JPH11263715A - シャンプー組成物 - Google Patents

シャンプー組成物

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JPH11263715A
JPH11263715A JP6525598A JP6525598A JPH11263715A JP H11263715 A JPH11263715 A JP H11263715A JP 6525598 A JP6525598 A JP 6525598A JP 6525598 A JP6525598 A JP 6525598A JP H11263715 A JPH11263715 A JP H11263715A
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Masayuki Hayashi
雅幸 林
Nobuyuki Doi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗髪時からすすぎ時に至るまで滑らかな指通
り感触を付与すると共に、仕上がり時には毛髪に良好な
風合いを与え、かつ蛋白質に対する変性度が低く皮膚に
対する安全性に優れたシャンプー組成物を提供する。 【解決手段】 (1) 特定のジメチルジアリルアンモニウ
ム塩とアクリル酸の共重合体、(2) カチオン化セルロー
ス及びカチオン化グアガムからなる群から選ばれる少な
くとも1種、及び(3) アルキルアミノプロピオン酸塩を
含有することを特徴とするシャンプー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプー組成物
に関し、さらに詳しくは、洗髪時からすすぎ時に至るま
で滑らかな指通り感触を付与すると共に、仕上がり時に
は毛髪に良好な風合いを与え、さらに手指に対する安全
性に優れるシャンプー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーマネントウェーブ等によりヘ
アスタイルを変えることに加え、ヘアカラーやヘアブリ
ーチ等により毛髪の色調を変化させることも多くなって
きた。このような美的効果の付与は、基本的に化学処理
によって起こる毛髪の変化であり、毛髪に与えるダメー
ジはかなりのものである。また、清潔志向が強い今日に
おいては洗髪回数も多く、併せて毛髪や頭皮、さらには
手指までが荒れたり損傷しやすい状況にある。このた
め、単に適度な洗浄効果を有するだけではなく、洗髪時
からすすぎ時に至るまで滑らかな指通り感が得られ、併
せて毛髪への損傷、特に摩擦によるキューティクルの剥
離を防止でき、且つ手指への刺激性の少ないシャンプー
組成物が望まれている。別にシャンプー組成物に求めら
れる機能としては、洗い上がりのしっとり感と良好な風
合いであり、洗髪後のスタイリング性の良さも重要な要
素である。そこで、従来よりシャンプー組成物にカチオ
ン化セルロース等の皮膜形成性の毛髪保護剤を配合して
シャンプー組成物のコンディショニング効果を向上させ
る方法がとられており、別途、頭皮への刺激性に対する
配慮からは、脱脂力の弱いアミノ酸系や両性の洗浄基剤
が用いられている。
【0003】しかしながら、シャンプー組成物にカチオ
ン化セルロースを配合した場合は、すすぎ時の毛髪のき
しみ感を抑える効果に優れるものの、毛髪への残留感が
強く、洗浄後の風合いは重くなってしまう。一方、洗髪
後に良好な風合いを付与するジメチルジアリルアンモニ
ウムクロライドとアクリル酸とのコポリマー(MERQ
UAT280)をシャンプー組成物に配合してコンディ
ショニング性を向上させる方法も提案されているが、洗
髪時の指通りは改善されないため、充分な効果が期待で
きない。上記に例示した個々のコンディショニング成分
は、当然のことながら併用効果が期待できるところであ
るが、実際には併用による総合的な効果は得にくく、総
じて毛髪への残留性が高まってしまい、個々に有する機
能が打ち消されてしまう。更に、近年の洗髪頻度の高ま
りや、美容師等の日に何度も洗髪を強いられる職業にお
いては、手指に対する安全性の確保も重要であり、連続
使用による手荒れは出来るだけ回避したい問題である。
このように、洗髪時からすすぎ時を経て仕上がり時に至
るまで、総合的なコンディショニング効果を有するシャ
ンプー組成物は未だ得られておらず、この点を改善し、
併せて手指に対する刺激性の少ない総合的コンディショ
ニング効果に優れたシャンプー組成物の開発が望まれて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、洗髪
時からすすぎ時に至るまで滑らかな指通り感触を付与す
ると共に、仕上がり時には毛髪に良好な風合いを与え、
さらに手指に対する安全性に優れるシャンプー組成物を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、特定の式で示され
るジメチルジアリルアンモニウム塩とアクリル酸の共重
合体、カチオン化セルロース及び/又はカチオン化グア
ガム、及びアルキルアミノプロピオン酸塩をシャンプー
組成物に含有させることにより、これらの成分が相乗的
に作用し、洗髪時からすすぎ時に至るまで滑らかな指通
り感触を付与すると共に、仕上がり時には毛髪に良好な
風合いを与え、さらに手指に対する安全性に優れるシャ
ンプー組成物が得られることを見いだし、本発明をなす
に至った。従って本発明は、(1)下記一般式(I)で
示されるジメチルジアリルアンモニウム塩とアクリル酸
の共重合体、(2)カチオン化セルロース及びカチオン
化グアガムからなる群から選ばれる少なくとも1種、及
び(3)下記一般式(II)又は(III)で示されるアルキ
ルアミノプロピオン酸塩からなる群から選ばれる少なく
とも1種を含有することを特徴とするシャンプー組成物
に関する。
【0006】
【化3】
【0007】(式中、X- はハロゲンイオンを表し、m
及びnは化合物の分子量を150万〜200万にする数
値である。)。 (R−NHCH2 CH2 COO- )Y+ (I
I) (式中、Rは炭素原子数12〜18のアルキル基であ
り、Y+ はNa+ 、K+ 又はN+ H(CH3 CH2
H)3 を表す。)
【0008】
【化4】
【0009】(式中、Rは炭素原子数12〜18のアル
キル基であり、Z+ はNa+ 、K+ 又はN+ H(CH2
CH2 OH)3 を表す。) 本発明の具体的な実施態様として、シャンプー組成物の
全重量に基づいて、上記成分(1)のジメチルジアリル
アンモニウム塩とアクリル酸の共重合体を0.1〜5重量
%、成分(2)のカチオン化セルロース及びカチオン化
グアガムからなる群から選ばれる少なくとも1種を0.1
〜2重量%、及び成分(3)のアルキルアミノプロピオ
ン酸塩を1〜30重量%含有することを特徴とするシャ
ンプー組成物が挙げられる。また本発明の好ましい実施
態様として、上記成分(2)として、窒素含量が0.5〜
2.0 重量%のカチオン化セルロース及び窒素含量が1.0
〜3.0重量%のカチオン化グアガムからなる群から選ば
れる少なくとも1種を使用することが挙げられる。本発
明のシャンプー組成物はまた、好ましい態様として鶏卵
白に対する変性度が50以下で、且つ外観上透明なもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のシャンプー組成物に配合する成分(1)
のジメチルジアリルアンモニウム塩とアクリル酸の共重
合体は、上記一般式(I)で示される構造式を有するも
ので、式中、X- はハロゲンイオン、好ましくは塩素イ
オン又は臭素イオンを表す。m、nはそれぞれ該共重合
体化合物の分子量を150万〜200万にする数であ
る。このような共重合体は市場で一般に入手することが
でき、その具体例としては、カルゴン社製のマーコート
(MERQUAT)280が挙げられる。
【0011】次いで、本発明に用いる成分(2)のカチ
オン化セルロースとカチオン化グアガムは特に限定され
るものではないが、それぞれ窒素含量0.5〜2.0重量%
のカチオン化セルロース、窒素含量1.0〜3.0重量%の
カチオン化グアガムを使用することが好ましい。成分
(2)の窒素含量が上記の下限値より少ないと、毛髪へ
のコンディショニング効果が弱く、上限値を超えると使
用感が重くなる傾向がある。使用できるカチオン化セル
ロースの具体例として、ライオン(株)社製のレオガー
ドGP、MLP若しくは東邦化学工業(株)社製のカチ
ナールHC−100、HC200、LC−100、LC
−200などが挙げられる。また、カチオン化グアガム
の具体例としては、大日製薬(株)製ラボールガムCG
−M、CG−M7、CG−M6L、KT−8921、K
T−8922、KT−8820、KT−8802、KT
−8924、KT−8923、KT−8927、KT−
8929、KT−8925、KT−8926、KT−9
206M、KT−9318、KT−9309M、CG−
M8M、KT−9500、KT−9309L、KT−9
308L等が好適に使用される。成分(2)としてはカ
チオン化セルロースとカチオン化グアガムを併用しても
よいし、一方のみを使用してもよい。本発明のシャンプ
ー組成物に使用する成分(3)のアルキルアミノプロピ
オン酸塩を示す一般式(III)において、Rは炭素原子数
12〜18の飽和あるいは不飽和、及び直鎖あるいは分
岐状のアルキル基を表す。好ましい具体例として、β−
ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミ
ノジプロピオン酸ナトリウム等が挙げられる。これらの
アルキルアミノプロピオン酸塩は、一般に市場で入手す
ることができ、本発明では市販品を使用することができ
る。アルキルアミノプロピオン酸塩は1種、又は2種以
上を併用してもよい。
【0012】本発明のシャンプー組成物は、シャンプー
組成物の全重量に基づいて、成分(1)のジメチルジア
リルアンモニウム塩とアクリル酸の共重合体を0.1〜5
重量%、好ましくは0.3〜3重量%、上記成分(2)と
して窒素含量が0.5〜2.0%のカチオン化セルロース及
び窒素含量が1.0〜3.0%のカチオン化グアガムからな
る群から選ばれる少なくとも1種を0.1〜2重量%、好
ましくは0.2〜1重量%、及び成分(3)のアルキルア
ミノプロピオン酸塩を1〜30重量%、好ましくは3〜
20重量%含有することが適当である。これらの成分
が、上記のそれぞれの下限値よりも少ないと、洗髪時か
らすすぎ時に至るまでの滑らかさが得られない場合があ
り、一方上記の上記値を超えると、使用感触が重くなり
滑らかさを減じてしまい、仕上がり時の良好な風合いが
得られない場合がある。
【0013】本発明のシャンプー組成物は、上記成分に
加え、組成物の種類や使用目的に応じて適宜他の成分を
配合することができる。特に主剤として配合する洗浄成
分としては、アニオン性及び両性の界面活性剤を配合す
ることが好ましい。この場合のアニオン性界面活性剤及
び両性界面活性剤としては、種々選択されるが、アニオ
ン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩、テトラデセンスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレ
ンスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンラウリン酸モ
ノエタノールアミド酢酸塩、アシルサルコシン塩、N−
ラウロイルメチル−β−アラニン塩、N−アシルメチル
タウリン塩などが挙げられ、中でもポリオキシエチレン
アルキルエーテル酢酸塩が好ましい。また、両性界面活
性剤としては、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
アルキルアミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−
カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニ
ウムベタインなどが挙げられ、中でもアルキルアミドプ
ロピルベタインが好ましい。これらの配合量は通常シャ
ンプー組成物全体の1〜30重量%である。
【0014】更に、その他の任意成分として一般にシャ
ンプー組成物に配合される成分である非イオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤、増粘剤、湿潤剤、防腐・
殺菌剤、白濁剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、色素、香
料等の1種又は2種以上を配合することができる。これ
らは通常シャンプー組成物に配合するような量で使用す
ることができる。それらの具体例として以下のものがあ
る。 非イオン性界面活性剤:親油型又は自己乳化型グリセリ
ンモノステアレート、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン(PO
E)ソルビタン脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油
等。 カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモ
ニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ア
ルキルジメチルベンジルアンモニウム、エチル硫酸ラノ
リン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム
等。 増粘剤:カルボキシメチルセルロース及びその塩、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ヤシ油脂肪酸ジエタノール
アミド、ラウリル酸ジエタノールアミド、POEジオレ
イン酸メチルグルコシド、モノステアリン酸ポリエチレ
ングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール
等。
【0015】湿潤剤:グリセリン、1,3−ブチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ソルビトール、ポリグリセリン、ポリエチレング
リコール等。 防腐・殺菌剤;安息香酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸
塩、パラオキシ安息香酸エステル、トリクロサン、トリ
クロカルバン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニ
ウム、ヒノキチオール、フェノキシエタノール等。 白濁剤:酸化チタン、酸化亜鉛、モノステアリン酸エチ
レングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール
等。 酸化防止剤:ジブチルヒドロキシトルエン、ジブチルヒ
ドロキシアニソール、酢酸トコフエロール、アスコルビ
ン酸及びその誘導体、天然ビタミンE等。 紫外線吸収剤:2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノン、オクチルジメチルパラアミノベンゾエート、エ
チルヘキシルパラメトキシサイナメート、ヒドロキシメ
トキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩等。
【0016】本発明のシャンプー組成物は常法に従って
製造することができる。例えば、水以外の成分を加熱混
合し、これに同程度に加熱した水を徐々に加えて均一と
し、室温まで冷却すればよい。本発明のシャンプー組成
物はまた、好ましくは透明であって、鶏卵白を用いた変
性試験において、L*A*B*法により測定した色差を
変性度として変性度が50以下を示し、安全性に優れた
ものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明するために実施例
を挙げるが、本発明はこれに限定されるものではない。 〔実施例1〜4及び比較例1〜5〕下記表1及び表2に
示される組成(単位:重量%)により、各シャンプー組
成物を調製した。各例のシャンプー組成物について、次
の3種の試験を行った。試験手順及び評価方法は以下の
とおりである。 1)使用時及び使用後の官能試験 被験者の頭髪を二分し、左右に別々の試料を用いるハー
フヘッド法に準じた。即ち、片方に標準試料として表2
に示す比較例1のシャンプー組成物を用い、もう片方に
それぞれ表1及び表2に示す実施例1〜4と比較例2〜
5のシャンプー組成物を試験試料として用いた。各試料
は約3mlを適用し洗髪した。その際、左右頭髪における
洗髪時及びすすぎ時の指通り感、並びに洗髪後の風合い
を下記の評点スコアーに準じて官能評価を行った。な
お、判定は被験者10名のスコアーの合計で行い、15
点以上であれば発明の効果があると判断した。 3点:試験試料の方がかなり優れている。2点:試験試
料の方が優れている。1点:試験試料の方がやや優れて
いる。0点:同等である。−1点:標準試料の方がやや
優れている。−2点:標準試料の方が優れている。
【0018】2)手指に対する安全性試験 表1及び表2の組成に基づく実施例及び比較例のシャン
プー組成物の1%水溶液を調製し、40℃に加温した。
この液に手首より先端部を完全に浸したまま5分間放置
し、その後ぬるま湯ですすぎ、軽くタオル等で水分を除
去した。この操作を5回繰り返し(30分に1回)、5
回目終了後30分間放置し、完全に乾いた後に手指の状
態を目視観察し、下記スコアーに準じて評価を行った。 被験者:5名で行い、その平均で判定し、2点以上であ
れば刺激性が少ないと判断した。 3点:変化なし。2点:ややカサついている。1点:か
なりカサついている。 また、別に手の甲を被験部位とし、肌荒れ状態を反映す
る角質水分量を試験開始前と試験終了後にSKICON
200(IBS社製)を用いて測定した。なお、角質水
分量は、(試験終了後/試験開始前)×100の数値で
評価した。
【0019】3)鶏卵白に対する変性試験 市販の鶏卵より卵白を採取し、直ちに30メッシュにて
篩過した。篩過した卵白20gに各シャンプー組成物0.
1gを加え2分間攪拌した後、更に1分間放置し、これ
を被験試料とした。標準試料は先に篩過した卵白とし、
標準試料に対する被検試料の色差(ΔE)を、色彩色差
計(日本電色工業(株)製;SZ−Σ90)を用い、L
*A*B*法により測定した。ここで得られた色差を変
性度とした。1試料につき3回測定した。その平均で評
価した。変性度50以下のものを安全性が高いと判断し
た。各試験の結果は下記表3に示す。
【0020】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例 成 分 名 ─────────────── 1 2 3 4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 β−ラウリルアミノプロピオン酸 10 10 10 10 ナトリウム 2 N−ラウロイル−β−アラニン - - - - ナトリウム 3 ポリオキシエチレン(3)ラウリル 5 5 5 5 エーテル酢酸ナトリウム 4 ラウリン酸アミドプロピルベタイン 10 10 10 10 ─────────────────────────────────── 5 ジメチルアリルアンモニウム 1 3 0.3 0.3 クロライドとアクリル酸の共重合体 (分子量170万) ─────────────────────────────────── 6 カチオン化セルロース 0.5 0.2 1 0.2 (カチナールHC-200) ─────────────────────────────────── 7 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 3 3 3 8 パラペン 0.2 0.2 0.2 0.2 9 精製水 適量 適量 適量 適量 ───────────────── 計 100 100 100 100 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0021】
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 比較例 成 分 名 ─────────────── 1 2 3 4 5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1 β−ラウリルアミノプロピオン酸 - 10 10 10 - ナトリウム 2 N−ラウロイル−β−アラニン 10 - - - 10 ナトリウム 3 ポリオキシエチレン(3)ラウリル 5 5 5 5 5 エーテル酢酸ナトリウム 4 ラウリル酸アミドプロピルベタイン 10 10 10 10 10 ─────────────────────────────────── 5 ジメチルアリルアンモニウム - - 3 - 3 クロライドとアクリル酸の共重合体 (分子量170万) ─────────────────────────────────── 6 カチオン化セルロース - - - 1 1 (カチナールHC-200) ─────────────────────────────────── 7 ラウリン酸ジエタノールアミド 3 3 3 3 3 8 パラペン 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 9 精製水 適量 適量 適量 適量 適量 ───────────────── 計 100 100 100 100 100 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0022】実施例及び比較例に示したシャンプー組成
物は、成分1〜4、7、8を70℃にて均一に混合し、
これに5及び6を一部の9に溶解したものを加え、さら
に50℃まで冷却した後、残りの9を加えて室温まで冷
却して調製した。いずれも透明のシャンプー組成物が得
られた。
【0023】
【表3】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例 比較例 ──────────────────────────── 1 2 3 4 1 2 3 4 5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 洗髪時の指通り 23 20 19 16 0 3 6 10 12 すすぎ時の 24 17 22 16 0 2 8 10 9 指通り 洗髪後の風合い 24 18 16 18 0 2 10 7 10 ─────────────────────────────────── 手指のカサつき 2.4 2.6 2.6 2.2 1.2 1.4 1.6 1.6 1.8 角質水分量 94 97 95 92 68 75 78 80 85 ─────────────────────────────────── 卵白変性度 28.7 31.2 27.5 26.3 54.1 38.5 56.2 37.2 63.4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0024】表3に示される結果から明らかなように、
本発明品である実施例は、いずれも比較例に比べて良好
な数値が得られた。即ち、洗髪時からすすぎ時に至るま
での指通り感、並びに洗髪後の風合いも比較的優れてお
り、総合的なコンディショニング効果が得られる。ま
た、手指に対する刺激性も少ないことが分かり、卵白変
性度が低いことから蛋白質変性度が低いことが示唆さ
れ、よって安全性の高いシャンプー組成物であることが
示された。
【0025】〔実施例5〕以下の組成(単位:重量%)
によりクリアシャンプーを調製した。 1.β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム 12.0 2.ラウリン酸アミドプロピルベタイン 15.0 3.ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム 5.0 4.ラウリン酸ジエタノールアミド 3.5 5.ジメチルジアリルアンモニウムクロライド/ 1.5 アクリル酸共重合体(MERQUAT280) 6.カチオン化セルロース(カチナールHC−200) 0.3 7.グリセリン 1.0 8.パラベン 0.3 9.フェノキシエタノール 0.5 10.グリチルリチン酸ジカリウム 0.1 11. ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 1.0 12. クエン酸 適量 13. ラベンダー油 0.05 14. ホホバ油 0.1 15. 精製水 残量 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 合 計 100 調製法:成分2〜4、7〜10及び14を70℃にて均
一に攪拌混合し、これに5及び6を15の一部に溶解し
たものを加えた。その後、12及び残りの15を加え均
一にし、50℃まで冷却した。最後に13を加え引き続
き室温付近まで冷却した。
【0026】〔実施例6〕以下の組成(単位:重量%)
によりパールシャンプー(外観上、パール光沢のあるシ
ャンプー)を調製した。 1.β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム 15.0 2.ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 8.0 3.ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム 10.0 4.ラウリン酸ジエタノールアミド 4.0 5.ジメチルジアリルアンモニウムクロライド/ 2.0 アクリル酸共重合体(MERQUAT280) 6.カチオン化グアガム(ラボールガムCG−M8M) 0.5 7.グリセリン 1.0 8.パラベン 0.3 9.ジステアリン酸エチレングリコール 1.2 10.ポリオキシエチレン(120) ジオレイン酸メチルグルコシド 0.5 11. 安息香酸ナトリウム 0.5 12. クエン酸 0.2 13. エデト酸二ナトリウム 0.1 14. 香料 0.2 15. 精製水 残量 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 合 計 100 調製法:成分1〜4、7〜10及び13を70℃にて均
一に攪拌混合し、これに5及び6を15の一部に溶解し
たものを加えた。その後、11、12及び残りの15を
加え均一にし、50℃まで冷却した。最後に14を加え
引き続き室温付近まで冷却した。
【0027】
【発明の効果】本発明により、洗髪時からすすぎ時に至
るまで滑らかな指通り感触を付与すると共に、仕上がり
時には毛髪に良好な風合いを与え、かつ蛋白質に対する
変性度が低く皮膚に対する安全性に優れたシャンプー組
成物が提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3/382 C11D 3/382 10/02 CEA 10/02 CEA //(C11D 10/02 1:10 3:37 3:382)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)下記一般式(I)示されるジメチ
    ルジアリルアンモニウム塩とアクリル酸の共重合体、
    (2)カチオン化セルロース及びカチオン化グアガムか
    らなる群から選ばれる少なくとも1種、及び(3)下記
    一般式(II)又は(III)で示されるアルキルアミノプロ
    ピオン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種を含
    有することを特徴とするシャンプー組成物。 【化1】 (式中、X- はハロゲンイオンを表し、m及びnは化合
    物の分子量を150万〜200万にする数値であ
    る。)。 (R−NHCH2 CH2 COO- )Y+ (I
    I) (式中、Rは炭素原子数12〜18のアルキル基であ
    り、Y+ はNa+ 、K+ 又はN+ H(CH2 CH2
    H)3 を表す。) 【化2】 (式中、Rは炭素原子数12〜18のアルキル基であ
    り、Z+ はNa+ 、K+ 又はN+ H(CH2 CH2
    H)3 を表す。)
  2. 【請求項2】 シャンプー組成物の全重量に基づいて、
    (1)ジメチルジアリルアンモニウム塩とアクリル酸の
    共重合体を0.1〜5重量%、(2)カチオン化セルロー
    ス及びカチオン化グアガムからなる群から選ばれる少な
    くとも1種を0.1〜2重量%、及び(3)アルキルアミ
    ノプロピオン酸塩を1〜30重量%含有することを特徴
    とする請求項1のシャンプー組成物。
  3. 【請求項3】 窒素含量が0.5〜2.0 %のカチオン化セ
    ルロース及び窒素含量が1.0〜3.0%のカチオン化グア
    ガムからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシャンプー組成
    物。
  4. 【請求項4】 鶏卵白に対する変性度が50以下で、且
    つ外観上透明である請求項1〜3のいずれか1項記載の
    シャンプー組成物。
  5. 【請求項5】 アルキルアミノプロピオン酸塩がβ−ラ
    ウリルアミノプロピオン酸ナトリウム及びラウリルアミ
    ノジプロピオン酸ナトリウムからなる群から選ばれる少
    なくとも1種である請求項1〜4のいずれか1項記載の
    シャンプー組成物。
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