JP2516370Y2 - 防振脚 - Google Patents

防振脚

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JP2516370Y2
JP2516370Y2 JP1992012065U JP1206592U JP2516370Y2 JP 2516370 Y2 JP2516370 Y2 JP 2516370Y2 JP 1992012065 U JP1992012065 U JP 1992012065U JP 1206592 U JP1206592 U JP 1206592U JP 2516370 Y2 JP2516370 Y2 JP 2516370Y2
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Japan
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vibration
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文典 伊藤
勝幸 森田
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Kitagawa Industries Co Ltd
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種装置や電気製品、
特にオーディオ機器等に振動を伝搬させないための制振
設計に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ製品等は、外部からの振動、
特にスピーカー等からの振動により誤差が生じ、きれい
な画面や音声が失われる。このため、制振設計が工夫さ
れている。一般に、振動を減衰させるため、底面にゴム
を介して浮き構造にするなどの対策が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、振動を
減衰させるために軟質のゴムを使用した場合では、上部
からの荷重に耐えられず、形状が安定せず、したがっ
て、被支持体をしっかりと固定することができない。ま
た、それよりも硬いゴムでは、振動を充分に吸収でき
ず、振動を被支持体に伝搬してしまう。さらに、ゴム
は、圧縮状態であるため、充分な制振動が得られていな
かった。
【0004】本考案は、各種装置や電気製品、特にオー
ディオ機器等に振動を伝搬させず、振動に起因する誤差
をなくし、きれいな画面や音声を得るための防振脚を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の防振脚は、被支
持体に当接する上部材および接地部材からなる本体と、
前記上部材および接地部材の間に設けられ両者間を離さ
せつつ支持するスプリングと、前記上部材および接地部
材の間に両者に接触状態で設けられたエラストマーから
なるクッションとを備える防振脚において、前記上部材
または前記接地部材の一方の側面に設けられた係止用部
材を他方の側面に設けられた被係止用部材と係止させる
ことにより、前記上部材と前記接地部材とのその対面方
向の相対的移動を規制せずに該対面方向を軸とする相対
的な回転を規制し、 前記被支持体または前記上部材の一
方に設けられた2個の係止用突起を他方に設けられた相
手方被係止用部材に係止させることにより、前記被支持
体に対する防振脚の位置を規制可能とした。
【0006】また、請求項2記載のように、クッション
を、スプリングを外側から覆うように設けられ、かつ、
外側方向に膨らんだ形状とすることもよい。 あるいは請
求項3記載のように、前記接地部材の底面に、滑り防止
用部材を装着することもできる。
【0007】
【作用】上記構成を有する防振脚には、被支持体に当接
する上部材、および接地部材からなる一対の本体の間
に、スプリングと、エラストマーからなるクッションと
が装入されており、本体間は、スプリングによって間隔
を保持されている。接地面または被支持体から受けた振
動は、スプリングによって吸収される。さらに、スプリ
ングに吸収された振動は、接地部材および上部材に接触
するクッションによって減衰され、振動を受けた面の他
面には、受けた振動がほぼ伝搬されない。この結果、外
部からの振動、特にスピーカー等からの振動による誤差
がなくなり、きれいな画面や音声が得られる。
【0008】さらに、上部材または接地部材の一方の側
面に設けられた係止用部材を他方の側面に設けられた被
係止用部材と係止させることにより、上部材と接地部材
とのその対面方向の相対的移動を規制せずに該対面方向
を軸とする相対的な回転を規制し、被支持体または上部
材の一方に設けられた2個の係止用突起を他方に設けら
れた相手方被係止用部材に係止させることにより、被支
持体に対する防振脚の位置を規制可能としている。これ
によって、上部材と接地部材間並びに防振脚と被支持体
間のその対面方向の相対移動すなわち上下方向の振動が
規制されずに、対面方向を軸とする相対的な回転と被支
持体に対する防振脚の相対位置が規制される。この結
果、制振をじゃませずに安定して位置を保持しつつ、振
動を吸収・減衰させることができる。
【0009】
【実施例】以上説明した本考案の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下に本考案の防振脚の好適な実施例
を図面に基づいて説明する。図2は、組み立てられた状
態の本考案の一実施例としての防振脚の平面図、図3
は、その底面図である。また、図4(イ)は、その正面
図、(ロ)は、その背面図、図5(イ)は、その右側面
図、(ロ)は、その左側面図である。さらに、図1は、
そのA-A断面図である。 本防振脚は、上部材1と接地
部材3とからなる本体5、本体5中に装入されたスプリ
ング7とゴム9とからなる制振機構11、そして滑り防
止用部材13から構成される。ゴム9は、エラストマー
の一種である。
【0010】図6〜9は、上部材1を表し、図6は、そ
の平面図、図7は、その底面図、図8は、その正面図、
図9は、そのB-B断面図である。上部材1は、円形の上
面1aと、その周囲から立つ円柱状の側面1bと、上面
1aの中央部から側面1bに対して平行に立つ突出口1
cから構成されている。突出口1cは、側面1bよりも
長く、その先端は、後に説明する接地部材3の中央口3
cに係合され、上部材1と接地部材3との対面方向の相
対的移動が一定の間隔に規制される。上面1aの外部に
は、被支持体と係合される係止用突起1dが前方および
後方に2個備えられている。また、側面1bには、後に
説明する接地部材3の係止用部材3aと噛み合わされる
被係止用部材1eが、2個の係止用突起1dを結ぶ延長
線上の後方に備えられている。
【0011】図10〜13は、接地部材3を表し、図1
0は、その平面図、図11は、その底面図、図12は、
その正面図、図13は、そのC-C断面図である。接地部
材3は、上部材1を包み込めるほど上部材1よりも大き
い円形の底面3aと、その周囲から立つ円柱状の側面3
bと、底面3aの中央部から側面3bに対して平行に立
つ中央口3cとから構成されている。側面3bの内部に
は、上部材1の被係止用部材1eにかみあわされる係止
用部材3dが備えられている。底面3aには、同心円状
に切り込まれた溝3eが3周設けられており、60°ご
とに区切られている。この溝3eには、後に説明する滑
り防止用部材13の突出壁13aが挿入され、滑り防止
用部材13が接地部材3に固定される。中央口3cは、
側面3bよりも低く、ここには上部材1の突出部1cが
挿入され、対面方向に一定の移動幅をもって係止され
る。
【0012】スプリング7は、その部品詳細図を添付し
ていないが、らせん状のコイルばねであり、適度な伸縮
性を有している。図14〜17は、ゴム9を表し、図1
4は、その平面図、図15は、その底面図、図16は、
その正面図、図17は、そのD-D断面図である。ゴム9
は、ドーナツ形の平面である上面9aと、その内周およ
び外周から下方に互いに平行に立ちあがる側面9bと、
外周から立ち上がった側面9bから外側方向に膨らんで
立ち上がる膨大部9cと、膨大部9cの下部にそって一
定の幅を有する底面9dから構成されている。この上面
9aと内外両側面9bとの間にスプリング7が挿入され
る。膨大部9cは、加圧に対して、外部に撓むことによ
って、振動を安定に受け止める。底面9dは、一定の幅
を有するため、ゴム9を安定して接地部材3に接触させ
る。
【0013】図18〜21は、滑り防止用部材13を表
し、図18は、その平面図、図19は、その底面図、図
20は、その正面図、図21は、そのE-E断面図であ
る。滑り防止用部材13は、ドーナツ形の平面である底
面13aと、上方にむかって同心円状に2周60°ごと
に区切られて立ち上がる複数の突出壁13bとから構成
される。底面13aには、同心円状に溝13cが付けら
れており、滑り防止効果をより高めている。突出壁13
bは、上記のように、接地部材3の底面3aの溝3eに
はめ込まれ、防振脚の底面に固定される。
【0014】図1〜5には、これらを組み立てた状態を
示す。本体5は、上部材1と接地部材3とが、突出口1
cが中央口3cに係止され、その対面方向に一定の移動
幅をもって規制されていることによって、形成されてい
る。上部材1と接地部材3との間には、制振機構11が
設けられている。制振機構11は、接地部材3に接した
スプリング7と、上部材1と接地部材3との両方に接
し、かつスプリング7を覆うように設けられたゴム9か
らなる。接地面で受けた振動は、スプリング7で吸収さ
れ、さらにそれを外側から覆うゴム9で減衰される。ゴ
ム9は、上面9aおよび底面9dとも平面で上部材1お
よび接地部材3に安定して接している。尚、ゴム9は、
被支持体からの荷重によって押し付けられることによ
り、上部材1や接地部材3と接触してもよい。ゴム9
を、スプリング7を外側から覆うように設けることによ
って、スプリングの衝撃がより和らげられる。さらに、
ゴム9に膨大部9cを設けることによって、スプリング
7の振動を受けた場合に、膨大部9cが外側に撓むこと
によって、スプリングの伸縮が邪魔されず、振動を安定
して受け止め、動きの特性が一定化されるために振動が
より抑制される。
【0015】また、接地部材3の内側部の係止用部材3
dが、上部材1の被係止用部材1eに係止されることに
より、接地部材3と上部材1との対面方向の相対的移動
は規制されずに、対面方向を軸とする相対的な回転が規
制される。そして、上部材1の上面1aに設けられた2
個の係止用突起1dが被支持体に設けられた相手方被係
止用部材(図示略)に係止されることにより、被支持体
に対する防振脚の相対位置が規制される。
【0016】さらに、接地部材3の底面3aの溝3e
に、滑り防止用部材13の突出壁13bをはめ込ませる
ことによって、接地部材3の底面3aに滑り防止用部材
13を装着させる。これによって、通常の使用状態にお
いて、接地面に対する防振脚の位置が規制され、全体の
位置が安定に保持され、より防振効果を高めることがで
きる。
【0017】図22は、本実施例の防振脚15を被支持
体としてのビデオデッキ17に適用させた状態を示す。
ビデオデッキ17の底面には、図には示されていない
が、被係止孔が設けられており、防振脚15の係止用突
起1dが挿入されている。この防振脚15をビデオデッ
キ17の底面に配置させることによって、接地面からの
振動が、防振脚15で著しく低減され、ビデオデッキ1
7にはほぼ伝搬されない。
【0018】上記実施例によれば、スプリングとゴムと
をうまく選択し、組み合わせることによって、振動が低
減される。スプリングはコイル状のものが好ましい。ゴ
ムは適度な弾性を有するものが適当である。また、上記
実施例では、スプリングとゴムとの上部を接触させて配
置させたが、別個に設けることもできる。
【0019】尚、本実施例の防振脚は、ビデオデッキ等
のオーディオ製品において音声や画面に誤差を生じさせ
ることを防止させるに有用であるが、製品の振動を他へ
伝搬させることが好ましくない場合、例えば、電気洗濯
機の接地面等に配置させて、騒音を防止することもでき
る。
【0020】以上本考案の実施例について説明したが、
本考案はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態
様で実施し得ることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の防振脚に
よれば、機器面から受けた振動を他面に伝搬せず、これ
によって振動による機器の誤差がなくなり、高品質の制
御を得ることができる、あるいは、機器からの振動を接
地面へ伝搬せず、これによって機器の振動による騒音を
防止することができるという優れた効果を奏する。
た、防振脚自身の位置が規制されることにより上記効果
を向上させている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 上記実施例の防振脚を表す断面図である。
【図2】 その平面図である。
【図3】 その底面図である。
【図4】 その説明図であり、(イ)は正面図、(ロ)
は背面図である。
【図5】 その説明図であり、(イ)は右側面図、
(ロ)は左側面図である。
【図6】 上記実施例において用いられる上部材を表す
平面図である。
【図7】 その底面図である。
【図8】 その正面図である。
【図9】 その断面図である。
【図10】 上記実施例において用いられる接地部材を
表す平面図である。
【図11】 その底面図である。
【図12】 その正面図である。
【図13】 その断面図である。
【図14】 上記実施例において用いられるゴムを表す
平面図である。
【図15】 その底面図である。
【図16】 その正面図である。
【図17】 その断面図である。
【図18】 上記実施例において用いられる滑り防止用
部材を表す平面図である。
【図19】 その底面図である。
【図20】 その正面図である。
【図21】 その断面図である。
【図22】 上記実施例の防振脚をビデオデッキに適用
させた場合の正面図である。
【符号の説明】
1……上部材、1d……係止用突起、1e……被係止用
部材、3……接地部材、3d……係止用部材、5……本
体、7……スプリング、9……ゴム、9c……膨大部、
13……滑り防止用部材。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被支持体に当接する上部材および接地部
    材からなる本体と、前記上部材および接地部材の間に設
    けられ両者間を離させつつ支持するスプリングと、前記
    上部材および接地部材の間に両者に接触状態で設けられ
    たエラストマーからなるクッションとを備える防振脚に
    おいて、前記上部材または前記接地部材の一方の側面に設けられ
    た係止用部材を他方の側面に設けられた被係止用部材と
    係止させることにより、前記上部材と前記接地部材との
    その対面方向の相対的移動を規制せずに該対面方向を軸
    とする相対的な回転を規制し、 前記被支持体または前記上部材の一方に設けられた2個
    の係止用突起を他方に設けられた相手方被係止用部材に
    係止させることにより、前記被支持体に対する防振脚の
    位置を規制可能とした防振脚。
  2. 【請求項2】 前記クッションが、スプリングを外側か
    ら覆うように設けられ、かつ、外側方向に膨らんだ形状
    である、請求項1記載の防振脚。
  3. 【請求項3】 前記接地部材の底面に、滑り防止用部材
    が装着された、請求項1または2記載の防振脚。
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JPH0615098U JPH0615098U (ja) 1994-02-25
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JPH0231928U (ja) * 1988-08-22 1990-02-28
JPH0743005B2 (ja) * 1988-12-07 1995-05-15 三洋電機株式会社 電気機器の脚装置

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