JP2005344083A - 新規グラフト重合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば製紙産業や廃水処理の分野において好適に使用しうる着色のない化合物を見出すこと。
【解決手段】 (a)アルキレンジアミン類の少なくとも一種以上とエピハロヒドリンまたは/およびその誘導体を反応させて得られる反応物(A)を主鎖とし、これに、(b)アニオン性モノマー、(c)非イオン性モノマー、(d)カチオン性モノマーから選ばれる1種または2種以上を側鎖(B)としてグラフト重合させて得られるグラフト重合体は、スケール防止効果、製紙用サイズ剤定着促進、製紙用紙力増強剤定着促進等の製紙用添加薬剤の定着促進効果、製紙用ピッチ抑制効果等多岐にわたり良好な効果を示す。また、製品を着色することもない。

Description

本発明は、新規なグラフト重合体とその使用方法に関する。さらに詳しくは、水処理におけるスケール防止、製紙工程におけるサイズ効果向上またはピッチ抑制、さらには紙力向上等、多くの用途において優れた効果を発揮する着色の少ないグラフト重合体に関する。
アルキルアミン類とエピハロヒドリンとの重縮合物を主鎖とし、側鎖にモノマー重合体を用いたグラフト重合体は、特許文献1〜3等に記載されており、染料の固着剤として、また製紙、排水処理等多岐にわたる分野に応用されている。しかし、これらの文献に記載されたモノアミン類、ポリアミン類、複素環式ポリアミン類、芳香族ポリアミン類や、メチルアミン、N,N,N’,N’−テトラエチレンジアミン等のアルキルアミン類を使用した場合、反応物に著しい着色が発生し、これを使用した製品も着色する等の問題があった。
特開昭57−71481 特開昭58−136889 特開昭58−93710
本発明の課題は、例えば製紙産業や廃水処理の分野において好適に使用しうる着色のない化合物を見出すことにある。
本発明者は課題を解決するため鋭意研究を行った結果、特定の(a)アルキレンジアミン類の少なくとも一種とエピハロヒドリンとを反応させて得られる反応物(A)を用いた場合、課題である着色について問題が無く、さらに(A)反応物を主鎖として、(b)アニオン性モノマー、(c)非イオン性モノマー、(d)カチオン性モノマーから選ばれる1種または2種以上を側鎖(B)としてグラフト重合させてなるグラフト重合体は、さらに製紙や排水処理等、多岐な分野にわたり良好な効果を示すことを見出し本発明に至った。
すなわち本発明は、(a)アルキレンジアミン類の少なくとも一種以上とエピハロヒドリンまたは/およびその誘導体を反応させて得られる反応物(A)を主鎖とし、これに、(b)アニオン性モノマー、(c)非イオン性モノマー、(d)カチオン性モノマーから選ばれる1種または2種以上を側鎖(B)としてグラフト重合させて得られるグラフト重合体である。
本発明のグラフト重合体は、特に製紙産業において各種処理剤として使用した場合、サイズ効果、ピッチ抑制、紙力向上等において優れた効果を発揮するだけでなく、製品の着色によるトラブルを避けることができる。また、排水処理においても、スケール防止、スラッジ凝集等に好適に使用できる。
本発明に関わる(a)アルキレンジアミン類として最も好ましいものは、下記一般式(式中、R,Rは炭素数1〜5のアルキル基もしくは炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であり、R,Rは水素又は炭素数1〜5のアルキル基もしくは炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であり、Rは炭素数3〜6のアルキレン基である。)で表されるアルキレンジアミン類である。
Figure 2005344083
具体例には、N,N,N’,N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラエチルへキシレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、N,N,N’,N’−テトラヒドロキシエチルプロピレンジアミン、N,N,N’−トリヒドロキシプロピルへキシレンジアミン、N,N−ジメチル−N’,N’−ジヒドロキシエチルプロピレンジアミン等が挙げられる。この中で特に工業的に好ましいものはジメチル(又はジエチル)アミノプロピルアミンである。これらの(a)アルキレンジアミン類は、1種又は、2種以上組み合わせて用いることができる。
次に使用するエピハロヒドリンとしてはエピクロロヒドリンあるいはエピブロモヒドリン等が挙げられるが、工業的にはエピクロロヒドリンが好ましい。更に使用するアルキレンジアミン類の何れのアミノ基も3級アミノ基の場合は、塩酸又は臭酸等の鉱酸とともに用いるか、あるいはエピハロヒドリンの誘導体、例えばエピハロヒドリンのハロゲン化開環物(例えば2−ヒドロキシ−1,3−ジクロル(又はジブロモ)プロパノール等を用いて反応させることもできる。
(a)アルキレンジアミン類とエピハロヒドリンとの反応比は目的とする用途に応じて設定し、主鎖の分子量を調節する。(a)アルキレンジアミン類とエピハロヒドリンの反応mol比は、アルキレンジアミン類:エピハロヒドリンまたは/およびその誘導体=1:0.3〜2の範囲内で反応を行うことが好ましく、さらに好ましくは、0.4〜1.2である。得られる主鎖の分子量に関しては反応比が1:1に近いほど大きな分子量の主鎖が得られ、この比率よりもエピハロヒドリンが少ないとより小さい分子量の主鎖が得られる。反応mol比が0.3未満であると得られる生成物の重合数が不十分であり、さらに未反応アルキレンジアミンの残存量が多くなり、2を超えると重合が著しく進み、ゲル化し易くなり製品安定性上好ましくない。
本反応は、無溶媒でも反応を行うことが可能であり、さらに水又は低級アルコール溶媒を用いて反応を行うこともできる。反応温度は30〜100℃とすることが好ましい。また、本発明においては得られる反応物(A)に対してメチルクロライド、ベンジルクロライド、ジメチル硫酸などの4級化剤を反応させたものを用いることも可能である。
次に得られた反応物(A)のヒドロキシル基に対し、(b)アニオン性モノマー、(c)非イオン性モノマー、(d)カチオン性モノマーから選ばれる1種または2種以上を用いグラフト重合を行う。
ここで(b)アニオン性モノマーとは、アニオン性の重合性を有する単量体で、例えばアニオン性ビニルモノマー、具体的にはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノカルボン酸類やマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ムコン酸等のジカルボン酸類、アクリル酸メチルビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等の有機スルホン酸類、又はこれらのナトリウム及びカリウム等の金属イオン塩等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、(c)非イオン性モノマーとしては、非イオン性の重合性を有する単量体であり、例えば非イオン性ビニルモノマー、具体的にはアクリルアミドやメタアクリルアミド、前記(b)アニオン性モノマーのアルキルエステル(アルキル基の炭素数1〜8)、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、(d)カチオン性モノマーとしては、カチオン性の重合性を有する単量体であり、例えばカチオン性ビニルモノマー、具体的にはジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド)、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、メタクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウム、メタクリルオキシエトルトリメチルアンモニウム等のアリルアミン、ジアリルジメチルアンモニウム等のジアリルアミン、トリアリルアミン等の第3級アミノ基を有するビニルモノマー又はそれらの塩酸、硫酸、酢酸などの無機酸もしくは有機酸の塩類、または該第3級アミノ基含有ビニルモノマーとメチルクロライド、ベンジルクロライド、ジメチル硫酸、エピクロロヒドリンなどの4級化剤との反応によって得られる第4級アンモニウム塩を含有するビニルモノマーなどが挙げられる。尚、これらモノマーの持つ特性を有効に利用するため、官能基の異なったモノマーを2種以上使用し重合することも可能である。
反応物(A)と(b)、(c)、(d)のモノマーとの反応比は、グラフト重合物の使用目的に応じ適宜変更できる。反応物(A)の有するヒドロキシル基1当量に対し、モノマー0.01〜50当量にて反応を行うことが好ましく、さらに好ましくは0.1〜30当量、特に好ましくは0.5〜20当量である。本発明においてはモノマーを多くするほど、また重合開始剤の添加量を少なくする等反応条件の変更により高分子量の重合物が得られる。さらに、モノマーの使用量は主鎖である反応物(A)の分子量にもより、反応物(A)の重量平均分子量が10000以上である場合は反応物(A)1当量に対しモノマーを20当量以下にて反応を行うことが更に好ましい。これは、反応比が20当量を超えると得られるグラフト重合体はゲル化しやすく好ましくないためである。一方、反応物(A)の重量平均分子量が10000以下である場合は、反応比が20当量を超えて反応を行うことが可能である。しかし、反応比が50当量以上である場合、前者と同様にゲル化しやすく好ましくない。
グラフト重合反応は従来公知の方法により行うことが出来る。反応開始剤については過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩類やこれら過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウム等の還元剤を組み合わせた形のレドックス開始剤等、またアゾ系開始剤等ラジカル重合開始剤を用いることによっても目的とするグラフト重合体が得られる。特に、硝酸セリウム(IV)アンモニウム塩や鉄(II)イオン/過酸化水素等の金属系触媒を用いることにより、よりグラフト率の高い重合体が得られる。グラフト重合体の分子量制御のため重合反応に際しイソプロパノール、チオ硫酸ナトリウムなどの連鎖移動剤を使用することも可能である。さらに非水溶性モノマーを使用する場合は乳化剤などを添加し乳化重合を行うことも可能である。また、複数種のモノマーを用いて反応を行う場合はそれぞれのモノマーをブロック重合しても、ランダム重合させることも可能である。反応温度は使用する開始剤により適宜設定することが好ましく、特に10℃〜100℃の範囲内で重合を行うことが好ましい。
こうして得られたグラフト重合体は、着色が少なく、製紙分野をはじめ多くの用途において好ましく使用することができる。着色が少ない原因は明らかではないが、本発明に係わるアルキレンジアミン類のエピハロヒドリンとの反応性が良好であることが原因の一つと考えられる。水処理におけるスケール防止効果、製紙用サイズ剤定着促進、製紙工程におけるピッチ抑制効果、製紙用添加薬剤定着促進、製紙用紙力増強剤定着促進等多岐にわたり良好な効果を示す。これは、本発明によるアルキレンジアミン類を用いることで、容易に高分子量の高いカチオン電荷の主鎖が得られ、主鎖のカチオン性が高いために、スケール性の酸やパルプ繊維などのアニオン性の物質に対し良好に親和又は吸着し、本発明による重合物の効果が発現しやすくなるためであると考えられる。
以下、本発明を実施例および比較例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらの例や分野に限定されるものではない。また以下において重量平均分子量の測定は下記条件により測定を行った。
測定器:島津製作所(株)製LC-10
カラム:(株)東ソーGPWXL
測定温度:40℃
検出器:示差屈折計
また、GPC測定困難であった場合には粘度を表記した。尚、粘度の測定にはB型粘度計(株式会社東京計器製 形式:BM)を使用した。
実施例1
温度計、冷却器、攪拌機、窒素導入管を備えた五つ口フラスコにN,N,−ジメチル−N’−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン80.5g(0.6mol)と水を313.7g仕込む。次にエピクロロヒドリンを29.3g(0.5mol)を1時間掛けて40℃以下で滴下し、その後70〜80℃にて2時間反応を行った。
次に40℃に冷却し、水を461.1g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸29.3g(0.3mol)とアクリル酸78.8g(1.1mol)加えた。2時間窒素置換を行った後に硝酸酸性10mM硝酸セリウム(IV)アンモニウム30.0gを2時間掛けて滴下を行った。滴下終了後さらに同温度で2時間反応を行いグラフト重合物を得た。得られた重合物は固形分30%、重量平均分子量30000であった。
実施例2
実施例1と同様の装置にN,N−ジメチル−N’,N’−テトラヒドロキシエチルプロピレンジアミン32.3g(0.1mol)と水97.6gを仕込む。その後エピクロロヒドリンを8.8g(0.1mol)と35%塩酸を10.0g加え、70〜80℃で2時間反応を行った。次にメタクリル酸21.0g(0.2mol)とマレイン酸69.0g(0.6mol)、水180.9gを加え、40℃で2時間窒素置換を行った。次に80℃に加熱を行い、1%過硫酸アンモニウム30gを1時間掛けて滴下を行い、更に3時間同温度で熟成を行った。得られた重合物は、固形分30%、重量平均分子量120000であった。
実施例3
実施例1と同様の反応装置にN,N,−ジメチル−N’,N’,−ジヒドロキシエチルプロピレンジアミン120.5g(0.6mol)と水381.0gを仕込み、さらに1,3−ジクロロ−2−プロパノール42.8(0.3mol)を加え、70〜80℃にて3時間反応を行った。これに水149.0g加えた後、メタクリル酸27.2g(0.3mol)およびジメチルアミノプロピルアクリルアミド49.5g(0.3mol)を添加した。次に40℃で2時間窒素置換を行った。その後硝酸酸性の10mM-硝酸セリウム(IV)アンモニウム溶液を10.0g添加し、70〜80℃にて反応を2時間行った。さらに、同様の操作(硝酸酸性の10mM-硝酸セリウム(IV)アンモニウム溶液を10.0g添加し、70〜80℃にて反応を2時間行う。)を2回行い、その後35%塩酸を30.0g加え、固形分30%、重量平均分子量約20000の共重合体を得た。
実施例4
実施例1と同様の反応装置にジメチルアミノプロピルアミン10.3g(0.1mol)と水90gを仕込み、エピクロロヒドリンを6.5g(0.1mol)加え60℃で2時間反応を行った。さらに水151.4gとメタクリル酸52.1g(0.6mol)、乳化剤5gを仕込み、同温度で窒素置換を2時間行った。滴下ロートにシクロヘキシルメタクリレート50.9g(0.3mol)、また別の滴下ロートに3%過硫酸アンモニウム水溶液50gを仕込み、1時間掛けてそれぞれの溶液を同時に滴下した。その後80℃にて2時間熟成を行った。得られた重合物は固形分30%、重量平均分子量230000であった。
実施例5
実施例1と同様の反応装置にN,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン91.3g(0.7mol)と水333.8gを仕込む。60℃以下でエピクロロヒドリン51.8g(0.6mol)を滴下し、その後60℃にて2時間反応を行った。次に、メタクリル酸60.2g(0.5mol)、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド54.7g(0.4mol)、および水211.2g添加し、2時間窒素置換を行う。その後80℃で1%過硫酸ナトリウム水溶液を5.0gづつを3時間掛けて3回加え反応を行った。固形分30%、重量平均分子量約120000であった。
実施例6
実施例1と同様の反応装置にN,N,N’,N’,−テトラヒドロキシエチルプロピレンジアミン71.0g(0.3mol)と水226.3gを仕込む。その後40℃以下で35%塩酸を26.8g仕込み、更にエピクロロヒドリンを23.7g(0.3mol)滴下した。滴下終了後60℃で3時間反応を行った。その後同温度で、水を41.3g仕込み窒素置換を2時間行った。さらに、アクリルアミド20.3g(0.3mol)およびアクリル酸10.3g(0.2mol)を加えた。さらに硝酸酸性の10mM-硝酸セリウム(IV)アンモニウム溶液30.0gを1時間掛けて滴下し、滴下終了後2時間熟成を行った。得られた反応物の固形分は30%、重量平均分子量180000であった。
実施例7
実施例1と同様の反応装置にN,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン75.6g(0.6mol)と水289.2gを仕込む。60℃以下でエピクロロヒドリン48.3g(0.5mol)を滴下し、その後60℃にて2時間反応を行った。その後、メタアクリルアミド24.7g(0.3mol)およびジメチルアミノエチルメタクリレート91.3g(0.6mol)、水270.8g添加し、2時間窒素置換を行う。その後80℃で硫酸酸性の10mM-硫酸アンモニウム鉄(II)溶液を20gおよび3.5%過酸化水素40gを2時間滴下し、さらに同温度にて2時間反応を行った。固形分30%、重量平均分子量約60000であった。
実施例8
実施例と同様の反応装置にジメチルアミノプロピルアミン16.0(0.1mol)と水104.1gを加えた後に、エピクロロヒドリンを7.2g(0.1mol)加え、60℃で1時間反応を行った。さらに水を120.9gおよびジメチルアミノエチルアクリレート111.8g(0.8mol)を加えた。その後40℃で窒素置換を2時間行った後80℃に加熱を行った。次いで、硫酸酸性の10mM-硫酸アンモニウム鉄(II)溶液を30gおよび3.5%過酸化水素60gを2時間かけて滴下し、滴下終了後更に2時間熟成を行った。更に35%塩酸81.6gと水13.0gを加えた。得られた重合物は固形分30%、重量平均分子量89000であった。
実施例9
実施例1と同様の反応装置を用い、ジメチルアミノプロピルアミン12.6g(0.1mol)と水142.7gを加え、40℃以下にてエピクロロヒドリン5.7g(0.06mol)を滴下し、滴下終了後70〜80℃にて2時間反応を行った。その後、水517.3g、アクリルアミド87.5(1.2mol)、アクリル酸4.4g(0.06mol)、メタリルスルホン酸ナトリウム9.6g(0.06mol)を加え、撹拌しながら2時間窒素置換を行った。さらに80℃で硝酸酸性の10mM-硝酸アンモニウムセリウム(IV)を5gずつを1時間おきに4回添加し、さらに同温度にて2時間反応を行った。固形分15%、粘度6800mPa・sであった。
実施例10
実施例1と同様の反応装置を用い、N,N,N’,N’,−テトラヒドロキシエチルプロピレンジアミン5.4g(0.02mol)と水116.3gを仕込んだ後、エピクロロヒドリン1.5g(0.02mol)と35%塩酸1.7gを仕込み、80℃で2時間反応を行った。その後水180gとメタアクリルアミド17.0g(0.2mol)とジメチルアミノメタアクリルアミド17.0g(0.1mol)を仕込み、その後80℃で硝酸酸性の10mM-硝酸アンモニウムセリウム(IV)を5gずつを1時間おきに4回添加し、さらに同温度にて2時間反応を行った。その後35%塩酸を10.4g加え重合物を得た。得られた重合物は固形分10%、粘度1200mPa・sであった。
実施例11
実施例1と同様の反応装置にN,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン40.9g(0.3mol)と水113.8gを加えた。さらに、60℃以下でエピクロロヒドリン28.4g(0.3mol)を滴下し、滴下終了後2時間同温度で反応を行った。さらに、と水536.2gを加え、80℃まで加熱を行い、窒素置換を2時間行った。次に滴下ロートにジアリルジメチルアンモニウムクロリド50.7g(0.3mol)、また別の滴下ロートに0.1%過硫酸ナトリウム水溶液50gをそれぞれ仕込み、両液を同時に1時間掛けて滴下し、さらに3時間反応を行い重合物を得た。得られた重合物は固形分15%、粘度8000であった。
実施例12
実施例1と同様の反応装置にジメチルアミノプロピルアミン18.6g(0.2mol)と水348.4gを加えた。さらに、60℃以下でエピクロロヒドリン16.4g(0.2mol)を滴下し、滴下終了後2時間同温度で反応を行った。さらに水163.0gを加え、60℃まで加熱を行い、窒素置換を2時間行った。ついでジメチルアミノプロピルアクリルアミド19.8g(0.1mol)と硫酸酸性の2mM-硫酸アンモニウム鉄(II)溶液を20gおよび0.7%過酸化水素20gをそれぞれ別の滴下ロートに仕込む。窒素置換を十分実施した後に、同温度でそれぞれ1時間掛けて滴下した。さらに、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド20.5g(0.1mol)と硫酸酸性の2mM-硫酸アンモニウム鉄(II)溶液を20gおよび0.7%過酸化水素20gをそれぞれ別の滴下ロートに仕込み同温度でそれぞれ1時間掛けて滴下した。さらに80℃で4時間反応を行い重合物を得た。得られた重合物は固形分10%、粘度2000mPa・sであった。
比較例1
実施例1と同様の反応装置にジエチレントリアミン58.2g(0.6mol)と水を313.7g仕込む。次にエピクロロヒドリンを70.3g(0.6mol)を1時間掛けて40℃以下で滴下し、その後70〜80℃にて6時間反応を行った。次に40℃に冷却し、水を300g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸30.2g(0.3mol)とアクリル酸81.2g(1.1mol)を加えた。2時間窒素置換を行った後に硝酸酸性10mM硝酸セリウム(IV)アンモニウム30.0gを2時間掛けて滴下を行った。滴下終了後さらに同温度で2時間反応を行いグラフト重合物を得た。えられた重合物は固形分30%、重量平均分子量2200であった。
実施例1〜7および比較例1で得られた重合物についての色相を表記する。
色相については、ガードナー法により評価を行った。結果を表1に示す。


Figure 2005344083
上記の如く、本発明による重合物の色相が良好であることが分かる。
実施例1および実施例2で得られた重合物について以下の方法によりスケール防止試験を行った。また比較例として市販のスケール防止剤A(エチレンジアミン四酢酸)、B(ポリアクリル酸ナトリウム)、C(ポリマレイン酸ナトリウム)を用いた。
スケール防止性試験方法
1%塩化カルシウム水溶液100mlに対し、実施例1、2で得られた重合体または市販品A〜Cを対液100ppm添加し、さらに10%硫酸アルミニウム水溶液を10g加え1時間撹拌を行った。その後40℃にて48時間放置し、析出した硫酸カルシウムをろ過し、硫酸カルシウムの析出量を測定した。
試験結果は表1に示す。なお、スケール析出量及びスケール防止率(%)は下記の通り表される。
Figure 2005344083
Figure 2005344083
上記結果の如く実施例1および実施例2で得られた重合物はカルシウム由来のスケールの発生を抑制する効果が高いことが分かる。
実施例3で得られた重合物について製紙用サイズ剤によるサイズ効果向上試験を行った。また、サイズ剤として市販の酸性ロジンサイズ剤、中性ロジンサイズ剤、アルキルケテンダイマー(AKD)サイズ剤を用いて比較を行った。
さらに実施例4で得られた重合物を乳化剤とし、強化ロジン乳化物を作製し、そのサイズ性の確認を行った。
強化ロジンの作製及び実施例4による強化ロジン乳化物の作製は以下製造例1による。
製造例1

実施例1と同様の反応装置にガムロジン405gを仕込み、200℃で溶解した。
溶解した後、マレイン酸を45g仕込み、窒素気流下で3時間熟成を行い強化ロジンを得た。得られた強化ロジンの酸価は240であった。
次にオートクレーブに得られた強化ロジン202.5を仕込み、120℃で溶解し、乳化剤として実施例4で得られた重合物25gを窒素加圧にて圧入した。さらに同温度で80℃の水225gを窒素加圧により圧入し、強化ロジン乳化物を得た。得られた強化ロジン乳化物は固形分49%、粘度120mPa・sであった。
サイズ効果向上試験
脱墨パルプスラリー(C.S.F380ml、3%)に硫酸バン土を対パルプ有り姿1%添加し2分間撹拌を行った。次にサイズ剤および製造例1で得られた強化ロジン乳化物を対パルプ有り姿0.5%添加し2分間撹拌を行い、さらに実施例3で得られた重合体を対パルプ有り姿0.1%添加し更に2分撹拌した。これをTAPPI抄紙器により抄紙し、10kg/m2×5分プレスし、110℃×30分乾燥を行い抄紙サンプルを得た。抄紙サンプルについてのサイズ度をステキヒト法(JIS P 8122)にて測定した。
試験結果を表3に示す。
Figure 2005344083
上記試験結果より、実施例3で得られた重合物はサイズ剤の定着効果が有ることが分かる。特にAKDサイズ剤に対し良好なサイズ効果の向上が顕著であった。
さらに、実施例4で得られた重合物をサイズ剤の処方として組み込んでも定着効果の高い良好なサイズ剤が得られる。
実施例5および実施例6で得られた重合物についてピッチ抑制効果の確認を行った。尚、比較例として市販品のカチオン性ポリマー型ピッチ抑制剤を使用した。
ピッチ抑制効果確認試験
新聞抄造工程より採取したピッチを溶剤で抽出し、2%濃度に調整した。このピッチ溶液に脱墨パルプ(C.S.F380ml)を浸漬し、110℃で3時間乾燥して得られたピッチ付着パルプ(ピッチ付着量:対パルプ1.5%)を15%濃度で離解後、清水で3%濃度に希釈し、さらに硫酸バン土を対パルプ2%添加し、試験用パルプスラリーとした。試験用パルプスラリーは、J.TAPPI紙パルプ試験NO.11のパルプピッチの金網付着試験法(試験器:熊谷理機工業(株)製ピッチテスター)に従って付着試験を行い、ワイヤーへの凝集物の付着量より性能評価を行った。尚、助剤の添加量は対パルプ当たり0.05重量%(固形分)であり、この時の試験温度は40℃である。
試験結果は下記式により求め、表4にまとめた。
Figure 2005344083
Figure 2005344083
Figure 2005344083
表2に示したとおり、実施例5および実施例6は、市販品と比べ優れたピッチ抑制効果が有ることが確認できる。
実施例7および実施例8で得られた重合物について添加薬剤定着性向上確認を行った。また、添加薬剤として、市販の乾燥紙力増強剤(アニオン性、カチオン性、両性)、嵩高剤(非イオン性)を用いて、その効果確認を行った。
添加薬剤定着性向上試験
LBKPパルプスラリー(C.S.F420ml、パルプ濃度3%)に添加薬剤(乾燥紙力剤または嵩高剤)を対パルプ有り姿1%添加後2分間撹拌を行った。その後実施例7又は8で得られた重合物をそれぞれ、対パルプ有り姿0.1%添加し更に2分間撹拌し、TAPPI抄紙器により抄紙し、10kg/m2×5分プレスし、110℃×30分乾燥を行い紙サンプルを得た。得られた紙について、乾燥紙力剤を添加したものについては乾燥紙力をJIS P8116に基づき測定した。嵩高剤を添加したものについてはJIS P8118に基づき密度(g/cm3)を測定した。試験結果については表5、表6に記載した。
Figure 2005344083
Figure 2005344083
試験結果より、実施例4で得られた重合物を添加することにより各添加薬剤の効果の向上を確認した。これは、添加薬剤の定着量が向上したためと判断できる。
実施例9〜12で得られた重合物を用いて以下の試験方法により、紙力試験を行った。
紙力試験方法
LBKPパルプスラリーに実施例5で得られた重合体を対パルプ1%添加しTAPPI抄紙器により抄紙し、10kg/m2×5分プレスし、110℃×30分乾燥を行いてサンプルを得た。得られたサンプルについての乾燥紙力をJIS P8116に基づき測定した。試験結果については表7に記載した。
Figure 2005344083
上記試験結果より実施例9〜12で得られた重合物が乾燥紙力増強効果を有することが分かる。
実施例9〜12で得られた重合物について下記試験により濾水性向上試験を行った。
濾水性向上確認試験
1%LBKPパルプスラリーに実施例9〜12で得られた重合物を対パルプ有り姿0.3%添加し2分間撹拌を行ったパルプスラリーの濾水性についてJIS P8121に準じて測定を行った。
試験結果は表8に記載した。
Figure 2005344083
表8より、実施例9〜12で得られる重合物を添加することによるパルプスラリーの濾水性向上が確認できる。
実施例9〜12で得られた重合物を用いて歩留まり向上効果について確認を行った。
歩留まり向上効果確認試験
脱墨パルプスラリー(C.S.F380ml、1%)に硫酸バン土を対パルプ有り姿1%添加し2分間撹拌を行った。次に填料として炭酸カルシウムを対パルプ有り姿10%添加し、さらに実施例9〜12で得られた重合物を対パルプ有り姿0.015%添加し2分間撹拌を行ったものをADVANTEC No.2濾紙にてろ過し、濾液より微細分(SS)の重量を測定し、歩留まり率(%)を算出した。また、乾燥後灰分(575℃)を測定し、填料の歩留まり率を算出した。
SSの歩留まり率は下記式により求め、表9にまとめた。
Figure 2005344083
填料の歩留まり率は下記式により求め、表9にまとめた。
Figure 2005344083
Figure 2005344083
実施例9〜12で得られた重合物はSS分や填料などの歩留まりを向上させる効果を持つことが確認できる。
実施例9〜12で得られた重合物を用い排水スラッジの凝集性確認試験を行った。
排水スラッジ凝集性試験
下水汚泥水(乾燥分3%)に実施例9〜12で得られた重合物をそれぞれ対乾燥分有り姿で0.5%添加し、1分間撹拌後200メッシュナイロンにてろ過し60秒後の濾水量を測定した。測定結果は表10に記載した。
Figure 2005344083
実施例9〜12で得られる重合物は下水汚泥の凝集する効果があり、凝集により濾水性が向上したことを確認した。

Claims (12)

  1. (a)アルキレンジアミン類の少なくとも一種以上とエピハロヒドリンまたは/およびその誘導体を反応させて得られる反応物(A)を主鎖とし、これに、(b)アニオン性モノマー、(c)非イオン性モノマー、(d)カチオン性モノマーから選ばれる1種または2種以上を側鎖(B)としてグラフト重合させて得られるグラフト重合体。
  2. アルキレンジアミン類が、下記一般式で表される化合物である請求項1に記載のグラフト重合体。
    Figure 2005344083
    (式中、R,Rは炭素数1〜5のアルキル基もしくは炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であり、R,Rは水素又は炭素数1〜5のアルキル基もしくは炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基であり、Rは炭素数3〜6のアルキレン基である。)
  3. 反応物(A)が、アルキレンジアミン類1molに対しエピハロヒドリンまたは/およびその誘導体を0.3〜2mol反応させることにより得られたものである請求項1または2に記載のグラフト重合体。
  4. 反応物(A)のヒドロキシル基1当量に対し、(b)、(c)、(d)から選ばれる1種または2種以上のモノマーを合計で0.01〜50当量グラフト重合させてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のグラフト重合体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする水処理に関するスケール防止方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする製紙用サイズ剤のサイズ効果向上方法。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする紙または板紙の製造工程におけるピッチ抑制方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする紙または板紙の製造における添加薬剤定着性向上方法。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする紙または板紙の紙力増強方法。
  10. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする紙または板紙の製造における濾水性向上方法。
  11. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする紙または板紙の製造における歩留まり向上方法。
  12. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のグラフト重合体を使用することを特徴とする排水スラッジ凝集方法。
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