きく、且つネジ継手材料の比例限度σrより小さく、テーパー状シール部のテーパー角度θsは、テーパネジの角度θtに対し、θs≧θtであり、凸曲面形状の曲面半径Rが90mm以上170mm以下であり、前記角度θsが頂角にて1.4〜9.5度であり、凸曲面形状の軸方向長さが、タンジェントポイントを中心に前後各少なくとも1.5mm以上の長さを有し、凸曲面およびテーパー状シール部の表面粗さHが12s以下である油井管用ネジ継手。
【選択図】 図1
【解決手段】 管先端部に凸曲面形状のシール構成部分を備えた雄ネジ管とテーパー状シール部を有する雌ネジ管とよりなるな油井管用ネジ継手において、凸曲面形状とテーパー状シール部とが接触するとき、接触面の受ける最大接触面圧Pcmaxの60%に相当する接触面圧Pc60が、ネジ継手に加わる内圧Piより大きく、且つネジ継手材料の比例限度σrより小さく、テーパー状シール部のテーパー角度θsは、テーパネジの角度θtに対し、θs≧θtであり、凸曲面形状の曲面半径Rが90mm以上170mm以下であり、前記角度θsが頂角にて1.4〜9.5度であり、凸曲面形状の軸方向長さが、タンジェントポイントを中心に前後各少なくとも1.5mm以上の長さを有し、凸曲面およびテーパー状シール部の表面粗さHが12s以下である油井管用ネジ継手。
【選択図】 図1
Description
本発明は、油井管用ネジ継手に関するものである。
昨今、発掘される油田、ガス田は高深度化、高圧力化してきている。
それに伴い油井管用に使用されるネジ継手は、そのシール性および耐久性により高い性能が要求されてきている。これに対処するために多くの特殊ネジが開発されている。
従来の特殊ネジは、図1に示すようなPin(雄ネジ)先端とBox(雌ネジ)内部とでメタルシールを構成するネジである。この特殊ネジのシール形状については、多くの研究、開発がなされている。
その中の一つとして、凸曲面状のシール面を有するPinおよびテーバー状のシール面を有するBoxの組み合わせにより構成される、タンジェントポイントシールと呼ばれるシールが、比較的に信頼性が高いネジとして開発されている。(例えば、特許文献1参照)
ただし、シールが「凸曲面状のシール面を有するPinとテーパー状シール面を有するBoxとの組み合わせ」という基本的形状を同じくするシールであっても、その詳細設計において、シールの締め代、長さ、テーバー等の寸法が正しく決定されない場合には、該シールはシール部のカジリ、管にかかる内圧のリーク等の問題を生じる可能性がある。
特開昭61−6488号公報
それに伴い油井管用に使用されるネジ継手は、そのシール性および耐久性により高い性能が要求されてきている。これに対処するために多くの特殊ネジが開発されている。
従来の特殊ネジは、図1に示すようなPin(雄ネジ)先端とBox(雌ネジ)内部とでメタルシールを構成するネジである。この特殊ネジのシール形状については、多くの研究、開発がなされている。
その中の一つとして、凸曲面状のシール面を有するPinおよびテーバー状のシール面を有するBoxの組み合わせにより構成される、タンジェントポイントシールと呼ばれるシールが、比較的に信頼性が高いネジとして開発されている。(例えば、特許文献1参照)
ただし、シールが「凸曲面状のシール面を有するPinとテーパー状シール面を有するBoxとの組み合わせ」という基本的形状を同じくするシールであっても、その詳細設計において、シールの締め代、長さ、テーバー等の寸法が正しく決定されない場合には、該シールはシール部のカジリ、管にかかる内圧のリーク等の問題を生じる可能性がある。
即ち、従来の特殊ネジにおいては、解決されるべき幾つかの問題点が存在している。
先ず問題の第1点として、シール部の最大接触面圧Pcmaxの上限は、嵌め合い時のシールの塑性変形防止の観点から下記の条件を満たすこととなっている。
即ち、Pcmax<(ネジ継手材料の降伏応力σr)とされている。
しかし、シール部の最大接触面庄Pcmaxが降伏応力より低く設定されていても、実際にはネジの嵌め合い時にシール部には塑性変形が起こっており、その後該ネジを巻き戻し、再びネジの嵌め合いをした場合には、この塑性変形分により、シール部は、所定の接触面圧Pcが得られないことが起きる。
先ず問題の第1点として、シール部の最大接触面圧Pcmaxの上限は、嵌め合い時のシールの塑性変形防止の観点から下記の条件を満たすこととなっている。
即ち、Pcmax<(ネジ継手材料の降伏応力σr)とされている。
しかし、シール部の最大接触面庄Pcmaxが降伏応力より低く設定されていても、実際にはネジの嵌め合い時にシール部には塑性変形が起こっており、その後該ネジを巻き戻し、再びネジの嵌め合いをした場合には、この塑性変形分により、シール部は、所定の接触面圧Pcが得られないことが起きる。
また問題の第2点として、従来シール部の最大接触面庄Pcmaxの下限は、シールの耐リ一ク性能確保の観点から下記の条件を満たすこととなっている。即ち、(ネジ継手に加わる内圧Pi)<(接触面圧Pcmax)である。
この条件は、必要条件ではあるが十分条件とは言えない。
即ち、シール部の最大接触面庄Pcmaxの下限が、上記の条件を満たしていたとしても、シール部の実質の接触長さが短い場合には、シール部はリークを生じる。
この条件は、必要条件ではあるが十分条件とは言えない。
即ち、シール部の最大接触面庄Pcmaxの下限が、上記の条件を満たしていたとしても、シール部の実質の接触長さが短い場合には、シール部はリークを生じる。
さらに問題の第3点として、Pinの凸曲面上の表面粗さは、極めてカジリやリークと関係していることである。出願人は、この凸曲面上の表面粗さを含むシール部の精度が、それが良好でない場合には、シール部におけるカジリやリークの原因となると云う知見を得た。
本発明は、上記に鑑み、これらの問題点を改善し、シール性能に優れ保全性の高い油井管用のネジ継手を提供することを、その目的としている。
本発明は、上記に鑑み、これらの問題点を改善し、シール性能に優れ保全性の高い油井管用のネジ継手を提供することを、その目的としている。
本発明の油井管用のネジ継手は、
1)管先端部に、管軸方向に対して凸曲面形状のシール構成部分を備えた雄ネジ管と、前記シール構成部分に対向するテーパー状シール部を有する雌ネジ管とよりなるなテーパーネジ管継ぎ手において、前記凸曲面形状とテーパー状シール部とが接触するとき、接触面の受ける最大接触面圧Pcmaxの60%に相当する接触面圧Pc60が、ネジ継手に加わる内圧Piより大きく、且つネジ継手材料の機械的強度の比例限度σeより小さくなるように設計されたものである。
1)管先端部に、管軸方向に対して凸曲面形状のシール構成部分を備えた雄ネジ管と、前記シール構成部分に対向するテーパー状シール部を有する雌ネジ管とよりなるなテーパーネジ管継ぎ手において、前記凸曲面形状とテーパー状シール部とが接触するとき、接触面の受ける最大接触面圧Pcmaxの60%に相当する接触面圧Pc60が、ネジ継手に加わる内圧Piより大きく、且つネジ継手材料の機械的強度の比例限度σeより小さくなるように設計されたものである。
2)上述1)において、テーパー状シール部のシールテーパー角度θsをテーパーネジのテーパー角度θtに対し、θs≧θtとし、また凸曲面形状の曲面半径Rを、90mm以上170mm以下としたものであり、
3)上述1)または2)において、前記テーパー状シール部のシールテーパー角度θtを頂角にて、1.4〜9.5度としたものであり、
4)上述1)〜3)において、前記 凸曲面形状の軸方向長さが、タンジェントポイントを中心に軸方向に前後各少なくとも1.5mm以上の長さを有するものであり、
5)上述1)〜4)において、前記凸曲面およびテーパー状シール部の表面粗さHを12s以下としたものである。
3)上述1)または2)において、前記テーパー状シール部のシールテーパー角度θtを頂角にて、1.4〜9.5度としたものであり、
4)上述1)〜3)において、前記 凸曲面形状の軸方向長さが、タンジェントポイントを中心に軸方向に前後各少なくとも1.5mm以上の長さを有するものであり、
5)上述1)〜4)において、前記凸曲面およびテーパー状シール部の表面粗さHを12s以下としたものである。
本発明の油井管用のネジ継手により、シール性能のよい、また保全性に優れ、経済的な油井管システムを提供できる。
本発明の実施の形態を、上述の解決されるべき問題点に対応する解決方法に沿って漸次詳細説明する。
先ず、第1点の問題点に対して;
前記のごとく従来、シール部の最大接触面圧Pcmaxの上限は、嵌め合い時のシール部の塑性変形防止の観点から、シール部の最大接触面圧Pcmaxの上限は、Pcmax>(ネジ継手材料の降伏応力σr)として設計されていた。
しかし、実際にはシール部の最大接触面圧Pcmaxが降伏応力より低くても、前記シール部は、ネジ部の嵌め合い時に塑性変形を起こしており、ネジ部を巻き戻し後、再び嵌め合いした場合には、この塑性変形分により所定の接触面圧Pcが得られないことが起きる。
これを防止するために本発明の実施の形態においては、最大接触面圧Pcmaxの上限を、降伏応力σrではなくネジ継手材料の機械的強度の比例限度σe以下としたものである。
また、接触面圧Pcはシール締め代△DSに比例するので、△DSをコントロールする必要がある。
具体的な例として油井管の規格であるAPIグレードN80を例にとると、降伏を起こす歪量は0.5%であるが、比例限度の歪量は0.3%である。
即ち、ΔDS<(比例限度歪量)であることが必要である。
先ず、第1点の問題点に対して;
前記のごとく従来、シール部の最大接触面圧Pcmaxの上限は、嵌め合い時のシール部の塑性変形防止の観点から、シール部の最大接触面圧Pcmaxの上限は、Pcmax>(ネジ継手材料の降伏応力σr)として設計されていた。
しかし、実際にはシール部の最大接触面圧Pcmaxが降伏応力より低くても、前記シール部は、ネジ部の嵌め合い時に塑性変形を起こしており、ネジ部を巻き戻し後、再び嵌め合いした場合には、この塑性変形分により所定の接触面圧Pcが得られないことが起きる。
これを防止するために本発明の実施の形態においては、最大接触面圧Pcmaxの上限を、降伏応力σrではなくネジ継手材料の機械的強度の比例限度σe以下としたものである。
また、接触面圧Pcはシール締め代△DSに比例するので、△DSをコントロールする必要がある。
具体的な例として油井管の規格であるAPIグレードN80を例にとると、降伏を起こす歪量は0.5%であるが、比例限度の歪量は0.3%である。
即ち、ΔDS<(比例限度歪量)であることが必要である。
次ぎに第2点の問題点に対して;
出願人が行ったコンピュータを使った有限要素法による計算結果から、凸曲面形状のシール部を有するPinとテーパー状シール部を有するBoxとの組み合わせにおける、嵌め合い後のシール部の接触面圧Pcは、図2のように分布をすることがわかった。
従来の規定では、最大接触面圧Pcmax>内圧Piが条件であった。試験の結果、点接触でこのPcmax>Piを満足してもリークが発生するケースがあった。
更なる試験結果、ある接触長さに亘り、接触面圧Pc≧Piを満足する必要があることがわかった。
最終的に図2のような接触面圧の分布において、最大接触面圧Pcmaxの60%に相当する接触面圧をもち、接触長さが確保されれば、十分な耐リーク性能を持つことが確認された。
出願人が行ったコンピュータを使った有限要素法による計算結果から、凸曲面形状のシール部を有するPinとテーパー状シール部を有するBoxとの組み合わせにおける、嵌め合い後のシール部の接触面圧Pcは、図2のように分布をすることがわかった。
従来の規定では、最大接触面圧Pcmax>内圧Piが条件であった。試験の結果、点接触でこのPcmax>Piを満足してもリークが発生するケースがあった。
更なる試験結果、ある接触長さに亘り、接触面圧Pc≧Piを満足する必要があることがわかった。
最終的に図2のような接触面圧の分布において、最大接触面圧Pcmaxの60%に相当する接触面圧をもち、接触長さが確保されれば、十分な耐リーク性能を持つことが確認された。
また、第3点の問題点に対して;
出願人は、多くの実用試験の結果から、凸曲面形状のシール部を有するPinのシール部表面粗さHは、当該部分のカジリやリークを防止するためには、12S以下に抑える必要があることの知見を得た。シール部表面粗さHが12Sより粗いと、比較的にリークが発生する可能性がある。
出願人は、多くの実用試験の結果から、凸曲面形状のシール部を有するPinのシール部表面粗さHは、当該部分のカジリやリークを防止するためには、12S以下に抑える必要があることの知見を得た。シール部表面粗さHが12Sより粗いと、比較的にリークが発生する可能性がある。
また、その他のカジリやリークを防止するための方策として、適正なシール長さの設定、適当なグリスポケットの配設、シールテーパ角度およびネジのテーパ角度の適正値の設定、ショルダー角度の適正値の設定等が挙げられる。これらは有限要素法による確認および実用試験による結果より、各適正数値が設定された。
上述の実施の形態に基づき、外径×管肉厚=3・1/2”(88.9mm)×0.254”(6.45mm)における、APIグレードN80のTubing用の油井管用ネジ継手の1実施例につき説明する。
図1は、本実施例のネジ継手部の基本的形状を示す模式図である。
図3は、本実施例のシール部の基本的形状を示す模式図である。
図4は、ショルダ角度の面圧への影響を示す線図である。
図5は、本実施例のテーパネジ部のネジ断面形状を示す模式図である。
図において、Pは凸曲面形状のシール部を有するPin、Bはテーパー状シール部を有するBox、Sはシール部、SRはショルダー部、TAPはテーパー状シール部、BARは凸曲面形状部、Rは凸曲面形状部の曲率半径、TPは凸曲面形状部とテーパー状シール部との接触点であるタンジェントポイント、LP1は凸曲面形状部の軸方向長さ、LB1はテーパー状シール部の軸方向長さ、DP2は凸曲面形状部のタンジェントポイントにおける直径、DB2はテーパー状シール部のンジェントポイントにおける直径である。
図1は、本実施例のネジ継手部の基本的形状を示す模式図である。
図3は、本実施例のシール部の基本的形状を示す模式図である。
図4は、ショルダ角度の面圧への影響を示す線図である。
図5は、本実施例のテーパネジ部のネジ断面形状を示す模式図である。
図において、Pは凸曲面形状のシール部を有するPin、Bはテーパー状シール部を有するBox、Sはシール部、SRはショルダー部、TAPはテーパー状シール部、BARは凸曲面形状部、Rは凸曲面形状部の曲率半径、TPは凸曲面形状部とテーパー状シール部との接触点であるタンジェントポイント、LP1は凸曲面形状部の軸方向長さ、LB1はテーパー状シール部の軸方向長さ、DP2は凸曲面形状部のタンジェントポイントにおける直径、DB2はテーパー状シール部のンジェントポイントにおける直径である。
本実施例におけるネジ継手部の基本的形状は、図1のようなカップリングタイプのネジ継手である。
本実施例のネジ継手部は、Pin(雄ネジ)PとBox(雌ネジ)Bの内部に設けられた精度の良いテーパーネジにより締め付け嵌合されることにより、PinPの先端に設けられた、曲率半径Rの凸曲面を有する凸曲面形状部BRと、BoxBのテーパー状しーる部TAPとをタンジェントポイントTPにおいて弾性変形内において接合嵌め合わせするものである。
本実施例のネジ継手部は、Pin(雄ネジ)PとBox(雌ネジ)Bの内部に設けられた精度の良いテーパーネジにより締め付け嵌合されることにより、PinPの先端に設けられた、曲率半径Rの凸曲面を有する凸曲面形状部BRと、BoxBのテーパー状しーる部TAPとをタンジェントポイントTPにおいて弾性変形内において接合嵌め合わせするものである。
本実施例における前記テーパーネジの形状は、図5に示すようにロード角αが2度、スタピング角βが45度である。テーパーネジのテーパー角度θtは頂角にて3.6度、ネジ基準直径は87.3mm、ネジ長さは77.3mmとした。
また、凸曲面形状部BRの曲率半径Rは101.6mm、凸曲面形状部BRの軸方向長さは7.25mmとした。
また、凸曲面形状部BRの曲率半径Rは101.6mm、凸曲面形状部BRの軸方向長さは7.25mmとした。
本実施例は、次の手順により各仕様が設定された。
手順1:シール部Sの締め代△DSの最大値の決定
塑性変形を防ぐために△DS≦比例限度が必要であり、APIグレードN80であると比例限度に相当する歪量は0.3%である。
したがって、
△DS最大値=0.003×OD=0.003×88.9=0.27mm
(但し、ODはPin管の外径)
手順1:シール部Sの締め代△DSの最大値の決定
塑性変形を防ぐために△DS≦比例限度が必要であり、APIグレードN80であると比例限度に相当する歪量は0.3%である。
したがって、
△DS最大値=0.003×OD=0.003×88.9=0.27mm
(但し、ODはPin管の外径)
手順2:シール部Sの締め代△DSの最小値の決定
図2において、接触面圧Pc60が、対象となる管の規格の最小耐圧性能値より高くなるように、すなわち、(規格の最小耐圧性能値)≦(シール接触面圧Pc60)となるようにシール締め代△DSを決定する。
本来は有限要素法によりシール部の面庄の詳細分布を求めるべきであるが、実用上には次のような簡易法を用いた。
締め代を有す二つの円筒間に発生する面圧を“焼きばめ”の式を適用し計算する。
即ち、
Pm=0.6E・ΔDS(R2 2−R1 2 )(R3 2−R2 2 )/R2 3・(R3 2−R1 2 ) 式1
ここで、E:ヤング率、R3:カップリング外径、R2:シール外径、R1:Pin内径
ただし図3に示すようにシール部SにタンジェントポイントTPを有する場合、図2上でのPcmaxおよびPc60は、上記の式1で求めた値のおのおの6倍、3.6倍以上の値を示す。
従って、安全を見て、 Pc60=3.6Pmと仮定できる。
次に、外径×肉厚=88.9mm×6.45mmのAPIグレードN80の規格の最小耐圧は71.4MPaであるので、式1の3.6Pmが規格の最小耐圧を超えるように△DSを求める。ここで△DS最小値=0.07mmとなる。
図2において、接触面圧Pc60が、対象となる管の規格の最小耐圧性能値より高くなるように、すなわち、(規格の最小耐圧性能値)≦(シール接触面圧Pc60)となるようにシール締め代△DSを決定する。
本来は有限要素法によりシール部の面庄の詳細分布を求めるべきであるが、実用上には次のような簡易法を用いた。
締め代を有す二つの円筒間に発生する面圧を“焼きばめ”の式を適用し計算する。
即ち、
Pm=0.6E・ΔDS(R2 2−R1 2 )(R3 2−R2 2 )/R2 3・(R3 2−R1 2 ) 式1
ここで、E:ヤング率、R3:カップリング外径、R2:シール外径、R1:Pin内径
ただし図3に示すようにシール部SにタンジェントポイントTPを有する場合、図2上でのPcmaxおよびPc60は、上記の式1で求めた値のおのおの6倍、3.6倍以上の値を示す。
従って、安全を見て、 Pc60=3.6Pmと仮定できる。
次に、外径×肉厚=88.9mm×6.45mmのAPIグレードN80の規格の最小耐圧は71.4MPaであるので、式1の3.6Pmが規格の最小耐圧を超えるように△DSを求める。ここで△DS最小値=0.07mmとなる。
手順3:以上から△DS最大値=0.27mm、最小値=0.07mmが得られ、これより△DS=0.22mmと決めた。
手順4:シール長さの条件
凸曲面上Pinは表面粗さの精度が低いとカジリやリークの原因となるため、旋盤加工時に送りをゆっくり行わなければならず、生産能率が低いのがひとつの欠点であった。
そのため出来るだけシール部を短くするのが好ましいが、次のような条件をクリアーする必要がある。
1)ネジを嵌合する時にPinがBox内部に進んで行き、シール部Sの嵌め合いが起こる。このとき図3に示すPinの先端径Dp1がBoxの入り口径Db3より十分小さくないと局部的に大きな面圧が発生しカジリを生ずる。
すなわちDp1<Db3が必要条件となる。
2)凸曲面上Pinとテーバー状Boxが点接触するポイントであるタンジェントポイントTPを中心に嵌め合い後、所定の接触長さが必要である。所定の接触長さは、タンジェントポイントTPを中心に前後最小1.5mmを確保することが望ましい。またこの接触面があまりPin端に近づくとハンドリング時にダメージを受けやすいので最小1.0mm程度入ることが望ましい.
したがってタンジェントポイントTPは、Pin先端から最小でも2.5mmとなる。
手順4:シール長さの条件
凸曲面上Pinは表面粗さの精度が低いとカジリやリークの原因となるため、旋盤加工時に送りをゆっくり行わなければならず、生産能率が低いのがひとつの欠点であった。
そのため出来るだけシール部を短くするのが好ましいが、次のような条件をクリアーする必要がある。
1)ネジを嵌合する時にPinがBox内部に進んで行き、シール部Sの嵌め合いが起こる。このとき図3に示すPinの先端径Dp1がBoxの入り口径Db3より十分小さくないと局部的に大きな面圧が発生しカジリを生ずる。
すなわちDp1<Db3が必要条件となる。
2)凸曲面上Pinとテーバー状Boxが点接触するポイントであるタンジェントポイントTPを中心に嵌め合い後、所定の接触長さが必要である。所定の接触長さは、タンジェントポイントTPを中心に前後最小1.5mmを確保することが望ましい。またこの接触面があまりPin端に近づくとハンドリング時にダメージを受けやすいので最小1.0mm程度入ることが望ましい.
したがってタンジェントポイントTPは、Pin先端から最小でも2.5mmとなる。
3)Boxのテーパー状シール部のタンジェントポイントTPから入り口にかけても1.5mmの接触面+1.0mmの余裕代で2.5mm確保することが好ましい。
以上からBoxのテーパー状シールの最小長さは5.0mmとする。
4)次に、Pinのシール長さの設定条件を述べる。
PinとBoxが嵌め合わされるときに、図6に示すようにテーパーネジ端部とシール部の間の隙間にネジグリース封入されるが、その封入圧によってシールを開く力が加わりシールの接触圧を下げてしまう恐れがある。これを防ぐためにグリースポケットGPと呼ばれる隙間が必要となる。そのためPinシール長きをBoxのテーパー状シール長さより約1山分(2〜6mm)ほど長くすべきである。
以上の条件に基づきシール長さを決定する。
タンジェントポイントTPは、Pin先端から3.0mmとした。それよりBoxのテーパー状シール長は5.5mm、Pinのシール長さは8,5mmとした。
以上からBoxのテーパー状シールの最小長さは5.0mmとする。
4)次に、Pinのシール長さの設定条件を述べる。
PinとBoxが嵌め合わされるときに、図6に示すようにテーパーネジ端部とシール部の間の隙間にネジグリース封入されるが、その封入圧によってシールを開く力が加わりシールの接触圧を下げてしまう恐れがある。これを防ぐためにグリースポケットGPと呼ばれる隙間が必要となる。そのためPinシール長きをBoxのテーパー状シール長さより約1山分(2〜6mm)ほど長くすべきである。
以上の条件に基づきシール長さを決定する。
タンジェントポイントTPは、Pin先端から3.0mmとした。それよりBoxのテーパー状シール長は5.5mm、Pinのシール長さは8,5mmとした。
手順5:シールテーパー角度θsの決定
まずシールテーパー角度θsは、テーパーネジのネジテーパー角度θtと同じ角度か、より高角度に設定すべきである。
シールテーパーは高角度になるほど、嵌め合い時にシールが回転しながらすべる距離が短くなり耐力ジリに有利になる。 ただしPinシール先端の残肉が少なくなるのと、引張り下でシール面圧が下がる欠点がある。
また、シールテーパーの角度が低角度になると、すべる距離が長くなり耐カジリ上不利になる。
これらを考慮してシールテーパー角度θsは、ネジテーパー角度θtと同じ角度か、より高角度とし、且つ2〜4度の範囲が望ましい。ここではテーパーネジのネジテーパー角度θtが1.8度であり、シールテーパー角度θsは2.4度とした。
ここで手順4で求めたシール長さと、ここで求めたシール角度の組み合わせで手順4の1)で述べた図3におけるDp1<Dp3の条件を満たすことを確認する必要がある。
まずシールテーパー角度θsは、テーパーネジのネジテーパー角度θtと同じ角度か、より高角度に設定すべきである。
シールテーパーは高角度になるほど、嵌め合い時にシールが回転しながらすべる距離が短くなり耐力ジリに有利になる。 ただしPinシール先端の残肉が少なくなるのと、引張り下でシール面圧が下がる欠点がある。
また、シールテーパーの角度が低角度になると、すべる距離が長くなり耐カジリ上不利になる。
これらを考慮してシールテーパー角度θsは、ネジテーパー角度θtと同じ角度か、より高角度とし、且つ2〜4度の範囲が望ましい。ここではテーパーネジのネジテーパー角度θtが1.8度であり、シールテーパー角度θsは2.4度とした。
ここで手順4で求めたシール長さと、ここで求めたシール角度の組み合わせで手順4の1)で述べた図3におけるDp1<Dp3の条件を満たすことを確認する必要がある。
手順6:Pin凸曲面の半径Rの決定
上記のごとくシール長さPC3とシールテーパー(tanθ)が決まると半径Rは、
R=Pc3/tanθsで決まる。
PC3=4.25mm、θs=2.4度とすると、R=101.6mmとなる。
実用的なテーパーネジのテーパーねじのテーパー角度θtは、1.4〜7.1度であり、実用としてのシール長さを4〜15mmとすると、半径Rは90=170mmが望ましい。
手順7:Pin先端およびショルダー角度γの決定
Box(Coupling)に突起があってPin先端と、ショルダーが当るタイプではショルダーの角度γを決める必要がある。一般的には0度か、マイナスの角度を持つことが望ましい。
図4は、有限要素法で求めたショルダーのマイナスの角度γが高いほど、嵌め合い時のシール接触面圧をより高める効果があることを示している。しかし、一方このマイナスの角度が高くなるほど加工が難しくなるので、接触面圧が20%ほど高くなる12度を選んだ。
図6に最終的な設計値を示す。
なお、本実施例では、外径×肉厚=88.9mm×6.45mmのAPIグレードN80の油井管用ネジ継手について述べられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲における条件において全て適用されるものである。
上記のごとくシール長さPC3とシールテーパー(tanθ)が決まると半径Rは、
R=Pc3/tanθsで決まる。
PC3=4.25mm、θs=2.4度とすると、R=101.6mmとなる。
実用的なテーパーネジのテーパーねじのテーパー角度θtは、1.4〜7.1度であり、実用としてのシール長さを4〜15mmとすると、半径Rは90=170mmが望ましい。
手順7:Pin先端およびショルダー角度γの決定
Box(Coupling)に突起があってPin先端と、ショルダーが当るタイプではショルダーの角度γを決める必要がある。一般的には0度か、マイナスの角度を持つことが望ましい。
図4は、有限要素法で求めたショルダーのマイナスの角度γが高いほど、嵌め合い時のシール接触面圧をより高める効果があることを示している。しかし、一方このマイナスの角度が高くなるほど加工が難しくなるので、接触面圧が20%ほど高くなる12度を選んだ。
図6に最終的な設計値を示す。
なお、本実施例では、外径×肉厚=88.9mm×6.45mmのAPIグレードN80の油井管用ネジ継手について述べられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲における条件において全て適用されるものである。
本発明においては、油井管用のネジ継手について述べられているが、テーパネジとシール部により締結されるあらゆる種類のガス、液体に適用する圧力管のネジ継手として適応することができる。
P 凸曲面形状のシール部を有するPin、B テーパー状シール部を有するBox、S シール部、SR ショルダー部、TAP テーパー状シール部、BAR 凸曲面形状部、R 凸曲面形状部の曲率半径、TP 凸曲面形状部とテーパー状シール部との接触点であるタンジェントポイント、LP1 凸曲面形状部の軸方向長さ、LB1 テーパー状シール部の軸方向長さ、DP2 凸曲面形状部のタンジェントポイントにおける直径、DB2 テーパー状シール部のタンジェントポイントTPにおける直径、Pcmax 凸曲面における理論的な最大接触面圧、Pc60 最大接触面圧の60%に相当する接触面圧、GP グリスポケット。
Claims (5)
- 管先端部に、管軸方向に対して凸曲面形状のシール構成部分を備えた雄ネジ管と前記シール構成部分に対向するテーパー状シール部を有する雌ネジ管とよりなる油井管用ネジ継手において、前記凸曲面形状とテーパー状シール部とが接触するとき、接触面の受ける最大接触面圧Pcmaxの60%に相当する接触面圧Pc60が、ネジ継手に加わる内圧Piより大きく、且つネジ継手材料の機械的強度の比例限度σrより小さくなるように設計されたことを特徴とする油井管用ネジ継手。
- テーパー状シール部のシールテーパー角度θsは、テーパネジのテーパー度θtに対し、θs≧θtであり、凸曲面形状の曲面半径Rが90mm以上170mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の油井管用ネジ継手。
- 前記テーパー状シール部のシールテーパー角度θsが頂角にて、1.4〜9.5度であることを特徴とする請求項1または2に記載の油井管用ネジ継手。
- 前記凸曲面形状の軸方向長さが、タンジェントポイントを中心に軸方向に前後各少なくとも1.5mm以上の長さを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の油井管用ネジ継手。
- 前記凸曲面およびテーパー状シール部の表面粗さHが12s以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の油井管用ネジ継手。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004170917A JP2005351324A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 油井管用ネジ継手 |
PCT/JP2005/009934 WO2005121622A1 (ja) | 2004-06-09 | 2005-05-31 | 油井管用ネジ継手 |
CNB200580019065XA CN100520143C (zh) | 2004-06-09 | 2005-05-31 | 油井管用螺纹接头 |
EP05745891A EP1754920A4 (en) | 2004-06-09 | 2005-05-31 | SCREW CONNECTOR FOR OIL WELL PIPE |
US11/579,423 US20080191479A1 (en) | 2004-06-09 | 2005-05-31 | Screw Joint for Oil Well Tubing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004170917A JP2005351324A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 油井管用ネジ継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005351324A true JP2005351324A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35503148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004170917A Pending JP2005351324A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 油井管用ネジ継手 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20080191479A1 (ja) |
EP (1) | EP1754920A4 (ja) |
JP (1) | JP2005351324A (ja) |
CN (1) | CN100520143C (ja) |
WO (1) | WO2005121622A1 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012056500A1 (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | 株式会社メタルワン | 油井管用ネジ継ぎ手 |
WO2012118167A1 (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | Jfeスチール株式会社 | 管用ねじ継手 |
JP2012180858A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Jfe Steel Corp | 鋼管用ねじ継手 |
WO2012128015A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
WO2013057926A1 (ja) * | 2011-10-17 | 2013-04-25 | Jfeスチール株式会社 | 管のねじ継手 |
JP2014506313A (ja) * | 2010-12-28 | 2014-03-13 | ヴァルレック オイル アンド ガス フランス | 炭化水素坑井を掘削および稼動するためのねじ接続部 |
WO2014115191A1 (ja) * | 2013-01-28 | 2014-07-31 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
WO2015033997A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
WO2016113790A1 (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-21 | Jfeスチール株式会社 | 管用ねじ継手 |
WO2018061767A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Jfeスチール株式会社 | 油井鋼管用ねじ継手 |
WO2018216366A1 (ja) * | 2017-05-22 | 2018-11-29 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
CN110374522A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-25 | 中国石油天然气集团有限公司 | 一种页岩气开采用螺纹接头 |
US10774958B2 (en) | 2016-01-25 | 2020-09-15 | Nippon Steel Corporation | Threaded joint for steel pipe |
RU2757621C1 (ru) * | 2018-10-02 | 2021-10-19 | Ниппон Стил Корпорейшн | Резьбовое соединение для стальных труб |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2425789B (en) * | 2005-05-03 | 2010-04-21 | Smith International | Device which is expandable to engage the interior of a tube |
US20080238094A1 (en) * | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Grant Prideco, L.P. | Oilfield Threaded Connection |
JP5100755B2 (ja) * | 2007-10-03 | 2012-12-19 | 住友金属工業株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
DE102010046542A1 (de) * | 2010-09-27 | 2012-03-29 | Putzmeister Engineering Gmbh | Förderrohr sowie Verfahren zur Herstellung eines Förderrohrs |
JP6020087B2 (ja) * | 2012-11-22 | 2016-11-02 | Jfeスチール株式会社 | 管用ねじ継手 |
US10041307B2 (en) | 2015-01-22 | 2018-08-07 | National Oilwell Varco, L.P. | Balanced thread form, tubulars employing the same, and methods relating thereto |
EP3128119A1 (en) * | 2015-08-05 | 2017-02-08 | Hydril Company | Threaded tubular connection |
US11041343B2 (en) | 2015-12-18 | 2021-06-22 | Íslenskar Orkurannsóknir—Ísor | Connectors for high temperature geothermal wells |
RU169118U1 (ru) * | 2016-11-01 | 2017-03-03 | Управляющая компания общество с ограниченной ответственностью "ТМС групп" | Резьбовое соединение ниппеля трубы с охватывающей его муфтой |
MX2019007612A (es) * | 2017-01-18 | 2019-08-29 | Nippon Steel Corp | Conexion roscada. |
MX2019009776A (es) * | 2017-03-08 | 2019-10-14 | Nippon Steel Corp | Conexion roscada para pozo petrolero. |
EA038876B1 (ru) * | 2017-10-25 | 2021-11-01 | Ниппон Стил Корпорейшн | Резьбовое соединение для стальной трубы |
MX2020011162A (es) | 2018-04-25 | 2021-01-29 | Hydril Co | Conexion roscada cuneiforme para productos tubulares. |
CN110608322B (zh) * | 2019-09-11 | 2024-04-12 | 江苏璞腾油气装备有限公司 | 一种四线海洋隔水管接头 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60500458A (ja) * | 1983-01-17 | 1985-04-04 | ハイドリル カンパニ− | 改良金属対金属シ−ルを備えた管継手 |
JPH0231271B2 (ja) * | 1984-06-20 | 1990-07-12 | Nippon Kokan Kk | |
JP2002130552A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 環境保全性に優れた油井管用ネジ継手 |
JP2003028353A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 管用ねじ継手 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1533619B2 (ja) * | 1967-04-28 | 1970-06-11 | ||
NL155335C (ja) * | 1971-07-09 | 1900-01-01 | ||
JPS5211765B2 (ja) * | 1972-03-31 | 1977-04-02 | ||
EP0087557B1 (de) * | 1982-02-27 | 1985-05-15 | MANNESMANN Aktiengesellschaft | Rohrverbindung für Metallrohre |
JPS58157087U (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-20 | 日本鋼管株式会社 | 油井管用ネジ継手 |
EP0229861B1 (de) * | 1986-01-23 | 1988-08-10 | MANNESMANN Aktiengesellschaft | Rohrverbindung für Öl- und Gasfeldrohre |
US4692988A (en) * | 1986-08-19 | 1987-09-15 | Nowsco Well Service (U.K.) Limited | Screw thread protection |
US4736967A (en) * | 1986-12-04 | 1988-04-12 | The Hydril Company | Tubular pin configuration to prevent galling while ensuring sealing |
JP3297697B2 (ja) * | 1996-09-24 | 2002-07-02 | 住友金属工業株式会社 | 耐外圧性に優れた油井管用ねじ継手 |
DE69736232T2 (de) * | 1997-05-30 | 2007-05-24 | Vallourec Mannesmann Oil & Gas France | Schraubverbindung für ölfeldrohre |
JPH11108264A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Nippon Steel Corp | 油井管継手 |
WO2001086185A1 (fr) * | 2000-05-10 | 2001-11-15 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Procede de serrage pour joint de tuyaux |
JP2002031279A (ja) * | 2000-05-10 | 2002-01-31 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 管継手の締め付け方法 |
RO121397B1 (ro) | 2001-04-11 | 2007-04-30 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Îmbinare cu filet, pentru ţevi de oţel |
ITRM20020445A1 (it) * | 2002-09-06 | 2004-03-07 | Tenaris Connections Bv | Giunzione filettata per tubi. |
-
2004
- 2004-06-09 JP JP2004170917A patent/JP2005351324A/ja active Pending
-
2005
- 2005-05-31 EP EP05745891A patent/EP1754920A4/en not_active Withdrawn
- 2005-05-31 CN CNB200580019065XA patent/CN100520143C/zh active Active
- 2005-05-31 US US11/579,423 patent/US20080191479A1/en not_active Abandoned
- 2005-05-31 WO PCT/JP2005/009934 patent/WO2005121622A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60500458A (ja) * | 1983-01-17 | 1985-04-04 | ハイドリル カンパニ− | 改良金属対金属シ−ルを備えた管継手 |
JPH0231271B2 (ja) * | 1984-06-20 | 1990-07-12 | Nippon Kokan Kk | |
JP2002130552A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 環境保全性に優れた油井管用ネジ継手 |
JP2003028353A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 管用ねじ継手 |
Cited By (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012056500A1 (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | 株式会社メタルワン | 油井管用ネジ継ぎ手 |
JP2014506313A (ja) * | 2010-12-28 | 2014-03-13 | ヴァルレック オイル アンド ガス フランス | 炭化水素坑井を掘削および稼動するためのねじ接続部 |
US9816646B2 (en) | 2010-12-28 | 2017-11-14 | Vallourec Oil And Gas France | Threaded connection for drilling and working hydrocarbon wells |
WO2012118167A1 (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-07 | Jfeスチール株式会社 | 管用ねじ継手 |
JP2012180858A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Jfe Steel Corp | 鋼管用ねじ継手 |
JP2012193844A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-10-11 | Jfe Steel Corp | 管用ねじ継手 |
AU2012223950B2 (en) * | 2011-02-28 | 2015-09-03 | Jfe Steel Corporation | Threaded joint for pipes |
US9657873B2 (en) | 2011-02-28 | 2017-05-23 | Jfe Steel Corporation | Threaded joint for pipes |
WO2012128015A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
US8991875B2 (en) | 2011-03-22 | 2015-03-31 | Jfe Steel Corporation | Threaded joint for steel pipes |
JP2012211683A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-11-01 | Jfe Steel Corp | 鋼管用ねじ継手 |
JP2013087829A (ja) * | 2011-10-17 | 2013-05-13 | Jfe Steel Corp | 管のねじ継手 |
WO2013057926A1 (ja) * | 2011-10-17 | 2013-04-25 | Jfeスチール株式会社 | 管のねじ継手 |
AU2012324340B2 (en) * | 2011-10-17 | 2016-01-07 | Jfe Steel Corporation | Threaded coupling for pipe |
US9470345B2 (en) | 2011-10-17 | 2016-10-18 | Jfe Steel Corporation | Threaded joint for pipes |
JP5949953B2 (ja) * | 2013-01-28 | 2016-07-13 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
US10202809B2 (en) | 2013-01-28 | 2019-02-12 | Jfe Steel Corporation | Threaded joint for steel pipes |
WO2014115191A1 (ja) * | 2013-01-28 | 2014-07-31 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
CN105518364A (zh) * | 2013-09-06 | 2016-04-20 | 新日铁住金株式会社 | 钢管用螺纹接头 |
JPWO2015033997A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2017-03-02 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
US11598453B2 (en) | 2013-09-06 | 2023-03-07 | Nippon Steel Corporation | Threaded connection for steel pipe |
WO2015033997A1 (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-12 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
WO2016113790A1 (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-21 | Jfeスチール株式会社 | 管用ねじ継手 |
US20180258709A1 (en) * | 2015-01-15 | 2018-09-13 | Jfe Steel Corporation | Screw joint for pipe (as amended) |
JPWO2016113790A1 (ja) * | 2015-01-15 | 2017-04-27 | Jfeスチール株式会社 | 管用ねじ継手 |
US10774958B2 (en) | 2016-01-25 | 2020-09-15 | Nippon Steel Corporation | Threaded joint for steel pipe |
JPWO2018061767A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-10-04 | Jfeスチール株式会社 | 油井鋼管用ねじ継手 |
WO2018061767A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | Jfeスチール株式会社 | 油井鋼管用ねじ継手 |
US11053749B2 (en) | 2016-09-30 | 2021-07-06 | Jfe Steel Corporation | Threaded joint for oil well steel pipe |
WO2018216366A1 (ja) * | 2017-05-22 | 2018-11-29 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
JPWO2018216366A1 (ja) * | 2017-05-22 | 2019-07-04 | 日本製鉄株式会社 | 鋼管用ねじ継手 |
EA037807B1 (ru) * | 2017-05-22 | 2021-05-24 | Ниппон Стил Корпорейшн | Резьбовое соединение для стальных труб |
RU2757621C1 (ru) * | 2018-10-02 | 2021-10-19 | Ниппон Стил Корпорейшн | Резьбовое соединение для стальных труб |
CN110374522A (zh) * | 2019-06-28 | 2019-10-25 | 中国石油天然气集团有限公司 | 一种页岩气开采用螺纹接头 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2005121622A1 (ja) | 2005-12-22 |
EP1754920A4 (en) | 2009-06-17 |
EP1754920A1 (en) | 2007-02-21 |
CN100520143C (zh) | 2009-07-29 |
US20080191479A1 (en) | 2008-08-14 |
CN1977124A (zh) | 2007-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005351324A (ja) | 油井管用ネジ継手 | |
JP4924614B2 (ja) | 管ネジ継手 | |
JP5100755B2 (ja) | 鋼管用ねじ継手 | |
KR950000608B1 (ko) | 밀폐형 금속 파이프 조인트 | |
JP5643841B2 (ja) | 機械的に取付けられるサワー環境用の継手 | |
US4538840A (en) | Connector means for use on oil and gas well tubing or the like | |
US6811189B1 (en) | Corrosion seal for threaded connections | |
US6174000B1 (en) | Screw joint for oil well piping | |
EA006351B1 (ru) | Трубное резьбовое соединение | |
JP2007205361A (ja) | 鋼管用ねじ継手 | |
EA021308B1 (ru) | Резьбовое соединение для стальных труб | |
CA3080458C (en) | Threaded connection for steel pipe | |
JP2004504563A (ja) | パイプの完全なネジ山のついた継ぎ手 | |
JP6831018B2 (ja) | 鋼管用ねじ継手 | |
BR112018004456B1 (pt) | Junta roscada para tubulação de aço | |
EP3702656B1 (en) | Threaded connection for steel pipe | |
RU2757621C1 (ru) | Резьбовое соединение для стальных труб | |
US10260290B2 (en) | Connector for steel catenary risers | |
JP3287197B2 (ja) | 油井管用ねじ継手 | |
CN212377489U (zh) | 螺纹接头 | |
JP3744385B2 (ja) | 管継手 | |
JP2001124253A (ja) | 鋼管用ネジ継手 | |
WO2001086185A1 (fr) | Procede de serrage pour joint de tuyaux | |
JPH09119565A (ja) | 管接続用ねじ継手 | |
US20030102669A1 (en) | Threaded joint for an oil well pipe |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100810 |