JPH0728756Y2 - 送受器 - Google Patents

送受器

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JPH0728756Y2
JPH0728756Y2 JP6788590U JP6788590U JPH0728756Y2 JP H0728756 Y2 JPH0728756 Y2 JP H0728756Y2 JP 6788590 U JP6788590 U JP 6788590U JP 6788590 U JP6788590 U JP 6788590U JP H0728756 Y2 JPH0728756 Y2 JP H0728756Y2
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JP
Japan
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speaker
lower case
handset
elastic member
case
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Application number
JP6788590U
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JPH0427651U (ja
Inventor
一 佐藤
馨 渡邊
Original Assignee
株式会社田村電機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は各種の電話機に用いられる送受器に関し、特に
その送受器ケース内でのスピーカの保持構造の改良に関
する。
〔従来の技術〕
この種の送受器として、従来から種々の構造や形状等を
有するものが多数提案されている。その一例を第3図を
用いて簡単に説明すると、全体を符号1で示す送受器
は、その送受器ケース全体の図示は省略したが、人間工
学上から適当な角度をもって全体が略くの字状に屈曲さ
れた形状となるように、合成樹脂材等によって形成され
た上、下ケース2,3からなり、これら上、下ケース2,3を
組み合わせて一体的に結合することにより構成されてい
る。そして、下ケース3の両端側には、送話口(図示せ
ず)および受話口4がそれぞれ膨出して形成され、その
内部に形成される収納用凹所4a(送話口側は図示せず)
には、マイクロホン(図示せず)、スピーカ5がそれぞ
れ収納して配置されている。なお、図中4bは受話口4の
端面に穿設された放音孔で、また9は上、下ケース2,3
を係止爪等で係合して組み合わせた後に一体的に結合す
るための止めねじである。
ところで、上述した従来の送受器1において、その内部
に組み込まれるスピーカ5の保持構造として最も一般に
は、第3図に図示されるように、該スピーカ5を下ケー
ス3の凹所4a内にクッション材8等を介して組込んで載
置し、かつその上端側をスピーカ保持用ブラケット6に
て押え付けて保持し、さらにこのブラケット6を、下ケ
ース3側に突設されているスタッド7a,7bにねじ7,7でね
じ止め固定するといった構造が採用されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来構造では、スピーカ5を送
受器1内に組込むにあたって、保持用ブラケット6やそ
の止めねじ7,7等を必要とし、構成部品点数が多く、組
立工数が多くなり、しかも各部の位置決め作業等も面倒
で、さらにスピーカ5内の磁力の影響でねじ等が吸引さ
れて煩雑な作業を要する等、組立作業性の面で大きな問
題をもつものであった。また、上述した従来構造では、
ブラケット6やねじ7,7等でスピーカ5を固定する際
に、該スピーカ5を傷付けたりする虞れもあり、品質面
での信頼性を確保し得ない等の不具合もあり、このよう
な問題点を一掃し得る何らかの対策を講じることが望ま
れている。
〔課題を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本考案に係る送受器は、
下ケースのスピーカ収納用凹所に対応する上ケースの内
側部に、該凹所内に収納されるスピーカと所定間隙をお
いて対向するとともに上、下ケースの長手方向の少なく
とも一端側にずれ止め用突起を有する段状突部を突設
し、この段状突部と下ケース側に収納されるスピーカと
の間に、弾性部材を介在させることで、上、下ケースを
組み合わせて一体的に結合したときに、該スピーカを該
弾性部材の圧接力にて挟持して保持するようにしたもの
である。
〔作用〕
本考案によれば、下ケースのスピーカ収納用凹所内に、
スピーカを収納して配置させるとともに、該スピーカの
上端部と上ケース内側部の段状突部との間に弾性部材を
介在させた状態で、下ケースに対し上ケースを組み合わ
せてこれらを一体的に結合することで、該スピーカを
上、下ケース内で弾性部材による圧接力で挟持して保持
し得るものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
第1図および第2図は本考案に係る送受器の一実施例を
示すものであり、これらの図において前述した第3図と
同一または相当する部分には同一番号を付して説明は省
略する。
ここで、第2図において符号13は下ケース3の他端側に
膨出される送話口、14はその内部の凹所内にクッション
材14aを介して収納して配置されるマイクロホン、15は
このマイクロホン14や前記スピーカ5を電話機本体(図
示せず)側に接続するコード引き出し用のモジュラジャ
ック、15aは該モジュラジャック15を外部に露呈させる
ための開口である。また、17,17は下ケース3の送話口
側の端部に設けられ上ケース2側の係止部18,18に係止
される係止爪、19は上ケース2の受話口側の端部に突設
され第1図に示されるように下ケース3側に形成される
係合部20に係止される係止爪で、これらはたとえば送話
口側を掛け止めして上、下ケース2,3を組み合わせると
ともに、受話口側を掛け止めすることで、両ケース2,3
を一体化し、しかる後止めねじ9で固定することで組立
てられるようになっている。
さて、本考案によれば、上述した構成による電話機用の
送受器1において、下ケース3のスピーカ収納用凹所4a
に対応する上ケース2の内側部に、該凹所4a内に収納さ
れるスピーカ5と所定間隙をおいて対向するとともに
上、下ケース2,3の長手方向の少なくとも一端側(本実
施例では上、下ケース2,3の組み合わせ順序から送話口
側の端部寄り)にずれ止め用突起10aを有する段状突部1
0を突設し、この段状突部10と下ケース3側に収納され
るスピーカ5との間に、ブロック形状を呈する弾性部材
11を介在させることで、上、下ケース2,3を組み合わせ
て一体的に結合したときに、該スピーカ5を弾性部材11
の圧接力にて挟持して保持するようにしたところに特徴
を有している。ここで、本実施例では、第1図から明ら
かなように、受話口側の端部に向かってテーパ面となる
ように段状突部10の弾性部材11当接面が形成されてお
り、組立て時において弾性部材11を所要の位置に位置決
めしてスピーカ5との間に介在させ得るように構成され
ている。
すなわち、このような構成によれば、下ケース3のスピ
ーカ収納用凹所4a内に、スピーカ5を収納して配置させ
るとともに、該スピーカ5の上端部と上ケース2内側部
の段状突部10との間に弾性部材11を介在させた状態で、
下ケース3に対し上ケース2を組み合わせてこれらを一
体的に結合することで、該スピーカ5を上、下ケース2,
3内で弾性部材11による圧接力で挟持して保持し得るも
のである。
そして、このような構成によれば、簡単かつ安価な構成
にもかかわらず、必要最小限の構成部品点数によって、
スピーカ5を送受器1内に組み込んで保持させること
が、適切かつ確実に行なえるもので、その組立作業性の
面でも優れており、さらに該スピーカ5を傷付けるとい
った問題もなく、品質を安定化させ得るとともに、ずれ
止め用突起10aにて段状突部10上に保持される弾性部材1
1によって、スピーカ5を所要の状態に位置決めして保
持させ得る等の実用上種々優れた利点を奏する。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定されず、送受
器1各部の形状、構造等を、適宜変形、変更することは
自由で、上、下ケース2,3の結合構造を始めとする各部
において、種々の変形例が考えられよう。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る送受器によれば、下ケ
ースのスピーカ収納用凹所に対応する上ケースの内側部
に、該凹所内に収納されるスピーカと所定間隙をおいて
対向するとともに上、下ケースの長手方向の少なくとも
一端側にずれ止め用突起を有する段状突部を突設し、こ
の段状突部と下ケース側に収納されるスピーカとの間
に、弾性部材を介在させることで、上、下ケースを組み
合わせて一体的に結合したときに、該スピーカを弾性部
材の圧接力にて挟持して保持するようにしたので、簡単
かつ安価な構成にもかかわらず、必要最小限の構成部品
点数によって、スピーカを送受器内に組み込んで保持さ
せることが、適切かつ確実に行なえるもので、その組立
作業性の面でも優れており、さらに該スピーカを傷付け
るといった問題もなく、品質を安定化させ得るととも
に、ずれ止め用突起にて段状突部上に保持される弾性部
材によって、スピーカを所要の状態に位置決めして保持
させ得る等の実用上種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る送受器の一実施例を示す要部拡大
断面図、第2図はその送受器全体の概略構成を示す分解
斜視図、第3図は従来例を説明するための要部拡大断面
図である。 1……送受器、2……上ケース、3……下ケース、4a…
…スピーカ収納用凹所、5……スピーカ、8……スピー
カクッション材、10……段状突部、10a……ずれ止め用
突起、11……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロホンとスピーカとを両端側の凹所
    内に収納して配置させる下ケースと、この下ケースの開
    口側に着脱可能な状態で組み合わせて接合される上ケー
    スとを備えてなる送受器において、前記下ケースのスピ
    ーカ収納用凹所に対応する上ケースの内側部に、該凹所
    内に収納されるスピーカと所定間隙をおいて対向すると
    ともに上、下ケースの長手方向の少なくとも一端側にず
    れ止め用突起を有する段状突部を突設し、この段状突部
    と前記下ケース側に収納されるスピーカとの間に、弾性
    部材を介在させることにより、前記上、下ケースを結合
    したときに、該スピーカを該弾性部材の圧接力にて挟持
    して保持するようにしたことを特徴とする送受器。
JP6788590U 1990-06-28 1990-06-28 送受器 Expired - Lifetime JPH0728756Y2 (ja)

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JP6788590U JPH0728756Y2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 送受器

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JP6788590U JPH0728756Y2 (ja) 1990-06-28 1990-06-28 送受器

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JPH0427651U JPH0427651U (ja) 1992-03-05
JPH0728756Y2 true JPH0728756Y2 (ja) 1995-06-28

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JP2000122793A (ja) * 1998-10-20 2000-04-28 Fujitsu Ltd キーボード及び情報処理装置

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