JP2005345660A - 折り畳み式スクリーン - Google Patents

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佳央 川村
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Abstract

【課題】 スクリーン布を長く引き出して自立させることで、脚に見合う高さを確保することができ、脚を省くことで部品点数を削減し、持ち運びや収納に利便性を十分に生かすことができる折り畳み式スクリーンを提供する。
【解決手段】 上面が開放した横長のケース11内に、ロール巻きした状態で上方への引き出しと常時巻き取り弾性が付勢されたスクリーン布12と、この布12の引き出しに追従して伸長するパンタグラフ機構13でスクリーン布12の引き出し状態を保持した折り畳み式スクリーンにおいて、前記パンタグラフ機構13が、下端枢止点をケース11に枢止した主パンタグラフ枠15と、この主パンタグラフ枠15の下部に左右一対の保持杆16、16を設け、主パンタグラフ枠15の上部に伸縮するよう取付けた延長用パンタグラフ枠17とで構成し、この延長用パンタグラフ枠17の上端枢止点がスクリーン布12の上端部に結合されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、会議やミーティング、家庭等において、スライド映写機、フィルム映写機、ビデオ映写機、液晶プロジェクタ、OHP等の各種映像機器の映像を映写するために用いる折り畳み式スクリーンに関する。
上記したような、各種映像機器の映像を映写するために用いる折り畳み式スクリーンには、幾つかのタイプが提案されているが、使用しないとき横長のケース内に主要構成部材を収納できるようにした折り畳み式スクリーンは、全体がコンパクトになり、持ち運びや収納に便利であるという利点がある。
従来の折り畳み式スクリーンは、図6に示すように、上面が開放した横長のケース1に自立させるための脚2を着脱自在に取付け、このケース1内に、ロール巻きした状態で上方への引き出しと常時巻き取り弾性が付勢されたスクリーン布3を収納し、前記スクリーン布3の後方位置に、下部を前記ケース1に取付けて上下に伸縮自在となり、上部を前記スクリーン布3の上端に取付けたパンタグラフ機構4を設け、このパンタグラフ機構4が、四本の枠材5をピンで枢着結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下端枢着点をケース1に枢着し、上端枢着点をスクリーン布3の上辺を支持する横桟8の中央部に結合したパンタグラフ枠6と、このパンタグラフ枠6の下部に位置する両側枠材5にそれぞれ途中を枢着し、上端を互に枢着結合すると共に下端をケース1内に横移動可能となるよう取付けた左右一対の保持杆7とで形成され、パンタグラフ枠6が、スクリーン布3の巻き取り状態で折り畳まれてケース1内に収まり、スクリーン布6の引き出しに追従して伸長し、スクリーン布6の引き出し状態を保持するようになっている(特許文献1参照)。
また、スクリーンを縦に長く取ろうとする場合、パンタグラフ機構も大きくなるが、あまりパンタグラフ機構を大きくしすぎると収納時に横に枠材がはみ出てしまうので、4本より多くの枠材を用いることにより、各枠材の長さを抑えつつ枠材の上へ伸ばした距離を多く取りスクリーンの高さをかせいだものもある。
図7は、6本の枠材を「8の字」状に組み合わせて高さを取ったスクリーン装置を示す背面斜視図で、2本の下側枠材5aの下端部を枢着し、2本の上側枠材5cの上端部を枢着し、これら下側枠材5aと上側枠材5cの倍の長さをもつ2本の中間枠材5bをその中央部の枢着点9で枢着してX字状に組み、更に中間枠材5bの上端部を上側枠材5cの下端部と枢着し下端部を下側枠材5aの上端部と枢着し、8の字状となるパンタグラフ枠10とし、このパンタグラフ枠10の下端部となる下側枠材5aの枢着部をケース1の中央部に枢着し、上端部となる上側枠材5cの枢着部をスクリーン布3の上辺を支持する横桟8の中央部に結合して構成されたもので、スクリーン布3を使用する時は、下側枠材5a、中間枠材5b、及び上側枠材5cの長さを利用してスクリーン布3を上に大きく伸ばせ、折り畳んだ時は、パンタグラフ枠10の横幅は中間枠材5bの長さに納まり、縦幅に比べて横幅が短いスクリーン布3を用いた、例えば縦長のスクリーン装置や背の高いスクリーン装置に適する機構としたものもある(例えば、特許文献2)。
実用新案登録第3081027号公報(図1、図2、図3) 特開2000−131766号公報(図1)
ところで、上記した図7に示す折り畳み式スクリーンは、自立させるために、ケース1の下部両側に脚2を着脱可能に取付けた構造になっているので、スクリーン全体として脚2の分だけ部品点数が増えることになり、使用しないとき横長のケース1内に主要構成部材を収納できても、取り外した脚2は別になるので、持ち運びや収納に対して邪魔になり、折り畳み式スクリーンの持ち運びや収納の利便性を十分に生かすことができないという問題がある。
また、図8の折り畳み式スクリーンのように、6本の枠材を8の字状に組んだパンタグラフ枠10を用いた場合、中間枠材5bが中央で交差する枢着点9で必ず中間枠材5bが前後することとなり、この枢着点9のピン止めのガタやパンタグラフ枠10への力のかかり具合等種々の要因によりパンタグラフ枠10の上端の横桟8への取付位置で捻れが生じ、横桟8が取付位置を中心に回転して下端のケース1と平行を保てなくなり、スクリーン布3全体が捻れて平面性が無くなり映像の安定が保たれなくなる。
そして、スクリーン布3の高さ、即ちパンタグラフ枠10の高さが高くなればなるほど上記影響は顕著となる。
そこで、この発明の課題は、スクリーン布を長く引き出して自立させることで、脚に見合う高さを確保することができ、脚を省くことで部品点数を削減し、持ち運びや収納に対する利便性を十分に生かすことができる折り畳み式スクリーンを提供することにある。
更に、スクリーン布の上下寸法が高くても、スクリーン布に捻れが生じて平面性が失われることが無いような折り畳み式スクリーンを提供することを課題とする。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、上面が開放した横長のケース内に、ロール巻きした状態で上方への引き出しと常時巻き取り弾性が付勢されたスクリーン布を収納し、前記スクリーン布の後方位置に、下部を前記ケースに取付けて上下に伸縮自在となり、上部を前記スクリーン布の上端に取付けたパンタグラフ機構を設け、このパンタグラフ機構が、スクリーン布の巻き取り状態で折り畳まれてケース内に収まり、スクリーン布の引き出しに追従して伸長し、スクリーン布の引き出し状態を保持するようになっている折り畳み式スクリーンにおいて、前記パンタグラフ機構が、四本の長尺枠材を枢着結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下端枢着点をケースに枢着した主パンタグラフ枠と、この主パンタグラフ枠の下部に位置する両側長尺枠材にそれぞれ途中を枢着し、上端を互に枢着結合すると共に下端をケース内に横移動可能となるよう取付けた左右一対の保持杆と、四本の短尺枠材を枢着結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下部に位置する両側短尺枠材の途中を、前記主パンタグラフ枠の上部に位置する両側枠材にそれぞれ枢着し、主パンタグラフ枠と一体に伸縮するよう取付けた延長用パンタグラフ枠とで形成され、この延長用パンタグラフ枠の上端枢着点をスクリーン布の上端部に結合した構成を採用したものである。
上記ケースは、直接床面やテーブル等に設置できるよう、下面に脚のない構造になっていると共に、このケースの内部に水平のレールが設けられ、上記保持杆の下端に取付けたローラをこのレールで保持することにより、保持杆の下端をケースの横方向に移動可能としている。
請求項2の発明は、上記の主パンタグラフ枠の下部に位置する両側長尺枠材の途中が、下端をケースに枢着した弾性伸縮部材でそれぞれ支持されている構成を採用したものである。
この弾性伸縮部材は、伸縮パイプの内部にスプリングを縮設状態で組込み、常時伸長する弾性を蓄積している。
請求項3の発明は、上記スクリーン布は、下部から途中までがスクリーンカットマスクになっている構成を採用したものである。
上記した延長用パンタグラフ枠の接続により、パンタグラフ機構の起立時の高さを、折り畳み時に嵩張らないようにしながら高く設定することができ、これにより、スクリーン布の引き出し長さを長くでき、また、このスクリーン布のスクリーンカットマスクは、スクリーン布を引き出した状態で、従来の脚付き折り畳み式スクリーンの脚の高さ分をフォローするように設け、スクリーン布のイメージ画面の位置を脚付き折り畳み式スクリーンと同じようにすることができる。
請求項4の発明は、上記主パンタグラフ枠及び延長用パンタグラフ枠の夫々を構成する四本の枠材が、前後方向に段差無く枢着されている構成を採用したものである。
本願発明は、二組のパンタグラフ枠を上下に繋ぐことによって高さをかせいでいるので、四本以上の枠材を組んで構成した一組のパンタグラフ機構で高さをかせいだ時のように左右対称位置にある2本の枠材を前後に交差させる必要がなく、各パンタグラフ枠を構成する枠材が前後方向に段差が無く枢着すること、即ち四本の枠材が同一平面上となるように構成することができる。
この発明によると、主パンタグラフ枠の上部に一体に伸縮する延長用パンタグラフ枠を設け、この延長用パンタグラフ枠の上端枢着点をスクリーン布の上端部に結合したので、パンタグラフ機構の起立時の高さを、折り畳み時に嵩張らないようにしながら高く設定することができ、これにより、スクリーン布の引き出し長さを長くでき、スクリーン布を長く引き出して自立させることで、脚付き折り畳み式スクリーンの脚に見合う高さを確保することができ、スクリーン布の下部に設けたスクリーンカットマスクで脚付き折り畳み式スクリーンの脚の高さ分をフォローすることで、スクリーン布のイメージ画面の位置を脚付き折り畳み式スクリーンと同じようにすることができる。
また、スクリーン布の引き出し長さを長くでき、スクリーン布を長く引き出して自立させることで、脚付き折り畳み式スクリーンの脚に見合う高さを確保できるので、ケースに対して脚を省くことができ、これにより、折り畳み式スクリーンの部品点数を削減し、持ち運びや収納に対する利便性を十分に生かすことができる。
また、主パンタグラフ枠の下端枢着点をケースに枢着すると共に、主パンタグラフ枠の下部に枢着した左右一対の保持杆の下端をケース内に横移動可能となるよう取付けたので、ケースに対するパンタグラフ機構の取付けが三点支持となり、スクリーン布を収納するとき、スクリーン布の中央から離れた位置を押し下げても、パンタグラフ機構の各枢着結合部分には、両サイドに均等して力がかることになり、これによって、スクリーン布の片落ち状態の発生を無くすことができる。
また、二組のパンタグラフ枠を繋いで高さをかせいでいるので、各パンタグラフ枠を構成する枠材については前後に交差する部分が生じず、前後方向に段差無く枢着して左右対称に構成することができるので、各パンタグラフ枠を構成する枠材の左右不対称に起因するスクリーン布の捻れが生じなくなり、スクリーン面の平面性が保たれ、安定した映像を維持できる。
また、各パンタグラフは四本の枠材を組んだ単純かつ頑強な構造であり、伸ばした時の各パンタグラフの面積が大きく(縦横比が極端に違わない)安定しており、スムーズかつ安定した昇降作動が可能となる。
引き出したスクリーン布を支持するパンタグラフ機構を、四本の長尺枠材を枢着結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下端枢着点をケースに枢着した主パンタグラフ枠と、この主パンタグラフ枠の下部に位置する両側長尺枠材にそれぞれ途中を枢着し、上端を互に枢着結合すると共に下端をケース内に横移動可能となるよう取付けた左右一対の保持杆と、四本の短尺枠材を枢着結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下部に位置する両側短尺枠材の途中を、前記主パンタグラフ枠の上部に位置する両側枠材にそれぞれ枢着し、主パンタグラフ枠と一体に伸縮するよう取付けた延長用パンタグラフ枠とで形成し、この延長用パンタグラフ枠の上端枢着点をスクリーン布の上端部に結合する。
図1と図2のように、折り畳み式スクリーンは、上面が開放した横長のケース11内に、ロール巻きした状態で上方への引き出しと常時巻き取り弾性がスプリングで付勢されたスクリーン布12を収納し、このスクリーン布12の後方位置に、下部を前記ケース11に取付けて上下に伸縮自在となり、上部を前記スクリーン布12の上端に取付けたパンタグラフ機構13が設けられている。
上記パンタグラフ機構13は、角パイプを用いた等しい長さを有する四本の長尺枠材14をピンで枢着結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられた主パンタグラフ枠15と、この主パンタグラフ枠15の下部とケース11の間に設ける左右一対の保持杆16、16と、主パンタグラフ枠15の上部に延長状に取付けた延長用パンタグラフ枠17とで形成され、主パンタグラフ枠15の下部に位置する両側長尺枠材14の途中が、下端をケース11に枢着した弾性伸縮部材18、18でそれぞれ支持されている。
主パンタグラフ枠15は、下端枢着点をピン19でケース11の中央位置に枢着し、扁平な折り畳み状態でその全長がケース内に収まるように、ケース11及び各長尺枠材14の長さが設定されている。
上記左右一対の保持杆16、16は、主パンタグラフ枠15の下部に位置する両側長尺枠材14、14の下部位置にそれぞれ途中をピン20で枢着し、上端を互にピン21で枢着結合すると共に、下端がケース11内に横移動可能となるよう取付けられている。
上記ケース11は、直接床面やテーブル等に設置できるよう、下面に脚のない構造になっていると共に、このケース11の内部に水平の溝形レール22が設けられ、上記保持杆16、16の下端に取付けたローラ23をこのレール22で保持することにより、保持杆16、16の下端をケース11の横方向に移動可能としている。
上記延長用パンタグラフ枠17は、角パイプを用いた等しい長さを有する四本の短尺枠材24をピンで枢着結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下部に位置する両側短尺枠材24、24の途中を、前記主パンタグラフ枠15の上部に位置する両側枠材14、14に交差させ、この交差部分をそれぞれピン25で枢着し、主パンタグラフ枠15の上部に延長状に取付けられ、この主パンタグラフ枠15と一体に伸縮するようになっている。
この延長用パンタグラフ枠17の上端枢着点26が、スクリーン布12の上端部に設けた横棧27の中央位置に結合されている。
また、弾性伸縮部材18は、伸縮パイプの内部にスプリングを縮設状態で組込み、常時伸長する弾性を蓄積し、主パンタグラフ枠15の伸長動作を円滑にすると共に、起立状態を安定よく保持する機能を担っている。
上記スクリーン布12には、引き出した時の下部の位置にスクリーンカットマスク28が設けられている。
上記主パンタグラフ枠15の上部に一体に伸縮する延長用パンタグラフ枠17を設けたので、パンタグラフ機構13の起立時の高さを、折り畳み時に嵩張らないようにしながら高く設定することができ、これにより、スクリーン布12の引き出し長さを長くでき、スクリーン布12を長く引き出して自立させることで、脚付き折り畳み式スクリーンの脚に見合う高さを確保することができ、このスクリーン布12の下部に設けたスクリーンカットマスク28は、脚付き折り畳み式スクリーンの脚の高さ分をフォローする範囲に設定し、これにより、図1のように、引き出したスクリーン布12のイメージ画面の位置を脚付き折り畳み式スクリーンと同じようにすることができることになる。
この発明の折り畳み式スクリーンは、上記のような構成であり、持ち運びや収納時は、図3(a)のように、主パンタグラフ枠15を扁平に折り畳み、スクリーン布12を巻き取った状態とすれば、主パンタグラフ枠15と延長用パンタグラフ枠17、保持杆16、16、弾性伸縮部材18及びスクリーン布12の全てがケース内に収まり、全体がケースだけの外形になるので、嵩低くなって持ち運びや収納に便利となる。
上記折り畳み式スクリーンを使用する場合は、ケース11を直接床面やテーブル等に設置し、図3(a)乃至図3(e)で順番に示すように、スクリーン布12の上端横棧27を上方に引き上げればよく、ロール巻きしたスクリーン布12が引き出されていくと共に、主パンタグラフ枠15の下端がケース11に枢着され、延長用パンタグラフ枠17の上端がスクリーン布12の上端横棧27に枢着されていることで、延長用パンタグラフ枠17の上端が上昇すると、延長用パンタグラフ枠17と主パンタグラフ枠15が起立するように引き伸ばされ、左右の保持杆16、16は主パンタグラフ枠15との枢着点が上昇して角度が狭まることで、下端が互に接近して鋭角の配置に起立し、主パンタグラフ枠15の左右の動きを同調させ、同時に弾性伸縮部材18、18が、主パンタグラフ枠15の下部に位置する両長尺枠材14、14を押し上げることで伸長動作を円滑にすると共に、起立状態を安定よく保持することになり、図1と図3(e)のように、スクリーン布12を最大に引き出せば、延長用パンタグラフ枠17と主パンタグラフ枠15が起立してスクリーン布12の引き出した状態を保持することになる。
ここで、主パンタグラフ枠15の上部に延長用パンタグラフ枠17を接続することで、パンタグラフ機構13の起立時の高さを、折り畳み時に嵩張らないようにしながら高く設定することができ、これによって、スクリーン布12の引き出し長さを長くでき、スクリーン布12を長く引き出して自立させることで、脚付き折り畳み式スクリーンの脚に見合う高さを確保することができ、このスクリーン布12の下部に設けたスクリーンカットマスク28で脚付き折り畳み式スクリーンの脚の高さ分をフォローすることで、スクリーン布12のイメージ画面の位置を脚付き折り畳み式スクリーンと同じようにすることができる。
このように、スクリーン布12を長く引き出して自立させることで、脚付き折り畳み式スクリーンの脚に見合う高さを確保できるので、ケース11に対して脚を省くことができ、これにより、折り畳み式スクリーンの部品点数を削減し、持ち運びや収納に対する利便性を十分に生かすことができる。
なお、スクリーン布12を格納するときは、スクリーン布12の上端横棧27を押し下げればよく、引き伸ばし時とは逆に延長用パンタグラフ枠17と主パンタグラフ枠15が折り畳まれ、同時にスクリーン布12が巻き取られて図のように、ケース11内に収納される。
このスクリーン布12の収納時において、主パンタグラフ枠15の下端枢着点をケース11に枢着すると共に、主パンタグラフ枠15の下部に枢着した左右一対の保持杆16、16の下端をケース11内に横移動可能となるよう取付け、ケース11に対するパンタグラフ機構13の取付けを三点支持とすることにより、スクリーン布12の中央から離れた位置を押し下げても、パンタグラフ機構13の各枢着結合部分には、両サイドに均等して力がかることになり、これによって、スクリーン布12の片落ち状態の発生を無くすことができる。
図4は主パンタグラフ枠15を構成する長尺枠材14同士の枢着部分を(A)の分解斜視図と(B)の枢着後の斜視図によって説明するものであるが、延長用パンタグラフ枠17を構成する短尺枠材24の枢着部分についても同様の構成である。
下側となる長尺枠材14の上端部には、二枚の円板29を隙間を開けて構成した凹部材30が、長尺枠材14の長手方向上面の延長線より上側に突出するように設けられており、両円板29の中央部には貫通孔31が開けられている。
他方上側となる長尺枠材14の下端部には、上記凹部材30の二枚の円板29による隙間に嵌合する程度の厚さの一枚の円板32からなる凸部材33が、長尺枠材14の長手方向下面の延長線より下側に突出するように設けられており、円板32の中央部には凹部材30の円板29と同様に貫通穴34が設けられている。
上記凹部材30の隙間に凸部材33の円板32を挿入嵌合し、円板29の貫通穴31と円板32の貫通穴34とを合わせて両貫通穴31,34にピン35を挿通固定することによりって凹部材30と凸部材33を枢着する。
上記のような枢着により、円板29と円板32は相互に摺動してピン35を軸心として回動可能となり、両長尺枠材14は、相互にその角度を自由自在に変化させることができる。
なお、図示のように、凹部材30の貫通穴31を長尺枠材14の長手方向上面の延長線より上側に位置するようにし、凸部材33の貫通孔34を長尺枠材14の長手方向下面の延長線より下側に位置するようにしておくことにより、両長尺枠材14はピン35を中心とした角度が0度となるまで重ね合わすことができるようになり、主パンタグラフ枠15をケース1内に完全に折り畳むことができるようになる。
図5は、延長用パンタグラフ枠17をスクリーン布12の上辺の横桟27に取り付ける部分を拡大した分解斜視図であり、延長用パンタグラフ枠17を構成する短尺枠材24の上端部の枢着部分は、図4で示した枢着部分と同様の構成であり、同一の作用をなす部分は同一の名称・符号を使用して説明する。
図示右側の短尺枠材24の先端部は二枚の円板29とその中央に開けられた貫通孔31からなる凹部材30が設けられ、図示左側の短尺枠材24の先端部は円板32とその中央に開けられた貫通孔(図示せず)からなる凸部材33が設けられており、円板32を二枚の円板29の隙間に嵌合してピン35により枢着されるのは図4と同様の作用であるが、両短尺枠材24は延長用パンタグラフ枠17を最大限伸ばした際でも重なり合う(なす角度が0度)になることはないので、図4のように貫通穴31を短尺枠材24の外面の延長線上より外側に設ける必要はない。
また、この枢着部の横桟27への取り付けは、凹部30と凸部33からなる関節部分を、2枚の平板を隙間を有して一体化した断面コ時状のブラケット36の隙間に入れ、ブラケット36に設けられた貫通孔37と凹部材30の貫通孔31と凸部材33の貫通孔にピン35を通してピン止めにて一体化し、更にブラケット36を横桟27の中央部に設けられた支持体39にネジ40にてネジ止め固定する。
図4及び図5に示す枠材の関節構造によれば、隣り合う枠材が前後方向に段差が無く枢着することができ、各パンタグラフ枠を構成する四本の枠材が同一平面上となるように構成することができ、枠材の左右不対称に起因するスクリーン布の捻れが生じなくなり、スクリーン面の平面性が保たれる。。
折り畳み式スクリーンのスクリーン布を引き出した使用状態の背面図 折り畳み式スクリーンのスクリーン布を引き出した使用状態の縦断側面図 (a)乃至(e)は、折り畳み式スクリーンのスクリーン布を引き出す工程を順番に示す背面図 (A)は枠材の関節構造を示す分解斜視図、(B)は同斜視図 枠材のスクリーンへの取付部分を示す分解斜視図 従来の折り畳み式スクリーンを示す背面図 従来の折りたたみ式スクリーンの他の例を示す背面斜視図
符号の説明
1 ケース
2 脚
3 スクリーン布
4 パンタグラフ機構
5 枠材
6 パンタグラフ枠
7 保持杆
8 横桟
9 枢着点
10 パンタグラフ枠
11 ケース
12 スクリーン布
13 パンタグラフ機構
14 長尺枠材
15 主パンタグラフ枠
16 保持杆
17 延長用パンタグラフ枠
18 弾性伸縮部材
19 ピン
20 ピン
21 ピン
22 溝形レール
23 ローラ
24 短尺枠材
25 ピン
26 上端枢着点
27 横棧
28 スクリーンカットマスク
29 円板
30 凹部材
31 貫通穴
32 円板
33 凸部材
34 貫通穴
35 ピン
36 ブラケット
37 貫通穴
38 ピン止め
39 支持体
40 ネジ

Claims (4)

  1. 上面が開放した横長のケース内に、ロール巻きした状態で上方への引き出しと常時巻き取り弾性が付勢されたスクリーン布を収納し、前記スクリーン布の後方位置に、下部を前記ケースに取付けて上下に伸縮自在となり、上部を前記スクリーン布の上端に取付けたパンタグラフ機構を設け、このパンタグラフ機構が、スクリーン布の巻き取り状態で折り畳まれてケース内に収まり、スクリーン布の引き出しに追従して伸長し、スクリーン布の引き出し状態を保持するようになっている折り畳み式スクリーンにおいて、前記パンタグラフ機構が、四本の長尺枠材を枢止結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下端枢止点をケースに枢止した主パンタグラフ枠と、
    この主パンタグラフ枠の下部に位置する両側長尺枠材にそれぞれ途中を枢止し、上端を互に枢止結合すると共に下端をケース内に横移動可能となるよう取付けた左右一対の保持杆と、四本の短尺枠材を枢止結合して上下の伸縮と折り畳みが可能となるよう組み立てられ、下部に位置する両側短尺枠材の途中を、前記主パンタグラフ枠の上部に位置する両側枠材にそれぞれ枢止し、主パンタグラフ枠と一体に伸縮するよう取付けた延長用パンタグラフ枠とで形成され、この延長用パンタグラフ枠の上端枢止点をスクリーン布の上端部に結合したことを特徴とする折り畳み式スクリーン。
  2. 上記の主パンタグラフ枠の下部に位置する両側長尺枠材の途中が、下端をケースに枢止した弾性伸縮部材でそれぞれ支持されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式スクリーン。
  3. 上記スクリーン布は、下部から途中までがスクリーンカットマスクになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式スクリーン。
  4. 上記主パンタグラフ枠及び延長用パンタグラフ枠の夫々を構成する四本の枠材が、前後方向に段差無く枢着されていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の折り畳み式スクリーン。
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