JPH06157252A - 毛髪シャンプー・コンディショナー組成物 - Google Patents

毛髪シャンプー・コンディショナー組成物

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JPH06157252A
JPH06157252A JP4137517A JP13751792A JPH06157252A JP H06157252 A JPH06157252 A JP H06157252A JP 4137517 A JP4137517 A JP 4137517A JP 13751792 A JP13751792 A JP 13751792A JP H06157252 A JPH06157252 A JP H06157252A
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JP
Japan
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hair
composition
range
weight
acid
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JP4137517A
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English (en)
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Myra A Hoshowski
エイ.ホショウスキー マイラ
J Brown William
ジョエイ.ブラウン ウイリアム
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Helene Curtis Inc
Helene Curtis Industries Inc
Original Assignee
Helene Curtis Inc
Helene Curtis Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来相容性がないとされるアニオン界面活性
剤(泡立ちと洗浄性)とポリマーコンディショニング剤
(コンディショニング効果)とを含む両物質の効果を併
せ有する毛髪シャンプー・コンディショニング組成物を
得ることを目的とする。 【構成】 アルキルサルフェートまたはアルキルエーテ
ルサルフェートのようなアニオン清浄性界面活性剤と
式: 【化1】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数であり、mは1
〜約18の範囲の数であり、そしてpおよびrは1〜約
4の範囲の数である)を有するポリマーコンディショニ
ング化合物を適当な担体中に含み、毛髪を清浄化し、多
量かつ安定な泡容積を発生し、湿潤時および乾燥時の改
良コンディショニング性を1回の適用で毛髪に付与する
毛髪シャンプー・コンディショナー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は毛髪シャンプー・コンデ
ィショナー組成物および安定な多量の泡を発生させ、毛
髪を清浄にし、そして組成物の1回の適用で毛髪に改良
された湿潤状態および改良された乾燥状態コンディショ
ニング性を付与する毛髪の処置方法に関する。特に、本
発明は(a)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムのような
アルキルエーテルサルフェート、またはラウリル硫酸ア
ンモニウムのようなアルキルサルフェートのようなアニ
オン清浄性界面活性剤、(b)式:
【化10】 (式中、nは2〜約1000、好ましくは2〜約500
の範囲の数であり、mは1〜約18の範囲の数であり、
pおよびrは1〜約4の範囲の数である)を有するポリ
マーカチオンコンディショニング化合物を(c)適当な
担体中に含み、pHを約2.5〜7未満に調整した毛髪
シャンプー・コンディショナー組成物を指向する。毛髪
シャンプー・コンディショナー組成物は特別の起泡性を
実証し、毛髪を有効に清浄にし、同時に組成物の1回の
適用で毛髪に予期されない改良された湿潤状態および乾
燥状態コンディショニング性を付与する。驚くべきこと
に、本発明の毛髪シャンプー・コンディショナー組成物
は予期されない高量の安定な泡を発生する。さらに、組
成物のアニオン成分およびカチオン成分は相互に作用せ
ず、従って有効に毛髪を清浄にし、毛髪に湿潤状態およ
び乾燥状態コンディショニング性を付与するのに利用で
きる。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】大多
数の人はその清浄化性に対し毛髪シャンプーを購入し、
使用する。さらに、毛髪の清浄化の他に、消費者は予め
セットした髪型を保持する十分にコンディショニングさ
れた毛髪を望んでいる。しかし、今日毛髪シャンプーは
一般に高い起泡性を示し、主としてコンディショニング
と反対の毛髪を清浄化するアニオン界面活性剤のような
高有効性合成界面活性剤により処方される。従って、毛
髪シャンプーは湿潤毛髪のもつれを解くことを助けない
し、乾燥毛髪に毛髪セットの扱いやすさ、または成形性
のような何らかの残留毛髪コンディショニング利点を付
与しないことは驚くべきことではない。
【0003】その結果として、シャンプー後、毛髪は通
常化粧的に満足できない状態に残される。何故ならアニ
オン界面活性剤をベースとする毛髪シャンプー組成物は
毛髪からすべての汚れおよび汚物を除去するのみでな
く、また毛髪繊維の表面に自然に存在するすべての皮脂
を必須的に除去するからである。従って、毛髪を有効に
清浄化するアニオン界面活性剤の性質は、化粧的に満足
できない状態に毛髪をおくことにも働くことが分った。
従って、一般にアニオン界面活性剤、または非イオン界
面活性剤または両性界面活性剤を含む毛髪シャンプー組
成物による洗髪は、水ですすいだ後、望ましくない混乱
した、さえない、乾いた感触または感覚、通例「クリー
ク」と呼ばれるものを有する毛髪を残す。
【0004】その結果、完全に清浄にした毛髪は、湿潤
または乾燥状態のいずれでも髪を梳くことが非常に難し
い。何故なら個個の毛髪繊維はもつれ、よじれおよび相
互にからみ合いを起こしやすいからである。さらに、タ
オルで乾燥した毛髪のような不完全乾燥毛髪は、くし梳
き性がよくない。その場合、完全乾燥後、毛髪は十分に
セットされない。さらに、乾燥毛髪の髪梳き性、または
くし梳き性は不十分なままである。乾燥毛髪は毛髪を
「逆立ち」させ、それによってさらに毛髪のくし梳き性
を低下させる低湿度雰囲気における望ましくない静電性
も有する。新たに洗髪した満足できない髪梳き性または
くし梳き性は末端割れ、または毛髪破損のような毛髪の
損傷も生じる。さらに、毛髪の天然光沢および弾性が低
下する。
【0005】従って、新たに洗髪した毛髪は、通例満足
できない毛髪の物理的および化粧的状態を改良するため
に、コンディショニング組成物によりシャンプー後の毛
髪処置を必要とする。コンディショニング組成物は通常
毛髪シャンプーとは別に使用され、通例カチオン化合物
を含有するリンスまたはクリーム様ローションである。
従って、研究者は多量かつ安定な泡を発生し、毛髪を清
浄にし、コンディショナー組成物による次の処置を回避
できるような、毛髪を化粧的に満足できる状態におく毛
髪シャンプー組成物を求めた。
【0006】その結果として、研究者はシャンプーおよ
び毛髪コンディショナーの双方として挙動する組成物を
求めた。しかし、生成シャンプー・コンディショナー組
成物にはいくつかの不利益が存在した。例えば、アニオ
ン界面活性剤は高い起泡を生じ、毛髪の清浄化に適する
こと、そして多くの場合、カチオン界面活性剤およびポ
リマーのようなカチオン化合物は好適毛髪コンディショ
ナーであることは当業者に既知である。しかし、研究者
が遭遇した主要な難事は、アニオン界面活性剤とカチオ
ン界面活性剤またはカチオンポリマー間の固有な不相容
性である。その結果として、アニオン界面活性剤とカチ
オン界面活性剤またはカチオンポリマー間の接触は、扱
い難い沈澱を直ちに形成するか、またはその起泡性、清
浄化およびコンディショニング性のそれぞれを有意に低
減するアニオンおよびカチオン成分間の相互作用を生ず
る。起泡、清浄化およびコンディショニング効果の低減
はアニオンおよびカチオン成分が組成物から沈澱せず
に、溶液または懸濁状態で残る組成物にも認められる。
【0007】アニオン化合物およびカチオン化合物間の
固有の不相容性は当業者の研究者により十分に認められ
る。例えば、Cosmetics,Interscie
nce Publishers,Inc.,New Y
ork,538頁、1957に、Segarinはアニ
オンおよびカチオン化合物は反応して不溶性塩を形成す
るので併用できないことを記載する。こうして、実際に
毛髪に高起泡性および非実在性アニオン界面活性剤をベ
ースとするシャンプーを適用して毛髪を清浄化し、次に
毛髪をすすぎ、次いで毛髪に実在性カチオン化合物を含
むコンディショナー組成物を適用して毛髪をコンディシ
ョニングすることにより伝統的に消費者の要求を満たし
てきた。
【0008】上記のように、結び目形成およびもつれや
すい新たにシャンプー洗いした毛髪は、扱いおよびくし
梳きすることは困難である。湿潤くし梳き性問題は、毛
幹を被覆する化合物を含有し、コンディショナー化合物
を毛幹上に残留させることにより、個個の毛幹にもつれ
およびからみ合いに対し抵抗性をもたせるコンディショ
ナー組成物を使用して新たにシャンプー洗いした毛髪を
処置することにより解決した。最近まで毛髪シャンプー
および毛髪コンディショナー組成物の双方の望ましい性
質は単一組成物中に添加できなかった。従って、シャン
プー組成物およびコンディショナー組成物は連続して適
用し、各組成物により供される利点を達成した。すべ
て、またはいくつかのシャンプー組成物およびコンディ
ショナー組成物の有利な性質を、単一シャンプー・コン
ディショナー組成物中に組み合せようとする研究者は、
特にシャンプー洗い後のコンディショニングリンスの性
質を毛髪シャンプー組成物中に添加することに集中し
た。
【0009】従って、毛髪シャンプー組成物はアニオン
性が主体であるので、実在性カチオン化合物をアニオン
シャンプー組成物中に添加することは、アニオンおよび
カチオン界面活性剤間の固有の不相容性のために困難な
いし不可能の範囲にある。それにも拘らず、組み合せシ
ャンプー・コンディショナー組成物は、これらの組成物
が消費者に便宜性を提供するため望ましい。これらのシ
ャンプー・コンディショナー生成物では、アニオン界面
活性剤は汚れ、表面フィルム、屑などの毛髪および頭皮
を除去し、一方カチオン化合物は毛髪上に沈着して扱い
やすさ、光沢およびテクスチャーのようなコンディショ
ニング利点を供する。しかし、本発明組成物および方法
まで、カチオンおよびアニオン界面活性剤間の固有の不
相容性のため、安定な毛髪シャンプー・コンディショナ
ー組成物を供することは困難であることが分った。その
結果として、および本発明の重要な特徴に従って、ポリ
マーカチオンコンディショニング化合物は、組成物のア
ニオンおよびカチオン成分間の相互作用が本質的に排除
された組成物中に添加される。その場合毛髪シャンプー
・コンディショナー組成物は、毛髪を清浄化し、同時に
毛髪にコンディショニング性を付与するために利用され
る。さらに、組成物は通例コンディショニング化合物を
含まない毛髪シャンプー組成物によってのみ実証される
多量で、安定な起泡量を発生する。
【0010】従って、1回の毛髪処置で毛髪を清浄化
し、毛髪をコンディショニングする、すなわち毛髪を一
層扱いやすくする、有効で、安定なシャンプー・コンデ
ィショナー組成物に対する要求は当業界で古くから認め
られていた。従って、予めシャンプー洗いした毛髪に適
用するコンディショニング組成物は周知であるが、やっ
と最近になってシャンプー・コンディショナー組成物が
入手しうるようになった。例えば、いくつかのシャンプ
ー・コンディショナー組成物は、特に毛幹上に一部の天
然油を残すために温和さ、従って低洗浄性に対し処方さ
れる。しかし、このタイプの組成物により処置した毛髪
は比較的急速に油じみ、汚れた見映えおよび汚れた感じ
になる。
【0011】別のタイプのシャンプー・コンディショナ
ー組成物はポリグリコール、脂肪酸グリコールエステ
ル、天然または合成ワックスまたはラノリン誘導体のよ
うな、シャンプー洗い中毛髪上に沈着する油性成分を含
む。しかし、これらの成分の油性はシャンプーの泡立ち
を減少させ、シャンプー洗い後比較的早く油じみた、汚
れた毛髪の感覚の原因となる。別のタイプのシャンプー
・コンディショナー組成物は、シャンプー中毛幹上に沈
着する実在性カチオンポリマーを含み、所望度の扱いや
すさを付与する。しかし、先行技術で使用されるカチオ
ンポリマーは、毛髪に上記油じみた感覚も与える。この
タイプのシャンプー・コンディショナー組成物の製造で
遭遇する主要な困難は、コンディショニング、清浄性、
消費者に対する魅力、起泡性、および他の機能性および
審美性の微妙なバランスを破壊せずに十分に安定な組成
物を得ることであった。驚くべきことに、そして意外に
も、本発明組成物はポリマーカチオンコンディショニン
グ化合物を含むが、組成物は十分に安定であり、十分に
泡立ち、毛髪を清浄にし、そして油じみた感じを与えず
に毛髪にコンディショニング性を付与し、一方消費者に
対する魅力ではすぐれた物理性および審美性を保持す
る。
【0012】従って、本発明は毛髪を清浄化し、そして
毛髪に改良されたくし梳き性、光沢および扱いやすさの
ような改良された物理性および化粧性を付与するシャン
プー・コンディショナー組成物に関する。アニオン界面
活性剤は洗髪および多量の安定な泡の発生に特に有用で
あり、カチオン界面活性剤およびカチオンポリマーは毛
髪のコンディショニングに特に有用であることは既知で
ある。さらに、シャンプー・コンディショナー組成物に
アニオン界面活性剤およびカチオン化合物を組み合せる
ことは、2種の界面活性剤間に固有の化学的不相容性が
あるので困難であることが分った。その結果として、そ
して本発明に従って、アニオン界面活性剤は特別のポリ
マーカチオンコンディショニング化合物と組み合せて、
安定で、有効な毛髪シャンプー・コンディショナー組成
物を供しうることが分った。組成物は貯蔵中相分離に抵
抗して十分に安定であり、組成物のカチオンおよびアニ
オン成分間の相互作用に有効に抵抗するが、毛髪に適用
すると実質量のポリマーカチオンコンディショニング化
合物を毛髪上に十分に沈着してシャンプー洗い中および
すすぎ中毛髪からのすすぎ洗いに耐える。
【0013】特に、式:
【化11】 (式中、nは2〜約1000、好ましくは2〜約500
の範囲の数であり、mは1〜約18の範囲の数であり、
そしてpおよびrは1〜約4の範囲の数である)を有す
るポリマーカチオンコンディショニング化合物は、非実
在性アニオン清浄性界面活性剤を含むシャンプー組成物
中に添加する場合、多量の安定な泡を発生し、完全に毛
髪を清浄化し、さらに十分量のカチオンポリマーを毛髪
上に沈着して油じみな感じを示さずに毛髪をコンディシ
ョニングする毛髪シャンプー・コンディショナー組成物
を供する。このような結果は当業者には意外なことであ
る。何故ならアニオン界面活性剤は種類としてしばしば
カチオンポリマーと不相容性であり、相容性である場合
泡の発生能力が実質的に低下することを示すからであ
る。従って、本発明に使用するアニオン洗浄界面活性剤
およびカチオンコンディショニングポリマーの組み合せ
により示される相容性は、新規かつ驚くべきことであ
り、それによって毛髪上に実在性カチオンコンディショ
ニング化合物を十分に沈着させ、一方アニオン清浄性界
面活性剤は消費者が許容しうる起泡量を発生し、洗髪す
る。
【0014】総合的に、カチオン界面活性剤およびカチ
オンポリマーのようなカチオン化合物は、人の毛髪に対
し実在的であることは既知であり、伝統的に毛髪清浄お
よび毛髪コンディショニングサイクルを完結するために
使用される。カチオン化合物が毛髪のケラチン物質と相
互作用する能力は、カチオン化合物を濡れた髪のもつれ
を解き、乾いた髪を扱いやすくするなどの所望の物理的
および化粧的コンディショニング性を付与するもっとも
広汎に使用される化合物にする。もっとも通常的には、
カチオン化合物は新たにシャンプー洗いし、シャンプー
洗い後のコンディショニングリンスからのリンスした毛
髪に適用される。ごく最近、研究者はカチオン化合物お
よびアニオン界面活性剤間の相互作用を低減または回避
するために、この組成物成分を注意深くバランスするこ
とによりカチオン化合物をアニオン界面活性剤をベース
とする毛髪シャンプー中に添加した。
【0015】アニオン毛髪シャンプー組成物中に添加さ
れたカチオン化合物は、例えば水溶性タン白またはタン
白分解生成物、またはDE−OS第2150899号明
細書に記載のタイプのアミノポリカルバミド樹脂のよう
なポリカチオンポリマー、米国特許第3,816,61
6号明細書記載のタイプのポリカチオンセルロース誘導
体、または米国特許第4,292,212号明細書記載
のタイプのポリカチオングアール誘導体を含む。カチオ
ンまたは第4級アンモニウム基を含有する他の多くの水
溶性ポリマーは、アニオン界面活性剤をベースとする毛
髪シャンプーに使用することが提案された。しかし、特
別のカチオン化合物、特に特別のカチオンポリマーはア
ニオン界面活性剤と相容性であるとは云え、すべてのカ
チオン毛髪コンディショニング化合物に普通の不利は、
少くとも一部低減コンディショニング効果および実質的
に低減した起泡発生能力がカチオン化合物をアニオン界
面活性剤をベースとする毛髪シャンプーに含ませる場合
認められることである。対照的に、そして一層十分に以
下に示されるように、本発明の毛髪シャンプー・コンデ
ィショナー組成物は、多量の安定な泡を発生し、有効に
毛髪を清浄にし、シャンプー洗い後のコンディショナー
組成物により付与される性質と同等のコンディショニン
グ性を毛髪に付与する。
【0016】従って、本発明は非実在性かつ高起泡性ア
ニオン清浄性界面活性剤およびポリマーコンディショニ
ング化合物を含み、同時に毛髪を清浄化し、毛髪に望ま
しい物理性および化粧性を付与する毛髪シャンプー・コ
ンディショナー組成物を指向する。本発明のシャンプー
・コンディショナー組成物により毛髪を処置することに
より、毛髪は湿潤時に容易に梳くことができ、毛髪は乾
燥時、特に弾性、ボディ、光沢および扱いやすさを含む
満足できる化粧性を有する。カチオンポリマーが主とし
て両性界面活性剤と混合される先行技術とは対照的に、
本発明の毛髪シャンプー・コンディショナー組成物は毛
髪をコンディショニングする特別のポリマーコンディシ
ョニング化合物および毛髪を清浄にするアニオン界面活
性剤を含む。さらに、カチオン化合物およびアニオン界
面活性剤を同一組成物に含む場合、通常遭遇する安定性
および不相容性問題には打勝った。
【0017】シャンプー・コンディショナー組み合せ組
成物を供する上記試みには、米国特許第2,950,2
55号明細書のGoffの開示が含まれる。ここには比
較的小さい、等モル量のアニオン界面活性剤およびモノ
マー第4級アンモニウム界面活性剤が、主として両性お
よび非イオン界面活性剤をベースとする毛髪シャンプー
に含まれる。両性および非イオン界面活性剤は温和な洗
浄剤であり、カチオン界面活性剤と相容性であるが、ア
ニオン界面活性剤程泡の発生または毛髪の清浄化に有効
ではない。同様に、米国特許第3,816,616号明
細書にAnguilloらは、アニオン界面活性剤をベ
ースとするシャンプーに、グアールガムをベースとする
カチオンポリマーを使用して毛髪シャンプー・コンディ
ショナー組み合せ組成物を供することを開示する。An
guilloらの開示組成物は清浄化には有効であるこ
とが分ったが、毛髪にコンディショニング性を付与する
には効果がない。
【0018】米国特許第3,990,991号明細書に
Gersteinは過半量の両性界面活性剤およびエト
キシル化またはプロポキシル化クリプトアニオン界面活
性剤と少量のカチオン界面活性剤またはカチオンポリマ
ーとを含む毛髪シャンプー・コンディショナー組成物を
開示する。Oberstarらの米国特許第4,06
1,602号明細書は両性界面活性剤、アニオン界面活
性剤および天然に存在するポリマーのカチオン誘導体を
含み、毛髪を清浄にし、毛髪にコンディショニング性を
付与するコンディショニングシャンプー組成物を開示す
る。米国特許第4,273,760号明細書に、Koe
hlerらはカチオンポリマー、アニオン界面活性剤お
よび非イオン界面活性剤を含み、毛髪をコンディショニ
ングし、清浄にする毛髪コンディショニングシャンプー
を開示する。
【0019】米国特許第4,247,538号明細書
に、Barkerは両性界面活性剤ベース、カチオン界
面活性剤およびアニオンマクロコロイドポリマーを含む
コンディショニングシャンプーを開示する。米国特許第
4,676,978号明細書に、Csehはアニオン界
面活性剤をベースとするシャンプーにポリカチオングア
ール誘導体、硬化しうるカチオンポリ縮合生成物、非イ
オン界面活性剤およびフィルム形成ポリマーを含むコン
ディショニングシャンプーを開示する。米国特許第4,
832,872号明細書に、Scandelはアニオン
界面活性剤、コンディショニングアミンオキシド、およ
びコンディショニングカチオン第4級ポリマーを含む毛
髪シャンプー・コンディショナーを教示する。
【0020】米国特許第4,381,259号明細書に
Hommaらは毛髪の洗滌に有効な界面活性剤、アニオ
ンリン酸エステル界面活性剤およびカチオンポリマーを
含む毛髪シャンプー・コンディショナー組成物を開示す
る。特にHommaらは第4欄第37〜39行に適当な
カチオンポリマーはアジピン酸とジメチルアミノヒドロ
キシプロピレンジエチレントリアミンのコポリマーであ
ることを開示する。このポリマーは本発明で利用するポ
リマーとは、ジエチレントリアミンの窒素原子がヒドロ
キシ置換基およびジメチルアミノ置換基を含むプロピレ
ン部分により置換されることで異る。本発明で利用する
コポリマーはポリアミンの窒素原子に置換基を含まな
い。さらに、本発明組成物および方法は十分な泡容積を
発生し、毛髪を清浄にし、または毛髪にコンディショニ
ング性を付与するためにアニオンリン酸エステル界面活
性剤を必要としない。
【0021】以下の付加的特許および刊行物も、毛髪シ
ャンプー・コンディショナー組成物および毛髪シャンプ
ー・コンディショナー組成物に使用する化合物を指向す
る:A.Hunting,「The Function
of Polymersin Shampoos a
nd Conditioners」,Cosmet.T
oiletries,99(6),57−60,198
4;Coney,米国特許第3,793,210号明細
書;Olsom,Jr.ら、米国特許第3,697,4
52号明細書、Hewitt,米国特許第3,755,
559号、第3,849,348号および第3,64
2,577号明細書、Tarasovら、米国特許第
3,996,146号明細書、Birkoferら、米
国特許第3,926,840号明細書、Barker、
米国特許第3,668,136号明細書。先行技術は両
性洗浄剤がシャンプー・コンディショナー組成物に必要
であることを教示し、コンディショニングシャンプーを
指向する次の特許明細書に例示される:米国特許第3,
313,734号、第3,962,418号、第2,9
99,069号,第3,055,836号,第3,99
6,146号,第4,009,256号および第3,4
00,198号明細書。これらの特許および他のもの
は、カチオンコンディショニング化合物とシャンプー処
方の残りの成分間の相容性を得るために組成物に両性ま
たは極性非イオン成分を含むことの必要性を教示する。
【0022】米国特許第4,866,159号明細書に
Forestierらは皮膚ケア生成物または毛髪ケア
生成物にポリアミノアミドを使用して紫外線を濾過し、
それによって有害な太陽光線から皮膚または毛髪を保護
することを開示する。Forestierらは特にジカ
ルボン酸と紫外線吸収部分により部分置換されたポリア
ミンの縮合生成物を含む架橋結合ポリアミノアミドを開
示する。置換縮合生成物は紫外線から、処置した皮膚ま
たは毛髪を保護する十分量で、皮膚ケアまたは毛髪ケア
組成物中に添加される。Forestierらは安定で
多量の泡容積を発生するアニオン界面活性剤をベースと
する組成物の能力に、悪影響を及ぼさない毛髪コンディ
ショニング化合物として、ジカルボン酸およびポリアミ
ンの実質的に未架橋、未置換コポリマーを使用すること
を教示または示唆しない。
【0023】本発明の以下の詳細な記載に示されるよう
に、これらの引例は単独または組み合せても、本発明組
成物および方法を予期または示唆することはできない。
本方法はポリマーコンディショニング化合物とアニオン
清浄化界面活性剤とを約2.5〜7未満のpHで組み合
せて、有効かつ同時に、安定で多量の泡容積を発生し、
毛髪を清浄にし、そして毛髪に改良されたコンディショ
ニング性を付与する十分に安定な毛髪シャンプー・コン
ディショナー組成物を供する。驚くべきことに、本発明
組成物はアニオン界面活性剤およびカチオン成分の双方
を組成物中に含んでいても、十分に安定で相分離に対し
抵抗性がある。さらに、組成物は濃厚で安定な泡を発生
し、反復シャンプー後毛幹上にポリマーコンディショニ
ング化合物を過度に形成させることなく、コンディショ
ニング剤を毛髪上に沈着するすぐれた能力を実証する。
【0024】従って、および本発明に従って、アニオン
清浄性界面活性剤および特別のポリマーコンディショニ
ング化合物を含み、約2.5〜7未満のpHを有する組
成物と毛髪を接触させる方法により、毛髪は清浄化さ
れ、同時にすぐれた毛髪コンデイショニング性が毛髪に
付与される。その結果として、本発明方法は多量で安定
な泡を供し、そして毛髪を清浄化すると共にコンディシ
ョニングし、毛髪に対しシャンプー・コンディショナー
組成物の1回の適用で一層扱いやすく、審美的に快い毛
髪を供する。
【0025】
【課題を解決するための手段】簡単に云えば、本発明は
同時に毛髪をシャンプー洗いおよびコンディショニング
する組成物および方法を指向する。特に、本発明は毛髪
を処置する方法に関し、この方法ではアニオン清浄性界
面活性剤および一般構造式(1):
【化12】 (式中、nは2〜約1000、好ましくは2〜約500
の範囲の数であり、mは1〜約18の範囲の数であり、
そしてpおよびrは1〜約4の数である)を有するポリ
マーコンディショニング化合物を適当な担体中に含む組
成物と毛髪を接触させることにより、毛髪を清浄化する
と同時に、コンディショニングする。任意にはアルカノ
ールアミドのよう非イオン界面活性剤、ベタインまたは
ヒドロキシスルタインのような両性界面活性剤、または
その組み合せを組成物に含ませて組成物の審美性および
消費者魅力を改良することができる。
【0026】その結果として、ラウリルエーテル硫酸ナ
トリウムなどのアルキルエーテルサルフェートのような
アニオン清浄界面活性剤、およびアジピン酸およびジエ
チレントリアミンのコポリマーなどの一般構造式(1)
を有する実質的に未架橋結合のポリマーコンディショニ
ング化合物、を含む水性組成物の1回の適用による毛髪
の処置は、多量で安定な泡を供し、有効に毛髪を清浄に
し、同時に毛髪に対しすぐれた湿潤時およびすぐれた乾
燥時のコンディショニング性を付与する。驚くべきこと
に、そして意外なことに、本発明の適用が容易のシャン
プー・コンディショナー組成物により処置した毛髪は、
完全に清浄化され、湿潤時のくし梳き性、乾燥時のくし
梳き性、扱いやすさ、柔軟さおよびボデイのような改良
された物理性および化粧性を示す。
【0027】従って、本発明の重要な特徴に従って、1
回の適用で毛髪を清浄にし、毛髪に改良された物理性お
よび化粧性を付与する毛髪処置組成物が供される。毛髪
処置組成物はアニオン清浄性界面活性剤および一般構造
式(1)を有するポリマーコンディショニング化合物を
適当な担体中に、任意には非イオン界面活性剤、両性界
面活性剤またはその組み合せをも含む。本発明の毛髪シ
ャンプー・コンディショナー組成物は多量で安定な泡を
発生し、毛髪を清浄にし、毛髪に改良された物理的およ
び化粧的コンディショニング性を約2.5〜7未満のp
H範囲で付与することができる。
【0028】本発明は毛髪を約2.5〜7未満のpHを
有する組成物と接触させ、組成物はアニオン清浄性界面
活性剤およびアジピン酸とジエチレントリアミンのコポ
リマーのようなポリマーコンディショニング化合物を適
当な担体中に、そして任意には非イオン界面活性剤、両
性界面活性剤またはその組み合せを含み、毛髪をすす
ぎ、次いで毛髪を乾燥して毛髪を清浄にすると同時に、
組成物の1回の適用で毛髪に改良された物理的および化
粧的コンディショニング性を付与することを含む毛髪の
処置方法を指向する。
【0029】本発明の別の重要な特徴に従って、清浄に
した意外な程十分にコンディショニングされた毛髪を得
る毛髪の処置方法は、毛髪を約1〜約20重量%のアニ
オン清浄界面活性剤および一般構造式(1):
【化13】 (式中、nは2〜約1000、好ましくは2〜約500
の範囲の数であり、mは約1〜約18の範囲の数であ
り、そしてpおよびrは1〜約4の範囲の数である)を
有する約0.1〜約2.5重量%のポリマーカチオンコ
ンディショニング化合物を含む水性組成物と接触させ、
毛髪をすすぎ、次いで毛髪を乾燥することを含む。
【0030】特に、本発明は毛髪を約1〜約20重量%
のラウリル硫酸アンモニウムのようなアニオン清浄性界
面活性剤、約0.1〜約2.5重量%のアジピン酸とジ
エチレントリアミンのコポリマーのような一般構造式
(1)を有するポリマーコンディショニング化合物、お
よび任意には非イオン界面活性剤として0〜約5重量%
のアルカノールアミド、0〜約5重量%の両性界面活性
剤またはその組み合せを含む水性組成物と接触させ、毛
髪をすすぎ、次いで毛髪を乾燥することにより1回の適
用で清浄にした、意外な程十分にコンディショニングさ
れた毛髪を得る毛髪の処置方法を供することを指向す
る。新規かつ改良された毛髪のシャンプー・コンディシ
ョナー組成物は多量で安定な泡を発生し、有効に毛髪を
清浄にし、通常毛髪および染色し、白色にし、漂白しま
たは他の実質的に損傷させた毛髪の双方に対し改良され
た物理的、化粧的および審美的コンディショニング性を
付与することができる。
【0031】本発明の上記および他の目的および利点お
よび新規特徴は、本発明方法および組成物を使用するこ
とにより、シャンプー洗いした毛髪に付与される清浄化
能および毛髪コンディショニング性を示す図面で説明し
た好ましい態様の次の詳細な説明から明らかとなろう。
【0032】図1は透明な毛髪シャンプー・コンディシ
ョナー組成物を得るのに必要な最低pHを示す毛髪シャ
ンプー・コンディショナー組成物に含まれるポリマーア
ミドアミン化合物のpH対%のグラフである。
【0033】図2は各種量のポリマーアミドアミン化合
物を含む毛髪シャンプー・コンディショナー組成物によ
り処置した湿潤毛髪ふさに対する平均くし梳き負荷を示
す棒グラフである。
【0034】図3は各種量のポリマーアミドアミン化合
物を含む毛髪シャンプー・コンディショナー組成物によ
り処置した乾燥毛髪ふさに対する平均くし梳き負荷を示
す棒グラフである。
【0035】本発明の毛髪シャンプー・コンディショナ
ー組成物はアニオン清浄性界面活性剤およびポリマーコ
ンディショニング化合物を適当な担体中に含む。本発明
の重要な特徴によれば、毛髪シャンプー・コンディショ
ナー組成物は非実在性清浄性界面活性剤および実在性ポ
リマーコンディショニング剤を含み、毛髪に対し組成物
の1回適用で毛髪を清浄にし、コンディショニングする
双方の作用を有し、一方意外なことに多量の安定な泡を
発生する。驚くべきことに、本発明の毛髪シャンプー・
コンディショナー組成物は相分離抵抗性およびアニオン
とカチオン成分間の相互作用に対する抵抗性に関しすぐ
れた安定性を実証し、それによって組成物に両性界面活
性剤を含む必要性を回避できる。組成物に含まれるアニ
オン界面活性剤は高容積の泡を発生し、もっとも有効に
毛髪を清浄にするシャンプー・コンディショナーを供す
る。しかし、任意には両性界面活性剤または非イオン界
面活性剤、またはその組み合せは組成物に含ませ、改良
された物理性を付与し、従って増強された消費者魅力を
組成物に供することができる。
【0036】適用の容易なシャンプー・コンディショナ
ー組成物は有効に毛髪を清浄化し、毛髪にすぐれた湿潤
時のくし梳きおよび乾燥時のくし梳きコンディショニン
グ性を付与するのみでなく、また意外なことに代表的に
は先行技術のシャンプー・コンディショナー組成物で得
られない量の泡を供する。一般に、清浄化した毛髪は湿
潤くし梳き性、乾燥くし梳き性、濃密さ、柔軟さ、扱い
やすさおよびボデイのような改良された物理的および化
粧的コンディショニング性を実証する。以下にさらに十
分に示すように、アニオン清浄性化合物およびポリマー
コンディショニング化合物を含み、約2.5〜7未満の
範囲のpHを有する本発明組成物では、安定な高泡量を
発生し、非常に有効に毛髪を清浄化し、そして毛髪にこ
のような改良されたコンディショニング性を付与するこ
とは意外かつ驚くべきことである。
【0037】本発明組成物および方法に含まれるアニオ
ン清浄性界面活性剤は、毛髪シャンプー技術で既知また
は従来使用される任意のアニオン界面活性剤から選択さ
れる。しかし、アニオン清浄性界面活性剤は本発明組成
物の重要な成分である。何故ならアニオン界面活性剤は
有効に毛髪を清浄化し、消費者が清浄効率と等しいとす
る安定な高起泡量を発生するからである。両性および非
イオン界面活性剤は一般に清浄性にはそれ程有効ではな
く、消費者が望む高起泡量を供しない。従って、両性お
よび非イオン界面活性剤は本発明組成物の主要清浄性界
面活性剤として満足できるものではない。しかし、任意
には両性または非イオン界面活性剤は本発明組成物に単
独またはアニオン清浄性界面活性剤と組み合せて含み、
適当な粘度を供し、または他の機能性または審美性を組
成物に供することができる。
【0038】通例、アニオン清浄性界面活性剤は約8〜
約30個の炭素原子、特に約12〜約20個の炭素原子
を有する炭素鎖のような疏水性部分を含み、さらにサル
フェート、スルホネート、カーボネート、ホスフェート
またはカルボキシレートのような親水性部分を含む。し
ばしば、疏水性炭素鎖はエチレンオキシドまたはプロピ
レンオキシドなどによりエーテル化して水溶解度の増加
または表面張力の低減のような特別の物理性をアニオン
清浄性界面活性剤に付与する。
【0039】アニオン清浄性界面活性剤は周知であり、
毛髪シャンプー技術では広く使用されている。従って適
当なアニオン清浄性界面活性剤は、限定されないが、ア
ルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、
アルキルアミドサルフェート、アルキルアミドエーテル
サルフェート、アルキルエーテルスルホネート、アルキ
ルアミドスルホネート、アルキルフェノキシポリオキシ
エチレンエタノールのサルフェートエステル、アルファ
ーオレフィンスルホネート、ベーターアルコキシアルカ
ンスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アル
キルカーボネート、アルキルエーテルカルボキシレー
ト、脂肪酸、アルキルスルホサクシネート、アルキルエ
ーテルスルホサクシネート、アルキルアミドスルホサク
シネート、ザルコシネート、アルキルホスフェート、オ
クトキシノールまたはノノキシノールホスフェート、タ
ウレート、脂肪タウリド、サルフェート化モノグリセリ
ド、脂肪酸アミドポリオキシエチレンサルフェート、お
よびイソチエネートとして既知の種類の化合物、または
その組み合せを含む。多くの付加的アニオン清浄性界面
活性剤はMcCUTCHEON′S DETERGEN
TS AND EMULSIFIERS、1989年
報、McCutcheon Division,Mc
Publishing Co.刊に記載される。
【0040】通例、アニオン清浄性界面活性剤はナトリ
ウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、アルキルア
ンモニウムまたはヒドロキシアルキルアンモニウム塩形
(アルキル部分は1〜約3個の炭素原子を含む)の中和
塩として組成物に含まれる。アルキルサルフェートおよ
びアルキルエーテルサルフェートはアニオン清浄性界面
活性剤のうち特に有効な種類である。その結果として、
本発明組成物および方法で有用な模範的アニオン清浄性
界面活性剤は、限定されないが、ラウリルサルフェート
のアンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、イソプロピルアミン、
ナトリウム、カリウム、リチウムまたはマグネシウム
塩、ドデシルベンゼンスルホネート、ラウリルスルホサ
クシネート、ラウリルエーテルサルフェート、ラウリル
エーテルカルボキシレート、ラウリルザルコシネート、
ココメチルタウリド、およびスルホサクシネート半エス
テルアミド、またはその組み合せを含む。特に有用なア
ニオン清浄性界面活性剤はラウリル硫酸塩およびラウリ
ルエーテル硫酸塩である。
【0041】アニオン清浄性界面活性剤は組成物の約1
〜約20重量%の量で組成物に含まれる。組成物のアニ
オン清浄性界面活性剤量が約1重量%より少ない場合、
毛髪は本発明組成物と接触する場合、十分に清浄化しな
い。さらに、アニオン界面活性剤が約20重量%より多
い量で含まれる場合、組成物は不利に作用しないが、清
浄効率および起泡発生はそれ以上改良されない。従っ
て、余分の量のアニオン界面活性剤が毛髪からから洗い
落され無駄になる。
【0042】従って、アニオン清浄性界面活性剤は本発
明の毛髪シャンプー・コンディショナー組成物に組成物
の約3〜約15重量%の好ましい量で、そして本発明の
完全な利益を得るために組成物の約7〜約12重量%の
量で含まれる。さらに、低量のアニオン清浄性界面活性
剤が組成物に含まれる場合でも、ポリマーコンディショ
ニング化合物の存在は、約2.5〜7未満のpHでカチ
オン形であっても、許容しうる、安定な泡の発生、それ
により消費者の許容の確保に悪影響はない。
【0043】本発明の別の重要な特徴によれば、毛髪シ
ャンプー・コンディショナー組成物は毛髪に対し実在性
であり、毛髪にコンディショニング性を付与し、そして
アニオン界面活性剤により発生する泡量に悪影響のない
ポリマーコンディショニング化合物を含む。ポリマーコ
ンディショニング化合物は一般構造式(1):
【化14】 (式中、nは2〜約1000、好ましくは2〜約500
の範囲の数であり、mは1〜約18の範囲の数であり、
そしてpおよびrは1〜約4の範囲の数である)を有す
るポリマーアミドアミン化合物である。本発明の完全な
利益を得るために、一般構造式(1)の化合物はnが約
2〜約300の範囲の数の化合物である。これらの特に
好ましいアミドアミン化合物は約240〜約187,5
00の範囲の平均分子量を有する。上記のように、一般
構造式(1)のポリマーアミドアミン化合物は実質的に
未架橋である。約2.5〜7未満のpHで、一般構造式
(1)の化合物はカチオン性である。このpH範囲はポ
リマーアミドアミンを適当な酸により中和して得られ
る。
【0044】ポリマーアミドアミン化合物は毛髪シャン
プー・コンディショナー組成物に組成物の約0.1〜約
2.5重量%、好ましくは組成物の約0.15〜約2.
0重量%の範囲の量で含まれる。本発明の完全な利益を
得るために、ポリマーアミドアミンは組成物の約0.2
〜約1.5重量%の量で含まれる。ポリマーアミドアミ
ン化合物は毛髪に対し改良された物理性および化粧性を
付与するためにシャンプー・コンディショナー組成物に
含まれ、驚くべきことに消費者が望む多量で安定な起泡
量の発生に悪影響はない。
【0045】本発明組成物および方法に使用できる一般
構造式(1)を有するポリマーアミドアミン化合物の例
は、Sandoz,Inc.,East Hanove
r,NJ,から商標POLYMER AMDとして商品
として入手できる、提案されたCTFA名称を有するア
ジピン酸/ジエチレントリアミンコポリマーで、構造式
(2):
【化15】 を有する化合物である。
【0046】他の適当なポリマーアミドアミン化合物
は、限定されないが、ジカルボン酸とポリアミンのコポ
リマーである。例えば、適当なジカルボン酸は約3〜約
20個の炭素原子を有する。さらに、ジカルボン酸は脂
肪族、芳香族であることができ、または脂肪族および芳
香族部分の双方を含み、またはポリマーアミドアミンは
芳香族および脂肪族ジカルボン酸の双方を含むことがで
きる。脂肪族ジカルボン酸の炭素鎖長が20個をいくら
か超える場合、ポリマーアミドアミンはアニオン清浄性
界面活性剤の起泡能、および含まれる場合任意の両性ま
たは非イオン界面活性剤に悪影響があると想像される。
従って、一般構造式(1)のポリマーアミドアミン中に
添加できる適当な脂肪族ジカルボン酸は、限定されない
が、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸および同様の約3〜約20個まで
の炭素原子を有する飽和および未飽和ジカルボン酸、ま
たはその組み合せを含む。同様に、一般構造式(1)の
ポリマーアミドアミン化合物に添加できる適当な芳香族
ジカルボン酸は、限定されないが、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン
酸、ピリジン−2,5−ジカルボン酸、キノリン−2,
4−ジカルボン酸、−フェニレンジ酢酸、−フェニ
レンジ酢酸、−フェニレンジ酢酸、ホモフタル酸、
−フェニレンアセチック−β−プロピオン酸、および同
様の約20個までの炭素原子を有し、芳香族部分を含む
ジカルボン酸、またはその組み合せを含む。
【0047】上記ジカルボン酸の他に、各種ポリアミン
は一般構造式(1)のポリマーアミドアミンに含むこと
ができる。例えば構造式(2)に示したジエチレントリ
アミンの他に、エチレン部分は1〜約4個の炭素原子を
含む任意のアルキレン部分、限定されないが、メチレ
ン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレン、イソブチ
レンおよび−ブチレンなどで置換できる。同様に、ポ
リアミンはその分子末端にのみアミノ部分、例えばエチ
レンジアミンを含むことができ、またはその分子末端お
よび炭素主鎖の双方に点在するアミノ部分、例えばジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラアミンおよびプ
ロピレントリアミンを含むことができる。従って、適当
なポリアミンは、限定されないが、エチレンジアミン、
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、プ
ロピレンジアミン、ジプロピレントリアミン、1,3−
ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタンおよびその
組み合せを含む。ピペラジンは一般構造式(1)のポリ
マーアミドアミンに添加する適当なポリアミンであると
想像される。
【0048】本発明の重要な特徴によれば、適当な酸で
中和後、構造式(1)の上記ポリマーアミドアミン化合
物はカチオン界面活性剤の性質を示す。その結果とし
て、酸中和状態で、ポリマーアミドアミン化合物はカチ
オン界面活性剤のように挙動し、従って、毛髪に対し実
在性で、毛髪にコンディショニング性を付与する。
【0049】アミドアミン化合物の中和に使用する酸
は、本質的に遊離アミン窒素の中和に十分な酸強度を有
する任意の有機酸または鉱酸でありうる。これらの酸
は、限定されないが、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、乳
酸、クエン酸、酒石酸、酢酸、グルコン酸、グリコール
酸、およびプロピオン酸、またはその組み合せを含む。
本発明の完全な利益を得るために、ポリマーアミドアミ
ン化合物はクエン酸により中和される。一般に、十分量
の酸を添加してポリマーアミドアミン化合物を中和し、
毛髪処置組成物の最終pHを約2.5〜7未満、好まし
くは約2.5〜約6のpH範囲、本発明の完全な利益を
得るために約2.5〜約5.5のpH範囲に調整する。
【0050】以下にさらに十分に示されるように、約
2.5未満のpHで、本発明組成物は不透明組成物、そ
して十分な泡容積を発生しない組成物でありうる。約
2.5以上約11までのようなpHで、本発明組成物は
安定で多量の泡容積を発生する透明組成物である。しか
し、実際に毛髪シャンプー組成物または毛髪シャンプー
・コンディショナー組成物は7未満のpHに調整して消
費者の毛髪、皮膚および目に非刺激性であり、非傷害性
の組成物を供する。
【0051】上記本質的成分の他に、他の通常の化粧成
分および添加剤は、毛髪シャンプー・コンディショナー
組成物の基本的性質に悪影響のない限り本発明組成物に
含むことができる。これらの任意の化粧添加剤および化
合物は、限定されないが、両性界面活性剤、非イオン界
面活性剤、香料、染料、毛髪着色料、乳白剤、真珠色化
剤、起泡安定剤、可溶化剤、保存料、水軟化剤、酸、塩
基、緩衝剤などを含む。同様に、組成物は他の乳化剤、
コンディショニング剤、無機塩、保湿剤および同様の物
質を含み、組成物に望ましい審美性または物理性を供す
ることができる。これらの任意成分および添加剤はそれ
ぞれ約5重量%未満の重量%で、通例総量で組成物の約
0.1〜約20重量%で含まれる。
【0052】例えば、消費者の許容性に対し改良するた
めに、皮膚への温和さおよび増強された組成物の審美性
の双方は、毛髪シャンプー組成物に任意には両性界面活
性剤を組成物の0〜約5重量%の範囲の量で含ませるこ
とにより達成できる。上記のように、アニオン清浄性界
面活性剤は毛髪シャンプー・コンディショナー組成物の
必須成分であり、十分量の泡を発生し、有効に毛髪を清
浄にする。本発明の十分な利益を得るために、アニオン
清浄性界面活性剤および両性界面活性剤の双方は、シャ
ンプー・コンディショナー組成物に含まれる。従って、
アニオン清浄性界面活性剤の他に、本発明のシャンプー
・コンディショナー組成物は任意には両性界面活性剤を
含むことができる。本発明組成物および方法に使用され
る両性界面活性剤は毛髪シャンプー、毛髪コンディショ
ナーおよび毛髪シャンプー・コンディショナーの技術で
既知または従来から使用される任意の両性界面活性剤を
含む。従って、適当な両性界面活性剤は、限定されない
が、アルカムホカルボキシレート、アルカムホプロピル
スルホネート、アミンオキシド、ベタイン、スルタイ
ン、アミノピロピオネート、およびその組み合せを含
む。多くの付加的両性洗浄剤はMcCutcheon
Division,Mc PublishingC
o.,刊のMcCUTCHEON′S DETERGE
NTS AND EMULSIFIERS,1989年
報に記載される。
【0053】特に、本発明に使用できる両性界面活性剤
の特定例は、限定されないが、ココアムホグリシネー
ト、ココアムホプロピオネート、ココアムホカルボキシ
グリシネート、ココアムホカルボキシプロピオネート、
ラウロアムホグリシネート、ラウロアムホカルボキシプ
ロピオネート、オレオアムホプロピオネート、ステアロ
アムホグリシネート、カプロアムホカルボキシグリシネ
ート、カプロアムホグリシネート、カプロアムホカルボ
キシプロピオネート、ココアムホプロピルスルホネー
ト、ラウロアムホプロピルスルホネート、ステアロアム
ホプロピルスルホネート、オレオアムホプロピルスルホ
ネート、カプリロアムホプロピルスルホネート、カプリ
ロアムホグリシネート、カプリロアムホプロピオネー
ト、カプリロアムホカルボキシグリシネート、カプリロ
アムホカルボキシプロピオネート、ココアミドプロピル
ベタイン、ラウルアミドプロピルベタイン、オレアミド
プロピルベタイン、ココベタイン、オレイルベタイン、
コクアミドプロピルヒドロキシスルタイン、タロ−アミ
ドプロピルヒドロキシスルタイン、ジヒドロキシエチル
タロ−グリシネート、ラウルアミノジプロピオネート、
タロ−イミノジプロピオネート、ラウリルジメチルアミ
ンオキシド、ミリスチルジメチルアミンオキシド、セチ
ルジメチルアミンオキシド、コクアミンオキシド、ステ
アリルジメチルアミンオキシド、ココアミドプロピルジ
メチルアミンオキシド、タロ−アミンオキシド、タロ−
アミドプロピルジメチルアミンオキシドおよびその組み
合せを含む。しかし、一般に任意の両性界面活性剤は組
成物の安定性、コンディショニングおよび清浄効率に悪
影響のない限り本発明組成物に含むことができる。
【0054】本発明の毛髪シャンプー・コンディショナ
ー組成物は非イオン界面活性剤を含み、組成物に対し審
美性、物理性または清浄性を助けることができる。例え
ば、本発明の毛髪シャンプー・コンディショナー組成物
に含むことができる代表的非イオン界面活性剤は、ポリ
オールと糖のエステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポ
リエチレングリコール、エトキシル化またはプロポキシ
ル化アルキルフェノール、エトキシル化またはプロポキ
シル化脂肪アルコール、およびエチレンオキシドと長鎖
アミドとの縮合生成物を含む。これらの非イオン界面活
性剤およびここに引用しない他の多数の非イオン界面活
性剤は当業者に周知であり、McCutcheon D
iv.,Mc Publishing Co.刊のMc
CUTCHEON′S,DETERGENTS AND
EMULSIFIERS,1989年報のような文献
に十分に記載される。
【0055】特に、非イオンアルカノールアミドは組成
物に含み、濃密性および起泡安定性を組成物に供するこ
とができる。アルカノールアミドは組成物の0〜約5重
量%の範囲の量で含むことができる。アルカノールアミ
ドは好ましい増粘剤である。何故なら化粧品に使用され
る通例の有機増粘剤、例えばアルギン酸ナトリウム;グ
アールガム;キサンタンガム;アラビアガム;メチルセ
ルロース、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよび
カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体;
および各種の合成ポリマー増粘剤、例えばポリアクリル
酸誘導体は起泡量を低減する傾向があるが、アルカノー
ルアミドは起泡量を伸ばし、安定化する作用を有する。
しかし、上記任意の増粘剤は本発明組成物に含むことが
できる。従って、適当なアルカノールアミドは、限定さ
れないが、コクアミドMEA、コクアミドDEA、ソイ
アミドDEA、ラウルアミドDEA、オレアミドMIP
A、ステアルアミドMEA、ミリストアミドMEA、ラ
ウルアミドMEA、カプルアミドDEA、リシノールア
ミドDEA、ミリストアミドDEA、ステアルアミドD
EA、オレイルアミドDEA、タロ−アミドDEA、ラ
ウルアミドMIPA、タロ−アミドMEA、イソステア
ルアミドDEA、イソステアルアミドMEAおよびその
組み合せのような毛髪ケア技術で既知のものを含む。
【0056】組成物は約12〜約18個の炭素原子を含
むミリスチルアルコール、ラウリルアルコール、ステア
リルアルコール、セタリルアルコールまたはセチルアル
コールのような脂肪アルコーなどの任意のコンディショ
ニング剤および乳化剤を含むこともできる。さらにエト
キシル化またはプロポキシル化された約12〜約18個
の炭素鎖長を有する脂肪アルコールは脂肪アルコール自
体の代りに使用できる。これらの有用なエトキシル化脂
肪酸の例はエチレングリコールセチルエーテル、ポリオ
キシエチレン(2)ステアリルエーテル、ポリオキシエ
チレン(24)セチルエーテルなどを含み、模範的化合
物はそれぞれセテス−1、ステアレス−2およびセテス
−24のCFTA辞書名称を有する。一般に、脂肪アル
コールコンディショニング剤、または当業者に周知の他
のコンディショニング剤は任意には、任意のコンディシ
ョニング剤が多量の安定な泡の発生に実質的に影響しな
い限り、本毛髪シャンプー・コンディショナー組成物
に、組成物の0〜約3重量%の範囲の量で含むことがで
きる。
【0057】本発明の毛髪シャンプー・コンディショナ
ー組成物の担体は主として水であるが、非水溶媒も水に
十分に溶解しない組成物成分の可溶化を助け、組成物の
粘度を調整し、または保湿剤として作用させるために含
むことができる。適当な溶媒はグリセロールのようなポ
リオール、エチレングリコール、プロピレングリコール
およびヘキシレングリコールのようなグリコール、また
はその混合物を含む。任意の非水溶媒は泡を発生し、毛
髪を清浄にし、コンディショニングする組成物能力に悪
影響があってはならず、また組成物の消費者魅力に悪影
響を及ぼしてはならない。非水溶媒は本発明の毛髪シャ
ンプー・コンディショナー組成物に、組成物の0〜約5
重量%の範囲の量で含むことができる。
【0058】本発明の完全な利益を得るために、毛髪シ
ャンプー・コンディショナー組成物は市販生成物の貯蔵
および船積みに通常見出される温度で、無期限に安定で
ある比較的粘稠な混合物である。十分に粘稠な毛髪シャ
ンプー・コンディショナー組成物はアニオン清浄性界面
活性剤、ポリマーコンディショニング化合物および含ま
れる場合、任意の非イオン界面活性剤、両性界面活性剤
またはその組み合せの賢明な選択から生じる。透明、不
透明または乳白色の本発明組成物は相分離および約20
〜約25℃の温度で、本質的に無期限に組成物成分の沈
澱に対し安定である。組成物は商品の貯蔵および船積み
で通常見出される温度で、相分離および成分の沈澱に対
し十分な安定性を実証し、1年以上の間無影響であっ
た。
【0059】本発明方法によれば、数種の毛髪シャンプ
ー・コンディショナー組成物を調製し、次に毛髪に適用
し、約2.5〜7未満の範囲のpHでアニオン清浄性界
面活性剤およびポリマーコンディショニング化合物を含
み、毛髪の清浄化と同時に毛髪コンディショニング性を
毛髪に付与する組成物の1回適用能力を実証した。驚く
べきことに本発明組成物は先行技術の毛髪シャンプー・
コンディショナーより一層多量の安定な泡量を発生し
た。本発明の毛髪シャンプー・コンディショナー組成物
は毛髪に毛髪コンディショニング性を有効に付与するこ
とも実証された。多量の泡を発生し、毛髪上にポリマー
コンディショニング化合物の最大沈着を達成しうる比較
的安定な組成物を供する必須成分間の相互作用の機作
は、正確には明らかでないが、酸中和ポリマーアミドア
ミン化合物のカチオン官能価および清浄性界面活性剤の
アニオン部分は有効に隔離されると理論づけられた。そ
の結果として、組成物に含まれるアニオンおよびカチオ
ン部分間の接触は有効に抑止されるので、カチオン成分
は組成物から沈澱せず、またはアニオン界面活性剤と相
互作用しない。従って、カチオン形のポリマーコンディ
ショニング化合物は、有効に毛幹上に沈着し、コンディ
ショニングするのに利用できる。同様にアニオン清浄性
界面活性剤も毛髪を有効に清浄にするのに利用できる。
さらに、以下にさらに十分に実証されるように、多量の
安定な起泡量がシャンプー洗い中発生し、それによっ
て、組成物に比較的低量の清浄性界面活性剤が含まれる
場合でさえ、増強された消費者魅力を供し、そしてすぐ
れたコンディショニング性を毛髪に付与することの双方
が試験により示された。
【0060】本発明の毛髪シャンプー・コンディショナ
ーにより供される新規かつ意外な結果を実証するため
に、次例1〜9を用意した。各例の組成物は表示順序で
成分を混合し、次いで必要な場合、さらにクエン酸溶液
を添加して約2.5〜7未満のpH値に調整して調製し
た。例1および7の組成物はコンディショニング剤を含
まないシャンプー処方を説明する。例2〜6、8および
9の組成物は、構造式(2)のポリマーアミドアミンを
含む本発明組成物(例2、8および9)または先行技術
のモノマーアミドアミンコンディショニング剤を含むシ
ャンプー・コンディショナー組成物(例3〜6)を説明
する。総合的に、例2、8および9の組成物は本発明組
成物により付与される貯蔵安定性、起泡発生能、清浄効
率およびコンディショニング性を実証する。次例の重量
%は毛髪シャンプー組成物(例1および7)またはシャ
ンプー・コンディショナー組成物(例2〜6、8および
9)に含まれる各成分の実際量、重量、を表わす。例1
〜9
【表1】
【表2】
【0061】1) 50%水溶液、必要の場合、50%
クエン酸溶液の第2回添加はすべての成分を組成物に添
加後行ない、2.5〜7未満のpHに調整した。 2) 28%活性溶液として35重量%の量で組成物に
含む。 3) 26%活性溶液として35重量%の量で組成物に
含む。 4) VARION CAS,Sherex Chem
ical Co.,Dublin,OH;50%活性溶
液として3.5重量%の量で組成物に含む。 5) 保存料、メチルクロロイソチアゾリンおよびメチ
ルイソチアゾリン、Rham and Haas C
o.,Philadelphia,Pa.から入手。 6) 保存料、DMDMヒダントイン、Glyco,I
nc.,Greenwich,CTから入手。 7) ポリマーアミドアミン化合物、Sandoz,I
nc.,East Han over,NJからPOL
YMER AMDとして商品で入手;40%活性溶液と
して0.5重量%(例1および8)または1重量%(例
9)の量で組成物に含む。 8) モノマーアミドアミン化合物、Inolex C
hem.Co.,Philadelphia Paから
LEXAMINE C−13として商品で入手;100
%活性成分として組成物に含む。 9) モノマーアミドアミン化合物、Inolex C
hem.Co.,Philadelphia Paから
LEXAMINE S−13として商品で入手;100
%活性成分として組成物に含む。
【0062】例1〜9の組成物を調製し、本発明組成物
(例2、8および9)を、コンディショニング剤を含ま
ないシャンプー組成物(例1および7)および毛髪コン
ディショナーとして既知のモノマーアミドアミン化合物
を含むシャンプー・コンディショナー組成物(例3〜
6)と比較した。特に、例3〜6の組成物はモノマーア
ミドアミン化合物としてLEXAMINE C−13ま
たはLEXAMINES−13を含む。これらの既知コ
ンディショニング化合物はそれぞれ構造式(3)および
(4)に下記する。
【化16】
【化17】 化合物(3)および(4)のアミン窒素原子は酸性pH
でプロトンを生じ、毛髪に実在性のカチオン性、酸中和
モノマーアミドアミン化合物を供する。(3)または
(4)のような構造を有する酸中和モノマー化合物は毛
髪にコンディショニング性を付与する能力を示した。し
かし、これらの酸中和モノマーアミドアミン化合物は毛
髪シャンプー・コンディショナー組成物に添加する場
合、アニオン清浄性界面活性剤により発生する泡の量お
よび安定性を実質的に低減した。
【0063】構造式(3)および(4)の化合物により
例示されるように、モノマーアミドアミン化合物はシャ
ンプー組成物に添加し、シャンプー洗いした毛髪に軽微
〜中程度のコンディショニング性を付与した。毛髪コン
ディショニング性の増大が望ましい場合、モノマーアミ
ドアミン化合物量を増加して組成物に添加する。しか
し、組成物のモノマーアミドアミン化合物を増加すると
シャンプー洗いした毛髪のコンディショニング性を改良
するが、その場合組成物の起泡性は一層低減する。従っ
て、先行技術は良好なコンディショニングおよび良好な
起泡性の双方はアミドアミン化合物を含むシャンプーか
ら得られないことを教示する。
【0064】一般構造式(1)、および特に構造式
(2)に示すポリマーアミドアミン化合物は、シャンプ
ー洗いした毛髪に毛髪コンディショニング性を付与する
が、アニオン清浄性界面活性剤の起泡性には悪影響を与
えないことは驚くべきことである。従って、一般構造式
(1)を有するポリマーアミドアミンとアニオン清浄性
界面活性剤の組み合せは、毛髪を有効に清浄にし、毛髪
を有効にコンディショニングし、そして一層高い消費者
の許容性に対し濃密で安定な泡を発生し、毛髪に適用す
る場合油じみた、またはねばねばさのないような審美性
の増強を供する改良された毛髪シャンプー・コンディシ
ョナー組成物を供する。すぐれた清浄性、コンディショ
ニングおよび起泡性特徴は、一般構造式(1)を有する
ポリマーアミドアミンを組成物の約0.1〜約2.5重
量%のような低量で含む本発明のシャンプー・コンディ
ショナー組成物により処置した毛髪に認められる。さら
に、ポリマーアミドアミン化合物量を組成物の約2.5
重量%以上に増加しても起泡特徴を低下しないし、また
はシャンプー洗いした毛髪に付与されるコンディショニ
ング性をさらに幾分か改良することも分った。
【0065】消費者が組成物の有効性と同等視する多量
で安定な泡を供する本発明のシャンプー・コンディショ
ナーの改良された能力を実証するために、例1〜9の組
成物を泡の発生および保持能に対し試験した。明確に
は、各例の組成物は栓付500mlメスシリンダーで9
5〜105°Fの温度の100mlの水に0.25c.
cの組成物を添加して試験した。メスシリンダーに栓を
した後、組成物および水を含む栓をしたシリンダーを手
で10回一様に振盪した。振盪後15秒および再度5分
後に泡層の上部レベルおよび水層の上部レベルを記録し
た。泡層および液層の上部レベルの差は計算して15秒
後および5分後の泡容積を得た。表2は例1〜9の組成
物で行なった泡容積試験の結果を要約する。表示結果は
各組成物に対する泡容積3回反復試験の平均値を表わ
す。以下に一層十分に論議されるように、表2は例1〜
9の組成物により処置した毛髪ふさに対し行なった主観
的くし梳き性指数試験の結果も要約する。
【表3】
【0066】表2表示の泡容積データは、0.2重量%
のポリマーアミドアミン化合物を含む本発明の毛髪シャ
ンプー・コンディショナー組成物(例2および8)は、
コンディショニング剤を含まない毛髪シャンプー組成物
(例1および7)と本質的に同じ最初の泡容積を発生す
ることを示す。例1および7の組成物は消費者の許容し
うる最初の泡、すなわちそれぞれ300mlおよび25
5mlを発生する代表的毛髪シャンプー組成物である。
例1および7の組成物はアニオン清浄性界面活性剤のみ
が異り、従って例1および例7の組成物間の泡容積の差
を証明する。意外なことに、構造式(2)のポリマーア
ミドアミンを0.2重量%含む例2および8の組成物
は、例1および7の組成物と本質的に同一泡量を発生し
た。対照的に、0.2重量%のモノマーアミドアミン化
合物を含む組成物3および5は、約10%の最初の泡容
積の減少、すなわち例1の300mlと比較して例3お
よび5ではそれぞれ270mlおよび262mlである
ことを示した。さらに、例4および6の組成物でモノマ
ーアミドアミン量を0.5重量%に増加すると、例1
(300ml)と比較して例4では約25%(222m
l)および例6では約38%(187ml)の泡容積の
全減少量までさらに実質的に最初の泡容積を減少した。
対照的に、例9の組成物のポリマーアミドアミン化合物
量を0.4重量%に増加すると、例7と比較してほんの
約5%だけ、すなわち255mlと比較して242ml
に、最初の泡容積が低減した。従って、一般構造式
(1)のポリマーアミドアミン化合物をシャンプー・コ
ンディショナー組成物に約0.4重量%まで含有して
も、組成物により発生する最初の泡容積に本質的に悪影
響はないが、0.2重量%のモノマーアミドアミン化合
物の添加は組成物により発生する最初の泡容積に対し実
質的悪影響を有することが分った。
【0067】表2に要約したデータは本発明組成物によ
り発生した泡容積は安定であることも示す。5分後、例
1のシャンプー組成物により発生した泡は300mlか
ら257mlに、または43ml(14%)減少した
が、例2の組成物により発生した泡は298mlから2
73mlに、または25ml(8%)減少し、5分後の
泡容積の安定性で驚くべき42%の改良を示した。しか
し、先行技術は、アミドアミン化合物は大きい泡容積と
は反対に、5分後には一層低い泡容積を供することを教
示する。この先行技術の教示は例3〜6の組成物に対す
る泡容積試験で実証される。これらはそれぞれモノマー
アミドアミン化合物を含み、それぞれコンディショニン
グ化合物を含まない例1の組成物およびポリマーアミド
アミン化合物を含む例2の組成物と比較して5分後の泡
容積の実質的減少を示した。同様に、例9の組成物はコ
ンディショニング化合物を含まない例7の組成物の5分
の泡容積の安定性と同じ5分泡容積の安定性を示す。例
8の組成物は例7組成物の5分泡容積より一層安定な5
分泡容積を示す。
【0068】例2、8および9の組成物に対し表2に示
すように多量で安定な泡の発生は、消費者が多量で豊富
な泡を形成するシャンプー生成物に慣れ、かつ期待して
いるので重要である。シャンプーが十分な泡を発生しな
い場合、消費者はこのシャンプー生成物は品質が悪いと
結論する。従って、先行研究者は組成物のアニオン界面
活性剤量を増加してコンディショナー化合物の起泡減少
効果を相殺することが必要であることを知った。アニオ
ン界面活性剤量の増加は許容しうる泡容積を発生する
が、その場合生成物の他の不利が明らかになる。例え
ば、シャンプー生成物のコストは不必要に増大する。何
故なら過剰のアニオン清浄性界面活性剤は十分な泡容積
を供して消費者の気体を満足させることだけで添加さ
れ、それ以上清浄性の向上を供しないからである。過剰
量のアニオン界面活性剤はシャンプー洗いした毛髪から
簡単に洗い落され、従って無駄にされる。さらに重要な
ことは、組成物のアニオン界面活性剤量を増加するとポ
リマーアミドアミン化合物は毛幹上に十分に沈着しない
程度までポリマーアミドアミン化合物を可溶化でき、従
って、アニオン界面活性剤により毛髪から洗い落され
る。従って、毛髪シャンプー・コンディショナー組成物
は十分なコンディショニング性を毛髪に付与しない。
【0069】毛髪を清浄にし、コンディショニングする
本発明組成物の能力をさらに実証するために、例1〜9
の組成物を試験して毛髪を有効に清浄にし、同時にシャ
ンプー洗い中毛髪にコンディショニング性を付与する例
1〜9組成物の相対的能力を測定した。特に、本発明組
成物は毛髪を有効に清浄にし、毛髪に高い毛髪コンディ
ショニング性を付与することを示すために、例2、8ま
たは9の組成物により処置した毛髪を例1の組成物また
は例3〜7の組成物により処置した毛髪と比較した。明
確には、例2、8および9の組成物は毛髪を清浄にし、
シャンプー洗いした毛髪に湿潤くし梳きコンディショニ
ング性を付与するこれらの能力に対し試験した。
【0070】シャンプー洗いした毛髪のくし梳き指数を
測定する標準サロン試験では、DeMeo Bro
s..,NY,NYから入手できる2gで6インチの長
さを有する清浄で乾燥した50%白髪のふさを使用し、
最初に約100°Fの温度の水道水で完全に湿した。次
いで例1〜9の組成物約0.5c.cを湿したふさに適
用し、ふさは1分間シャンプー洗いした。次いでシャン
プー洗いしたふさは30秒温水道水ですすいだ。すすい
だふさは最初に大きな歯のくしでくし梳きして毛髪のも
つれを解き、最後に小さな歯のくしで梳き、くし梳き性
の容易さ、またはくし梳き指数を測定した。このサロン
試験では、試験パネリストは濡れた、処置した毛髪ふさ
をくしで梳き、湿潤くし梳きの容易さに対し例1〜9の
組成物により同一処置した毛髪ふさを格付けした。
【0071】シャンプー洗いした毛髪は、1ユニット
(最低)〜5ユニット(最高)の主観的格付けで熟練し
た判定者によりくし梳き指数などの1つ以上の毛髪コン
ディショニング性に対し盲検で格付けした。次に特別の
毛髪コンディショニング性に対し判定者の格付けを平均
した。少なくとも0.3ユニットの格付けの差はその特
別の毛髪コンディショニング性に対し有意差であると見
做される。熟練判定者はシャンプーおよびシャンプー洗
いに対し、シャンプー洗いした毛髪および毛髪コンディ
ショニング性、例えば適用の容易さ、泡容積、起泡速
度、もつれ解き、乾燥の難しさ、香り、すすぎの容易
さ、湿潤感触、湿潤くし梳き性、残留物、乾燥くし梳き
性、乾燥感触、被覆、フレーク/ダスト、静的扱いやす
さ、端部のコンディショニング、光沢、ボデイ、毛髪の
色の効果、刺激および全体的コンディショニングなどを
格付けできる。
【0072】表2に要約のデータから、例1または例7
の組成物により処置した毛髪ふさは1.0の非常に低い
くし梳き指数を示すことが認められた。このような低い
くし梳き指数はコンディショニング剤を含まないシャン
プー組成物の場合見込まれる。先行技術のモノマーアミ
ドアミンコンディショニング剤を含む例3〜6の組成物
により処置した毛髪ふさは2.0〜3.0のくし梳き指
数を示すことも認められた。再度、例1〜7の組成物に
より処置した毛髪以上の改良されたくし梳き指数は、既
知コンディショニング化合物がシャンプー組成物に含ま
れるので期待された。しかし、構造式(2)のポリマー
アミドアミンを含む本発明組成物(例2)により処置し
た毛髪ふさは5.0の例外的くし梳き指数を示したこと
は意外かつ驚くべきことであった。0.2重量%のポリ
マーアミドアミンを含む例2の組成物は0.5重量%の
先行技術のモノマーアミドアミンを含む例4および6の
組成物より有意にすぐれていたことも注目すべきであ
る。
【0073】従って、本発明組成物はすぐれた最初の泡
を発生し、改良された泡安定性を示し、加うるに意外
な、実質的に改良されたくし梳き指数を付与することが
分った。さらに、本組成物は先行技術のコンディショニ
ング剤より低量で一般構造式(1)のポリマーアミドア
ミンを組成物に含むとしてもこのような改良された性質
を示す。例7〜9の組成物はポリマーアミドアミン化合
物量を増加しても組成物の起泡性または組成物が毛髪に
付与するコンディショニング性に悪影響を及ぼさないこ
とを示す。従って、ポリマーアミドアミンの増加量を組
成物に含ませ組成物の性能および審美性を改良すること
ができる。しかし組成物に約2.5重量%以上のポリマ
ーアミドアミン化合物量は組成物の性能または審美性を
それ以上改良しないことが分った。従って約2.5重量
%以上のポリマーアミドアミン化合物量は無駄である。
例2および8の組成物は異るアニオン界面活性剤を使用
し、ポリマーアミドアミンは双方のアニオン界面活性剤
をベースとする組成物の起泡性に悪影響を及ぼさず、そ
してポリマーアミドアミン化合物は尚毛髪に対しすぐれ
た湿潤くし梳き性、すなわちそれぞれ例2および例8の
組成物により処置した毛髪では5.0および4.5のく
し梳き性、を付与することも注目すべきである。
【0074】總合的に、上記試験はアニオン清浄性界面
活性剤およびポリマーアミドアミンコンディショニング
化合物を含む本発明組成物は、意外かつ驚くべきこと
に、シェルフ安定性の延長を示し、多量かつ安定な泡を
発生し、有効に毛髪を清浄化し、シャンプー洗い中毛髪
に意外な程改良された毛髪コンディショニング性を付与
する毛髪シャンプー・コンディショニング組成物を供す
ることを実証する。
【0075】例10 本発明組成物は約2.5〜7未満の範囲のpHで多量か
つ安定な泡容積を発生しうることを示すために、例10
の次の組成物を表の順序で成分を混合して調製した:
【表4】 例10組成物の調製後、十分量のクエン酸溶液を添加し
てpHを下げ、または十分量の水酸化ナトリウム溶液を
添加してpHを上げることによりpHを調整し、例10
A〜10Eの組成物を準備した。組成物10A〜10E
の組成物は上記泡容積試験を行なって安定で多量の泡を
発生する能力を試験した。試験結果は表4に要約する。
【表5】
【0076】表4に示すデータは4.3のpHで0.8
%のポリマーアミドアミン化合物を含む組成物は曇り、
消費者が許容しうる毛髪シャンプー・コンディショナー
組成物に対し十分な泡容積を発生し得ないことを示す。
しかし、データは4.3以上11までのpHで満足でき
る泡容積を最初に発生し(すなわち、15秒の泡容積試
験)、そして泡容積は安定である(すなわち、5分の泡
容積試験)ことも示す。しかし、上記のように、安定か
つ多量の泡を約11のpHで発生するが、本発明の毛髪
シャンプー・コンディショナー組成物は約2.5〜7未
満のpH範囲に好ましくは保持して消費者の毛髪、皮膚
および目に対し十分に温和であり、そして毛髪に付与さ
れるコンディショニング性を最高化する組成物を供す
る。さらに、以下に一層十分に示すように、より少量の
ポリマーアミドアミン化合物を含む組成物は透明であ
り、約2.5の低さのpH値で十分に安定な十分量の泡
容積を発生する。
【0077】0.8重量%のポリマーアミドアミン化合
物を含み、pH5を有する例10Bの組成物は、0.4
重量%のポリマーアミドアミン化合物を含み、pH5.
22を有する例9の組成物により発生する泡容積に本質
的に等しい泡容積を発生することも注目すべきである。
従って、先行技術のモノマーアミドアミンとは異り、毛
髪シャンプー・コンディショナー組成物にポリマーアミ
ドアミン化合物量を増加しても許容しうる泡容積を発生
する組成物能力に悪影響を及ぼさない。
【0078】透明組成物を得るのに必要な最低pHは組
成物に含まれるポリマーアミドアミン化合物量に関す
る。特に、透明組成物を供するために組成物のpHは組
成物のポリマーアミドアミン化合物量が増加すると7未
満のpH値まで増加する。表6および図1は例11組成
物のポリマーアミドアミン化合物量が0.4%から2.
4%に増加する場合、透明組成物を得るのに必要なpH
は約2.5〜約7に増加することを説明する。従って、
安定かつ多量の泡を発生しうる透明組成物を得るため
に、最低pHは組成物に含まれるポリマーアミドアミン
化合物量に関連する。表6および図1から、ポリマーア
ミドアミン化合物が組成物に含まれる範囲、すなわち約
0.2〜約2.5重量%で、約2.5〜7未満の範囲の
組成物のpHは透明なシャンプー・コンディショナー組
成物を供することが分る。7より高いpHは透明溶液を
供するために組成物のポリマーアミドアミン化合物量を
2.5%より多くすることが必要であることを例11H
は示す。
【0079】例11
【表6】
【表7】
【0080】シャンプー洗いした毛髪に対しコンディシ
ョニング性を付与する本発明組成物の能力をさらに実証
するために、例11の処方に従って調製し、0〜2.4
%ポリマーアミドアミン化合物を含む組成物を人の毛
髪、および湿潤および乾燥した双方のシャンプー洗いし
た毛髪に適用し、インストロンくし梳き性試験を行なっ
た。インストロンくし梳き性試験は毛髪ふさをくし梳き
するのに要するエネルギーを測定して未処置ふさをくし
梳きするのに要するエネルギーと本発明組成物により処
置したふさをくし梳きするのに要するエネルギーを比較
する。
【0081】一般に、毛髪シャンプー・コンディショナ
ー組成物は約1ml、または約1gの組成物をDeMe
o Brothers,New York,N.Y.か
ら商品として入手しうる通常の人の未使用毛髪の清浄、
湿潤、天然暗褐色ふさに適用して試験した。各2g重量
の6インチの毛髪ふさを基部でプラスチックタブに装着
した。毛髪は32℃の水道水で30秒すすいだ。くし梳
き試験は特別のくし梳き試験に必要なように、濡れた処
置ふさまたはブロードライヤーで乾燥した処置ふさに対
し行なった。
【0082】例えば、図2は表7は0〜2.4%のポリ
マーアミドアミン化合物を含む毛髪シャンプー・コンデ
ィショナー組成物、すなわち表7の例12A〜12Iに
より処置した濡れたふさに対するインストロンくし梳き
性試験の性能結果を説明する。インストロンくし梳き性
試験は濡れた処置毛髪ふさをくし梳きするのに必要な力
を測定する。最初に濡れた毛髪ふさを試験し、1の指数
値を割当てた。次に処置湿潤毛髪ふさを試験し、処置毛
髪ふさが1未満の指数を示す場合、未処置ふさより処置
ふさのくし梳きに要するエネルギーは少ない。従って、
指数値が低い程、髪をくし梳きするのは容易である、す
なわち毛髪は一層コンディショニングされている。
【表8】
【0083】従って、図2の棒グラフおよび表7は0%
ポリマーアミドアミン化合物を含む組成物(例12A)
は約1のインストロン平均湿潤くし梳き負荷を示し、従
って未処置ふさとほとんど同じくし梳きエネルギーを要
することを示す。各棒グラフは反復試験の平均値を表わ
し、各棒グラフの上部を通る垂直線は反復試験の標準偏
差を表わす。同様に、約0.04%のポリマーアミドア
ミン化合物を含む例12Bの組成物は未処置ふさとほと
んど同じくし梳きエネルギーを要した。しかし、例12
C〜12Iの組成物により処置した毛髪はそれぞれ未処
置毛髪ふさより実質的に少ないくし梳きエネルギーを要
した。従って約0.1〜約2.5%のポリマーアミドア
ミン化合物を含む本発明組成物はシャンプー洗いした毛
髪の湿潤くし梳き性を改良する能力を実証する。驚くべ
きことに、組成物は十分かつ安定な泡を示し、そして組
成物は毛髪ふさを満足できるように清浄にした。
【0084】表7のデータは改良された湿潤くし梳き性
は約2.5重量%までのポリマーアミドアミン化合物を
含む組成物により処置した毛髪で認められることを示
す。約2.5重量%より多いポリマーアミドアミン化合
物を含む組成物は処置した毛髪の湿潤くし梳き性をそれ
以上改良しなかった。さらに、本発明の透明組成物は本
発明の曇り組成物より一層改良された湿潤くし梳き性を
付与することが認められた。上記論議のように、組成物
の透明性は組成物に含まれるポリマーアミドアミン化合
物量に対し十分に高い、しかし7より低いpHを供する
ことにより達成される。例えば、例12Hおよび12I
の組成物は各組成物が2.4重量%のポリマーアミドア
ミン化合物を含むことでは同じである。しかし、pH
6.99の例12Hの組成物は透明であるが、pH5.
59の例12Iの組成物は曇っている。双方の組成物は
処置した毛髪の湿潤くし梳き性を改良したが、例12H
の透明組成物は実質的に例12Iの曇り組成物よりすぐ
れていた。さらに、例12Hの透明組成物は一層大き
く、一層安定な泡容積を示した。従って、本発明組成物
は透明組成物であることが好ましい。しかし、それでも
尚改良された毛髪コンデイショニング性は毛髪を曇り組
成物によりシャンプー洗いした場合でも認められる。
【0085】図3および表7は乾燥くし梳き性インスト
ロンくし梳き試験に対し同様の結果を実証する。本発明
組成物により処置した乾燥毛髪ふさ、すなわち例12C
〜12Iは一般に未処置の乾燥ふさよりくし梳きエネル
ギーは少なかった、すなわちくし梳き負荷は1より低
い。さらに、乾燥くし梳き負荷は、それぞれ1.6%お
よび2.4%のポリマーアミドアミン化合物を含む例1
2Gおよび12Hの組成物により処置したふさでは実質
的に改良された。12Hの組成物により処置した毛髪ふ
さと例12Iの組成物により処置した毛髪ふさとの比較
では透明組成物が曇り組成物よりすぐれていることを示
した。
【0086】一般構造式(1)のポリマーアミドアミン
化合物を含む本発明の毛髪シャンプーコンディショナー
組成物により達成された意外な結果をさらに実証するた
めに、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル
ジエチレントリアミンコポリマーのCTFA名称を有
し、構造式(5):
【化18】 により示される関連ポリマーアミドアミンは毛髪をコン
ディショニングし、毛髪シャンプー−コンディショナー
組成物に添加した場合、許容しうる泡容積を発生するそ
の能力を試験した。構造式(5)のポリマーアミドアミ
ン化合物はSandoz,Inc.,East Han
over,NJからCARTARETINF−4または
CARTARETIN F−23として商品で入手でき
る。CARTARETIN生成物は既知毛髪コンディシ
ョナーであり、米国特許第4,381,259号明細書
でHommaらがアニオン界面活性剤およびアニオンホ
スフェートエステルを同時に使用して毛髪を清浄化し、
コンディショニングした。
【0087】従って、例13の組成物は表8の順序で成
分を混合して調製した。例13の組成物の調製後、組成
物のpHを十分量の水酸化ナトリウム溶液を添加して約
4.9〜約6.7の範囲にわたって調整して例13A〜
13Fの組成物を供した。例13
【表9】
【0088】表9に示すデータは、一般構造式(5)の
ポリマーアミドアミン化合物を含む毛髪シャンプー・コ
ンディショナー組成物は約6未満のpHでは安定でない
が、本発明で使用するポリマーアミドアミン化合物、す
なわち一般構造式(1)を有する化合物は毛髪シャンプ
ー・コンディショナー組成物で約2.5のpHに下げて
も相容性があることを説明する。従ってHommaらは
米国特許第4,381,259号明細書でアニオンホス
フェートエステルを毛髪シャンプー・コンディショナー
組成物に含ませ、CARTARETIN F−4を組成
物に有効に添加した。従って、一般構造式(5)の関連
ポリマーアミドアミン化合物が6以上のpH範囲でのみ
毛髪シャンプー・コンディショナー組成物で相容性であ
るのに、一般構造式(1)のポリマーアミドアミン化合
物は約2.5〜7未満のpH範囲にわたって本毛髪シャ
ンプー・コンディショナー組成物で相容性であることは
驚くべきことである。
【表10】
【0089】従って、本発明方法および組成物は毛髪を
清浄にし、そして最初に毛髪シャンプー組成物により、
次いで毛髪コンディショニング組成物により毛髪を連続
的に処置することによってのみ通例認められる物理的お
よび化粧的コンディショニング性をシャンプー洗い中毛
髪に付与する。約2.5〜7未満の範囲のpHを有し、
アニオン清浄性界面活性剤およびポリマーコンディショ
ニング化合物を含む本発明組成物ではこれらのすぐれた
貯蔵安定性を実証し、通常コンディショニング剤を含ま
ない毛髪シャンプー組成物により示される泡容積を発生
し、有効に毛髪を清浄にし、そしてポリマーコンディシ
ョニング化合物を毛髪上に十分に沈着してシャンプー洗
いした毛髪に高度のコンディショニングを付与すること
は予期できず驚くべきことである。
【0090】さらに、本発明方法および組成物は先行毛
髪シャンプー・コンディショナー組成物の有する多くの
不利に打ち勝ち、毛髪に粘着またはべたつき性を残さ
ず、毛髪に油性または油じみた外観を残さず、堅い外皮
を形成せず、従ってくし梳き性が良く、そして扱いやす
くボディを有する整髪しうる毛髪を供する一層の利点を
供する。さらにシャンプー洗い後毛髪は天然かつ濃密な
感触を有し、ボディがあり、柔軟で光沢があり、扱いや
すい。明らかに、上記した発明の多くの改変および変形
は本発明の精神および範囲から逸脱せずに行なうことが
でき、従って特許請求の範囲により示されるような限定
のみを課すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は毛髪シャンプー・コンディショナー組成
物の透明性についてpHとポリマーアミドアミン化合物
量の関係を示す。
【図2】図2は各種量のポリマーアミドアミン化合物を
含む毛髪シャンプー・コンディショナー組成物により処
置した湿潤毛髪インストロンくし梳き指数を示す。
【図3】図3は各種量のポリマーアミドアミン化合物を
含む毛髪シャンプー・コンディショナー組成物により処
置した乾燥毛髪インストロンくし梳き指数を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム ジョエイ.ブラウン アメリカ合衆国イリノイ州フロスムーア, ボブ − オウ − リンク ロード 2832

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)約1〜約20重量%のアニオン清
    浄性界面活性剤、(b)式 【化1】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数であり、mは1
    〜約18の範囲の数であり、そしてpおよびrは1〜約
    4の範囲の数である)を有する実質的に未架橋の約0.
    1〜約2.5重量%のポリマーアミドアミン、(c)水
    を含む適当な担体、から本質的に成り、組成物は約2.
    5〜7未満の範囲のpHを有することを特徴とする、毛
    髪シャンプー・コンディショナー組成物。
  2. 【請求項2】 アニオン清浄性界面活性剤は組成物の約
    3〜約15重量%の範囲の量で含む、請求項1記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】 アニオン清浄性界面活性剤は組成物の約
    7〜約12重量%の範囲の量で含む、請求項1記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】 アニオン清浄性界面活性剤はラウリル硫
    酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエ
    ーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニ
    ウムおよびその組み合せから成る群から選択する、請求
    項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリマーアミドアミン化合物は組成物の
    約0.15〜約2重量%の範囲の量で含む、請求項1記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリマーアミドアミン化合物は組成物の
    約0.2〜約1.5重量%の範囲の量で含む、請求項1
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】 数nは2〜約500の範囲にある、請求
    項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 数nは2〜約300の範囲にある、請求
    項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ポリマーアミドアミン化合物は構造: 【化2】 を有する、請求項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】 ポリマーアミドアミン化合物は約24
    0〜約187,500の範囲の平均分子量を有する、請
    求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】 適当な溶媒はさらに組成物の0〜約5
    重量%の非水溶媒を含む、請求項1記載の組成物。
  12. 【請求項12】 非水溶媒はグリセロール、エチレング
    リコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコー
    ルおよびその組み合せから成る群から選択する、請求項
    11記載の組成物。
  13. 【請求項13】 pHは約2.5〜約6の範囲にある、
    請求項1記載の組成物。
  14. 【請求項14】 pHは約2.5〜約5.5の範囲にあ
    る、請求項1記載の組成物。
  15. 【請求項15】 脂肪アルコール、エトキシル化脂肪ア
    ルコール、プロポキシル化脂肪アルコールおよびその組
    み合せから成る群から選択した約0〜約3重量%のコン
    ディショニング剤をさらに含み、脂肪アルコールは約1
    2〜約18個の炭素原子を有する、請求項1記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 コンディショニング剤はミリスチルア
    ルコール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコー
    ル、セタリルアルコール、セチルアルコール、エチレン
    グリコールセチルエーテル、ポリオキシエチレン(2)
    ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(24)セチ
    ルエーテルおよびその組み合せから成る群から選択す
    る、請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤、(b)約0.1〜約2.5重量%の
    ポリマーアミドアミン化合物、ポリマーアミドアミン化
    合物は実質的に未架橋であり、構造: 【化3】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数である)を有
    し、そして(c)水を含む適当な担体から本質的に成
    り、組成物は約2.5〜7未満の範囲のpHを有する、
    毛髪シャンプー・コンディショナー組成物。
  18. 【請求項18】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤、(b)式: 【化4】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数であり、mは1
    〜約18の範囲の数であり、そしてpおよびrは1〜約
    4の範囲の数である)を有する実質的に未架橋の約0.
    1〜約2.5重量%のポリマーアミドアミン化合物、そ
    して(c)水を含む適当な担体から本質的に成り、組成
    物は約2.5〜7未満の範囲のpHを有する毛髪シャン
    プー・コンディショナー組成物と毛髪とを接触させるこ
    とを特徴とする、毛髪の処置方法。
  19. 【請求項19】 ポリマーアミドアミン化合物は構造: 【化5】 を有する、請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤、(b)式: 【化6】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数であり、mは1
    〜約18の範囲の数であり、そしてpおよびrは1〜約
    4の範囲の数である)を有する実質的に未架橋の約0.
    1〜約2.5重量%のポリマーアミドアミン化合物、そ
    して(c)水を含む適当な担体から本質的に成り、組成
    物は約2.5〜7未満のpHを有する、組成物と相互作
    用する毛髪に対し十分な時間毛髪と接触させることを特
    徴とする、毛髪を清浄化し、毛髪にコンディショニング
    性を付与する方法。
  21. 【請求項21】 毛髪を組成物と接触させた後毛髪を水
    によりさらにすすぐ、請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤、(b)約0.1〜約2.5重量%の
    ポリマーアミドアミン化合物、ポリマーアミドアミン化
    合物は実質的に未架橋であり、構造: 【化7】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数である)を有
    し、そして(c)水を含む適当な担体を含み、組成物は
    約2.5〜7未満の範囲にある、組成物と相互作用する
    毛髪に対し十分な時間毛髪と接触させることから本質的
    に成る毛髪を清浄化し、毛髪にコンディショニング性を
    付与する方法。
  23. 【請求項23】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤(b)本質的に(i)フタル酸、イソ
    フタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカル
    ボン酸、ピリジン−2,5−ジカルボン酸、キノリン−
    2,4−ジカルボン酸、−フェニレンジ酢酸、−フ
    ェニレンジ酢酸、−フェニレンジ酢酸、ホモフタル
    酸、−フェニレン−B−プロピオン酸およびその組み
    合せから成る群から選択した芳香族ジカルボン酸、およ
    び(ii)エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
    トリエチレンテトラミン、ジプロピレントリアミン、
    1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、
    ピペラジンおよびその組み合せから成る群から選択した
    ポリアミンから成る実質的に未架橋の約0.1〜約2.
    5重量%のポリマーアミドアミン化合物、そして(c)
    水を含む適当な担体から本質的に成り、組成物は約2.
    5〜7未満の範囲のpHを有する毛髪シャンプー・コン
    ディショナー組成物。
  24. 【請求項24】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤、(b)本質的に(i)フタル酸、イ
    ソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカ
    ルボン酸、ピリジン−2,5−ジカルボン酸、キノリン
    −2,4−ジカルポン酸、−フェニレンジ酢酸、ホモ
    フタル酸、−フェニレン−B−プロピオン酸およびそ
    の組み合せから成る群から選択した芳香族ジカルボン
    酸、そして(ii)エチレンジアミン、ジエチレントリ
    アミン、トリエチレンテトラミン、ジプロピレントリア
    ミン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブ
    タン、ピペラジンおよびその組み合せから成る群から選
    択したポリアミン、から成る実質に未架橋の約0.1〜
    約2.5重量%のポリマーアミドアミン化合物、そして
    (c)水を含む適当な担体、から本質的に成り、組成物
    は約2.5〜7未満の範囲のpHを有する、毛髪シャン
    プー・コンディショナー組成物と毛髪とを接触させるこ
    とを特徴とする、毛髪の処置方法。
  25. 【請求項25】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤、(b)式: 【化8】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数であり、mは1
    〜約18の範囲の数であり、そしてpおよびrは1〜約
    4の範囲の数である)を有する実質的に未架橋の約0.
    1〜約2.5重量%のポリマーアミドアミン、(c)0
    〜約5重量%の両性界面活性剤、約0〜約5重量%の非
    イオン界面活性剤、またはその組み合せ、そして(d)
    水を含む適当な担体、から本質的に成り、組成物は約
    2.5〜7未満の範囲のpHを有する、毛髪シャンプー
    ・コンディショナー組成物。
  26. 【請求項26】 (a)約1〜約20重量%のアニオン
    清浄性界面活性剤、(b)式: 【化9】 (式中、nは2〜約1000の範囲の数であり、mは1
    〜約18の範囲の数であり、そしてpおよびrは1〜約
    4の範囲の数である)を有する実質的に未架橋の約0.
    1〜約2.5重量%のポリマーアミドアミン化合物、
    (c)0〜約5重量%の両性界面活性剤、0〜約5重量
    %の非イオン界面活性剤、またはその組み合せ、そして
    (d)水を含む適当な担体、から本質的に成り、組成物
    は約2.5〜7未満の範囲のpHを有する、組成物と相
    互作用する毛髪に対し十分な時間毛髪と接触させること
    を含む、毛髪を清浄化し、毛髪にコンディショニング性
    を付与する方法。
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