JP2005350830A - ファスナーの取付構造、及びファスナーの取付方法 - Google Patents

ファスナーの取付構造、及びファスナーの取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、耐久性を向上させることができ、また、厚みの増加を防止することができ、さらに、外観を良好にすることができるファスナーの取付構造を提供することを課題とする。
【解決手段】 表面布地1の所定箇所に取り付けられるファスナーの取付構造であって、表面布地1と各ファスナーテープ3との間に、二つ折りにした折り目4を端縁とし且つ該端縁が表面布地1の端縁5よりもファスナーエレメント6側に位置するようにして被覆布地7が設けられ、該被覆布地7と前記ファスナーテープ3とは、前記表面布地1の端縁5よりもファスナーエレメント6から離間する位置で縫合されるとともに、表面布地1と被覆布地7とは、接合手段によって直接的又は間接的に接合され、さらに、表面布地1の端縁5に、該端縁5に沿ってコート処理が施されることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、衣服、かばん、その他の物に取り付けられるファスナーの取付構造、及びファスナーの取付方法に関するものである。
従来、衣服、かばん、その他の物に取り付けられるファスナーの取付構造として、例えば、図5及び図6に示す構造のものが知られている。
図5に示すファスナーの取付構造は、ファスナー21が取り付けられる表面布地22の側縁部23を折り返し、糸24を用いて側縁部23とファスナーテープ25とを縫い合せて構成されており、いわゆる見せファスナー仕様と呼ばれるものである。
また、図6に示すファスナーの取付構造は、折り返された表面布地22の端縁部3とファスナーテープ25との間に、ファスナー21を目立たなくするための布地(被覆布地)である玉縁(たまぶち)26を二つ折りにして挟み込み、これらを糸24によって縫い合せて構成されており、いわゆる片玉仕様と呼ばれるものである。
ところで、上記いずれの取付構造も、ファスナーを取り付けるための工程数が多くて煩雑であり、また、ファスナーに取り付けられる布地が二つ折りにして取り付けられているため、ファスナーが取り付けられている部分の厚みが増し、着心地の観点からもデザインの観点からも良好ではないという問題点があった。
そこで、かかる問題点を解決すべく、図7に示すファスナーの取付構造が提供されている。即ち、かかる取付構造は、熱可塑性を有する化学繊維の表面布地22と、熱可塑性を有する合成樹脂テープ27とを接着して一体化させた後、これにレーザー光を用いて開口28を設け、前記一体化したものとファスナーテープ25とを糸24によって縫い合せて構成されており、レーザーによって表面布地22と合成樹脂テープ27とを溶融固化させて、玉縁と同等の機能を果たす溶融固化部29を一対形成し、同時に、糸のほつれを防止する端縁処理部30を一対形成する。これにより、ファスナーを取り付けるための工程数を減らし、且つ、ファスナー部分の厚みを減少させている(例えば、特許文献1)。
特許第3467494号公報
しかし、上記いずれの取付構造においても、表面布地22にファスナー21を取り付ける際に糸24を用いているため、表面布地22に縫い目が表れることとなり、長年使用すると縫い目から糸24が擦り切れたりほつれたりして商品寿命を長く維持することができず、また、上記図7に示す取付構造においてはレーザーを使用するものであるため、ファスナーの取付に費用を要し、製品を安価に製造することができないという問題点がある。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、ファスナー部分の耐久性に優れ、しかも、安価に取り付けることができるファスナーの取付構造、及びファスナーの取付方法を提供することを目的とする。
本発明に係るファスナーの取付構造は、表面布地の所定箇所に取り付けられるファスナーの取付構造であって、表面布地と各ファスナーテープとの間に、二つ折りにした折り目を端縁とし且つ該端縁が表面布地の端縁よりもファスナーエレメント側に位置するようにして被覆布地が設けられ、該被覆布地と前記ファスナーテープとは、前記表面布地の端縁よりもファスナーエレメントから離間する位置で縫合されるとともに、表面布地と被覆布地とは、接合手段によって直接的又は間接的に接合され、さらに、表面布地の端縁に、該端縁に沿ってコート処理が施されることを特徴とする。
ここで、「直接的」とは、表面布地と被覆布地とを他の部材を用いずに接合することをいい、「間接的」とは、表面布地と被覆布地とを他の部材を用いて接合することをいう。
上記構成からなるファスナーの取付構造によれば、糸は被覆布地とファスナーテープとの接合にのみ用いられて表面布地には縫い目が出現せず、且つ、その糸は表面布地によって覆われるため、糸がほつれたり擦り切れたりすることを防止して耐久性が向上し、外観上も良好なものとなる。また、表面布地は、コート処理により端縁からの糸のほつれが生じないため、表面布地の端縁部を折り返す処理が不要となり、厚みが増すのを防止できる。一方、ファスナーテープを目立たなくするために用いる被覆布地は、その端縁とスライダーとが摩擦によって磨耗することなどを考慮し、二つ折りにしてその折り目をファスナーの中心側に向ける配置とすることにより耐久性を向上させている。
また、上記発明に係るファスナーの取付構造は、表面布地と被覆布地とを接合するために両布地の対面部分に配置される接着剤の一部が両布地間から溶け出して端縁に付着することにより、コート処理が施される構成を採用することができる。
上記構成からなるファスナーの取付構造によれば、ファスナーを表面布地に取り付けた後にコート処理を別途施すことなく、前記両布地の接合と同時に接着剤の溶融固化を用いて端縁に対するコート処理が行われるため、工程集約を図ることが可能となる。
さらに、本発明に係るファスナーの取付方法としては、表面布地に形成された開口に取り付けられるファスナーの取付方法であって、二つ折りにした折り目を端縁とし且つ該端縁が表面布地の開口端縁よりもファスナーエレメント側に位置するようにして各ファスナーテープ上に配置される被覆布地と、該ファスナーテープとを、前記開口端縁よりもファスナーエレメントから離間する位置で縫合する工程と、前記被覆布地と表面布地との対面部分に配置される接着剤を溶融加圧手段によって溶融させるとともに、該接着剤の一部が前記両布地間から押し出されて開口端縁に付着するまで加圧して、両布地を接合する工程と、を備えるファスナーの取付方法を採用することができる。
上記構成からなるファスナーの取付方法によれば、接着剤が溶融加圧手段によって溶融されるとともに加圧されるため、被覆布地と表面布地とに浸透しつつ固化して両布地を接合すると同時に、一部が該端縁と被覆布地とによって画される領域に押し出されて固化して表面布地の開口端縁を覆うこととなる。
以上のように、請求項1及び3に記載の発明によれば、被覆布地とファスナーテープとを縫い合せている糸は表面布地に覆われるため、ファスナーの取付構造の耐久性を向上させることができ、且つ外観を良好にすることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、被覆布地と表面布地との接合とコート処理とを同時に行うことができるため、これらを別工程で行う場合に比して工程集約を図ることが可能となり、製造にかかる時間を短縮することや手間を軽減することができ、ひいては製造コストを低減することができる。
以下、本発明に係るファスナーの取付構造の実施形態について図面に基づき説明する。
本実施形態に係るファスナーの取付構造は、図1及び図2に示すように、表面布地に設けられた開口部や縁部分に取り付けられるファスナーの取付構造であって、表面布地1とファスナー2が有する各ファスナーテープ3との間に、二つ折りにした折り目4を端縁とし且つ該折り目4が表面布地1の端縁5よりもファスナーエレメント6側に近接してファスナーテープ3を被覆するように、被覆布地7が設けられており、被覆布地7とファスナーテープ3とは、前記表面布地1の端縁5よりもファスナーエレメント6から離間した位置で糸8を用いて縫い合わせられる。また、表面布地1と被覆布地7とは、接着剤9を介在させることにより接着される。さらに、表面布地1の端縁5には、前記両布地を接合する際に、該端縁5に沿ってコート処理が施され、コート部10が形成される。
表面布地1は、衣服、かばん、その他の物において、表側が外側を向くように設けられるものであり、綿布などの天然繊維の他、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロン等の化学繊維を単独で用いたもの、又は複数を組み合わせて作られたものが使用される。
ファスナー2は、例えば衣服のポケット等の開口部や前開き部分等の端縁部若しくはかばんに設けられた取出部等を開放又は閉塞するために設けられる開閉手段であり、主に、ファスナーテープ3、ファスナーエレメント6、スライダー11、引き手13を構成部材とする。
ファスナーテープ3は、ファスナー2の長手方向に沿って設けられ、且つ、ファスナー2の幅方向両側にほぼ同一の幅で一対設けられるものであり、各ファスナーテープ3の一側端には等間隔にファスナーエレメント6が直線状に植え付けられる。ファスナーテープ3には、ポリエステル等の化繊テープや布製テープ、またはこれらの表面に防水加工が施されたものなど、様々なテープが使用される。
被覆布地7は、ファスナーテープ3の表側且つ表面布地1の裏側に取り付けられる部材であり、ファスナーテープ3が露出して目立つことを防止するというデザインを重視する観点や、ファスナー2の開閉操作を行う際にファスナー2が長手方向でゆがんでスライダー11がうまくスライドしなくなることを防止すべくファスナー2に張りを持たせるという機能を重視する観点から、ファスナーの取付構造に採用されている。なお、被覆布地7には、表面布地1と同様に様々な布地を採用することができ、表面布地1と同種の布地を用いることもでき、異なる種類の布地を用いることもできる。
そして、被覆布地7は、張りをより強固にしてスライダー11による噛み込みを防止し、また、スライダー11との摩擦に耐え得るようにすべく、布地を二つ折りにしたものが用いられる。二つ折りにされた被覆布地7は、予め熱可塑性を有する接着剤12等によって張り合わされて一枚の細長いシート状になっており、ファスナーテープ3とほぼ同等の幅を有する。なお、張りをさらに強いものとすべく、二つ折りにされた被覆布地の間に芯体を挟み込んでもよい。
かかる被覆布地7は、端縁(折り目)4がファスナーエレメント6に近接し、折り目4とは反対側の他端縁がファスナーテープ3の端縁と幅方向におけるほぼ同位置に来るように配置される。即ち、一対の被覆布地7は、スライダー11が有する幅より狭い距離を隔てて対向するよう配置される。そして、被覆布地7とファスナーテープ3とは、被覆布地7の他端縁側において縫い合わされる。これにより、スライダー11及び引き手13の操作性を阻害することなくそれらの両側部分を被覆布地7の下部に収めて目立たなくしつつも、被覆布地7がファスナー2の幅方向の中間部では浮いた状態となっているため、スライダー11がスライドしやすい空間が確保されることとなる。
上記表面布地1と被覆布地7とは、接合手段を用いて接合される。該接合手段は、接着剤9を用いた溶融加圧接着であり、前記接着剤9は前記表面布地1と被覆布地7とが対面する部分に配置され、溶融した接着剤は、表面布地1と被覆布地7との間で固化して前記両布地を接合するとともに、表面布地1の端縁5と被覆布地7とで画される領域に押し出されて固化して端縁5に対してコート部10が形成されることにより、コート処理を施される。
具体的には、接着剤9として熱可塑性を有する合成樹脂が用いられ、該接着剤9は前記二つ折りにした被覆布地7のうち表側を向く面と表面布地1の裏側との間に配置される。また、接着剤9は、幅が表面布地1と被覆布地7とが重なる幅とほぼ同等であり、長さがファスナー2の全長とほぼ同等であるテープ状若しくはシート状のものが用いられる。なお、かかる接着剤9には、ポリエステル系のものなど、様々な種類のものを採用することができる。
かかる接着剤9は、例えば高周波ウェルダーやマイクロ波加熱装置などの溶融加圧装置により、表面布地1上から接合処理を施す。これにより、表面布地1と被覆布地7との間には接着剤が溶融後固化して固着層14が形成され、表面布地1の端縁5には前記両布地1,7間から押し出された接着剤9が同様に固化してコート部10が形成される。即ち、表面布地1と被覆布地7とに挟まれた領域から表面布地1の端縁5と被覆布地7とで画される領域にかけては、連続した一体的な接着層が形成された状態となる。なお、上記の接合処理においては、溶融加圧手段によって接着剤を溶融し且つ加圧しているが、溶融するとある程度の流動性を呈する接着剤を用いて、加圧を施すことなく前記両布地1,7間から接着剤を溶け出させて、コート部10を形成するようにしてもよい。
上記ファスナーの取付方法としては、表面布地1のファスナーが取り付けられる部分の裏側に接着剤9を仮止めし、その部分に開口を形成する工程と、折り目4が形成された一対の被覆布地7を、所定距離を隔てて対向するようにファスナーテープ3上に配置する工程と、被覆布地7とファスナーテープ3とを、前記端縁5よりもファスナーエレメント6から離間した位置で縫い合せる工程と、図3(イ)に示すように、表面布地1と被覆布地7とを重ね合せる工程と、前記接着剤9を溶融加圧手段によって溶融させるとともに、接着剤9の一部が前記表面布地1と被覆布地7との間から押し出されて開口の端縁5に付着するように加圧して、両布地1,7を接合する工程と、からなる方法を採用することができる。
開口を形成する方法としては、表面布地1を裁断金型によって打ち抜く方法が用いられる。なお、超音波溶断機などを用いる方法も採用することができ、場合によってはレーザーによって溶断する方法も考えられる。なお、開口の大きさは、ファスナーを取り付ける部分の用途等を考慮して決定される。表面布地1に取り付けられるファスナー2は、前記開口に適合する大きさのものを適宜選択して用いられる。また、被覆布地7は、前記ファスナー2のスライダー11及び引き手13の幅を勘案した距離を隔てて対向するように、ファスナーテープ3と縫い合わされる。
そして、表面布地1と被覆布地7との接合工程においては、上記までの工程を経て構成された図3(ロ)に示すファスナー構造が、溶融加圧装置により接合を施される。即ち、前記両布地1,7間に位置する接着剤9が溶融され且つ加圧されることにより、溶融した接着剤9が、表面布地1と被覆布地7とに浸透すると同時に、表面布地1の端縁部分に押し出される。その後、接着剤9は温度低下し、図1に示すように、前記固着層14とコート部10とが一体的に連続した接着層となる。
上記のように、本実施形態に係るファスナーの取付構造によれば、ファスナー2と表面布地1との縫い合わせに糸を使用せず、且つ、ファスナーテープ3と被覆布地7とを縫い合わせるのに用いられる糸8が表面布地1によって完全に覆われて保護されるため、耐久性に優れたものとなる。また、端縁5はコート部10によるコート処理が施されるため、端縁5からの糸のほつれ等を有効に防止でき、ファスナー部分の厚みの増加を防止できるため、ファスナーをすっきりと目立たないように取り付けることができ、デザイン性に優れ、着心地も良好となる。
さらに、高周波ウェルダー等の溶融加圧装置を使用して表面布地1と被覆布地7とを接着した場合には、外部から熱を与えて接着剤9を溶融させる場合に比して、接着剤9を確実に溶融させることができ、接着強度を高めることができる。しかも、表面布地1と被覆布地7との対面部分に配置された接着剤9を溶融させることによって、両布地1,7の接合と同時に端縁5を覆うコート処理を施すことができるため、工程数を減少させて、手際良くファスナーを取り付けることができる。
なお、本発明に係るファスナーの取付構造は、上記実施の形態に限定されるものではなく、耐久性を向上させることができ、また、外観を良好にすることができるという本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、適宜変更が可能である。
例えば、ファスナーを目立たないように取り付けるだけでなく、反対に目を引くようデザインを施すことも可能である。即ち、図4に示すように、表面布地1を裁断する金型を変更することなどにより、開口の形状を変更することができ、これによって、様々なデザインのファスナーの取付構造を実現することができる。また、被覆布地7に用いられる布地に、表面布地1に用いられるものと色彩や模様が異なるものを使用することができ、前記開口の変形と併せて実施すれば、より一層デザイン性に富んだものとなる。
また、コート処理を施す方法としては、上述のように熱可塑性を有する接着剤を用いて固着層14とコート部10とを同時に形成するのではなく、表面布地1と被覆布地7との接合とは別に、端縁5に直接樹脂等のコート材を塗布する方法も採用することができる。この場合、コート処理は端縁5にのみ施すだけでなく、表面布地1の端縁5と被覆布地7とで画される領域を含んでさらに表面布地1の上面へ亘る範囲に施すことも考えられる。
さらに、表面布地1と被覆布地7との接合手段としては、両布地1,7に同種の素材を用い、それらを対面部分において溶融させた後一体化することにより、接着剤等を用いずに溶着する方法を採用することもできる。かかる方法によれば、接着剤を配置する必要がないため、工程をさらに簡略化することができる。同様に、接合手段として両面テープ等を用いて両布地1,7を貼着する方法を採用することもできる。
また、上記のように、接着剤9を表面布地1の裏面に取り付けてから開口を形成するのではなく、開口を形成した表面布地1と被覆布地7とを接合する工程において、両布地1,7の対面部分に、開口端縁に沿って接着剤9を配置するようにしてもよい。かかる方法によれば、配置される接着剤9の大きさを自由に設定できるため、例えば、該接着剤9を前記端縁5よりもファスナーエレメントに近づく態様で突出させ、溶融加圧を施すことにより接着剤9の突出している部分が溶融して端縁5に付着するというコート処理方法を採用することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るファスナーの取付構造の平面図を示す。 図1のA−A線断面図であって、表面布地と被覆布地とを接着した状態を示す。 (イ)は、被覆布地とファスナーテープとを縫い合せたものに、表面布地を重ね合せる前の状態の断面図を示し、(ロ)は、被覆布地とファスナーテープとを縫い合せたものに、表面布地を重ね合せた状態の断面図を示す。 本発明の他の実施形態に係るファスナーの取付構造の平面図を示す。 従来のファスナーの取付構造の平面図を示す。 他の従来のファスナーの取付構造の平面図を示す。 さらに他の従来のファスナーの取付構造の平面図を示す。
符号の説明
1…表面布地、2…ファスナー、3…ファスナーテープ、4…折り目、5…端縁、6…ファスナーエレメント、7…被覆布地、8…糸、9…接着剤、10…コート部、11…スライダー、12…接着剤、13…引き手、14…固着層

Claims (3)

  1. 表面布地の所定箇所に取り付けられるファスナーの取付構造であって、
    表面布地と各ファスナーテープとの間に、二つ折りにした折り目を端縁とし且つ該端縁が表面布地の端縁よりもファスナーエレメント側に位置するようにして被覆布地が設けられ、
    該被覆布地と前記ファスナーテープとは、前記表面布地の端縁よりもファスナーエレメントから離間する位置で縫合されるとともに、
    表面布地と被覆布地とは、接合手段によって直接的又は間接的に接合され、
    さらに、表面布地の端縁に、該端縁に沿ってコート処理が施されることを特徴とするファスナーの取付構造。
  2. 表面布地と被覆布地とを接合するために両布地の対面部分に配置される接着剤の一部が、溶融時に両布地間から溶け出して端縁に付着することにより、コート処理が施されることを特徴とする請求項1に記載のファスナーの取付構造。
  3. 表面布地に形成された開口に取り付けられるファスナーの取付方法であって、
    二つ折りにした折り目を端縁とし且つ該端縁が表面布地の開口端縁よりもファスナーエレメント側に位置するようにして各ファスナーテープ上に配置される被覆布地と、該ファスナーテープとを、前記開口端縁よりもファスナーエレメントから離間する位置で縫合する工程と、
    前記被覆布地と表面布地との対面部分に配置される接着剤を溶融加圧手段によって溶融させるとともに、該接着剤の一部が前記両布地間から押し出されて開口端縁に付着するまで加圧して、両布地を接合する工程と、を備えることを特徴とするファスナーの取付方法。
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