JP3710804B2 - ハイブリッド車両の冷却装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関及びモータ駆動によるハイブリッド車両の冷却装置に関する。
従来、例えば、エンジンを冷却する冷却水を流通させる冷却回路に具備されるラジエータに対し、このラジエータ内を流通した冷却水の一部が分流されて再度ラジエータ内を流通するようにして、ラジエータ内の主流路に加えて付加的な流路を設け、この付加的な流路を流通した冷却水、つまり主流路を流通する冷却水に比べてラジエータ内での流通経路が長くなることで相対的に低温となった冷却水によって、例えばATF(Automatic Transmission Fluid)等の作動油の温度を制御する装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
米国特許第US6196168号明細書
ところで、従来、内燃機関と共に車両の駆動源とされるモータを備えたハイブリッド車両では、内燃機関の冷却に加えて、モータやモータに電力を供給するインバータ等からなる高圧系の電気機器の冷却が必要となる。
しかしながら、内燃機関と高圧系の電気機器とでは互いに管理温度が異なる場合があり、例えば上述したような従来技術に係るラジエータによって複数の異なる温度の冷却水を排出させる場合であっても、これらの複数の冷却水毎に独立した冷却回路系を設けると、装置構成が複雑化すると共に車両への搭載性が損なわれるという問題が生じる。
また、内燃機関の運転停止に伴って冷却回路内での冷却水の循環が停止すると、運転停止直後等において相対的に高温状態の内燃機関近傍の冷却水の温度が上昇し、冷却回路内に冷却水の温度差に起因した対流(つまり、熱の伝達)が生じる場合がある。そして、この対流によって、相対的に高温の冷却水が高圧系の電気機器近傍に到達すると、これらの電気機器の温度が所定の管理温度を超えて上昇してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、装置構成が複雑化することを防止しつつ管理温度が異なる複数の機器の温度状態を適切に制御することが可能なハイブリッド車両の冷却装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のハイブリッド車両の冷却装置は、動力源としての内燃機関およびモータを備え、少なくとも前記モータの駆動力により走行可能なハイブリッド車両に搭載され、前記内燃機関と、前記モータの作動状態を制御するモータ制御手段(例えば、後述する実施の形態でのPDU14)とを、共通の冷却水により冷却するハイブリッド車両の冷却装置であって、前記モータ制御手段を収容するケース(例えば、後述する実施の形態でのケース40a)に前記冷却水の流通路を備え、該流通路のうち前記モータ制御手段の冷却対象近傍の流通路(例えば、後述する実施の形態での冷却流路14a)は、前記流通路に前記冷却水を供給する供給口(例えば、後述する実施の形態での供給配管41b)および前記流通路から前記冷却水を排出する排出口(例えば、後述する実施の形態での排出配管42b)に対して相対的に鉛直方向下方の位置に配置されることを特徴とする。
上記構成のハイブリッド車両の冷却装置によれば、モータ制御手段を収容するケースに形成された冷却水の流通路において、モータ制御手段の冷却対象近傍の流通路は供給口および排出口よりも鉛直方向下方に配置されていることから、たとえ相対的に高温の冷却水が供給口および排出口に到達した場合であっても、この高温の冷却水が冷却対象近傍の流通路へと向かい鉛直方向下方に対流することを抑制することができる。
これにより、例えばモータ制御手段の冷却対象の耐熱性を向上させるために要する費用の増大を防止したり、例えば相対的に高温の冷却水がモータ制御手段の冷却対象近傍に向かい対流することを防ぐための切替弁等を設けるために要する費用が増大してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のハイブリッド車両の冷却装置は、少なくとも前記モータと電気エネルギーの授受を行う蓄電装置の端子間電圧または前記モータの出力電圧を降圧して出力する変圧手段(例えば、後述する実施の形態でのダウンバータ15)を、前記モータ制御手段に対して相対的に鉛直方向下方の位置に備え、前記流通路は前記モータ制御手段と前記変圧手段との間に配置された流通路を備えることを特徴とする。
上記構成のハイブリッド車両の冷却装置によれば、例えば、鉛直方向上方に配置されたモータ制御手段と下方に配置された変圧手段とによって両側から挟み込むようにして配置された流通路を備えることで、モータ制御手段および変圧手段を冷却することができ、さらに、内燃機関の運転停止時にモータ制御手段に加えて変圧手段の冷却対象近傍に相対的に高温の冷却水が対流することを抑制することができる。
請求項1に記載の本発明のハイブリッド車両の冷却装置によれば、相対的に高温の冷却水が供給口および排出口に到達した場合であっても、この高温の冷却水が冷却対象近傍の流通路へと向かい鉛直方向下方に対流することを抑制することができる。
これにより、例えばモータ制御手段の冷却対象の耐熱性を向上させるために要する費用の増大を防止したり、例えば相対的に高温の冷却水がモータ制御手段の冷却対象近傍に向かい対流することを防ぐための切替弁等を設けるために要する費用が増大してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のハイブリッド車両の冷却装置によれば、モータ制御手段に加えて変圧手段の冷却対象近傍に相対的に高温の冷却水が対流することを抑制することができる。
以下、本発明のハイブリッド車両の冷却装置の一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の冷却装置10は、例えば図1に示すように、内燃機関11とモータ12と変速機(T/M)13とを直列に直結した構造のハイブリッド車両1に搭載されており、このハイブリッド車両1では、例えば内燃機関11および走行用のモータ12の両方の駆動力は、CVTやマニュアルトランスミッション等の変速機(T/M)13を介して駆動輪Wに伝達される。
そして、モータ12はハイブリッド車両1の運転状態に応じて内燃機関11の駆動力を補助する補助駆動力を発生するようになっている。また、ハイブリッド車両1の減速時に車輪W側からモータ12側に駆動力が伝達されると、モータ12は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。
モータ12の回生作動及び駆動は、モータ制御装置(図示略)からの制御指令を受けてPDU(パワードライブユニット)14により行われる。PDU14は、例えば複数のトランジスタからなるスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータを備えて構成され、モータ12と電気エネルギーの授受を行う高圧系のバッテリ等を具備する蓄電装置(図示略)が接続されている。
また、この高圧系の蓄電装置には、ハイブリッド車両1の各種補機類を駆動するための12ボルトの補助バッテリ(図示略)が、DC−DCコンバータからなるダウンバータ(D/V)15を介して接続されており、ダウンバータ15は蓄電装置の電圧を降圧して補助バッテリを充電するようになっている。
なお、このハイブリッド車両1において、PDU14およびダウンバータ15は、例えば変速機13の近傍に配置されている。
本実施の形態によるハイブリッド車両の冷却装置10は、例えば図2に示すように、内燃機関11またはモータ12により駆動されるウォータポンプ(W/P)21と、ラジエータ22と、第1サーモスタット23と、第2サーモスタット24と、内燃機関11内部のウォータジャケット25と、ヒータコア26と、第1および第2温度センサ27,28とを備えて構成されている。
このハイブリッド車両の冷却装置10では、例えば、ウォータポンプ21の下流側にウォータジャケット25が配置され、このウォータジャケット25を流通して相対的に高温となった冷却水は2つの第1および第2流路30a,30bに流通するようになっている。
第1流路30aには適宜のバルブ26aを介してヒータコア26が接続され、このヒータコア26は相対的に高温の冷却水を熱源として空気を加熱しており、このヒータコア26で熱交換された冷却水は第3流路30cによってウォータポンプ21へ還流する。
また、第1流路30aにはバルブ26aおよびヒータコア26を迂回して第3流路30cに接続されると共に、スロットルボディ31および換気装置をなすブリーザ32に冷却水を供給する第4流路30dが設けられている。
そして、第2流路30bは、ラジエータ22に冷却水を流通させるための第5流路30eと、例えばこの第5流路30eよりも内径が小さく形成され、第3流路30cに接続される第6流路30fとに分岐するようになっている。
なお、第2流路30bには、ウォータジャケット25から排出される冷却水の温度を検出する第1温度センサ27が備えられている。
ラジエータ22は、例えば第5流路30eに接続された入口側タンク22Aと、第1サーモスタット23を介して第3流路30cに接続された第7流路30gに接続される出口側タンク22Bと、入口側タンク22Aと出口側タンク22Bとを接続するラジエータ内部の主流路22aと、出口側タンク22Bに接続されたラジエータ22内部の副流路22bとを備えて構成されている。そして、副流路22bには、後述するように、例えば対向配置されたPDU14およびダウンバータ15の冷却流路14aとモータ12の冷却流路12aとへ冷却水を供給する第8流路30hが接続され、この第8流路30hは第2サーモスタット24を介して第3流路30cに接続されている。
すなわち、ラジエータ22の内部は仕切り板等によって主流路22aと副流路22bとに仕切られており、出口側タンク22Bにおいて主流路22aと副流路22bとが連通するように構成されている。
そして、第5流路30eからラジエータ22の入口側タンク22Aに導入された冷却水は、先ず、ラジエータ22内部の主流路22aを流通し、適宜の第1温度(例えば、約80℃程度等)まで冷却される。
次に、主流路22aを流通して出口側タンク22Bに導入された冷却水のうち少なくとも一部は、ラジエータ22内部の副流路22bを流通し、ラジエータ22内部での流通経路が相対的に長くなることで第1温度よりも低い適宜の第2温度(例えば、約60℃程度等)まで冷却可能とされている。
なお、第8流路30hにおける、モータ12の下流側の位置には、モータ12の冷却流路12aから排出される冷却水の温度を検出する第2温度センサ28が備えられ、この第2温度センサ28から出力される検出結果が所定温度を超える場合には、ラジエータ22を冷却する冷却ファン29が作動するように設定されている。
第1および第2サーモスタット23,24は、冷却水の温度が各所定温度を超える高温状態であるときに閉状態から開状態へと変化するように設定されており、主に内燃機関11の温度調節を行う第1サーモスタット23が開状態となる所定の第1設定温度(例えば、約82℃程度)に比べて、主に高圧系の温度調節を行う第2サーモスタット24が開状態となる所定の第2設定温度(例えば、約65℃程度)の方がより低い温度に設定されている。
PDU14は、例えば図3から図5に示すように、略直方体箱型のケース40a内にインバータ等の電子機器が収容された状態でケース40aの開口部が蓋部材40bによって閉塞されて構成されている。そして、ケース40aは、開口部が鉛直方向上方(例えば、図3から図5における鉛直方向V)に向かい開口するようにして配置され、ケース40a内に収容される電子機器のうち、相対的に発熱量が大きい素子、例えばインバータを構成するIGBT(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)等の複数のトランジスタからなるスイッチング素子14b等はケース40aの底部に配置されている。
また、ダウンバータ15は、例えば図5に示すように、略直方体箱型のケース50a内にDC−DCコンバータ等の電子機器が収容された状態でケース50aの開口部が蓋部材50bによって閉塞されて構成されている。そして、ケース50aは、開口部が鉛直方向下方(つまり、図3から図5における−V方向)に向かい開口するようにして配置され、ケース50a内に収容される電子機器のうち、相対的に発熱量が大きい素子、例えばDC−DCコンバータを構成するFET素子15b等はケース50aの底部に配置されている。
そして、PDU14のケース40aの底面40Aとダウンバータ15のケース50aの底面50Aとが面接触した状態で各ケース40a,50aが一体に接続されている。
PDU14のケース40aの側部のうち対向する一対の側部41,42には、底面40A上で開口し、鉛直方向上方(つまり、図3から図5における鉛直方向V)に向かい所定の深さを有する各側部溝部41a,42aが形成されている。さらに、ケース40aの開口部近傍の位置において、一方の側部41には、この側部41の内部に形成された側部溝部41aに連通して外部から側部溝部41a内に冷却水を供給可能な供給配管41bが設けられ、他方の側部42には、この側部42の内部に形成された側部溝部42aに連通して側部溝部42a内から外部へと冷却水を排出可能な排出配管42bが設けられている。
さらに、ケース40aの底部43には、底面40A上で開口し、鉛直方向上方(つまり、図3から図5における鉛直方向V)に向かい所定の深さを有すると共に、各側部溝部41a,42aに連通する底部溝部43aが形成されている。そして、この底部溝部43aには、一方の側部溝部41aから他方の側部溝部42aへ向かう方向に沿って所定間隔をおいた位置に複数の放熱板43b,…,43bが、底部溝部43aの底面上から鉛直方向下方(つまり、図3から図5における−V方向)に向かい突出するようにして配置されている。なお、各放熱板43bの突出方向に沿った高さは、底部溝部43aの深さ以下に設定され、各放熱板43bがケース40aの底面40Aから鉛直方向下方に突出しないように設定されている。
これにより、PDU14のケース40aの底面40Aとダウンバータ15のケース50aの底面50Aとが互いに突き合わされて面接触することにより、各側部溝部41a,42aおよび底部溝部43aの各開口部が、ダウンバータ15のケース50aの底面50Aにより閉塞されるようにして、冷却水の流通路である冷却流路14aが画成されている。
つまり、PDU14およびダウンバータ15に供給された冷却水は、鉛直方向下方の位置に屈曲部を有する略U字状の流通経路に沿って流通するようになっており、先ず、供給配管41bから一方の側部溝部41a内に供給された冷却水は一方の側部溝部41a内を鉛直方向下方に向かい流通する。そして、ダウンバータ15のケース50aの底面50Aに到達した冷却水は、一方の側部溝部41aから他方の側部溝部42aへ向かい水平方向に沿って底部溝部43a内(つまり冷却流路14a内)を流通する。このとき、冷却水は隣り合う放熱板43b,43b間を流通して、各放熱板43bからの放熱を促進するようになっている。これにより、各ケース40a,50aの底部に配置された相対的に発熱量が大きい素子が過熱状態となることが防止されている。そして、他方の側部溝部42aに到達した冷却水は、この他方の側部溝部42a内を鉛直方向上方に向かい流通し、排出配管42bから外部に排出される。
なお、供給配管41bおよび排出配管42bは、ラジエータ22内部の副流路22bに接続された第8流路30hに接続されている。
本実施の形態によるハイブリッド車両の冷却装置10は上記構成を備えており、次に、ハイブリッド車両の冷却装置10の動作について説明する。
このハイブリッド車両の冷却装置10では、例えば内燃機関11の始動時等のように冷却水の温度が相対的に低い場合には、第1サーモスタット23および第2サーモスタット24が閉状態となり、例えば図2に示す流通経路Fa(例えば、図2の破線矢印Fa)のように、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、ラジエータ22を迂回するようにしてウォータポンプ21へ還流するようになっている。
すなわち、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、順次、第1流路30a、ヒータコア26または第4流路30d、第3流路30cを流通して、または、第2流路30b、第6流路30f、第3流路30cを流通して、ウォータポンプ21へ還流する。
そして、冷却水の温度が所定の第2設定温度(例えば、約65℃程度)よりも高くなると第2サーモスタット24が開状態となり、例えば図2に示す流通経路Fb(例えば、図2の実線矢印Fb)のように、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、さらに、ラジエータ22へ流通するようになり、ラジエータ22の主流路22aおよび副流路22bを流通する過程でいわば2段階的に冷却された後にPDU14およびダウンバータ15およびモータ12へ供給される。
すなわち、ウォータジャケット25から排出される冷却水は、順次、第1流路30a、第5流路30e、ラジエータ22の主流路22a、副流路22b、第8流路30h、第2サーモスタット24、第3流路30cを流通して、ウォータポンプ21へ還流する。
そして、冷却水の温度が所定の第1設定温度(例えば、約82℃程度)よりも高くなると第1サーモスタット23が開状態となり、ラジエータ22の主流路22aを流通した冷却水は、さらに、第7流路30gから第1サーモスタット23を介して第3流路30cを流通し、ウォータポンプ21へ還流するようになる。
また、アイドル停止時等の内燃機関11の運転停止に伴って各流路内での冷却水の循環が停止すると、運転停止直後等において相対的に高温状態の内燃機関11のウォータジャケット25内の冷却水の温度が上昇し、冷却水の流通路内に冷却水の温度差に起因した対流(つまり、熱の伝達)が生じる。そして、この対流によって相対的に高温の冷却水が内燃機関11側からPDU14およびダウンバータ15近傍に到達した場合であっても、高温の冷却水が鉛直方向下方に向かい対流すること(つまり、熱が鉛直方向下方に向かい伝達すること)は抑制されることから、鉛直方向下方の位置に屈曲部を有する略U字状の流通経路が設けられたPDU14およびダウンバータ15に対して、内燃機関11の熱が伝達してしまうことを抑制することができ、PDU14およびダウンバータ15が所定の管理温度を超えて温度上昇してしまうことを防止することができる。
本実施の形態によるハイブリッド車両の冷却装置10によれば、PDU14を収容するケース40aとダウンバータ15を収容するケース50aとによって画成された冷却水の流通経路において、冷却対象近傍の冷却流路14aは供給配管41bおよび排出配管42bよりも鉛直方向下方に配置されていることから、たとえ相対的に高温の冷却水が供給配管41bおよび排出配管42bに到達した場合であっても、この高温の冷却水が冷却対象近傍の冷却流路14aへと向かい鉛直方向下方に対流することを抑制することができる。
これにより、例えばPDU14およびダウンバータ15の冷却対象の耐熱性を向上させるために要する費用の増大を防止したり、例えば相対的に高温の冷却水がPDU14およびダウンバータ15の冷却対象近傍に向かい対流することを防ぐための切替弁等を設けるために要する費用が増大してしまうことを防止することができる。
また、単一のラジエータ22の内部に主流路22aと、この主流路22aに連通する副流路22bとを設け、いわば2段階で冷却水の温度を低下可能とすることにより、装置構成や冷却水の流通流路が複雑化することを抑制しつつ、管理温度の異なる複数の系、例えば内燃機関11と、内燃機関11に比べて相対的に低温状態に設定される高圧系(例えば、PDU14およびダウンバータ15およびモータ12等)とに対して、共通の冷却水によって適切な温度管理を行うことができる。
しかも、管理温度の異なる複数の系から排出される冷却水を単一のウォータポンプ21の上流側で合流させることにより、装置構成を簡略化しつつ、各系の温度状態が所望の状態から逸脱してしまうことを容易に抑制することができる。
また、第1サーモスタット23および第2サーモスタット24を具備し、例えば内燃機関11の暖機運転時等において、冷却水がラジエータ22および高圧系を迂回して流通するように設定されていることから、系の温度を所望の温度まで上昇させる際の昇温特性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態において、PDU14およびダウンバータ15を冷却した後の冷却水はモータ12の冷却流路12aへ供給されるとしたが、これに限定されず、例えば冷却水をモータ12の冷却流路12aを迂回して第2サーモスタット24へ流通させ、モータ12を空冷するように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の冷却装置の模式図である。 本発明の一実施形態によるハイブリッド車両の冷却装置の構成図である。 PDUを収容するケースの斜視図である。 PDUを収容するケースの斜視図である。 鉛直方向に沿って対向配置されたPDUおよびダウンバータの断面図である。
符号の説明
10 ハイブリッド車両の冷却装置
14 PDU(モータ制御手段)
14a 冷却流路(流通路)
15 ダウンバータ(変圧手段)
22 ラジエータ
23 第1サーモスタット
24 第2サーモスタット
40a ケース
41b 供給配管(供給口)
42b 排出配管(排出口)

Claims (2)

  1. 動力源としての内燃機関およびモータを備え、少なくとも前記モータの駆動力により走行可能なハイブリッド車両に搭載され、前記内燃機関と、前記モータの作動状態を制御するモータ制御手段とを、共通の冷却水により冷却するハイブリッド車両の冷却装置であって、
    前記モータ制御手段を収容するケースに前記冷却水の流通路を備え、
    該流通路のうち前記モータ制御手段の冷却対象近傍の流通路は、前記流通路に前記冷却水を供給する供給口および前記流通路から前記冷却水を排出する排出口に対して相対的に鉛直方向下方の位置に配置されることを特徴とするハイブリッド車両の冷却装置。
  2. 少なくとも前記モータと電気エネルギーの授受を行う蓄電装置の端子間電圧または前記モータの出力電圧を降圧して出力する変圧手段を、前記モータ制御手段に対して相対的に鉛直方向下方の位置に備え、
    前記流通路は前記モータ制御手段と前記変圧手段との間に配置された流通路を備えることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の冷却装置。

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