JP2005351300A - フローティング機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外側部材に弾性的に支持される可動機器の組込作業性を高めることができ、しかも、減衰力調整の自由度を高めることができるフローティング機構を提供する。
【解決手段】 DVD等の内側の可動機器の外側に配置された外側部材3と、該外側部材3の内側に配置された中間部材2と、内側部材の角部を弾支する複数の弾支部41及び該弾支部41と一体に形成され、その長手方向への伸長を可能とした複数の紐状の可伸部42a,42bを有する弾性部材4とを備え、可伸部42a,42bが掛止される被掛止部32a,32bを外側部材3に設け、前記可伸部42a,42bに前記中間部材2を係止することにより、内側部材を弾性的に一次支持及び二次支持した。
【選択図】 図1
【解決手段】 DVD等の内側の可動機器の外側に配置された外側部材3と、該外側部材3の内側に配置された中間部材2と、内側部材の角部を弾支する複数の弾支部41及び該弾支部41と一体に形成され、その長手方向への伸長を可能とした複数の紐状の可伸部42a,42bを有する弾性部材4とを備え、可伸部42a,42bが掛止される被掛止部32a,32bを外側部材3に設け、前記可伸部42a,42bに前記中間部材2を係止することにより、内側部材を弾性的に一次支持及び二次支持した。
【選択図】 図1
Description
本発明はデジタルバーサタイルディスク(DVD)、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、ビデオテープレコーダ(VTR)等の振動、衝撃に対して比較的故障が発生し易い内側の可動機器(内側部材)を外側部材に弾性部材により支持するフローティング機構に関する。
図5はフローティング機構の構成を示す概略図である。図5の(a) は直方体をなす可動機器100の各角部を弾性部材101により枠形の外側部材102に取着してあり、図5の(b) は直方体をなす可動機器100の両側部を弾性部材101により凹形の外側部材102に取着してあり、図5の(c) は直方体をなす可動機器100の両側部をゴム体103により2つの中間部材104に支持し、この中間部材104の2個所をばね体105により外側部材102に支持してあり、いずれも振動、衝撃などの外乱を減衰させ、この外乱を可動機器に伝え難くしている。
また、フローティング機構を備えた光ディスクカメラ装置として、直方体をなす可動機器の全周面を取り囲む弾性枠体を備え、該弾性枠体が前記可動機器を筺体内に支持した光ディスクカメラ装置も知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−112923号公報
ところが、図5のように構成されたフローティング機構にあっては、部品点数が多く、組立て作業性が悪いし、しかも、減衰力の調整が難しいと言う問題がある。また、特許文献1にあっては、弾性枠体の全周面が板状であり、伸長ができないため、減衰力の調整が難しいと言う問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は内側部材を外側部材に弾性的に支持する弾性部材を、複数の位置で伸長を可能とした可伸部を有する構成とし、この可伸部が掛止される被掛止部を外側部材に設けることにより、内側部材の組込作業性を高めることができ、しかも、減衰力調整の自由度を高めることができるフローティング機構を提供することにある。
また、他の目的は外側部材の内側で可伸部に係止された中間部材を設け、内側部材を中間部材に弾支する弾支部を弾性部材に設けることにより、内側部材の安定性を高めることができ、さらに減衰力を高めることができるフローティング機構を提供することにある。
また、他の目的は内側部材の複数の角部を弾支する複数の弾支部及び該弾支部と一体であり、その長手方向への伸長を可能とした複数の紐状の可伸部を有する弾性部材と、前記可伸部が挿通された挿通孔を有する中間部材とを設けることにより、内側部材を弾性的に一次支持及び二次支持することができる割に部品点数が少なく、構造簡単であり、組立て作業性を改善できるフローティング機構を提供することにある。
本発明に係るフローティング機構は、内側部材を外側部材に弾性部材により支持するフローティング機構において、前記弾性部材は複数の位置で伸長を可能とした可伸部を有しており、前記外側部材は前記可伸部が掛止される被掛止部を有することを特徴とする。
この発明にあっては、可伸部を伸長させつつ該可伸部を被掛止部に掛止することにより内側部材を弾性的に支持することができ、内側部材の組込作業性を高めることができる。また、複数の可伸部で内側部材を支持するため、弾性部材の硬度、可伸部の断面形状、可伸部の被掛止部への掛止方法を変えることにより減衰力を調整することが可能であり、減衰力調整の自由度を高めることができる。
また、本発明に係るフローティング機構は、前記外側部材の内側に配置され、前記可伸部に係止された中間部材を備えており、前記弾性部材は前記内側部材を前記中間部材に弾支する弾支部を有することを特徴とする。
この発明にあっては、弾性部材の弾支部により内側部材を中間部材に弾性的に一次支持することができ、しかも、可伸部により内側部材を外側部材に弾性的に二次支持することができるため、弾支部により内側部材の安定性を高めることができ、可伸部により減衰力を高めることができる。
また、本発明に係るフローティング機構は、複数の角部を有する内側部材を外側部材に弾性部材により支持するフローティング機構において、前記弾性部材は前記内側部材の角部を弾支する複数の弾支部及び該弾支部と一体に形成され、その長手方向への伸長を可能とした複数の紐状の可伸部を有しており、前記外側部材の内側で前記弾支部を支持し、前記可伸部が挿通された挿通孔を有する中間部材を備えていることを特徴とする。
この発明にあっては、弾性部材の弾支部及び可伸部が一体であるため、内側部材を弾性的に一次支持及び二次支持することができる割に部品点数が少なく、構造簡単であり、組立て作業性を改善できる。
本発明によれば、可伸部を伸長させつつ該可伸部を被掛止部に掛止することにより内側部材を弾性的に支持することができるため、内側部材の組込作業性を高めることができ、しかも、減衰力調整の自由度を高めることができる。
また、本発明によれば、弾支部により内側部材の安定性を高めることができ、可伸部により減衰力を高めることができ、しかも、内側部材の組込作業性を高めることができる。
また、本発明によれば、内側部材を弾性的に一次支持及び二次支持することができる割に部品点数が少なく、構造簡単であり、組立て作業性を改善できる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るフローティング機構の構成を示す斜視図、図2は平面図、図3は弾性部材の斜視図である。
このフローティング機構はDVD等の直方体をなす可動機器(内側部材)1の外周りに配置される枠形の中間部材2と、該中間部材2の外周りに離隔して配置される枠形の外側部材3と、可動機器1を中間部材2及び外側部材3に弾性的に支持する弾性部材4とを備える。
弾性部材4はゲル状のゴム材料、又は、比較的硬度の低いエラストマ材料を略箱形に成形してなり、可動機器1の上下各4つの角部を中間部材2に弾支するための直方体をなす8つの弾支部41と、上側4つの弾支部41を一体に連結し、その長手方向への伸長を可能にした紐状の4つの可伸部42aと、下側4つの弾支部41を一体に連結し、その長手方向への伸長を可能にした紐状の4つの可伸部42bと、上側4つの弾支部41及び下側4つの弾支部41を上下に一体に連結した紐状の4つの可伸部42cとを有する。弾支部41には可動機器1の上下各角部に嵌合される凹部41aが設けられており、可伸部42a,42b,42cは長手方向の途中を長手方向と交差する方向へ伸長させることにより略U字形に屈曲させることができるように構成されている。また、弾性部材4はゲル状のゴム材料、例えば東京ゴム製品工業(株)のEPDM(エチレンプロピレンゴム)、(株)ジェルテックのα−GEL防振材等の硬度0°〜50°の超低硬度ゴムを用いる。可伸部42a,42b,42cは断面形状を円形としてあるが、その他、多角形としてもよく、断面形状は特に制限されない。
中間部材2及び外側部材3は4つの側壁2a,3aを有する金属板からなり、中間部材2の各側壁2aの中央部には上端及び下端に開口し、可伸部42a,42bを挿通可能とした挿通部21a,21bが設けられている。
外側部材3の各側壁3aの中央部には上端及び下端に開口し、挿通部21a,21bと平行的に設けられた2つのスリット31a,31a、31b,31b及びスリット31a,31a、31b,31b間に配置され、可伸部42a,42bが掛止される被掛止部32a,32bが設けられている。
以上のように構成されたフローティング機構は、可動機器1の上下各角部に弾性部材4の弾支部41の凹部41aが嵌合され、弾支部41により可動機器1を中間部材2の角部内側に弾性的に一次支持され、図1のX,Y,Z方向の振動、衝撃を抑制することができる。
このように弾性部材4により可動機器1が一次支持された中間部材2を外側部材3に遊嵌し、下側4つの可伸部42bを別個にその長手方向へ引張り、略U字形に屈曲させつつ被掛止部32bに引掛け、さらに、上側4つの可伸部42aを別個にその長手方向へ引張り、略U字形に屈曲させつつ被掛止部32aに引掛け、各可伸部42a,42bにより可動機器1を外側部材3に弾性的に二次支持され、図1のX,Y,X方向の振動、衝撃を抑制することができる。このように可動機器1を支持した外側部材3はDVD等の筺体5内に固定される。図4はDVD等に組み込んだ状態を示す概略図である。
尚、以上説明した実施の形態では紐状の可伸部42a,42b,42cを有する弾性部材4としたが、その他、弾性部材4は可動機器1の全周面と対向する板状とし、板部の上下端近傍にスリットを設け、該スリットと上下端との間を可伸部42a,42bとしてもよく、可伸部42a,42bの形状は特に制限されない。
1 可動機器(内側部材)
2 中間部材
21a,21b 挿通部
3 外側部材
32a,32b 被掛止部
4 弾性部材
41 弾支部
42a,42b 可伸部
2 中間部材
21a,21b 挿通部
3 外側部材
32a,32b 被掛止部
4 弾性部材
41 弾支部
42a,42b 可伸部
Claims (3)
- 内側部材を外側部材に弾性部材により支持するフローティング機構において、前記弾性部材は複数の位置で伸長を可能とした可伸部を有しており、前記外側部材は前記可伸部が掛止される被掛止部を有することを特徴とするフローティング機構。
- 前記外側部材の内側に配置され、前記可伸部に係止された中間部材を備えており、前記弾性部材は前記内側部材を前記中間部材に弾支する弾支部を有する請求項1記載のフローティング機構。
- 複数の角部を有する内側部材を外側部材に弾性部材により支持するフローティング機構において、前記弾性部材は前記内側部材の角部を弾支する複数の弾支部及び該弾支部と一体に形成され、その長手方向への伸長を可能とした複数の紐状の可伸部を有しており、前記外側部材の内側で前記弾支部を支持し、前記可伸部が挿通された挿通孔を有する中間部材を備えていることを特徴とするフローティング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004169969A JP2005351300A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | フローティング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004169969A JP2005351300A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | フローティング機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005351300A true JP2005351300A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35585947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004169969A Pending JP2005351300A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | フローティング機構 |
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JP (1) | JP2005351300A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8018123B2 (en) | 2007-02-02 | 2011-09-13 | Panasonic Corporation | Ultrasonic actuator |
CN115217894A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-10-21 | 哈尔滨工业大学 | 大型精密设备气浮隔振与阻尼防护转运装置与方法 |
-
2004
- 2004-06-08 JP JP2004169969A patent/JP2005351300A/ja active Pending
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CN115217894B (zh) * | 2022-07-15 | 2023-09-19 | 哈尔滨工业大学 | 大型精密设备气浮隔振与阻尼防护转运装置与方法 |
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