JPH07145838A - 防振支持装置 - Google Patents

防振支持装置

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JPH07145838A
JPH07145838A JP32093893A JP32093893A JPH07145838A JP H07145838 A JPH07145838 A JP H07145838A JP 32093893 A JP32093893 A JP 32093893A JP 32093893 A JP32093893 A JP 32093893A JP H07145838 A JPH07145838 A JP H07145838A
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JP
Japan
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magnet
levitation
vibration
magnets
centering
Prior art date
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Pending
Application number
JP32093893A
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English (en)
Inventor
Naoto Ootsuki
直人 大朏
Masahiro Nishiura
正洋 西浦
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Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緩衝機能が劣化せず、定期的な保守点検ある
いは交換を必要とせず、あらゆる周波数の外部振動にお
いても十分な防振機能を有する防振支持装置を提供す
る。 【構成】 載置物1 の底面に第1浮揚用磁石2aを配置
し、第2浮揚用磁石2bを載置面(床面等)3 上に前記第
1浮揚用磁石2aに対し同磁極面が対向するように配置す
る。これにより載置物1 は床面から磁気反発力により浮
揚し、床面に振動を伝達することなく、また床面の振動
を載置物1 に伝えることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、器械等の載置物を載置
面に対し振動を絶縁して支持する防振支持装置に関し、
特に磁気反発力を用いて載置物を浮揚させる防振支持装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の防振支持装置は、ゴムやバネ等の
弾性材を単独あるいは組み合わせて使用し、これら弾性
材の伸縮や反発力により外部振動を緩衝(振動減衰)す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な構造を有する
従来の防振支持装置は、使用頻度の増加や経年変化によ
り、弾性材の伸縮反発力機能が低下し、緩衝機能が劣化
するため定期的な保守点検、又は交換が必要になるとい
う欠点を有し、更に、載置面と防振支持される載置物と
が弾性材を介し、機械的に連結されているため、低周波
数帯の緩衝には不十分であるという欠点を有していた。
【0004】そこで本発明は、上記従来例に付する欠点
を解消し、定期的な保守点検あるいは交換を必要とせ
ず、低周波数帯の外部振動に対しても十分な緩衝機能を
有する防振支持装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る防振支持装置は、載置物側に配置された
第1浮揚用磁石と載置面側に配置された第2浮揚用磁石
とを有し、前記第1及び第2浮揚用磁石の同磁極面を対
向させたことを特徴とし、また、載置物側に配置された
第1浮揚用磁石と載置面側に配置された第2浮揚用磁石
とを有し、前記第1及び第2浮揚用磁石の同磁極面を対
向させた防振支持装置であって、前記第1浮揚用磁石を
前記第2浮揚用磁石に対し磁気反発方向に摺動する摺動
軸と、前記第2浮揚用磁石が配置され且つ前記摺動軸を
支持するための軸受部を有するケースと、前記第1及び
第2の浮揚用磁石の磁気漏洩を防止する磁性材からなる
漏洩磁束遮蔽カバーとを備えたことを特徴とし、或い
は、載置物側に配置された第1浮揚用磁石と載置面側に
配置された第2浮揚用磁石とを有し、前記第1及び第2
浮揚用磁石の同磁極面を対向させた防振支持装置であっ
て、前記第1浮揚用磁石が載置物を支持するための支持
部材と、この支持部材の外周面に配置され前記浮揚用磁
石の着磁方向に対し直交方向に着磁された第1センタリ
ング用磁石と、この第1センタリング用磁石に同磁極面
が対向するように配置された第2センタリング用磁石
と、前記第1及び第2浮揚用磁石と前記第1及び第2セ
ンタリング用磁石の磁気漏洩を防止する磁性材からなる
漏洩磁束遮蔽カバーとを備えたことを特徴し、更には、
前記第1浮揚用磁石と第2浮揚用磁石との距離を調整す
る浮揚用磁石間隔調整装置を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】そして、この様な構成の防振支持装置では、磁
石の反発力により、支持される載置物と載置面との間が
機械的に連結されず、反発し合う磁石間の空気により隔
てられ、摺動軸を軸受部で支持する防振支持装置では、
浮揚用磁石の反発方向にのみ摺動可能となり、第1浮揚
用磁石と第2浮揚用磁石との位置関係が決定され、セン
タリング用磁石を用いた防振支持装置では、その反発力
により空間の所定の位置に支持部材が定位し、漏洩磁束
遮蔽カバーを備えているため、浮揚用磁石やセンタリン
グ用磁石の磁束漏洩が防止される。
【0007】更には、前記第1浮揚用磁石と第2浮揚用
磁石との距離を調整する浮揚用磁石間隔調整装置を設け
たものでは、載置物の重量に合せて第1浮揚用磁石と第
2浮揚用磁石との反発力を調整することが可能になる。
【0008】
【実施例】図1〜図3により、本発明の実施例を詳述す
ると、図1は実施例1の防振支持装置の説明図、図2は
実施例2の防振支持装置の断面図、図3は実施例3の断
面図であり、1 は載置物、2a,4a,8aは第1浮揚用磁石、
2b,4b,8bは第2浮揚用磁石、3 は載置面、5 は摺動軸、
6,11はケース、7 は軸受部、8,13は漏洩磁束遮蔽カバ
ー、9 は支持部材、10a は第1センタリング用磁石、10
b は第2センタリング用磁石、12は浮揚用磁石間隔調整
装置である。
【0009】[実施例1]実施例の説明図を図1に示
す。載置物(図1ではスピーカシステムとして例示)1
の底面に第1浮揚用磁石2aを配置し、第2浮揚用磁石2b
を載置面(床面等)3 上に前記第1浮揚用磁石2aに対し
同磁極面が対向するように配置する。これによりスピー
カシステムは床面から磁気反発力により浮揚し、床面に
振動を伝達することなく、また床面の振動をスピーカシ
ステムに伝えることもない。これによりスピーカシステ
ムは良好な音響再生を行い得る。
【0010】[実施例2]実施例2の防振支持装置の断
面図を図に示す。まず中央に摺動軸5 (この実施例2で
は、摺動軸5 は載置物を支持する支持部材も一体に形成
されている)が固着されたリング状の第1浮揚用磁石4a
を摺動軸方向に着磁する。次に、前記第1浮揚用磁石と
同磁極面が対向するように、リング状の第2浮揚用磁石
4bを着磁した後ケース6 に固着する。このケース6 の中
心には前記摺動軸5 を摺動可能に支持する軸受部7 を形
成する。軸受部7 は、前記摺動軸5 との摩擦係数を減少
させるため、シリコーンオイルやグリス等の潤滑剤を注
入しても良く、或いは転がり軸受(ボールベアリング)
や含油樹脂軸受や固定潤滑剤分散型軸受等の滑り軸受と
すれば、遊びがなくかつ摩擦係数の小さい支持が可能と
なる(図示せず)。前記第1及び第2の浮揚用磁石4a,4
b の外部へ磁気影響を低減するため、この磁気漏洩を防
止する鉄等の磁性材からなる漏洩磁束遮蔽カバー8 で覆
い、本発明に係る防振支持装置を得る。
【0011】[実施例3]実施例3の防振支持装置の断
面図を図に示す。上下方向に着磁された円板状の第1浮
揚用磁石8aの上面に載置物を支持する支持部材9 を固着
し、この支持部材9 の外周にはラジアル方向に着磁され
たリング状の第1センタリング用磁石10aを固着する。
円板状の第2浮揚用磁石8bは、その下面に雄ネジ部を形
成し、前記第1浮揚用磁石8aに同磁極面が対向するよう
に着磁し、雌ネジ部が形成された非磁性材からなるケー
ス11に螺着する。このネジ部の締め付け度合いにより、
第1浮揚用磁石8aと第2浮揚用磁石8bとの間隔を調整で
き、浮揚用磁石間隔調整装置12を成す。
【0012】次に、ケース内周面に、前記第1センタリ
ング用磁石10a と同磁極面が対向するようにラジアル方
向に着磁されたリング状の第2センタリング用磁石10b
を配置する。この第1及び第2センタリング用磁石10a,
10b の反発力により、支持部材9 はケース11(第2セン
タリング用磁石10b )中央に位置することとなる。
【0013】前記第1、第2の浮揚用磁石8a,8b 及び第
1、第2のセンタリング用磁石10a,10b の外部へ磁気影
響を低減するため、この磁気漏洩を防止する鉄等の磁性
材からなる漏洩磁束遮蔽カバー13で覆い、本発明に係る
防振支持装置を得る。
【0014】なお、前記実施例中の磁石に、Nd-Fe-B 等
の高磁束密度の磁石を用いれば、防振支持装置の小型化
が可能になり、また強い反発力が得られるため、重量の
大きい載置物の支持が可能となる。
【0015】以上、本発明に係る防振支持装置について
代表的と思われる実施例を基に詳述したが、本発明によ
る防振支持装置の実施態様は、磁石や漏洩磁束遮蔽カバ
ーに用いられる磁性材の材料などに於て、上記実施例の
構造に限定されるものではなく、例えば永久磁石を電磁
石で代用することも可能である等、前記した特許請求の
範囲に記載の構成要件を具備し、本発明にいう作用を呈
し、以下に述べる効果を有する限りにおいて、適宜改変
して実施しうるものである。
【0016】
【効果】本発明に係る防振支持装置は、以下に述べる効
果を有する。 (1) 磁石の反発力により、振動減衰を行うため、緩衝機
能の劣化を生ずることなく、定期的に保守点検を行う必
要もない。また、載置物と載置面とが機械的に不連続と
なるため、あらゆる周波数の振動の防振が可能となる。 (2) 摺動軸を軸受部で支持する防振支持装置では、振動
減衰(緩衝)の為の往復運動繰り返すのみで、浮揚用磁
石の位置ずれを生じない。 (3) センタリング用マグネットを備えた防振支持装置で
は、載置物を支持する支持部材が完全に載置面から機械
的に切り離され、反発し合う磁石間の空気により隔てら
れるため、防振効果が最大となる。 (4) 漏洩磁束遮蔽カバーを有するため、磁気的影響を受
けやすい載置物の支持が可能となる。 (5) 浮揚用磁石間隔調整装置を設けたものでは、載置物
の重量に合せて第1浮揚用磁石と第2浮揚用磁石との反
発力を調整することが可能になるため、重量の異なる種
々な載置物への対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の防振支持装置の説明図。
【図2】実施例2の防振支持装置の断面図。
【図3】実施例3の防振支持装置の断面図。
【符号の説明】
1 載置物 2a,4a,8a 第1浮揚用磁石 2b,4b,8b 第2浮揚用磁石 3 載置面 5 摺動軸 6,11 ケース 7 軸受部 8,13 漏洩磁束遮蔽カバー 9 支持部材 10a 第1センタリング用磁石 10b 第2センタリング用磁石 12 浮揚用磁石間隔調整装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置物側に配置された第1浮揚用磁石と
    載置面側に配置された第2浮揚用磁石とを有し、前記第
    1及び第2浮揚用磁石の同磁極面を対向させたことを特
    徴とする防振支持装置。
  2. 【請求項2】 載置物側に配置された第1浮揚用磁石と
    載置面側に配置された第2浮揚用磁石とを有し、前記第
    1及び第2浮揚用磁石の同磁極面を対向させた防振支持
    装置であって、前記第1浮揚用磁石を前記第2浮揚用磁
    石に対し磁気反発方向に摺動する摺動軸と、前記第2浮
    揚用磁石が配置され且つ前記摺動軸を支持するための軸
    受部を有するケースと、前記第1及び第2の浮揚用磁石
    の磁気漏洩を防止する磁性材からなる漏洩磁束遮蔽カバ
    ーとを備えたことを特徴とする防振支持装置。
  3. 【請求項3】 載置物側に配置された第1浮揚用磁石と
    載置面側に配置された第2浮揚用磁石とを有し、前記第
    1及び第2浮揚用磁石の同磁極面を対向させた防振支持
    装置であって、前記第1浮揚用磁石が載置物を支持する
    ための支持部材と、この支持部材の外周面に配置され前
    記浮揚用磁石の着磁方向に対し直交方向に着磁された第
    1センタリング用磁石と、この第1センタリング用磁石
    に同磁極面が対向するように配置された第2センタリン
    グ用磁石と、前記第1及び第2浮揚用磁石と前記第1及
    び第2センタリング用磁石の磁気漏洩を防止する磁性材
    からなる漏洩磁束遮蔽カバーとを備えたことを特徴とす
    る防振支持装置。
  4. 【請求項4】 前記第1浮揚用磁石と第2浮揚用磁石と
    の距離を調整する浮揚用磁石間隔調整装置を設けたこと
    を特徴とする請求項1,2又は3記載の防振支持装置。
JP32093893A 1993-11-25 1993-11-25 防振支持装置 Pending JPH07145838A (ja)

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JP32093893A JPH07145838A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 防振支持装置

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ID=18126961

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07217687A (ja) * 1994-02-02 1995-08-15 Takenaka Komuten Co Ltd バネ定数可変バネ
JP2001518598A (ja) * 1997-09-26 2001-10-16 テクニッシュ ウニヴェルシテイト デルフト 磁気支持システム
KR100654134B1 (ko) * 2002-09-18 2006-12-05 (주)로멤테크 오디오기기의 지지구조
JP2011505308A (ja) * 2007-11-30 2011-02-24 オーチス エレベータ カンパニー 受動的磁石式エレベータかご安定器

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