JP2019038785A - 毛髪洗浄用組成物および毛髪洗浄方法 - Google Patents
毛髪洗浄用組成物および毛髪洗浄方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
(A)ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−47及び/又はポリクオタニウム−53
(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸及び/又はその塩
(C)脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン
(D)モノカプリン酸グリセリル及び/又はモノカプリル酸グリセリル
(E)脂肪酸N−メチルエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム及び/又はカチオン化カッシア
毛髪洗浄用組成物の黄変は、前記成分(B)と成分(E)との併用により生じる知見を得、黄変を抑えるには、成分(E)が、10質量%未満の配合量、又は、無配合が好ましい。
(F)ピロ亜硫酸塩、亜硫酸塩、アセチルシステイン及び/又はジブチルヒドロキシトルエン
黄変は、前記成分(B)と(E)で生じるよりも程度が小さいが、前記成分(B)と(C)でも生じる場合がある。この場合において、成分(F)の配合は好適である。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物は、後記の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び水が配合されたものである(なお、本実施形態の毛髪洗浄用組成物における水の配合量は、例えば65質量%以上である。)。また、本実施形態の毛髪洗浄用組成物を毛髪洗浄のために使用する場合、公知の毛髪洗浄用組成物に配合されている成分を、任意に配合しても良い。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−47及び/又はポリクオタニウム−53が成分(A)として配合される。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、アニオン界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸及び/又はその塩が成分(B)として配合される。
R1−(OCH2CH2)n−OCH2COOH (I)
[上記一般式(I)において、R1は、アルキル基を表し、例えば炭素数10以上16以下の直鎖状アルキル基である。また、上記一般式(I)において、nは、酸化エチレンの平均付加モル数を表し、例えば12以下である。]
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインが成分(C)として配合される。成分(C)の配合により、成分(A)の溶解性が高まる。また、成分(C)を成分(B)と共に配合すると、黄変が生じやすくなるが、その黄変は、成分(F)の配合により抑えられる。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、モノカプリン酸グリセリル及び/又はモノカプリル酸グリセリルが成分(D)として配合される。この成分(D)の配合により、洗い流す際の指通り、使用時の泡立ちが向上する。また、成分(B)を配合した毛髪洗浄用組成物の粘度は、他のアニオン界面活性剤の配合よりも低くなる傾向となるが、成分(D)は、モノラウリン酸グリセリルなど他のモノ脂肪酸グリセリルよりも、粘度が高まる。この粘度ついて、トリオレイン酸PEG−120メチルグルコースなどの高分子量の増粘剤で高めることができるが、成分(D)の方が、経時的な粘度変化が小さい。更に、成分(D)は、下記成分(E)である脂肪酸N−メチルエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミドの配合による黄変を、生じさせない。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、成分(A)、(B)、(C)及び(D)以外にも、毛髪洗浄用組成物に配合する成分として公知のものを、任意に配合しても良い。この任意成分として、下記成分(E)、(F)を配合しても良い。また、成分(E)、(F)以外の任意成分は、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、多価アルコール、糖類、高分子化合物、アミノ酸、動植物抽出物、微生物由来物、無機化合物、香料、防腐剤、金属イオン封鎖剤などが挙げられる。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、脂肪酸N−メチルエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム及び/又はカチオン化カッシアを、成分(E)として配合しても良い。成分(E)の少なくとも一種を成分(B)と共に配合した場合、黄変が生じやすくなるが、その黄変は、成分(F)の配合により抑えられる。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物には、黄変を抑制するため、ピロ亜硫酸塩、亜硫酸塩、アセチルシステイン及び/又はジブチルヒドロキシトルエンを成分(F)として配合すると良い。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物の剤型は、毛髪の洗浄を行う場合には、液状が良い。液状にに調整する場合、B型粘度計を使用して25℃で計測した60秒後の粘度が、例えば100mPa・s以上2000mPa・s以下である。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物の25℃におけるpHは、泡立ちの観点から、4.5以上7.0以下が良く、5.0以上6.5以下が好ましい。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物は、公知の毛髪洗浄用組成物と同様に用いられる。つまり、毛髪を水洗し、本実施形態の毛髪洗浄用組成物を毛髪に塗布して泡立ててから、当該組成物を水洗除去すると良い。
本実施形態の毛髪洗浄用組成物は、容器に収容した毛髪洗浄用製品とすると良い。この場合、洗毛髪洗浄用組成物を収容する容器が透明であっても、毛髪洗浄用組成物の黄変の進行を抑制することで、使用者への悪印象の付与が抑えられる。
実施例及び比較例の透明の液状毛髪洗浄用組成物を、ポリクオタニウム−22(Lubrizol社製「Merquat280」)、ポリクオタニウム−7(Lubrizol社製「Merquat740」)、ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、モノカプリン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、プロピレングリコールモノラウレート、オレフィン(C14−16)スルホン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−アスパラギン酸ナトリウム、マカデミアナッツ油PEG−16エステルズ、エデト酸2ナトリウム、抗炎症剤、ピロ亜硫酸ナトリウム、防腐剤、及び香料から選んだ成分と、水とを配合して製造した。この製造において、水と配合した成分及びその配合量は、下記表1〜3の通りである。また、クエン酸を適量配合し、各毛髪洗浄用組成物のpHを5.7〜6.2に調整した。
製造した実施例及び比較例の毛髪洗浄用組成物を、予洗いした毛髪に塗布し、泡立てた後に、温水で洗い流した。その洗い流し中、洗い流し後の指通りを、「洗い流す際の指通り」として評価した。その評価を行った際の詳細は、下記の通りである。
参考例1a〜1eの組成物を、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド又はラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインと、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースと、水とを配合して製造した。この製造において、水と配合した成分の濃度は、下記表4の通りである。
参考例3a〜3dの透明の液状毛髪洗浄用組成物を、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム(酸化エチレンの平均付加モル数が4.5のものと、10のものとを併用)、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、亜硫酸ナトリウム、アセチルシステイン、システイン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、安息香酸ナトリウム及びフェノキシエタノールから選んだ成分と、水とを配合して製造した。この製造において、水と配合した成分及びその配合量は、下記表6の通りである。また、クエン酸と水酸化ナトリウムを適量配合し、各毛髪洗浄用組成物のpHを5.0〜6.0に調整した。
参考例4a〜4cの透明の液状毛髪洗浄用組成物を、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム(酸化エチレンの平均付加モル数が4.5のものと、10のものとを併用)、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、安息香酸ナトリウム及びフェノキシエタノールから選んだ成分と、水とを配合して製造した。この製造において、水と配合した成分の配合量は、下記表7の通りである。また、クエン酸と水酸化ナトリウムを適量配合し、各毛髪洗浄用組成物のpHを5.0〜6.0に調整した。
Claims (7)
- 下記成分(A)、(B)、(C)及び(D)が配合されたことを特徴とする毛髪洗浄用組成物。
(A)ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−47及び/又はポリクオタニウム−53
(B)ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸及び/又はその塩
(C)脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン
(D)モノカプリン酸グリセリル及び/又はモノカプリル酸グリセリル - 前記成分(B)が1.0質量%以上の配合量である請求項1に記載の毛髪洗浄用組成物。
- 下記成分(E)が、10質量%未満又は無配合である請求項1又は2に記載の毛髪洗浄用組成物。
(E)脂肪酸N−メチルエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム及び/又はカチオン化カッシア - 前記成分(E)である脂肪酸N−メチルエタノールアミド及び脂肪酸ジエタノールアミドが、3.0質量%未満の配合量、又は、無配合である請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪洗浄用組成物。
- 前記成分(E)であるカチオン化セルロース、カチオン化グアーガム及びカチオン化カッシアが、0.5質量%未満の配合量、又は、無配合である請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪洗浄用組成物。
- 下記成分(F)が配合された請求項1〜5のいずれか1項に記載の毛髪洗浄用組成物。
(F)ピロ亜硫酸塩、亜硫酸塩、アセチルシステイン及び/又はジブチルヒドロキシトルエン - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の毛髪洗浄用組成物を使用する毛髪洗浄方法。
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JP2016013984A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 日本精化株式会社 | 毛髪化粧料 |
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