JP2005349356A - 触媒装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 触媒担体1と触媒マット3との面圧を過度に高くすることなく、触媒マット3を介してストッパ4をケーシング2に保持することができ、かつ、製造が容易な触媒装置を提供する。
【解決手段】 円柱状の触媒担体1とケーシング2との間に触媒マット3を介装する。中空状のストッパ4を触媒担体1と通気方向Aに隣接して直列に配置する。縮径加工によりケーシング2を成形する際に、ストッパ4の外周に位置するケーシング2の縮径部2Bを縮径して、この縮径部2Bとストッパ4とにより、触媒マット3の中で触媒担体1より張り出したマット延長部3Bを圧縮し、この圧縮されたマット延長部3Bを介してストッパ4をケーシング2に保持させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、触媒を担持する触媒担体をケーシング内に安定して保持する触媒装置及びその製造方法の改良に関する。
特許文献1や特許文献2に開示されているように、自動車の排気ガス中に含まれるCOやHC等の有害成分を低減するために、エンジンの排気系には触媒装置が配設される。この触媒装置は、典型的には、排気管に接続されるケーシング内にハニカム状の触媒担体が保持され、この触媒担体の表面に有害成分を浄化する白金等の触媒がコーティングされている。特許文献1では、触媒担体の外周を金網製の緩衝材(マット)で覆い、これら触媒担体及び緩衝材の通気方向前後両端部とケーシングとの間にワッシャを介装して、触媒担体をケーシングに保持している。
実開平5−47333号公報 特開平9−273417号公報
近年、厳しい排気ガス規制に対応するために、セル密度が900セル/inch以上で、壁厚が50μm以下といった高密度薄壁の触媒担体が実用化されている。このような高密度薄壁の触媒担体では、圧壊強度が必然的に低くなるので、触媒担体を安定して保持することが難しく、上記特許文献1のように金網製の緩衝材とワッシャとを用いて触媒担体を保持する場合には、触媒担体に作用する面圧が過度に高くなって圧壊強度を上回るおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明に係る触媒装置は、触媒を有する触媒担体と、この触媒担体を収容するケーシングと、これら触媒担体の外周とケーシングの内周との間に介装される触媒マットと、を有している。更に、上記触媒担体と通気方向に隣接して直列に配置された中空状のストッパを有し、このストッパが、上記触媒担体の外周面と略同一形状のストッパ外周面と、上記触媒担体の通気方向の移動を規制するように、上記触媒担体の端面に対向する触媒対向面と、を有している。そして、上記触媒マットが、上記触媒担体よりも通気方向に張り出したマット延長部を有し、このマット延長部が、上記ストッパ外周面とケーシングの内周面との間に圧縮状態で狭持されており、このマット延長部を介して上記ストッパがケーシングに保持されている。
触媒担体の外周を覆う触媒マットと触媒対向面を備えたストッパとを利用した簡素な構成により、触媒担体を安定してケーシング内部に保持することができる。ストッパは、ケーシングとの間に圧縮状態で狭持されるマット延長部を介してケーシングに保持される。ストッパを安定的に保持するためには、ストッパとマット延長部との間に強い面圧を作用させる必要があるが、マット延長部は触媒担体よりも通気方向に張り出しているので、マットの中でマット延長部の部分にのみ局部的に強い面圧を作用させることにより、この強い面圧が触媒担体に作用することはない。従って、DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)のような高圧損で圧壊強度が低い高密度薄壁の触媒担体であっても、その機能を損ねることなく良好に保持することができる。
ケーシングは、一般的に、金属パイプに対して必要部位をスピニング加工により縮径することにより成形される。従って、金属パイプの内部に、触媒担体、ストッパ及びマットを挿入した状態で、スピニング加工により金属パイプのうちのマット延長部に接触する部位を縮径することにより、上述したようにマット延長部とストッパとの間に強い面圧を作用させて、ストッパを保持させることができる。このように、ケーシングの製造時に一般的に行われるスピニング加工を利用して、触媒担体、ストッパ及び触媒マットをケーシング内に安定して保持された状態に組み込むことができ、その製造が極めて容易である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る触媒装置を示す断面対応図であり、図2は、図1の符号II部の拡大図である。この触媒装置は、周知のように、車両の排気系に配設される。この触媒装置は、触媒を担持した触媒担体1と、この触媒担体1を収容するケーシング2と、このケーシング2の内周面と触媒担体1の外周面との間に介装される触媒マット3と、触媒担体1と通気方向Aに隣接して直列に配置される2個のストッパ4と、により大略構成されている。
触媒担体1は、周知のように、セラミックをハニカム状に形成したハニカム担体の表面に白金等の触媒を付着させたものであり、通気方向Aに沿って略均一な外周形状をなし、典型的には本実施例のように通気方向Aを軸方向とする円柱状をなしている。好ましくは、触媒担体1として、セル密度が900セル/inch以上で、壁厚が50μm以下であり、触媒浄化能力の高い高密度薄壁の触媒担体が用いられる。
ケーシング2は、後述するように筒状の金属パイプ14(図3参照)をスピニング加工により部分的に縮径することにより成形されるものであって、触媒担体1の外周を覆う円筒部2Aを主体としており、かつ、両端の開口部2Dには排気パイプ(図示省略)を固定するためのフランジ5が取り付けられている。開口部2Dの内径は円筒部2Aの内径よりも小さく、開口部2Dと円筒部2Aとの間には傾斜部2Cが設けられている。傾斜部2Cは、通気性を阻害することのないように、内径の異なる円筒部2Aと開口部2Dとを滑らかに接続し、つまり円筒部2Aから開口部2Dへ向けて徐々に縮径された円錐状をなしている。
ストッパ4は、強度に優れた金属製の中空形状・環状をなし、主として触媒担体1が不用意に移動することのないように支持する機能を有している。ストッパ4の外周面4Aは、触媒担体1の外周面と略同一の形状・外径となっており、通気方向Aに沿って触媒担体1の外周面と実質的に段差なく連続する形となっている。触媒担体1に対向するストッパ4の触媒対向面4Bは、触媒担体1の通気方向Aの移動を規制するように、つまり触媒担体1の通気方向Aの端面1Aを受けるように、触媒担体1の端面1Aに突き当て可能に対向している。なお、この実施例では触媒対向面4Bが担体端面1Aと直接的に接触可能な構成となっているが、図6にも示すように、触媒対向面4Bと担体端面1Aとの間にマット3の一部が介装されており、触媒対向面4Bが間接的に担体端面1Aを受ける構成であっても良い。
触媒マット3は、アルミナファイバーを用いた膨張率の低い無膨張マットであって、触媒担体1よりも通気方向Aに張り出したマット延長部3Bを有している。このマット延長部3Bが、ストッパ4の外周面4Aとケーシング2の内周面との間に圧縮状態で狭持されている。つまり、マット延長部3Bは触媒マット3の中で局部的に強く圧縮されており、触媒担体1とケーシング2とに狭持されるマット本体部3Aに比して発生面圧が著しく高い。従って、このマット延長部3Bを介してストッパ4をケーシング2に安定して保持することができる。
ケーシング2の中で、円筒部2Aと傾斜部2Cとの接続部において、マット延長部3Bに接触する部分、すなわち、ストッパ4とともにマット延長部3Bを圧縮状態で狭持する縮径部2Bは、触媒担体1の外方に位置する円筒部2Aに比して、外径が所定量だけ小さく縮径されている。従って、マット延長部3Bが介装されるストッパ4と縮径部2Bとの隙間(ギャップ)が、触媒担体1とケーシング2の円筒部2Aとの隙間よりも小さくなっており、これによって上述したようにマット延長部3Bが局部的に強く圧縮されている。
ストッパ4を安定的に保持するためには、ストッパ4とマット延長部3Bとの間に強い面圧を作用させる必要があるが、マット延長部3Bは触媒担体1よりも通気方向Aに張り出しているので、マット3の中で、マット延長部3Bの部分にのみ局部的に強い面圧を作用させ、触媒担体1とマット本体部3Aとの間の面圧を十分に小さく抑制することができる。従って、圧壊強度の低い高密度薄壁の触媒担体1を採用することができる。このように、触媒マット3とストッパ4とを利用した簡素な構成により、高密度薄壁の触媒担体1を安定してケーシング2内部に保持することができる。
図3は、この触媒装置を製造する手順を示している。先ず第1に、触媒担体1とストッパ4とを同軸上に配置した状態で、これら触媒担体1とストッパ4の外周を覆うように均一な厚さの触媒マット3を巻き付けて、中間組立体11を得る。なお、触媒マット3を巻き付けた状態で仮保持できるように、例えば触媒マット3には互いに嵌合する凸部12と凹部13とが形成されている。第2に、この中間組立体11を、ケーシング2に成形されることとなる円筒状の金属パイプ14に挿入・圧入する。この挿入(圧入)作業を容易に行い得るように、好ましくは、上述したようにストッパ4の外径を触媒担体1の外径と同一とするか、あるいはストッパ4の外径を触媒担体1の外径よりも僅かに(例えば、2mm以下の範囲で)小さくする。第3に、金属パイプ14に対してスピニング加工を施して、上記の縮径部2B、傾斜部2C及び開口部2Dを成形して、ケーシング2を得る。このケーシング2の開口部2Dにフランジ5が接合される(図1参照)。
このように、金属パイプ14の内部に、触媒担体1及びストッパ4の外周にマット3を巻き付けた中間組立体11を挿入した状態で、金属パイプ14にスピニング工法等による縮径加工を施して、傾斜部2C及び開口部2Dとともに、ストッパ4の外周に位置する縮径部2Bを縮径することにより、縮径部2Bとストッパ4の間のマット延長部3Bを強く圧縮し、このマット延長部3Bとストッパ4との間に強い面圧を作用させて、ストッパ4を安定して保持させることができる。このように、ケーシング2を成形する際に一般的に行われるスピニング加工を利用して、触媒担体1、ストッパ4及び触媒マット3をケーシング2内に安定して保持された状態に組み込むことができ、その製造が極めて容易である。
また、このようにストッパ4とケーシング2とにより触媒マット3が強く狭持される一方で、触媒マット3と触媒担体1との間の発生面圧を低く抑制できることから、触媒マット3のばらつきが緩和され、触媒マットとして例えば面比重が1200g/m以下の安価なものを用いることができ、コスト低減が可能である。
なお、本実施例では図2に示すようにマット延長部3Bの発生面圧を均一化するように縮径部2Bを円筒部2Aと略平行に縮径しているが、これに限らず、例えば図6にも示すように縮径部2Bの一部又は全てが傾斜部2Cと同じように傾斜していても良く、つまり傾斜部2Cの一部が縮径部2Bの一部を兼用するものであっても良い。
図4は、本発明の第2実施例に係るストッパ4Eを示している。このストッパ4Eは、外周面4Aが形成された外周片部15から略直角に折曲する触媒対向片部16に触媒対向面4Bが形成されており、これら外周片部15と触媒対向片部16とにより、強度的に優れた断面略L字状をなしている。この第2実施例のストッパ4Eは、触媒対向面4Bの寸法を十分に長く確保できるので、触媒担体1の通気方向Aの不用意な移動をより確実に回避することができ、触媒担体1の保持性が向上する。一方、第1実施例のストッパ4は、第2実施例のストッパ4Eに比して、触媒対向面4Bが短いため、触媒担体1の通路面積をより大きく確保することができる。従って、触媒対向面4Bによる触媒担体1のガス流路の閉塞面積が抑制され、排気ガスの転換効率が向上し、かつ、背圧低減が可能となる。
なお、ストッパ4の強度を更に高めるために、触媒対向片部16から略直角に折曲して外周片部15に対向する内周片部17を設けて、ストッパ4を断面略J字状又は略U字状としても良い。
図5は、本発明の第3実施例に係る触媒装置を示している。この第3実施例では、ストッパ4Fが通気方向Aの下流側・後端側の一箇所にのみ配置されており、触媒担体1の通気方向上流側・前端側の近傍部分18にはストッパが設けられていない。このように、触媒担体1の上流側のストッパを省略することにより、ケーシング2の全長を短縮してコンパクト化を図ることができるとともに、部品点数が少なくてすみ、軽量化及び低コスト化等の効果を得ることができる。
排気ガスは通気方向Aに流れることから、触媒担体1には基本的には下流側(図5の右側)へ移動しようとする力が作用し、このような力に対して下流側のストッパ4Fにより触媒担体1を安定して保持することが可能である。本実施例とは逆に、下流側のストッパ4Fを省略して触媒担体1の上流側の近傍部分18にストッパを設けた場合、触媒担体1を安定して保持することは困難である。
図6は、本発明の第4実施例に係る触媒装置を示している。この第4実施例では、触媒担体1の外周を覆う触媒マットを、触媒担体1の通気方向Aの上流側端部の部分3Cと下流側端部の部分3Dの2箇所にのみ設けている。つまり、触媒担体1の外周全体を触媒マットで覆うのではなく、上記2つの触媒マット3C,3Dの間に、触媒マットを省略した区間3Eを設けており、触媒マットの大きさ(ボリューム)を大幅に軽減して、軽量化や低コスト化が図られている。特に、アルミナファイバーを利用した無膨張マットは、圧壊強度の低い高密度薄型の触媒担体1に適している反面、極めて高価であるため、上述したマットの省略による低コスト化の効果は非常に大きい。
また、ケーシング2のなかで、上記触媒マットのない区間3Eに対応する部分2Dを局所的に縮径しており、これによって、触媒装置が更にコンパクトなものとなる。
更に、触媒マット3C,3Dを立体成型としてストッパ4と一体化することにより、上述したような中間組立体11を金属パイプに挿入・圧入する作業が不要又は容易化され、またケーシング2の形状の自由度も向上する。
以上の説明より把握し得る特徴的な技術思想について、その作用・効果とともに説明する。但し、本発明は、参照符号を用いて図示・説明された構成に限定されるものではない。
(1)触媒を有する触媒担体1と、この触媒担体1を収容するケーシング2と、これら触媒担体1の外周面とケーシング2の内周面との間に介装される触媒マット3と、を有する触媒装置において、上記触媒担体1と通気方向Aに隣接して直列に配置された中空状のストッパ4を有し、このストッパ4が、上記触媒担体1の外周面と略同一形状のストッパ外周面4Aと、上記触媒担体1の通気方向の移動を規制するように、上記触媒担体1の端面に対向する触媒対向面4Bと、を有し、かつ、上記触媒マット3が、上記触媒担体1よりも通気方向Aに張り出したマット延長部2Bを有し、このマット延長部2Bが、上記ストッパ外周面4Aとケーシング2の内周面との間に圧縮状態で狭持されており、このマット延長部2Bを介して上記ストッパ4がケーシング2に保持されている。
マット延長部3Bは触媒担体1よりも通気方向Aに張り出しているので、ストッパ4とマット延長部3Bとの間に、ストッパ4を安定的に保持し得る十分に強い面圧を局部的に作用させつつ、触媒担体1とマット3との面圧を低く抑制することができ、特に圧壊強度が低い高密度薄壁の触媒担体1であっても、触媒マット3とストッパ4とを利用した簡素な構成により、この触媒担体1を安定してケーシング2内部に保持することができる。
(2)好ましくは、上記ケーシング2の中で、ストッパ4の外周に位置する縮径部2Bが縮径加工されることによって、上記マット延長部3Bが上記縮径部2Bの内周面とストッパ外周面4Aとの間に圧縮状態で狭持される。
つまり、周知のスピニング工法のような縮径加工により金属パイプからケーシング2を成形する際に、あわせてストッパ4に強い面圧を作用させて、このストッパ4をケーシング2内に安定して保持された状態で組み込むことができる。このため、製造工程が簡素で、生産性に優れており、コスト的にも有利である。
(3)上記ストッパ4の外径が上記触媒担体1の外径以下であれば、上述したように、触媒担体1とストッパ4の外周に触媒マット3を巻き付けた中間組立体11を金属パイプ14に挿入する際に(図3参照)、その挿入作業が容易となる。
(4)上記ストッパ4Eは、例えば図4に示すように、上記ストッパ外周面4Aが形成された外周片部15から略直角に折曲する触媒対向片部16に上記触媒対向面4Bが形成された断面略L字状をなしている。この場合、断面略L字状をなす構造であるために強度的に優れており、かつ、触媒対向片部16により触媒担体1が通気方向Aに不用意に動くことを確実に防止することができる。
(5)図5に示すように、ストッパ4Fを、上記触媒担体1の通気方向A下流側にのみ設けても良い。つまり、下流側のストッパ4Fにより触媒担体1の下流側への不用意な移動を阻止できるので、触媒マット3により触媒担体1の振動や上流側への不用意な移動に対する保持力を確保できれば、触媒担体1の通気方向上流側の近傍部分18にストッパを設けなくても良い。この場合、上流側のストッパを省略した分、部品点数が少なくてすむので、製造が容易でコスト的に有利であり、かつ、触媒装置の通気方向Aの寸法を抑制してコンパクト化を図ることができる。
(6)図6に示すように、上記触媒担体1の外周に触媒マット3のない区間3Eを設けても良い。この場合、触媒マットの使用量を低減して、大幅なコストの低減が可能となる。
(7)隣接して直列に配置された触媒担体1と中空状のストッパ4の外周に触媒マット3を巻き付けて中間組立体11を得る工程と、この中間組立体11を金属パイプ14の中に挿入する工程と、この金属パイプ14を縮径加工して、上記触媒担体1、ストッパ4及び触媒マット3を収容するケーシング2を成形する縮径工程と、を有する。この縮径工程では、少なくとも上記ストッパ4の外周に位置する縮径部2Bを縮径して、この縮径部2Bとストッパ4とにより上記触媒マット3のマット延長部3Bを圧縮し、この圧縮されたマット延長部3Bを介して上記ストッパ4をケーシング2に保持させる。
このように、金属パイプ14の内部に、触媒担体1及びストッパ4の外周にマット3を巻き付けた中間組立体11を挿入した状態で、スピニング等の縮径加工を金属パイプ14に施してケーシング2を成形する際に、ストッパ4の外周に位置する縮径部2Bを縮径することにより、縮径部2Bとストッパ4の間でマット延長部3Bを強く圧縮し、このマット延長部3Bとストッパ4との間に強い面圧を作用させて、ストッパ4を安定して保持させることができる。このように、ケーシング2を成形する際に一般的に行われる縮径工程を利用して、触媒担体1、ストッパ4及び触媒マット3をケーシング2内に安定して保持された状態に組み込むことができ、その製造が極めて容易である。
(8)より好ましくは、上記ケーシング2が、上記触媒担体1の外周に位置する円筒部2Aと、この円筒部2Aよりも内径が小さい開口部2Dと、この円筒部2Aと開口部2Dとの間に設けられ、円筒部2Aから開口部2Dへ向けて徐々に縮径された傾斜部2Cと、を含んでおり、上記縮径工程では、上記傾斜部2Cを成形することで上記縮径部2Bを成形する。つまり、スピニング工法等により傾斜部2Cを縮径加工する際に、あわせて縮径部2Bの縮径を行うことができ、実質的に工程を追加することなく、縮径部2Bを縮径してストッパ4を保持状態でケーシング2内に組み込むことができ、その製造が極めて容易である。
本発明の第1実施例に係る触媒装置を簡略的に示す断面図。 図1の符号IIの部位の拡大図。 上記触媒装置の製造手順を示す説明図。 本発明の第2実施例に係るストッパの形状を示す断面図。 本発明の第3実施例に係る触媒装置を示す断面図。 本発明の第4実施例に係る触媒装置を示す断面図。
符号の説明
1…触媒担体
2…ケーシング
2B…縮径部
3…触媒マット
3B…マット延長部
4…ストッパ

Claims (8)

  1. 触媒を有する触媒担体と、この触媒担体を収容するケーシングと、これら触媒担体の外周面とケーシングの内周面との間に介装される触媒マットと、を有する触媒装置において、
    上記触媒担体と通気方向に隣接して直列に配置された中空状のストッパを有し、このストッパが、上記触媒担体の外周面と略同一形状のストッパ外周面と、上記触媒担体の通気方向の移動を規制するように、上記触媒担体の端面に対向する触媒対向面と、を有し、
    かつ、上記触媒マットが、上記触媒担体よりも通気方向に張り出したマット延長部を有し、このマット延長部が、上記ストッパ外周面とケーシングの内周面との間に圧縮状態で狭持されており、このマット延長部を介して上記ストッパがケーシングに保持されていることを特徴とする触媒装置。
  2. 上記ケーシングの中で、ストッパの外周に位置する縮径部が縮径加工されることによって、上記マット延長部が上記縮径部の内周面とストッパ外周面との間に圧縮状態で狭持されることを特徴とする請求項1に記載の触媒装置。
  3. 上記ストッパの外径が、上記触媒担体の外径以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の触媒装置。
  4. 上記ストッパは、上記ストッパ外周面が形成された外周片部から略直角に折曲する触媒対向片部に上記触媒対向面が形成された断面略L字状をなしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の触媒装置。
  5. 上記ストッパが、上記触媒担体の通気方向下流側にのみ設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の触媒装置。
  6. 上記触媒担体の外周に、上記触媒マットのない区間が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の触媒装置。
  7. 隣接して直列に配置された触媒担体と中空状のストッパの外周に触媒マットを巻き付けて中間組立体を得る工程と、
    この中間組立体を金属パイプの中に挿入する工程と、
    この金属パイプを縮径加工して、上記触媒担体、ストッパ及び触媒マットを収容するケーシングを成形する縮径工程と、を有し、
    この縮径工程では、少なくとも上記ストッパの外周に位置する縮径部を縮径して、この縮径部とストッパとにより上記触媒マットのマット延長部を圧縮し、この圧縮されたマット延長部を介して上記ストッパをケーシングに保持させることを特徴とする触媒装置の製造方法。
  8. 上記ケーシングが、上記触媒担体の外周に位置する円筒部と、この円筒部よりも内径が小さい開口部と、この円筒部と開口部との間に設けられ、円筒部から開口部へ向けて徐々に縮径された傾斜部と、を含んでおり、
    上記縮径工程では、上記傾斜部を成形することで上記縮径部を成形することを特徴とする請求項7に記載の触媒装置の製造方法。
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