JP2000199508A - 壁掛け品の構造 - Google Patents

壁掛け品の構造

Info

Publication number
JP2000199508A
JP2000199508A JP11002726A JP272699A JP2000199508A JP 2000199508 A JP2000199508 A JP 2000199508A JP 11002726 A JP11002726 A JP 11002726A JP 272699 A JP272699 A JP 272699A JP 2000199508 A JP2000199508 A JP 2000199508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
fixing member
guide groove
flange
lower case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11002726A
Other languages
English (en)
Inventor
So Goto
創 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
Priority to JP11002726A priority Critical patent/JP2000199508A/ja
Publication of JP2000199508A publication Critical patent/JP2000199508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Furniture Connections (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁掛け品の小型化を図るとともに、壁掛け品
内の部品等の破損を防止する。 【解決手段】 ロアーケース7の裏面に形成された掛け
止め部15には、膨出部17が形成され、この膨出部1
7には、固定部材を案内する案内溝18cが設けられて
いる。案内溝18cの周端縁と挟持部25とによって固
定部材の鍔を挟持する。案内溝18cの互いに対向する
内側面には、一対の係合突起26,26が形成され、対
向する側と反対側には一対の長溝27,27が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機等の通信機
器やこれらの付属品を壁に掛けて使用する壁掛け品の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、卓上・壁掛け兼用の電話機の筺
体の背面部には、壁に固定した固定部材に着脱可能な掛
け止め部が一体に形成され、電話機を壁掛け用としても
使用できるような構造となっている。この掛け止め部
は、電話機を卓上で使用するときに影響を及ぼさないよ
うに、電話機の筺体の背面部に取り付けた卓上用のゴム
足の高さよりも低く形成されている。
【0003】図3ないし図5は従来の壁掛け品の構造を
示すもので、図3は壁掛け品が壁に掛けられた状態を一
部破断して示す側面図、図4は同じく要部を示す斜視
図、図5(a)は同じく要部を示す正面図、同図(b)
は同図(a)におけるV(b)-V(b) 線断面図、同図
(c)は同図(a)におけるV(c)-V(c) 線断面図
である。これらの図に基づいて従来技術を説明する。図
3において、符号2で示す壁には、略小円筒状に形成さ
れた上下一対の固定部材3,3が皿ねじ4,4によって
固定され、この固定部材3の先端には円形の鍔3aが形
成されている。
【0004】全体を符号5で示すものは、壁掛け品とし
ての壁掛け・卓上兼用の電話機であって、共に浅皿状に
形成されたアッパーケース6とロアーケース7との開口
を接合することによって筺体が形成されている。8,9
はアッパーケース6の表面に設けられたダイヤルボタン
および機能ボタン、10はアッパーケース6上に掛けら
れた送・受話器である。11はアッパーケース6内に実
装されたプリント配線板、12はプリント配線板11上
に搭載された電子部品、13はゴム足であって、ロアー
ケース7の底面の4隅に取り付けられている。
【0005】次に、図4および図5に基づいて、固定部
材3に対応してロアーケース7の底面に設けられた掛け
止め部15について説明する。掛け止め部15には、ロ
アーケース7の底面上に正面視逆U字状の膨出部17が
形成され、この膨出部17の下端部はハの字の一対の導
入部17a,17aが形成されている。この膨出部17
の中央には、略だるま型の溝18が設けられ、この溝1
8の下端は上述した固定部材3の鍔3aの径よりも大き
い幅の開口18aが形成され、下部にはこの開口18a
と同じ幅の嵌入溝18bが形成され、上部には固定部材
3の径よりもわずかに大きい幅の案内溝18cが形成さ
れている。
【0006】溝18の開口18aには、ロアーケース7
の内部側に傾斜した案内部19が一体に形成され、この
案内部19には上方に延設された舌片20が一体形成さ
れ、この舌片20の外形は上述した膨出部17の溝18
の外形よりもわずかに小さく形成され、表面には係合突
起20aが突設されている。この舌片20と上述した案
内溝18cの周端縁とによって、固定部材3の鍔3aが
導入される空間21が形成され、鍔3aはこれら舌片2
0と案内溝18cの周端縁とによって厚み方向が挟持さ
れるように構成されている。
【0007】このような構成において、電話機5を壁2
に掛けて使用する場合には、電話機5のロアーケース7
の底面を壁2に対向させ、掛け止め部15の膨出部17
の導入部17a,17a間に固定部材3の鍔3aを対応
させ、電話機5を壁2に沿って下方に摺動させる。固定
部材3の鍔3aが案内部19に沿って嵌入溝18bから
案内溝18cの周端縁と舌片20との間の空間21内に
係入され、鍔3aの上端が係合突起20aに係合するこ
とにより、図5(b)に二点鎖線で示すように、舌片2
0が弾性変形する。さらに、電話機5を壁2に沿って下
方に摺動させ、鍔3aの下端が係合突起20aに係合す
ると、舌片20が弾性復帰するので、固定部材3に対し
て掛け止め部15の上下方向の移動が規制される。同時
に、鍔3aの厚み方向が案内溝18cの周端縁と舌片2
0とによって挟持されるので、電話機5が固定部材3を
介して遊びがなく強固に壁2に取り付けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
壁掛け品の構造においては、固定部材3の鍔3aを筺体
7の案内溝18cの周端縁と舌片20との間に係入させ
るときに、鍔3aによって係合突起20aが押圧される
ことにより、舌片20がロアーケース7の内側に弾性変
形する。したがって、図3に示すように、舌片20と電
子部品12との間には、この弾性変形量を考慮して弾性
変形量よりも大きい間隔Lを設ける必要があり、このた
め、ロアーケース7の全体の厚さ方向の寸法が大きくな
るか、あるいは舌片20に対応した部位には部品を実装
できないという問題があった。また、舌片20が弾性変
形しやすいように下端のみが案内部19に一体形成され
片持ち支持された構造になっているため、膨出部17の
溝18内から故意にドライバー等が挿入されると、舌片
20が弾性変形してロアーケース7内の電子部品12等
が破損するという問題もあった。
【0009】本発明は上記した従来の問題に鑑みなされ
たものであり、第1の目的は壁掛け品の小型化を図るこ
とにある。また、第2の目的は壁掛け品内の部品等の破
損を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る壁掛け品の構造は、壁に固定され先端
に鍔が形成された固定部材を介して壁に掛けられる壁掛
け品の構造であって、この壁掛け品の壁に対向する対向
面に、前記固定部材の鍔の外形よりも大きい開口を有し
前記固定部材を摺動自在に案内する案内溝を設けるとと
もに、この案内溝の裏面側であってこの案内溝の周端縁
とで前記案内溝の開口から嵌挿された前記固定部材の鍔
を挟持する挟持部を設け、前記案内溝の互いに対向する
内側面に一対の弾性変形可能な係合突起をそれぞれ設け
る。したがって、挟持部を弾性変形させないため挟持部
の裏面側に電子部品を実装することが可能になる。ま
た、挟持部がドライバー等によって弾性変形させるのが
困難となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る壁掛け品の構造
の要部を示す斜視図、図2(a)は同じく正面図、同図
(b)は同図(a)におけるII(b)-II(b) 線断面
図、同図(c)は同図(a)におけるIII(c)-III
(c) 線断面図、同図(d)は同じく壁掛け品を壁に
掛ける状態を示す正面図である。これらの図において、
上述した図3ないし図5に示す従来技術において説明し
た同一の構成または同等の構成については同一の符号を
付し詳細な説明は適宜省略する。なお、図示を省略して
いるが、固定部材3および掛け止め部15を除く電話機
5については上述した従来技術と変わるところはない。
【0012】本発明の特徴とするところは、上述した従
来技術における係合突起20aに替わるものとして、膨
出部17の案内溝18cの互いに対向する内側面に弾性
変形可能な一対の係合突起26,26をそれぞれ設けた
点にある。また、上述した従来技術における舌片20に
替わるものとして挟持部25を設け、この挟持部25を
下端だけではなく、上端もロアーケース7に一体的に連
設し、両端において支持した点にある。
【0013】すなわち、膨出部17の案内溝18cの対
向する内側面に一対の係合突起26,26をそれぞれ設
けるとともに、膨出部17の係合突起26,26の対向
する側と反対側に長溝27,27がそれぞれ設けられて
いる。したがって、図2(d)に示すように、膨出部1
7の開口18aから固定部材3を嵌入させ、固定部材3
が案内溝18cの係合突起26,26に係合すると、係
合突起26,26は長溝27,27側に撓み弾性変形す
る。さらに固定部材3を案内溝18c内を嵌入させる
と、同図(a)に示すように、係合突起26,26が弾
性復帰し、この係合突起26,26によって固定部材3
に対して掛け止め部15の移動が規制され、電話機5が
固定部材3を介して壁2に取り付けられる。
【0014】このように、ロアーケース7の面方向に弾
性変形する係合突起26,26によって固定部材3を案
内溝18c内に保持するようにしたので、従来のように
ロアーケース7の内部に舌片20の弾性変形分だけの余
分な空間を設ける必要がない。したがって、ロアーケー
ス7の厚みを最小限とすることができるので、電話機5
の小型化を図ることができる。また、挟持部25を弾性
変形させる必要がないので、挟持部25の両端をロアー
ケース7に一体に連設することができる。このため、ド
ライバー等で挟持部25を弾性変形させることが困難に
なるので、ロアーケース7内の電子部品12等の破損が
防止される。さらに、長溝27によって係合突起26を
弾性変形させるようにし、係合突起26の上下を膨出部
17に一体に連設したことにより、上下両端において係
合突起26が支持されることになる。このため、固定部
材3に対する係合突起26による弾性保持力が大きくな
るので、固定部材3が案内溝18c内で強固に保持され
る。
【0015】なお、本実施の形態では、係合突起26,
26を上下で膨出部17で支持するようにしたが、上下
のいずれか一方で片持ち支持させる構造としてもよい。
また、挟持部25をロアーケース7の裏面からロアーケ
ース7の内部に凹嵌状となるように設けたが、膨出部1
7の高さを大きくすることにより、ロアーケース7の裏
面と同一面となるようにしてもよい。同様に、挟持部2
5の深さを大きくすることにより、膨出部17の表面を
ロアーケース7の裏面と同一面とすることができる。ま
た、壁2に掛けるものとして電話機5の例を挙げたが、
これに限定されず各種電子機器やそれ以外のものでもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
型化を図ることができるとともに、壁掛け品内の部品の
破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る壁掛け品の構造の要部を示す斜
視図
【図2】 同図(a)は本発明に係る壁掛け品の構造の
要部を示す斜視図、同図(b)は同図(a)におけるII
(b)-II(b) 線断面図、同図(c)は同図(a)に
おけるIII(c)-III(c) 線断面図、同図(d)は同
じく壁掛け品を壁に掛ける状態を示す正面図である。
【図3】 従来の壁掛け品が壁に掛けられた状態を一部
破断して示す側面図である。、図5は同じく要部を示す
【図4】 従来の壁掛け品の構造の要部を示す斜視図で
ある。
【図5】 同図(a)は従来の壁掛け品の構造の要部を
示す正面図、同図(b)は同図(a)におけるV(b)-
V(b) 線断面図、同図(c)は同図(a)におけるV
(c)-V(c) 線断面図である。
【符号の説明】 2…壁、3…固定部材、3a…鍔、5…電話機、7…ロ
アーケース、15…掛け止め部、17…膨出部、18a
…開口、18c…案内溝、25…挟持部、26…係合突
起、27…長溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁に固定され先端に鍔が形成された固定
    部材を介して壁に掛けられる壁掛け品の構造であって、
    この壁掛け品の壁に対向する対向面に、前記固定部材の
    鍔の外形よりも大きい開口を有し前記固定部材を摺動自
    在に案内する案内溝を設けるとともに、この案内溝の裏
    面側であってこの案内溝の周端縁とで前記案内溝の開口
    から嵌挿された前記固定部材の鍔を挟持する挟持部を設
    け、前記案内溝の互いに対向する内側面に一対の弾性変
    形可能な係合突起をそれぞれ設けたことを特徴とする壁
    掛け品の構造。
JP11002726A 1999-01-08 1999-01-08 壁掛け品の構造 Pending JP2000199508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11002726A JP2000199508A (ja) 1999-01-08 1999-01-08 壁掛け品の構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11002726A JP2000199508A (ja) 1999-01-08 1999-01-08 壁掛け品の構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000199508A true JP2000199508A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11537328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11002726A Pending JP2000199508A (ja) 1999-01-08 1999-01-08 壁掛け品の構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000199508A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154926A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Itoki Corp 二部材の面接合連結装置
JP2009162242A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Daikyonishikawa Corp クリップ取付座
CN106341504A (zh) * 2015-07-15 2017-01-18 季德贵 挂壁式手机底座

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154926A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Itoki Corp 二部材の面接合連結装置
JP4760343B2 (ja) * 2005-12-01 2011-08-31 株式会社イトーキ 二部材の面接合連結装置
JP2009162242A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Daikyonishikawa Corp クリップ取付座
CN106341504A (zh) * 2015-07-15 2017-01-18 季德贵 挂壁式手机底座

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2324116A (en) Sliding ratchet clip for attaching a mobile telephone to a belt
US20050040740A1 (en) Computer
US4250356A (en) Telephone cradle
JP2010068389A (ja) 支持スタンド
CN211823452U (zh) 一种家电显示屏安装结构、冰箱显示屏门体、冰箱
JP2000199508A (ja) 壁掛け品の構造
US20230018811A1 (en) Rear shell of display device and display device
JPH023346B2 (ja)
JPS60117856A (ja) 卓上・壁掛兼用電話機
JPH073716Y2 (ja) ハンガの取付構造
JP2005019805A (ja) 筐体構造
JP3488731B2 (ja) ハンズフリー通話テレビインターホン
JPH073715Y2 (ja) ハンガの取付構造
JPH0221826Y2 (ja)
JP4919685B2 (ja) Led用導光体の取付構造
KR0119266Y1 (ko) 무선호출수신기의 엘.씨.디 홀더구조
JPH018056Y2 (ja)
KR200190013Y1 (ko) 탁상 및 벽걸이 겸용 전화기
JP3508825B2 (ja) クランパの取り付け構造
JPH0728756Y2 (ja) 送受器
KR200172455Y1 (ko) 바홀더를 이용하여 장착되는 악세사리바를 가진 디스플레이모니터
KR100542366B1 (ko) Lcd 모듈 유동방지수단을 갖는 전자기기
KR100615643B1 (ko) 영상장치 프레임의 브라켓구조
CN112880287A (zh) 带喇叭的家电显示屏安装结构、冰箱显示屏门体、冰箱
JP2005268942A (ja) 卓上・壁掛け兼用電子機器におけるベースの構造