JP2005345696A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的容易な構成でトナー飛散を減少させることを目的とする。
【解決手段】 感光体ドラムに形成された潜像を現像する現像ローラ20と、現像ローラ20上にトナー層を形成するための現像ブレードと、現像ローラ20と現像ブレードを支持するための支持枠体と、現像ブレードと支持枠体との間をシールする弾性部材48と、現像ローラ20の長手方向両端で現像ローラ20の周方向に沿って設けられた磁気シール部材60と、を有する電子写真画像形成装置に着脱可能な現像装置において、弾性部材48の長手方向端面は磁気シール部材60に重ねられて位置し、該長手方向端面の外側に気流Fが通過する空間Eを設けた。
【選択図】 図13

Description

本発明は、電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成装置に着脱自在なプロセスカートリッジ或いは現像装置に関するものである。
プリンタ等の電子写真画像形成装置は、一様に帯電させた感光体ドラムに選択的な露光をして潜像を形成し、この潜像を現像剤(以下「トナー」という)でトナー像に顕像化すると共に、このトナー像を記録媒体に転写して画像形成を行う。
このような装置にあっては、トナーがなくなる都度補給しなければならないが、このトナー補給作業が煩わしいばかりか、汚れを伴うこともある。また各部材のメンテナンスは専門のサービスマンでなければ行うことが出来ず、ユーザには不便であることが多かった。
そこで、感光体ドラム、帯電器、現像器、クリーニング部等を一体構造にまとめてカートリッジ化したプロセスカートリッジというものが実用化されている。ユーザはプロセスカートリッジを画像形成装置に対して交換することで、トナーの補給や寿命に達した感光体ドラム等の部品を容易に交換することができる。
<プロセスカートリッジの画像形成構成・動作>
図16に従来の現像装置を有するプロセスカートリッジの代表例を示す。図16において、プロセスカートリッジの感光体ユニットBには静電潜像を形成する電子写真感光体(以下「感光体ドラム」という)10、感光層表面を一様に帯電させるための帯電手段11、及び転写紙に転写されずに感光体ドラム10上に付着している残留トナーを感光体ドラム10の表面からかき落とし、廃トナー容器12に貯蔵するためのクリーニング手段14が配置されている。
一方、現像装置ユニットAにはトナーを収容しているトナー容器21と、感光体ドラム10上に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像を形成させるための現像剤担持体(以下「現像ローラ」という)20、トナーに摩擦帯電電荷を付与し、現像ローラ20の表面上にトナー層を形成する現像ブレード22、現像ローラ20の半径方向のトナー漏洩を防止する噴出し防止シート25、現像ローラ20の長手方向両端部のトナー漏洩を防止する磁気シール部材(不図示)等が配置されている。
現像装置ユニットAと感光体ユニットBは係合ピン31で回動可能に結合されており、両者間には付勢バネ32が設けられている。
感光体ドラム10は図示時計回りに回転している。帯電手段11は一定の電圧が印加されており、感光体ドラム10が接触すると接触した感光体ドラム10の感光層表面は一様に帯電する。そして、光学手段1からの画像情報に応じたレーザビーム光Lを露光開口部2を介して感光体ドラム10上に照射することにより、感光体ドラム10上に静電潜像を形成する。その後、現像手段によって感光体ドラム10上にトナー像が形成される。
現像手段は、トナー容器21内のトナーをトナー送り部材23の回転によって現像ローラ20に送り出す。固定磁石28を内蔵した現像ローラ20は回転しており、現像ブレード22によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層が現像ローラ20の表面に形成される。
現像ローラ20は、スペーサコロ26によって感光体ドラム10に対して一定のクリアランスを保ちつつ、付勢バネ32により感光体ドラム10に押圧されており、表面に形成されたトナーを感光体ドラム10の現像領域で供給する。そのトナーを静電潜像に応じて感光体ドラム10へ転移させることによってトナー像を形成する。現像ブレード22は、現像ローラ20の周面のトナー量を規定するとともに摩擦帯電電荷を付与するものである。この現像ローラ20の近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー攪拌部材24が回転可能に取り付けられている。
そして、画像形成装置に設けられた転写ローラ3にトナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム10に形成されたトナー像を記録媒体4に転写する。転写後、クリーニング手段14によって感光体ドラム10上の残留トナーを除去する。クリーニング手段14は感光体ドラム10に当接して設けられた弾性クリーニングブレード14aによって感光体ドラム10に残留したトナーをかき落として廃トナー容器12に集める。
また、現像ローラ20の長手方向端部のトナーシールの手法として、従来のプロセスカートリッジでは、現像ローラ20と磁気シール部材の間から、現像ローラ20の表面に付着する形で出てきたトナーを長手方向の中央側(内側)に寄せるために現像ローラ20の端部にスクレーパを設けている。さらに、スクレーパ近傍に補助的なシール部材を設けた構成も考案されている(特許文献1参照)。
特開2003−015413号公報
従来のプロセスカートリッジでは図17、図18に示すように、磁気シール部材60の平面部60cの磁力によりトナーが捕獲されて漏洩が防止されている構成のものがある。この平面部60c上のトナーT1は、たとえば現像ローラ20の回転に伴う、磁気シール部材60の長手方向外側の気流Fがあたった場合、飛散を起こす可能性がある(図18では説明のため、現像ブレード22等を略している)。
一方、電子写真画像形成装置のプリントスピードの高速化に伴って、現像ローラ20等のプロセス部品の回転スピードは高速化してきている。現像ローラ20の回転スピードが高速化することで、その回転に伴って発生していた気流は増加することになる。
このような気流が増加する状況においては、従来の電子写真画像形成装置と比較すると、現像ローラ20端部のトナーの飛散量が増加することが考えられ、スペーサコロ26へのトナー付着等による画像悪化が懸念される。
本発明は、従来技術を更に発展させたものであり、比較的容易な構成でトナー飛散を減少させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、以下の構成を採用する。
すなわち、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像ローラと、
前記現像ローラ上に現像剤層を形成するための規制手段と、
前記現像ローラと前記規制手段を支持するための支持枠体と、
前記規制手段と前記支持枠体との間をシールする弾性部材と、
前記現像ローラの長手方向両端で前記現像ローラの周方向に沿って設けられた磁気シール部材と、
を有する電子写真画像形成装置に着脱可能な現像装置において、
前記弾性部材の長手方向端面は前記磁気シール部材に重ねられて位置し、
該長手方向端面の外側に気流が通過する空間を設けたことを特徴とする現像装置である。
また、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像ローラと、
前記現像ローラ上に現像剤層を形成するための規制手段と、
前記現像ローラと前記規制手段を支持するための支持枠体と、
前記規制手段と前記支持枠体との間をシールする弾性部材と、
前記現像ローラの長手方向両端で前記現像ローラの周方向に沿って設けられた磁気シール部材と、
を有する電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
前記弾性部材の長手方向端面は前記磁気シール部材に重ねられて位置し、
該長手方向端面の外側に気流が通過する空間を設けたことを特徴とするプロセスカートリッジである。
また、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像ローラと、
前記現像ローラ上に現像剤層を形成するための規制手段と、
前記現像ローラと前記規制手段を支持するための支持枠体と、
前記規制手段と前記支持枠体との間をシールする弾性部材と、
前記現像ローラの長手方向両端で前記現像ローラの周方向に沿って設けられた磁気シール部材と、
を有する電子写真画像形成装置において、
前記弾性部材の長手方向端面は前記磁気シール部材に重ねられて位置し、
該長手方向端面の外側に気流が通過する空間を設けたことを特徴とする電子写真画像形成装置である。
本発明によれば、現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置の、トナーの飛散を減少させることができる。その結果、スペーサコロへのトナー付着等を軽減させることができる。
以下に図面を参照して、この発明の最良な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、上記背景技術の現像装置を用いたプロセスカートリッジと同一の部材には同一符号を付して説明する。また、説明文中の符号は、図面を参照するためのものであって、構成を限定するものではない。
(第1の実施の形態)
図1〜図14を参照して、第1の実施の形態について説明する。
<画像形成装置の画像形成構成・動作>
まず、電子写真画像形成装置(レーザビームプリンタ)の代表例について図1により説明する。
レーザビームプリンタPは、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)4に画像を形成するものである。
ドラム形状の感光体ドラム10表面は、帯電手段11によって一様に帯電されている。この感光体ドラム10に光学手段1から画像情報に応じたレーザビーム光Lを照射して感光体ドラム10に画像情報に応じた潜像を形成する。ここで形成された感光体ドラム10上の潜像を現像手段(現像装置)によって現像することで、トナー像を形成する。
一方、トナー像の形成と同期して、給紙カセット6aにセットした記録媒体4はピックアップローラ6b、フィードローラ6h、搬送ガイド6c、及びレジストローラ対6eで搬送される。次いで、感光体ドラム10と一定の電圧を印加された転写ローラ3とで形成されたニップ部を通る。このとき感光体ドラム10上に現像されたトナー像が記録媒体4に転写される。
トナー像の転写を受けた記録媒体4は搬送ガイド6fを経て定着手段5へと搬送される。この定着手段5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有しており、そのニップ部を通過する記録媒体4に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。その後、記録媒体4は排出ローラ対6iで搬送され、排出トレイ7へと排出される。
図2に本発明を適用した現像装置を備えたプロセスカートリッジの全体構成を示す。図2において、プロセスカートリッジの感光体ユニットBには静電潜像を形成する感光体ドラム10、感光層表面を一様に帯電させるための帯電手段11、及び転写紙に転写されずに感光体ドラム10上に付着している残留トナーを感光体ドラム10表面からかき落とし廃トナー容器12に貯蔵するためのクリーニング手段14が配置されている。
現像装置ユニットAにはトナーを収容しているトナー容器21と、感光体ドラム10上に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像を形成させるための現像ローラ20、トナーに摩擦帯電電荷を付与し、現像ローラ20の表面上にトナー層を形成する現像ブレード22、現像ローラ20の半径方向のトナー漏洩を防止する噴出し防止シート25などが配置されている。
現像装置ユニットAと感光体ユニットBはプロセスカートリッジの長手方向両端に設けられた、側板(不図示)によって一体に結合されている。
図2において、感光体ドラム10は時計回りに回転している。帯電手段11は一定の電圧が印加されており、感光体ドラム10が接触すると接触した感光体ドラム10の感光層表面は一様に帯電する。ついで光学手段1からの画像情報に応じたレーザビーム光Lを露光開口部2を介して感光体ドラム10上に照射することにより、感光体ドラム10上に静電潜像を形成する。その後現像手段によって感光体ドラム10上にトナー像が形成される。
現像手段は、トナー容器21内のトナーをトナー送り部材23の回転によって現像ローラ20に送り出す。そして、固定磁石28を内蔵した現像ローラ20を回転させるとともに、現像ブレード22によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ20の表面に形成する。
現像ローラ20はスペーサコロ26によって感光体ドラム10に対して一定のクリアランスを保ちつつ、付勢バネ32(不図示)により感光体ドラム10に押圧されており、表面に形成されたトナーを感光体ドラム10の現像領域に供給する。そのトナーを前記静電潜像に応じて感光体ドラム10へ転移させることによってトナー像を形成する。ここで、現像ブレード22は、現像ローラ20の周面のトナー量を規定するとともに摩擦帯電電荷を付与するものである。この現像ローラ20の近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー攪拌部材24が回転可能に取り付けられている。
画像形成装置に設けられた転写ローラ3に前記トナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム10に形成されたトナー像を記録媒体4に転写した後、クリーニング手段14によって感光体ドラム10上の残留トナーを除去する。クリーニング手段14は感光体ドラム10に当接して設けられた弾性クリーニングブレード14aによって感光体ドラム10に残留したトナーをかき落として廃トナー容器12に集める。
図3に本実施の形態に係る現像装置の支持枠体40の構成を示す。支持枠体40は移動枠体41と揺動枠体42とスライド枠体43とから構成されており、各部材は一体に固定されている。現像ローラ20の両端には、現像ローラ20とほぼ同心で現像ローラ20の外径より感光体ドラム10と現像ローラ20の規定ギャップ分外径の大きいスペーサコロ26が回動可能に設けられている。
現像ローラ20上のトナー層厚を規制する規制手段は現像ブレード板金29に現像ブレード22が一体成形または接着されて構成されている。現像ブレード板金29は移動枠体41の位置決めボス41a,41bによって位置決め固定されており、現像ブレード22の先端は現像ローラ20に当接している。現像ローラ20の両端部には、スクレーパ100と、コロスクレーパ101が設けられている。
図4に示すように円柱形の現像ローラ20は両端にフランジ部材20a,20bが圧入されており、軸受27を介してそれぞれ揺動枠体42、スライド枠体43に回動可能に支持されている。現像ローラ20の内径部には固定磁石28が設けられている。
図5に示すように現像ローラ20と現像ブレード22を保持した支持枠体40は、トナー容器21に固定された現像器枠体50内に設置される。揺動枠体42には揺動アーム46と、その端部に揺動穴47が設けられている。一方、現像器枠体50からは支持アーム55が延びており、その端部に固定穴56が設けられている。
揺動枠体42の揺動穴47と係合ピン80は回動可能に、現像器枠体50の固定穴56と係合ピン80は圧入されており、揺動枠体42と現像器枠体50は揺動可能に係合されている。支持枠体40と現像器枠体50の間には付勢バネ32が設けられており、支持枠体40に設けられた現像ローラ20をスペーサコロ26により感光体ドラム10に対して一定のクリアランスをもって押圧している。
図6に示すようにスライド枠体43の略上下面にはスライド方向を規定するスライド平面43a,43bが平行に設けられている。一方、支持枠体40が現像器枠体50内に設置されたとき、スライド枠体43のスライド平面43a,43bと対向する部位には、微小なクリアランスを設けて案内平面51a,51bが設けられている。さらに、現像器枠体50と支持枠体40の長手方向の位置決めをするため、現像器枠体50には位置決めボス52が、移動枠体41には長手方向位置のみを決める位置決め長穴41fが設けられている。このような構成をとることで、スライド枠体43は、スライド平面43a,43bと案内平面51a,51bにより、一定の方向にスライドすることができる。
図7、図8に支持枠体40と、現像器枠体50とのトナーシール構成を示す。支持枠体40の両端短辺部に弾性シール部材44が、上側長辺部に弾性シール部材45が両面テープで固定されており、現像器枠体50の受け面57,58で圧縮されてシール効果を出している。
また、現像器枠体50の下側長辺部分54には噴出し防止シート25が現像ローラ20に当接するように両面テープで固定されており、現像ローラ20下部の半径方向トナー漏洩を防止している。こうすることで、支持枠体40の長手方向下面に弾性シール部材を介在させる構成をとらずに済むため、装置を小型化できる。
図9に現像ローラ20の長手方向両端部のトナーシールについて示す。磁気シール部材60は現像ローラ20の表面に対向する面60aに複数の磁極を備えており、現像ローラ20との間の磁力によりトナーを吸着するシール手段である。また、平面部60cには2極の磁極を備えており、現像ローラ20と磁気シール部材60の隙間から出てきたトナーを吸着、捕獲する。図9において、符号N、Sはそれぞれ磁極のN極、S極を示している。また、磁気シール部材60の長手外側面には板金部材のヨーク60fが設けられており、磁力線を収束させている(図11参照)。
磁気シール部材60は移動枠体41に設けられた凹部41cに挿入され、揺動枠体42またはスライド枠体43に設けられた位置決めピン(不図示)が磁気シール部材60の位置決め穴60bに嵌合されることで位置が決められている。さらに、現像ブレード板金29により弾性部材48を介して押圧され、磁気シール部材60の当接部60eと移動枠体41の当接部41dが当接して位置が決められている。弾性部材48は現像ブレード板金29と支持枠体40間を長手方向に沿ってトナーシールを行っている。
現像ローラ20と磁気シール部材60が同一の支持枠体40に固定されているため、現像ローラ20が感光体ドラム10外周に追従して支持枠体40が移動しても、現像ローラ20と磁気シール部材60間のクリアランスを精度よく一定に設定できる。このため、磁気シール部材60による現像ローラ20両端部のトナーシールを良好に行える。
図10にスクレーパ100を示す。スクレーパ100には、ビス固定穴100b、ビス固定穴100bと同心に位置決めリブ100c、弾性板100d、位置決め穴100aが設けられている。
図11を用いて、スクレーパ100周りの構成について説明する。磁気シール部材60は移動枠体41に設けられた凹部41cに挿入されている。弾性部材48は移動枠体41と磁気シール部材60の平面部60c上にまたがって設けられている。現像ブレード板金29は位置決め穴29aが移動枠体41の位置決めボス41aに嵌合することで位置決めされている。スクレーパ100は、位置決めリブ100c(点線にて表記)が現像ブレード板金29の固定穴29dに嵌合し、位置決め穴100aが移動枠体41の位置決めボス41aに嵌合することで位置が決められている。
スクレーパ100の弾性板100dの自由長は、現像ローラ20の長手方向中央側(内側)(L1)が短く、外側(L2)が長く設定されており、現像ローラ20と磁気シール部材60の間から、現像ローラ20の回転により、現像ローラ20の表面に付着する形で出てきたトナーを現像ローラ20の長手方向中央側(内側)に寄せている。
現像ブレード板金29とスクレーパ100の間には、薄板状のコロスクレーパ101が設けられている。コロスクレーパ101の先端101dはスペーサコロ26に当接しており、スペーサコロ26に付着したトナー等の汚れを掻き落とし、感光体ドラム10と現像ローラ20間の距離の変動を防止している。
現像ブレード板金29、スクレーパ100及びコロスクレーパ101は同一のビス110で移動枠体41に対して共締めされている。
図12(a)に弾性部材48の端部の様子を示す。磁気シール部材60の平面部60cには、磁極が2極備えられている。図12(b)にこの2極の磁力線を示す。現像ローラ20と磁気シール部材60の間から、現像ローラ20の回転により、現像ローラ20の表面に付着する形で出てきたトナーは、主にスクレーパ100の弾性板100dで現像ローラ20の長手方向中央側(内側)に寄せられる。また、その一部は、平面部60cの磁力により捕獲されて漏洩が防止されている。
図12(c)に示すように、この平面部60cの磁力により捕獲されたトナーTは2極の磁極に吸着されるが、磁極境界部60dは磁束密度が0になっており(図12(b)参照)、トナーを吸着する力がほとんど無い。そのため、従来の図17、図18に示すように、この部分のトナーT1は、たとえば現像ローラ20の回転に伴う、磁気シール部材60の長手方向外側部の気流Fなどがあたった場合、気流が弾性部材48に反射し飛散を起こしやすくなるが、図12(a)、図13、図14に示すように、弾性部材48の長手方向端部48aの外側に気流が抜ける空間Eを設ける。こうすることで、磁気シール部材60の平面部60c周辺で気流Fが空気流路である空間Eを通り、図中矢印の方向に流出する。
このように、気流Fがスムーズに空間Eに流れ込むことにより、従来では磁気シール部材60の平面部60c付近に滞留していたトナーを移動させることができる。本実施の形態においては、図11に示すように弾性部材48の上方に設けられた空間Gに移動させる。よって、磁気シール部材60の平面部60c付近のトナーの飛散が軽減される。
このような効果により、現像ローラ20や感光体ドラム10上へのトナー飛散を軽減することができ、スペーサコロ26へのトナー堆積等による画像悪化を防ぐことができる。このとき、トナーを含んだ気流Fをすぐに空間Eに流出させるため、図12(a)に示すように弾性部材48の長手方向端部48aの位置は、磁気シール部材60に重なるようにし、磁気シール部材60の長手方向外側端面60eを超えない位置に設けるとよい。
なお、本実施の形態では、着脱自在なプロセスカートリッジを例にして詳細説明したが、現像装置の範囲を限定するものではなく、単独の現像装置が着脱自在な構成や現像装置が電子写真画像形成装置に直接設けられた構成であっても本発明を適応し得る。
(第2の実施の形態)
図15を参照して、第2の実施の形態について説明する。図15に第2の実施の形態に係る現像装置の構成を示す。図15に示すように、移動枠体41の、空間Eを短手方向(長手方向に対して直角方向)の気流が流れる下流側に延長した部位に凹部を設け、空間E2を設ける。こうすることで、飛散トナーを含む気流Fは現像ローラ20端から空間E,E2を通り直線的に流出し、磁気シール部材60の平面部60c周辺の飛散トナーを効率よく現像装置の外に排出する。その結果、現像ローラ20や感光体ドラム10上へのトナー飛散を軽減することができ、スペーサコロ26へのトナー堆積等による画像悪化を防ぐことができる。
第1の実施の形態に係る電子写真画像形成装置の断面図である。 第1の実施の形態に係る現像装置を含むプロセスカートリッジの断面図である。 第1の実施の形態に係る現像装置の支持枠体の構成説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置の現像ローラの構成説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置の構成説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置のスライド部の説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置のトナーシールの説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置のトナーシールの説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置の現像ローラの長手方向両端部の磁気シール部材の説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置のスクレーパの説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置のスクレーパ周辺の説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置の詳細説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置の詳細説明図である。 第1の実施の形態に係る現像装置の詳細説明図である。 第2の実施の形態に係る現像装置の詳細説明図である。 従来の現像装置を含むプロセスカートリッジの断面図である。 従来の現像装置の現像ローラ周辺の説明図である。 従来の現像装置の現像ローラ周辺の説明図である。
符号の説明
1 光学手段
2 露光開口部
3 転写ローラ
4 記録媒体
5 定着手段
7 排出トレイ
10 感光体ドラム
11 帯電手段
12 廃トナー容器
14 クリーニング手段
20 現像ローラ
21 トナー容器
22 現像ブレード
29 現像ブレード板金
40 支持枠体
41 移動枠体
42 揺動枠体
43 スライド枠体
48 弾性部材
50 現像器枠体
60 磁気シール部材
80 係合ピン
100 スクレーパ
101 コロスクレーパ
A 現像装置ユニット
B 感光体ユニット
E,E2 空間
F 気流
L レーザビーム光
P レーザビームプリンタ

Claims (9)

  1. 電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像ローラと、
    前記現像ローラ上に現像剤層を形成するための規制手段と、
    前記現像ローラと前記規制手段を支持するための支持枠体と、
    前記規制手段と前記支持枠体との間をシールする弾性部材と、
    前記現像ローラの長手方向両端で前記現像ローラの周方向に沿って設けられた磁気シール部材と、
    を有する電子写真画像形成装置に着脱可能な現像装置において、
    前記弾性部材の長手方向端面は前記磁気シール部材に重ねられて位置し、
    該長手方向端面の外側に気流が通過する空間を設けたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記弾性部材の長手方向端面の外側の気流が通過する空間は、前記弾性部材の長手方向端面と、前記規制手段と、前記支持枠体とによって囲まれていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記支持枠体の、前記気流が通過する空間の長手方向に対して直角方向の気流が流れる下流側に延長して、気流が通過する第2の空間を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像ローラと、
    前記現像ローラ上に現像剤層を形成するための規制手段と、
    前記現像ローラと前記規制手段を支持するための支持枠体と、
    前記規制手段と前記支持枠体との間をシールする弾性部材と、
    前記現像ローラの長手方向両端で前記現像ローラの周方向に沿って設けられた磁気シール部材と、
    を有する電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記弾性部材の長手方向端面は前記磁気シール部材に重ねられて位置し、
    該長手方向端面の外側に気流が通過する空間を設けたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 前記弾性部材の長手方向端面の外側の気流が通過する空間は、前記弾性部材の長手方向端面と、前記規制手段と、前記支持枠体とによって囲まれていることを特徴とする請求項4記載のプロセスカートリッジ。
  6. 前記支持枠体の、前記気流が通過する空間の長手方向に対して直角方向の気流が流れる下流側に延長して、気流が通過する第2の空間を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載のプロセスカートリッジ。
  7. 電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像ローラと、
    前記現像ローラ上に現像剤層を形成するための規制手段と、
    前記現像ローラと前記規制手段を支持するための支持枠体と、
    前記規制手段と前記支持枠体との間をシールする弾性部材と、
    前記現像ローラの長手方向両端で前記現像ローラの周方向に沿って設けられた磁気シール部材と、
    を有する電子写真画像形成装置において、
    前記弾性部材の長手方向端面は前記磁気シール部材に重ねられて位置し、
    該長手方向端面の外側に気流が通過する空間を設けたことを特徴とする電子写真画像形成装置。
  8. 前記弾性部材の長手方向端面の外側の気流が通過する空間は、前記弾性部材の長手方向端面と、前記規制手段と、前記支持枠体とによって囲まれていることを特徴とする請求項7記載の電子写真画像形成装置。
  9. 前記支持枠体の、前記気流が通過する空間の長手方向に対して直角方向の気流が流れる下流側に延長して、気流が通過する第2の空間を設けたことを特徴とする請求項7又は8記載の電子写真画像形成装置。
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