JP2005345271A - 検査ソケット及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

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豊 加賀谷
Yoshitomo Kusanagi
恵与 草▲なぎ▼
Takaya Kikuchi
孝哉 菊地
Kiyomi Naganuma
清美 長沼
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Abstract

【課題】 半導体装置の量産選別に適した検査ソケットの提供。
【解決手段】 検査ソケットは、一面に複数の電極を有する半導体装置を収容する収容部、及び収容部の底部に設けられ半導体装置下面の電極に先端が接触するように配置される複数の測定端子とを有するソケット本体と、収容部の半導体装置を測定端子に押し付ける開閉制御されるソケット本体に取り付けられる抑えアームとを有し、ソケット本体の測定端子が設けられる複数箇所には、測定端子に代えて、一端が半導体装置の電極に接触するように構成され、他端が真空吸引機構に接続されるように構成される筒状の吸着ノズルが配置され、真空吸引機構のオン動作時、吸着ノズルの一端に電極を真空吸着固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は検査ソケット及びその検査ソケットを使用する半導体装置の製造方法に係わり、例えば、絶縁性フィルムの表面にリードを形成したTAB(Tape Automated Bonding)テープを用いて製造するT−BGA(Ball Grid Array )の製造に適用して有効な技術に関する。
電子機器(電子装置)は、機能向上から内蔵する搭載部品の数も増大する傾向にあるが、一方で小型化、軽量化が要請されている。特に携帯情報端末のように携帯される電子装置の場合は、更なる小型化、薄型化、軽量化が要請される。このため、電子装置に搭載される半導体装置等を含む電子部品もより小型化、薄型化、軽量化が図られている。
半導体装置の集積度向上及び小型・軽量化を図るためのパッケージ構造として、絶縁性フィルムの表面にリードを形成したTABテープを用いたBGA(T−BGA)や、TABテープを用いたFBGA(Fine Pitch BGA)等が知られている。ポリイミド樹脂フィルム等の絶縁性フィルムに配線を形成したTABテープを配線基板とするこれらパッケージ製品(TCP:Tape Carrier Package)は、高密度化、高機能化及び多ピン化が可能であり、また電気特性も優れる等の特長を有する。
一方、複数の半導体装置を重ねて実装して実装密度を向上させる三次元実装に適した半導体装置も提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載された半導体装置は、インターポーザの片面に半導体チップを搭載し、半導体チップの電極とボンディングパッドとをワイヤで接続する構造になっている。また、ボンディングパッドに接続されたボールパッドにハンダボールが設けられている。また、ボールパッドのハンダボールの反対側のインターポーザにスルーホールが設けられている。ハンダボールの高さは半導体チップを覆う封止樹脂の高さよりも高くなっている。この結果、半導体装置を重ね合わせた際、上層の半導体装置のハンダボールの下端が下層の半導体装置のスルーホールに露出するボールパッドに重なり、電気的に接続されるようになる。
一方、薄型化すると共に熱放散性能を向上させる半導体パッケージとして、回路基板に設けた貫通孔に半導体チップを位置させ、半導体チップの第1面または前記第1面の反対面となる第2面を露出させ、この露出面から放熱を図る半導体パッケージが提案されている(例えば、特許文献2)。
他方、半導体装置の製造においては、製造の最終段階で電気的特性の検査を行う。この電気的特性検査では、半導体装置をソケットに取り付けて検査が行われる。半導体装置、即ち、外部電極端子の数が多いICの場合、オープントップタイプの検査ソケット(ICソケット)が使用される(例えば、特許文献3)。
特開2001−223297号公報
特開2000−340713号公報 特開2003−217776号公報
本出願人においても、TABテープを用いた三次元実装に適した厚さ0.5mm以下となる超薄型の半導体装置の開発を進めている。この半導体装置は、TABテープに設けたデバイスホールに突出するリードを半導体チップの電極に接続し、TABテープに設けたビアホールに位置するリードに三次元実装が可能なバンプ電極を接続し、かつリードを覆うように半導体チップの一面側を絶縁性樹脂で覆った構造になっている。
このように薄いテープまたは薄い基板に直接半導体チップを搭載したBGAタイプの超薄型半導体装置を、従来のオープントップタイプの検査ソケット(ICソケット)で電気特定検査を行うと、半導体装置の位置合わせ及び固定が適切に行えず、所望の電気特定検査が行い難いことが判明した。
図28乃至図30は従来のオープントップタイプの検査ソケットの概要を示す模式図であり、図31(a),(b)は被検査物である半導体装置(IC)を示す模式的図面である。図31(a),(b)の正面図及び底面図に示すように、半導体装置80は、四角形状の絶縁性の基板81の下面中央に半導体チップ82を固定した構造になるとともに、半導体チップ82の外側の基板81の下面にはボール電極83が半導体チップ82の外周に沿って一列に配置されている。基板81は樹脂テープである。また、図示しないが、基板81の中央にはデバイスホールが設けられている。また、基板81の上面には前記ボール電極83に接続され、先端が前記デバイスホール内に延在するリードが複数設けられている。そして、このデバイスホール内に突出するリードの先端が半導体チップ82の主面に設けられた電極に重ねて接続されている。デバイスホールを含む領域には絶縁性の樹脂からなる封止体が形成されている。リードもこの封止体に覆われている。
検査ソケット85は、図28及び図29に示すように、四角形体からなるソケット本体86の上面中央に四角形状の窪みからなる収容部87を有している。この収容部87には半導体装置80がボール電極83を下にした状態で収容載置される。収容部87の底部88には半導体装置80のボール電極83に対応して測定端子89が貫通状態で配列されている。測定端子89はソケット本体86を上下に貫通して設けられる点線で示す挿入孔90に挿入され、上端(先端)は収容部87に収容された半導体装置80の下面のボール電極83に接触するようにわずかに突出している。また、測定端子89の下端はソケット本体86の下面から突出し、図示しない電気特定検査装置のソケット取付部の端子孔に挿入されるようになっている。
収容部87の対抗する一対の辺の中央部分は切り取られ、この切り取られ部分91には抑えアーム92が配置されている。図30に示すように、この抑えアーム92は、収容部87に半導体装置80を収容する際開き、収容後は閉じて半導体装置80を測定端子89に押し付けて半導体装置80のボール電極83が測定端子89の先端に接触させる構造となる。
ソケット本体86の上面外周部分には枠状の昇降体93が配置されている。オープントップタイプの検査ソケットは、昇降体93の下降,上昇によって抑えアーム92が開き、また閉じるように構成されている。
半導体装置80の供給はコレットで行われる。半導体装置80を検査ソケット85に供給する際、コレットの下面に半導体装置80を保持する。コレットは下降し、その下端で昇降体93を押し下げる。昇降体93が矢印で示す方向に押し下げられると、抑えアーム92は矢印に示すように内端を上昇させるように回動する。抑えアーム92が全開の状態になると、コレットの半導体装置80の保持が解除され、半導体装置80は測定端子89列上に落下して載る。
その後、コレットが上昇するに伴い昇降体93はばね圧によって上昇して原点復帰がなされ、これに伴って抑えアーム92は逆回動して閉じ、半導体装置80を弾力的に測定端子89に押し付ける。この状態で電気特定検査が行われる。
検査ソケット85に半導体装置80を装着して電気特定検査を行う場合、収容部87に収容した半導体装置80と収容部87との間の隙間が広く、収容位置にばらつきがあり、測定端子89がボール電極83に接触しないこともあり、再現性良く電気特定検査が行えないことが判明した。
また、基板81がポリイミド樹脂テープ(フィルム)のように反り等の変形が起き易い部材で構成されていると、抑えアーム92による抑えが部分的であることから、全てのボール電極83を測定端子89に接触させることができない場合があり、再現性良く電気特定検査が行えないことが判明した。特に、矩形枠列状に配列されたボール電極83のうち、角部(隅部)やこの角部に近接した位置に位置するボール電極83と測定端子89との接触がとり難いことも判明した。
本発明の目的は、半導体装置の製造における量産選別に適した検査ソケットを提供することにある。
本発明の他の目的は、電気的特性検査を効率的に行える半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)基板の一面に整列配置された複数の電極を有する被検査物のオープントップタイプの検査ソケットであって、
前記被検査物を載置収容する収容部と、前記収容部の底部に前記被検査物の前記電極に先端が接触するように対応して配置される複数の測定端子とを有するソケット本体と、
前記ソケット本体に取り付けられ、前記収容部の前記半導体装置を前記測定端子に押し付ける開閉制御される抑えアームとを有し、
前記ソケット本体の前記測定端子が設けられる複数箇所には、前記測定端子に代えて、一端が前記被検査物の前記電極に接触するように構成され、他端が真空吸引機構に接続されるように構成される筒状の吸着ノズルが配置され、
前記真空吸引機構のオン動作時、前記吸着ノズルの一端に前記電極を真空吸着固定することを特徴とする。
前記吸着ノズルは前記被検査物の前記電極の配列が矩形枠列配列の場合、前記矩形枠列の各角部の電極に対応して設けられている。また、前記収容部の周面と前記収容部に収容された被検査物との隙間が0.35mm以下となっている。
(2)半導体装置の製造方法であって、
第1の面及び前記第1の面の反対面となる第2の面を有し、デバイスホール及び前記デバイスホールの外側に配列される複数のビアホールを有する絶縁性の基板母材(樹脂テープ)と、前記基板母材の前記第1の面に形成され前記ビアホール内から前記デバイスホール内まで延在する複数のリードと、前記デバイスホール部分及び前記ビアホール部分を除き前記リードを選択的に覆う絶縁膜とを有する配線母基板(TABテープ)を準備する工程と、
主面に複数の電極を有する半導体チップの前記各電極が前記配線母基板の前記デバイスホールに対面するように前記半導体チップを前記基板母材の前記第1の面と反対面となる第2の面側に接着部材で固定する工程と、
前記デバイスホール内に延在する前記リードの先端を前記半導体チップの前記各電極に重ねて接続する工程と、
前記デバイスホールを含む部分を絶縁性樹脂で塞いで封止体を形成する工程と、
前記各ビアホール内に延在する前記リードにボール電極を形成する工程と、
前記配線母基板の不要部分を切断除去し、前記基板母材から形成される基板の一面に複数の電極を有する半導体装置を形成する工程と、
前記半導体装置を検査ソケットに装着して前記半導体装置の電気的特性検査を行う工程とを有し、
前記半導体装置の電気的特性検査を行う工程では、オープントップタイプの検査ソケットを用い、
前記オープントップタイプの検査ソケットは、
前記半導体装置を載置収容する収容部と、前記収容部の底部に前記半導体装置の前記電極に先端が接触するように対応して配置される複数の測定端子とを有するソケット本体と、
前記ソケット本体に取り付けられ、前記収容部の前記半導体装置を前記測定端子に押し付ける開閉制御される抑えアームとを有し、
前記ソケット本体の前記測定端子が設けられる複数箇所には、前記測定端子に代えて、一端が前記半導体装置の前記電極に接触するように構成され、他端が真空吸引機構に接続されるように構成される筒状の吸着ノズルが配置され、
前記真空吸引機構のオン動作時、前記吸着ノズルの一端に前記電極を真空吸着固定する構成になっていることを特徴とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
前記(1)の手段によれば、(a)収容部に収容された被検査物と収容部の周面との隙間は0.35mm以下と狭いので、被検査物の電極それぞれは確実に測定端子に接触するようになり、確実に電気特定検査を行うことができる。従って、本願発明の検査ソケットの使用によって再現性良く電気特定検査を行うことができる。
(b)被検査物が反り返っていても、被検査物は抑えアームによって測定端子に押し付けられるとともに、被検査物の所定部は吸着ノズルによる真空吸着動作から反りが解消されて前記所定部及びその近傍に位置する電極は各測定端子に確実に接触するようになる。この結果、被検査物の全ての電極が測定端子に接触するようになり、確実に電気特定検査を行うことができる。従って、本願発明の検査ソケットの使用によって再現性良く電気特定検査を行うことができる。特に、矩形枠状に配列された電極列の場合、矩形の四隅の電極を吸着ノズルで真空吸着することは、矩形状(四角形)の被検査物を平坦化でき、確実な電気特定検査が可能になる。
前記(2)の手段によれば、前記手段(1)の検査ソケットを使用して半導体装置を製造することから、高精度で確実かつ再現性良く電気特定検査を実施することが可能になる。この結果、量産選別も効率的に行え半導体装置の製造コストの低減を達成できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本実施例1では、オープントップタイプの検査ソケットに本発明を適用した例について説明する。
図1乃至図6は本発明の実施例1である検査ソケット(ソケット)に係わる図である。図1はソケットの模式的平面図、図2は図1のA−A線に沿う模式的断面図、図3は図1のB−B線に沿う模式的断面図、図4はソケットに被検査物を装着する状態を示す模式的断面図、図5はソケットで被検査物を固定する状態を示す模式的断面図、図6は図5の一部拡大断面図である。また、図7乃至図9は被検査物である半導体装置に係わる図であり、図7は半導体装置の正面図、図8は半導体装置の模式的断面図、図9は半導体装置の底面図である。
本実施例1のソケット(検査ソケット)1はオープントップタイプである。この検査ソケット1は、図7乃至図9に示すような表面実装構造のBGA型の半導体装置20を被検査物とするものである。半導体装置20、四角形状の絶縁性の基板21の下面中央に半導体チップ22を固定した構造になるとともに、半導体チップ22の外側の基板21の下面には電極(ボール電極)23が半導体チップ22の外周に沿って一列に配置されている。基板21は樹脂テープあるいは薄い配線基板で形成されている。本実施例1では基板21が樹脂テープで形成されているもので説明する。また、図示しないが、基板21の中央にはデバイスホールが設けられている。また、基板21の上面には前記ボール電極23に接続され、先端が前記デバイスホール内に延在するリードが複数設けられている。そして、このデバイスホール内に突出するリードの先端が半導体チップ22の主面に設けられた電極に重ねて接続されている。デバイスホールを含む領域には絶縁性の樹脂からなる封止体が形成されている。リードもこの封止体に覆われている。
検査ソケット1は、図28乃至図29に示すものを改良した構造になっている。検査ソケット1は図1乃至図4に示すように、四角形体からなるソケット本体2の上面中央に四角形状の窪みからなる収容部3を有している。この収容部3には半導体装置20がボール電極23を下にした状態で収容載置される。収容部3の底部4には半導体装置20のボール電極23に対応して測定端子5が貫通状態で配列されている。測定端子5はソケット本体2を上下に貫通して設けられる点線で示す挿入孔6に挿入され、上端(先端)は収容部3に収容された半導体装置20の下面のボール電極23に接触するようにわずかに突出している。また、測定端子5の下端はソケット本体2の下面から突出し、図示しない電気特定検査装置のソケット取付部の端子孔に挿入されるようになっている。
収容部3の周面7は、上方から投入される半導体装置20がその中心を収容部3の中心に位置決めすべく、下方に向かうに連れて徐々に狭くなるテーパ面としておいてもよい。図では周面7は直立した壁となっている。また、収容部3内に収容された半導体装置20の周面と収容部3の周面7との隙間は、半導体装置20の各ボール電極23が常に対応する各測定端子5の真上に位置するように、例えば、0.25mm以下になるように収容部3は形成されている。この場合、ボール電極23の直径は、例えば、0.35mmとなっている。
一方、収容部3の対抗する一対の辺の中央部分は切り取られ、この切り取られ部分10には抑えアーム11が配置されている。図4に示すように、この抑えアーム11は、収容部3に半導体装置20を収容する際開き、収容後は閉じて半導体装置20を測定端子5に押し付けて半導体装置20のボール電極23が測定端子5の先端に接触させる構造となる。
ソケット本体2の上面外周部分には枠状の昇降体12が配置されている。オープントップタイプの検査ソケットは、昇降体12の下降,上昇によって抑えアーム11が開き、また閉じるように構成されている。
半導体装置20の供給はコレットで行われる。半導体装置20を検査ソケット1に供給する際、コレットの下面に半導体装置20を保持する。コレットは下降し、その下端で昇降体12を押し下げる。図4に示すように、昇降体12が矢印(実線)で示す方向に押し下げられると、抑えアーム11は矢印(実線)に示すように内端を上昇させるように回動する。抑えアーム11が全開の状態になると、コレットの半導体装置20の保持が解除され、半導体装置20は測定端子5列上に点線矢印で示すように落下して載る。
その後、コレットが上昇するに伴い昇降体12はばね圧によって上昇して原点復帰がなされ、これに伴って抑えアーム11は逆回動して閉じ、半導体装置20を弾力的に測定端子5に押し付ける(図4、図5参照)。この状態で電気特定検査が行われる。
本実施例1の検査ソケット1は、半導体装置20が反りや捩れ等の変形があっても、全てのボール電極23が測定端子5に接触できるようになっている。このため、本実施例1の検査ソケット1は、図1、図3、図5及び図6に示すように、ソケット本体2の測定端子5が設けられる複数箇所には、測定端子5に代えて、一端が半導体装置20のボール電極23に接触するように構成され、他端が真空吸引機構に接続されるように構成される筒状の吸着ノズル13が配置されている。
測定端子5の一端、即ちソケット本体2の収容部3内に突出する上端と、測定端子5の上端は、図6に示すように、略同じ高さになっている。測定端子5の上端はボール電極23の下端に接触あるいは幾分か食い込むのに対して、吸着ノズル13は円筒状となり、球体からなるボール電極23に吸着ノズル13の上端全周を接触させると、ボール電極23の下端が円筒内に入る。従って、測定端子5の上端がボール電極23に食い込む深さと、ボール電極23が筒状の吸着ノズル13内に入る深さが同じ程度である場合には、測定端子5の上端の高さと吸着ノズル13の上端の高さを同程度とすればよい。また、測定端子5のボール電極23への食い込む深さに比較してボール電極23が吸着ノズル13内に入る深さが大きい場合には、その差分測定端子5よりも吸着ノズル13を高くする必要がある。さらに、測定端子5の上端が単にボール電極23に接触する構造の場合、ボール電極23が筒状の吸着ノズル13内に入る深さに相当する長さ分測定端子5よりも吸着ノズル13を高くする必要がある。測定端子5の上端がボール電極23に食い込む測定端子構造でも、その食い込み深さはボール電極23を構成する材質によっても異なるので、必要に応じて吸着ノズル13の高さの調整を行う。
一方、ソケット本体2の下端側に突出する吸着ノズル13の下端部分には、図3、図5、図6に示すように、図示しない真空吸引機構に接続されるチューブ14に接続されている。そして、真空吸引機構のオン動作時、吸着ノズル13の上端にボール電極23を真空吸着固定するように構成されている。なお、図5は左側半分は図1のA−A線に沿う断面であり、右側半分は図1のB−B線に沿う断面である。
本実施例1では、吸着ノズル13は、図1に示すように、矩形枠状に配列される半導体装置20のボール電極23に対応して配列される矩形枠状の測定端子5の配列において、各角部の測定端子5の代わりに吸着ノズル13を配置した構成になっている。即ち、四角形窪みからなる収容部3の四隅にそれぞれ吸着ノズル13を配置した構造になっている。吸着ノズル13の配置位置はこれに限定されるものではない。吸着ノズル13の外形寸法は測定端子5の外形寸法に一致させて作製してあることから、所定箇所の挿入孔6から測定端子5を引き抜き、代わりに吸着ノズル13を挿入孔6に挿入することによって容易に吸着ノズル13の装着が行える。
収容部3は半導体装置20の形状に対応して形成されていて四角形状の窪となっている。そして、図1に示すように、四角形状の収容部3の左右の辺の中央には、抑えアーム11がそれぞれ配置されていることから、左右の辺に沿う測定端子は、中間での抑えアーム11の押し付けと、測定端子列の両端の吸着ノズル13による吸引によってボール電極23に確実に接触することができる。
しかし、収容部3の四角形の上下の辺の一列の測定端子列においては、両端部分が吸着ノズル13となり、その間は基板21を測定端子5の上端側に押し付ける(引き付ける)ものは存在していない。そこで、心配ならば、例えば、収容部3の上下の辺に沿う一列の測定端子列の中央箇所、あるいは一列の測定端子列を3分割する中間の2箇所にそれぞれ吸着ノズル13を配列して、全ての測定端子5が確実にボール電極23に接触できるようにすることも可能である。
本実施例1によれば、以下の効果を有する。
(1)収容部3に収容された被検査物である半導体装置20と、収容部3の周面との隙間は0.25mm以下と狭いので、半導体装置20を収容部3内に落下収容しても半導体装置20の各ボール電極23は、対応する測定端子5の上端に載り確実に電気特定検査が行える。従って、本実施例1の検査ソケット1の使用によって再現性良く半導体装置20の電気特定検査を行うことができる。
(2)被検査物である半導体装置20が反り返っていても、半導体装置20は抑えアーム11によって測定端子5に押し付けられるとともに、半導体装置20のボール電極23は吸着ノズル13による真空吸着動作により固定される。従って、反りや捩れ等の変形がある半導体装置20も矯正される結果、全ての測定端子5にボール電極23が接触することになる。この結果、確実に半導体装置20の電気特定検査を行うことができる。特に、矩形枠状に配列された電極列の場合、矩形の四隅の電極(ボール電極23)を吸着ノズル13で真空吸着することは、矩形状(四角形)の半導体装置20を平坦化でき、確実な電気特定検査が可能になる。
図10乃至図25は本発明の実施例2である半導体装置の製造方法に係わる図である。また、図26は製造された半導体装置の実装状態を示す模式的断面図、図27は製造された半導体装置を複数個積層して形成した多段積層型半導体装置の実装状態を示す模式的断面図である。
本実施例2では、実施例1の検査ソケット1を使用する半導体装置の製造方法について説明する。本実施例2では、TABテープに主面の中央に沿って1列に電極を有するいわゆるセンターパッド構造の半導体チップを固定し、半導体チップの外側のテープ部分にボール電極を有するいわゆるファンアウト型の半導体装置29の製造について説明する。
最初に、図10に示すTABテープ30を準備する。TABテープ30は、細長の絶縁性のテープ31の第1の面31aに定間隔に製品形成部32を有する構造となっている。テープ31は、例えば、厚さ50μm程度のポリイミド樹脂フィルムで形成されている。テープ31は、図10に示すように、その両側に一定間隔に配設されるスプロケットホール33を有している。スプロケットホール33に図示しないスプロケット歯車が噛み合い、かつスプロケット歯車の所定量回転によってTABテープ30はピッチ送りされる。
一対のスプロケットホール列の間に、単一の半導体装置を製造するための製品形成部32がTABテープ30の長手方向に沿って所定間隔に配置されている。図10には製品形成部32は二つ示されている。
TABテープ30は、図11に示すように、テープ31と、このテープ31の第1の面31aに形成された複数のリード34と、このリード34を選択的に覆う絶縁膜(ソルダーレジスト)35とからなっている。リード34は、例えば35μmの厚さの銅箔を所望パターンにエッチングすることによって形成されている。絶縁膜(ソルダーレジスト)35は20μm程度の厚さである。また、図示しないが、電極やボール電極が形成される部分には所定のメッキ膜が形成されている。図11は図10のTABテープ30を裏返しにした断面図であり、かつ単一の製品形成部32の一部を示すものである。
本実施例2では、図23及び図24に示すように、長方形の半導体装置29が製造される。従って、図10に示すように、製品形成部32において、テープ31にはテープ31を貫通する不連続構成の矩形枠スリット36が形成されている。矩形枠スリット36の内縁が半導体装置の外形になる。矩形枠スリット36は直線的に延在する直線スリット36aと、直角に曲がる屈曲スリット36bとの組み合わせによって形成され、矩形状に配置されている。半導体装置の製造の電気特定検査の前の工程で前記矩形枠スリット36の内側の縁の延長線部分でテープ31が切断されて半導体装置が製造されることになる。
矩形枠スリット36の内側には矩形枠スリット36に沿ってテープ31を貫通する複数のビアホール40が所定間隔で形成されている。従って、ビアホール40は矩形枠状に配列されることになる。この矩形枠配列のビアホール40の内側のテープ領域には、いずれもテープ31を貫通するデバイスホール41が設けられている。デバイスホール41は矩形枠スリット36の内側の領域の中央に長手方向に沿って延在している。スリット42はデバイスホール41の領域には、TABテープ30に取り付けられる半導体チップの電極が対面して位置するようになっている。リード34は各ビアホール40を塞ぐように設けられるとともに、細く延在する部分はデバイスホール41内にまで延在している。即ち、各リード34の先端(内端)は、デバイスホール41の長手方向に向かって左右から交互に片持梁式にデバイスホール41内に突出している。ビアホール40において、リード34の表裏面が露出する構造になっている。なお、図11に示すように、テープ31の第1の面31aの反対面となる第2の面31bの半導体チップを固定する箇所には、加熱によって軟化して接着剤となる枠状の接着体43が接着されている。
つぎに、図12及び図13に示すように、テープ31の第2の面31b側、即ち、TABテープ30の第2の面側の接着体43上に図示しない電極が下面となる状態で半導体チップ22を加熱処理して固定する。この状態では、半導体チップ22の下面となる主面にはその中央に沿って電極が一列に並び、かつこれらの電極はデバイスホール41の中央線に対面するようになる。
つぎに、インナーリードボンディングを行い半導体チップ22の図示しない電極に、デバイスホール41内に突出(延在)するリード34の先端を重ねて接続する。図15の断面図にデバイスホール41に突出するリード34の先端を押し下げて半導体チップ22の図示しない電極に接続させた状態を示す。図14にはデバイスホール41の両側から交互にリード34の先端が突出して半導体チップ22の図示しない電極に接続させた状態が示されている。
つぎに、図16及び図17に示すように、図示しないディスペンサのノズルからTABテープ30の所定箇所に絶縁性の樹脂を滴下塗布(ポッティング)する。その後、図示しないベーク処理装置によって塗布した樹脂をベークして硬化させて封止体24を形成する。
つぎに、図18及び図19に示すように、TABテープ30の第1の面を上面とし、ビアホール40内に延在するリード34に電極(ボール電極)44を形成する。これは特に限定されるものではないが、ボール電極44は半導体チップ22よりもわずかに突出するように形成する。
つぎに、TABテープを矩形枠スリット36の内側の縁に沿うようにテープ31を切断して、図20に示す半導体装置29を形成する。テープ31は四角形(長方形)に切断されて基板45を形成する。半導体装置29は、各部の寸法によっても異なるが、半導体チップ22の厚さ、電極(ボール電極)44の大きさを選択することによって厚さ0.5mm以下に製造することができる。図20は半導体装置29の底面図であり、図21はその断面図である。図22が半導体装置29の実装状態の断面図である。また、図23が半導体装置29の拡大平面図である。
TABテープ30を切断して個片化の後、図24及び図25に示すように、検査ソケット1で電気特定検査が行われる。この検査ソケット1は、収容部3の形状が半導体装置29に合わせる結果、図1に示す実施例のものと異なる点、及び測定端子5のピッチや本数が異なる以外は同じ構造となっている。そして、半導体装置29の電気特定検査時、半導体装置29の四隅の電極(ボール電極)44は吸着ノズル13によって真空吸着固定された状態で電気特定検査が行われる。この電気特定検査は実施例1で説明したとおり、各電極(ボール電極)44が確実に測定端子5に接触することから、高精度な電気特定検査が行えることになる。
本実施例2の半導体装置の製造方法によって製造された半導体装置29は、図26に示すように、実装基板50に実装される。即ち、実装基板50の上面にはランド51が設けられている。このランド51は半導体装置29のボール電極44に対応して設けられている。また、実装基板50のランド51が設けられない上面は図示しない絶縁膜で覆われている。そこで、実装においては、半導体装置29を下面の各ボール電極44が実装基板50のランド51上に重なるように載置し、その後、ランド51の表面に設けておいたハンダ等を再溶融(リフロー)してボール電極44をランド51に電気的に接続する。
本実施例2の半導体装置の製造方法によって製造された半導体装置29は、ボール電極44が設けられたリード34の面の反対面がビアホール40内に露出する構造となることから、図27に示すように、多段積層型半導体装置55とすることができる。図27は多段積層型半導体装置55を実装基板50に実装した模式的断面図である。
多段積層型半導体装置55は、半導体装置29を3段に積層接続した構造の半導体装置である。即ち、3個の半導体装置29a〜29cを準備した後、半導体装置29a上に半導体装置29bを載置し、半導体装置29b上に半導体装置29cを載置する。この積層時、上段側の半導体装置のボール電極44を下段側の半導体装置のビアホール40内に延在するリード34に重なるように位置決めして積層する。その後,リフローによってリード34とその上のボール電極44を電気的に接続して多段積層型半導体装置55を製造する。
このような多段積層型半導体装置55は、図26で示す個別の半導体装置29の実装と同様に、多段積層型半導体装置55を下面の各ボール電極44が実装基板50のランド51上に重なるように載置し、その後、ランド51の表面に設けておいたハンダ等を再溶融(リフロー)してボール電極44をランド51に電気的に接続する。
本実施例2の半導体装置の製造によれば、実施例1の検査ソケット1を使用して半導体装置29を製造することから、高精度で確実かつ再現性良く電気特定検査を実施することが可能になる。この結果、量産選別も効率的に行え半導体装置29の製造コストの低減を達成できる。
また、多段積層型半導体装置55は、前記実施例2で製造した反りや捩れがない良品の半導体装置29を使用することから、上下の半導体装置は確実に電気的に接続され、実装性能の良好な多段積層型半導体装置55となる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の実施例1であるソケットの模式的平面図である。 図1のA−A線に沿う模式的断面図である。 図1のB−B線に沿う模式的断面図である。 本実施例1のソケットに被検査物を装着する状態を示す模式的断面図である。 本実施例1のソケットで被検査物を固定する状態を示す模式的断面図である。 図5の一部拡大断面図である。 被検査物である半導体装置の正面図である。 前記半導体装置の模式的断面図である。 前記半導体装置の底面図である。 本発明の実施例2である半導体装置の製造方法で使用するTABテープのリード形成面(第1の面)側を示す一部の模式的平面図である。 第1の面を下面とし、第2の面を上面とする前記TABテープの模式的拡大断面図である。 半導体チップを取り付けた前記TABテープの第2の面側を示す模式的拡大平面図である。 半導体チップを取り付けた前記TABテープの模式的拡大断面図である。 半導体チップの電極にリード先端を接続した前記TABテープの第1の面側を示す模式的拡大平面図である。 半導体チップの電極にリード先端を接続した前記TABテープの模式的拡大断面図である。 デバイス孔を絶縁性樹脂で塞いだ第1の面側を示す前記TABテープの模式的拡大平面図である。 デバイス孔を絶縁性樹脂で塞いだ状態を示す前記TABテープを示す模式的拡大断面図である。 ボール電極を形成した前記TABテープの第2の面側を示す模式的拡大平面図である。 ボール電極を形成した前記TABテープの一部を示す模式的拡大断面図である。 前記TABテープから切り外した2個の半導体装置の底面図である。 図20で示す半導体装置の模式的断面図である。 本実施例2の半導体装置の製造方法によって製造された半導体装置の模式的断面図である。 本実施例2の半導体装置の製造方法によって製造された半導体装置の模式的平面図である。 本実施例2の製造方法によって製造された半導体装置の電気特性検査を本発明によるICソケットで検査する状態を示すICソケットの模式的平面図である。 前記ICソケットと電気特性検査される半導体装置を示す模式的断面図である。 本実施例2で製造した半導体装置を実装基板に実装した状態を示す模式的断面図である。 本実施例2で製造した半導体装置を複数個積層して形成した多段積層型半導体装置の実装状態を示す模式的断面図である。 従来のオープントップタイプのICソケットの模式的平面図である。 図28のE−E線に沿う模式的断面図である。 半導体装置を装着した従来のICソケットの模式的断面図である。 従来のICソケットに装着する半導体装置を示す図である。
符号の説明
1…検査ソケット、2…ソケット本体、3…収容部、4…底部、5…測定端子、6…挿入孔、7…周面、10…切り取られ部分、11…抑えアーム、12…昇降体、13…吸着ノズル、14…チューブ、20…半導体装置、21…基板、22…半導体チップ、23…ボール電極、24…封止体、29…半導体装置、30…TABテープ、31…テープ、31a…第1の面、31b…第2の面、32…製品形成部、33…スプロケットホール、34…リード、35…絶縁膜(ソルダーレジスト)、36…矩形枠スリット、40…ビアホール、41…デバイスホール、42…スリット、43…接着体、44…電極(ボール電極)、45…基板、50…実装基板、51…ランド、80…半導体装置、81…基板、82…半導体チップ、83…ボール電極、85…検査ソケット、86…ソケット本体、87…収容部、88…底部、89…測定端子、90…挿入孔、91…切り取られ部分、92…抑えアーム、93…昇降体。


Claims (5)

  1. 基板の一面に整列配置された複数の電極を有する被検査物のオープントップタイプの検査ソケットであって、
    前記被検査物を載置収容する収容部と、前記収容部の底部に前記被検査物の前記電極に先端が接触するように対応して配置される複数の測定端子とを有するソケット本体と、
    前記ソケット本体に取り付けられ、前記収容部の前記半導体装置を前記測定端子に押し付ける開閉制御される抑えアームとを有し、
    前記ソケット本体の前記測定端子が設けられる複数箇所には、前記測定端子に代えて、一端が前記被検査物の前記電極に接触するように構成され、他端が真空吸引機構に接続されるように構成される筒状の吸着ノズルが配置され、
    前記真空吸引機構のオン動作時、前記吸着ノズルの一端に前記電極を真空吸着固定することを特徴とする検査ソケット。
  2. 前記吸着ノズルは前記被検査物の前記電極の配列が矩形枠列配列の場合、前記矩形枠列の各角部の電極に対応して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の検査ソケット。
  3. 前記収容部の周面と前記収容部に収容された被検査物との隙間が0.35mm以下となっていることを特徴とする請求項1に記載の検査ソケット。
  4. 第1の面及び前記第1の面の反対面となる第2の面を有し、デバイスホール及び前記デバイスホールの外側に配列される複数のビアホールを有する絶縁性の基板母材と、前記基板母材の前記第1の面に形成され前記ビアホール内から前記デバイスホール内まで延在する複数のリードと、前記デバイスホール部分及び前記ビアホール部分を除き前記リードを選択的に覆う絶縁膜とを有する配線母基板を準備する工程と、
    主面に複数の電極を有する半導体チップの前記各電極が前記配線母基板の前記デバイスホールに対面するように前記半導体チップを前記基板母材の前記第1の面と反対面となる第2の面側に接着部材で固定する工程と、
    前記デバイスホール内に延在する前記リードの先端を前記半導体チップの前記各電極に重ねて接続する工程と、
    前記デバイスホールを含む部分を絶縁性樹脂で塞いで封止体を形成する工程と、
    前記各ビアホール内に延在する前記リードにボール電極を形成する工程と、
    前記配線母基板の不要部分を切断除去し、前記基板母材から形成される基板の一面に複数の電極を有する半導体装置を形成する工程と、
    前記半導体装置を検査ソケットに装着して前記半導体装置の電気的特性検査を行う工程とを有し、
    前記半導体装置の電気的特性検査を行う工程では、オープントップタイプの検査ソケットを用い、
    前記オープントップタイプの検査ソケットは、
    前記半導体装置を載置収容する収容部と、前記収容部の底部に前記半導体装置の前記電極に先端が接触するように対応して配置される複数の測定端子とを有するソケット本体と、
    前記ソケット本体に取り付けられ、前記収容部の前記半導体装置を前記測定端子に押し付ける開閉制御される抑えアームとを有し、
    前記ソケット本体の前記測定端子が設けられる複数箇所には、前記測定端子に代えて、一端が前記半導体装置の前記電極に接触するように構成され、他端が真空吸引機構に接続されるように構成される筒状の吸着ノズルが配置され、
    前記真空吸引機構のオン動作時、前記吸着ノズルの一端に前記電極を真空吸着固定する構成になっていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記基板は絶縁性のテープで形成され、前記配線母基板はTABテープであることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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