JP4166146B2 - 無機粒子とポリエチレンイミンを含有する化粧品組成物 - Google Patents

無機粒子とポリエチレンイミンを含有する化粧品組成物 Download PDF

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Description

本発明は、化粧品的に許容可能な媒体中に、無機粒子と少なくとも一のポリアルキレンイミンを含有せしめてなる化粧品組成物、特に毛髪用組成物に関する。また本発明は、この組成物を適用することを含む毛髪の美容処理方法、並びに特にすすがれる毛髪用製品としてのその用途を対象とする。
毛髪をクレンジング及び/又は洗浄するために、特にアニオン性、非イオン性及び/又は両性の標準的な界面活性剤、より特定的にはアニオン性の界面活性剤を本質的にベースとする毛髪の洗浄用組成物(つまりシャンプー)が一般に使用されている。これらの組成物は濡れた毛髪に適用されて、手で摩擦又はマッサージすることにより生じせしめられた泡が、水ですすいだ後に、毛髪に当初から存在していた様々な種類の汚れを除去する。
これらの基剤組成物は確かに良好な洗浄力を有するが、特に、クレンジング処理のような比較的烈しい性質のものは、繊維の内部又は表面に含まれる脂質又はタンパク質が次第に除去されるのに伴って、長期的には毛髪繊維に多かれ少なかれ顕著なダメージを与えるおそれがあることから、それらに本来備わっている化粧品特性はかなり劣ったままである。
よって、上述した組成物、特に、敏感化した毛髪(すなわち、特にパーマネントウエーブ処理、染色又は脱色施術のような毛髪の処理、及び/又は大気中の要因の化学作用により、ダメージを受け又は脆化した状態の毛髪)へ適用される組成物の化粧品特性を改善するために、毛髪の繊維が程度の差はあれ繰り返し受ける様々な処理又は攻撃要因により誘発される有害な又は好ましくない影響を主として修復し又は制限することを意図した、コンディショナーと称される付加的な化粧品用薬剤をこれらの組成物中に導入することが今は一般的である。もちろん、これらのコンディショナーは、ナチュラルな毛髪の美容特性を改善することもできる。
今日までシャンプーに最も一般的に使用されているコンディショナーはカチオン性ポリマー、シリコーン類及び/又はシリコーン誘導体であり、これらは、洗髪され、乾燥もしくは湿ったままの毛髪に、コンディショナーを含有しない対応する洗浄用組成物で得られうるものと比べて顕著に増大したもつれのほぐれやすさ及び柔軟性を付与する。
しかしながら、残念なことに、これらの化粧品的利点には、乾燥した毛髪において、望ましくないある種の美容的影響、すなわちヘアスタイルのだれ(lankness)、滑らかさの欠如が伴う。
さらに、この目的のためにカチオン性ポリマーを使用することには多くの欠点がある。これらのポリマーのなかには、毛髪に対するその強い親和性のために、繰り返し使用するうちに多くの量が付着していまい、好ましくない影響、例えば、不快感、重くだれた感じ(laden feel)があり、毛髪がごわつき、繊維間が付着してスタイリングにも影響を及ぼしてしまっていた。これらの欠点は、生き生きとした感じやボリュームが不足している、細い毛髪の場合に目立つ。
毛髪の感触と外観を改善するために、すすがれる組成物中に粒子を使用することが既に提案されている。例を挙げると、米国特許第5334376号では、シリコーン、脂肪アルコール及びアミドを含有する毛髪のコンディショニング用組成物に炭酸カルシウム粒子を添加することが提案されている。
独国特許出願第19946784号においては、毛髪が脂ぎった外観を呈する度合いを低下させるため、毛髪用組成物中に種々の酸化物、水酸化物、炭酸塩、ケイ酸塩又はリン酸塩の粒子を使用することが提案されている。一般的にはこれらの粒子を通常のシャンプー成分と組合せることが考えられている。
しかしながら、洗い流される毛髪用製品、特にシャンプーの分野における近年の進歩にもかかわらず、これらの製品は、実際には完全に満足のいくものではなく、一又は複数の特性について、より良好な性能品質を示す新しい製品を提供することが、現在でもなお強く必要とされている。
米国特許第5334376号明細書 独国特許出願公開第19946784号公報
本出願人は、驚くべきことに、また予期しないことに、特定の無機粒子と組合せてコンディショナーを選択することで、化粧品特性及びヘアセット特性に関して、化粧品、特にすすがれる毛髪用製品を用いて得られる結果を改善することができることを見出した。特に、毛髪にはテクスチャー(より大なる太さ感(sensation of thickness)、コシ、ハリ)とヘアスタイルの良好な保持性が付与される。
本発明の主題の一つは、化粧品的に許容可能な媒体中に:
(a)元素周期律表のIIa、IIIa及びIVa族からの少なくとも一の元素を有する固体無機粒子と、
(b)少なくとも一のポリアルキレンイミンを、
含有せしめてなり、ポリアルキレンイミン/無機粒子の重量比が0.1〜0.0001の範囲になる化粧品組成物、特に毛髪用組成物にある。
使用される周期律表の種類はCAS版(Chemical Associated Society)である。それは、例えば「The Merck Index」11版、1989に含まれている。
本発明の他の主題は、本発明の組成物を使用する毛髪の美容処理方法からなる。
また本発明の主題は、毛髪にテクスチャー(より大なる太さ感)とヘアスタイルのより良好な保持性を付与するための、前記組成物の使用にある。
さらに本発明の主題は、毛髪に適用されてすすがれる、毛髪用化粧品、特にシャンプーとしての、前記組成物の使用にある。
本発明の他の主題、特徴、側面及び利点は、以下の記載及び種々の実施例を読むことによりさらに明らかになるであろう。
(a)無機粒子
固体無機粒子は、元素周期律表のIIa、IIIa及びIVa族、好ましくはIIa及びIVa族からの少なくとも一の元素を有する。それらは、特に、少なくとも10重量%の炭酸カルシウム又は少なくとも一のケイ酸塩を含有する粒子、少なくとも90%の酸化アルミニウム、シリカ、酸化マグネシウム及び硫酸バリウムを含有する粒子、及びそれらの混合物から選択される。
固体無機粒子は、好ましくは、2nm〜2ミクロン、より好ましくは5nm〜500nm、さらに好ましくは10nm〜250nmの数平均一次粒子径を有する。
本発明の粒子は、任意の形態、例えば球状、フレーク状、針状、血小板の形態、又は全くランダムな形態を有するものであってよい。それらは好ましくは、実質的に球状である。
本発明の目的において、「一次粒子径(primary particle size)」なる表現は、個々の粒子の直径方向に対向する2点間で測定可能な最大径を意味する。この径(サイズ)は、例えば透過型電子顕微鏡によるか又はBET法を介して特定の表面を測定するか、又は別にレーザー粒度計により測定できる。
本発明において、粒子は、全体的に炭酸カルシウムから形成されたバルク粒子であってよい。また炭酸カルシウムは、粒子のコア部を全体的又は部分的に構成するものであってよく、このコア部は他の成分、例えば酸化物、ケイ酸塩又は金属で被覆されている。さらに炭酸カルシウムは、異なる化学成分、例えば酸化物、ケイ酸塩又は金属の基質のコーティングを排他的に形成するものであってもよい。
粒子が炭酸カルシウム及び他のフィラーから形成されている場合、炭酸カルシウムは遊離(フリー)の形態であり、他のフィラーと化学結合を形成していない。このことは、特にこれら種々の成分の熱溶融により得られた、炭酸カルシウムと他のフィラーの、特に金属酸化物又はメタロイド酸化物との合金の場合においてしかりである。
少なくとも10重量%の炭酸カルシウムを含有する粒子が金属酸化物又はメタロイド酸化物をまた含有する場合、この酸化物は、特に酸化ケイ素、酸化ホウ素及び酸化アルミニウムから選択される。
粒子は、好ましくは少なくとも50重量%の炭酸カルシウム、より好ましくは少なくとも70重量%の炭酸カルシウムを含有し、90重量%以上の炭酸カルシウムからなる粒子が本発明において特に好ましい。
より有利には、少なくとも10重量%の炭酸カルシウムを含有する粒子は、実質的に純粋な炭酸カルシウム粒子である。
本発明の組成物への使用に適した炭酸カルシウムは、天然由来のものであるか、又は合成由来のものであってもよい。後者の場合、酸化カルシウム、過酸化カルシウム、酢酸カルシウム又はカルシウムエトキシドから得られるものであってもよい。
本発明の酸化アルミニウム粒子は、任意の水和されていてもよいアルミナ、例えばベーマイトから本質的になる。
本発明で使用され得るケイ酸塩は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム及び/又はケイ酸リチウムから選択され得る。ラポナイト(Laponite)XLG及びラポナイトXLSの名称でラポルト社(Laporte)から販売されている化合物が特に使用できる。
少なくとも10重量%の少なくとも一のケイ酸塩を含有する粒子が金属酸化物又はメタロイド酸化物をまた含有する場合、この酸化物は、特に酸化ケイ素、酸化ホウ素及び酸化アルミニウムから選択される。
本発明の組成物への使用に適したケイ酸塩は天然由来又は合成由来のものであってよい。
本発明の無機粒子は、組成物の全重量に対して、特に0.01重量%〜30重量%、好ましくは0.05重量%〜10重量%、さらには0.1重量%〜5重量%の量で使用される。
また本発明の組成物は、他の種類の粒子、例えば酸化チタン又は酸化亜鉛粒子をさらに含有してよい。
(b)ポリアルキレンイミン
本発明で好ましく使用されるポリアルキレンイミン類は、6〜20000の繰り返し単位を含有するポリマーである。少なくとも5%の第3級アミン類、有利には少なくとも10%、より好ましくは少なくとも20%の第3級アミン官能基を有するポリアルキレンイミン類が好ましく選択される。これらのポリマーは直鎖状又は分枝状のホモポリマー又はコポリマー、又はデンドリマー構造のホモポリマー又はコポリマーであってよい。
これらのポリマーは、次の繰り返し単位:
Figure 0004166146
[上式中:
iは2以上、好ましくは6以下の整数を表し;好ましくはi=2であり;
nは6〜20000、好ましくは8〜2500の範囲の整数を表し;
Rは水素原子又は次の式:
Figure 0004166146
(上式中、mは2以上の整数を表し;好ましくはm=2である)
の単位を表す]
を含有する。
これらのポリマーは、一般的にアミン末端基、特に第1級アミン類で終結する。
本発明において、ポリアルキレンイミン類は、好ましくはポリ(C-C)アルキレンイミン類、特にポリエチレンイミン類である。
本発明で使用されるポリアルキレンイミン類は、一般的に300〜100000、好ましくは350〜50000、特に400〜10000、さらには500〜2000の範囲の重量平均分子量を有する。
これらの分子量を有するポリアルキレンイミン類であると、無機粒子の分散性、従ってそれらの付着性を改善することができる。
分子量は準弾性光散乱により測定することができる。
ポリアルキレンイミン類は、好ましくは20meq/g以下、より好ましくは0.05meq/g以下、特に4〜20meq/gのカチオン電荷密度を有する。
電荷密度はケルダール法に従い測定されるか、又は算出され得る。
ポリアルキレンイミン類は「ポリマー科学辞典(Polymer Science Dictionary)」第2版、Mark Alger, Chapman & Hall, 1997に特に記載されている。
ポリアルキレンイミン類は、組成物の全重量に対して、好ましくは0.0005重量%〜5重量%、より好ましくは0.001重量%〜1重量%、さらに好ましくは0.005重量%〜0.05重量%、特に0.005重量%〜0.25重量%の範囲の割合で、本発明の組成物に存在する。
さらにポリアルキレンイミン(類)は、無機粒子との重量比が0.1〜0.0001、好ましくは0.05〜0.001の範囲になるように使用され得る。
また本発明の組成物は、組成物の全重量に対して、一般的に約0.2重量%〜40重量%、好ましくは1重量%〜35重量%、さらに好ましくは1.5重量%〜30重量%の量で存在する、少なくとも一の界面活性剤をさらに含有する。
本発明の実施の使用に適した界面活性剤は任意の種類のものであってよく、好ましくは室温で水に溶解する。
(i)アニオン性界面活性剤(類):
本発明において、その種類はあまり重要な特徴ではない。
よって、本発明においてそれ自体で又は混合物として使用可能なアニオン性界面活性剤の例として、特に(非限定的列挙)、次の化合物:アルキルスルファート類、アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエーテルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルスルファート類、モノグリセリドスルファート類;アルキルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナート類、α-オレフィンスルホナート類、パラフィンスルホナート類;アルキルスルホスクシナート類、アルキルエーテルスルホスクシナート類、アルキルアミドスルホスクシナート類;アルキルスルホシクシナマート類;アルキルスルホアセタート類;アルキルエーテルホスファート類;アシルサルコシナート類;アシルイセチオナート類及びN-アシルタウラート類の塩(特にアルカリ性の塩、中でもナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩又はマグネシウム塩)で、これら全ての種々の化合物のアルキル又はアシル基が、好ましくは8〜24の炭素原子を有し、アリール基が、好ましくはフェニル又はベンジル基を示すものを挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノレイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸の塩、ココナツ油酸又は水素化ココナツ油酸;アシル基が8〜20の炭素原子を有するアシルラクチラート類を挙げることもできる。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えばアルキル-D-ガラクトシドウロン酸及びそれらの塩、及びポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアリールエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C-C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸及びそれらの塩、特に2〜50のエチレンオキシド基を含有するもの、及びそれらの混合物を使用することもできる。
アニオン性界面活性剤の中でも、本発明ではアルキルスルファート及びアルキルエーテルスルファートの塩及びそれらの混合物が好ましく使用される。
(ii)非イオン性界面活性剤(類):
非イオン性界面活性剤は、それ自体よく知られている化合物[これに関して、特に、ブラッキー・アンド・サン社(グラスゴー及びロンドン)から出版されているエム・アール・ポーター(M.R. Porter)の「界面活性剤のハンドブック(Handbook of Surfactants)」(1991年、116-178頁)を参照]であり、本発明において、それらの種類は重要な特徴ではない。しかして、それらは、特に(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル化又はポリグリセロール化された、例えば8〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を有するアルコール、α-ジオール類、アルキルフェノール類又は脂肪酸から選択することができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の数を特に2〜50の範囲、グリセロール基の数を特に2〜30の範囲とすることができる。また、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー、脂肪アルコールとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの縮合物;好ましくは2〜30モルのエチレンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、1〜5、特に1.5〜4のグリセロール基を有するポリグリセロール化脂肪アミド類;2〜30モルのエチレンオキシドを有するオキシエチレン化されたソルビタンの脂肪酸エステル;スクロースの脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド類、N-アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド類、例えば(C10-C14)アルキルアミンオキシド又はN-アシルアミノプロピルモルホリンオキシドを挙げることもできる。アルキルポリグリコシド類が、特に、本発明に適切な非イオン性界面活性剤を構成することを特筆しておく。
(iii)両性又は双性イオン性界面活性剤(類):
本発明において、両性又は双性イオン性界面活性剤の種類は重要な特徴ではなく、特に(非限定的列挙)、脂肪族基が8〜18の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の鎖であり、少なくとも1つの水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、スルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有する、脂肪族の第2級又は第3級アミンの誘導体であってよく;さらに、(C-C20)アルキルベタイン類、スルホベタイン類、(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類又は(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルスルホベタイン類を挙げることができる。
アミン誘導体としては、次の構造:
-CONHCHCH-N(R)(R)(CHCOO-) (2)
[上式中:Rは、加水分解されたココナツ油中に存在する酸R-COOHから誘導されるアルキル基、ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Rはβ-ヒドロキシエチル基を示し、Rはカルボキシメチル基を示す];及び
2’-CONHCHCH-N(B)(C) (3)
[上式中:Bは-CHCHOX'を示し、Cはz=1又は2である-(CH)-Y'を示し、
X'は、-CHCH-COOH基又は水素原子を示し、
Y'は、-COOH又は-CH-CHOH-SOH基を示し、
2'は、加水分解されたアマニ油又はココナツ油中に存在する酸R-COOHのアルキル基、アルキル基、特にC、C、C11又はC13アルキル基、C17アルキル基及びそのイソ形、不飽和のC17基を示す];
の構造の、アンホカルボキシグリシナート類及びアンホカルボキシプロピオナート類の名称でCTFA辞典、第3版、1982に分類され、米国特許第2528378号及び同2781354号に記載され、ミラノールの名称で販売されている製品を挙げることができる。
例えば、ローディア・シミー社(Rhodia Chimie)からミラノールC2M濃縮NPの商品名で販売されているココアンホジアセタートを挙げることができる。
(iv)カチオン性界面活性剤:
カチオン性界面活性剤は、以下のものから選択される:
A)次の一般式(XII)の第4級アンモニウム塩:
Figure 0004166146
ここにおいて、Xはハロゲン化物(塩化物、臭化物又はヨウ化物)、又は(C-C)アルキルスルファート類、特にメチルスルファート、ホスファート類、アルキル又はアルキルアリールスルホナート類の群から選択されるアニオン、アセタート又はラクタート等の有機酸から誘導されるアニオンであり、
i)RないしRの基は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で1〜4の炭素原子を有する脂肪族基、又はアリール又はアルキルアリールのような芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含有可能である。脂肪族基は、例えば、アルキル、アルコキシ及びアルキルアミド基から選択される。
は、16〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示す。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、セチルトリメチルアンモニウム塩(例えば塩化物)である。
ii)R及びRの基は同一でも異なっていてもよく、1〜4の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族基、又はアリールかアルキルアリール等の芳香族基を表す。脂肪族基は、特に酸素、窒素、硫黄又はハロゲン等のヘテロ原子を含有可能である。脂肪族基は、例えば、約1〜4の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ、アルキルアミド及びヒドロキシアルキル基から選択され;
及びRは同一でも異なっていてもよく、12〜30の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、該基は少なくとも1つのエステルかアミド官能基を有する。
及びRは、特に(C12-C22)アルキルアミド(C-C)アルキル、及び(C12-C22)アルキルアセタート基から選択される。
好ましくは、カチオン性界面活性剤は、ステアラミドプロピルジメチル(ミリスチルアセタート)アンモニウム塩(例えば塩化物)である。
B)− イミダゾリニウムの第4級アンモニウム塩、例えば、次の式(XIII)のもの:
Figure 0004166146
ここにおいて、Rは、8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基、例えば獣脂脂肪酸誘導体を表し、Rは水素原子、C-Cアルキル基、又は8〜30の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基を表し、RはC-Cアルキル基を表し、Rは水素原子又はC-Cアルキル基を表し、Xはハロゲン化物、ホスファート、アセタート、ラクタート、アルキルスルファート、アルキルスルホナート又はアルキルアリールスルホナートからなる群から選択されるアニオンである。好ましくは、RとRは12〜21の炭素原子を有するアルケニル又はアルキル基の混合物、例えば獣脂脂肪酸誘導体を示し、Rはメチルを示し、Rは水素を示す。このような製品は、例えば、ウィトゥコ社(Witco)から、「リウォカット(Rewoquat)」W75、W90、W75PG、W75HPGの名称で販売されているとクオタニウム(Quaternium)-27(CTFA 1997)又はクオタニウム-83(CTFA 1997)である。
C)− 次の式(XIV)のジ第4級アンモニウム塩:
Figure 0004166146
ここにおいて、Rは約16〜30炭素原子を有する脂肪族基を示し、R10、R11、R12、R13及びR14は同一でも異なっていてもよく、水素、1〜4の炭素原子を有するアルキル基から選択され、Xはハロゲン化物、アセタート類、ホスファート類、ニトラート類及び硫酸メチルからなる群から選択されるアニオンである。このようなジ第4級アンモニウム塩には、特にプロパン獣脂ジアンモニウムジクロリドが含まれる。
D)− 次の式(XV)で、少なくとも1つのエステル官能基を有する第4級アンモニウム塩:
Figure 0004166146
ここにおいて:
− R15はC-Cアルキル基とC-Cのヒドロキシアルキル又はジヒドロキシアルキルから選択され;
− R16は、
− 次の基
Figure 0004166146
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C22炭化水素ベース基であるR20
− 水素原子
から選択され、
− R18は、
− 次の基
Figure 0004166146
− 直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C炭化水素ベース基であるR22
− 水素原子
から選択され、
− R17,R19及びR21は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素ベース基から選択され;
− n、p及びrは同一でも異なっていてもよく、2〜6の範囲の整数であり;
− yは1〜10の範囲の整数であり;
− xとzは同一でも異なっていてもよく、0〜10の範囲の整数であり;
− Xは単純又は複合した有機又は無機のアニオンであり;
但し、x+y+zの合計は1〜15であり、xが0であればR16はR20を示し、zが0であれば、R18はR22を示す。
式(XV)のアンモニウム塩のうち以下の:
− R15がメチル又はエチル基を示し;
− xとyは1であり;
− zは0又は1であり;
− n、pとrは2であり;
− R16
− 次の基
Figure 0004166146
− メチル、エチル又はC14-C22炭化水素ベース基、
− 水素原子;
から選択され;
− R17、R19及びR21は同一でも異なっていてもよく、直鎖状又は分枝状で飽和又は不飽和のC-C21炭化水素ベース基から選択され;
− R18
− 次の基
Figure 0004166146
− 水素原子
から選択される、
ものが特に使用される。
このような化合物は、例えばコグニス社(Cognis)からデハイカート(Dehyquart)、ステパン社(Stepan)社からステパンカート(Stepanquat)、セカ社(Ceca)社からノキサミウム(Noxamium)、リウォ-ウィトゥコ社(Rewo-Witco)からリウォカットWE18の名称で販売されている。
第4級アンモニウム塩としては、ゴールドシュミット社(Goldschmidt)からバリソフト(Varisoft)PA TCの名称で販売されているパルミタミドプロピルトリモニウムクロリド、又はベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。
好ましく使用されるアニオン性界面活性剤は、α-(C14-C16)オレフィンスルホン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、2.2モルのエチレンオキシドでオキシエチレン化されたナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルエーテルスルファート類、ナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムの(C12-C14)アルキルスルファート類であり;また
− 両性界面活性剤、例えば、特に、38%の活性物質を含有する水溶液として「ミラノール(登録商標)C2M・CONCNP」の商品名で、又はミラノール(登録商標)C32の名称で、ローディア・シミー社から販売されているココアンホ二酢酸二ナトリウム又はココアンホプロピオン酸ナトリウムとして公知のアミン誘導体か;
− 又は両性界面活性剤、例えばアルキルベタイン類、特にコグニス社から、32%の活性物質を含有する水溶液として「デハイトン(Dehyton)(登録商標)AB30」の名称で販売されているココベタイン、又は例えば(C-C20)アルキルアミド(C-C)アルキルベタイン類、特にゴールドシュミット社から販売されているテゴベタイン(Tegobetaine)(登録商標)F50、
のいずれかとの混合物が好適に使用される。
化粧品的に許容可能な媒体は、水のみ、化粧品的に許容可能な溶剤のみ、又は水と一又は複数の化粧品的に許容可能な溶媒、例えばC-C低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、tert-ブタノール、n-ブタノール;アルキレングリコール類、例えばプロピレングリコール、及びグリコールエーテルとの混合物からなり得る。水は、組成物の全重量に対して、好ましくは30重量%〜98重量%、より好ましくは50重量%〜98重量%である。
モノアルコール類、例えばエタノール及びイソプロパノール、ポリアルコール類、例えばジエチレングリセロール及びグリセロール、グリコールエーテル、及びグリコールのアルキルエーテル又はジエチレングリコールを挙げることもできる。
本発明の組成物は、一般的に3〜10の最終的なpHを有する。好ましくは、このpHは4〜8である。pHは、組成物に塩基(有機又は無機塩基)、例えばアンモニア水、又は第1級、第2級又は第3級(ポリ)アミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン又は1,3-プロパンジアミンを添加するか、又は酸、好ましくはカルボン酸、例えばクエン酸を添加することによる従来からの方法によって所望の値に調節することができる。
本発明の組成物は、上述した組合せに加えて、粘度調節剤、例えば電解質、又は増粘剤(会合性又は非会合性増粘剤)を含有してもよい。特に、塩化ナトリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、スクレログルカン類、キサンタンガム、脂肪酸アルカノールアミド類、5モルまでのエチレンオキシドでオキシエチレン化されていてもよいアルキルエーテルカルボン酸アルカノールアミド、例えばケム・ワイ社(Chem Y)から「アミノール(Aminol)A15」の名称で市販されている製品、架橋したポリアクリル酸と架橋したアクリル酸/C10-C30アクリル酸アルキルのコポリマーを挙げることができる。これらの粘度調節剤は、組成物の全重量に対して10重量%までの割合で、本発明の組成物に使用される。
また、本発明の組成物は、好ましくは従来技術でよく知られている真珠光沢剤又は乳白剤、例えばC16以上の脂肪アルコール類、脂肪鎖アシル化誘導体、例えばエチレングリコール又はポリエチレングリコールのモノステアラート又はジステアラート、脂肪鎖エーテル、例えばジステアリルエーテル又は1-(ヘキサデシルオキシ)-2-オクタデカノールを、5%までさらに含有してもよい。
さらに本発明の組成物は、モノエタノールアミン又はジエタノールアミンから誘導される脂肪アルカノールアミド類又はC10-C18の1,2-アルカンジオール等の発泡相乗剤(foam synergists)、シリコーンベース又は非シリコーンベースのサンスクリーン剤、本発明のポリアルキレンイミン類以外のアニオン性、非イオン性、両性又はカチオン性のポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、ヒドロキシ酸、ビタミン類、プロビタミン類、例えばパンテノール、揮発性又は非揮発性で直鎖状又は環状であり、架橋しているか架橋しておらず、有機変性しているか又は有機変性していないシリコーン類、合成油、例えばポリ-α-オレフィン類、フルオロ油、フルオロロウ、フルオロガム、カルボン酸エステル、鉱物性、植物性又は動物性油、セラミド類及び疑似セラミド類、及びそれらの混合物から選択される少なくとも一の添加剤をさらに含有してもよい。
言うまでもなく、当業者であれば、考慮される添加により、本発明の組合せに固有の有利な特性が悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意して、これら任意の付加的な化合物及び/又はその量を選択するであろう。
これらの添加剤は、組成物の全重量に対して0.00001重量%〜20重量%の範囲の割合で本発明の組成物に存在し得る。各々の添加剤の厳密な量は、その種類及び機能に応じて当業者により容易に決定される。
組成物は、流動的又は増粘した液体、ゲル、クリーム、ムース、油中水型(W/O)又は水中油型(O/W)エマルション、又は多相エマルションの形態であってよい。
それらは、例えばシャンプー、すすがれる手入れ用製品、深部手入れ用マスク(deep-down care mask)、又は頭皮をトリートメントするためのローション又はクリームとして使用されてもよい。
これらの組成物は、主としてケラチン物質、特に毛髪及び皮膚、特に毛髪を洗浄及び手入れするのに適している。
本発明の組成物は、特にシャンプー、すすがれる又はそのまま残るコンディショナー、パーマネントウエーブ、弛緩化、染色又は脱色用の組成物、又は毛髪の染色、脱色、パーマネントウエーブ又は弛緩化の前後又は毛髪のパーマネントウエーブ又は弛緩化の2つの工程の間に適用される組成物の形態であってもよい。組成物は、好ましくは皮膚及び/又は毛髪のための洗浄及び発泡組成物である。
特に本発明の組成物は、シャンプー、シャワージェル及びバブルバスのような発泡洗浄用組成物である。本発明のこの実施形態においては、組成物は少なくとも一の洗浄界面活性剤を含有する。
洗浄界面活性剤は、上述したアニオン性、両性、非イオン性、双性イオン性及びカチオン性界面活性剤から、単独あるいは混合物として、わけ隔てなく選択することができる。
界面活性剤の最小量は、満足できる発泡力及び/又は洗浄力を最終組成物に付与するのに丁度十分な量である。
従って、本発明において、洗浄界面活性剤は、最終組成物の全重量に対して3重量%〜30重量%、好ましくは6重量%〜25重量%、さらに好ましくは8重量%〜20重量%である。
本発明の組成物が標準的なシャンプーとして使用される場合、組成物は、単に濡れた毛髪に適用されて、ついで、手による摩擦又はマッサージにより泡を生じさせ、ついで随意作用時間の後、水ですすがれて除去されるもので、この操作は一度又は数回繰り返して行うことができる。
また本発明の主題は、上述した組成物を適用し、任意の作用時間の後に水ですすぐことからなる、毛髪等のケラチン物質のコンディショニング及び洗浄方法にある。
本発明の組成物は、毛髪をコンディショニング及び洗浄するためのシャンプーとして好ましく使用され、この場合、組成物は、洗浄に有効な量が濡れた毛髪に適用され、適用に続いて水ですすがれる。
さらに本発明の組成物は毛髪及び/又は皮膚のコンディショニング及び洗浄用のシャワーゲルとして使用することもでき、この場合、組成物は、湿った皮膚及び/又は毛髪に適用され、適用後にすすがれる。
また本発明の組成物は、そのまま残る方式で、特にローション、ゲル、ムース又はエアゾールに使用されてもよい。
本発明においては、粒子とポリアルキレンイミンとを前もって混合して調製し、界面活性剤を含有する組成物に導入する。
本発明を例証するものであって限定するものではない実施例を以下に付与する。
実施例1:
次のシャンプー組成物を調製した:
40%の活性物質を含有する水溶液としての
トリエタノールアミンラウリルスルファート 31.2g
40%水溶液としての(C/C)アルキルポ
リグルコシド[1,4] 6.25g
ポリエチレンイミン(BASF社のルパソール
(Lupasol)FG) 0.015g
パウダー状の炭酸カルシウム(オムヤ社(Omya)
から販売されているオムヤプル(Omyapur)35) 3g
pH剤 pH=7にする量
水 全体を100gにする量
湿った毛髪に適用した際、組成物は好ましいテクスチャーを有していた。良好にすすがれた。湿った毛髪には重くてだれた感じがなく、形を整えるのも容易であった。
実施例2:
次のシャンプー組成物を調製した:
30%の活性物質を含有する水溶液としての
ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 17.8g
30%の活性物質を含有する水溶液としての
ココイルアミドプロピルベタイン 8.3g
ポリエチレンイミン(BASF社のルパソール
FG) 0.015g
パウダー状のラポナイト(ラポルト社のラポナ
イトXLG) 3g
pH剤 pH=7にする量
水 全体を100gにする量
湿った毛髪に適用した際、組成物は好ましいテクスチャーを有していた。良好にすすがれた。湿った毛髪には重くてだれた感じがなく、形を整えるのも容易であった。
実施例3:
次のローションを調製した:
ポリエチレンイミン(BASF社のルパソール
FG) 0.015g
パウダー状の炭酸カルシウム(オムヤ社から販
売されているオムヤプル35) 3g
pH剤 pH=7にする量
水 全体を100gにする量
スライディングベンチを使用し、ナチュラルな乾燥した毛髪の束の摩擦力を測定した。
スライディングベンチに取り付けた移動側の毛髪の束を、2つの他の固定束間において水平直線運動にて引っ張る。毛髪の束をスライドさせるように作用する力を、駆動アームに連結した電子計器を使用して測定する。摺動力が大きければ大きい程、粒子の付着効果が大きい。スタイリング効果も強化される。
結果を次の表にまとめる:
Figure 0004166146
本発明のポリエチレンイミン(PEI)と炭酸カルシウムを含有する組成物の摺動力は、PEIを含有しない組成物のものよりも極めて高かった。
実施例4:
次のローションを調製した:
ポリエチレンイミン(BASF社のルパソール
FG) 0.015g
パウダー状のラポナイト(ケイ酸マグネシウム
リチウムナトリウム)(ラポルト社のラポナイト
XLG) 3g
pH剤 pH=7にする量
水 全体を100gにする量
スライディングベンチを使用し、ナチュラルな乾燥した毛髪の束の摩擦力を測定した。
スライディングベンチに取り付けられた移動側の毛髪の束を、2つの他の固定された毛髪の束の間において水平直線運動にて引っ張る。毛髪の束をスライドさせるように作用する力を、ドライブアームに連結した電子計器を使用して測定する。摺動力が大きければ大きい程、粒子の付着効果が大きい。スタイリング効果も強化される。
結果を次の表にまとめる:
Figure 0004166146
本発明のポリエチレンイミン(PEI)とラポナイトを含有する組成物の摺動力は、PEIを含有しない組成物のものよりも極めて高かった。

Claims (12)

  1. 化粧品的に許容可能な媒体中に:
    − 90重量%以上の炭酸カルシウムを含有する粒子から選択される固体無機粒子と、
    − 少なくとも一のポリアルキレンイミンを、
    含有せしめてなり、ポリアルキレンイミン/無機粒子の重量比が0.05〜0.001の範囲である、毛髪用化粧品組成物。
  2. 固体粒子が、2nm〜2ミクロンの数平均一次粒子径を有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 粒子が、炭酸カルシウム粒子であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 固体粒子が、組成物の全重量に対して、0.01重量%〜30重量%の量で使用されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. ポリアルキレンイミン類が、次の繰り返し単位:
    Figure 0004166146
    [上式中:
    iは2以上の整数を表し;
    nは6〜20000の範囲の整数を表し;
    Rは水素原子又は次の式:
    Figure 0004166146
    (上式中、mは2以上の整数を表)
    の単位を表す]
    を含むことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記ポリアルキレンイミン類がポリ(C-C)アルキレンイミン類であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 前記ポリアルキレンイミン類が、300〜100000の範囲の重量平均分子量を有することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 前記ポリアルキレンイミン類が、組成物の全重量に対して0.0005重量%〜5重量%の範囲の割合で存在していることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. モノエタノールアミン又はジエタノールアミンから誘導される脂肪アルカノールアミド類又はC10-C18の1,2-アルカンジオール等の発泡相乗剤、シリコーンベース又は非シリコーンベースのサンスクリーン剤、面活性剤、ポリアルキレンイミン類以外のアニオン性、非イオン性、両性又はカチオン性のポリマー、タンパク質、タンパク質加水分解物、ヒドロキシ酸、ビタミン類、パンテノール等のプロビタミン類、揮発性又は非揮発性で直鎖状又は環状であり、架橋又は非架橋で、有機変性されているか又は有機変性されていないシリコーン類から選択される少なくとも一の添加剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物の、シャンプーとしての使用。
  11. 毛髪にテクスチャーとヘアスタイルの良好な保持性を付与するための、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  12. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物を有効量適用し、場合によっては作用時間の経過後に、水ですすぐことからなる、毛髪の洗浄及びコンディショニング方法。
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