JPS6029103Y2 - デイスク演奏装置 - Google Patents

デイスク演奏装置

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JPS6029103Y2
JPS6029103Y2 JP14646780U JP14646780U JPS6029103Y2 JP S6029103 Y2 JPS6029103 Y2 JP S6029103Y2 JP 14646780 U JP14646780 U JP 14646780U JP 14646780 U JP14646780 U JP 14646780U JP S6029103 Y2 JPS6029103 Y2 JP S6029103Y2
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JP
Japan
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frame
magnets
case member
attached
disc
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JP14646780U
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JPS5771202U (ja
Inventor
頴助 藤本
Original Assignee
赤井電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ディスク演奏装置に関し、特にそのディス
ク駆動装置及びディスク信号検出装置に対する振動遮断
に関する。
一般に、レコードプレーヤやビデオディスク等のような
ディスク演奏装置においては、モータ直結ターンテーブ
ル等からなるディスク駆動装置と、ピックアップ等から
なるディスク信号検出装置とを機械的に同一振動系にな
るように同一フレームに取付け、このフレームを信号増
幅器、電源等その他の機器を収容したケース部材に、ス
プリングあるいはゴム等の弾性体を介して装着支持し、
外部からの振動がそのフレームに伝達するのを阻止する
構造がとられている。
しかしながら、スプリングあるいはゴム等を利用したも
のではフレームとケース部材とが機械的に接続されてお
り、モータ、ターンテーブル等の重量を支えるためには
、それ相当の強い弾性を必要とするので、いずれも充分
な振動遮断効果を期待できるものではなく、外部の周波
数の低い室内振動や、スピーカ等からの音響振動数によ
ってハウリングや低域のノイズ発生を起こしていた。
この考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ターンテ
ーブル等を載置したフレームを磁気浮遊装置を介して、
その磁極間に発生する磁気反撥力によって磁気浮遊状態
でケース部材上に保持させて、充分な振動遮断効果を得
るようにしたディスク演奏装置を提供するものである。
以下、添付図面を参照して、この考案の実施例を説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例を示す模式的縦断面図で
ある。
このディスク演奏装置全体を収容するケース部材1の底
面1aにはゴム足2が取付けられ、上面1bには蓋3が
装着されている。
ディスク駆動装置としてのモータ4に直結したターンテ
ーブル5と、ディスク信号検出装置であるピックアップ
6とは、同一のフレーム7上に取付けである。
そして、このフレーム7を磁気浮遊装置10を介してケ
ース部材1の底面1a上に装着し、ケース部材1に浮遊
保持するようにしたものである。
第2図は、第1図のケース部材を除いた部分の平面図で
あり、ターンテーブル5、ピックアップ6等を取付けた
フレーム7の重心を考慮して磁気浮遊装置10を3箇所
に設け、所謂3点支持として重力分担を等分してフレー
ム7を水平に保つようにしている。
第3図は、この実施例における磁気浮遊装置10の一例
を示す縦断面図であり、装置中心に沿う切断面で表わし
であるが、図の中心線0−0′から左半分は通常状態を
示し、右半分は振動でフレーム7が矢示A方向に移動し
、フレーム7とケース部材1との間隔が小さくなった状
態を示しである。
この磁気浮遊装置10は、フレーム7の下面にその透孔
7aに上端部を嵌入してビス13によって取付けられた
略円筒状の磁石11と、ケース部材1の底面1a上にガ
イドロッドを兼ねたねシ棒14とナツト15.16によ
って取付けられた略円柱状の磁石12とを備えている。
磁石11と12の対向する極面11a、12aは、それ
ぞれ中心線0−0′を中心とする逆円錐状及び円錐状の
傾斜面に形成され、互いに反撥し合うように同極(図で
はN極)にしである。
ねじ棒14の上半部は磁石12の中心孔11b内を貫通
し、磁石11との間に柔かい弾性部材17を介装して、
磁石11と12の中心が一致するようにしている。
18は、ケース部材1に磁石12と共線めされた硬質ゴ
ム等の幾分弾性を有する非磁性材料でなるストッパで、
その折曲部18a、18bが可動の磁石11のフランジ
llcに係合し、その浮遊方向の移動量を制限する移動
制限部材の役をなす。
19はストッパ18の補強部材で黄銅等の非磁性材料で
なり、ケース部材1の底面1a上にビス20で取付けら
れている。
そして、上面にフレーム7の透孔7bに貫通するロック
ねじ23が螺入するねじ穴19aを備えている。
次に、この実施例の作用を第4図も参照して説明する。
磁気浮遊装置10の磁石11と12の間には、その対向
する極面11aと12aの間隔dに応じた磁気反撥力F
が発生し、その垂直方向成分Fvがフレーム7の重力に
よって磁石11に加わる負荷トルクTとバランスする位
置で磁石11が磁気浮遊する。
この時、磁気反撥力Fの水平方向成分FHが磁石11を
中心線0−0′上に向ける求心力として作用するので、
磁石11が側方にずれるのを防止する。
したがって、通常は弾性部材17は殆んど変形されない
からごく柔かいものでよく、この弾性部材17を介して
のケース部材1からフレーム7への振動伝達は極めて少
ない。
但し、不慮の非常に過大な水平方向の力がフレーム7に
加わった時には、弾性部材17の圧縮による復元力で磁
石11の心ずれを修正する。
このように、あらゆる種類の外部からの振動モードに対
し、それを完全に遮断してフレーム7をケース部材1に
保持することができる。
そして、この実施例のように磁気浮遊装置10を構成す
る磁石11.12の対向する極面11a、12aを夫々
相対変位方向の中心線0−0′に対して傾斜角θの傾斜
面に形成すると、上記心ずれ防止効果のほかに、フレー
ム7の上下位置変動に対する極面11aと12aの間隔
の変化が1:cosθと少ないので負荷トルクの変動幅
を広くとることができ(磁気反撥力は極面間隔の2乗に
反比例する)、安定に保持することができる。
過大な上下振動により、フレーム7が浮遊方向に過大に
移動しようとした時には、ストッパ18によってその移
動が制限されると共に緩衝作用も受けて破損を防止され
る。
また、このディスク演奏装置を運搬する際には、ロック
ねじ23をフレーム7の透孔7bを通して補強部材19
のねじ穴19aにねじ込むことによりフレーム7をケー
ス部材1に固定し、運搬中の大きな振動により破損する
のを防ぐことができる。
第5図は磁気浮遊装置の他の例を示すものであリ、フレ
ーム7の下面にステム24を介して磁石21がビス25
で取付けられ、ケース部材1の底面上には非磁性材によ
る有底円筒状の案内筒26内に収容された磁石22がビ
ス27で共線めされて固定されている。
案内筒26はフレーム7の下面と適当な間隔を有するま
で延び、上端にフランジ26aを有し、磁石21をも収
容し、その内周面と磁石21の外周面との間に非磁性の
柔かい弾性部材28を介装して、磁石21の変位方向を
略規性してその中心を磁石22の中心と一致させるよう
にしている。
磁石21と22の対向する極面21aと22aは第3図
の例とは反対に、上側の極面21aが円錐状に突出し、
下側の極面22aが逆円錐状に凹陥して傾面を形成して
いるが、その作用効果は第3図の例と同様であるから説
明を省略する。
なお、フレーム7の浮遊方向の大きな振動による移動は
、案内筒26のフランジ面26aと磁石21の上端と係
合し得るように案内筒26内に突出させたビス29とに
よって制限される。
また、装置運搬時には、ロックねじ30をフレーム7の
透孔7bを通して案内筒26のフランジ26aに形成し
たねじ孔26bに螺入することにより、フレーム7をケ
ース部材1に固定し、不慮の振動による破損を防止する
これらの磁気浮遊装置に用いる磁石はいずれも永久磁石
のように図示しであるが、必ずしもそうでなくても、例
えばいずれか一方、あるいは両方共電磁石を用いること
も可能である。
以上実施例について説明したように、この考案によれば
、ディスク演奏装置のディスク駆動装置とディスク信号
検出装置を取付けたフレームを、ケース部材に対して完
全に浮遊状態で保持するので、外部機械的振動および外
部音響振動のケース部材を介しての伝播をほぼ完全に遮
断することができ、ハウリングの発生や音質の劣化を効
果的に防止することができる。
なお、磁気浮遊装置を構成する同極を対向させた対の磁
石の相対変位方向をガイド部材と柔かい弾性部材を介し
て規制して、両磁石の中心を常にほぼ一致させるように
したので、両磁石の心ずれにより反撥力が変動するよう
なことがなく、常にフレームを安定して保持できる。
そして、柔かい弾性部材は通常は殆んど力を受けず、ガ
イド部材と磁石との間隔を保つだけであるので極めて柔
軟なものでよいため、それを介しての振動伝達は極めて
少ない。
さらに前述の各実施例においては、磁気浮遊装置を構成
する2個の磁石の対向する極面を円錐状と逆円錐状の傾
斜面にすることにより横方向の振動による心ずれも自動
的に修正でき、フレームが安定に保持され、上記効果が
一層大きくなる。
なお、この考案によれば、ケース部材の蓋は、従来のよ
うに浮かす必要がなく、蓋を完全に閉じて音響振動がタ
ーンテーブルおよびピックアップに伝わらないように密
閉した方が有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す模式的縦断面図で
ある。 第2図は、第1図におけるケース部材を除いて示す平面
図である。 第3図は、この考案に用いる磁気浮遊装置の一例を示す
縦断面図である。 第4図は、第3図の磁気浮遊装置の作用説明に供する説
明図である。 第5図は、この考案に用いる磁気浮遊装置の他の例を示
す縦断面図である。 1・・・・・・ケース部材、3・・・・・・蓋、4・・
・・・・モータ、5・・・・・・ターンテーブル、6・
・・・・ゼツクアツプ、7・・・・・・フレーム、10
・・・・・・磁気浮遊装置、11,12、21.22・
・・・・・磁石、17.28・・・・・・弾性部材、1
8・・・・・・ストッパ(移動制限部材)、19・・・
・・・補強部材、23,30・・・・・田ツクねじ、2
6・・・・・・案内筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ディスク駆動装置とディスク信号検出装置とを機械
    的に同一振動系になるように同一フレームに取付け、こ
    のフレームをケース部材に装着してなるディスク演奏装
    置において、同極を対向させて磁界による反撥力を発生
    させる対の磁石の一方を前記フレームに他方を前記ケー
    ス部材に取付けた磁気浮遊装置を介して前記フレームを
    ケース部材に保持させ、前記フレームとケース部材のう
    ちいずれか一方にガイド部材を設け、他方に取付けられ
    た磁石との間に柔かい弾性部材を介装し、前記対の磁石
    の相対変位方向を規制して両磁石の中心をほぼ一致させ
    るようにしたことを特徴とするディスク演装置。 2 磁気浮遊装置を構成する対の磁石の対向する面の一
    方が円錐状の凸面に形成され、他方がその凸面に対応す
    る逆円錐状の凹面に形成されている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のディスク演奏装置。 3 フレームあるいはケース部材の少なくともいずれか
    一方に、前記フレームの浮遊方向に対する移動量を制限
    するための移動制限部材が設けられている実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項記載のディスク演奏装置。
JP14646780U 1980-10-16 1980-10-16 デイスク演奏装置 Expired JPS6029103Y2 (ja)

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JPS5771202U JPS5771202U (ja) 1982-04-30
JPS6029103Y2 true JPS6029103Y2 (ja) 1985-09-03

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