JPH0978488A - 濾水性向上剤 - Google Patents
濾水性向上剤Info
- Publication number
- JPH0978488A JPH0978488A JP7260979A JP26097995A JPH0978488A JP H0978488 A JPH0978488 A JP H0978488A JP 7260979 A JP7260979 A JP 7260979A JP 26097995 A JP26097995 A JP 26097995A JP H0978488 A JPH0978488 A JP H0978488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- structural unit
- dispersion
- salt
- cationic
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】製紙工場における板紙の抄紙工程に添加し 生
産性を高める為に効率よく紙料を脱水し湿紙の乾燥性を
高める方法に最適な薬剤を提供する。 【構成】 アクリロイルオキシエチルジメチルベンジル
アンモニウム塩構造単位、アクリロイルオキシエチルト
リメチルアンモニウム塩構造単位およびアクリルアミド
構造単位をそれぞれ5モル%以上含有するアクリル系カ
チオン性水溶性高分子から成る濾水性向上剤を板紙の抄
紙工程に添加する事により目的を達成する事ができる。
当該高分子は2重量%濃度の硫酸アンモニウム水溶液
中で測定した固有粘度が10dl/g以上である事を特
徴とする。
産性を高める為に効率よく紙料を脱水し湿紙の乾燥性を
高める方法に最適な薬剤を提供する。 【構成】 アクリロイルオキシエチルジメチルベンジル
アンモニウム塩構造単位、アクリロイルオキシエチルト
リメチルアンモニウム塩構造単位およびアクリルアミド
構造単位をそれぞれ5モル%以上含有するアクリル系カ
チオン性水溶性高分子から成る濾水性向上剤を板紙の抄
紙工程に添加する事により目的を達成する事ができる。
当該高分子は2重量%濃度の硫酸アンモニウム水溶液
中で測定した固有粘度が10dl/g以上である事を特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカチオン性高分子から成
る新規な濾水性向上剤に関するものであり、本発明の濾
水性向上剤は紙料濾過速度の増大および湿紙匹の乾燥速
度向上により、板紙の抄紙速度の向上あるいは紙力増強
効果をもたらす事を目的とする。
る新規な濾水性向上剤に関するものであり、本発明の濾
水性向上剤は紙料濾過速度の増大および湿紙匹の乾燥速
度向上により、板紙の抄紙速度の向上あるいは紙力増強
効果をもたらす事を目的とする。
【0002】
【従来の技術】これまでに各種の濾水性向上剤が提案さ
れている。 例えばポリエチレンイミン、ポリアクリル
アミドのホフマン分解物が濾水性向上剤として有名であ
り、アクリル系の濾水性向上剤としても特開昭61−6
395号、特開昭61−6396号等のアクリレートカ
チオンが有効である事が知られている。 また各種両性
メタクリレートが抄紙用薬剤として数多く知られてい
る。 また汚泥脱水剤としてアクリロイルオキシエチル
ジメチルベンジルアンモニウム塩構造単位とアクリロイ
ルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩構造単位およ
びアクリルアミド構造単位から成るカチオン性共重合体
(特開昭62−262799号公報)が知られている。
れている。 例えばポリエチレンイミン、ポリアクリル
アミドのホフマン分解物が濾水性向上剤として有名であ
り、アクリル系の濾水性向上剤としても特開昭61−6
395号、特開昭61−6396号等のアクリレートカ
チオンが有効である事が知られている。 また各種両性
メタクリレートが抄紙用薬剤として数多く知られてい
る。 また汚泥脱水剤としてアクリロイルオキシエチル
ジメチルベンジルアンモニウム塩構造単位とアクリロイ
ルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩構造単位およ
びアクリルアミド構造単位から成るカチオン性共重合体
(特開昭62−262799号公報)が知られている。
【0003】濾水性向上剤の効果は上述の如く抄紙速度
の向上であるが、紙力増強を目的として用いられる事も
多い。 即ちパルプの叩解度を向上させると紙力増強を
望む事ができるが抄紙速度が低下する欠点が有る。 濾
水性向上剤を用いる事により濾過速度ならびに湿紙匹の
乾燥速度を高叩解度のパルプに対しても通常の叩解度の
パルプと同様の水準に維持する事が可能と成り、実質的
に紙の生産速度を落とす事無く高叩解度のパルプを用い
た紙料を抄造する事により高性能の紙を抄紙する事が可
能と成り抄紙薬品として重要視されている。 しかしな
がら従来の薬品は上述の目的には不十分であり新しい薬
品が求められていた。
の向上であるが、紙力増強を目的として用いられる事も
多い。 即ちパルプの叩解度を向上させると紙力増強を
望む事ができるが抄紙速度が低下する欠点が有る。 濾
水性向上剤を用いる事により濾過速度ならびに湿紙匹の
乾燥速度を高叩解度のパルプに対しても通常の叩解度の
パルプと同様の水準に維持する事が可能と成り、実質的
に紙の生産速度を落とす事無く高叩解度のパルプを用い
た紙料を抄造する事により高性能の紙を抄紙する事が可
能と成り抄紙薬品として重要視されている。 しかしな
がら従来の薬品は上述の目的には不十分であり新しい薬
品が求められていた。
【0004】
【発明の課題】本発明の目的は上述の課題を解決する事
であり濾水性向上剤を用いる事により濾過速度ならびに
湿紙匹の乾燥速度を高叩解度のパルプに対しても通常の
叩解度のパルプと同様の水準に維持する事が可能と成
り、実質的に紙の生産速度を落とす事無く高叩解度のパ
ルプを用いた紙料を抄造する事により高性能の紙を抄紙
する事が可能と成る抄紙用薬品を提供する事に有る。
であり濾水性向上剤を用いる事により濾過速度ならびに
湿紙匹の乾燥速度を高叩解度のパルプに対しても通常の
叩解度のパルプと同様の水準に維持する事が可能と成
り、実質的に紙の生産速度を落とす事無く高叩解度のパ
ルプを用いた紙料を抄造する事により高性能の紙を抄紙
する事が可能と成る抄紙用薬品を提供する事に有る。
【0005】
【課題を解決する為の手段】請求項1の発明はアクリロ
イルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩構造
単位、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウ
ム塩構造単位、およびアクリルアミド構造単位をそれぞ
れ5モル%以上含有するアクリル系水溶性カチオン性高
分子から成る事を特徴とする濾水性向上剤である。請求
項2の発明はアクリロイルオキシエチルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩構造単位、アクリロイルオキシエチル
トリメチルアンモニウム塩構造単位、およびアクリルア
ミド構造単位から成る共重合体である事を特徴とする請
求項1に記載の濾水性向上剤である。請求項3の発明は
カチオン性モノマー構造単位の総和が15モル%以上で
ある事を特徴とする請求項1に記載の濾水性向上剤であ
る。 カチオン性基が少ないと、湿紙匹の含水率が高く
乾燥速度が小さくなり、高速度で高品質の紙を漉く事が
できない。請求項4の発明は2重量%濃度の硫酸アンモ
ニウム水溶液中における固有粘度が10dl/g以上で
ある事を特徴とする請求項1〜3に記載の濾水性向上剤
である。 固有粘度は分子量の指標であるが、分子量が
高くないと凝集力が弱く、濾過速度が小さくなる傾向が
ある。請求項5の発明はアクリル系水溶性カチオン性高
分子が、高分子電解質から成る分散剤を含有する、多価
アニオン塩水溶液中のポリマー分散液であり、該分散液
は(1)分散液中のカチオン性水溶性重合体濃度が5重
量%以上であり(2)分散液中のカチオン性水溶性重合
体の平均粒径が0.1〜150ミクロンであり(3)分
散液の粘度が室温において10〜3000CPであり
(4)分散液中の塩濃度が15重量%以上、飽和濃度以
下であり(5)分散液中の分散剤濃度がカチオン性水溶
性重合体に対して1〜15重量%である事を特徴とする
作業性容易な濾水性向上剤である。
イルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩構造
単位、アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウ
ム塩構造単位、およびアクリルアミド構造単位をそれぞ
れ5モル%以上含有するアクリル系水溶性カチオン性高
分子から成る事を特徴とする濾水性向上剤である。請求
項2の発明はアクリロイルオキシエチルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩構造単位、アクリロイルオキシエチル
トリメチルアンモニウム塩構造単位、およびアクリルア
ミド構造単位から成る共重合体である事を特徴とする請
求項1に記載の濾水性向上剤である。請求項3の発明は
カチオン性モノマー構造単位の総和が15モル%以上で
ある事を特徴とする請求項1に記載の濾水性向上剤であ
る。 カチオン性基が少ないと、湿紙匹の含水率が高く
乾燥速度が小さくなり、高速度で高品質の紙を漉く事が
できない。請求項4の発明は2重量%濃度の硫酸アンモ
ニウム水溶液中における固有粘度が10dl/g以上で
ある事を特徴とする請求項1〜3に記載の濾水性向上剤
である。 固有粘度は分子量の指標であるが、分子量が
高くないと凝集力が弱く、濾過速度が小さくなる傾向が
ある。請求項5の発明はアクリル系水溶性カチオン性高
分子が、高分子電解質から成る分散剤を含有する、多価
アニオン塩水溶液中のポリマー分散液であり、該分散液
は(1)分散液中のカチオン性水溶性重合体濃度が5重
量%以上であり(2)分散液中のカチオン性水溶性重合
体の平均粒径が0.1〜150ミクロンであり(3)分
散液の粘度が室温において10〜3000CPであり
(4)分散液中の塩濃度が15重量%以上、飽和濃度以
下であり(5)分散液中の分散剤濃度がカチオン性水溶
性重合体に対して1〜15重量%である事を特徴とする
作業性容易な濾水性向上剤である。
【0006】ベンジルジメチルアンモニウム塩型のカチ
オン性基とトリメチルアンモニウム塩型のカチオン性基
がアクリルアミド構造単位と共に同一高分子内に共存す
るカチオン性高分子電解質は、その特異な相乗効果の為
に一般的なカチオン性高分子高分子凝集剤よりも凝集力
が強い。 しかもこの官能基は硫酸塩やリン酸水素塩の
様な多価アニオン塩に不溶であり、分散剤の共存下で攪
拌しながら重合する事により貯蔵安定性に優れた易流動
性のカチオン性水溶性重合体分散液を製造する事ができ
る。 該分散液は請求項5に記載した様な各種の性質を
持つ。 請求項5の分散剤は、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレートの酸塩またはメチル化物、ジメチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの酸塩または
メチル化物、ジメチルジアリルアンモニウム塩およびこ
れらの混合物から選ばれるカチオン性モノマーを50〜
100モル%含有し残余がアクリルアミドである水溶性
(共)重合体(当然これらの混合物を含む)が最も一般
的である。 分散媒としては硫酸アンモニウム、硫酸ナ
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、燐酸
二水素ナトリウム、燐酸二水素アンモニウム等の塩の水
溶液を挙げる事ができる。
オン性基とトリメチルアンモニウム塩型のカチオン性基
がアクリルアミド構造単位と共に同一高分子内に共存す
るカチオン性高分子電解質は、その特異な相乗効果の為
に一般的なカチオン性高分子高分子凝集剤よりも凝集力
が強い。 しかもこの官能基は硫酸塩やリン酸水素塩の
様な多価アニオン塩に不溶であり、分散剤の共存下で攪
拌しながら重合する事により貯蔵安定性に優れた易流動
性のカチオン性水溶性重合体分散液を製造する事ができ
る。 該分散液は請求項5に記載した様な各種の性質を
持つ。 請求項5の分散剤は、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレートの酸塩またはメチル化物、ジメチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの酸塩または
メチル化物、ジメチルジアリルアンモニウム塩およびこ
れらの混合物から選ばれるカチオン性モノマーを50〜
100モル%含有し残余がアクリルアミドである水溶性
(共)重合体(当然これらの混合物を含む)が最も一般
的である。 分散媒としては硫酸アンモニウム、硫酸ナ
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、燐酸
二水素ナトリウム、燐酸二水素アンモニウム等の塩の水
溶液を挙げる事ができる。
【0007】分散剤の合成、カチオン性水溶性重合体分
散液の合成に用いる重合開始剤は公知のラジカル発生剤
が用いられ、レドックス系やアゾ系のラジカル発生剤が
用いられる。 これらの合成時すなわち重合時のPHは
カチオンモノマーの変質が起こらぬ様に酸性であり、開
始温度は開始剤が機能する適当な温度が選ばれる。濾水
性向上剤として使用する時はカチオン性水溶性重合体の
濃度が0.01〜0.5重量%程度の水溶液として添加
されるが、この際にアルミニウム塩を併用するとPH緩
衝作用等により効果が向上する。 一般的な抄紙テクニ
ックである低分子量カチオンとの組み合わせ、例えばジ
メチルジアリルアンモニウムクロリド重合物、ポリアミ
ン・エピクロルヒドリン縮合物を併用する事等も本発明
に適用できる事は言うまでもない。
散液の合成に用いる重合開始剤は公知のラジカル発生剤
が用いられ、レドックス系やアゾ系のラジカル発生剤が
用いられる。 これらの合成時すなわち重合時のPHは
カチオンモノマーの変質が起こらぬ様に酸性であり、開
始温度は開始剤が機能する適当な温度が選ばれる。濾水
性向上剤として使用する時はカチオン性水溶性重合体の
濃度が0.01〜0.5重量%程度の水溶液として添加
されるが、この際にアルミニウム塩を併用するとPH緩
衝作用等により効果が向上する。 一般的な抄紙テクニ
ックである低分子量カチオンとの組み合わせ、例えばジ
メチルジアリルアンモニウムクロリド重合物、ポリアミ
ン・エピクロルヒドリン縮合物を併用する事等も本発明
に適用できる事は言うまでもない。
【0008】
【実施例】次に実施例によって、本発明を具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に制約されるものではない。
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に制約されるものではない。
【0009】(合成例)攪拌機、温度制御装置、窒素置
換装置を備えた容量1立法メートルの合成装置に、分散
剤としてポリアクリロイルオキシエチルトリメチルアン
モニウムクロリド4.2Kg、析出剤として硫酸アンモ
ニウム84.0Kgをとり、イオン交換水303.2K
gを加えて溶解した。 これにアクリロイルオキシエチ
ルベンジルジメチルアンモニウムクロリド52.08K
g(30モル%)、アクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロリド24.93Kg(20モル%)
およびアクリルアミド22.87Kg(50モル%)を
仕込み、50°Cに加温しながら、窒素置換し、これに
重合開始剤として2,2’−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)塩酸塩を20g加え、攪拌下、50°Cで10
時間重合すると、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が
得られた。 この反応液の粘度を東京計器社製B8−H
型粘度計にて粘度を測定したところ1600CPであっ
た。 この反応液に21Kgの硫酸アンモニウムを加え
て溶解して同様に粘度を測定したところ360CPであ
った。 また光学顕微鏡にて観察したところ平均粒径は
15ミクロンであった。 この液を試料1と呼びモノマ
ー組成を変える以外は試料1と同様の合成方法により試
料2〜4を合成した。 一方 水溶液重合により試料5
〜9を合成した。 合成した各試料の一覧表を表ー1に
示す。 ポリマーの分子量の指標である固有粘度は、2
重量%濃度の硫酸アンモニウム水溶液中で測定した。
換装置を備えた容量1立法メートルの合成装置に、分散
剤としてポリアクリロイルオキシエチルトリメチルアン
モニウムクロリド4.2Kg、析出剤として硫酸アンモ
ニウム84.0Kgをとり、イオン交換水303.2K
gを加えて溶解した。 これにアクリロイルオキシエチ
ルベンジルジメチルアンモニウムクロリド52.08K
g(30モル%)、アクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロリド24.93Kg(20モル%)
およびアクリルアミド22.87Kg(50モル%)を
仕込み、50°Cに加温しながら、窒素置換し、これに
重合開始剤として2,2’−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)塩酸塩を20g加え、攪拌下、50°Cで10
時間重合すると、塩水溶液に分散した微粒子の重合体が
得られた。 この反応液の粘度を東京計器社製B8−H
型粘度計にて粘度を測定したところ1600CPであっ
た。 この反応液に21Kgの硫酸アンモニウムを加え
て溶解して同様に粘度を測定したところ360CPであ
った。 また光学顕微鏡にて観察したところ平均粒径は
15ミクロンであった。 この液を試料1と呼びモノマ
ー組成を変える以外は試料1と同様の合成方法により試
料2〜4を合成した。 一方 水溶液重合により試料5
〜9を合成した。 合成した各試料の一覧表を表ー1に
示す。 ポリマーの分子量の指標である固有粘度は、2
重量%濃度の硫酸アンモニウム水溶液中で測定した。
【0010】
【表ー1】
【0011】(実施例−1)インレット濃度4700p
pm、PH5.8の紙料を4層抄き合わせ丸網多筒式抄
紙機により抄紙試験を行った。 スクリーン入口にポリ
マーの0.2%水溶液を添加し抄造速度の向上性を比較
した。 各試料の添加条件と、無薬注時を100とした
時の生産性を表ー2に示す。
pm、PH5.8の紙料を4層抄き合わせ丸網多筒式抄
紙機により抄紙試験を行った。 スクリーン入口にポリ
マーの0.2%水溶液を添加し抄造速度の向上性を比較
した。 各試料の添加条件と、無薬注時を100とした
時の生産性を表ー2に示す。
【0012】
【表ー2】
【0013】
【発明の効果】本願発明の各試料の3元共重合体は、比
較試料である2元共重合体に対し、抄造速度の向上性に
おいて明白な優位性を示す。 製紙関係における係る性
能差はこれまでの技術の延長上では予想できなかったこ
とである。
較試料である2元共重合体に対し、抄造速度の向上性に
おいて明白な優位性を示す。 製紙関係における係る性
能差はこれまでの技術の延長上では予想できなかったこ
とである。
Claims (5)
- 【請求項1】 アクリロイルオキシエチルジメチルベン
ジルアンモニウム塩構造単位、アクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウム塩構造単位、およびアクリル
アミド構造単位をそれぞれ5モル%以上含有するアクリ
ル系水溶性カチオン性高分子から成る事を特徴とする濾
水性向上剤。 - 【請求項2】 アクリロイルオキシエチルジメチルベン
ジルアンモニウム塩構造単位、アクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウム塩構造単位、およびアクリル
アミド構造単位から成る共重合体である事を特徴とする
請求項1に記載の濾水性向上剤。 - 【請求項3】 カチオン性モノマー構造単位の総和が1
5モル%以上である事を特徴とする請求項1に記載の濾
水性向上剤。 - 【請求項4】 2重量%濃度の硫酸アンモニウム水溶液
中における固有粘度が10dl/g以上である事を特徴
とする請求項1〜3に記載の濾水性向上剤。 - 【請求項5】 アクリル系水溶性カチオン性高分子が、
高分子電解質から成る分散剤を含有する、多価アニオン
塩水溶液中のポリマー分散液であり、該分散液は(1)
分散液中のカチオン性水溶性重合体濃度が5重量%以上
であり(2)分散液中のカチオン性水溶性重合体の平均
粒径が0.1〜150ミクロンであり(3)分散液の粘
度が室温において10〜3000CPであり(4)分散
液中の塩濃度が15重量%以上、飽和濃度以下であり
(5)分散液中の分散剤濃度がカチオン性水溶性重合体
に対して1〜15重量%である事を特徴とする請求項1
〜5に記載の濾水性向上剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7260979A JPH0978488A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 濾水性向上剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7260979A JPH0978488A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 濾水性向上剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0978488A true JPH0978488A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17355401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7260979A Pending JPH0978488A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 濾水性向上剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0978488A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227090A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-08-14 | Hymo Corp | 中性新聞用紙の抄紙方法 |
WO2002100944A1 (en) * | 2001-06-11 | 2002-12-19 | Hymo Corporation | Amphoteric water-soluble polymer dispersion and use thereof |
JP2005281922A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Kurita Water Ind Ltd | 紙及び板紙の製造方法 |
CN108640484A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-10-12 | 佛山市高明区爪和新材料科技有限公司 | 一种污泥脱水剂的制备方法 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP7260979A patent/JPH0978488A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002227090A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-08-14 | Hymo Corp | 中性新聞用紙の抄紙方法 |
WO2002100944A1 (en) * | 2001-06-11 | 2002-12-19 | Hymo Corporation | Amphoteric water-soluble polymer dispersion and use thereof |
US7250462B2 (en) | 2001-06-11 | 2007-07-31 | Hymo Corporation | Amphoteric water-soluble polymer dispersion and use thereof |
JP2005281922A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Kurita Water Ind Ltd | 紙及び板紙の製造方法 |
CN108640484A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-10-12 | 佛山市高明区爪和新材料科技有限公司 | 一种污泥脱水剂的制备方法 |
CN108640484B (zh) * | 2018-05-31 | 2020-12-22 | 东莞市顶盛环保科技有限公司 | 一种污泥脱水剂的制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1581564B1 (en) | Cationic or amphoteric copolymers prepared in an inverse emulsion matrix and their use in preparing cellulosic fiber compositions | |
CA2152064C (en) | Method of producing water-soluble polymer dispersions containing a high concentration of polymer | |
KR102170792B1 (ko) | 수용성 폴리머의 신규 복합체 및 그의 용도 | |
US20060142432A1 (en) | Retention and drainage in the manufacture of paper | |
US20060266488A1 (en) | Hydrophobic polymers and their use in preparing cellulosic fiber compositions | |
EP1683817A2 (en) | Anionic copolymers prepared in an inverse emulsion matrix and their use in preparing cellulosic fiber compositions | |
IL130571A (en) | Processes for the production of paper and materials used in this process | |
KR100853926B1 (ko) | 양성 수용성 고분자 분산액 및 그 사용방법 | |
JP2008523236A (ja) | 歩留まり向上剤および濾水性向上剤 | |
JP2003517104A (ja) | セルロース系繊維組成物製造における疎水的会合性ポリマーの使用方法と、疎水的会合性ポリマー組み込みセルロース系繊維組成物 | |
JP2008525668A (ja) | 紙製造における歩留まりおよび濾水の改善 | |
BRPI0519305B1 (pt) | dispersão polimérica água em água, método para a produção de dispersões poliméricas água em água, e, uso da dispersão polimérica água em água | |
JP2008525665A (ja) | 紙製造における改善された歩留まりおよび濾水 | |
KR100422282B1 (ko) | 초지방법 | |
JP2008031584A (ja) | 抄紙方法 | |
JPH0978488A (ja) | 濾水性向上剤 | |
JP3110992B2 (ja) | 白水の有価物回収剤 | |
JP3633726B2 (ja) | 汚泥の処理方法 | |
JP3092694B2 (ja) | 填料歩留り向上剤 | |
JP3496906B2 (ja) | 板紙の濾水性向上方法 | |
NO326100B1 (no) | Fremgangsmate ved fremstilling av papir anvendende hydrofile dispersjonspolymerer av diallyldimetylammoniumklorid og akrylamid som retensjons- og avvanningsmidler | |
CN117510739A (zh) | 具有微嵌段结构的阳离子聚丙烯酰胺 | |
JPH0347813A (ja) | アクリルアミド共重合体 | |
JP2009280925A (ja) | 抄紙方法 | |
JP2001140191A (ja) | 歩留向上方法 |