JP2005344096A - 感光性高分子を含む接着剤組成物及びこれを用いた接着シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分、及び該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤の前駆体として、光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子を含む。
【選択図】 図1
Description
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
製造例1-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリエーテル系高分子の製造
(1)トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン25.7gを窒素が充填された三ッ口フラスコに250mlの無水テトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコにシアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しながら、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30gを得た。
製造例1-1(1)の方法により得た物質32.6gを、また丸底フラスコに入れて300mlのテトラヒドロフランに溶かし、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して溶媒を除去し、残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去させ、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶して2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン20gを得た。
製造例1-1(2)の方法により得たトリアジン24.2gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し、温度を-5℃に下げた後シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下させながら激しく12時間攪拌及び反応させた。反応を終了させた後反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去させ、残された固体をメチレンクロライドに溶かした後、シリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後減圧蒸留して溶媒を除去させた。最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後、減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン31gを得た。
製造例1-1(3)の方法により得たトリアジン37.2gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後、有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して、有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50.5gを得た。
製造例1-1(4)の方法により得たトリアジン単量体55.3gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン11gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させた後メタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にトリアジン環を用いてシンナメート光活性側鎖を有するトリアジンが主鎖に導入された感光性ポリエーテル系高分子35.9gを製造した。
製造例1-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリエーテル系高分子(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させて24時間反応させた。反応終了後反応溶液をクロロフォルムに混合し、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン23gを得た。
製造例1-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応をさせた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン20gを得た。
製造例1-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去し、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50gを得た。
製造例1-2(3)の方法により得たトリアジン単量体56.7gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン11gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にトリアジン環を用いてカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリエーテル系高分子37.2gを製造した。
(1) クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン22gを得た。
製造例1-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体45gを得た。
製造例1-3(2)の方法により得たトリアジン単量体49.1gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン11gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリエーテル系高分子32.3gを製造した。
製造例2-1:シンナメート感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の製造
(1)シンナメート官能基の導入
シアヌリッククロライド18.4gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、 無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解した。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライドを無水テトラヒドロフラン20mlに稀釈してシアヌリッククロライド溶液に徐々に滴下しながら、激しく12時間攪拌して反応させた。反応を終了させた後、反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、メチレンクロライドに溶かしたのちシリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後、また減圧蒸留して溶媒を除去した。最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、2-シンナモイル-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン25gを得た。
製造例2-1(1)の方法により得た2-シンナモイル-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン29.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かした後、 上記用意した2-シンナモイル-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終結させた後、有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体40gを得た。
製造例2-1(2)の方法により得たトリアジン単量体44.144gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、N-メチルピロリドン250mlに溶かした。1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物21.8gをN-メチルピロリドン50mlに溶解させた後、上記用意したトリアジン単量体が溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させて、感光性ポリアミック酸系高分子溶液を製造した。
製造例2-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリアミック酸系高分子の製造
(1) カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させた後24時間反応させた。反応終了後、反応溶液をクロロフォルムに混ぜた後、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン20gを得た。
製造例2-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。前述した方法で反応させて得られた溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン34gを得た。
製造例2-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かした後、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体45gを得た。
製造例2-2(3)の方法により得たトリアジン単量体53.15gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、N-メチルピロリドン260mlに溶かした。1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物21.8gをN-メチルピロリドン50mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体が溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させて、感光性ポリアミック酸系高分子溶液を製造した。
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶した。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン29gを得た。
製造例2-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体40gを得た。
製造例2-3(2)の方法により得たトリアジン単量体45.54gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、N-メチルピロリドン250mlに溶かした。 1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物21.8gをN-メチルピロリドン50mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体が溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させて、感光性ポリアミック酸系高分子溶液を製造した。
製造例3-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリシアヌレート系高分子の製造
(1)トリアジン環を含む単量体の合成
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン10gを窒素が充填された三ッ口フラスコに50mlのテトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウムと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコに、2、4、6-トリクルロロ-1、3、5-s-トリアジン7.17gをテトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しながら、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後、水溶液相を分離除去し常温で減圧して、エチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶してトリアジン単量体8.2gを得た。
ビスフェノールA3.77gと、水酸化ナトリウム1.23gと、セチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド0.59gとを蒸留水100mlに溶解させた。この溶液を製造例3-1(1)で合成された単量体5.13gを50mlのクロロフォルムに溶解させた1口プラスコに移した後12時間攪拌させた。反応が終了された溶液をメタノールに徐々に滴下して沈澱物を形成させ、減圧濾過して沈澱物を分離した。この沈澱物をテトラヒドロフランに溶解させた後n-へキサンに再沈澱をさせ、これを減圧濾過した。得られた固体相の物質を40℃で真空乾懆して、ポリシアヌレート4.4gを得た。
製造例3-1(2)で重合されたポリシアヌレート3.5gを40mlのテトラヒドロフランとエタノール15mlに溶解させた溶液に、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.18gを添加して常温で24時間反応させた。反応が終了された溶液をメタノールに徐々に滴下して沈澱物を形成させ、これを減圧濾過して沈澱物を分離した。この沈澱物を40℃で真空乾懆して、ヒドロキシ官能基があるポリシアヌレート2.1gを得た。
ヒドロキシ官能基を含むポリシアヌレート3gをテトラヒドロフラン25mlとトリエチルアミン5.57mlに溶解させた。この溶液に、テトラヒドロフラン5mlにシンナモイルクロライド7.16gを溶解させた溶液を0℃で滴下させた後2時間反応させた。反応終了後、この溶液をメタノールに徐々に滴下して高分子物質を沈澱させ、この過程を2回繰り返した。得られた沈澱物を減圧濾過した後40℃で真空乾懆して、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリシアヌレート系高分子3.2gを得た。
(1) カルコン感光性基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをメチルスルホキシド100mlに溶解させた後24時間反応させた。反応終了後、反応溶液をクロロフォルムに混ぜた後蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶をした後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン5.4gを得た。
4-ヒドロキシカルコン5gと製造例3-1の(3)で合成されたヒドロキシ官能基があるポリシアヌレート6.14gをテトラヒドロフラン60mlに溶解させた後、ジエチルアゾジカルボキシルレート0.38gとトリフェニルホスフィン0.58gを添加した後24時間常温で反応させた。反応終了後メタノールに2回沈澱させた後に、これを減圧濾過した。得られた化合物を40℃で真空乾懆して、カルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリシアヌレート系高分子5.7gを得た。
(1) クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン3.57gと製造例3-1(3)で合成されたヒドロキシがあるポリシアヌレート6.14gをテトラヒドロフラン60mlに溶解させた後、ジエチルアゾジカルボキシルレート0.38gとトリフェニルホスフィン0.58gを添加して24時間常温で反応させた。反応終了後この反応溶液をメタノールに2回沈澱させて、高分子沈澱物を得た。この高分子沈澱物を減圧濾過後40℃で真空乾懆して、クマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリシアヌレート系高分子5.3gを得た。
製造例4-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリチオエーテル系高分子の製造
(1) トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン25.7gを窒素が充填された三ッ口フラスコに、250mlの水分が除去されたテトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコに、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しならが、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後、水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30.1gを得た。
製造例4-1(1)の方法により得た物質32.6gをまた丸底フラスコに入れ、300mlのテトラヒドロフランに溶かした後、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して、溶媒を除去し残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去させ、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶して2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン20.5gを得た。
製造例4-1(2)の方法により得たトリアジン24.2gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下しながら激しく12時間攪拌させて反応させた。反応を終了させた後反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去させ、残された固体をメチレンクロライドに溶かした後、シリカゲルで充填されたフィルターを通過させたのち減圧蒸留して溶媒を除去させた。最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン30.2gを得た。
製造例4-1(3)の方法により得たトリアジン37.2gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50.3gを得た。
製造例4-1(4)の方法により得たトリアジン単量体55.3gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。1、4-フェニルジチオール14.2gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させてメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリチオエーテル系高分子35.9gを合成した。
(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させて24時間反応させた。反応終了後反応溶液をクロロフォルムに混合し、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン20.7gを得た。
製造例4-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン31.6gを得た。
製造例4-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去し、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体50.2gを得た。
製造例4-2(3)の方法により得たトリアジン単量体56.7gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。1、4-フェニルジチオール14.2gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が導入された感光性ポリチオエーテル系高分子35.2gを合成した。
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを丸底フラスコに入れ、水分が除去されたテトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン29.7gを得た。
製造例4-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体40.2gを得た。
製造例4-3(2)の方法により得たトリアジン単量体49.1gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かす。1、4-フェニルジチオール14.2gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させた後メタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリチオエーテル系高分子37gを合成した。
製造例5-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系
共重合高分子の製造
(1)トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)ブロモベンゼン25.7gを窒素が充填された三ッ口フラスコに250mlの無水テトラヒドロフランで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を、窒素が充填された三ッ口フラスコにシアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に徐々に滴下しながら、-20℃で12時間反応させた。反応を終了させた後に、反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去した後、エチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルオキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30.4gを得た。
製造例5-1(1)の方法により得た物質32.6gをまた丸底フラスコに入れて300mlのテトラヒドロフランに溶かした後、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して溶媒を除去し、残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去させ、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶して2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン21.7gを得た。
製造例5-1(2)の方法により得たトリアジン24.2gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下しながら激しく12時間攪拌及び反応させた。反応を終了させた後反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去させ、残された固体をメチレンクロライドに溶かした後、シリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後、減圧蒸留して溶媒を除去させた。 最後に、メチレンクロライドとn-へキサンの1:1混合溶媒で再結晶した後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン30.8gを得た。
製造例5-1(3)の方法により得たトリアジン37.2gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体49.7gを得た。
製造例5-1(4)の方法により得たトリアジン単量体55.3gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン5.5g、1、4-フェニルジチオール7.1g、水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子31.7gを合成した。
製造例5-2:カルコン感光性官能基を有する感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子
(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させて24時間反応させた。反応終了後、反応溶液をクロロフォルムに混合し蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶した後40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン20.1gを得た。
製造例5-2(1)の方法により得た4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに、水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン32.8gを得た。
製造例5-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去し、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体47.9gを得た。
製造例5-2(3)の方法により得たトリアジン単量体56.7gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン5.5g、1、4-フェニルジチオール7.1gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させてメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環が導入された感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子39.7gを合成した。
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを丸底フラスコに入れ、水分が除去されたテトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン29.7gを得た。
製造例5-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを400mlのクロロフォルムに溶かした。4-クロロフェノール25.6gと水酸化ナトリウム8gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後、有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体41.4gを得た。
製造例5-3(2)の方法により得たトリアジン単量体49.1gを丸底フラスコに入れ、ニトロベンゼン600mlに溶かした。ヒドロキノン5.5g、1、4-フェニルジチオール7.1gと水酸化ナトリウム8g、かつ臭化セチルトリメチルアンモニウム0.3gを水100mlに溶かして、上記トリアジン単量体が溶けてあるニトロベンゼン溶液に混ぜた後激しく攪拌して24時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入された感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系共重合高分子35.7gを合成した。
製造例6-1:シンナメート光活性側鎖を有する感光性ポリ(アミド-イミド)系共重合高分子の製造
(1)トリアジン環の改質
4-(2-テトラヒドロピラニルメトキシ)ブロモベンゼン27.1gを窒素が充填された三ッ口フラスコで無水テトラヒドロフラン250mlで溶解させた後、マグネシウム3gと24時間反応させた。この溶液を窒素が充填された三ッ口フラスコで、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶解させた溶液に、-20℃で徐々に滴下しながら12時間反応させた。 反応を終了させた後反応溶液を常温で減圧してテトラヒドロフランを除去させた後、またエチルアセテートに溶解させた。この溶液を塩基性水溶液と混合して激しく攪拌しながら不純物を抽出した後水溶液相を分離除去し、常温で減圧してエチルアセテートを除去した。溶媒が除去され残されている固体相の物質をn-へキサンで再結晶して2-(4-(2-テトラヒドロピラニルメトキシ)フェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン30gを得た。
製造例6-1(1)の方法により得た物質34.0gをまた丸底フラスコに入れて300mlのテトラヒドロフランに溶かした後、ピリジニウムパラトルエンスルホネート0.3gをさらに入れた後に、エタノール50mlを添加して24時間反応させた。反応終了後減圧蒸留して溶媒を除去して、残されている固体をまたメチレンクロライドに溶かした後、分別漏斗で蒸留水と混合して不純物を2回抽出した。メチレンクロライド溶液にカルシウムクロライドを入れて水分を除去した後、また減圧蒸留して溶媒を除去した。この固体相をメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶液で再結晶して、2-(4-ヒドロキシフェニル)-4、6-ジクロロ-1、3、5-トリアジン20.6gを得た。
製造例6-1(2)の方法により得たトリアジン25.6gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン200mlを入れて溶解させた。この溶液にトリエチルアミン15.2gを添加し温度を-5℃に下げた後、シンナモイルクロライド25gに無水テトラヒドロフラン100mlを入れて稀釈させたシンナモイルクロライド溶液を徐々に滴下しながら、12時間反応させた。反応を終了させた後、反応溶液を減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、これをまたメチレンクロライドに溶かしてシリカゲルで充填されたフィルターを通過させた後、また減圧蒸留して溶媒を除去した。最後にメチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした後減圧濾過した。得られた固体相の物質を真空乾懆して、シンナメート側鎖を有するトリアジン35.1gを得た。
製造例6-1(3)の方法により得たトリアジン38.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム400mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かして、上記トリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液状を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶液で再結晶した。析出された結晶を減圧濾過の後真空乾懆して、トリアジン単量体49.2gを得た。
製造例6-1(4)の方法により得たトリアジン単量体53.156gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン400mlに溶かした。この溶液にトリエチルアミン20.238gを添加した。テレフタロイルクロライド10.15gを無水テトラヒドロフラン100mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体とトリエチルアミンが溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌させて6時間反応させた。この溶液に1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物10.9gをN-メチルピロリドン100mlに溶解させた溶液をまた滴下しながら、6時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にシンナメート光活性側鎖を有するトリアジン環が導入されたポリ(アミド-イミド)共重合高分子40.1gを合成した。
(1)カルコン感光性官能基の合成
4-メトキシカルコン10gとシアン化ナトリウム2.05gをジメチルスルホキシド100mlに溶解させた後24時間反応させた。反応終了後反応溶液をクロロフォルムに混合し、蒸留水と攪拌させて不純物を抽出した。水溶液相を除去した後、常温で減圧させてクロロフォルムを除去した。残されている固体相をメタノールで再結晶し40℃で真空乾懆して、光反応のための側鎖として機能することができる4-ヒドロキシカルコン19.7gを得た。
製造例6-2(1)の方法により合成された4-ヒドロキシカルコン23.8gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン240mlに溶かした。ここに水素化ナトリウム(NaH)2.4gを入れ、常温で6時間反応させた。前述した方法で反応させて得られた溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、カルコン感光性官能基を有するトリアジン31.3gを得た。
製造例6-2(2)の方法により得たカルコン感光性官能基を有するトリアジン38.6gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体48.7gを得た。
製造例6-2(3)の方法により得たトリアジン単量体53.15gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、水分が除去されたテトラヒドロフラン400mlに溶かした。この溶液にトリエチルアミン20.24gを添加した。テレフタロイルクロライド10.15gを無水テトラヒドロフラン100mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体とトリエチルアミンが溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌させて6時間反応させた。この溶液に1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物10.9gをN-メチルピロリドン100mlに溶解させた溶液をまた滴下しながら、6時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱をさせ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返した後真空乾懆させて、最終的にカルコン光活性側鎖を有するトリアジン環を主鎖に導入したポリ(アミド-イミド)共重合高分子42.2gを合成した。
(1)クマリン感光性官能基の導入
7-ヒドロキシクマリン16.2gと水素化ナトリウム(NaH)2.4gを窒素で充填されている丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン160mlに溶解させた後激しく攪拌して6時間反応させた。この溶液を、シアヌリッククロライド18.4gを無水テトラヒドロフラン200mlに溶かした溶液に、-5℃で徐々に滴下しながら激しく攪拌して24時間反応させた。反応を終了させた後減圧蒸留してテトラヒドロフランを除去し、得られた固体をまたクロロフォルムに溶解させた。この溶液を分別漏斗にて蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。この溶液をまた減圧蒸留してクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとnーへキサンの混合溶媒で再結晶をした。得られた物質を減圧濾過した後真空乾懆して、クマリン感光性官能基を有するトリアジン28.2gを得た。
製造例6-3(1)の方法により得たクマリン感光性官能基を有するトリアジン31.1gを丸底フラスコに入れ、クロロフォルム300mlに溶かした。4-アミノフェノール32.8gと水酸化ナトリウム12gを、臭化セチルトリメチルアンモニウム3gを溶かした蒸留水300mlに溶かし、上記用意したトリアジン溶液と混ぜて激しく24時間反応させた。反応を終了させた後有機溶液相を分離して分別漏斗に移しておき、蒸留水で3回洗浄して不純物を抽出した後、カルシウムクロライドで水分を除去した。水分が除去された溶液を減圧蒸留して有機溶媒であるクロロフォルムを除去した後、メチレンクロライドとn-へキサンの混合溶媒で再結晶をした。析出された結晶を減圧濾過した後真空乾懆して、トリアジン単量体41.6gを得た。
製造例6-3(2)の方法により得たトリアジン単量体45.54gを窒素が充填された丸底フラスコに入れ、無水テトラヒドロフラン400mlに溶かした。この溶液にトリエチルアミン20.24gを添加した。テレフタロイルクロライド10.15gを無水テトラヒドロフラン100mlに溶解させた後、上記トリアジン単量体とトリエチルアミンが溶けてある溶液に徐々に滴下しながら激しく攪拌させて6時間反応させた。この溶液に1、2、4、5-ベンゼンテトラカルボキシル酸二無水物10.9gをN-メチルピロリドン100mlに溶解させた溶液をまた滴下しながら、6時間反応させた。反応終了後メタノールに反応溶液を徐々に流して沈澱させ濾過して、沈澱物を真空乾懆させた。得られた沈澱物をまたテトラヒドロフランに溶解させメタノールに沈澱させる過程を2回繰り返して真空乾懆させて、最終的にクマリン光活性側鎖を有するトリアジン環が主鎖に導入されたポリ(アミド-イミド)共重合高分子26.7gを合成した。
下記の表1に記載された成分と含量にしたがって次のような接着剤組成物を製造した。
製造例1から得た感光性高分子を、MEK(メチルエチルケトン)を溶媒にして液相及び固相エポキシ系樹脂、ゴム、UV硬化剤及びUV硬化助剤と混ぜた。次いで、エポキシ硬化剤を添加し脱泡させた後フィルタリングして、接着剤組成物を製造した。
製造例1から得た感光性高分子の代わりに、製造例2(実施例2)ないし製造例6(実施例6)から得た感光性高分子を用いたことを除いては、実施例1と同様の方法で接着シートを製造した。
感光性高分子を添加しなかったことを除いては、実施例と同様の方法で接着シートを製造した。
3 接着フィルム
5 保持フィルム
10 接着シート
Claims (27)
- 硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤の前駆体とを含む接着剤組成物であって、
前記増粘剤の前駆体は、光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子であることを特徴とする接着剤組成物。 - 前記光活性側鎖は、下記化学式2で表される群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、
1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
A、B、C、D、Eは、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
該化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
- 前記感光性高分子は、主鎖にトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記感光性高分子は、主鎖に光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有するトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記感光性高分子は、下記化学式1で表される感光性ポリ(チオ)エーテル系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式1において、R2とR3は各々相互独立して、下記化学式9で表される群から選択された何れか一つであり、
Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つであり、
前記化学式1において、R4とR5は各々相互独立して、下記化学式10で表される群から選択された何れか一つであり、
Aと1、2、3、4、5、6、7、8は、各々相互独立して、H、F、Cl、CN、CF3、及びCH3からなる群から選択された何れか一つである。 - 前記感光性高分子は、下記化学式11で表される感光性ポリアミック酸系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a) において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式11において、R6とR7は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
前記化学式11において、R8とR9は各々相互独立して、下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因する。
- 前記感光性高分子は、下記化学式14で表される感光性ポリシアヌレート系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式14において、R10とR11は各々相互独立して、下記化学式15で表される群から選択された何れか一つであり、
- 前記感光性高分子は、下記化学式16で表される感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式16において、R12とR13は各々相互独立して、下記化学式17で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式16において、R14は下記化学式18で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式16において、R15は下記化学式19で表される群から選択された何れか一つであり、
- 前記感光性高分子は、下記化学式20で表される感光性ポリ(アミド-イミド)系高分子であることを特徴とする請求項4に記載の接着剤組成物。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
該化学式4において、1、2、3、4、5、6、7、8、9は、各々相互独立して、下記化学式5で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式20において、R16とR17は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
前記化学式20において、R18は下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因し、
- 前記感光性高分子の含量は、硬化性接着成分の総量を基準として0.1ないし20重量%であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記感光性高分子の数平均分子量(Mn)が、1000ないし1000000であることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
- 前記硬化性接着成分は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂、及び尿素樹脂からなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
- 離型紙及び該離型紙の表面に積層された接着フィルムからなる接着シートであって、
前記接着フィルムは、硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤とを含んで形成されるが、前記増粘剤は光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子の光架橋反応により形成された架橋高分子樹脂を含むことを特徴とする接着シート。 - 前記離型紙は、ポリイミドフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びポリオレフィンフィルムからなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項13に記載の接着シート。
- 保持フィルムと、該保持フィルムの上面に積層された第1接着フィルムと、該保持フィルムの下面に積層された第2接着フィルムとからなる接着シートであって、
前記第1及び第2接着フィルムは、各々硬化されて相互対向する基材の間を接着させる硬化性接着成分と、該硬化性接着成分の粘度を増加させる増粘剤とを含んで形成されるが、前記増粘剤は光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有する感光性高分子の光架橋反応により形成された架橋高分子樹脂を含むことを特徴とする接着シート。 - 前記保持フィルムは、ポリイミドフィルムであることを特徴とする請求項15に記載の接着シート。
- 前記光活性側鎖は、下記化学式2で表される群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項13又は15に記載の接着シート。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
- 前記感光性高分子は、主鎖にトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項13又は15に記載の接着シート。
- 前記感光性高分子は、主鎖に光照射によって架橋化反応が起こられる光活性側鎖を有するトリアジン環が導入されていることを特徴とする請求項13又は15に記載の接着シート。
- 前記感光性高分子は、下記化学式1で表される感光性ポリ(チオ)エーテル系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式1において、R2とR3は各々相互独立して、下記化学式9で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式1において、R4とR5は各々相互独立して、下記化学式10で表される群から選択された何れか一つであり、
- 前記感光性高分子は、下記化学式11で表される感光性ポリアミック酸系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
該化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式11において、R6とR7は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
前記化学式11において、R8とR9は各々相互独立して、下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因する。
- 前記感光性高分子は、下記化学式14で表される感光性ポリシアヌレート系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式14において、R10とR11は各々相互独立して、下記化学式15で表される群から選択された何れか一つであり、
- 前記感光性高分子は、下記化学式16で表される感光性ポリ(エーテル-チオエーテル)系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式16において、R12とR13は各々相互独立して、下記化学式17で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式16において、R14は下記化学式18で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式16において、R15は下記化学式19で表される群から選択された何れか一つであり、
- 前記感光性高分子は、下記化学式20で表される感光性ポリ(アミド-イミド)系高分子であることを特徴とする請求項19に記載の接着シート。
前記化学式2の(1a)において、Yは下記化学式4で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(2a)と(3a)において、nは0〜10であり、1、2、3、4、5は、各々相互独立して、下記化学式6で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、Yは下記化学式7で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式2の(4a)において、1と2は各々相互独立して、下記化学式8で表される群から選択された何れか一つであり、
前記化学式20において、R16とR17は各々相互独立して、下記化学式12で表される群から選択された何れか一つのアミンから起因し、
前記化学式20において、R18は下記化学式13で表される群から選択された何れか一つの酸二無水物から起因し、
- 前記架橋高分子樹脂の含量は、硬化性接着成分の総量を基準として0.1ないし20重量%であることを特徴とする請求項13または15に記載の接着シート。
- 前記硬化性接着成分は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、メラミン樹脂及び尿素樹脂からなる群から選択された何れか一つであることを特徴とする請求項13または15に記載の接着シート。
- 前記接着フィルムの厚さは、5〜200μmであることを特徴とする請求項13または15に記載の接着シート。
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