JP2004196807A - 両性界面活性剤とセラミドを含有する化粧品用組成物とその用途 - Google Patents

両性界面活性剤とセラミドを含有する化粧品用組成物とその用途 Download PDF

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Abstract

【課題】毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさに関して改善された美容特性を有し、毛髪をしなやかで扱いやすくすると共に、ケラチン物質上又は内部におけるセラミド型化合物の固着性が改善された化粧品用組成物を提供する。
【解決手段】化粧品的に許容可能な媒体に、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤、及び少なくとも一のセラミド型化合物を含有せしめて化粧品用組成物とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも一のアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤と少なくとも一のセラミド型化合物を含有せしめてなる新規な化粧品用組成物に関する。
大気中の要因による作用、又は機械的もしくは化学的処理、例えば染色、脱色及び/又はパーマネントウエーブ処理の作用で、様々な程度に敏感になった(すなわちダメージを受けた及び/又は脆性化した)毛髪は、多くの場合もつれをほぐしたりスタイリングすることが困難で、柔軟性に欠くことがよく知られている。
この理由から、これらの攻撃要因(大気中の要因、又は機械的もしくは化学的処理)の故に、毛髪からは、その成分のいくつか、特にセラミド類及びタンパク質が失われている。
セラミド類又はその類似体は、上述した種々の要因及び処理等の攻撃から、皮膚及び/又は毛髪の繊維を保護及び/又は修復することが知られている。特に、それらはタンパク質の損失を制限する障壁効果を有し、さらにキューティクルの粘着性を強化する。
実際、セラミド類により付与される保護性及び/又は手入れ性は、毛髪又は皮膚に存在するそれらの量が多くなればなるほど、比例して高くなり、よって、本出願人は、毛髪上及び/又は毛髪内部、又は皮膚上及び/又は皮膚内部への、セラミド型化合物の固着性(又は付着性)を改善することを探求している。また、セラミドを含有する組成物の化粧品特性を改善することも探求している。
国際公開第99/36054号パンフレット
よって、本発明の目的は、化粧品特性、特にケラチン物質、例えば毛髪のもつれのほぐれやすさ、滑らかさ、しなやかさ、扱いやすさ及び柔軟性が改善された化粧品用組成物、特に洗浄用のものを提案することにある。
また、本発明の目的は、毛髪及び/又は皮膚等の、ケラチン物質上又は内部におけるセラミド型化合物の固着性(fixing)(又は付着性(deposition))を改善することにある。
本出願人は、セラミド型化合物とアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤とを組合せることで、これらの目的が達成可能であることを見出した。
アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤は、洗浄化粧品用組成物において既に推奨されている。それらは、例えば国際公開第99/36054号に記載されている。
これらの界面活性剤を単独で使用した毛髪の洗浄組成物は、満足のいく化粧品特性を付与するものではなかった。
よって、本発明の主題の一つは、化粧品的に許容可能な媒体に、少なくとも一のアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤又はその塩、及び少なくとも一のセラミド型化合物を含有せしめてなることを特徴とする化粧品用組成物にある。
また本発明の主題は、毛髪及び/又は皮膚等のケラチン物質上及び/又は内部へのセラミド型化合物の固着性(すなわち付着性)を改善するための、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤又はその塩の使用にある。
さらに本発明の主題は、毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさを改善し、又は毛髪にボリューム、光沢、柔軟性、しなやかさ又は扱いやすさを付与するための、本発明の組成物の使用にある。
またさらに本発明の主題は、少なくとも一のセラミド型化合物を含有する化粧品用組成物における、毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさを改善し、又は毛髪にボリューム、光沢、柔軟性、しなやかさ又は扱いやすさを付与するための、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤又はその塩の使用に関する。
本発明の他の主題は、本発明の化粧品用組成物をケラチン物質に適用することからなることを特徴とする、毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法に関する。
本発明において、「ケラチン物質」なる用語は、毛髪、まつげ、眉毛、皮膚、爪、粘膜又は頭皮、特に毛髪を意味する。
本発明において、「ケラチン繊維」なる用語は、毛髪、まつげ及び眉毛、特に毛髪を意味する。
本発明の種々の主題を詳細に記載する。以下、本発明で使用される全ての化合物の意味及び定義は、本発明の全主題において有効である。
本発明において、「セラミド型化合物」なる表現は、天然又は合成のセラミド類及び/又はグリコセラミド類及び/又は疑似セラミド類及び/又はネオセラミド類を意味する。
セラミド型化合物は、その教示が出典明示によりここに取り込まれる、例えば独国特許出願第4424530号、独国特許出願第4424533号、独国特許出願第4402929号、独国特許出願第4420736号、国際公開第95/23807号、欧州特許出願公開第0646572号、国際公開第95/16665号、仏国特許出願第2673179号、欧州特許出願公開第0227994号、国際公開第94/07844号、国際公開第94/24097号、及び国際公開第94/10131号に記載されている。
本発明で使用され得るセラミド型化合物は、例えば次の一般式(I):
Figure 2004196807
[上式中:
− Rは、
−飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状で、C-C50、好ましくはC-C50の炭化水素ベース基であり、当該基はRCOOH酸によってエステル化されていてもよい一又は複数のヒドロキシル基によって置換することができ、ここで、Rは、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の、モノ-又はポリヒドロキシル化されていてもよいC-C35の炭化水素ベース基であり、R基のヒドロキシル基は、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の、モノ-又はポリヒドロキシル化されていてもよいC-C35の脂肪酸によりエステル化することができ;
−又は、R''-(NR-CO)-R'基であって、Rは水素原子又はモノ-又はポリヒドロキシル化され、好ましくはモノヒドロキシル化された、C-C20の炭化水素ベース基を示し、R'とR''は炭素原子の合計数が9から30である炭化水素ベース基であり、R'は2価の基であり;
−又は、R-O-CO-(CH)基であって、ここでRはC-C20炭化水素ベース基を示し、pは1〜12の範囲の整数であり;
− Rは、水素原子、特に(グリコシル)、(ガラクトシル)、又はスルホガラクトシル基であるサッカライド型の基、スルファート又はホスファートの残基、ホスホリルエチルアミン基、又はホスホリルエチルアンモニウム基から選択され、nは1〜4の範囲の整数であり、mは1〜8の範囲の整数であり;
− Rは、水素原子、又は飽和又は不飽和で、モノ-又はポリヒドロキシル化された又はヒドロキシル化していないC-C33の炭化水素ベース基を示し、ヒドロキシル(類)は無機酸(例えばリン酸)又はRCOOH酸でエステル化することができ、ここでRは上述のものと同じ意味であり、またヒドロキシル(類)は(グリコシル)、(ガラクトシル)、スルホガラクトシル、ホスホリルエチルアミン又はホスホリルエチルアンモニウム基でエーテル化することができ、Rはまた一又は複数のC-C14のアルキル基で置換することができ;好ましくはRはC15-C26のα-ヒドロキシアルキル基を示し、ヒドロキシル基はC16-C30のα-ヒドロキシ酸でエステル化されていてもよく;
− Rは、水素原子、メチル又はエチル基、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のヒドロキシル化されていてもよいC-C50の炭化水素ベース基、又はRがC10-C26の炭化水素ベース基を示す-CH-CHOH-CH-O-R基、又はRがC-C20の炭化水素ベース基を示し、pが1〜12の範囲の整数であるR-O-CO-(CH)基を示し;
− Rは、水素原子、又は飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の、モノ-又はポリヒドロキシル化されていてもよいC-C30の炭化水素ベース基を示し、ヒドロキシル(類)は(グリコシル)、(ガラクトシル)、スルホガラクトシル、ホスホリルエチルアミン又はホスホリルエチルアンモニウム基でエーテル化することができ;
但し、RとRが水素を示す場合、あるいは、Rが水素を示し、Rがメチルを示す場合は、Rは水素原子、メチル又はエチル基を示さない]
に相当するものである。
上述した式(I)の化合物のうち、出典を明示してここにその教示を取り込む、Journal of Lipid Research、Vol.35、2060-2068頁、1994にDowningが記載したセラミド類及び/又はグリコセラミド類、あるいは、仏国特許出願第2673179号に記載されたものが好ましい。
本発明において特に好ましいセラミド型化合物は、Rが、飽和又は不飽和でヒドロキシル化されていてもよいC14-C22脂肪酸誘導アルキルを示し;Rが水素原子を示し;Rが直鎖状でヒドロキシル化されていてもよいC11-C17、好ましくはC13-C15基を示す、式(I)の化合物である。
このような化合物は、例えば:
− 2-N-リノレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-オレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-パルミトイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-ベヘノイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-[2-ヒドロキシパルミトイル]アミノオクタデカン-1,3-ジオール、
− 2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3,4-トリオール、特にN-ステアロイルフィトスフィンゴシン、
− 2-N-パルミトイルアミノヘキサデカン-1,3-ジオール、
又はこれらの化合物の混合物である。
また、式(1)の化合物のうち、Rが飽和又は不飽和のC12-C22脂肪酸誘導アルキル基を示し;Rがガラクトシル又はスルホガラクトシル基を示し;Rが飽和又は不飽和のC12-C22炭化水素ベース基、好ましくはCH(OH)-CH=CH-(CH)12-CH基を示すものを使用してもよい。
例えば、ワイタキ・インターナショナル・バイオサイエンス(Waitaki International Biosciences)からグリコセル(Glycocer)の商品名で販売されているグリコセラミド類の混合物からなる製品を挙げることができる。
また、欧州特許出願公開第0227994号及び国際公開第94/07844に記載された式(I)の化合物を使用することもできる。
このような化合物は、例えば、クエスト社(Quest)から販売されているクエスタミド(Questamide)H(ビス-(N-ヒドロキシエチル-N-セチル)マロナミド)である。
さらに、国際公開第94/24097に記載されているN-ドコサノイル-N-メチル-D-グルカミンを使用してもよい。
セラミド型化合物の濃度は、組成物の全重量に対して約0.0001重量%〜20重量%、好ましくは約0.001重量%〜10重量%、より好ましくは0.005重量%〜3重量%の範囲である。
アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤は、次の式(II):
Figure 2004196807
[上式中:
Rは飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状で5〜29の炭素原子を有する炭化水素ベース基を示し、
Rは、好ましくは5〜29の炭素原子、さらに好ましくは7〜22の炭素原子、特に9〜17の炭素原子を有する、モノ-又はポリ不飽和のアルキル又はアルケニル基を示し、
R1は、C-Cヒドロキシアルキル基、好ましくはヒドロキシエチルを示し、
A、A1及びA2は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC-C10、好ましくはC-Cの二価のアルキレン基を示し、
Xは、水素原子、又は無機又は有機のカチオン、例えばアルカリ金属のカチオン(例えばNa又はK)、アルカリ土類金属のカチオン(Mg2+又はCa2+)、NH イオン、又は塩基性アミノ酸又はアミノアルコール類から誘導されるアンモニウムイオンを示す]
のものであってよい。
本発明の好ましい化合物は、Rが、飽和しており、直鎖状又は分枝状で7〜29の炭素原子、好ましくは7〜22の炭素原子を有するアルキル基を特に示す、式(II)の化合物である。
Xが、アルカノールアミンから誘導されるアンモニウムイオンを示す場合、このアルカノールアミンはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン又は3-アミノ-1,2-プロパンジオールであってよい。Xがアミンから誘導されるアンモニウムイオンを示す場合、このアミンは、塩基性アミノ酸、例えばリジン、アルギニン、サルコシン、オルニチン又はシトルリンであってよい。
好ましくは、A=A2で-CHCH-を示す。
好ましくは、A1は-CH-を示す。
好ましくは、XはNaを示す。
式(II)の界面活性剤としては、特にココイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩、特にナトリウム塩、例えばローディア・シミー社(Rhodia Chimie)からミラノール(Miranol)CSEの名称で販売されている製品、又はパルミトイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩を挙げることができる。
本発明において、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される両性界面活性剤(類)は、最終組成物の全重量に対して0.1重量%〜30重量%、好ましくは1重量%〜20重量%、特に1.5重量%〜15重量%、さらには2重量%〜8重量%であってよい。
また本発明の組成物は、有利には、組成物の全重量に対して約0.1重量%〜60重量%、好ましくは3%〜40%、より好ましくは5%〜30%の量で一般的に存在する、少なくとも一の他の界面活性剤を含有する。
この界面活性剤は、アニオン性、両性、非イオン性及びカチオン性界面活性剤、又はそれらの混合物から選択され得る。
本発明の実施に適切な付加的な界面活性剤は、特に次のものである:
(i)アニオン性界面活性剤(類)
本発明において、これらの種類は、実際には重要な特徴ではない。
よって、本発明において、単独で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類;アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類;アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類;アルキルスルホスクシナマート類;アルキルスルホアセタート類;アルキルエーテルホスファート類;アシルサルコシナート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類で、これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すもの、の塩類(特にアルカリ性の塩、特にナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)を挙げることができる。また、さらに使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ油酸又は水素化ヤシ油酸の塩;アシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えば、アルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、及びポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、特に2〜50のエチレンオキシド基を有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたナトリウム、マグネシウム又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルエーテルスルファート類、ナトリウム、マグネシウム又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルスルファート類、ココイルイセチオン酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択されるアニオン性界面活性剤が好ましく使用される。
アニオン性界面活性剤の中でも、本発明ではアルキルスルファート塩及びアルキルエーテルスルファート塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
(ii)非イオン性界面活性剤(類)
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されている、エム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面活性剤ハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991年、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それらの種類は重要な特徴ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有する脂肪酸、アルキルフェノール類、α-ジオール類又はアルコール類から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド類又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシド類を挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、本発明で特に適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
(iii)両性界面活性剤(類)
本発明において、付加的な両性界面活性剤の種類は重要な特徴ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜22の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも一の水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、次の式:
-CONHCHCH-N(R)(R)(CHCOO-) (2)
[上式中:Rは、加水分解されたヤシ油中に存在する酸R-COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rは、β-ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び
-CONHCHCH-N(B)(C) (3)
[上式中:
Bは-CHCHOX'を示し、Cはz=1又は2である-(CH)-Y'を示し、
X'は、-CHCH-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、
は、加水分解されたアマニ油又はヤシ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ形、不飽和のC17基を示す];
の構造を有し、米国特許第2528378号及び同2781354号に記載され、ミラノールの名称で販売されている製品を挙げることができる。
これらの化合物は、ココアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium cocoamphodiacetate)、ラウロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium lauroamphodiacetate)、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium caprylamphodiacetate)、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム(disodium capryloamphodiacetate)、ココアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium cocoamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium lauroamphodipropionate)、カプリルアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium caprylamphodipropionate)、カプリロアンホ二プロピオン酸二ナトリウム(disodium capryloamphodipropionate)、ラウロアンホ二プロピオン酸、ココアンホ二プロピオン酸の名称で、CTFA辞典、第5版、1993年に分類されている。
例えば、ローディア・シミー社からミラノール(登録商標)C2M濃縮物の商品名で販売されている、ココアンホジアセタートを挙げることができる。
本発明の組成物において、界面活性剤の混合物、特にアニオン性界面活性剤の混合物、及びアニオン性界面活性剤と両性又は非イオン性界面活性剤との混合物が好ましく使用される。特に好ましい混合物は、少なくとも一のアニオン性界面活性剤と少なくとも一の両性界面活性剤からなる混合物である。
使用され得るカチオン性界面活性剤として、特に(非限定的列挙):ポリオキシアルキレン化されていてもよい、第1級、第2級又は第3級脂肪アミンの塩;第4級アンモニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又はアルキルピリジニウムクロリド又はブロミド;イミダゾリン誘導体;又はカチオン性のアミンオキシド類を挙げることができる。
本発明の組成物は、上述した組合せに加えて、粘度調節剤、例えば電解質又は増粘剤を含有してもよい。特に、塩化ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、スクレログルカン類、キサンタンガム類、脂肪酸のアルカノールアミド類、5モルまでのエチレンオキシドでオキシエチレン化されていてもよいアルキルエーテルカルボン酸のアルカノールアミド類、例えばケム・ワイ社(CHEM Y)から「アミノール(Aminol)A15」の名称で市販されている製品、架橋したポリアクリル酸とアクリル酸/C10-C30アルキルアクリラートの架橋したコポリマーを挙げることができる。これらの粘度調節剤は、組成物の全重量に対して10重量%までの範囲の割合で本発明の組成物に使用される。
また、本発明の組成物は、従来技術でよく知られている、真珠光沢剤又は乳白剤、例えば、被覆又は非被覆の酸化チタン、パルミチン酸マグネシウム又はナトリウム、ステアリン酸マグネシウム又はナトリウム、又はヒドロキシステアリン酸マグネシウム又はナトリウム、脂肪鎖アシル化誘導体、例えばエチレングリコール又はポリエチレングリコールのモノステアラート又はジステアラート、脂肪鎖エーテル類(例えばC-C30)、例えばジステアリルエーテル又は1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノール、シクロデキストリン類、及び脂肪アルコール類、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコールを、5%までさらに含有することができる。
本発明の組成物は、好ましくは、少なくとも一又は複数のカチオン性ポリマーをさらに含有する。
本発明で使用され得るカチオン性ポリマーは、洗浄組成物で処理された毛髪の美容特性を改善するような、既にそれ自体公知の任意のもの、すなわち特に、欧州特許出願公開第0337354号、及び仏国特許出願公開第2270846号、同2383660号、同2598611号、同2470596号及び同2519863号に記載されているものから選択され得る。
一般的に、本発明の目的において、「カチオン性ポリマー」という用語は、カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化され得る基を有する任意のポリマーを示す。
本発明で使用され得る全カチオン性ポリマーの中でも、好ましくは、第4級セルロースエーテル誘導体、例えばアメルコール社(Amerchol)から「JR400」の名称で販売されている製品、シクロポリマー類、特に、ジアリルジメチルアンモニウム塩のホモポリマー、及びアクリルアミドとジアリルジメチルアンモニウム塩のコポリマー、特に塩化物のもの、例えばオンデオ社(Ondeo)から「メルクアット100」、「メルクアット550」及び「メルクアットS」の名称で販売されているもの、非セルロースベースのカチオン性多糖類、特にローディア・シミー社から「ジャガーC13S」の名称で販売されている2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドで変性したグアーガムが使用される。
本発明において、カチオン性ポリマー(類)は、最終組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜5重量%、さらに好ましくは0.01重量%〜3重量%である。
また次の式:
Figure 2004196807
[上式中、
10、R11、R12及びR13は同一又は異なっており、1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
に相当する繰り返し単位からなるポリマーを使用することができる。
本発明の組成物は、モノエタノールアミンもしくはジエタノールアミンから誘導される脂肪アルカノールアミド類又はC10-C18の1,2-アルカンジオール等の発泡相乗剤(foam synergists)をさらに含有してもよい。
また本発明の組成物は、香料、防腐剤、サンスクリーン剤、アニオン性、非イオン性又は両性のポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、C16-C40の直鎖状又は分枝状鎖を有する脂肪酸、例えば18-メチルエイコサン酸、ヒドロキシ酸、ビタミン類、パンテノール、植物性、動物性、鉱物性又は合成油、揮発性又は非揮発性のシリコーン類、脂肪エステル、及び本発明の組成物の特性に影響を与えず、化粧品で従来より使用されている任意の他の添加剤から選択される少なくとも一の添加剤をさらに含有してもよい。
これらの添加剤は、組成物の全重量に対して0〜50重量%の範囲の割合で、本発明の組成物に存在している。各添加剤の正確な量は、その性質及び機能に応じて、当業者により容易に決定される。
化粧品的に許容可能な媒体は、水のみ、又は水と化粧品的に許容可能な溶媒、例えばC-C低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、tert-ブタノール又はn-ブタノール;アルキレングリコール類、例えばプロピレングリコール、及びグリコールエーテルとの混合物からなり得る。
組成物は、組成物の全重量に対して好ましくは50重量%〜95重量%の水を含有する。
本発明の組成物は、一般的に3〜10の最終的なpHを有する。好ましくは、このpHは4〜8である。pHは、組成物に塩基(有機又は無機塩基)、例えばアンモニア水、又は第1級、第2級又は第3級(ポリ)アミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン又は1,3-プロパンジアミンを添加するか、又は酸、好ましくはカルボン酸、例えばクエン酸を添加することによる従来からの方法によって所望の値に調節することができる。
本発明の組成物は、ケラチン物質、例えば毛髪、皮膚、まつげ、眉毛、爪、唇又は頭皮、特に毛髪の洗浄又はトリートメントに、特に使用され得る。
特に本発明の組成物は、洗浄組成物、例えばシャンプー、シャワーゲル及び泡立て溶剤である。本発明のこの実施態様において、組成物は一般的に水性である洗浄基剤を含有する。洗浄基剤は他の付加的な界面活性剤を含有する。
付加的な界面活性剤(類)は、上述したアニオン性、非イオン性界面活性剤から、単独で又は混合物として好ましく選択され得る。
洗浄基剤の量及び質は、最終組成物に、満足のいく発泡力及び/又は洗浄力を付与するのに十分な量とされる。
これら洗浄組成物は好ましくは発泡組成物であり、発泡高さ(foam height)で特徴付けられる本発明の組成物の発泡力は、修正ロス・マイルズ(Ross-Miles)法(NF・T73-404/ISO696)に従い測定されたものでは、一般的に75mm、好ましくは100mmを越える。
この方法の修正点は次の通りである:
測定は浸透水を用い22℃の温度で行う。溶液の濃度は2g/lである。滴下高さは1mである。滴下される組成物の量は200mlである。これら200mlの組成物は、50mlのテスト用組成物を収容している直径50mmの測定用シリンダーに滴下される。測定は、組成物の流れが停止して5分後に行う。
よって、本発明においては、洗浄基剤は、最終組成物の全重量に対して3重量%〜50重量%、好ましくは6重量%〜35重量%、さらに好ましくは8重量%〜25重量%とすることができる。
また本発明の他の主題は、上述した化粧品用組成物をケラチン物質に適用し、ついで、場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする、皮膚又は毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法にある。
よって、本発明のこの方法により、ヘアスタイルが保持され、皮膚、毛髪又は任意の他のケラチン物質のメークアップの除去、洗浄、手入れ又はトリートメントが可能になる。
また本発明の組成物は、すすがれる(リンスアウト)又はそのまま残る(リーブイン)コンディショナー、パーマネントウエーブ、毛髪のリラクシング、染色又は脱色用の組成物の形態、又は毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクシング化施術の2つの工程の間、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又はリラクシングの前後に適用されてすすがれる組成物の形態にしてもよい。
さらに本発明の組成物は、皮膚の洗浄組成物の形態、特に風呂用又はシャワー用溶剤又はゲル、又はメークアップ除去用製品の形態にしてもよい。
本発明の組成物は、水性又は水性アルコールのローション、ゲル、ミルク、クリーム、エマルション、増粘したローション又はムースの形態であってよく、皮膚、爪、まつげ、唇、特に毛髪に使用され得る。
上述及び以下の記載において、パーセントは重量基準である。
次の実施例により本発明を十分に例証するが、記載した実施態様に限定されるものではない。
実施例において、AMは活性物質を意味する。
実施例1
本発明に相当するシャンプー組成物を調製した:
Figure 2004196807
予め湿らせておいた毛髪に、約12gの組成物を適用してシャンプー洗浄を行う。シャンプーを泡立たせ、ついで水で十分にすすぐ。
これらの組成物で洗浄された毛髪は、もつれが容易にほぐれ、先端から根本まで滑らかな感触があり、扱いやすかった(しなやかであった)。

Claims (22)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体中に、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物とその塩から選択される少なくとも一の両性界面活性剤と、少なくとも一のセラミド型化合物を含有してなることを特徴とする化粧品用組成物。
  2. セラミド型化合物が、次の一般式(I):
    Figure 2004196807
    [上式中:
    − Rは、
    −飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状で、C-C50、好ましくはC-C50の炭化水素ベース基であり、当該基はRCOOH酸によってエステル化されていてもよい一又は複数のヒドロキシル基によって置換することができ、ここで、Rは、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の、モノ-又はポリヒドロキシル化されていてもよいC-C35の炭化水素ベース基であり、R基のヒドロキシル基は、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の、モノ-又はポリヒドロキシル化されていてもよいC-C35の脂肪酸によりエステル化することができ;
    −又は、R''-(NR-CO)-R'基であって、Rは水素原子又はモノ-又はポリヒドロキシル化され、好ましくはモノヒドロキシル化された、C-C20の炭化水素ベース基を示し、R'とR''は炭素原子の合計数が9から30である炭化水素ベース基であり、R'は2価の基であり;
    −又は、R-O-CO-(CH)基であって、ここでRはC-C20炭化水素ベース基を示し、pは1〜12の範囲の整数であり;
    − Rは、水素原子、特に(グリコシル)、(ガラクトシル)、又はスルホガラクトシル基であるサッカライド型の基、スルファート又はホスファートの残基、ホスホリルエチルアミン基、又はホスホリルエチルアンモニウム基から選択され、nは1〜4の範囲の整数であり、mは1〜8の範囲の整数であり;
    − Rは、水素原子、又は飽和又は不飽和で、モノ-又はポリヒドロキシル化された又はヒドロキシル化していないC-C33の炭化水素ベース基を示し、ヒドロキシルは無機酸又はRCOOH酸でエステル化することができ、ここでRは上述のものと同じ意味であり、またヒドロキシルは(グリコシル)、(ガラクトシル)、スルホガラクトシル、ホスホリルエチルアミン又はホスホリルエチルアンモニウム基でエーテル化することができ、Rは一又は複数のC-C14のアルキル基で置換することができ;好ましくはRはC15-C26のα-ヒドロキシアルキル基を示し、ヒドロキシル基はC16-C30のα-ヒドロキシ酸でエステル化されていてもよく;
    − Rは、水素原子、メチル又はエチル基、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のヒドロキシル化されていてもよいC-C50の炭化水素ベース基、又はRがC10-C26の炭化水素ベース基を示す-CH-CHOH-CH-O-R基、又はRがC-C20の炭化水素ベース基を示し、pが1〜12の範囲の整数であるR-O-CO-(CH)基を示し;
    − Rは、水素原子、又は飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の、モノ-又はポリヒドロキシル化されていてもよいC-C30の炭化水素ベース基を示し、ヒドロキシルは(グリコシル)、(ガラクトシル)、スルホガラクトシル、ホスホリルエチルアミン又はホスホリルエチルアンモニウム基でエーテル化することができ;
    但し、RとRが水素を示す場合、あるいは、Rが水素を示し、Rがメチルを示す場合は、Rは水素原子、メチル又はエチル基を示さない]
    のものであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. セラミド型化合物が:
    − 2-N-リノレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
    − 2-N-オレオイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
    − 2-N-パルミトイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
    − 2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
    − 2-N-ベヘノイルアミノオクタデカン-1,3-ジオール、
    − 2-N-[2-ヒドロキシパルミトイル]アミノオクタデカン-1,3-ジオール、
    − 2-N-ステアロイルアミノオクタデカン-1,3,4-トリオール、特にN-ステアロイルフィトスフィンゴシン、
    − 2-N-パルミトイルアミノヘキサデカン-1,3-ジオール、
    − ビス-(N-ヒドロキシエチル-N-セチル)マロンアミド、
    − セチル酸のN-(2-ヒドロキシエチル)-N-(3-セチルオキシ-2-ヒドロキシプロピル)アミド、
    − N-ドコサノイル-N-メチル-D-グルカミン、
    あるいはこれらの化合物の混合物、
    から選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記両性界面活性剤が、次の式:
    Figure 2004196807
    [上式中:
    Rは飽和又は不飽和、直鎖状又は分枝状で5〜29の炭素原子を有する炭化水素ベース基を示し、
    R1は、C-Cヒドロキシアルキル基、好ましくはヒドロキシエチルを示し、
    A、A1及びA2は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状のC-C10、好ましくはC-Cの二価のアルキレン基を示し、
    Xは、水素原子、又は無機又は有機のカチオンを示す]
    のアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート化合物から選択されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. Rが、5〜29の炭素原子、好ましくは7〜22の炭素原子、特に9〜17の炭素原子を有する、モノ-又はポリ不飽和のアルキル又はアルケニル基を示すことを特徴とする請求項4に記載の組成物。
  6. A及びA2が-CHCH-を示すことを特徴とする請求項4又は5に記載の組成物。
  7. A1が-CH-を示すことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 無機又は有機のカチオンが、Na又はK等のアルカリ金属のカチオン、Mg2+又はCa2+等のアルカリ土類金属のカチオン、NH イオン、及び塩基性アミノ酸又はアミノアルコール類から誘導されるアンモニウムイオンから選択されることを特徴とする、請求項4ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 前記両性界面活性剤が、ココイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩及びパルミトイルアンホヒドロキシプロピルスルホン酸塩から選択されることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤が、組成物の全重量に対して1重量%〜30重量%、好ましくは1.5重量%〜15重量%の濃度で組成物に存在していることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 前記セラミド型化合物が、組成物の全重量に対して0.0001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜5重量%、さらに好ましくは0.01重量%〜3重量%の濃度で存在していることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性界面活性剤、及びそれらの混合物から選択される、少なくとも一の付加的な界面活性剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 付加的な界面活性剤が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜60重量%、好ましくは3重量%〜40重量%、さらに好ましくは5重量%〜30重量%の濃度で存在していることを特徴とする請求項12に記載の組成物。
  14. 増粘剤、香料、真珠光沢剤及び/又は乳白剤、防腐剤、サンスクリーン剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性、非イオン性、カチオン性又は両性のポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、18-メチルエイコサン酸等のC16-C40の直鎖状又は分枝状鎖を有する脂肪酸、ヒドロキシ酸、ビタミン類、パンテノール、揮発性又は非揮発性のシリコーン類、及び脂肪エステルから選択される少なくとも一の添加剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 前記カチオン性ポリマーが:
    − ジアリルジメチルアンモニウム塩のホモポリマー及びジアリルジメチルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、
    − 第4級セルロースエーテル誘導体、
    − 非セルロースベースのカチオン性多糖類、
    − 次の式:
    Figure 2004196807
    [上式中、
    10、R11、R12及びR13は同一又は異なっており、1〜4の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を示し、n及びpは約2〜20の範囲の整数であり、Xは無機酸又は有機酸から誘導されるアニオンである]
    に相当する繰り返し単位からなるポリマー、
    から選択されることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  16. 真珠光沢剤及び/又は乳白剤が、酸化チタン、パルミチン酸マグネシウム又はナトリウム、ステアリン酸マグネシウム又はナトリウム、又はヒドロキシステアリン酸マグネシウム又はナトリウム、エチレングリコール又はポリエチレングリコールのモノステアラート又はジステアラート等の脂肪鎖アシル化誘導体、C-C30等の脂肪鎖エーテル類、特にジステアリルエーテル又は1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノール、シクロデキストリン類、及びセチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコール等の脂肪アルコール類から選択されることを特徴とする請求項14に記載の組成物。
  17. シャンプー、コンディショナー、毛髪のパーマネントウエーブ、リラクシング、染色又は脱色用の組成物、毛髪のパーマネントウエーブ又はリラクシング施術の2つの工程の間に適用されてすすがれる組成物、又は皮膚の洗浄組成物の形態であることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 毛髪等のケラチン物質を洗浄するための、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  19. 毛髪等のケラチン物質のトリートメント方法において、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の化粧品用組成物を前記物質に適用し、ついで場合によっては水ですすぐことからなることを特徴とする方法。
  20. ケラチン物質上及び/又はケラチン物質内部へのセラミド型化合物の固着性を改善するための、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤又はその塩の使用。
  21. 毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさを改善し、又は毛髪にボリューム、光沢、柔軟性、しなやかさ又は扱いやすさを付与するための、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  22. 少なくとも一のセラミド型化合物を含有する化粧品用組成物における、毛髪のもつれのほぐれやすさ及び滑らかさを改善し、又は毛髪にボリューム、光沢、柔軟性、しなやかさ又は扱いやすさを付与するための、アルキルアンホヒドロキシアルキルスルホナート両性界面活性剤又はその塩の使用。
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