JP2005350480A - 洗浄用化粧品組成物及びその使用 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ケラチン物質のクレンジングとコンディショニングを同時に行うことの可能な新規特性を有する化粧品を提供すること。
【解決手段】
化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、少なくとも1種の両性界面活性剤、少なくとも1種の選択された水不溶性カルボン酸エステルを含有せしめてなり、該エステルの炭素原子の全数が、該エステルが不飽和でない場合は27、少なくとも1つの不飽和を有する場合は50を越えず、エステルの濃度が1%を越え、アニオン性界面活性剤/両性界面活性剤の比が3以下である、新規な洗浄及びコンディショニング用化粧品組成物に関する。本発明は毛髪及び皮膚のクレンジング及び手入れに有用である。
【選択図】なし
Description
これらのベース組成物は確かに良好な洗浄力を有するが、それらに本来備わっている化粧品特性はかなり貧しいままであり、特に、クレンジング処理のような比較的烈しい性質のものは、長期的には、毛髪繊維の表面又は内部に保持されているタンパク質又は脂質が徐々に除去されることに特に関連したダメージを毛髪繊維に多かれ少なかれ与えるおそれがある。
それらを懸濁状態に維持するために、長鎖を有するエステル又はエーテル誘導体(分散剤)(EP181773)、又は多糖類、例えばキサンタンガム(ゲル化剤)(EP190010)を使用することが既になされている。しかしながら、分散剤は、経時的にしばしば組成物の粘性を変化(増加)させることになる結晶化が生じるといった問題を示し;またゲル化剤は、一方では多糖類を含有する洗浄用組成物の起泡を困難にし(起泡開始が不十分)、他方では組成物が滑らかなテクスチャーを持たず、波状に流れ落ち、使用者からあまり高い評価を得られないといった欠点を示す。さらに、これらの種々の薬剤により、透明又は清澄な組成物を得ることができない。
本発明の目的は上述の組成物の欠点を示さない組成物を提供することである。
工業的な実施化は非常に容易で、シャンプーの化粧品特性は優れている。
付加的な不溶性の化合物がないため、得られる組成物は透明である。それらは良好な透明性を保持し、良好な化粧品特性を有すると同時に、かなりの量のカルボン酸エステルを含有可能である。
また、本発明の組成物は、すすいだ後に、特にもつれのほぐれ易さに現われ、何ら脂性感を伴わないで、滑らかさ、柔軟性及びしなやかさをもたらす顕著なトリートメント効果を毛髪に付与する。
1)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノカルボン酸と飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノアルコールとのモノエステル、
2)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のジ-又はトリカルボン酸と飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノアルコールとのジ-又はトリエステル、
3)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のジ-又はトリカルボン酸と飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のジアルコールとのモノ、ジ-又はトリエステル、
4)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノカルボン酸と飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のジアルコールとのモノエステル、
5)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノカルボン酸と任意の種類の不飽和ジアルコール又は4を越える炭素原子を有する飽和ジアルコールとのジ-又はトリエステル、
6)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノカルボン酸と飽和トリアルコールとのモノ-又はジエステル、
7)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノカルボン酸と3を越える炭素原子を有する飽和トリアルコールとのトリエステル、
8)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のモノカルボン酸と不飽和トリアルコールとのモノ-、ジ-又はトリエステル、
9)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のジ-又はトリカルボン酸と飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のトリアルコールとのモノ-、ジ-又はトリエステル、
から選択される少なくとも1種の水に不溶のカルボン酸エステルを含有してなり、
前記エステルの炭素原子の全数が、該エステルが不飽和でない場合は27、少なくとも1つの不飽和を有する場合は50を越えず、
エステルの濃度は1%より大きく、
カチオン性界面活性剤を含有せず、
アニオン性界面活性剤/両性界面活性剤の重量比が3以下であることを特徴とする、新規な洗浄及びコンディショニング用化粧品組成物にある。
洗浄基剤は一又は複数のアニオン性界面活性剤及び一又は複数の両性界面活性剤を含有する。
本発明の範囲内において、これらの性質は、実際には、臨界的な特徴ではない。
よって、本発明において、単独で又は混合物として使用可能なアニオン界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類又はモノグリセリドスルファート類;アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類又はパラフィンスルホナート類;アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類又はアルキルアミドスルホスクシナート類;アルキルスルホスクシナマート類;アルキルスルホアセタート類;アルキルエーテルホスファート類;アシルサルコシナート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類で;これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは12〜20の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すもの、の塩類(特にアルカリ金属塩、中でもナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩、又はマグネシウム塩)を挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸又はステアリン酸、ヤシ油酸又は水素化ヤシ油酸の塩;又はアシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることができる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えば、アルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、及びポリオキシアルキレン化(C6-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、特に2〜50のエチレンオキシド基を含有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
好ましくは、2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化された(C12-C14)アルキルエーテル硫酸ナトリウム、(C12-C14)アルキル硫酸アンモニウム、トリエタノールアミン又はナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム及びα-(C14-C16)オレフィンスルホン酸ナトリウムから選択されるアニオン性界面活性剤が使用される。
アニオン性界面活性剤の中でも、本発明ではアルキルスルファート及びアルキルエーテルスルファートの塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
本発明において、両性界面活性剤の性質はあまり重要な特徴ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも1種の水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C8-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C8-C20)アルキルアミド(C1-C6)アルキルベタイン類又は(C8-C20)アルキルアミド(C1-C6)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
R2-CONHCH2CH2-N(R3)(R4)(CH2COO-) (2)
[上式中、R2は、加水分解されたヤシ油中に存在する酸R2-COOHから誘導されるアルキル基、又はヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、R3は、β-ヒドロキシエチル基を示し、R4はカルボキシメチル基を示す];及び
R2’-CONHCH2CH2-N(B)(C) (3)
[上式中、Bは、-CH2CH2OX'を示し、Cは、Z=1又は2である-(CH2)Z-Y'を示し、
X'は、-CH2CH2-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH2-CHOH-SO3H基を示し、
R2'は、加水分解された亜麻仁油又はヤシ油中に存在する酸R9-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC7、C9、C11又はC13基、C17アルキル基及びそのイソ形、又は不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、米国特許第2528378号及び米国特許第2781354号に開示され、ミラノール(Miranol)(登録商標)の名称で販売されている製品を挙げることができる。
具体例としては、ローン・プーラン社(Rhone-Poulenc)からミラノール(登録商標)C2M濃縮物の商品名で販売されているココアンホジアセタートを挙げることができる。
よって、本発明においては、洗浄基剤は、最終組成物の全重量に対して、4重量%〜50重量%、好ましくは6重量%〜35重量%、さらに好ましくは8重量%〜25重量%とすることができる。
(i)アニオン性界面活性剤(類):洗浄用組成物の全重量に対して3〜30重量%、好ましくは5〜20重量%;
(ii)両性界面活性剤(類):組成物の全重量に対して1〜20重量%、好ましくは1.5〜15重量%;
を示す。
アニオン性界面活性剤/両性界面活性剤の重量比は、好ましくは0.2〜3、特に0.4〜2.5である。
本発明の水に不溶のカルボン酸エステルは、25℃の水に0.1重量%以上の濃度で水不溶性、すなわち透明な等方性溶液を形成できないものである。
本発明の水に不溶のカルボン酸エステルはヒドロキシル基を含有し得る。
1)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC1-C49、好ましくはC3-C30モノカルボン酸と、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC1-C49、好ましくはC2-C30モノアルコールとのモノエステル。
これらのモノマーとしては、乳酸セチル、C12-C15アルキルラクタート、乳酸イソステアリル、乳酸ラウリル、乳酸リノレイル、乳酸オレイル、オクタン酸(イソ)ステアリル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸オクチル、オクタン酸セチル、オクタン酸イソデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、2-エチルヘキシルイソノナート、パルミチン酸オクチル、ペラルゴン酸オクチル、ステアリン酸オクチル、エルカ酸オクチルドデシル、エルカ酸オレイル、パルミチン酸イソプロピル及びエチル、2-エチルヘキシルパルミタート、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソブチル、ラウリン酸ヘキシル又はエルカ酸トリデシルを挙げることができる。
これらのエステルとしては、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、ジ(n-プロピル)アジパート、アジピン酸ジオクチル、マレイン酸ジオクチル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリオレイル又はリンゴ酸ジオクチルを挙げることができる。
3)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC2-C49、好ましくはC3-C30ジ-又はトリカルボン酸と、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC1-C49、好ましくはC2-C30ジアルコールとのモノ-、ジ-又はトリエステル。
これらのエステルとしては、プロピレングリコールモノステアラート、トリプロピレングリコールモノステアラート、ジエチレングリコールモノステアラート又はジエチレングリコールモノオレアートを挙げることができる。
5)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC1-C46、好ましくはC3-C30モノカルボン酸と、不飽和のC2-C48、好ましくはC4-C30ジアルコール、又は4を越える炭素原子を有する飽和ジアルコール、好ましくはC5-C48ジアルコール、特にC5-C30ジアルコールとのジ-又はトリエステル。
これらのエステルとしては、ネオペンチルグリコールジラウラート、ジプロピレングリコールジオクタノアート、2-ブテン-1,4-ジオールジオクタノアート又は2-ブテン-1,4-ジオールジステアラートを挙げることができる。
これらのエステルとしては、ウンデシレン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリル、モノカプリン酸グリセリル、モノカプリル酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル又はジオレイン酸グリセリルを挙げることができる。
7)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC1-C46、好ましくはC3-C30モノカルボン酸と、3を越える炭素原子を有する飽和トリアルコール、好ましくはC4-C47トリアルコール、特にC4-C30トリアルコールとのトリエステル。
これらのエステルとしては、トリメチロールプロパントリヘキサノアート又は1,2,6-ヘキサントリオールトリペンタノアートを挙げることができる。
これらのエステルとしては、2,5-ジメチル-3-ヘキシン-1,2,5-トリオールラウラートを挙げることができる。
9)− 飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC2-C47、好ましくはC3-C30ジ-又はトリカルボン酸と、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC3-C48、好ましくはC3-C30トリアルコールとのモノ-、ジ-又はトリエステル。
これらのエステルとしては、クエン酸グリセリル又はモノコハク酸グリセリルを挙げることができる。
カルボン酸エステル又はエステル類は、組成物の全重量に対して、一般的に1.2〜15重量%、好ましくは1.5〜10重量%、特に2〜8重量%の濃度で本発明の組成物に使用することができる。
本発明の他の実施態様においては、全炭素数が24以上27以下であるモノカルボン酸とモノアルコールとのモノエステル、全炭素数が17以上の飽和した一酸とグリセロールとのモノ-及びジエステル、又は分枝状のモノアルコールと不飽和の二酸とのジエステルを含有する組成物は、一般的に水溶性の塩及び/又は水溶性のモノ-又はポリヒドロキシルアルコールを含有する。
本発明の水溶性の塩は、好ましくは一価又は二価の金属と無機又は有機酸との塩である。
特に、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、クエン酸ナトリウム又はリン酸のナトリウム塩を挙げることができる。好ましくは、一価の金属塩が使用される。塩化ナトリウムが特に好ましい。
水溶性の塩は、組成物の全重量に対して、一般的に0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の濃度で存在する。
水溶性のアルコール又はアルコール類は、組成物の全重量に対して、一般的に0.1〜20重量%、特に0.2〜10重量%の濃度で使用することができる。
本発明で使用可能なカチオン性ポリマーは、洗浄用組成物で処理される毛髪の美容特性を改善するために、既にそれ自体公知のもの全て、すなわち特に、欧州特許出願公開第0337354号、及び仏国特許出願公開第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に開示されているものから選択することができる。
さらに一般的には、本発明の趣意の範囲内で、「カチオン性ポリマー」という表現は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を含有する任意のポリマーを示す。
本発明で使用可能な全てのカチオン性ポリマーのなかでも、第4級セルロースエーテル誘導体、例えば、ユニオン・カーバイド・コーポレーション(Union Carbide Corporation)から「JR400」の名称で販売されている製品、シクロポリマー類、特に、メルク社(Merck)から「メルクアット(Merquat)100」、「メルクアット550」及び「メルクアットS」の名称で販売されている、ジアリルジメチルアンモニウム塩のホモポリマー及びジアリルジメチルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、カチオン性多糖類、特にメイホール社(Meyhall)から「ジャガー(Jaguar)C13S」の名称で販売されている、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドで変性したグアーガム、鉱物性油における50%溶液として、アライド・コロイヅ社(Allied Colloids)からサルケア(Salcare)SC92(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドの架橋したコポリマー)及びサルケアSC95(メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリドの架橋したホモポリマー)の商品名で販売されている任意に架橋した(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩のホモポリマー及びコポリマー、又はビニルピロリドンとビニルイミダゾリウム塩の第4級化コポリマー、例えばBASF社からルビクアット(Luviquat)FC370、ルビクアットFC550、ルビクアットFC905及びルビクアットHM-552の名称で販売されている製品が好ましく使用される。
[上式中、R1、R2、R3及びR4は、同一でも異なっていてもよく、約1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20で変化する整数であり、X−は無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することもできる。
式(I)の特に好ましい化合物は、INCI(CTFA)命名法においてヘキサジメトリン(Hexadimethrine)クロリドとして知られている、R1、R2、R3及びR4がメチル基を示し、n=3、p=6及びX=Clであるものである。
この方法の修正点は次の通りである:
測定は浸透水を用い22ECの温度で行う。溶液の濃度は2g/lである。滴下高さは1mである。滴下される組成物の量は200mlである。これら200mlの組成物は、50mlの被験組成物を含んでいる直径50mmの測定用シリンダーに滴下される。測定は、組成物の流れが停止した5分後に行う。
実施例1
本発明の4つのシャンプー組成物を調製した。
本発明の組成物1ないし4は透明で安定している(透明度は濁度計を用いてNTU(比濁単位)で評価する)。
これらの組成物で処理された毛髪は容易にもつれがほぐれ、毛髪の先端から末端まで滑らかである。
Claims (21)
- 化粧品的に許容可能な水性媒体に、(A)少なくとも1種のアニオン性界面活性剤と少なくとも1種の両性界面活性剤を含有する4〜25重量%の洗浄基剤と、(B)
1a)− 飽和又は不飽和で直鎖状のC3−C30モノカルボン酸と、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC2−C30モノアルコールとのモノエステル、
1b)− 飽和又は不飽和で分岐状のC3−C30モノカルボン酸と、飽和又は不飽和で分枝状のC2−C30モノアルコールとのモノエステル、
から選択される少なくとも1種の水不溶性カルボン酸エステルを含有してなり、
前記エステルの濃度が1.2〜10重量%であり、
カチオン性界面活性剤を含有せず、
アニオン性界面活性剤/両性界面活性剤の重量比が3以下であることを特徴とする透明な洗浄及びコンディショニング用化粧品組成物。 - 洗浄基剤が、組成物の全重量に対して6重量%〜25重量%の含有量で存在することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- アニオン性界面活性剤(類)が組成物の全重量に対して3〜20重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
- 両性界面活性剤(類)が組成物の全重量に対して1〜15重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
- アニオン性界面活性剤/両性界面活性剤の重量比が0.2〜3であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記エステルが、乳酸セチル、C12-C15アルキルラクタート、乳酸イソステアリル、乳酸ラウリル、乳酸リノレイル、乳酸オレイル、オクタン酸(イソ)ステアリル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸オクチル、オクタン酸セチル、オクタン酸イソデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、2-エチルヘキシルイソノナート、パルミチン酸オクチル、ペラルゴン酸オクチル、ステアリン酸オクチル、エルカ酸オクチルドデシル、エルカ酸オレイル、パルミチン酸イソプロピル及びエチル、2-エチルヘキシルパルミタート、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソブチル、ラウリン酸ヘキシル又はエルカ酸トリデシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、ジ(n-プロピル)アジパート、アジピン酸ジオクチル、マレイン酸ジオクチル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリオレイル又はリンゴ酸ジオクチルから選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 前記エステルが、組成物の全重量に対して、1.2〜8重量%の濃度で存在することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
- 組成物が少なくとも1種のカチオン性ポリマーをさらに含有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
- カチオン性ポリマーが、第4級セルロースエーテル誘導体、ジアリルジメチルアンモニウム塩のホモポリマー、及びジアリルジメチルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、カチオン性多糖類、又はビニルピロリドンとビニルイミダゾリウム塩の第4級化コポリマーから選択されることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
- カチオン性ポリマーが組成物の全重量に対して0.005重量%〜3重量%であることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
- 組成物が少なくとも1種の水溶性の塩をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
- 水溶性の塩が一価又は二価の金属と無機又は有機酸との塩であることを特徴とする請求項12に記載の組成物。
- 水溶性の塩が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム、クエン酸ナトリウム又はリン酸のナトリウム塩から選択されることを特徴とする請求項12又は13に記載の組成物。
- 水溶性の塩が、組成物の全重量に対して0.1〜10重量%の濃度で存在することを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
- 組成物が少なくとも1種の水溶性アルコールをさらに含有することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
- 水溶性アルコールがエタノール、イソプロパノール、tert-ブタノール又はn-ブタノール等のC1-C6低級アルコール、アルキレングリコール等のポリオール、特にプロピレングリコール又はグリセロール、及びポリアルキレングリコール、又はグリコールエーテル類であることを特徴とする請求項16に記載の組成物。
- 水溶性アルコールが、組成物の全重量に対して、0.1〜20重量%の濃度で使用されることを特徴とする請求項16又は17に記載の組成物。
- アニオン性又は非イオン性又は両性ポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、セラミド類、擬似セラミド類、18-メチルエイコサン酸等の直鎖状又は分枝状のC16-C40鎖を有する脂肪酸、ヒドロキシ酸、ビタミン類、パンテノール、媒体に可溶又は不溶の揮発性又は非揮発性のシリコーン、UV遮蔽剤、保湿剤、抗フケ剤又は抗脂漏剤、抗フリーラジカル剤及びそれらの混合物から選択される一又は複数のアジュバントをさらに含有することを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1ないし19のいずれか1項に記載の組成物を含んで成る、ケラチン物質からのメークアップの除去及び/又はクレンジング用の製品。
- ケラチン物質を洗浄しコンディショニングする方法において、請求項1ないし19のいずれか1項に記載の組成物を有効量、湿ったケラチン物質に適用し、任意の待ち時間をおいた後に水ですすぐことを特徴とする美容方法。
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