JP2005350231A - 紙粉除去装置および前記紙粉除去装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

紙粉除去装置および前記紙粉除去装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 長期に渡って優れた紙粉除去能力を維持することができる紙粉除去装置を提供すること、および、優れた紙粉除去装置を備えることで、長期間画像欠陥を生じない画像形成装置を提供すること。
【構成】 表面に粘着層を有し、被紙粉除去体に当接回転することで、前記被紙粉除去体から紙粉を粘着力によって除去する紙粉除去装置において、粘着層として合成樹脂を用いるとともに、紙粉除去時は粘着層温度を高温にして粘着力を上げ、粘着層のリフレッシュ時は粘着層温度を低温にして粘着力を下げる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンター、複写機、FAX(ファクシミリ装置)、それらの複合機等の画像形成装置で使用される記録用紙や中間転写ベルト等の画像記録材(画像が記録されるシート状の材料)の表面に付着した紙粉を除去する紙粉除去装置および前記紙粉除去装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機あるいはプリンター等の画像形成装置内で搬送される用紙(画像記録材)からは、タルク、炭酸カルシウムあるいはカオリンといった紙粉が発生し、これらが感光体あるいは中間転写ベルトに付着する。感光体あるいは中間転写ベルトには用紙への転写工程後残留するトナーを除去するためポリウレタンゴム等のゴム質部材から成るクリーニングブレードを回転方向に対して直交するように押圧摺接させているが、多数回の作像プロセスを行うと紙粉が前記クリーニングブレードに固着堆積しクリーニングブレードが感光体あるいは中間転写ベルトから浮き上がりクリーニング不良が発生する。
この問題を解決するための従来技術は、たとえば次の特許文献1〜5に記載されている。
(特許文献1)特開平5−50710号公報
(特許文献2)特開平7−319357号公報
特許文献1,2には、用紙搬送路でブラシローラを用紙表面に摺擦させることで用紙から紙粉を除去する方法が開示されている。
(特許文献3)特開平9−190087号公報
特許文献3には、中間転写ベルトにブラシ体を摺接させ用紙から付着した紙粉を除去する方法が開示されている。
(特許文献4)特開平5−53481号公報
(特許文献5)特開平10−186981号公報
特許文献4,5には、用紙搬送路に帯電部材を設け静電気力で用紙から紙粉を除去する方法が開示されている。
一方、中間転写ベルトを有するカラー画像形成装置においては、高画質を得るためにトナー画像を用紙へ転写する工程を加熱と加圧により行うシステムが従来公知である。このような従来技術は、例えば次の特許文献6,7に記載されている。
(特許文献6)特開平11−65330号公報
特許文献6記載の技術は、転写と定着は同時に行われ、トナー画像は中間転写ベルト上で加熱溶融されることになる。トナー画像の転写性と定着性とを満足させるため、中間転写ベルトは耐熱性とともに離型性が要求される。
(特許文献7)特開昭59−50473号公報
特許文献7に記載された中間転写ベルトは、電気抵抗制御を行った耐熱性のあるポリイミド等の表面にトナーとの離型性を向上させるためのシリコーンゴム等がコーティングされた構成となっている。用紙が接触するシリコーンゴム層は粘着性を有しており、感光体や静電転写方式を採用した画像形成装置における中間転写ベルトに比べ非常に紙粉が付着し易い。
このため、従来技術のようにブラシロールあるいは静電ロールを用いて用紙から紙粉を除去する方法では紙粉除去量が不十分であった。また、中間転写ベルトに直接ブラシ部材を摺接させても紙粉を除去することは困難で、かつ、ブラシ部材から繊維が抜けベルトに付着し画像欠陥が生じてしまう弊害が生じることもあった。
さらに、加熱と加圧による転写同時定着システムでは中間転写ベルト上の転写後の残留トナーは中間転写ベルト上に凝固し固着してしまうことから、クリーニング装置はブレードクリーニングではなく、粘着性表面を有する粘着ロールクリーニングを採用している。
この粘着ロールは中間転写ベルトから紙粉も除去するが、除去した紙粉により粘着力が低下するためクリーニング不良が発生してしまう問題が生じた。
この問題点を解決するための従来技術は、例えば次の特許文献8,9に記載されている。
(特許文献8)特開平9−235038号公報
(特許文献9)特開平9−249325号公報
特許文献8,9には、用紙搬送路で粘着ロールを用紙に当接させ紙粉を除去する手段が記載されている。この技術は紙粉除去性が高いが、すぐに表面が紙粉で覆われるため粘着力が低下してしまうことから、頻繁に粘着ロールを交換する必要があった。
前記特許文献8または9の粘着力を利用した紙粉除去手段において、その紙粉除去を長期に渡って維持するための従来技術が例えば次の特許文献10に記載されている。
(特許文献10)特開2002−332132号公報
特許文献10には、粘着層にシリコーンゴム等を用い、用紙からの紙粉除去時と粘着層からの紙粉回収時で粘着層の温度を調整することで粘着層表面を常にきれいな状態に保つようにした技術が記載されている。
特開平5−50710号公報 特開平7−319357号公報 特開平9−190087号公報 特開平5−53481号公報 特開平10−186981号公報 特開平11−65330号公報 特開昭59−50473号公報 特開平9−235038号公報 特開平9−249325号公報 特開2002−332132号公報
しかしながら、前記特許文献10に記載されたシリコーンゴム等の弾性体を、前記粘着層に使用する場合、粘着力は低温時に大きく高温時に小さい。このため、粘着層から紙粉を回収するときには、粘着層を高温(粘着力の小さい温度)にする必要があり、紙粉回収に用いるブラシローラが熱によりへたってしまうという問題があった。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01)〜(O03)を技術的課題とする。
(O01)粘着層の粘着力を利用して用紙あるいは中間転写ベルトから効果的に紙粉を除去するとともに、紙粉を粘着層から容易に回収できるようにすること。
(O02)紙粉回収部材が熱によって劣化することを防止して紙粉除去能力を長期に渡って維持するため、低温で粘着力が低下する粘着層を使用し、前記粘着層が低温状態の時に紙粉回収を行うこと。
(O03)紙粉除去時の粘着層を高温にすることにより、高湿環境において用紙の除湿を行えるようにすること。
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記課題を解決するために第1発明の紙粉除去装置は、下記の構成要件(A01)〜(A03)を備えたことを特徴とする。
(A01)搬送される画像記録材(S)に接触した状態で前記画像記録材(S)上の紙粉を除去して保持する粘着層であって、高温時に紙紛保持能力が高くなり且つ低温時に紙粉保持能力が低くなる粘着層を有する紙紛除去回転体(1,41)、
(A02)前記紙粉除去回転体(1,41)の回転時に前記粘着層に接触して前記粘着層に保持された紙粉を回収する紙粉回収部材(8)、
(A03)前記画像記録材(S)に接触する前記粘着層の温度を、前記紙粉回収部材(8)に接触する前記粘着層の温度よりも高温になるように加熱する粘着層加熱部材(1a,41a)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A03)を備えた第1発明の紙粉除去装置では、紙紛除去回転体(1,41)の粘着層は、高温時に紙紛保持能力が高くなり且つ低温時に紙粉保持能力が低くなる。前記粘着層は、搬送される画像記録材(S)に接触した状態で前記画像記録材(S)上の紙粉を除去して保持する。
紙粉回収部材(8)は、前記紙粉除去回転体(1,41)の回転時に前記粘着層に接触して前記粘着層に保持された紙粉を回収する。
粘着層加熱部材(1a,41a)は、前記画像記録材(S)に接触する前記粘着層の温度を、前記紙粉回収部材(8)に接触する前記粘着層の温度よりも高温になるように加熱する。
したがって、紙粉除去時には、前記粘着層は高温になって、粘着力が増加するので、紙粉除去効率が上昇する。また、紙粉回収時には前記粘着層は低温になって、前記粘着層に付着した紙粉が紙粉回収部材(8)に移動し易くなる。このため、粘着層に付着した紙粉の回収効率が上昇する。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の紙粉除去装置は、前記第1発明において下記の構成要件(A04)を備えたことを特徴とする。
(A04)前記画像記録材(S)に接触する位置と前記紙粉回収部材(8)に接触する位置とを循環しながら回転する前記紙粉除去回転体(1,41)。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件(A04)を備えた第1発明の形態1の紙粉除去装置では、前記紙粉除去回転体(1,41)は、前記画像記録材(S)に接触する位置と前記紙粉回収部材(8)に接触する位置とを循環しながら回転する。そして、前記紙粉除去回転体(1,41)の粘着層は、前記画像記録材(S)に接触する位置に回転したときには画像記録材(S)上の紙粉を除去して保持し、前記紙粉回収部材(8)に接触する位置に回転したときには粘着層に保持した紙粉は紙粉回収部材(8)により回収される。
したがって、前記粘着層は長期間にわたって紙粉除去性能を維持することができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の紙粉除去装置は、前記第1発明において下記の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする。
(A05)前記粘着層に保持された紙粉を回収する時には、前記紙粉除去回転体(1,41)と前記紙粉回収部材(8)とを接触させ、前記粘着層に保持された紙粉を回収しないときには前記紙粉除去回転体(1,41)と前記紙粉回収部材(8)とを離間させる接離装置。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件(A05)を備えた第1発明の形態1の紙粉除去装置では、接離装置は、前記粘着層に保持された紙粉を回収する時には、前記紙粉除去回転体(1,41)と前記紙粉回収部材(8)とを接触させ、前記粘着層に保持された紙粉を回収しないときには前記紙粉除去回転体(1,41)と前記紙粉回収部材(8)とを離間させる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態1の紙粉除去装置は、前記第1発明の形態2において下記の構成要件(A06),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A06)前記画像記録材(S)が搬送される時には前記紙粉除去回転体(1,41)と紙粉回収部材(8)とを離間させるとともに前記画像記録材(S)が搬送されない時に前記紙粉除去回転体(1,41)と前記紙粉回収部材(8)とを当接させる前記接離装置、
(A07)前記画像記録材(S)が搬送される時には前記粘着層を加熱し、前記画像記録材(S)が搬送されない時には前記粘着層を加熱しない前記粘着層加熱部材(1a,41a)。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件(A06),(A07)を備えた第1発明の形態3の紙粉除去装置では、前記接離装置は、前記画像記録材(S)が搬送される時には前記紙粉除去回転体(1,41)と紙粉回収部材(8)とを離間させるとともに前記画像記録材(S)が搬送されない時に前記紙粉除去回転体(1,41)と前記紙粉回収部材(8)とを当接させる。
前記粘着層加熱部材(1a,41a)は、前記画像記録材(S)が搬送される時には前記粘着層を加熱し、前記画像記録材(S)が搬送されない時には前記粘着層を加熱しない。
前記画像記録材(S)が搬送される時には前記粘着層は高温に維持されるので、画像記録材(S)上の紙粉を効率良く除去する。また、前記画像記録材(S)が搬送されない時には前記粘着層は低温に維持されるので、粘着層に付着した紙粉の紙粉回収部材(8)への回収効率が上昇する。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の紙粉除去装置は、前記第1発明または第1発明の形態1ないし3のいずれかにおいて、下記の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする。
(A08)ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、またはシリコーン樹脂群の中のいずれかの合成樹脂により構成された前記粘着層。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件(A08)を備えた第1発明の形態4の紙粉除去装置では、前記粘着層は、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、またはシリコーン樹脂群の中のいずれかの合成樹脂により構成されている。前記各合成樹脂は、高温時に粘着力が増加するので、画像記録材(S)上の紙粉除去効率が上昇し、低温時には粘着力が減少するので、粘着層に保持された紙粉の回収効率(紙粉回収部材(8)の回収効率)が上昇する。
紙粉回収部材(8)は低温に保持されるので、紙粉回収部材(8)の熱によるヘタリを防止することができるので、紙粉回収部材(8)の寿命が長くなる。
(第1発明の形態5)
第1発明の形態5の紙粉除去装置は、前記第1発明の形態1ないし4のいずれかにおいて、下記の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。
(A09)シリコーン樹脂により構成された前記粘着層と、その下層に形成された耐熱性弾性層とを有する前記紙粉除去回転体(1,41)。
(第1発明の形態5の作用)
前記構成要件(A09)を備えた第1発明の形態5の紙粉除去装置では、前記紙粉除去回転体(1,41)はシリコーン樹脂により構成される前記粘着層と、前記シリコーン樹脂製の前記粘着層の下層に形成された耐熱性弾性層とを有する。前記シリコーン樹脂は硬度が高いので、画像記録材(S)と接触させたときにそれらの接触面積が小さくなり、その場合には画像記録材(S)上の紙粉の除去効率が低下する。そこで、この第1発明の形態5では、前記シリコーン樹脂製の前記粘着層の下層に耐熱性弾性層を形成することにより、前記粘着層を画像記録材(S)と接触させたときの前記接触面積を大きくして、画像記録材(S)上の紙粉の除去効率が低下するのを防止している。
(第1発明の形態6)
第1発明の形態6の紙粉除去装置は、前記第1発明または前記第1発明の形態1ないし5のいずれかにおいて、下記の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記画像記録材(S)を挟んで前記紙粉除去回転体(1)に押圧される対向ローラ(2)であって、表面が弾性を有する前記対向ローラ(2)。
(第1発明の形態6の作用)
前記構成要件(A010)を備えた第1発明の形態6の紙粉除去装置では、紙粉除去回転体(1,41)の粘着層の硬度が硬くても、前記対向ローラ(2)の表面が弾性を有するので、前記粘着層を画像記録材(S)と接触させたときに前記対向ローラ(2)の表面が変形して前記粘着層と前記画像記録材(S)との接触面積が大きくなる。このため、紙粉除去回転体(1,41)の粘着層の硬度が硬くても、画像記録材(S)との接触面積が小さい場合に生じる紙粉の除去効率の低下を防止することができる。
すなわち、前記粘着層が比較的高硬度の樹脂であっても、用紙の表面形状に粘着層が追従できるため、前記粘着層により前記画像記録材(S)から紙粉を確実に除去することができる。
(第2発明)
第2発明の画像形成装置は、下記の構成要件(A011)〜(A013)を備えたことをと特徴とする。
(A011)シート(S)を収容する給紙トレイ(TR1)、
(A012)前記給紙トレイ(TR1)から前記シート(S)を取り出して、シート表面に画像を記録する画像記録位置(Q4)に搬送するシート搬送装置(SH)、
(A013)前記給紙トレイ(TR1)から前記画像記録位置(Q4)に至るシート(S)の搬送経路上に配置された前記第1発明または第1発明の形態1ないし6のいずれか記載の紙紛除去装置。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A011)〜(A013)を備えた第2発明の画像形成装置では、シート搬送装置(SH)は、給紙トレイ(TR1)からシート(S)を取り出して、シート(S)表面に画像を記録する画像記録位置(Q4)に搬送する。前記給紙トレイ(TR1)から前記画像記録位置(Q4)に至るシート(S)の搬送経路上に配置された前記第1発明または第1発明の形態1ないし6のいずれか記載の紙紛除去装置は、通過するシート(S)上の紙粉を除去する。
前記シート(S)は紙粉が除去されてから、画像記録位置(Q4)に搬送されるので、画像記録位置(Q4)に紙粉が蓄積したり、画像記録位置(Q4)から転移した紙粉で画像形成手段が汚染されることがなくなる。このため、紙粉による画像の乱れや汚れの発生が防止される。
(第2発明の形態1)
第2発明の形態1の画像形成装置は、前記第2発明において下記の構成要件(A014)〜(A017)を備えたことをと特徴とする。
(A014)回転する像担持体(PR)表面にトナー像を形成するトナー像形成装置、
(A015)前記給紙トレイ(TR1)から取り出したシート(S)を前記画像記録位置(Q4)および定着領域(Q6)に順次搬送する前記シート搬送装置、
(A016)前記像担持体(PR)上に形成されたトナー像を前記画像記録位置(Q4)においてシート上に転写する転写装置、
(A017)前記シート上に転写されたトナー像を前記定着領域(Q6)において定着する定着装置(F)。
(第2発明の形態1の作用)
前記構成要件(A014)〜(A017)を備えた第2発明の形態1の画像形成装置では、トナー像形成装置は、回転する像担持体(PR)表面にトナー像を形成する。シート搬送装置は、前記給紙トレイ(TR1)からシート(S)を取り出して画像記録位置(Q4)、定着領域(Q6)に順次搬送する。
前記給紙トレイ(TR1)から前記画像記録位置(Q4)に至るシート(S)の搬送経路上に配置された前記第1発明または第1発明の形態1ないし6のいずれか記載の紙紛除去装置は、通過するシート(S)上の紙粉を除去する。転写装置は、前記像担持体(PR)上に形成されたトナー像を前記画像記録位置(Q4)においてシート(S)上に転写する。定着装置(F)は、前記定着領域(Q6)において前記シート(S)上に記録されたトナー像を定着する。
前記シート(S)は紙粉が除去されてから、トナー像が転写されるので、転写領域に紙粉が蓄積したり、画像記録位置(Q4)から転移した紙粉で画像形成装置内部が汚染されることがなくなる。このため、紙粉によるトナー画像の乱れや汚れの発生が防止される。
(第2発明の形態2)
第2発明の形態2の画像形成装置は、前記第2発明の形態1において下記の構成要件(A018),(A019)を備えたことをと特徴とする。
(A018)前記像担持体(PR)表面に形成されたトナー像を中間転写体(B)に1次転写する1次転写部材(T1)と、前記中間転写体(B)に1次転写されたトナー像を前記画像記録位置(Q4)において前記シートに2次転写する2次転写部材(T2)と、前記中間転写体(B)とを有する前記転写装置、
(A019)前記中間転写体(B)上の紙粉を除去するように配置された前記第1発明または第1発明の形態1ないし6のいずれか記載の紙紛除去装置。
(第2発明の形態2の作用)
前記構成要件(A018),(A019)を備えた第2発明の形態2の画像形成装置では、前記転写装置の1次転写部材(T1)は、前記像担持体(PR)表面に形成されたトナー像を中間転写体(B)に1次転写する。2次転写部材(T2)は、前記中間転写体(B)に1次転写されたトナー像を前記画像記録位置(Q4)において前記シート(S)に2次転写する。
前記紙紛除去装置は、前記中間転写体(B)上の紙粉を除去する。
(粘着層)
前記第1発明、第2発明では、高温時に粘着力が高くなって紙粉除去能力が向上し、低温時に粘着力が低くなって紙粉除去能力が低下する合成樹脂製の粘着層が使用される。
図8は各種合成樹脂の粘着層の温度と粘着力との関係を示す図である。
図9は合成樹脂の粘着層の粘着力と紙粉付着グレード(紙粉除去回転体(紙粉除去ローラ)(1,41)表面の紙粉付着量を目視観察してグレード付けした値)との関係を示す図である。
図8に示す粘着力は粘着層に厚さ70μmで幅20mmのポリイミドフィルムを貼り付けた後垂直方向に引き剥がすときに必要な力を測定することで評価した。これによると、粘着層の粘着力は、温度に応じて変化することが分かる。
また、図9に示すように粘着力と紙粉除去性(紙粉付着グレード)とはほぼ相関があり、粘着力が大きいほど紙粉除去性が高くなっている。この場合、紙粉除去能力は、富士ゼロックスオフィスサプライ株式会社製JD紙(商品名)を100枚送行させたときの紙粉除去回転体(1,41)表面の紙粉付着量を目視観察してグレード付けしたもので、グレードが大きいほど紙粉付着量が多い。合成樹脂では、温度が50℃を越えると粘着力が高く紙粉を付着させ易く、温度を室温に戻すと粘着力がほとんどなく容易に付着した紙粉を取り除くことができることが分かる。
したがって、前記本出願の第1発明、第2発明は、粘着層が高温で高粘性を有する場合に用紙から紙粉を除去し、粘着層が低温で低粘性を有する場合粘着層から紙粉を回収することにより、粘着層により用紙から紙粉を確実に除去するとともに、除去した紙粉を粘着層から回収し粘着層の粘着力を維持することが可能となる。
図10はシリコーン樹脂の粘着層の温度と粘着力との関係を示す図である。
図11はシリコーン樹脂の下層に設けた弾性層の厚み(μm)と紙粉付着グレード(紙粉除去回転体(紙粉除去ローラ)(1,41)表面の紙粉付着量を目視観察してグレード付けした値)との関係を示す図である。
図10は、粘着層として東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製シリコーン樹脂(SR2405)を用いた場合の粘着力を調べた結果を示している。図10において、粘着力は粘着層に厚さ70μmで幅20mmのポリイミドフィルムを貼り付けた後、垂直方向に引き剥がすときに必要な力を測定することで評価した。これによると、粘着層の粘着力は温度に応じて変化することが分かる。
また、図11は粘着層の下に弾性層として信越化学工業株式会社製シリコーンゴム(X−34−1053)を所定の厚みで設けたときの粘着層温度135℃における紙粉付着グレードを示している。この場合、紙粉付着グレードとは、富士ゼロックスオフィスサプライ株式会社製JD紙を100枚送行させたときの紙粉除去回転体(紙粉除去ローラ)(1,41)表面の紙粉付着量を目視観察して評価したものである。図11の結果から、弾性層の厚みが70μm以上、好ましくは200μm以上あれば紙粉除去性が高くなることが分かる。
前述の本発明の紙粉除去装置および画像形成装置は、下記の効果(E01)〜(E04)を奏する。
(E01)粘着層の粘着力を利用して用紙あるいは中間転写ベルトから効果的に紙粉を除去するとともに、紙粉を粘着層から容易に回収することができる。
(E02)低温で粘着力が低下する粘着層を使用し、前記粘着層が低温状態の時に
紙粉回収を行うので、紙粉回収部材が熱によって劣化することを防止して紙粉除去能力を長期に渡って維持することができる。
(E03)紙粉除去時の粘着層を高温にすることにより、高湿環境において用紙の除湿を行うことができる。
(E04)粘着層として摩擦係数が小さい材料を使用することにより、紙粉回収部材として低コストのウレタンゴムブレードや不織布を用いることが可能となり、その場合、製作コストを低くすることが可能となる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の実施例1の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図であり、前記紙粉除去装置の紙粉除去回転体がシート(画像記録材)に接触してシート上の紙粉を除去する紙粉除去位置に移動した状態を示す図である。
図2は本発明の実施例1の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図であり、前記紙粉除去装置の紙粉除去回転体が紙粉回収部材に接触する位置に移動した状態を示す図である。
図1、図2において、画像形成装置Uは、自動原稿搬送装置U1とこれを支持するプラテンガラスPGを有する画像形成装置本体(複写機)U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U1は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1と、原稿給紙トレイTG1から前記プラテンガラスPG上の複写位置(原稿読取位置)を通過して搬送される原稿Giが排出される原稿排紙トレイTG2とを有している。
前記画像形成装置本体U2は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)、露光光学系A等を有している。
前記自動原稿搬送装置U1でプラテンガラスPG上を搬送される原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)でR(赤)、G(緑)、B(青)の電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、前記RGBの電気信号をY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像データに変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出力する。
矢印Ya方向に回転移動する像担持体(感光体ドラム)PRの表面は、帯電ロールCRにより一様に帯電され、潜像書込位置Q1、現像領域Q2、および1次転写領域Q3を順次通過する。
前記レーザ駆動回路DLにより駆動されるROS(潜像書込装置)は、レーザビームLにより前記潜像書込位置Q1において像担持体PR表面を露光走査して像担持体PR表面に静電潜像を形成する。フルカラー画像を形成する場合は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静電潜像のみが形成される。
ロータリ式の現像装置Gは、回転軸Gaの回転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の4色の現像器GY,GM,GC,GKを有している。前記各色の現像器GY,GM,GC,GKは、前記現像領域Q2に現像剤を搬送する現像ロールGRを有しており、現像領域Q2を通過する像担持体PR上の静電潜像をトナー像Tnに現像する。
前記符号PR、CR、DL,ROS、G等で示された要素によりトナー像形成装置が構成されている。
前記像担持体PRの下方には左右一対のスライドレールSR,SRによりスライドフレームF1(2点鎖線で表示)が前後方向(画面に垂直な方向)にスライド移動可能に支持されている。スライドフレームF1にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2がヒンジ軸F2a周りに上下に回動可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルト(中間転写体)Bを矢印Yb方向回転移動可能に支持する複数のベルト支持ロール(Rd,Rt,Rf,T2a)と、1次転写ロール(1次転写部材)T1と、コンタクトロールT2cと、それらを支持する前記ベルトフレームF2とを有している。
前記複数のベルト支持ロール(Rd,Rt,Rf,T2a)は、ベルト駆動ロールRd、テンションロールRt、アイドラロール(フリーロール)RfおよびバックアップロールT2aを含み、バックアップロールT2aには前記コンタクトロールT2cが当接している。
前記ベルトモジュールBMは、前記ヒンジ軸F2a周りに上下に回動可能であり、下方に回動した状態では、前記スライドフレームF1とともに前記像担持体PRと摩擦接触することなく、画像形成装置本体U2に対して出入可能である。
前記1次転写ロールT1は、コントローラCが制御する電源回路Eによりトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加され、前記像担持体PR表面のトナー像Tnを、1次転写領域Q3において中間転写ベルトBに1次転写する。フルカラー画像の場合、像担持体PR表面に順次形成されるY,M,C,Kの各色のトナー像Tnは、前記1次転写領域Q3において中間転写ベルトB表面に順次重ねて1次転写され、最終的にフルカラーの多重トナー像が中間転写ベルトB上に形成される。
単色のモノカラー画像を形成する場合には1個の現像器のみを使用し、単色トナー像が中間転写ベルトB上に1次転写される。
1次転写後、像担持体PR表面は、残留トナーが像担持体クリーナCLpによりクリーニングされ、除電ロールJRにより除電される。
前記バックアップロールT2aの下方には、左右一対のスライドレールSR,SRにより前後方向(X軸方向)にスライド移動可能な2次転写スライドフレームFsが、画像形成装置本体U2に対して前後方向(画面に垂直な方向)から着脱可能に支持されている。前記2次転写スライドフレームFsには2次転写ユニットUtの2次転写昇降フレームFtがヒンジ軸Fta周りに上下に回動可能に支持されている。2次転写ユニットUtは下方に回動した状態では前記ベルトモジュールBMと摩擦接触することなく、画像形成装置本体U2に対して出入可能である。
前記2次転写ユニットUtは、2次転写ロールT2bと、2次転写ロールクリーナCLtと、ロール支持レバーLrと、転写後シートガイドSG2と、シート搬送ベルトBHと、それらを支持する前記2次転写昇降フレームFtと、を有している。
前記ロール支持レバーLrは、前記2次転写ロールT2bおよび2次転写ロールクリーナCLtを支持するレバーであり、図示しないモータによりヒンジ軸La周りに回動され、前記2次転写ロールT2bを、前記中間転写ベルトBに接触する2次転写位置および中間転写ベルトBから離れた待機位置の間で移動させる。
前記2次転写ロールT2bおよび前記中間転写ベルトBの接触領域により2次転写領域(転写材(記録シートSに画像を記録する画像記録位置)Q4が形成され、前記2次転写ロールT2b、前記バックアップロールT2aおよびコンタクトロールT2cにより2次転写器(2次転写部材)T2が構成されている。
給紙トレイTR1に収容された記録シート(画像記録材)Sは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚ずつ分離されてから、紙粉除去位置Q5を通過して、レジロールRrに搬送される。前記紙粉除去位置Q5には、前記紙粉除去位置Q5を通過するシート表面の紙粉を除去する紙粉除去装置SKが配置されている。前記紙粉除去装置SKについては後述する。
前記レジロールRrに搬送された記録シート(画像記録材)Sは、前記1次転写された多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドSG1から2次転写領域Q4に搬送される。
前記2次転写領域Q4を記録シートSが通過する際、2次転写器T2のコンタクトロールT2cには、コントローラCが制御する電源回路Eからトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。前記2次転写器T2は、前記中間転写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像を前記2次転写領域Q4において一括して記録シートSに2次転写する。
2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去される。また、前記2次転写ロールT2bは2次転写ロールクリーナCLtにより表面付着トナーが回収される。
なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLbは、中間転写ベルトBと接離(接触および離間)可能に配置されており、カラー画像が形成される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離間している。なお、前記2次転写ロールクリーナCLtは、中間転写ベルトBに対して前記2次転写ロールT2bと一緒に接離移動を行う。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHにより定着領域Q6に搬送され、定着領域Q6を通過する際に加熱ロール(加熱回転部材)Fhおよび加圧ロール(加圧回転部材)Fpにより構成される一対の定着ロール(Fh+Fp)を有する定着装置Fにより加熱定着される。トナー像が定着された記録シートSは、記録シート排出トレイTR2に排出される。
前記符号Rp,Rs,Rr,SG1,SG2,BHで示された要素によりシート搬送装置SHが構成されている。
(紙粉除去装置SK)
図3は前記図1、図2に示す紙粉除去装置の拡大説明図であり、図3Aは前記図1の要部拡大図であり紙粉除去装置の紙粉除去回転体がシートに接触してシート上の紙粉を除去する紙粉除去位置に移動した状態の拡大図、図3Bは前記図2の要部拡大図であり紙粉除去装置の紙粉除去回転体が紙粉回収部材に接触して紙粉除去回転体表面の紙粉が回収される紙粉回収位置に移動した状態の拡大図である。
図3において、前記紙粉除去位置Q5に配置された紙粉除去装置SKは、紙粉除去ローラ1を有している。前記紙粉除去ローラ1は、金属コアの表面に粘着層をコーティングしたローラ構成としている。金属コアの材質は熱伝導性の良いアルミニウムを用いている。
前記粘着層としてはポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン等の合成樹脂を用いることができる。また、前記粘着層としては、シリコーン樹脂を使用することが可能であり、前記シリコーン樹脂を使用する場合には、その下層にシリコーンゴム等の耐熱性の有る弾性層を形成することにより前記粘着層表面に弾性を持たせた構成とする。
その場合例えば、シリコーンゴムの弾性層を0.1mm〜0.5mm厚で設け、シリコーン樹脂の粘着層を厚さ0.005mm〜0.01mmでコーティングする。
前記紙粉除去ローラ1は対向する用紙搬送ローラ(対向ローラ)2に所定の荷重で押圧されている。画像形成時、前記用紙搬送ローラ2は図示しない駆動系により回転し、これにより前記紙粉除去ローラ1が従動回転する。用紙が搬送されてくると用紙のトナー像転写面(中間転写ベルトと接触する面)に前記紙粉除去ローラ1が接触し、用紙表面から紙粉を除去する。
紙粉除去装置SKの紙粉除去ローラ1が紙粉除去位置に移動した図3Aにおいて、前記紙粉除去ローラ1はローラホルダー3にベアリングを介して回転自在に取り付けてある。前記紙粉除去ローラ1は図示しない回転駆動装置により回転駆動可能である。また、前記紙粉除去ローラ1を所定の温度に加熱するため内部にはランプヒーター(粘着層加熱部材)1aを設けてある。レバー4はシャフト5に固定されており、図示しない駆動系によりシャフト5を回転させることにより回転動作するように構成されている。前記ローラホルダー3は前記シャフト5に回転自在に取り付けてあり、前記レバー4との間に設けたバネ6により荷重を付加されることで、前記紙粉除去ローラ1は、対向する用紙搬送ローラ2に所定の荷重で押圧される。なお、前記レバー4をスライド可能に貫通するロッド状のスライダ7の下端は、前記シャフト5に平行なヒンジ軸(図示せず)を介して前記ローラホルダー3に連結されている。なお、スライダ7の下方への移動はストッパSTにより規制されている。
紙粉除去装置SKの紙粉除去ローラ1が紙粉回収位置に移動した図3Bにおいて、前記紙粉除去ローラ1表面に付着した紙粉を取り除くためのブラシローラ(紙粉回収部材)8と前記ブラシローラ8に付着した紙粉を取り除くためのフリッカープレート9および前記フリッカープレート9でたたき落とされた紙粉をエアにより図示しない紙粉回収フィルターへ搬送するための紙粉回収ダクト10が設けられている。
ここで、ブラシローラ8に使用する繊維材料としては、粘着層からの紙粉除去性、耐摩耗性および耐熱性からポリエステルあるいはアクリルが望ましい。また、フリッカープレート9は、フリッキング性とブラシ繊維の摩耗を抑制するため1mm厚のPETを自由長2〜5mmとなるように板金に貼り付ける構成とした。
粘着層としては、住友電工ファインポリマー株式会社製スミチューブB(ポリオレフィン)を用いた場合の動作を示す。スミチューブBは温度が50℃以上において粘着力が発生し、25℃近傍ではほとんど粘着力を示さない。このため、図3Aで示す紙粉除去位置においては、ランプヒーター1aにより紙粉除去ローラ1を100℃で制御する。これにより、ローラニップ間を用紙が通過する際、前記紙粉除去ローラ1により紙粉が除去される。
紙粉を除去した前記紙粉除去ローラ1は表面に紙粉が蓄積するため、粘着力が低下し紙粉除去能力が悪化する。このため、所定枚数の画像形成動作終了後、シャフト5を矢印Yc方向(図3B参照)に回転させることにより、前記紙粉除去ローラ1は用紙駆動ローラ2から離間しブラシローラ8に接触する。このとき、ランプヒーター1aをOFFにし、前記紙粉除去ローラ1の温度を室温まで下げる。
ここで、図示しない駆動系により紙粉除去ローラ1と前記ブラシローラ8とを逆方向に回転させることで、前記紙粉除去ローラ1表面に付着した紙粉は前記ブラシローラ8により取り除かれる。しかる後、シャフト5を逆回転させてリフレッシュした紙粉除去ローラ1を前記用紙搬送ローラ2への押圧位置に戻すとともにランプヒーター1aにより前記紙粉除去ローラ1の温度を100℃まで加熱することで用紙からの紙粉除去を再び行うようにできる。
前記シャフト5を、前記矢印Yc方向(図3B参照)に回転させることにより紙粉除去ローラ1をブラシローラ8に接触させると共に、前記矢印Ycと逆方向に回転させることにより紙粉除去ローラ1を前記ブラシローラ8から隔離させることができる。
したがって、前記シャフト5および、シャフト5を回転させる装置(図示せず)により、紙粉除去回転体1を紙粉回収部材8に対して接触、離間させる接離装置が構成されている。
(実施例2)
図4は本発明の実施例2の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図である。
図4において、紙粉除去ローラ1を冷却するために外気を導入する冷却ファン11および冷却ダクト12を設けてある。紙粉除去ローラ1の温度を下げる場合に作動させることで、速く温度を下げることができるため紙粉の除去と回収との移行を迅速に行うことが可能となる。
(実施例3)
図5は本発明の実施例3の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図である。
図5において、紙粉除去回転体として紙粉除去ベルト21を設けてある。紙粉除去ベルト21はポリイミド等の樹脂を基材とし、表面に粘着層として合成樹脂をコーティングし、たとえば厚さ0.05〜0.1mmで形成している。その他の構成および動作は前記図1に示す実施例1と同一である。
図6は前記図5に示す実施例3の紙粉除去装置の拡大説明図である。
図6において、紙粉除去ベルト21を用いた紙粉除去装置SKは、粘着層として、たとえば住友化学株式会社製ポリオレフィン(ボンダイン )が用いられる。前記紙粉除去ベルト21はベルト加熱ローラ22、ベルトテンションローラ23およびアイドラーローラ24の3本のローラで張架されている。前記ベルト加熱ローラ22はローラホルダー26にベアリングを介して回転自在に取り付けてある。また、前記ベルト加熱ローラ22を所定の温度に加熱するため内部にはランプヒーター22aを設けてある。
前記ローラホルダー26は紙粉除去装置のフレーム25にスライド自在に取り付けられてたスライダ27に連結されており、バネ28により所定の荷重で用紙搬送ローラ2に押圧されている。なお、前記ローラホルダー26の上端に連結されたロッド26aはストッパSTにより下方への移動が規制されている。
前記ベルトテンションローラ23はローラホルダー29にベアリングを介して回転自在に取り付けてある。前記ローラホルダー29は紙粉除去装置のフレーム25にスライド自在に取り付けられたスライダ30に連結されており、バネ31により紙粉除去ベルト21に所定のテンションを付加している。前記ローラホルダー29に固定されたロッド29aはストッパST2により図6の右方向への移動が規制されている。
前記アイドラーローラ24は紙粉除去装置のフレーム25にベアリングを介して回転自在に取り付けられている。また、前記アイドラーローラ24の表面には前記紙粉除去ベルト21表面に付着した紙粉を取り除くためのブラシローラ8と前記ブラシローラ8に付着した紙粉を取り除くためのフリッカープレート9および前記フリッカープレート9でたたき落とされた紙粉をエアにより図示しない紙粉回収フィルターへ搬送するための紙粉回収ダクト10が設けられている。
(実施例3の作用)
図6において、ランプヒーター22aによりベルト加熱ローラ22を120℃で制御する。これにより、紙粉除去ベルト21が用紙搬送ローラ2と接触するローラニップで、前記紙粉除去ベルトは温度が約100℃となり粘着性が生じることから、用紙が通過する際前記紙粉除去ベルト21により紙粉が除去される。前記紙粉除去ベルト21は回転することにより表面の紙粉はブラシローラ8まで運ばれる。このとき、紙粉除去ベルト21は放熱により温度が30〜50℃に低下するため粘着力が低下する。このため、前記紙粉除去ベルト21上の紙粉は容易に前記ブラシローラ8で取り除かれ、さらにフリッカープレート9でブラシローラ8からたたき落とされ、紙粉回収ダクト10を通って紙粉回収フィルターへ運ばれる。
しかる後、リフレッシュされた紙粉除去ベルト21は前記ベルト加熱ローラ22へ進入し温度を100℃まで加熱されることで用紙からの紙粉除去を再び行う。
(実施例4)
図7は本発明の実施例4の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図である。
図7において、紙粉除去回転体として用紙表面に当接する紙粉除去ローラ1および用紙の裏面に当接する第2の紙粉除去ローラ(紙粉除去回転体)41を設けてあり、内部には加熱用のランプヒーター(粘着層加熱部材)41aが設けてある。第2の紙粉除去ローラ41は図示しない駆動系により回転することで、用紙搬送ローラとしての役割も兼ねている。また、第2の紙粉除去ローラ41の近傍には前記第2の紙粉除去ローラ41表面に付着した紙粉を回収するための紙粉回収装置43が回転支点44を中心に揺動することで前記第2の紙粉除去ローラ41に当接、離間可能に設けられている。その他の構成および動作は前記図1、図2の実施例1と同一である。
(実施例4の作用)
まず、住友電工ファインポリマー株式会社製スミチューブB(ポリオレフィン)を用いた場合の動作を説明する。スミチューブBは温度が50℃以上において粘着力が発生し、25℃近傍ではほとんど粘着力を示さない。このため、ランプヒーター41aにより第2の紙粉除去ローラ41を100℃で制御する。これにより、ローラニップ間を用紙が通過する際、前記第2の紙粉除去ローラ41により紙粉が除去される。紙粉を除去した前記第2の紙粉除去ローラ41は表面に紙粉が蓄積するため、粘着力が低下し紙粉除去能力が悪化する。このため、所定枚数の画像形成動作終了後、ランプヒーター41aをOFFにし、前記第2の紙粉除去ローラ41の温度を室温まで下げる。ここで、図示しない駆動系により紙粉回収装置43を、回転支点44を中心に揺動させて紙粉回収装置43のブラシローラを前記第2の紙粉除去ローラ41に当接させる。さらに図示しない駆動系により、第2の紙粉除去ローラ41と紙粉回収装置43のブラシローラを逆回転させることで、前記第2の紙粉除去ローラ41表面に付着した紙粉は取り除かれる。
しかる後、紙粉回収装置43をリフレッシュした第2の紙粉除去ローラ41から離間させるとともにランプヒーター41aにより前記第2の紙粉除去ローラ41の温度を100℃まで加熱することで用紙からの紙粉除去を再び行うようにできる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例4において、紙粉除去ローラを用いる代わりに、紙粉除去ベルトを用いることが可能である。
(H02)前記各実施例では、本発明に係る紙粉除去装置の説明を、4サイクルでカラー画像を中間転写体上に形成した後用紙に静電転写する画像形成装置に導入した場合で行ってきたが、導入できる画像形成装置はこれに限定されるものではない。感光体から直接用紙に静電転写する画像形成装置、中間転写体から用紙に転写同時定着する画像形成装置あるいは複数の画像形成ステーションを持ったタンデム型画像形成装置等に導入することも可能である。また、電子写真方式の画像形成装置のみならず、印刷機その他の用紙送行を行う装置にも導入可能である。
(H03)粘着層から紙粉を取り除く手段も、今回説明したブラシローラだけではなく、ウレタンゴムブレードや不織布等で行うことも可能である。
(H04)粘着層の加熱手段も部材内部からの加熱だけではなく、粘着層表面からの外部加熱でも良い。
(H05)前記実施例では粘着層として、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、シリコーン樹脂等の合成樹脂を用いる実施例を説明したが、高温で粘着力が高くなり、低温で粘着力が低下する種々の材料を使用可能である。
(H06)前記各実施例において、シリコーン樹脂のような摩擦係数の小さい粘着層を使用した場合には、紙粉回収部材8としてブラシを使用する代わりに、ウレタンゴムブレードや不織布を用いることが可能である。前記粘着層が弾性体の場合には、摩擦係数が大きく紙粉回収するためには摺動部材を当接させることができず、ブラシローラを用いるため装置が高価になるが、前記摩擦係数の小さい粘着層を使用することにより、低コストのウレタンゴムブレードや不織布を用いることが可能となり、その場合、製作コストを低くすることが可能となる。
(H07)本発明は、画像記録用のシートだけでなく、中間転写ベルト(画像記録材)上の紙粉を除去する紙粉除去装置にも適用可能である。
(H08)紙粉除去回転体(1,41)の粘着層として硬度の高い材料を使用した場合、前記粘着層の下層に耐熱弾性層を形成する代りに、前記画像記録材(S)を挟んで前記紙粉除去回転体(1,41)に押圧される対向ローラの表面が弾性変形するように構成することが可能である。
図1は本発明の実施例1の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図であり、前記紙粉除去装置の紙粉除去回転体がシートに接触してシート上の紙粉を除去する紙粉除去位置に移動した状態を示す図である。 図2は本発明の実施例1の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図であり、前記紙粉除去装置の紙粉除去回転体が紙粉回収部材に接触する位置に移動した状態を示す図である。 図3は前記図1に示す紙粉除去装置の拡大説明図であり、図3Aは紙粉除去装置の紙粉除去回転体がシートに接触してシート上の紙粉を除去する紙粉除去位置に移動した状態の拡大図、図3Bは紙粉除去装置の紙粉除去回転体が紙粉回収部材に接触して紙粉除去回転体表面の紙粉が回収される紙粉回収位置に移動した状態の拡大図である。 図4は本発明の実施例2の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図である。 図5は本発明の実施例3の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図である。 図6は前記図5に示す実施例3の紙粉除去装置の拡大説明図である。 図7は本発明の実施例4の紙粉除去装置を備えた画像形成装置の説明図である。 図8は各種合成樹脂の粘着層の温度と粘着力との関係を示す図である。 図9は合成樹脂の粘着層の粘着力と紙粉付着グレード(紙粉除去回転体(紙粉除去ローラ)表面の紙粉付着量を目視観察してグレード付けした値)との関係を示す図である。 図10はシリコーン樹脂の粘着層の温度と粘着力との関係を示す図である。 図11はシリコーン樹脂の下層に設けた弾性層の厚み(μm)と紙粉付着グレード(紙粉除去回転体(紙粉除去ローラ)表面の紙粉付着量を目視観察してグレード付けした値)との関係を示す図である。
符号の説明
S…画像記録材(シート,中間転写ベルト)
1,41…紙紛除去回転体(紙粉除去ローラ)、
1a,41a…粘着層加熱部材、
8…紙粉回収部材(ブラシローラ)、

Claims (10)

  1. 下記の構成要件(A01)〜(A03)を備えた紙粉除去装置、
    (A01)搬送される画像記録材に接触した状態で前記画像記録材上の紙粉を除去して保持する粘着層であって、高温時に紙紛保持能力が高くなり且つ低温時に紙粉保持能力が低くなる粘着層を有する紙紛除去回転体、
    (A02)前記紙粉除去回転体の回転時に前記粘着層に接触して前記粘着層に保持された紙粉を回収する紙粉回収部材、
    (A03)前記画像記録材に接触する前記粘着層の温度を、前記紙粉回収部材に接触する前記粘着層の温度よりも高温になるように加熱する粘着層加熱部材。
  2. 下記の構成要件(A04)を備えた請求項1記載の紙粉除去装置、
    (A04)前記画像記録材に接触する位置と前記紙粉回収部材に接触する位置とを循環しながら回転する前記紙粉除去回転体。
  3. 下記の構成要件(A05)を備えた請求項1記載の紙粉除去装置、
    (A05)前記粘着層に保持された紙粉を回収する時には、前記紙粉除去回転体と前記紙粉回収部材とを接触させ、前記粘着層に保持された紙粉を回収しないときには前記紙粉除去回転体と前記紙粉回収部材とを離間させる接離装置。
  4. 下記の構成要件(A06),(A07)を備えた請求項3記載の紙粉除去装置、
    (A06)前記画像記録材が搬送される時には前記紙粉除去回転体と紙粉回収部材とを離間させるとともに前記画像記録材が搬送されない時に前記紙粉除去回転体と前記紙粉回収部材とを当接させる前記接離装置、
    (A07)前記画像記録材が搬送される時には前記粘着層を加熱し、前記画像記録材が搬送されない時には前記粘着層を加熱しない前記粘着層加熱部材。
  5. 下記の構成要件(A08)を備えた請求項1ないし4のいずれか記載の紙粉除去装置、
    (A08)ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、またはシリコーン樹脂群の中のいずれかの合成樹脂により構成された前記粘着層。
  6. 下記の構成要件(A09)を備えた請求項5記載の紙粉除去装置、
    (A09)シリコーン樹脂により構成された前記粘着層と、その下層に形成された耐熱性弾性層とを有する前記紙粉除去回転体。
  7. 下記の構成要件(A010)を備えた請求項1ないし6のいずれか記載の紙粉除去装置、
    (A010)前記画像記録材を挟んで前記紙粉除去回転体に押圧される対向ローラであって、表面が弾性を有する前記対向ローラ。
  8. 下記の構成要件(A011)〜(A013)を備えた画像形成装置、
    (A011)シートを収容する給紙トレイ、
    (A012)前記給紙トレイからシートを取り出して、シート表面に画像を記録する画像記録位置に搬送するシート搬送装置、
    (A013)前記給紙トレイから前記画像記録位置に至るシートの搬送経路上に配置された前記請求項1ないし7のいずれか記載の紙紛除去装置。
  9. 下記の構成要件(A014)〜(A017)を備えた請求項8記載の画像形成装置、
    (A014)回転する像担持体表面にトナー像を形成するトナー像形成装置、
    (A015)前記給紙トレイから取り出したシートを前記画像記録位置および定着領域に順次搬送する前記シート搬送装置、
    (A016)前記像担持体上に形成されたトナー像を前記画像記録位置においてシート上に転写する転写装置、
    (A017)前記シート上に転写されたトナー像を前記定着領域において定着する定着装置。
  10. 下記の構成要件(A018),(A019)を備えた請求項9記載の画像形成装置、
    (A018)前記像担持体表面に形成されたトナー像を中間転写体に1次転写する1次転写部材と、前記中間転写体に1次転写されたトナー像を前記画像記録位置において前記シートに2次転写する2次転写部材と、前記中間転写体とを有する前記転写装置、
    (A019)前記中間転写体上の紙粉を除去するように配置された前記請求項1ないし7のいずれか記載の紙紛除去装置。
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JP2004173730A Pending JP2005350231A (ja) 2004-06-11 2004-06-11 紙粉除去装置および前記紙粉除去装置を備えた画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016128343A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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