JP2005344096A - 感光性高分子を含む接着剤組成物及びこれを用いた接着シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 光照射時過度の流れ性が改善されるのみならず、寸法安定性、耐熱性、接着力などの物性にも優れた接着剤組成物と接着シートを提供する。
【解決手段】 硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分、及び該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤の前駆体として、光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種基材の間を接着させるのに用いられる接着剤組成物及びこれを用いた接着シートに関する。
接着剤は、半導体チップと基板、リードフレームとチップ、チップとチップなど対向する各種の基材の間を接着させるのに用いられる。特に、電気、電子分野で急速に小型化及び薄型化が行われるにつれ、微細な回路間の接続または微小部品と微細回路間の接続に適用できるように、より精度よく制御可能な接着剤に関する開発が続いている。
接着剤の接着成分としては、可塑性接着成分と硬化性接着成分とが共に用いられている。可塑性接着成分は、汎用溶剤に可溶化して使用することができるため、作業性に優れるという特徴を持っている反面、耐熱性が弱く、溶融温度が高いという問題点がある。従って、最近では、耐熱性と機械的性質に優れた硬化性接着成分がよく使われている。
硬化性接着成分は、熱や光により硬化されて基材の間を接着させるが、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂などがある。この中でも、主にエポキシ樹脂が用いられているが、エポキシ樹脂は高い接着強度が得られ、反応収縮率が非常に小さく、揮発物質が発生しないのみならず、機械的性質、電気絶縁性、耐水性及び耐熱性に優れたため、電気、電子、建築、自動車、航空機などに各種用途で幅広く用いられる。
このようなエポキシ樹脂を含む硬化性接着成分は、安価で入手し易いため広く使用されるが、一般に粘度の低い液相で作製されるため、流れ性が大きくて精密な作業が困難であるという短所がある。
このような短所を補うために、硬化性接着成分に増粘剤を添加した接着剤組成物が用いられている。例えば、光反応によって網状構造を形成することができる単量体を増粘剤の前駆体として接着成分に添加した後、光照射して接着剤の粘度を調節する方法がある。しかし、単量体は接着成分内に添加されたのち光照射によって架橋されるため、分子鎖の短い単量体の特性上、接着成分内では光架橋反応が円滑に起こらないため、網状構造の形成に限界がある。また、増粘剤として線状の高分子化合物を添加する方法があるが、線状の高分子は接着成分の流れ性調節に限界があり、添加された線状の高分子化合物により接着剤の耐熱性など物性が低下する問題点がある。
従って、本発明が達成しようとする技術的課題は、前記のような問題点を解決するために、光照射時過度の流れ性が改善されるのみならず、寸法安定性、耐熱性、接着力などの物性にも優れた接着剤が得られる接着剤組成物を提供することにある。
また、本発明が達成しようとする他の技術的課題は、過度の流れ性が改善されるのみならず、寸法安定性、耐熱性、接着力などの物性にも優れた接着シートを提供することにある。
前記技術的課題を達成するために、本発明の接着剤組成物は、硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤の前駆体とを含む接着剤組成物であって、前記増粘剤の前駆体としては、光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子 が用いられる。
また、前記他の技術的課題を解決するための本発明による接着シートは、離型紙及び該離型紙の表面に積層された接着フィルムからなる接着シートであって、前記接着フィルムは、硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤とを含んで形成されるが、前記増粘剤は光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子の光架橋反応により形成された架橋高分子樹脂を含む。
本発明のさらに他の側面によると、本発明の接着シートは、保持フィルムと、該保持フィルムの上面に積層された第1接着フィルムと、該保持フィルムの下面に積層された第2接着フィルムとからなる接着シートであって、前記第1及び第2接着フィルムは、各々硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤とを含んで形成されるが、前記増粘剤は光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子の光架橋反応により形成された架橋高分子樹脂を含む。
以上で見たように、本発明の接着剤組成物に含まれている光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリエーテル系高分子は、光架橋反応で網状構造の架橋ポリエーテルを形成することができる。このような架橋ポリエーテルは、硬化性接着成分の過度の流れ性を低めるため、これを含む接着剤は流れ性が改善されるのみならず、優れた寸法安定性、耐熱性、接着力を示した。従って、本発明の接着剤組成物を用いて製造された接着シートは、電子部品を始めとして各種基材の間を接着させるのに有用に使用することができる。
以下、本発明を詳しく説明する。
先ず、本明細書で使用される化学構造式のうち、ベンゼン環など環構造の置換基がその環を貫通することと表示された場合、その置換基は他の置換基で置換されなかった環の炭素位置の如何なる位置にも置換され得るということを意味する。即ち、既に定められた位置に置換された置換基との関係において、オルト(ortho)、メタ(meta)、パラ(para)など如何なる位置にも置換され得ることを示すことである。
本発明による接着剤組成物は、硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化成分の粘度を増加させる増粘剤の前駆体とを含む。
硬化性接着成分としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂など、通常使用される硬化性樹脂が用いられる。また、本発明の目的を阻害しない範囲内で、可塑性樹脂をさらに添加することもできる。
前述したように、このような硬化性接着成分は、安価で入手し易いため広く用いられるが、粘度の低い液相で作製されるため、流れ性が大きく、精密な作業が困難であるという短所がある。このような問題点を解決するために、本発明の接着剤組成物は、適切な粘度を有する接着剤を生成することができるように、粘度を増加させる増粘剤の前駆体として、光照射によって架橋化反応が起こり得る光活性側鎖を有する感光性高分子を含む。
感光性高分子の光活性側鎖は、紫外線のような特定波長の光を吸収して、高分子鎖の間に光二量化、光交差結合のような架橋化反応を起こさなければならないが、このような光活性側鎖の例としては、シンナメート、カルコン、クマリン、マレイミドなどのアルケン誘導体またはアルキン誘導体などが挙げられる。
本発明では、感光性高分子の主鎖にトリアジン環が導入されていることがさらに望ましい。トリアジン環は、六角形の芳香族化合物であって、三つの窒素原子を含んでいるため、電子を引き寄せる能力に優れる。従って、このようなトリアジン環が主鎖に導入されると、高分子樹脂の耐熱性、誘電率などの物性が向上される。
一方、トリアジン環の側鎖に光活性官能基が含まれている場合には、光活性側鎖で起こる光架橋化反応が促進される。従って、本発明においては、前述した光活性側鎖がトリアジン環に導入されており、このようなトリアジン環が高分子の主鎖を形成している感光性高分子を用いることがより望ましい。
また、本発明において、感光性高分子は、耐熱性に優れたポリ(チオ)エーテル系、ポリアミック酸系、ポリシアヌレート系、ポリ(エーテル-チオエーテル)系、ポリ(アミド-イミド)系の高分子などであることが望ましい。
このような感光性高分子は、通常の高分子合成法により得ることができる。例えば、本発明に用いられる感光性高分子は、先ず光活性官能基及びアミンやアルコール、ハライドなど反応性作用基を有する単量体を合成した後、このような単量体の間にアミド、イミド、エステル、エーテル、チオエーテルなどの結合を形成させ高分子化することによって得られる。また、他の例として、高分子の主鎖を先ず合成し、このような高分子の主鎖に光活性側鎖を導入することによって、本発明に用いられる感光性高分子が得られる。
本発明に用いられる感光性高分子を例を挙げて説明すると、次のようである。
本発明に用いられる感光性ポリ(チオ)エーテル系高分子の構造式は、下記化学式1で表される。
Figure 2005344096
該化学式1において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)からなる群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式3において、mとnは各々0〜10である。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つである。
Figure 2005344096
該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式7において、nは0〜10である。
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つである。
一方、前記化学式1において、エーテル結合は、ハライドとアルコールの反応から得られるものであって、その反応の一般的な形態は次の反応式1のようである。
Figure 2005344096
一方、前記化学式1において、チオエーテル結合は、ハライドとチオアルコールの反応から得られるものであって、その反応の一般的な形態は次の反応式2のようである。
Figure 2005344096
前記化学式1において、R2とR3は各々相互独立して、下記化学式9で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式9において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
前記化学式1において、R4とR5は各々相互独立して、下記化学式10で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
Figure 2005344096
該化学式10において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
本発明において、使用できる感光性ポリアミック酸系高分子の構造式は、下記化学式11で表される。
Figure 2005344096
該化学式11において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、前述した化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、化学式2についての説明は前述した化学式3ないし8のようである。
一方、前記化学式11において、アミック酸構造は、ジアミンと酸二無水物の反応から得られ、その一般的な形態は下記反応式3のようである。
Figure 2005344096
このような感光性ポリアミック酸系高分子の主鎖を形成している重合単位の一部は、ポリアミック酸系高分子の製造工程や追加工程によってイミド化されて環構造を形成できることはよく知られている。従って、このようなイミド環構造が、本発明による接着剤組成物に用いられる感光性ポリアミック酸系高分子の主鎖に一部含まれることがある。
前記化学式11において、R6とR7は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
Figure 2005344096
該化学式12において、mとnは各々0〜10である。
前記化学式11において、R8とR9は各々相互独立して、下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因する。
Figure 2005344096
本発明において、使用できる感光性ポリシアヌレート系高分子の構造式は、下記化学式14にで表される。
Figure 2005344096
該化学式14において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、前述した化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、化学式2についての説明は前述した化学式3ないし8のようである。
前記化学式14において、R10とR11は各々相互独立して、下記化学式15から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式15において、mとnは各々0〜10であり、1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CH3、OCH3、及びCF3からなる群から選択された何れか一つであり、XはH、F、Cl、CN、CH3、OCH3、及びCF3からなる群から選択された何れか一つであり、YはCH2、C(CH3)2、C(CF3)2、O、S、SO2、CO、及びCO2からなる群から選択された何れか一つである。
本発明において、使用できる感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系高分子の構造式は、下記化学式16で表される。
Figure 2005344096
該化学式16において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、前述した化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、化学式2についての説明は前述した化学式3ないし8のようである。
一方、前記化学式16において、エーテル結合とチオエーテル結合は、一般に各々前述した反応式1と2に該当する反応により得られる。
前記化学式16において、R12とR13は各々相互独立して、下記化学式17で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式17において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
前記化学式16において、R14は下記化学式18で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式18において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
前記化学式16において、R15は下記化学式19で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式19において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
本発明において、使用できる感光性ポリ(アミド-イミド)系高分子の構造式は、下記化学式20で表される。
Figure 2005344096
該化学式20において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、前述した化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、化学式2についての説明は前述した化学式3ないし8のようである。
一方、前記化学式20において、イミド結合は、アミンと酸二無水物の反応から得られるものであって、その反応の一般的な形態は次の反応式4のようである。
Figure 2005344096
また、前記化学式20において、アミド結合は、アミンとカルボン酸の反応から得られるものであって、その反応の一般的な形態は次の反応式5のようである。
Figure 2005344096
前記化学式20において、R16とR17は各々相互独立して、前述した化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、R18は前述した化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因する。また、R19は下記化学式21で表される群から選択された何れか一つであり、
Figure 2005344096
該化学式21において、mとnは各々0〜10である。
このような感光性高分子は、光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有しているため、光架橋反応を通じて増粘剤として機能できる網状構造の架橋高分子樹脂を形成することができる。光活性側鎖であるR1は、前記化学式2で表したように、シンナメート、クマリン、カルコン、マレイミドなどのアルケンまたはアルキン誘導体などからなっている。このような側鎖は、紫外線などの光によって、これらの間で環化添加反応(cycloaddition)が起こり架橋化される。このような側鎖の間で起こり得る光架橋反応の例を下記反応式6に表した。
Figure 2005344096
Figure 2005344096
このように形成された架橋高分子樹脂は、接着剤組成物の粘度を向上させる増粘剤として作用して、接着剤組成物の過度の流れ性を改善させる。また、架橋高分子樹脂自体の優れた寸法安定性、耐熱性及び機械的性質などによって、これを含む接着剤の物性も向上する。
本発明の接着剤組成物において、感光性高分子の含量は、接着剤の物性を考慮して、硬化性接着成分の総量を基準として0.1ないし20重量%であることが望ましく、その数平均分子量は1000ないし1000000ほどであることが望ましい。
本発明による接着剤組成物には、硬化剤をさらに添加することができる。通常用いられる硬化剤としては熱硬化剤と光硬化剤があるが、主にアミン類、イミダゾール類、三級アミン類、速硬化性のメルカプタン類、酸無水物などが用いられる。
また、本発明の接着剤組成物には、必要に応じて硬化助剤、充填剤、軟化剤、促進剤、着色剤、難燃化剤、光安定剤、カップリング剤、重合禁止剤などがさらに添加できる。このような添加剤らは、接着剤の使用目的、用途、処理条件などによって選択的に添加される。
このように作製された接着剤組成物を用いて、接着シート10が作製できる。図面を参照して、望ましい製造方法を例を挙げて説明する。
まず、感光性高分子を適切な有機溶媒に溶解させた後、エポキシ樹脂などの硬化性接着成分とよく混合する。必要に応じて硬化剤などを添加し、脱泡させたのちフィルタリングして接着剤組成物を製造する。製造された接着剤組成物をポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリオレフィンフィルムなどの離型紙1の上に塗布する。次いで、徐々に加温、減圧または空気を流して溶媒を除去し、紫外線を照射して塗布された接着剤組成物に含有された感光性高分子の光架橋反応を誘導して、離型紙1の上に接着フィルム3の形成された接着シート10を製造する(図1参照)。このように製造された接着シート10を用いて相互対向する基材の間を接着させる場合、前記離型紙1は接着フィルム3から分離される。
他の形態の接着シートを製造する方法として、前述したような工程で製造された接着剤組成物を用いて、保持フィルム5の上面と下面に前述した方法と同様に各々接着フィルム3を形成させることによって、第1接着フィルム-保持フィルム-第2接着フィルムからなる3層構造の接着シート10が製造できる(図2参照)。このように製造された3層構造の接着シート10は、相互対向する基材の間に適用されて両側の基材を堅固に接着させることができる。このとき、保持フィルムとしては特に制限されることはないが、耐熱性、絶縁性及び接着フィルムとの密着性に優れたポリイミドフィルムなどが望ましい。
このように製造された接着シートは、必要に応じて接着フィルムの上にポリエチレンフィルムのような保護フィルムをさらに付着させることもできる。
本発明による接着シートを構成している接着フィルムには、硬化性接着成分と感光性高分子が前記反応式6のような光架橋反応を通じて形成された網状構造の架橋高分子樹脂が含まれている。従って、形成された接着フィルムは、含有された架橋高分子樹脂によって適切な粘着性と硬直性を有するため、基材の間を精度よく接着させることができる。また、含有された架橋高分子樹脂によって、接着フィルムの寸法安定性、耐熱性、接着力などの物性も向上される。
本発明の接着シートにおいて、接着フィルムの硬化性接着成分と硬化剤など他の添加剤は、前述した接着剤組成物に同様であり、架橋高分子樹脂は硬化性接着成分の総量を基準として0.1〜20重量%であることが望ましい。また、接着フィルムの厚さは、使用目的に応じて調節できるが、5ないし200μmであることが望ましい。
本発明の接着剤組成物を用いて製造された接着シートは、チップと基板、リードフレームとチップ、チップとチップなど電子部品を始めとして、各種基材の間を接着させるのに有用に使用することができる。特に、硬化性接着成分内に銀、ニッケル、銅のような導電性粒子を分散させると、異方導電性接着剤として非常に有用に使用することができる。
以下、本発明の理解を助けるために実施例を挙げて詳しく説明することにする。しかし、本発明による実施例は様々な種類の形態に変形でき、本発明の範囲が下記実施例に限定されることとして解釈されてはいけない。本発明の実施例は、当業界で平均的な知識を持つ者に、本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
製造例1:感光性ポリエーテル系高分子の製造
製造例1-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリエーテル系高分子の製造
(1)トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン25.7gを窒素が充填された三ッ口フラスコに250mlの無水テトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコにシアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しながら、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30gを得た。
(2)トリアジン環にヒドロキシ官能基の導入
製造例1-1(1)の方法により得た物質32.6gを、また丸底フラスコに入れて300mlのテトラヒドロフランに溶かし、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して溶媒を除去し、残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去させ、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶して2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン20gを得た。
(3)シンナメート側鎖を有するトリアジン環の合成
製造例1-1(2)の方法により得たトリアジン24.2gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し、温度を-5℃に下げた後シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下させながら激しく12時間攪拌及び反応させた。反応を終了させた後反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去させ、残された固体をメチレンクロライドに溶かした後、シリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後減圧蒸留して溶媒を除去させた。最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後、減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン31gを得た。
(4)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例1-1(3)の方法により得たトリアジン37.2gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後、有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して、有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50.5gを得た。
(5)シンナメート感光性官能基を有するポリエーテル感光性高分子の重合
製造例1-1(4)の方法により得たトリアジン単量体55.3gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン11gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させた後メタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にトリアジン環を用いてシンナメート光活性側鎖を有するトリアジンが主鎖に導入された感光性ポリエーテル系高分子35.9gを製造した。

製造例1-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリエーテル系高分子(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させて24時間反応させた。反応終了後反応溶液をクロロフォルムに混合し、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン23gを得た。
(2)トリアジン環にカルコン感光性官能基の導入
製造例1-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応をさせた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン20gを得た。
(3)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例1-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去し、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50gを得た。
(4)カルコン感光性官能基を有するポリエーテル感光性高分子の重合
製造例1-2(3)の方法により得たトリアジン単量体56.7gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン11gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にトリアジン環を用いてカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリエーテル系高分子37.2gを製造した。
製造例1-3:クマリン感光性官能基を有する感光性ポリエーテル系高分子
(1) クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン22gを得た。
(2) 二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例1-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体45gを得た。
(3) クマリン感光性官能基を有するポリエーテル系感光性高分子の重合
製造例1-3(2)の方法により得たトリアジン単量体49.1gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン11gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリエーテル系高分子32.3gを製造した。
製造例2:感光性ポリアミック酸系高分子の製造
製造例2-1:シンナメート感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の製造
(1)シンナメート官能基の導入
シアヌリッククロライド18.4gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、 無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解した。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライドを無水テトラヒドロフラン20mlに稀釈してシアヌリッククロライド溶液に徐々に滴下しながら、激しく12時間攪拌して反応させた。反応を終了させた後、反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、メチレンクロライドに溶かしたのちシリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後、また減圧蒸留して溶媒を除去した。最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、2-シンナモイル-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン25gを得た。
(2)二つのアミン官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例2-1(1)の方法により得た2-シンナモイル-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン29.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かした後、 上記用意した2-シンナモイル-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終結させた後、有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体40gを得た。
(3)シンナメート感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の重合
製造例2-1(2)の方法により得たトリアジン単量体44.144gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、N-メチルピロリドン250mlに溶かした。1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物21.8gをN-メチルピロリドン50mlに溶解させた後、上記用意したトリアジン単量体が溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させて、感光性ポリアミック酸系高分子溶液を製造した。

製造例2-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の製造
(1) カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させた後24時間反応させた。反応終了後、反応溶液をクロロフォルムに混ぜた後、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン20gを得た。
(2)トリアジン環にカルコン感光性官能基の導入
製造例2-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。前述した方法で反応させて得られた溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン34gを得た。
(3)二つのアミン官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例2-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かした後、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体45gを得た。
(4) カルコン感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の重合
製造例2-2(3)の方法により得たトリアジン単量体53.15gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、N-メチルピロリドン260mlに溶かした。1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物21.8gをN-メチルピロリドン50mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体が溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させて、感光性ポリアミック酸系高分子溶液を製造した。
製造例2-3:クマリン感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の製造
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶した。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン29gを得た。
(2)二つのアミン官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例2-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体40gを得た。
(3)クマリン感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の重合
製造例2-3(2)の方法により得たトリアジン単量体45.54gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、N-メチルピロリドン250mlに溶かした。 1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物21.8gをN-メチルピロリドン50mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体が溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させて、感光性ポリアミック酸系高分子溶液を製造した。
製造例3:感光性ポリシアヌレート系高分子の製造
製造例3-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリシアヌレート系高分子の製造
(1)トリアジン環を含む単量体の合成
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン10gを窒素が充填された三ッ口フラスコに50mlのテトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウムと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコに、2、4、6-トリクルロロ-1、3、5-s-トリアジン7.17gをテトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しながら、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後、水溶液相を分離除去し常温で減圧して、エチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶してトリアジン単量体8.2gを得た。
(2) ポリシアヌレートの重合
ビスフェノールA3.77gと、水酸化ナトリウム1.23gと、セチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド0.59gとを蒸留水100mlに溶解させた。この溶液を製造例3-1(1)で合成された単量体5.13gを50mlのクロロフォルムに溶解させた1口プラスコに移した後12時間攪拌させた。反応が終了された溶液をメタノールに徐々に滴下して沈澱物を形成させ、減圧濾過して沈澱物を分離した。この沈澱物をテトラヒドロフランに溶解させた後n-へキサンに再沈澱をさせ、これを減圧濾過した。得られた固体相の物質を40℃で真空乾懆して、ポリシアヌレート4.4gを得た。
(3)ポリシアヌレートの改質
製造例3-1(2)で重合されたポリシアヌレート3.5gを40mlのテトラヒドロフランとエタノール15mlに溶解させた溶液に、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.18gを添加して常温で24時間反応させた。反応が終了された溶液をメタノールに徐々に滴下して沈澱物を形成させ、これを減圧濾過して沈澱物を分離した。この沈澱物を40℃で真空乾懆して、ヒドロキシ官能基があるポリシアヌレート2.1gを得た。
(4)シンナメート感光性基の導入
ヒドロキシ官能基を含むポリシアヌレート3gをテトラヒドロフラン25mlとトリエチルアミン5.57mlに溶解させた。この溶液に、テトラヒドロフラン5mlにシンナモイルクロライド7.16gを溶解させた溶液を0℃で滴下させた後2時間反応させた。反応終了後、この溶液をメタノールに徐々に滴下して高分子物質を沈澱させ、この過程を2回繰り返した。得られた沈澱物を減圧濾過した後40℃で真空乾懆して、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリシアヌレート系高分子3.2gを得た。
製造例3-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリシアヌレート系高分子
(1) カルコン感光性基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをメチルスルホキシド100mlに溶解させた後24時間反応させた。反応終了後、反応溶液をクロロフォルムに混ぜた後蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶をした後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン5.4gを得た。
(2)カルコン感光性官能基の導入
4-ヒドロキシカルコン5gと製造例3-1の(3)で合成されたヒドロキシ官能基があるポリシアヌレート6.14gをテトラヒドロフラン60mlに溶解させた後、ジエチルアゾジカルボキシルレート0.38gとトリフェニルホスフィン0.58gを添加した後24時間常温で反応させた。反応終了後メタノールに2回沈澱させた後に、これを減圧濾過した。得られた化合物を40℃で真空乾懆して、カルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリシアヌレート系高分子5.7gを得た。
製造例3−3:クマリン感光性官能基を有する感光性ポリシアヌレート系高分子
(1) クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン3.57gと製造例3-1(3)で合成されたヒドロキシがあるポリシアヌレート6.14gをテトラヒドロフラン60mlに溶解させた後、ジエチルアゾジカルボキシルレート0.38gとトリフェニルホスフィン0.58gを添加して24時間常温で反応させた。反応終了後この反応溶液をメタノールに2回沈澱させて、高分子沈澱物を得た。この高分子沈澱物を減圧濾過後40℃で真空乾懆して、クマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリシアヌレート系高分子5.3gを得た。
製造例4:感光性ポリチオエーテル系高分子の製造
製造例4-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリチオエーテル系高分子の製造
(1) トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン25.7gを窒素が充填された三ッ口フラスコに、250mlの水分が除去されたテトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコに、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しならが、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後、水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30.1gを得た。
(2)トリアジン環にヒドロキシ官能基の導入
製造例4-1(1)の方法により得た物質32.6gをまた丸底フラスコに入れ、300mlのテトラヒドロフランに溶かした後、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して、溶媒を除去し残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去させ、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶して2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン20.5gを得た。
(3)シンナメート側鎖を有するトリアジン環の合成
製造例4-1(2)の方法により得たトリアジン24.2gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下しながら激しく12時間攪拌させて反応させた。反応を終了させた後反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去させ、残された固体をメチレンクロライドに溶かした後、シリカゲルで充填されたフィルターを通過させたのち減圧蒸留して溶媒を除去させた。最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン30.2gを得た。
(4)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例4-1(3)の方法により得たトリアジン37.2gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50.3gを得た。
(5)シンナメート感光性官能基を有するポリチオエーテル感光性高分子の重合
製造例4-1(4)の方法により得たトリアジン単量体55.3gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。1、4-フェニルジチオール14.2gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させてメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリチオエーテル系高分子35.9gを合成した。
製造例4-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリチオエーテル系高分子
(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させて24時間反応させた。反応終了後反応溶液をクロロフォルムに混合し、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン20.7gを得た。
(2)トリアジン環にカルコン感光性官能基の導入
製造例4-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン31.6gを得た。
(3)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例4-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去し、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50.2gを得た。
(4)カルコン感光性官能基を有するポリチオエーテル感光性高分子の重合
製造例4-2(3)の方法により得たトリアジン単量体56.7gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。1、4-フェニルジチオール14.2gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が導入された感光性ポリチオエーテル系高分子35.2gを合成した。
製造例4-3:クマリン感光性官能基を有する感光性ポリチオエーテル系高分子
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを丸底フラスコに入れ、水分が除去されたテトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン29.7gを得た。
(2)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例4-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体40.2gを得た。
(3)クマリン感光性官能基を有するポリチオエーテル系感光性高分子の重合
製造例4-3(2)の方法により得たトリアジン単量体49.1gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かす。1、4-フェニルジチオール14.2gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させた後メタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリチオエーテル系高分子37gを合成した。
製造例5:感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子の製造
製造例5-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系
共重合高分子の製造
(1)トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン25.7gを窒素が充填された三ッ口フラスコに250mlの無水テトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を、窒素が充填された三ッ口フラスコにシアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しながら、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30.4gを得た。
(2)トリアジン環にヒドロキシ官能基の導入
製造例5-1(1)の方法により得た物質32.6gをまた丸底フラスコに入れて300mlのテトラヒドロフランに溶かした後、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して溶媒を除去し、残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去させ、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶して2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン21.7gを得た。
(3)シンナメート側鎖を有するトリアジン環の合成
製造例5-1(2)の方法により得たトリアジン24.2gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下しながら激しく12時間攪拌及び反応させた。反応を終了させた後反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去させ、残された固体をメチレンクロライドに溶かした後、シリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後、減圧蒸留して溶媒を除去させた。 最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン30.8gを得た。
(4)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例5-1(3)の方法により得たトリアジン37.2gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体49.7gを得た。
(5)シンナメート感光性官能基を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子の重合
製造例5-1(4)の方法により得たトリアジン単量体55.3gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン5.5g、1、4-フェニルジチオール7.1g、水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子31.7gを合成した。

製造例5-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子
(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させて24時間反応させた。反応終了後、反応溶液をクロロフォルムに混合し蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン20.1gを得た。
(2)トリアジン環にカルコン感光性官能基の導入
製造例5-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに、水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン32.8gを得た。
(3)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例5-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去し、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体47.9gを得た。
(4)カルコン感光性官能基を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)共重合高分子の重合
製造例5-2(3)の方法により得たトリアジン単量体56.7gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン5.5g、1、4-フェニルジチオール7.1gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させてメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が導入された感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子39.7gを合成した。
製造例5-3:クマリン感光性官能基を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを丸底フラスコに入れ、水分が除去されたテトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン29.7gを得た。
(2)二つのハライド官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例5-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後、有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体41.4gを得た。
(3)クマリン感光性官能基を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子の重合
製造例5-3(2)の方法により得たトリアジン単量体49.1gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン5.5g、1、4-フェニルジチオール7.1gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子35.7gを合成した。
製造例6:感光性ポリ(アミド-イミド)系共重合高分子の製造
製造例6-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリ(アミド-イミド)系共重合高分子の製造
(1)トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルメトキシ)ブロモベンゼン27.1gを窒素が充填された三ッ口フラスコで無水テトラヒドロフラン250mlで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコで、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に、-20℃で徐々に滴下しながら12時間反応させた。 反応を終了させた後反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去させた後、またエチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルメトキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30gを得た。
(2)トリアジン環にヒドロキシ官能基の導入
製造例6-1(1)の方法により得た物質34.0gをまた丸底フラスコに入れて300mlのテトラヒドロフランに溶かした後、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後に、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して溶媒を除去して、残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去した後、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶液で再結晶して、2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン20.6gを得た。
(3)シンナメート側鎖を有するトリアジン環の合成
製造例6-1(2)の方法により得たトリアジン25.6gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下しながら、12時間反応させた。反応を終了させた後、反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、これをまたメチレンクロライドに溶かしてシリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後、また減圧蒸留して溶媒を除去した。最後にメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン35.1gを得た。
(4)二つのアミン官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例6-1(3)の方法により得たトリアジン38.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液状を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶液で再結晶した。析出された結晶を減圧濾過の後真空乾懆して、トリアジン単量体49.2gを得た。
(5)シンナメート光活性側鎖を有する感光性高分子の重合
製造例6-1(4)の方法により得たトリアジン単量体53.156gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン400mlに溶かした。この溶液にトリエチルアミン20.238gを添加した。テレフタロイルクロライド10.15gを無水テトラヒドロフラン100mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体とトリエチルアミンが溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌させて6時間反応させた。この溶液に1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物10.9gをN-メチルピロリドン100mlに溶解させた溶液をまた滴下しながら、6時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が導入されたポリ(アミド-イミド)共重合高分子40.1gを合成した。
製造例6-2:カルコン光活性側鎖を有する感光性ポリ(アミド-イミド)系共重合高分子の製造
(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させた後24時間反応させた。反応終了後反応溶液をクロロフォルムに混合し、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶し40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン19.7gを得た。
(2)トリアジン環にカルコン感光性官能基の導入
製造例6-2(1)の方法により合成された4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。前述した方法で反応させて得られた溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン31.3gを得た。
(3)二つのアミン官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例6-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体48.7gを得た。
(4)カルコン感光性官能基を有する感光性ポリ(アミド-イミド)系共重合高分子の重合
製造例6-2(3)の方法により得たトリアジン単量体53.15gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、水分が除去されたテトラヒドロフラン400mlに溶かした。この溶液にトリエチルアミン20.24gを添加した。テレフタロイルクロライド10.15gを無水テトラヒドロフラン100mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体とトリエチルアミンが溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌させて6時間反応させた。この溶液に1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物10.9gをN-メチルピロリドン100mlに溶解させた溶液をまた滴下しながら、6時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環を主鎖に導入したポリ(アミド-イミド)共重合高分子42.2gを合成した。
製造例6-3:クマリン光活性側鎖を有する感光性ポリ(アミド-イミド)系共重合高分子の製造
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン28.2gを得た。
(2)二つのアミン官能基を有するトリアジン単量体の合成
製造例6-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体41.6gを得た。
(3)クマリン光活性側鎖を有する感光性高分子の重合
製造例6-3(2)の方法により得たトリアジン単量体45.54gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン400mlに溶かした。この溶液にトリエチルアミン20.24gを添加した。テレフタロイルクロライド10.15gを無水テトラヒドロフラン100mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体とトリエチルアミンが溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌させて6時間反応させた。この溶液に1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物10.9gをN-メチルピロリドン100mlに溶解させた溶液をまた滴下しながら、6時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返して真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入されたポリ(アミド-イミド)共重合高分子26.7gを合成した。
実施例1
下記の表1に記載された成分と含量にしたがって次のような接着剤組成物を製造した。
製造例1から得た感光性高分子を、MEK(メチルエチルケトン)を溶媒にして液相及び固相エポキシ系樹脂、ゴム、UV硬化剤及びUV硬化助剤と混ぜた。次いで、エポキシ硬化剤を添加し脱泡させた後フィルタリングして、接着剤組成物を製造した。
その後、製造された接着剤組成物を50μm厚さのポリエステルフィルムの上に塗布し、常温から徐々に温度を上げて120℃に至るようにし、また常圧から徐々に減圧して30torrに至るようにして、溶媒を除去しコーテイング膜を形成した。次いで、形成されたコーテイング膜に紫外線を照射し、その上に25μmのポリエチレン保護フィルムを積層して、接着フィルムの厚さが25μmである接着シートを製造した。
実施例2ないし6
製造例1から得た感光性高分子の代わりに、製造例2(実施例2)ないし製造例6(実施例6)から得た感光性高分子を用いたことを除いては、実施例1と同様の方法で接着シートを製造した。
比較例
感光性高分子を添加しなかったことを除いては、実施例と同様の方法で接着シートを製造した。
Figure 2005344096
前記表1において、phrはparts per resinの略字であって、接着剤組成物のうち樹脂の総量に対する重量比を示す。
実施例1ないし6と比較例で製造した接着シートを175℃で1時間硬化させた後、接着フィルムに対する物性を測定し、その結果を表2ないし7に示した。
Figure 2005344096
Figure 2005344096
Figure 2005344096
Figure 2005344096
Figure 2005344096
Figure 2005344096
前記表2ないし7に示したように、実施例1ないし6のように本発明による接着剤組成物を用いた接着フィルムは、高温でも流れ性が改善され、優れた寸法安定性、耐熱性、接着力などを示す。
本発明による接着シートを示した断面図である。 本発明による他の形態の接着シートを示した断面図である。
符号の説明
1 離型紙
3 接着フィルム
5 保持フィルム
10 接着シート

Claims (27)

  1. 硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤の前駆体とを含む接着剤組成物であって、
    前記増粘剤の前駆体は、光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子であることを特徴とする接着剤組成物。
  2. 前記光活性側鎖は、下記化学式2で表される群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは、下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、
    A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、
    1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、
    A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    該化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つである。
  3. 前記感光性高分子は、主鎖にトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  4. 前記感光性高分子は、主鎖に光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有するトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  5. 前記感光性高分子は、下記化学式1で表される感光性ポリ(チオ)エーテル系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
    Figure 2005344096
    該化学式1において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該記化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式1において、R2とR3は各々相互独立して、下記化学式9で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式9において、mとnは各々0〜10であり、
    Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式1において、R4とR5は各々相互独立して、下記化学式10で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    Figure 2005344096
    該化学式10において、mとnは各々0〜10であり、
    Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
  6. 前記感光性高分子は、下記化学式11で表される感光性ポリアミック酸系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
    Figure 2005344096
    該化学式11において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a) において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式11において、R6とR7は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
    Figure 2005344096
    該化学式12において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式11において、R8とR9は各々相互独立して、下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因する。
    Figure 2005344096
  7. 前記感光性高分子は、下記化学式14で表される感光性ポリシアヌレート系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
    Figure 2005344096
    該化学式14において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は、各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a) において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式14において、R10とR11は各々相互独立して、下記化学式15で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式15において、mとnは各々0〜10であり、1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CH3、OCH3、及びCF3からなる群から選択された何れか一つであり、XはH、F、Cl、CN、CH3、OCH3、及びCF3からなる群から選択された何れか一つであり、YはCH2、C(CH3)2、C(CF3)2、O、S、SO2、CO、及びCO2からなる群から選択された何れか一つである。
  8. 前記感光性高分子は、下記化学式16で表される感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
    Figure 2005344096
    該化学式16において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式16において、R12とR13は各々相互独立して、下記化学式17で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式17において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式16において、R14は下記化学式18で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式18において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式16において、R15は下記化学式19で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式19において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
  9. 前記感光性高分子は、下記化学式20で表される感光性ポリ(アミド-イミド)系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
    Figure 2005344096
    該化学式20において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096

    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式20において、R16とR17は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
    Figure 2005344096
    該化学式12において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式20において、R18は下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因し、
    Figure 2005344096
    前記化学式20において、R19は下記化学式21で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式21において、 mとnは各々0〜10である。
  10. 前記感光性高分子の含量は、硬化性接着成分の総量を基準として0.1ないし20重量%であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  11. 前記感光性高分子の数平均分子量(Mn)が、1000ないし1000000であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  12. 前記硬化性接着成分は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、及び尿素樹脂からなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  13. 離型紙及び該離型紙の表面に積層された接着フィルムからなる接着シートであって、
    前記接着フィルムは、硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤とを含んで形成されるが、前記増粘剤は光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子の光架橋反応により形成された架橋高分子樹脂を含むことを特徴とする接着シート。
  14. 前記離型紙は、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びポリオレフィンフィルムからなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項13に記載の接着シート。
  15. 保持フィルムと、該保持フィルムの上面に積層された第1接着フィルムと、該保持フィルムの下面に積層された第2接着フィルムとからなる接着シートであって、
    前記第1及び第2接着フィルムは、各々硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤とを含んで形成されるが、前記増粘剤は光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子の光架橋反応により形成された架橋高分子樹脂を含むことを特徴とする接着シート。
  16. 前記保持フィルムは、ポリイミドフィルムであることを特徴とする請求項15に記載の接着シート。
  17. 前記光活性側鎖は、下記化学式2で表される群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項13又は15に記載の接着シート。
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、Aは、H、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つである。
  18. 前記感光性高分子は、主鎖にトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項13又は15に記載の接着シート。
  19. 前記感光性高分子は、主鎖に光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有するトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項13又は15に記載の接着シート。
  20. 前記感光性高分子は、下記化学式1で表される感光性ポリ(チオ)エーテル系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
    Figure 2005344096
    該化学式1において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式1において、R2とR3は各々相互独立して、下記化学式9で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式9において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式1において、R4とR5は各々相互独立して、下記化学式10で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    Figure 2005344096
    該化学式10において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
  21. 前記感光性高分子は、下記化学式11で表される感光性ポリアミック酸系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
    Figure 2005344096
    該化学式11において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    該化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式11において、R6とR7は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
    Figure 2005344096
    該化学式12において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式11において、R8とR9は各々相互独立して、下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因する。
    Figure 2005344096
  22. 前記感光性高分子は、下記化学式14で表される感光性ポリシアヌレート系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
    Figure 2005344096
    該化学式14において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式14において、R10とR11は各々相互独立して、下記化学式15で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式15において、mとnは各々0〜10であり、1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CH3、OCH3、及びCF3からなる群から選択された何れか一つであり、XはH、F、Cl、CN、CH3、OCH3、及びCF3からなる群から選択された何れか一つであり、YはCH2、C(CH3)2、C(CF3)2、O、S、SO2、CO、及びCO2からなる群から選択された何れか一つである。
  23. 前記感光性高分子は、下記化学式16で表される感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
    Figure 2005344096
    該化学式16において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式16において、R12とR13は各々相互独立して、下記化学式17で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式17において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式16において、R14は下記化学式18で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式18において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式16において、R15は下記化学式19で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式19において、mとnは各々0〜10であり、Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。
  24. 前記感光性高分子は、下記化学式20で表される感光性ポリ(アミド-イミド)系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
    Figure 2005344096
    該化学式20において、m+n=1、0≦m≦1及び0≦n≦1であり、R1は各々相互独立して、下記化学式2の(1a)ないし(4a)で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式2の(1a)において、Xは下記化学式3で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式3において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式5において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式6において、mとnは各々0〜10であり、A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式7において、nは0〜10であり、
    前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式8において、AはH、F、CH3、CF3及びCNからなる群から選択された何れか一つであり、
    前記化学式20において、R16とR17は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
    Figure 2005344096
    該化学式12において、mとnは各々0〜10であり、
    前記化学式20において、R18は下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因し、
    Figure 2005344096
    該化学式20において、R19は下記化学式21で表される群から選択された何れか一つであり、
    Figure 2005344096
    該化学式21において、mとnは各々0〜10である。
  25. 前記架橋高分子樹脂の含量は、硬化性接着成分の総量を基準として0.1ないし20重量%であることを特徴とする請求項13または15に記載の接着シート。
  26. 前記硬化性接着成分は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂及び尿素樹脂からなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項13または15に記載の接着シート。
  27. 前記接着フィルムの厚さは、5〜200μmであることを特徴とする請求項13または15に記載の接着シート。
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