JP2005344055A - 顔料および顔料組成物 - Google Patents

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Abstract


【課題】高耐侯性、耐マイグレーション性、高耐熱性、アゾ金属錯体の色相を失うことなく微細で流動性、透明性に優れるアゾ金属錯体顔料または金属錯体顔料に使用できうる顔料分散剤を得ることを目的とする。
【解決手段】 式[1]で示されるアゾバルビツール酸金属錯体に式[2]、[3]で示される化合物を包接させて得られる顔料。
式[1]
【化1】
Figure 2005344055

(MetalはFe、Ni、Cu、Cs、Cd、Co、Al、Cr、Sn、Pb、Mnを表す)
式[2]
【化2】
Figure 2005344055

(Xは式[4]もしくは式[5]もしくは水素を示し、A1は水素、アミノ基、ハロゲンもしくはアゾ基、アルキレン基で接合された色素骨格もしくは色素骨格の一部、Y1は-NH-、−O-、もしくは−CH2−を表す。)
一般式[3]
【化3】
Figure 2005344055

(Xは式[4]もしくは式[5]もしくは水素を示し、Aは水素、アミノ基、ハロゲンもしくはアゾ基、アルキレン基で接合された色素骨格もしくは色素骨格の一部を表す。)

Description

本発明はアゾバルビツール酸金属錯体顔料に関するものであり、更に詳しくは特定の構造の化合物を包接させて得られる顔料に関する。
一般に各種コーティングまたはインキ組成物中において、鮮明な色調と高い着色力を発揮する実用上有用な顔料は微細な粒子からなっている。しかしながら顔料の微細な粒子は、オフセットインキ、グラビアインキ、カラーフィルター用レジストインキ、インクジェット用インキ、塗料のような非水系ビヒクルに分散する場合、安定な分散体を得るのは難しく、製造作業上および得られる製品の価値に重大な影響を及ぼす種々の問題を引き起こすことが知られている。
例えば、微細な粒子からなる顔料を含む分散体は往々にして高粘度を示し、製品の分散機からの取り出し、分散機からタンク等への移送が困難となるばかりでなく、更に悪い場合は貯蔵中にゲル化を起こし使用困難となることがある。また、異種の顔料を混合して使用する場合、顔料の凝集による色分かれや沈降などの現象により、展色物において、色むらや著しい着色力の低下を引き起こすことがある。さらに、展色物の塗膜表面に関しては光沢の低下、レベリング不良等の状態不良を生ずることがある。また、顔料の分散とは直接関係しないが一部の有機顔料では顔料の結晶状態の変化を伴う現象がある。すなわち、オフセットインキ、グラビアインキ、カラーフィルター用インキおよび塗料等の場合は、ビヒクル中でエネルギー的に不安定な状態にあった顔料の結晶粒子が、その大きさ・形態等を変化させて安定状態に移行するために展色物において著しい色相の変化、着色力の低下、粗粒子の発生等により商品価値を損なうことがある。
カラーフィルターやインクジェット等で基本色または補色で用いられるイエローを出すための顔料としては、高耐侯性、高着色力を有する事が必要であり、好適にはイソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、キノフタロン系顔料、アゾ金属錯体顔料等が上げられる。そのなかでアゾバルビツール酸金属錯体は高着色力な顔料であり現在広く用いられている。しかしながらこの顔料は包接化合物を持たない場合粒子制御が難しく、凝集が強くなったり粒子が不揃いになったりするため難分散な顔料となる。また耐熱性も決して良くない。
そこで特許文献1、特許文献2ではアゾバルビツール酸金属錯体に対し包接化合物、特に好適な物としてメラミン化合物を包接させて、pHを調整することで分散を改良する事が提案されている。この手法によって耐侯性、耐熱性は良好になるが、依然として難分散な顔料になりやすいため、その状態でビヒクルへの分散をするためには多大なるエネルギーをかけ機械的に分散するか、界面活性剤やカルボン酸金属塩、顔料骨格に塩基性基や酸性基を導入した、いわゆる顔料誘導体を併用する必要があった。
また一般的に顔料分散体を得る際に界面活性剤やカルボン酸金属塩、顔料分散剤を添加することで分散が改善されることが知られている。一方それらの添加により耐熱性や耐侯性の低下、マイグレーションの増加等印刷インキや塗料、インクジェットインキ、カラーフィルター用レジストインキにした場合に必要な諸特性が失われる場合がある。顔料分散剤としては顔料並みの高い耐侯性や耐熱性を保持しながら、他の顔料への分散効果も発揮する化合物が必要とされてきた。
特開昭58−52361号公報 特開2000−119544号公報
本発明が解決しようとする課題は、アゾ金属錯体の色相を失うことなく低粘度、低チキソトロピック性、耐熱性に良好なインキ及び塗料を提供することにある。
本発明は、下記一般式[1]で示されるアゾバルビツール酸金属錯体に下記一般式[2]もしくは一般式[3]で示される化合物を包接させて得られる顔料に関する。
一般式[1]
Figure 2005344055
(式中、MetalはFe、Ni、Cu、Cs、Cd、Co、Al、Cr、Sn、Pb、Mnを表す)
一般式[2]
Figure 2005344055
(但し式中Xは一般式[4]もしくは一般式[5]もしくは水素を示し、A1は水素、アミノ基、ハロゲンもしくはアゾ基、アルキレン基で接合された色素骨格もしくは色素骨格の一部、Y1は-NH-、−O-、もしくは−CH2−を表す。)
一般式[3]
Figure 2005344055
(但し式中Xは一般式[4]もしくは一般式[5]もしくは水素を示し、Aは水素、アミノ基、ハロゲンもしくはアゾ基、アルキレン基で接合された色素骨格もしくは色素骨格の一部を表す。)
一般式[4]
Figure 2005344055
(但し、式中Rは水素原子もしくは炭素数1〜6のアルキル基を表し、Rは炭素数1〜6のアルキル基を表し、Zは炭素数1〜4のアルキレン基、アルキルオキシアルキレン基、-Ar-Y−Y−を表し、Yは−CONH−、−SO2NH−を表しYはアルキレン基、アルキルオキシアルキレン基を表し、Arは置換基を有しても良いアリーレン基を表す。)
一般式[5]
Figure 2005344055
(但し、Zは炭素数1〜4のアルキレン基、もしくはアルキルオキシアルキレン基もしくは-Ar-Y−Y−を表し、Arは置換基を有しても良いアリーレン基を表し、Yは−CONH−、−SO2NH−を表しYはアルキレン基もしくはアルキルオキシアルキレン基を表し、Z3はスルホニル基もしくはカルボニル基を表す。)
更に本発明は、粒径が20nm〜400nmである上記顔料に関する。
更に本発明は、縮合多環顔料もしくは金属錯体顔料および上記顔料を含有し、上記顔料の比率が重量基準で1〜30%であることを特徴とする顔料組成物に関する。
更に本発明は、縮合多環顔料もしくは金属錯体顔料が、Pigment Green 7、Pigment Green36、Pigment Yellow 138 Pigment Yellow 139、Pigment Yellow 185および Pigment Yellow 150 からなる群から選ばれる少なくとも一種である上記顔料組成物に関する。
更に本発明は、更に樹脂型分散剤を含有せしめる上記顔料組成物に関する。
本発明の化合物はきわめて容易に製造が可能であり、さらに本発明の顔料を使用することにより、非集合性、非結晶性、流動性に優れるだけでなく、塗膜の光沢、色相に優れたオフセットインキ、グラビアインキ、カラーフィルター用インキ、インクジェット用インキ等のインキ及び塗料を得ることが可能となる。そのことにより、インキ製造、塗料製造、印刷などの各工程において生産性を向上させることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の顔料はアゾバルビツール酸に金属を錯体化したのち、一般式[2]もしくは一般式[3]で示される特定の化合物を包接させて得られる顔料であり、主にアゾバルビツール酸を得る第1の工程、金属と錯体化および一般式[2]もしくは一般式[3]で示される特定化合物を包接させる第2の工程に分かれる。
第1の工程にはアゾバルビツール酸を得る工程であり、この工程は公知の製造法によって得られる。すなわち、バルビツール酸をアミノグアニジン重炭酸塩等の公知のジアゾ化剤によってジアゾバルビツール酸にし、引き続きバルビツール酸とのカップリングによってアゾバルビツール酸を得る事が出来る。このアゾバルビツール酸はナトリウムやカリウム等の塩として存在し、また水分子が1〜2個水和物として存在することが出来る。
第2の工程は第1の工程で得られたアゾバルビツール酸に対し、金属錯体化および一般式[2]もしくは一般式[3]で示される特定の化合物を包接させることである。まずアゾバルビツール酸を10から30倍の水に分散し、その後適宜希酢酸水溶液や水酸化カリウム水溶液で溶解させた一般式[2]もしくは一般式[3]で示される特定の化合物を添加する。その後、0.1〜1.0時間の時間をかけて3〜10倍の水で希釈した金属塩を添加する。pHを1〜3の領域に調整した後80℃以上の温度でレーキ化を1〜2時間行う。さらにその後pHを4〜6の領域にし、80℃以上で1〜12時間加熱撹拌する。その後あらためてpHを6〜8の間に調整したうえで取り出すことで目的とする顔料が得られる。
第2の工程で用いる金属塩とは金属酢酸、金属臭化物、金属塩化物等が挙げられる。中でも金属塩化物が好適であり、すなわち塩化ニッケル、塩化鉄、塩化銅、塩化カドミウム、塩化セシウム、塩化コバルト、塩化アルミ、塩化クロム、塩化錫、塩化鉛、塩化マンガンなどが用いられる。
第2の工程で用いられる一般式[2]もしくは一般式[3]の化合物は一般的に顔料分散剤としての効果も発揮する事が既に知られている化合物である。顔料分散剤では末端にスルホニル基、カルボニル基等酸性の官能基を有するもの、もしくは2級、3級アミンのように塩基性を示すものが用いられる。これらの化合物を分散剤として顔料とともに顔料組成物に含有せしめた場合に比べて、包接した場合に驚くべき分散効果を示す。また分散効果のみならず、分散剤が持つマイグレーション性や耐熱性の低下といった悪影響がなく顔料組成物として高いポテンシャルを持つことができる。
一般式[2]もしくは一般式[3]における色素骨格もしくは色素骨格の一部とは顔料骨格や染料骨格、またはその一部であり顔料の具体例としては、フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ジケトピロロピロール顔料、イソインドリン顔料、イソインドリノン顔料、ジアミノジアントラキノン顔料、ジスアゾ顔料、レーキレッド顔料等が上げられる。色素骨格の一部としては、ベンズイミダゾロン、アセトアセトアニライド、アセトアセトキシリジド、5−アセトアセチルアミノベンズイミダゾロン、フタルイミド、バルビツール酸、2−アミノー4−ニトロトルエン、4−アセトアセトー4−サルファニックアシッド、2‘−4’−ジメチルアセトアセトアニライド、アントラキノン、N−エチルカルバゾール等が挙げられる。
第2の工程で用いられる一般式[2]もしくは一般式[3]の具体例のうち特に好適な物を以下に示す。ただし本発明は以下の化合物に限定されるものではない。
Figure 2005344055
第2工程の後、常法でコンディショニングすることにより顔料が得られる。得られた顔料は微細かつ流動性に優れるため後工程なくそのまま顔料としても用いることもできるが、更なる顔料化工程を経ることも出来る。顔料化工程とはドライミリング法、ドライソルトミリング法、ソルベントソルトミリング法や、水と有機溶媒との混合エマルション中で撹拌する方法、有機溶媒中で撹拌する方法等が好適な例として挙げられる。これらの処理により更なる整粒、微細化等を行う事が出来るため、非常に高度な分散を必要とする用途、透過光を利用する用途の場合に用いられる。
本発明の顔料の粒径は特に限定されるものではないが、おおむね20〜400nmに仕上がる場合が多く、この粒径の範囲が好適である。20nmより粒径が小さいと分散が非常に難しく、400nmより大きいと可視光の波長の半分以上になってしまうため散乱の影響が大きくなり透過光を利用する用途では不利になる。特に好適には50〜250nmの粒径の顔料が用いられる。
本発明の化合物は単独で黄色顔料用途として使用することも出来るが、驚くべき事に本発明の化合物は縮合多環系の顔料もしくは金属錯体顔料に対する分散剤としての効用も発現する。顔料として他の顔料と顔料組成物を作成した場合、分散剤が不要もしくは減量できるメリットがある。本発明における縮合多環系顔料としては、ベンズイミダゾロン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、フタロシアニン系顔料、ジオキサジン系顔料、キノフタロン系顔料、アントラキノン系顔料、チアジンインジゴ系顔料、イソインドリン系顔料等が上げられる。金属錯体顔料としては、Pigment Green 10、Pigment Yellow 117、Pigment Yellow 150、Pigment Yellow 153、Pigment Red 257、Pigment Orange 68、イソインドリン系金属錯体顔料等が挙げられる。
本発明の顔料組成物には、分散効果をさらに高めるために樹脂型顔料分散剤を併用して添加することもできる。樹脂型顔料分散剤とはポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系で構成される高分子であり、側鎖にアミノ基、水酸基、カルボキシル基、カルボン酸エステル、アミド基などの官能基をもち、重量平均分子量1000〜100000のものである。樹脂型顔料分散剤の重量平均分子量が1000未満では十分な立体障害が得られず、分散効果は低下し、重量平均分子量が100000より大きくても逆に凝集作用が生じる場合があり好ましくない。また、樹脂型顔料分散剤の酸価もしくはアミン価は5〜200mgKOH/g が好ましい。5mgKOH/g 未満では本発明の顔料分散剤との相互作用が不十分に成りやすく、本発明の顔料分散剤が顔料表面に吸着していても十分な分散効果が得られない場合もある。一方、樹脂型顔料分散剤の酸価もしくはアミン価が200mgKOH/g を越えると顔料成分への親和部に比べ立体障害層が少なくなり、分散効果が不十分に成るため好ましくない。
本発明の化合物を顔料分散剤として使用する場合の使用方法としては、例えば次のような方法がある。
1.顔料と顔料分散剤を予め混合して得られる顔料組成物をビヒクル中に添加して分散する。
2.ビヒクルに顔料と顔料分散剤を別々に添加して分散する。
3.ビヒクルに顔料と顔料分散剤を予め別々に分散し得られた分散体を混合する。この場合、顔料分散剤を溶剤のみで分散しても良い。
4.ビヒクルに顔料を分散した後、得られた顔料分散体に顔料分散剤を添加する。
等の方法があり、これらのいずれによっても目的とする効果が得られる。
本発明の顔料組成物は、必要により各種有機溶剤、樹脂(ワニス)、添加剤、市販分散剤等と混合して、横型サンドミル、縦型サンドミル、アニュラー型ビーズミル、アトライター等で分散することにより、顔料組成物をビヒクルに分散せしめてなる顔料分散体を製造することができる。顔料、顔料分散剤、樹脂(ワニス)、樹脂型分散剤、添加剤、有機溶剤は、すべての成分を混合してから分散してもよいが、初めに顔料と本発明の顔料分散剤を有機溶剤に分散し、次いで、樹脂型分散剤、樹脂を添加して分散することが望ましい。
また、横型サンドミル、縦型サンドミル、アニュラー型ビーズミル、アトライター等で分散を行う前に、ニーダー、3本ロールミル等の練肉混合機を使用した前分散、2本ロールミル等による固形分散、または顔料への顔料誘導体の処理を行ってもよい。また、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、ボールミル、ロールミル、石臼式ミル、超音波分散機等のあらゆる分散機や混合機が顔料分散体を製造するために利用できる。
また本発明の顔料組成物にはビヒクルを追加することもできる。用いられるビヒクルとしては、石油樹脂、カゼイン、セラック、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ニトロセルロース、セルロースアセテートブチレート、環化ゴム、塩化ゴム、酸化ゴム、塩酸ゴム、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ビニル樹脂、塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、乾性油、合成乾性油、スチレン変性マレイン酸、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂塩素化ポリプロピレン、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂等が挙げられる。
本発明の感光性樹脂としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する線状高分子にイソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等の反応性置換基を有する(メタ)アクリル化合物やケイヒ酸を反応させて、(メタ)アクリロイル基、スチリル基等の光架橋性基を該線状高分子に導入した樹脂が用いられる。また、スチレン−無水マレイン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリル化合物によりハーフエステル化したものも用いられる。
溶剤としては、例えばシクロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、トルエン、キシレン、エチルセロソルブ、メチル−nアミルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、トルエン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、n−ヘキサン、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ソルベッソ100(エクソン化学株式会社製)、スワゾール1000、石油系溶剤、またインキ用としてライムロジンワニス、ポリアミド樹脂ワニスまたは塩化ビニル樹脂ワニス等のグラビアインキ、ニトロセルロースラッカー、アミノアルキッド樹脂の常乾もしくは焼き付け塗料、アクリルラッカー、アミノアクリル樹脂焼き付け塗料、ウレタン系樹脂塗料が挙げられ、これらを単独もしくは混合して用いる。
以下、製造例、実施例により本発明を説明する。発明はこれに限定されるものではない。例中、%とは重量%を部は重量部をそれぞれ表わす。
中間体製造例1 アゾバルビツール酸ナトリウム塩の作成
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けて水150部を仕込み、さらに35%塩酸63部を溶解させ、塩酸溶液を作る。溶液を撹拌しながら発泡を注意しアミノグアニジン重炭酸塩を30部溶解させる。溶解を確認した後アイスバスにて液温を0℃まで下げ、30分かけて亜硝酸ナトリウムを19部仕込む。0℃〜15℃の間で30分撹拌した後、ヨウ化カリウムでんぷん紙に着色が認められなくなるまでスルファミン酸を仕込む。さらにバルビツール酸25.6部を添加後55℃まで昇温し2時間そのまま撹拌する。さらにバルビツール酸を25.6部投入し、80℃まで昇温したのちpHが5になるまで水酸化ナトリウムを投入する。
さらに80℃で3時間撹拌した後、70度まで下げろ過温水洗、80℃乾燥を行いアゾバルビツール酸モノナトリウム1水和物61.4部(収率94.8%)を得た。
顔料製造例1 表1(a)の化合物を包接させた顔料の調整
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けて水200部を仕込み、さらに撹拌しながら中間体製造例1で得られたアゾバルビツール酸ナトリウム塩の粉末を8.5部投入し分散を確認する。均一に分散した後溶液を95℃まで昇温したのち塩化ニッケル6水和物6.3部を水30部に溶解した緑色溶液を30分かけて滴下する。滴下終了後速やかに60部の10%苛性ソーダ溶液に表1(a)の化合物21.5部を溶解させておいた溶液を5分で滴下する。その後pHを1に調整し90℃で1.5時間加熱攪拌を行う。その後pHを5.5に調整しさらに4時間加熱撹拌する。70℃まで冷却後速やかに濾過をし、無機塩が洗浄できるまで70℃温水洗を繰り返す。終了後乾燥、粉砕の工程を経て顔料14部を得た。
顔料製造例2 表1(b)の化合物を包接させた顔料の調整
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けて水200部を仕込み、さらに撹拌しながら製造例1で得られたアゾバルビツール酸ナトリウム塩の粉末を8.5部投入し分散を確認する。均一に分散した後溶液を95℃まで昇温したのち塩化ニッケル6水和物6.3部を水30部に溶解した緑色溶液を30分かけて滴下する。滴下終了後速やかに60部の2%酢酸溶液に表1(a)の化合物8.2部を溶解させておいた溶液を5分で滴下する。その後pHを2に調整し90℃で1.5時間加熱攪拌を行う。その後pHを5.5に調整しさらに4時間加熱撹拌する。70℃まで冷却後撹拌を止め速やかに濾過をし、無機塩が洗浄できるまで70℃温水洗を繰り返す。終了後乾燥、粉砕の工程を経て顔料20.2部を得た。
顔料製造例3 表1(f)の化合物を包接させた顔料の調整
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けて水150部を仕込み、さらに撹拌しながら中間体製造例1で得られたアゾバルビツール酸ナトリウム塩の粉末を8.5部投入し分散を確認する。均一に分散した後溶液を95℃まで昇温したのち塩化ニッケル6水和物6.3部を水30部に溶解した緑色溶液を30分かけて滴下する。滴下終了後速やかに110部の10%苛性ソーダ溶液に表1(f)の化合物29.1部を溶解させておいた溶液を5分で滴下する。その後pHを1に調整し90℃で1.5時間加熱攪拌を行う。その後pHを5.5に調整しさらに4時間加熱撹拌する。70℃まで冷却後速やかに濾過をし、無機塩が洗浄できるまで70℃温水洗を繰り返す。終了後乾燥、粉砕の工程を経て顔料33.5部を得た。
顔料製造例4 表1(c)の化合物を包接させた顔料の調整
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けて5%酢酸水260部を仕込む。さらに表1(c)の化合物16部を添加し、溶解が確認されるまで攪拌する。さらに撹拌しながら中間体製造例1で得られたアゾバルビツール酸ナトリウム塩の粉末を8.5部投入し分散を確認する。均一に分散した後溶液を95℃まで昇温したのち塩化ニッケル6水和物6.3部を水30部に溶解した緑色溶液を30分かけて滴下する。その後pHを1に調整し90℃で1.5時間加熱攪拌を行う。その後pHを5.5に調整しさらに4時間加熱撹拌する。70℃まで冷却後速やかに濾過をし、無機塩が洗浄できるまで70℃温水洗を繰り返す。終了後乾燥、粉砕の工程を経て顔料25部を得た。
顔料比較製造例1
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けて水260部を仕込み撹拌しながら製造例1で得られたアゾバルビツール酸ナトリウム塩の粉末を8.1部仕込み分散を確認する。均一に分散した後溶液を95℃まで昇温したのち塩化ニッケル6水和物6.3部を水30部に溶解した緑色溶液を30分かけて滴下する。滴下終了後速やかに6.3部のメラミンを仕込み、95℃で1.5時間加熱攪拌を行う。その後pHを5.5に調整しさらに2時間加熱撹拌する。70℃まで冷却後速やかに濾過をし、無機塩が洗浄できるまで70℃温水洗を繰り返す。終了後乾燥、粉砕の工程を経て顔料14.1部を得た。
樹脂型分散剤製造例1
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けてシクロヘキサノン70.0部を仕込み、80℃に昇温し反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりn−ブチルメタクリレート13.3部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート4.6部、メタクリル酸4.3部、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート(東亜合成社製アロニックスM110)7.4部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.4部の混合溶液を2時間かけて滴下した。滴下終了後、更に3時間反応を継続し、固形分30%、重量平均分子量26000のアクリル樹脂の溶液を得た。
室温まで冷却した後、樹脂溶液約2gをサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重量%になるようにシクロヘキサノンを添加してアクリル樹脂溶液1を調製した。
次に得られた顔料を用いて顔料分散体を作製した。
実施例1
顔料製造例1で得られた顔料12部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例1
顔料製造例1を顔料比較製造例1に変更した以外は実施例1と同じにして顔料分散体を得た。
比較例2
比較製造例1の顔料11部、表1の化合物(a)1部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
実施例2〜4
顔料製造例1を顔料製造例2〜4に変更した以外は実施例1と同じにして顔料分散体を得た。
実施例5
東洋インキ製造(株)製リオノールグリーン6YK (C.I.Pigment Green 36) 10部、顔料製造例4で得られた顔料2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例3
顔料製造例2で得られた顔料2部を、比較製造例1で得られた顔料2部に変更した以外は実施例2と同じにして顔料分散体を得た。
比較例4
顔料製造例2で得られた顔料2部を、比較製造例1で得られた顔料1.8部、表1(c)の化合物0.2部に変更した以外は実施例2と同じにして顔料分散体を得た。
実施例6
チバスペシャリティーケミカルズ社製イルガフォアレッドB-CF(C.I.Pigment Red 254)10部、顔料製造例2で得られた顔料2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例5
チバスペシャリティーケミカルズ社製イルガフォアレッドB-CF(C.I.Pigment Red 254)10部、顔料製造例2で得られた顔料2部をイルガフォアレッドB-CF 12部に変更した以外は実施例6と同じにして顔料分散体を得た。
実施例7
東洋インキ製造(株)リオノールブルーE 10部(C.I.Pigment Blue 15:6)、顔料製造例3で得られた顔料2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例6
東洋インキ製造(株)リオノールブルーE 10部(C.I.Pigment Blue 15:6)、顔料製造例3で得られた顔料2部をリオノールブルーE 12部に変更した以外は実施例7と同じにして顔料分散体を得た。
実施例8
バイエル社製バイプラストイエローE4GN(C.I.Pigment Yellow 150) 10部、顔料製造例4で得られた顔料2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例7
バイエル社製バイプラストイエローE4GN(C.I.Pigment Yellow 150) 10部、顔料製造例4で得られた顔料2部をバイプラストイエローE4GN 12部に変更した以外は実施例8と同じにして顔料分散体を得た。
実施例9
東洋インキ製造(株)リオノゲンイエロー 1010(C.I.Pigment Yellow 138) 10部、顔料製造例2で得られた顔料2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例8
東洋インキ製造(株)リオノゲンイエロー 1010(C.I.Pigment Yellow 138) 10部、顔料製造例2で得られた顔料2部をリオノゲンイエロー1010 12部に変更した以外は実施例9と同じで顔料分散体を得た。
実施例10
チバスペシャリティーケミカルズ社製イルガフォアイエロー 2R−CF (C.I.Pigment Yellow 139) 10部、顔料製造例3で得られた顔料2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例9
チバスペシャリティーケミカルズ社製イルガフォアイエロー 2R−CF (C.I.Pigment Yellow 139) 10部、顔料製造例3で得られた顔料2部をイルガフォアイエロー 2R−CF 12部に変更した以外は実施例10と同じにして顔料分散体を得た。
実施例11
チバスペシャリティーケミカルズ社製クロモフタルレッドA2B(C.I.Pigment Red 177)10部、顔料製造例1で得られた顔料2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例10
チバスペシャリティーケミカルズ社製クロモフタルレッドA2B(C.I.Pigment Red 177)10部、顔料製造例1で得られた顔料2部をクロモフタルレッド A2B 12部に変更した以外は実施例11と同じにして顔料分散体を得た。
実施例12
東洋インキ製造(株)製リオノールグリーン6YK (C.I.Pigment Green 36) 7部、バイエル社製バイプラストイエローE4GN(C.I.Pigment Yellow 150) 3部、顔料製造例4で得られた顔料 2部、アクリル樹脂溶液1 20部、シクロヘキサノン25部を均一に撹拌混合した後、直径1mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミルで3時間分散した後、5μmのフィルタで濾過し、顔料分散体を作製した。
比較例11
東洋インキ製造(株)製リオノールグリーン6YK (C.I.Pigment Green 36) 7部、バイエル社製バイプラストイエローE4GN(C.I.Pigment Yellow 150) 3部、顔料製造例4で得られた顔料 2部をリオノールグリーン6YK7部、バイプラストイエローE4GN3部、比較顔料製造例1で得られた顔料2部に変更した以外は実施例12と同じにして顔料分散体を得た。
次に得られた顔料分散体の評価を行った。流動性であるが粘度は得られた顔料分散体を25℃恒温漕に30分置き、B型粘度計にて降伏値およびチキソインデックスを測定した。
耐熱性の試験は得られた顔料分散体を板厚0.7mmの70mm×70mmサイズのガラス基板に平均膜厚が1.8μmになるようにスピンコートし基板を2枚得た。1枚は140℃1分間ベークしたもの、違う1枚はさらに続けて230℃で1時間ベークしたものとし、それらの透過の色差を測定し、ΔE<1.0のものは良好、1.0<ΔE<2.5のものは通常、ΔE>2.5のものは不良と判定した。
評価結果を表2に示す。
Figure 2005344055
さらに本発明の顔料組成物は、ニトロセルロースラッカーアクリル樹脂塗料及びグラビアインキに使用しても凝集を起こさず、良好な流動性を示した。

Claims (5)

  1. 下記一般式[1]で示されるアゾバルビツール酸金属錯体に下記一般式[2]もしくは一般式[3]で示される化合物を包接させて得られる顔料。
    一般式[1]
    Figure 2005344055
    (式中、MetalはFe、Ni、Cu、Cs、Cd、Co、Al、Cr、Sn、Pb、Mnを表す)
    一般式[2]
    Figure 2005344055
    (但し式中Xは一般式[4]もしくは一般式[5]もしくは水素を示し、A1は水素、アミノ基、ハロゲンもしくはアゾ基、アルキレン基で接合された色素骨格もしくは色素骨格の一部、Y1は-NH-、−O-、もしくは−CH2−を表す。)
    一般式[3]
    Figure 2005344055
    (但し式中Xは一般式[4]もしくは一般式[5]もしくは水素を示し、Aは水素、アミノ基、ハロゲンもしくはアゾ基、アルキレン基で接合された色素骨格もしくは色素骨格の一部を表す。)
    一般式[4]
    Figure 2005344055
    (但し、式中Rは水素原子もしくは炭素数1〜6のアルキル基を表し、Rは炭素数1〜6のアルキル基を表し、Zは炭素数1〜4のアルキレン基、アルキルオキシアルキレン基、-Ar-Y−Y−を表し、Yは−CONH−、−SO2NH−を表しYはアルキレン基、アルキルオキシアルキレン基を表し、Arは置換基を有しても良いアリーレン基を表す。)
    一般式[5]
    Figure 2005344055
    (但し、Zは炭素数1〜4のアルキレン基、もしくはアルキルオキシアルキレン基もしくは-Ar-Y−Y−を表し、Arは置換基を有しても良いアリーレン基を表し、Yは−CONH−、−SO2NH−を表しYはアルキレン基もしくはアルキルオキシアルキレン基を表し、Z3はスルホニル基もしくはカルボニル基を表す。)
  2. 粒径が20nm〜400nmである請求項1記載の顔料。
  3. 縮合多環顔料もしくは金属錯体顔料および請求項1記載の顔料を含有し、請求項1記載の顔料の比率が重量基準で1〜30%であることを特徴とする顔料組成物。
  4. 縮合多環顔料もしくは金属錯体顔料が、Pigment Green 7、Pigment Green36、Pigment Yellow 138 Pigment Yellow 139、Pigment Yellow 185および、 Pigment Yellow 150 からなる群から選ばれる少なくとも一種である請求項3記載の顔料組成物。
  5. 更に樹脂型分散剤を含有せしめる請求項3または4記載の顔料組成物。
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