JP2008031584A - 抄紙方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 微細繊維分、填料を多く含む製紙原料において、地合いを損なうことなく、歩留の向上、濾水性、搾水性の改善及び生産性の向上を図る抄紙方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 抄紙工程において、抄紙前の製紙原料中に塩水溶液中で該塩水溶液に可溶な高分子分散剤を共存させる分散重合法により製造した粒径100μm以下の微粒子の分散液を構成し、1規定NaCl水溶液中、25℃で測定した固有粘度が15〜25dl/gであるカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーを添加した後、アニオン性無機微粒子、アニオン性有機微粒子およびアニオン性ポリアクリルアミド系水溶性ポリマーから選択される一種以上を紙料中に添加すること
により達成できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、微細繊維分、填料を多く含む製紙原料において、地合いを損なうことなく、歩留の向上、濾水性、搾水性の改善ができる抄紙方法に関するものである。
従来、塗工原紙、PPC用紙、上質紙、板紙及び新聞用紙等の抄紙工程において、微細繊維、填料等の歩留率向上を図るために、種々の歩留剤システムが用いられている。例えば、せん断ステップの前に高分子量水溶性カチオン性ポリマーを加え、当該せん断ステップの後にベントナイトを加える添加処方(特許文献1)や、同様にせん断ステップの前には水溶性カチオン性ポリマーを加え、二段目として、アニオン性高分子マイクロパーティクルを添加する処方が用いられている(特許文献2)。近年、古紙及び脱墨パルプの配合比率の増加による製紙原料中の微細繊維の増加や填料として微粒な炭酸カルシウムの使用比率が高まることにより、歩留を維持するには従来の歩留システムでは添加率の増加や、一段目のカチオン性ポリマーを高分子量化する必要があった。しかし、歩留システムの添加率を増加すると歩留を維持するには多量の添加率を必要とし、添加コストが莫大となる。一方、カチオン性ポリマーを高分子量化すると過大なフロックを形成、紙品質、特に地合い性が悪化することが考えられる。又、過大なフロックは水を過多に取り込むためワイヤーパートでの濾水性の低下、ドライヤーパートでの搾水性、乾燥効率の低下を招くことになる。そのため、従来の歩留システムでは安定かつ生産的な操業ができない状態であった。
特開平5−239800号公報 特開平11−286890号公報
本発明は、微細繊維分、填料を多く含む製紙原料において、地合いを損なうことなく、歩留の向上、濾水性、搾水性の改善及び生産性の向上を図る抄紙方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため詳細な検討を行なった結果、抄紙工程において、抄紙前の製紙原料中に一段目として塩水溶液中で該塩水溶液に可溶な高分子分散剤を共存させる分散重合法により製造した粒径100μm以下の微粒子の分散液を構成し、1規定NaCl水溶液中、25℃で測定した固有粘度が15〜25dl/gであるカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーを添加することにより、パルプスラリーへの拡散性を改善、地合い性を損なうことなく歩留を向上、濾水性、搾水性の改善を図ることが可能であることを発見し本発明に達した。
本発明は抄紙工程において、抄紙前の製紙原料に塩水溶液中で該塩水溶液に可溶な高分子分散剤を共存させる分散重合法により製造した粒径100μm以下の微粒子の分散液を構成し、1規定NaCl水溶液中、25℃で測定した固有粘度が15〜25dl/gであるカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーを添加、少なくとも一つ以上のせん断工程を経て、アニオン性無機微粒子、アニオン性有機微粒子およびアニオン性ポリアクリルアミド系水溶性ポリマーから選択される一種以上を紙料中に添加する。
本発明で使用する合成カチオン性あるいは両性水溶性ポリマーを用いた添加処方により地合い性を損なうことなく歩留向上、濾水性・搾水性効果が得られ、添加コストの削減、生産性向上が達成できる。
本発明のカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーは、水溶性ポリマー濃度0.1重量%以下に1規定NaCl水溶液で希釈した数点の水溶性ポリマー希釈液を、毛細管粘度計を用いて25℃で測定した還元粘度ηsp/c(単位:dl/g)のプロットをηsp/c=[η]+k×cの式(cは重合体濃度で単位はg/dl、[η]は固有粘度)に近似した時の係数kの値が20以下である水溶性ポリマーを使用することがより好ましい。
すなわち単に水溶性ポリマーを高分子量化するだけでは過大なフロックを形成、紙品質、特に地合い性を悪化させる。また過大なフロックは水を過多に取り込むためワイヤーパートでの濾水性の低下、ドライヤーパートでの搾水性、乾燥効率の低下を招くことになる。従って本発明においては、単に高分子量化し、水溶液中において大きく広がっている高分子を用いるのではなく、架橋によって広がりの抑制ないしは収縮、あるいは結晶化によって分子が分子内の側鎖同士の分子間力によって収縮した傾向のある高分子を使用することが好ましい。
この現象は塩水溶液中の析出重合であることと関係すると考えられる。すなわち塩水溶液中で不溶化時重合体濃度が非常に高い状態になる。その結果、分子は結晶化しやすい状態に置かれることになる。この状態に加え少量の架橋剤を共存させ重合を行っているため局部的に高濃度になりやすく、結晶化を促進していると考えられる。従って高分子の一部が結晶化あるいは架橋剤による共有結合的結合によって溶液中で縮まった分子になっていると推定される。そのため係数kの値が20以下である水溶性ポリマーは、分子がより粒子的な状態にあると考えられる。
上記理由により、このような状態にある高分子を製紙工業における歩留向上剤として使用した場合、製紙原料フロックが巨大化せず小さく締ったものとなりシェアに強い。従って歩留が向上するだけでなく、地合も良好な紙が抄紙できる。また本発明は、前記製紙原料が、微細繊維分および炭酸カルシウムを含む200メッシュアンダー微細分が製紙原料全乾燥固形分に対し、45〜85質量パーセントである微細繊維を多く含む製紙原料に対し優れた効果を示す。
本発明のカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーは、アクリルアミド系水溶性ポリマーであり、下記構造式で表されるカチオン性モノマーを5〜50モル%含有する重合体であるものとする。
Figure 2008031584
一般式(1)
1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキル基或いはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素又はNH、Bは炭素数2〜4のアルコキシル基又はアルコキシレン基、X1は陰イオンをそれぞれ表わす。
前記カチオン性水溶性ポリマーの例は、以下に例示するカチオン性モノマーと非イオン性モノマーとの共重合物である。すなわちカチオン性モノマーは、カチオン性ビニル単量体である(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルやジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどの無機酸や有機酸の塩、あるいは塩化メチルや塩化ベンジルによる四級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体である。例えば単量体として、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプロピルジメチルベンジルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルアミノプロピルジメチルベンジルアンモニウム塩化物などがあげられる。またジメチルジアリルアンモニウム塩化物のようなジアリルアンモニウム塩類も使用することができる。
また両性水溶性ポリマーは、アニオン性ビニル単量体と前記カチオン性単量体の共重合により合成することができる。アニオン性ビニル単量体は、アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アクリル酸、マレイン酸あるいはイタコン酸などであり、これらを一種以上用いて共重合する。
また非イオン性単量体をこれらイオン性単量体と共重合しても良い。このような非イオン性単量体の例としては、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドアクリロイルモルホリン、アクリロイルピペラジンなどがあげられる。これらの中でアクリルアミドが最も好ましい。
これらカチオン性水溶性ポリマーのカチオン性単量体と非イオン性単量体とのモル%は、カチオン性単量体5〜50モル%、非イオン性単量体50〜95モル%であり、好ましくはカチオン性単量体10〜40モル%、非イオン性単量体60〜90モル%である。
また両性水溶性ポリマーのカチオン性単量体とアニオン性単量体とのモル%は、カチオン性単量体5〜50モル%、アニオン性単量体5〜50モル%であり、好ましくはカチオン性単量体10〜40モル%、アニオン性単量体5〜50モル%である。
本発明で使用するカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーは、塩水溶液中で該塩水溶液に可溶な高分子分散剤を共存させる分散重合法により製造した粒径100μm以下の微粒子の分散液を構成している。
塩水中分散液からなるカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーは、以下の操作によって製造することができる。すなわち塩水溶液中に分散した高分子微粒子分散液からなる水溶性重合体は、特開昭62−15251号公報などによって製造することができる。この方法は、カチオン性単量体あるいはカチオン性単量体と非イオン性単量体を、塩水溶液中で該塩水溶液に可溶なイオン性高分子からなる分散剤共存下で、攪拌しながら製造された粒系100μm以下の高分子微粒子の分散液からなるもである。イオン性高分子からなる分散剤は、ジメチルジアリルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物の単独重合体や非イオン性単量体との共重合体を使用する。塩水溶液を構成する無機塩類は、多価アニオン塩類が、より好ましく、硫酸塩又は燐酸塩が適当であり、具体的には、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、燐酸水素アンモニウム、燐酸水素ナトリウム、燐酸水素カリウム等を例示することができ、これらの塩を濃度15%以上の水溶液として用いることが好ましい。
本発明のカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーは、1規定NaCl水溶液中、25℃で測定した固有粘度が15〜25dl/gであり、この範囲の固有粘度のものを使用することが好ましい。固有粘度が15dl/gより小さいと歩留率が低下する傾向にあり、15〜25dl/gより大きいと地合の低下などを引き起こし好ましくない。
また本発明のカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーは、水溶性ポリマー濃度0.1重量%以下に1規定NaCl水溶液で希釈した数点の水溶性ポリマー希釈液を、毛細管粘度計を用いて25℃で測定した還元粘度ηsp/c(単位:dl/g)のプロットをηsp/c=[η]+k×cの式(cは重合体濃度で単位はg/dl、[η]は固有粘度)に近似した時の係数kの値が20以下である水溶性ポリマーを使用することがより好ましい。
すなわち背景技術においても説明したように、単に水溶性ポリマーを高分子量化するだけでは過大なフロックを形成、紙品質、特に地合い性を悪化させる。また過大なフロックは水を過多に取り込むためワイヤーパートでの濾水性の低下、ドライヤーパートでの搾水性、乾燥効率の低下を招くことになる。従って本発明においては、単に高分子量化し、水溶液中において大きく広がっている高分子を用いるのではなく、架橋によって広がりの抑制ないしは収縮、あるいは結晶化によって分子が分子内の側鎖同士の分子間力によって収縮した傾向のある高分子を使用することが好ましい。
この現象は塩水溶液中の析出重合であることと関係すると考えられる。すなわち塩水溶液中で不溶化時重合体濃度が非常に高い状態になる。その結果、分子は結晶化しやすい状態に置かれることになる。この状態に加え少量の架橋剤を共存させ重合を行っているため局部的に高濃度になりやすく、結晶化を促進していると考えられる。従って高分子の一部が結晶化あるいは架橋剤による共有結合的結合によって溶液中で縮まった分子になっていると推定される。そのため係数kの値が20以下である水溶性ポリマーは、分子がより粒子的な状態にあると考えられる。
上記理由により、このような状態にある高分子を製紙工業における歩留向上剤として使用した場合、製紙原料フロックが巨大化せず小さく締ったものとなりシェアに強い。従って歩留が向上するだけでなく、地合も良好な紙が抄紙できる。
本発明で使用する合成カチオン性あるいは両性水溶性ポリマーの添加率は全紙料に対して0.001〜0.1重量%であり、0.005〜0.1重量%が好ましい。0.001重量%以下では効果が発揮されないことがあり、0.1重量%以上では効果の改善が観られなく、不経済である。
本発明のカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーを添加すると、粒子の挙動を示すため分散性が良く、微細繊維分が多い場合や微粒な炭酸カルシウムを多く含む抄紙紙料に対してそれらに拡散が障害されることがないので添加が効率的である。また、局所に添加されることがないため、不均一な巨大なフロックを形成せず、地合いの低下が抑制される。
一段目のカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーの添加後、少なくとも一つ以上のせん断工程を経て前記アニオン性無機微粒子あるいはアニオン性有機微粒子を添加することにより、更に歩留の向上、濾水性・搾水性効果の改善が得られる。また、一液で必要とする添加率で歩留効果、濾水性・搾水性効果を維持するために、二液を添加することにより添加率の総量を下げることができ、添加コストが抑えられ経済的である。
本発明の抄紙方法は、水溶性ポリマー添加後、少なくとも一つ以上のせん断工程を経て、二段目としてアニオン性無機微粒子としてベントナイトあるいはコロイダルシリカを使用する。添加率は製紙原料に対して0.001〜0.5重量%であり、0.005〜0.1重量%が好ましい。
また本発明の抄紙方法は、水溶性ポリマー添加後、少なくとも一つ以上のせん断工程を経て、二段目としアクリルアミド系水膨潤性微粒子あるいは非アクリルアミド系水不溶性微粒子を使用する。アクリルアミド系水膨潤性微粒子は、アクリルアミドがアニオン性単量体と架橋性単量体を存在させた油中水型エマルジョン重合などによって合成された、高架橋度の水不溶性水膨潤微粒子である。この微粒子は、水膨潤前の粒子径が1000nm以下、好ましくは200nm以下である。一方、非アクリルアミド系水不溶性微粒子は、水不溶性モノマー、すなわちスチレンや(メタ)アクリル酸エステル類がアニオン性単量体を存在させた水中油型エマルジョン重合などによって合成された水不溶性アニオン性微粒子である。この微粒子は、粒子径が200nm以下であることが好ましい。これらアニオン性有機微粒子の添加率は全紙料に対して0.001〜0.5重量%であり、0.005〜0.1重量%が好ましい。
さらにまた本発明の抄紙方法は、水溶性ポリマー添加後、少なくとも一つ以上のせん断工程を経て、二段目としてアニオン性ポリアクリルアミド系水溶性ポリマーを添加する。アニオン性ポリアクリルアミド系水溶性ポリマーは、以下のようなものである。すなわちビニルスルホン酸、ビニルベンゼンスルホン酸あるいは2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸あるいはp−カルボキシスチレンなどの単独重合物、あるいは共重合可能な二つ以上の共重合物である。また
他の非イオン性の単量体との共重合体でも良い。例えば(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドなどがあげられ、これら一種又は二種以上との共重合が可能である。
重合する単量体(混合物)の組成は、アニオン性単量体5〜100モル%、アクリルアミド0〜95モル%である。これらアニオン性重合物の分子量としては、100万〜2000万、好ましくは500万〜1500万である。また添加率は、全紙料に対して0.001〜0.1重量%であり、0.005〜0.05重量%が好ましい。
対象紙料としては特に限定はなく、あらゆる紙料に対して適用できるが、特に従来の歩留システムでは効果の発揮され難い微細繊維分を多く含む新聞用紙や填料として炭酸カルシウムが多く用いられる塗工原紙やPPC用紙においてその効果がより発揮される。すなわち微細繊維分+炭酸カルシウムを含む200メッシュアンダー微細分の製紙原料に占める含有量として、新聞用紙では約45〜85%である。また、塗工原紙やPPC用紙では約40〜75%である。
以下に実施例をあげて詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
(合成例1)攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブルフラスコに脱イオン水117.7g、硫酸アンモニウム84.1g、カチオン性単量体として80重量%アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物(以下DMQ)17.7g及び80重量%アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩化物(以下DMABC)6.2g、50重量%アクリルアミド(以下AAM)51.9g、分散剤としてアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物単独重合体(20重量%液、粘度6450mPa・s)22.5gをそれぞれ仕込んだ。その後、攪拌しながら窒素導入管より窒素を導入し溶存酸素の除去を行った。この間、恒温水槽により35±2℃に内部温度を調整した。窒素導入30分後、開始剤として2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物の1重量%水溶液0.45g(対単量体100ppm)を添加し重合を開始させた。内部温度を35±2℃に保ち重合開始後6時間たったところで上記開始剤を0.45g追加し、さらに10時間反応させ終了した。この得られた分散液を試作1とする。このDMQ/DMABC/AAMのモル比は16/4/80であり、分散液粘度は540mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、1〜50μmの粒子であることが判明した。またキャノンフェンスケ型粘度計を用いて1規定NaCl水溶液中に重合体濃度0.02g/dl、0.04g/dl、0.06g/dlに希釈した液のそれぞれの還元粘度を25℃で測定し、係数kと固有粘度を算出した。結果を表1に示す。
(合成例2)合成例1と同様の装置に脱イオン水112.2g、硫酸アンモニウム89.3g、カチオン性単量体として80重量%DMQ13.5g及び80重量%メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物(以下DMC)9.7g、50重量%AAM52.9g、分散剤としてアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物単独重合体(20重量%液、粘度6450mPa・s)22.5gをそれぞれ仕込み、実施例1と同様の方法で反応した。得られた分散液を試作2とする。このDMQ/DMC/AAMのモル比は12/8/80であり、この分散液の粘度は720mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、1〜50μmの粒子であることが判明した。また実施例1と同様の方法で還元粘度を測定し、係数kと固有粘度を算出した。結果を表1に示す。
(合成例3)合成例1と同様の装置に脱イオン水112.3g、硫酸アンモニウム89.3g、60重量%アクリル酸(以下AAC)2.7g、カチオン性単量体として80重量%DMQ11.2g及び80重量%DMC11.6g、50重量%AAM50.9g、分散剤としてアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物単独重合体(20重量%液、粘度6450mPa・s)22.5gをそれぞれ仕込み、実施例1と同様の方法で反応した。得られた分散液を試作3とする。このAAC/DMQ/DMC/AAMのモル比は5/10/10/75であり、分散液の粘度は870mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、1〜50μmの粒子であることが判明した。また実施例1と同様の方法で還元粘度を測定し、係数kと固有粘度を算出した。結果を表1に示す。
(合成例4)合成例1と同様の装置に脱イオン水111.9g、硫酸アンモニウム89.3g、カチオン性単量体として80重量%DMQ16.0g及び50重量%AAM37.5g、分散剤としてアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物単独重合体(20重量%液、粘度6450mPa・s)15.8gをそれぞれ仕込んだ。その後、攪拌しながら窒素導入管より窒素を導入し溶存酸素の除去を行った。この間、恒温水槽により35±2℃に内部温度を調整した。窒素導入30分後、開始剤として2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物の1重量%水溶液0.45g(対単量体100ppm)を添加し重合を開始させた。内部温度を35±2℃に保ち、重合開始の2時間後に80重量%DMQ3.4g、50重量%AAM8.0g、分散剤のアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物単独重合体(20重量%液、粘度6450mPa・s)3.4gの混合物を添加した。更に2時間後に80重量%DMQ3.4g、50重量%AAM8.0g、分散剤のアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物単独重合体(20重量%液、粘度6450mPa・s)3.4gの混合物を添加した。重合開始より8時間たったところで上記開始剤を0.45g追加し、さらに10時間反応させ終了した。重合反応中は窒素導入管より窒素を導入し続けた。この得られた分散液を試作4とする。このDMQ/AAMのモル比は20/80であり、分散液粘度は960mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、1〜50μmの粒子であることが判明した。また実施例1と同様の方法で還元粘度を測定し、係数kと固有粘度を算出した。結果を表1に示す。
(比較合成例1)実施例4と同じ単量体組成を分割して仕込まずに全量を一括して仕込んで、重合を開始させた。重合開始後2時間後に反応液の粘度が著しく増加し攪拌不可能となり、全量が一塊となり流動性のある分散液として得られなかった。
(比較合成例2)比較例1と同様に実施例4と同じ単量体組成を分割して仕込まずに全量を一括して仕込み、さらに連鎖移動剤としてイソプロピルアルコールを対単量体0.5%加えた。すなわち脱イオン水111.9g、硫酸アンモニウム89.3g、カチオン性単量体として80重量%DMQ22.8g及び50重量%AAM5305g、分散剤としてアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物単独重合体(20重量%液、粘度6450mPa・s)22.5g、連鎖移動剤としてイソプロピルアルコール0.23gをそれぞれ仕込み、実施例1と同様の方法で反応した。得られた分散液を比較2とする。このDMQ/AAMのモル比は20/80であり、この分散液の粘度は1020mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、1〜50μmの粒子であることが判明した。また実施例1と同様の方法で還元粘度を測定し、係数kと固有粘度を算出した。結果を表1に示す。
(比較合成例3)実施例1と同じ単量体組成にさらに連鎖移動剤としてイソプロピルアルコールを0.23g(対単量体0.5%)加え、実施例1と同様の方法で反応した。得られた分散液を比較3とする。このDMQ/DMABC/AAMのモル比は16/4/80であり、分散液粘度は390mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、1〜50μmの粒子であることが判明した。また実施例1と同様の方法で還元粘度を測定し、係数kと固有粘度を算出した。結果を表1に示す。
(表1)
Figure 2008031584
DMQ:アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物
DMC:メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物
ABC:アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩化物、AAC:アクリル酸、AAM:アクリルアミド、数値の単位 分散液粘度:mPa・s、固有粘度(1規定NaCl水溶液中):dl/g
ダイナミックジャーテスターによる歩留率の測定試験を行なった。200メッシュワイヤー使用。使用原料は、固形分濃度0.9質量%で、200メッシュアンダーが73.0%(微細分;微細繊維分+填料 炭酸カルシウム) の新聞用紙製紙原料を用いた。製紙原料の物性値は、pH7.3、Whatman No.41濾紙濾過液のカチオン要求量 0.0249meq/L、濁度 10NTUであった。カチオン要求量はミューテック社製PCD−03型、濁度はHACH社製DR−2100型をそれぞれ使用した。ミューテック社製SZP−06型によるSZPは−7.3mVであった。一液目として試料―1を対紙料固形分に対して150ppm添加、攪拌回転数1200rpmで20秒間攪拌後、二液目としてアニオン性ポリアクリルアミド塩水中分散液(アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム=70/30共重合物、分子量1000万)(試料―5)を対紙料固形分に対して150ppm添加、10秒間攪拌後、濾液を採取、ADVANTECNo.2濾紙にて濾過後、SSを測定、総歩留率を測定後、濾紙を525℃で2時間灰化し、灰分歩留率を測定した。
同様な試験を試料―2〜試料―4に関してアニオン性ポリアクリルアミド塩水中分散液あるいはベントナイト(添加量として1500ppm)と組み合わせて実施した。これらの結果を表2に示す。
(比較試験1)比較―2〜比較―3を用いて同様な試験を実施した。その結果を表2に示す。
本発明の試料―1〜試料―4を用いた実施例1−1〜1−4は、比較試験1−2〜1−3に比べて、総歩留率、灰分歩留率がが向上していることが確認できる。
(表2)
Figure 2008031584
カチオン/両性;添加率0.015%(対乾燥製紙原料)、試料―5;添加率0.015%(対乾燥製紙原料)、BT(ベントナイト);0.15%(対乾燥製紙原料)
実施例1と同紙料を用いて動的濾水性試験機DDA(Dynamic Drainage Analyzer、マツボー社製)による濾水性及び地合い性の測定試験を行なった。製紙原料を底部に315メッシュワイヤーの付いたDDA攪拌槽に投入。一液目として試料―2〜試料―4を対紙料固形分に対して150ppm添加、攪拌回転数1000rpmで20秒間攪拌後、二液目としてアニオン性ポリアクリルアミド塩水中分散液(アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム=70/30共重合物、分子量1000万)(試料―5)を対紙料固形分に対して150ppm添加、10秒間攪拌後、300mBarの減圧下で、紙料を吸引し、ワイヤー上にシートを形成した時点の濾水時間、形成したシートの最終減圧度(成紙の地合に関係する数値)を測定し、その結果を表3に示す。
(比較試験2)実施例1と同紙料を用いて同試験条件で動的濾水性試験機DDAによる濾水性及び地合い性の測定試験を行なった。一液目として比較―2〜比較―3を対紙料固形分に対して150ppm添加、二液目としてアニオン性ポリアクリルアミド塩水中分散液(アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム=70/30共重合物、分子量1000万)(試料―5)を対紙料固形分に対して150ppm添加し、あるいはベントナイトを対紙料固形分に対して1500ppm添加し、濾水時間、最終減圧度を測定し、その結果を表3に示す。
(表3)
Figure 2008031584
本発明の試料―1〜試料―4は、比較−2〜比較―3に比べて、濾水時間が短縮しており、濾水性能が良いことが確認できる。また、最終減圧度は、地合い性の指標となり、数値が高い程、地合い性は良いと判断できる。試料―1〜試料―4は、比較−2〜比較―3に比べて、同程度であることから地合い性を損なうことなく濾水性能が向上することを意味する。これは、試料―1〜試料―の濾水性は比較−2〜比較―3に比べて改善されているが、形成フロックが細かく過大なフロックを形成しないため最終減圧度は同程度であることを示唆する。
実施例1と同様な製紙原料と条件により歩留試験を実施した。一液目として試料―1〜試料―4を対紙料固形分に対して150ppm添加、攪拌回転数1000rpmで20秒間攪拌後、二液目としてスチレン93モル%とメタクリル酸7モル%からなる単量体混合物を、アニオン性高分子界面活性剤とポリオキシエチレン系親水性界面活性剤によりマイクロエマルジョンを形成させ重合して得た粒径150nmのアニオン性高分子マイクロパーティクル(試料―6)を対紙料固形分に対して150ppm添加、10秒間攪拌後、濾液を採取、ADVANTECNo.2濾紙にて濾過後、SSを測定、総歩留率を測定後、濾紙を525℃で2時間灰化し、灰分歩留率を測定した。その結果を表4に示す。
(比較試験3)比較―2〜比較―3を用いて同様な試験を実施した。その結果を表4に示す。
実施例4と同様な試験をアニオン性高分子マイクロパーティクルとして水膨潤性ポリアクリルアミド粒子を用いて実施した。すなわちアクリルアミド88モル%とアクリル酸12モル%、メチレンビスアクリルアミド対単量体0.5質量%からなる単量体混合物を、ソルビタンオレート系疎水性界面活性剤により油中水型エマルジョンを形成させ、重合して得た水不溶性粒子(水中に分散後の粒径が約700nm)(試料―7)を用いた。その結果を表4に示す。
(比較試験4)比較―2〜比較―3を用いて同様な試験を実施した。その結果を表4に示す。





(表4)
Figure 2008031584










Claims (6)

  1. 製紙工程における抄紙時、製紙原料中に歩留及び/または水切れ向上を目的として、一段目として塩水溶液中で該塩水溶液に可溶な高分子分散剤を共存させる分散重合法により製造した粒径100μm以下の微粒子の分散液を構成し、1規定NaCl水溶液中、25℃で測定した固有粘度が15〜25dl/gであるカチオン性あるいは両性水溶性ポリマーを添加、少なくとも一つ以上のせん断工程を経て、二段目としてアニオン性無機微粒子、アニオン性有機微粒子およびアニオン性ポリアクリルアミド系水溶性ポリマーから選択される一種以上を紙料中に添加することを特徴とする抄紙方法。
  2. 前記カチオン性あるいは両性水溶性ポリマーが、水溶性ポリマー濃度0.1重量%以下に1規定NaCl水溶液で希釈した数点の水溶性ポリマー希釈液を毛細管粘度計にて25℃で測定した還元粘度ηsp/c(単位:dl/g)のプロットをηsp/c=[η]+k×cの式(cは重合体濃度で単位はg/dl、[η]は固有粘度)に近似した時の係数kの値が20以下であることを特徴とする請求項1に記載の抄紙方法。
  3. 前記カチオン性あるいは両性水溶性ポリマーが、下記一般式(1)で表されるカチオン性モノマーを5〜50モル%含有するアクリルアミド系水溶性ポリマーであることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の抄紙方法。
    Figure 2008031584
    一般式(1)
    1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキル基或いはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素又はNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基又はアルコキシレン基、X1は陰イオンをそれぞれ表わす。
  4. 前記アニオン性無機微粒子がベントナイトあるいはコロイダルシリカであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の抄紙方法。
  5. 前記アニオン性有機微粒子が、アクリルアミド系水膨潤性微粒子あるいは非アクリルアミド系水不溶性微粒子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の抄紙方法。
  6. 前記製紙原料が、微細繊維分および炭酸カルシウムを含む200メッシュアンダー微細分が製紙原料全乾燥固形分に対し、45〜85質量パーセントであることを特徴とする請求項1に記載の抄紙方法。











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