JP2005344524A - ハイブリッド車両の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各複数の高圧系の電気機器毎にハイブリッド車両の運転状態に応じた適切な冷却を行うことで、冷却系全体としての冷却効率を向上させる。
【解決手段】 冷却流路14aにおいて、少なくとも冷却水の流量が相対的に低流量である場合に通水量が相対的に高くなる低流量通水域A1,A2と、冷却水の流量が相対的に低流量である場合に通水量が相対的に低く、かつ、冷却水の流量が相対的に高流量である場合に通水量が相対的に高くなる高流量通水域Bとに対し、PDUの冷却対象(例えば、複数のトランジスタからなるスイッチング素子14b)を冷却流路14aの高流量通水域Bに対向配置し、ダウンバータの冷却対象(例えば、FET素子15b)を冷却流路14aの低流量通水域A1またはA2近傍に対向配置した。
【選択図】 図7

Description

この発明は、内燃機関及びモータ駆動によるハイブリッド車両の冷却装置に関する。
従来、例えば、エンジンを冷却する冷却水を流通させる冷却回路に具備されるラジエータに対し、このラジエータ内を流通した冷却水の一部が分流されて再度ラジエータ内を流通するようにして、ラジエータ内の主流路に加えて付加的な流路を設け、この付加的な流路を流通した冷却水、つまり主流路を流通する冷却水に比べてラジエータ内での流通経路が長くなることで相対的に低温となった冷却水によって、例えばATF(Automatic Transmission Fluid)等の作動油の温度を制御する装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
また、従来、例えば内燃機関と共に車両の駆動源とされるモータを備えたハイブリッド車両において、内燃機関の冷却に加えて、モータを駆動制御するインバータ等の電気機器の冷却を、共通の冷却流体により行う熱交換装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
米国特許第US6196168号明細書 特開2001−206050号公報
ところで、内燃機関と共に車両の駆動源とされるモータを備えたハイブリッド車両では、例えばモータに電力を供給するインバータや高圧系と12ボルト系との間の電力変換を行うDC−DCコンバータ等のように、冷却を要する複数の高圧系の電気機器が備えられている。そして、これらの複数の電気機器は、ハイブリッド車両の運転状態に応じて、互いに独立した作動要求により駆動される場合があり、この場合には、互いに異なる冷却要求が出力されることになる。
このため、各複数の高圧系の電気機器毎にハイブリッド車両の運転状態に応じた適切な冷却を行うことで、冷却系全体としての冷却効率を向上させることが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、各複数の高圧系の電気機器毎にハイブリッド車両の運転状態に応じた適切な冷却を行うことで、冷却系全体としての冷却効率を向上させることが可能なハイブリッド車両の冷却装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のハイブリッド車両の冷却装置は、車両の動力源としての内燃機関およびモータを備え、前記内燃機関の出力軸と前記モータの出力軸とを接続し、少なくとも前記内燃機関または前記モータの何れか一方の駆動力を駆動輪に伝達して走行可能であり、前記モータの作動状態を制御するモータ制御手段(例えば、後述する実施の形態でのPDU14)と、前記モータ制御手段を介して前記モータと電気エネルギーの授受を行う蓄電装置と、前記蓄電装置の端子電圧または前記モータの出力電圧を降圧して出力する変圧手段(例えば、後述する実施の形態でのダウンバータ15)とを備えるハイブリッド車両に搭載され、前記内燃機関と、前記モータ制御手段および前記変圧手段とを、共通の冷却水により冷却し、前記冷却水を前記内燃機関の回転に連動して駆動される循環ポンプ(例えば、後述する実施の形態でのウォータポンプ21)により冷却回路内で循環させるハイブリッド車両の冷却装置であって、前記冷却回路において、少なくとも前記冷却水の流量が相対的に低流量である場合に、通水量が相対的に高くなる低流量通水域(例えば、後述する実施の形態での低流量通水域A1、低流量通水域A2)と、前記冷却水の流量が相対的に低流量である場合に通水量が相対的に低く、かつ、前記冷却水の流量が相対的に高流量である場合に通水量が相対的に高くなる高流量通水域(例えば、後述する実施の形態での高流量通水域B)とに対し、前記変圧手段を前記低流量通水域に配置し、前記モータ制御手段を前記高流量通水域に配置したことを特徴としている。
上記構成のハイブリッド車両の冷却装置によれば、冷却回路内で循環する冷却水の流量が相対的に低流量となるのは内燃機関の回転数が相対的に低い状態であり、冷却水の流量が相対的に高流量となるのは内燃機関の回転数が相対的に高い状態である。そして、モータの駆動または回生作動は、内燃機関の回転数が相対的に低い状態では抑制され、内燃機関の回転数が相対的に高い状態で促進される。このため、例えばインバータ等からなるモータ制御手段は、冷却水の流量が増大することに伴って、出力および発熱量が増大傾向に変化しすることになる。これに対して、例えばDC−DCコンバータ等からなる変圧手段は、内燃機関の作動状態に関わらずに、例えば各種の補機の作動状態やこれらの補機に電力を供給する12Vバッテリの蓄電状態等に応じて出力および発熱量が変化する。
このため、変圧手段を低流量通水域に配置し、モータ制御手段を高流量通水域に配置することによって、冷却水の流量が相対的に低流量となった場合であっても変圧手段を優先的に冷却することができると共に、モータ制御手段に対して不必要に過剰な冷却を行うことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のハイブリッド車両の冷却装置では、前記冷却回路は、前記冷却水が流通方向を反転せずに内部を流通可能であり、流入口(例えば、後述する実施の形態での流入口51a)での前記冷却水の流入方向と、排出口(例えば、後述する実施の形態での排出口52a)での前記冷却水の排出方向とが、略同方向となる通水路(例えば、後述する実施の形態での冷却流路14a)を備え、該通水路において、前記流入口から前記流入方向に沿って伸びる第1領域(例えば、後述する実施の形態での低流量通水域A1)または該第1領域の先端部から前記排出口へと向かい伸びる第2領域(例えば、後述する実施の形態での低流量通水域A2)に前記変圧手段を配置し、前記第1および第2領域以外の領域(例えば、後述する実施の形態での高流量通水域B)に前記モータ制御手段を配置したことを特徴とする。
上記構成のハイブリッド車両の冷却装置によれば、通水路において、冷却水が通流し易い領域、つまり流速の低下が相対的に小さくなる領域は、第1領域および第2領域であり、冷却水が通流し難い領域、つまり流速の低下が相対的に大きくなる領域は、第1および第2領域以外の領域となる。
このため、変圧手段を第1領域または第2領域に配置し、モータ制御手段を第1および第2領域以外の領域に配置することによって、冷却水の流量が相対的に低流量となった場合であっても変圧手段を優先的に冷却することができると共に、モータ制御手段に対して不必要に過剰な冷却を行うことを防止することができる。
さらに、請求項3に記載の本発明のハイブリッド車両の冷却装置では、前記冷却回路は、前記冷却水が流通方向を1回だけ反転させて内部を流通可能であり、流入口(例えば、後述する実施の形態での流入口51a)での前記冷却水の流入方向と、排出口(例えば、後述する実施の形態での排出口52a)での前記冷却水の排出方向とが、略反対方向となる通水路(例えば、後述する実施の形態での冷却流路14a)を備え、該通水路において、前記流入口および前記排出口に近接した領域に前記変圧手段を配置し、前記流入口および前記排出口から離間した領域に前記モータ制御手段を配置したことを特徴とする。
上記構成のハイブリッド車両の冷却装置によれば、通水路において、相対的に低流量の冷却水が通流し易い領域、つまり流速の低下が相対的に小さくなる領域は、流入口および排出口に近接した領域であり、相対的に高流量の冷却水が通流し易い領域、つまり流速の低下が相対的に小さくなる領域は、流入口および排出口から離間した領域となる。
このため、変圧手段を流入口および排出口に近接した領域に配置し、モータ制御手段を流入口および排出口から離間した領域に配置することによって、冷却水の流量が相対的に低流量となった場合であっても変圧手段を優先的に冷却することができると共に、モータ制御手段に対して不必要に過剰な冷却を行うことを防止することができる。
本発明のハイブリッド車両の冷却装置によれば、冷却水の流量が相対的に低流量となった場合であっても変圧手段を優先的に冷却することができると共に、モータ制御手段に対して不必要に過剰な冷却を行うことを防止することができ、変圧手段およびモータ制御手段の各発熱特性に応じて適切な冷却を行うことができ、冷却効率を向上させることができる。
以下、本発明のハイブリッド車両の冷却装置の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
この実施形態に係るハイブリッド車両の冷却装置10は、例えば図1に示すように、内燃機関11とモータ12と変速機(T/M)13とを直列に直結した構造のハイブリッド車両1に搭載されており、このハイブリッド車両1では、内燃機関11およびモータ12の両方の駆動力は、例えばオートマチックトランスミッション(AT)あるいはマニュアルトランスミッション(MT)等の変速機(T/M)13を介して車両の駆動輪W,Wに伝達される。また、ハイブリッド車両1の減速時に駆動輪W側からモータ12側に駆動力が伝達されると、モータ12は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。さらに、ハイブリッド車両1の運転状態に応じて、モータ12は内燃機関11の出力によって発電機として駆動され、発電エネルギーを発生するようになっている。
例えば3相(U相、V相、W相)のDCブラシレスモータ等からなるモータ12は、パワードライブユニット(PDU)14に接続されている。パワードライブユニット14は、トランジスタのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータを備えて構成されている。
パワードライブユニット14にはモータ12と電気エネルギー(例えば、モータ12の駆動またはアシスト動作時にモータ12に供給される供給電力や回生動作時にモータ12から出力される回生電力)の授受を行う高圧系のニッケル−水素バッテリ等を具備する蓄電装置(図示略)が接続されている。
そして、パワードライブユニット14は、制御装置(図示略)からの制御指令を受けてモータ12の駆動及び回生作動を制御する。例えばモータ12の駆動時には、制御装置から出力されるトルク指令に基づき、蓄電装置から出力される直流電力を3相交流電力に変換してモータ12へ供給する。一方、モータ12の回生動作時には、モータ12から出力される3相交流電力を直流電力に変換して蓄電装置を充電する。
このパワードライブユニット14の電力変換動作は、制御装置からPWMインバータの各スイッチング素子に入力されるパルス、つまりパルス幅変調(PWM)により各スイッチング素子をオン/オフ駆動させるためのパルスに応じて制御され、このパルスのデューティ、つまりオン/オフの比率のマップ(データ)は予め制御装置に記憶されている。
また、各種補機類からなる電気負荷を駆動するための12ボルトの補助バッテリ(図示略)は、DC−DCコンバータからなるダウンバータ(D/V)15を介して、パワードライブユニット14および蓄電装置に対して並列に接続されている。
制御装置により電力変換動作が制御されるダウンバータ15は、例えば双方向のDC−DCコンバータからなり、蓄電装置の端子電圧あるいはモータ12を回生作動または昇圧駆動した際のパワードライブユニット14の端子電圧を所定の電圧値まで降圧して補助バッテリを充電すると共に、蓄電装置の残容量(SOC:State Of Charge)が低下している場合には、補助バッテリの端子電圧を昇圧して蓄電装置を充電可能である。
なお、このハイブリッド車両1において、PDU14およびダウンバータ15は、例えば内燃機関11が収容されるエンジンルーム内において変速機13の近傍に配置されている。
この実施形態によるハイブリッド車両の冷却装置10は、例えば図2に示すように、内燃機関11またはモータ12により駆動されるウォータポンプ(W/P)21と、ラジエータ22と、第1サーモスタット23と、第2サーモスタット24と、内燃機関11内部のウォータジャケット25と、ヒータコア26と、第1および第2温度センサ27,28と、冷却ファン29とを備えて構成されている。
このハイブリッド車両の冷却装置10では、例えば、ウォータポンプ21の下流側にウォータジャケット25が配置され、このウォータジャケット25を流通して相対的に高温となった冷却水は2つの第1および第2流路30a,30bに流通するようになっている。
第1流路30aには適宜のバルブ26aを介してヒータコア26が接続され、このヒータコア26は相対的に高温の冷却水を熱源として空気を加熱しており、このヒータコア26で熱交換された冷却水は第3流路30cによってウォータポンプ21へ還流する。
また、第1流路30aにはバルブ26aおよびヒータコア26を迂回して第3流路30cに接続されると共に、スロットルボディ31および換気装置をなすブリーザ32に冷却水を供給する第4流路30dが設けられている。
そして、第2流路30bは、ラジエータ22に冷却水を流通させるための第5流路30eと、例えばこの第5流路30eよりも内径が小さく形成され、第3流路30cに接続される第6流路30fとに分岐するようになっている。
なお、第2流路30bには、ウォータジャケット25から排出される冷却水の温度を検出する第1温度センサ27が備えられている。
ラジエータ22は、例えば第5流路30eに接続された入口側タンク22Aと、第1サーモスタット23を介して第3流路30cに接続された第7流路30gに接続される出口側タンク22Bと、入口側タンク22Aと出口側タンク22Bとを接続するラジエータ内部の主流路22aと、出口側タンク22Bに接続されたラジエータ22内部の副流路22bとを備えて構成されている。そして、副流路22bには、後述するように、例えば対向配置されたPDU14およびダウンバータ15の冷却流路14aとモータ12の冷却流路12aとへ冷却水を供給する第8流路30hが接続され、この第8流路30hは第2サーモスタット24を介して第3流路30cに接続されている。
すなわち、ラジエータ22の内部は仕切り板等によって主流路22aと副流路22bとに仕切られており、出口側タンク22Bにおいて主流路22aと副流路22bとが連通するように構成されている。
そして、第5流路30eからラジエータ22の入口側タンク22Aに導入された冷却水は、先ず、ラジエータ22内部の主流路22aを流通し、適宜の第1温度(例えば、約80℃程度等)まで冷却される。
次に、主流路22aを流通して出口側タンク22Bに導入された冷却水のうち少なくとも一部は、ラジエータ22内部の副流路22bを流通し、ラジエータ22内部での流通経路が相対的に長くなることで第1温度よりも低い適宜の第2温度(例えば、約60℃程度等)まで冷却可能とされている。
なお、第8流路30hにおける、モータ12の下流側の位置には、モータ12の冷却流路12aから排出される冷却水の温度を検出する第2温度センサ28が備えられ、この第2温度センサ28から出力される検出結果が所定温度を超える場合には、制御装置(図示略)の制御により、ラジエータ22を冷却する冷却ファン29が作動するように設定されている。
第1および第2サーモスタット23,24は、冷却水の温度が各所定温度を超える高温状態であるときに閉状態から開状態へと変化するように設定されており、主に内燃機関11の温度調節を行う第1サーモスタット23が開状態となる所定の第1設定温度(例えば、約82℃程度)に比べて、主に高圧系の温度調節を行う第2サーモスタット24が開状態となる所定の第2設定温度(例えば、約65℃程度)の方がより低い温度に設定されている。
このハイブリッド車両の冷却装置10では、例えば内燃機関11の始動時等のように冷却水の温度が相対的に低い場合には、第1サーモスタット23および第2サーモスタット24が閉状態となり、例えば図2に示す流通経路Fa(例えば、図2の破線矢印Fa)のように、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、ラジエータ22を迂回するようにしてウォータポンプ21へ還流するようになっている。
すなわち、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、順次、第1流路30a、ヒータコア26または第4流路30d、第3流路30cを流通して、または、第2流路30b、第6流路30f、第3流路30cを流通して、ウォータポンプ21へ還流する。
そして、冷却水の温度が所定の第2設定温度(例えば、約65℃程度)よりも高くなると第2サーモスタット24が開状態となり、例えば図2に示す流通経路Fb(例えば、図2の実線矢印Fb)のように、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、さらに、ラジエータ22へ流通するようになり、ラジエータ22の主流路22aおよび副流路22bを流通する過程でいわば2段階的に冷却された後にPDU14およびダウンバータ15およびモータ12へ供給される。
すなわち、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、順次、第1流路30a、第5流路30e、ラジエータ22の主流路22a、副流路22b、第8流路30h、第2サーモスタット24、第3流路30cを流通して、ウォータポンプ21へ還流する。
そして、冷却水の温度が所定の第1設定温度(例えば、約82℃程度)よりも高くなると第1サーモスタット23が開状態となり、ラジエータ22の主流路22aを流通した冷却水は、さらに、第7流路30gから第1サーモスタット23を介して第3流路30cを流通し、ウォータポンプ21へ還流するようになる。
なお、このハイブリッド車両の冷却装置10では、ダウンバータ15またはPDU14の各温度あるいはラジエータ22を介して流通する冷却水の温度に基づくラジエータ22に対する冷却要求に応じて、冷却水を循環させるウォータポンプ21の作動を制御するようになっている。
また、アイドル停止時等の内燃機関11の運転停止に伴って各流路内での冷却水の循環が停止すると、運転停止直後等において相対的に高温状態の内燃機関11のウォータジャケット25内の冷却水の温度が上昇し、冷却水の流通路内に冷却水の温度差に起因した対流(つまり、熱の伝達)が生じる。そして、この対流によって相対的に高温の冷却水が内燃機関11側からPDU14およびダウンバータ15近傍に到達した場合であっても、高温の冷却水が鉛直方向下方に向かい対流すること(つまり、熱が鉛直方向下方に向かい伝達すること)は抑制されることから、鉛直方向下方の位置に屈曲部を有する略U字状の流通経路が設けられたPDU14およびダウンバータ15に対して、内燃機関11の熱が伝達してしまうことを抑制することができ、PDU14およびダウンバータ15が所定の管理温度を超えて温度上昇してしまうことを防止することができる。
さらに、このハイブリッド車両1において、PDU14は、例えば図3から図5に示すように、略直方体箱型のケース40a内にインバータ等の電子機器が収容された状態でケース40aの開口部が蓋部材40bによって閉塞されて構成されている。そして、ケース40aは、開口部が鉛直方向上方(例えば、図3から図5における鉛直方向V)に向かい開口するようにして配置され、ケース40a内に収容される電子機器のうち、相対的に発熱量が大きい素子、例えばインバータを構成するIGBT(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)等の複数のトランジスタからなるスイッチング素子14b等はケース40aの底部に配置されている。
また、ダウンバータ15は、例えば図5に示すように、略直方体箱型のケース50a内にDC−DCコンバータ等の電子機器が収容された状態でケース50aの開口部が蓋部材50bによって閉塞されて構成されている。そして、ケース50aは、開口部が鉛直方向下方(つまり、図3から図5における−V方向)に向かい開口するようにして配置され、ケース50a内に収容される電子機器のうち、相対的に発熱量が大きい素子、例えばDC−DCコンバータを構成するFET素子15b等はケース50aの底部に配置されている。
そして、PDU14のケース40aの底面40Aとダウンバータ15のケース50aの底面50Aとが面接触した状態で各ケース40a,50aが一体に接続されている。
PDU14のケース40aの側部のうち対向する一対の側部41,42には、底面40A上で開口し、鉛直方向上方(つまり、図3から図5における鉛直方向V)に向かい所定の深さを有する各側部溝部41a,42aが形成されている。さらに、ケース40aの開口部近傍の位置において、一方の側部41には、この側部41の内部に形成された側部溝部41aに連通して外部から側部溝部41a内に冷却水を供給可能な供給配管41bが設けられ、他方の側部42には、この側部42の内部に形成された側部溝部42aに連通して側部溝部42a内から外部へと冷却水を排出可能な排出配管42bが設けられている。
さらに、ケース40aの底部43には、底面40A上で開口し、鉛直方向上方(つまり、図3から図5における鉛直方向V)に向かい所定の深さを有すると共に、各側部溝部41a,42aに連通する底部溝部43aが形成されている。そして、この底部溝部43aには、一方の側部溝部41aから他方の側部溝部42aへ向かう方向に沿って所定間隔をおいた位置に複数の放熱板43b,…,43bが、底部溝部43aの底面上から鉛直方向下方(つまり、図3から図5における−V方向)に向かい突出するようにして配置されている。なお、各放熱板43bの突出方向に沿った高さは、底部溝部43aの深さ以下に設定され、各放熱板43bがケース40aの底面40Aから鉛直方向下方に突出しないように設定されている。
これにより、PDU14のケース40aの底面40Aとダウンバータ15のケース50aの底面50Aとが互いに突き合わされて面接触することにより、各側部溝部41a,42aおよび底部溝部43aの各開口部が、ダウンバータ15のケース50aの底面50Aにより閉塞されるようにして、冷却水の流通路である冷却流路14aが画成されている。
つまり、PDU14およびダウンバータ15に供給された冷却水は、鉛直方向下方の位置に屈曲部を有する略U字状の流通経路に沿って流通するようになっており、先ず、供給配管41bから一方の側部溝部41a内に供給された冷却水は一方の側部溝部41a内を鉛直方向下方に向かい流通する。そして、ダウンバータ15のケース50aの底面50Aに到達した冷却水は、一方の側部溝部41aから他方の側部溝部42aへ向かい水平方向に沿って底部溝部43a内(つまり冷却流路14a内)を流通する。このとき、冷却水は隣り合う放熱板43b,43b間を流通して、各放熱板43bからの放熱を促進するようになっている。これにより、各ケース40a,50aの底部に配置された相対的に発熱量が大きい素子が過熱状態となることが防止されている。そして、他方の側部溝部42aに到達した冷却水は、この他方の側部溝部42a内を鉛直方向上方に向かい流通し、排出配管42bから外部に排出される。
なお、供給配管41bおよび排出配管42bは、ラジエータ22内部の副流路22bに接続された第8流路30hに接続されている。
そして、PDU14のケース40aの底部溝部43aの開口部とダウンバータ15のケース50aの底面50Aとにより画成された冷却流路14aは、例えば図4に示すように、適宜の水平面内において略長方形状となり、この長方形の4つの隅部のうち隣り合わない1対の隅部の一方に流入口51aが設けられ、他方に排出口52aが設けられている。
そして、流入口51aは、冷却流路14aの長手方向に沿って伸びる流入路51を介して一方の側部溝部41aに接続され、排出口52aは、冷却流路14aの長手方向に沿って伸びる排出路52を介して他方の側部溝部42aに接続されている。
また、複数の放熱板43b,…,43bは冷却流路14aの長手方向に沿って所定間隔をおいた位置に配置され、冷却流路14aの短手方向に沿って伸びる各放熱板43bは、この短手方向に沿った長さが流入口51aと排出口52aとの間の距離と同等あるいは該距離よりも若干短く形成され、この短手方向において流入口51aおよび排出口52aと干渉しない位置に配置されている。
この冷却流路14aにおいて、流入口51aの開口部に臨んで長手方向に沿って伸びる領域(例えば、図6に示す低流量通水域A1)と、この領域の長手方向に沿った先端部(例えば、長手方向に沿って流入口51aに対向する隅部51b等)の周辺から排出口52aに向かう領域(例えば、図6に示す低流量通水域A2)とは、冷却水が通流し易い領域(低流量通水域、つまり流速の低下が相対的に小さくなる領域)となり、特に、流量が相対的に低流量(例えば、0.4L/min等)である冷却水は、主に、これらの領域(低流量通水域A1,A2)を経由する流通路(例えば、図6に示す流通路A3)に沿って、流入口51aから排出口52aへと流通することになる。
そして、この低流量通水域以外の領域、特に、短手方向に沿って流入口51aに対向する隅部52bの周辺の領域(例えば、図6に示す高流量通水域B)は、冷却水が通流し難い領域(高流量通水域、つまり流速の低下が相対的に大きくなる領域)となり、冷却流路14a内に流入する冷却水の流量が相対的に増大した場合にのみ、低流量通水域に加えて、この領域(高流量通水域B)を経由して流入口51aから排出口52aへと冷却水が流通することになる。
そして、この冷却流路14aに対し、例えば図7または図8に示すように、PDU14の冷却対象(例えば、複数のトランジスタからなるスイッチング素子14b)は、冷却流路14aの高流量通水域(例えば、図7または図8に示す高流量通水域B)に対向配置され、ダウンバータ15の冷却対象(例えば、FET素子15b)は、冷却流路14aの低流量通水域(例えば、図7に示す低流量通水域A1または図8に示す低流量通水域A2)近傍に対向配置されている。
これらの図7および図8においては、流量が相対的に低流量(例えば、0.4L/min等)かつ流入口51aでの温度が所定温度(例えば、65℃等)の冷却水が冷却流路14aに導入されており、高流量通水域Bに比べて低流量通水域A1,A2での温度が相対的に低くなっていることがわかる。
これにより、内燃機関11に対する出力要求や内燃機関11の運転状態等に関わらずに駆動制御されるダウンバータ15に対しては、内燃機関11の回転数が相対的に低い状態、つまり内燃機関11により駆動されるウォータポンプ(W/P)21の出力が相対的に小さく、冷却流路14a内の冷却水の流量が相対的に低流量となった場合であっても、優先的に冷却を行うことができる。
一方、内燃機関11に対する出力要求や内燃機関11の運転状態等に応じて制御されるモータ12を駆動あるいは回生作動させるPDU14に対しては、内燃機関11の回転数が相対的に高いことでモータ12を駆動あるいは回生作動させる頻度が相対的に高く、冷却流路14a内の冷却水の流量が相対的に高流量である場合にのみ、適切な冷却を行うことができる。つまり、内燃機関11の回転数が相対的に低いことでモータ12を駆動あるいは回生作動させる頻度が相対的に低く、内燃機関11により駆動されるウォータポンプ(W/P)21の出力が相対的に小さく、冷却流路14a内の冷却水の流量が相対的に低流量である場合に、PDU14に対して不必要に過剰な冷却を行うことを防止することができる。
これに対して、例えば図9または図10に示す比較例では、冷却流路14a内に導入された冷却水が、冷却流路14aの短手方向の両端部を複数回に亘って交互に折り返すようにして蛇行しつつ流入口51aから排出口52aへと向かう各流通路(例えば、図9に示す流通路C1、図8に示す流通路C2)を流通するように構成されている。
これらの図7および図8においては、流量が相対的に低流量(例えば、0.4L/min等)かつ流入口51aでの温度が所定温度(例えば、65℃等)の冷却水が冷却流路14aに導入された場合の温度分布を示しているが、これらの比較例では、冷却水の流量に関わらずに、常に、上流側の領域に比べて下流側の領域の温度が相対的に高くなるだけである。
このため、単に、上流側の領域に対向するようにしてPDU14の冷却対象(例えば、複数のトランジスタからなるスイッチング素子14b)を配置し、下流側の領域に対向するようにしてダウンバータ15の冷却対象(例えば、FET素子15b)を配置しただけでは、ダウンバータ15に対して優先的に冷却を行うことはできず、PDU14に対して不必要に過剰な冷却を行うことになるという問題が生じる。
本実施の形態によるハイブリッド車両の冷却装置10によれば、PDU14を収容するケース40aとダウンバータ15を収容するケース50aとによって画成された冷却水の流通経路において、冷却対象近傍の冷却流路14aは供給配管41bおよび排出配管42bよりも鉛直方向下方に配置されていることから、たとえ相対的に高温の冷却水が供給配管41bおよび排出配管42bに到達した場合であっても、この高温の冷却水が冷却対象近傍の冷却流路14aへと向かい鉛直方向下方に対流することを抑制することができる。
これにより、例えばPDU14およびダウンバータ15の冷却対象の耐熱性を向上させるために要する費用の増大を防止したり、例えば相対的に高温の冷却水がPDU14およびダウンバータ15の冷却対象近傍に向かい対流することを防ぐための切替弁等を設けるために要する費用が増大してしまうことを防止することができる。
また、単一のラジエータ22の内部に主流路22aと、この主流路22aに連通する副流路22bとを設け、いわば2段階で冷却水の温度を低下可能とすることにより、装置構成や冷却水の流通流路が複雑化することを抑制しつつ、管理温度の異なる複数の系、例えば内燃機関11と、内燃機関11に比べて相対的に低温状態に設定される高圧系(例えば、PDU14およびダウンバータ15およびモータ12等)とに対して、共通の冷却水によって適切な温度管理を行うことができる。
しかも、管理温度の異なる複数の系から排出される冷却水を単一のウォータポンプ21の上流側で合流させることにより、装置構成を簡略化しつつ、各系の温度状態が所望の状態から逸脱してしまうことを容易に抑制することができる。
また、第1サーモスタット23および第2サーモスタット24を具備し、例えば内燃機関11の暖機運転時等において、冷却水がラジエータ22および高圧系を迂回して流通するように設定されていることから、系の温度を所望の温度まで上昇させる際の昇温特性を向上させることができる。
さらに、冷却流路14aを、冷却水の流量に応じて流通路が変化するように構成し、流量が相対的に低流量の冷却水の流通路に対して、冷却水の流量つまり内燃機関12の出力の増減に関わらずに発熱するダウンバータ15の冷却対象を対向配置し、流量が相対的に低流量の冷却水は流通が抑制されると共に、流量が相対的に高流量の冷却水の流通が促進される流通路に対して、冷却水の流量つまり内燃機関12の出力が相対的に高い状態で発熱するPDU14の冷却対象を対向配置したことにより、ダウンバータ15およびPDU14の各発熱特性に応じて適切な冷却を行うことができ、冷却効率を向上させることができる。
なお、上述した実施形態において、冷却流路14aは、4つの隅部のうち隣り合わない1対の隅部の一方に流入口51aが設けられ、他方に排出口52aが設けられるとしたが、これに限定されず、例えば図11〜図14に示す上述した実施形態の変形例のように、隣り合う1対の隅部の一方に流入口51aが設けられ、他方に排出口52aが設けられてもよい。
この変形例による冷却流路14aにおいて、冷却水が通流し易い領域(つまり流速の低下が相対的に小さくなる領域)は、例えば図11および図12に示すように、流入口51aの開口部に臨んで長手方向に沿って伸びる領域(例えば、図11および図12に示す通水域A11)と、排出口52aの開口部に臨んで長手方向に沿って伸びる領域(例えば、図11および図12に示す通水域A12)との各先端部の周辺同士を接続する領域(例えば、図11および図12に示す通水域A13)を備えて構成される。
これにより、冷却流路14a内に導入される冷却水は、主に、これらの領域(通水域A11,A12,A13)を経由する流通路(例えば、図11および図12に示す流通路A14)に沿って、流入口51aから排出口52aへと流通することになる。
そして、冷却水が通流し難い領域(つまり流速の低下が相対的に大きくなる通水域B11)は、例えば図11および図12に示すように、流入口51aの開口部に臨んで長手方向に沿って伸びる領域(通水域A11)と、排出口52aの開口部に臨んで長手方向に沿って伸びる領域(通水域A12)との各先端部の周辺同士を接続する領域(通水域A13)よりも、冷却流路14aの長手方向に沿って離間する方向にずれた位置に形成される。
ここで、冷却水の流量が相対的に低流量(例えば、0.4L/min等)である場合の冷却水の主要な流通路(流通路A14)は、例えば図11に示すように、流入口51aおよび排出口52aの各開口部近傍の位置となる。
これに対して、冷却水の流量が相対的に高流量(例えば、8L/min等)である場合の冷却水の主要な流通路(流通路A14)は、例えば図12に示すように、流入口51aおよび排出口52aの各開口部近傍の位置から冷却流路14aの長手方向に沿って離間する方向にずれた位置となる。そして、流入口51aおよび排出口52aの各開口部近傍の位置には、冷却水が通流し難い領域(つまり流速の低下が相対的に大きくなる通水域B12)が形成される。
この変形例による冷却流路14aに対し、例えば図13または図14に示すように、PDU14の冷却対象(例えば、複数のトランジスタからなるスイッチング素子14b)は、流入口51aおよび排出口52aの各開口部近傍の位置から冷却流路14aの長手方向に沿って離間する方向にずれた領域に対向配置され、ダウンバータ15の冷却対象(例えば、FET素子15b)は、流入口51aおよび排出口52aの各開口部近傍の領域に対向配置されている。
そして、図13においては、流量が相対的に低流量(例えば、0.4L/min等)かつ流入口51aでの温度が所定温度(例えば、65℃等)の冷却水が冷却流路14aに導入されており、PDU14の冷却対象(例えば、複数のトランジスタからなるスイッチング素子14b)の配置位置に対応する冷却水が通流し難い領域(つまり流速の低下が相対的に大きくなる通水域B11)に比べて、ダウンバータ15の冷却対象(例えば、FET素子15b)の配置位置に対応する冷却水が通流し易い領域(つまり流速の低下が相対的に小さくなる通水域A13)での温度が相対的に低くなっていることがわかる。
一方、図14においては、流量が相対的に高流量(例えば、8L/min等)かつ流入口51aでの温度が所定温度(例えば、65℃等)の冷却水が冷却流路14aに導入されており、冷却水が通流し易い領域(つまり流速の低下が相対的に小さくなる通水域A11,A12,A13)と、冷却水が通流し難い領域(つまり流速の低下が相対的に大きくなる通水域B11,B12)とにおいて、温度差の増大が抑制され、温度の上昇が抑制されていることがわかる。
これにより、内燃機関11に対する出力要求や内燃機関11の運転状態等に関わらずに駆動制御されるダウンバータ15に対しては、内燃機関11の回転数が相対的に低い状態、つまり内燃機関11により駆動されるウォータポンプ(W/P)21の出力が相対的に小さく、冷却流路14a内の冷却水の流量が相対的に低流量となった場合であっても、優先的に冷却を行うことができる。
一方、内燃機関11に対する出力要求や内燃機関11の運転状態等に応じて制御されるモータ12を駆動あるいは回生作動させるPDU14に対しては、内燃機関11の回転数が相対的に高いことでモータ12を駆動あるいは回生作動させる頻度が相対的に高く、冷却流路14a内の冷却水の流量が相対的に高流量である場合にのみ、適切な冷却を行うことができる。つまり、内燃機関11の回転数が相対的に低いことでモータ12を駆動あるいは回生作動させる頻度が相対的に低く、内燃機関11により駆動されるウォータポンプ(W/P)21の出力が相対的に小さく、冷却流路14a内の冷却水の流量が相対的に低流量である場合に、PDU14に対して不必要に過剰な冷却を行うことを防止することができる。
なお、上述した実施形態においては、ラジエータ22を冷却する単一の冷却ファン29を備えるとしたが、これに限定されず、複数、例えばラジエータ内部の主流路22aを冷却する第1冷却ファンと、ラジエータ内部の副流路22bを冷却する第2冷却ファンとを備え、ダウンバータ15またはPDU14の温度に応じて、各冷却ファンの作動状態を変更してもよい。
なお、上述した実施の形態において、PDU14およびダウンバータ15を冷却した後の冷却水はモータ12の冷却流路12aへ供給されるとしたが、これに限定されず、例えば冷却水をモータ12の冷却流路12aを迂回して第2サーモスタット24へ流通させ、モータ12を空冷するように構成してもよい。
本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の冷却装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るハイブリッド車両の冷却装置の構成図である。 PDUを収容するケースの斜視図である。 PDUを収容するケースの斜視図である。 鉛直方向に沿って対向配置されたPDUおよびダウンバータの断面図である。 図4に示す冷却流路内に導入された相対的に低流量の冷却水の速度分布の一例を示す図である。 図4に示す冷却流路に対応したPDUおよびダウンバータの各冷却対象の配置状態と、図4に示す冷却流路内に導入された相対的に低流量の冷却水の温度分布の一例を示す図である。 図4に示す冷却流路に対応したPDUおよびダウンバータの各冷却対象の配置状態と、図4に示す冷却流路内に導入された相対的に低流量の冷却水の温度分布の一例を示す図である。 比較例での冷却流路に対応したPDUおよびダウンバータの各冷却対象の配置状態と、比較例での冷却流路内に導入された相対的に低流量の冷却水の温度分布の一例を示す図である。 比較例での冷却流路に対応したPDUおよびダウンバータの各冷却対象の配置状態と、比較例での冷却流路内に導入された相対的に低流量の冷却水の温度分布の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る冷却流路内に導入された相対的に低流量の冷却水の速度分布の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る冷却流路内に導入された相対的に高流量の冷却水の速度分布の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る冷却流路に対応したPDUおよびダウンバータの各冷却対象の配置状態と、本発明の実施形態の変形例に係る冷却流路内に導入された相対的に低流量の冷却水の温度分布の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る冷却流路に対応したPDUおよびダウンバータの各冷却対象の配置状態と、本発明の実施形態の変形例に係る冷却流路内に導入された相対的に高流量の冷却水の温度分布の一例を示す図である。
符号の説明
10 ハイブリッド車両の冷却装置
14 PDU(モータ制御手段)
14a 冷却流路(通水路)
15 ダウンバータ(変圧手段)
22 ラジエータ
23 第1サーモスタット
24 第2サーモスタット
40a ケース
51a 流入口
52b 排出口

Claims (3)

  1. 車両の動力源としての内燃機関およびモータを備え、前記内燃機関の出力軸と前記モータの出力軸とを接続し、少なくとも前記内燃機関または前記モータの何れか一方の駆動力を駆動輪に伝達して走行可能であり、前記モータの作動状態を制御するモータ制御手段と、前記モータ制御手段を介して前記モータと電気エネルギーの授受を行う蓄電装置と、前記蓄電装置の端子電圧または前記モータの出力電圧を降圧して出力する変圧手段とを備えるハイブリッド車両に搭載され、
    前記内燃機関と、前記モータ制御手段および前記変圧手段とを、共通の冷却水により冷却し、前記冷却水を前記内燃機関の回転に連動して駆動される循環ポンプにより冷却回路内で循環させるハイブリッド車両の冷却装置であって、
    前記冷却回路において、
    少なくとも前記冷却水の流量が相対的に低流量である場合に、通水量が相対的に高くなる低流量通水域と、
    前記冷却水の流量が相対的に低流量である場合に通水量が相対的に低く、かつ、前記冷却水の流量が相対的に高流量である場合に通水量が相対的に高くなる高流量通水域とに対し、
    前記変圧手段を前記低流量通水域に配置し、前記モータ制御手段を前記高流量通水域に配置したことを特徴とするハイブリッド車両の冷却装置。
  2. 前記冷却回路は、
    前記冷却水が流通方向を反転せずに内部を流通可能であり、流入口での前記冷却水の流入方向と、排出口での前記冷却水の排出方向とが、略同方向となる通水路を備え、
    該通水路において、前記流入口から前記流入方向に沿って伸びる第1領域または該第1領域の先端部から前記排出口へと向かい伸びる第2領域に前記変圧手段を配置し、
    前記第1および第2領域以外の領域に前記モータ制御手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。
  3. 前記冷却回路は、
    前記冷却水が流通方向を1回だけ反転させて内部を流通可能であり、流入口での前記冷却水の流入方向と、排出口での前記冷却水の排出方向とが、略反対方向となる通水路を備え、
    該通水路において、前記流入口および前記排出口に近接した領域に前記変圧手段を配置し、
    前記流入口および前記排出口から離間した領域に前記モータ制御手段を配置したことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。

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