JP2001329184A - 金属錯体顔料の連続製造法 - Google Patents

金属錯体顔料の連続製造法

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JP2001329184A JP2001099495A JP2001099495A JP2001329184A JP 2001329184 A JP2001329184 A JP 2001329184A JP 2001099495 A JP2001099495 A JP 2001099495A JP 2001099495 A JP2001099495 A JP 2001099495A JP 2001329184 A JP2001329184 A JP 2001329184A
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ウド・ヘルマン
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フランク・リンケ
Ronald Goebel
ロナルト・ゲベル
Bernhard Krumbach
ベルンハルト・クルムバツハ
Wolfgang Frank
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多価金属イオンと、一般式I [RおよびR′は−OH、−NH、NH−CN、アリ
ールアミノ、アシルアミノまたはp−クロロフェニル、
およびR1′は−OHまたは−NH。]またはそ
の互変異性のアゾ化合物のモノ−、ジ−、トリ−または
テトラ陰イオンとの金属錯体であって、上記化合物とは
異なった1種以上の化合物(被挿入化合物)が挿入され
ている金属錯体を製造する新規な連続方法の提供。 【解決手段】 化合物(I)のアルカリ金属塩の特殊な
水性分散物を選ばれた多価金属の金属塩と、10〜35
℃において1〜25分の間撹拌し、被挿入化合物の水溶
液、水性分散物または乳化物と混合し、混合物を85〜
140℃において滞在時間1〜15分にして反応区域に
通し、次いで混合物のpHを5以上に調節し、生成した
金属錯体挿入化合物を分離する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は金属錯体顔料、特にアゾバルビチ
ュール酸およびその誘導体の金属錯体挿入化合物を製造
する新規連続法に関する。
【0002】未公開のドイツ特許明細書1992476
3.3号には、置換アゾ化合物の金属錯体およびそれを
製造するバッチ法が記載されている。この方法では式
(A)
【0003】
【化3】
【0004】但し式中RおよびR’は独立にOH、NH
2、NH−CN、アシルアミノまたはアリールアミノを
表し、R1およびR1’は独立に−OHまたは−NH2
表す、のアゾ化合物を、Ba、Ca、Zn、Cu、F
e、Co、Sr、Cr、Sn、Al、Mg、Cd、Pb
およびLaから成る群から選ばれる金属の塩を用いて錯
化させ、得られた金属錯体を挿入すべき化合物(被挿入
化合物、intercalate)と反応させる。
【0005】包接化合物、挿入化合物および金属錯体の
固溶体自身は文献から公知である。これらの化合物およ
びその製造法はヨーロッパ特許074515 A1号に
記載されている。
【0006】上記の顔料をバッチ法で製造するために
は、先ずアゾバルビチュール酸またはその誘導体(式
I)のアルカリ金属塩を水中に分散させ、次いで対応す
る量の多価金属塩および対応する量の被挿入化合物と混
合する。次にこの混合物を数時間95℃において撹拌し
なければならない。反応混合物のpHを最終的に約5に
調節し、生成した生成物を分離する。
【0007】上記のバッチ法の主な欠点は、特に容器の
容積が大きい場合、所望の均一性をもって混合物を加熱
できないことである。このような温度勾配のために相互
に競合するレーキ化反応および挿入反応が起こる。上記
バッチ法の他の欠点は特に微粉末になった生成物(即ち
平均粒径が50nmより小さい粉末)が望ましくない割
合で生じることである。顔料の仕上げ操作において、こ
れらの粉末は仕上げに使用する分散剤の大部分を吸収
し、生成物に望まれる色の濃さを生じるのに殆ど寄与し
ない。
【0008】生成物の分散の粗さ(dispersio
n harshness、Dispergierhae
rte)は通常300より大きく、従って迅速に色が発
現することが必要な用途に対しては,バッチ法で得られ
ta生成物を次にさらに熱処理しなければならない。
【0009】さらに他の欠点は、生成物の色、粒径およ
び分散の粗さに関しバッチ毎に生成物の品質が変動する
ことである。このように生成物の品質が変動するのはバ
ッチ法において制御手段が欠けていることによるもので
ある。
【0010】本発明の目的は、バッチ法の上記の欠点を
避け、本明細書の冒頭に述べたような金属錯体挿入化合
物を確実に変動を生じることなく製造する方法を提供す
ることである。この方法は連続法であり、第1段階でア
ゾバルビチュール酸化合物を多価イオンとレーキ化さ
せ、第2の段階で挿入を行う。
【0011】従って本発明によれば、多価金属イオン
と、式(I)
【0012】
【化4】
【0013】但し式中RおよびR’は独立に−OH、−
NH2、NH−CN、アリールアミノ、アシルアミノま
たはp−クロロフェニルを表し、R1およびR1’は独立
に−OHまたは−NH2を表す、またはその互変異性構
造に合致するアゾ化合物のモノ−、ジ−、トリ−または
テトラ陰イオンとの金属錯体であって、上記の化学的な
化合物とは異なった少なくとも1種の化合物(被挿入化
合物)が挿入されており、該多価金属イオンはCa、Z
n、Cu、Fe、Mn、Ni、Co、Sr、Ba、C
r、Sn、Al、Mg、Cd、PbおよびLaから成る
群から選ばれる金属のイオンである金属錯体を製造する
連続方法において、該方法は化合物(I)のアルカリ金
属塩の特殊な水性分散物を選ばれた多価金属の金属塩
と、温度10〜35℃、特に20〜25℃において、特
に1〜25分間、好ましくは5〜20分間、必要に応じ
pHを0.5〜5.5にして撹拌し、上記被挿入化合物
の水溶液、水性分散物または乳化物と混合し、この際必
要に応じ被挿入化合物と混合する前および/または後に
おいて該混合物の固体粒子(凝集体)を微粒化し、該混
合物を温度85〜140℃、好ましくは110〜120
℃、圧力特に10 5〜4×105Paにおいて、特に滞在
時間を1〜15分、好ましくは2〜10分にして、反応
区域(18)に通し、反応区域(18)に入る混合物の
pHを調節して反応区域(18)を出る生成物の分散物
のpHが0.5〜3になるようにし、次いで混合物のp
Hを少なくとも5に調節し、生成した金属錯体挿入化合
物を分離することを特徴とする方法が提供される。
【0014】ポンプによる循環回路の中で、好ましくは
該混合物をキャビトロン(cavitron)(8)の
中を通すことによって該混合物の固体粒子を微粒化する
ことが好適である。
【0015】反応区域(18)の中のpHは強い塩基と
弱い塩基、例えば酢酸ナトリウムのような緩衝化合物を
加えることによって設定することが特に好適である。
【0016】式(I)のアリール置換基はフェニルまた
はナフチルであることが好ましく、これらの基はそれぞ
れF、ClまたはBrのようなハロゲン置換基、或いは
−OH、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、
−NH2、−NO2または−CNで置換されていることが
できる。
【0017】式(I)のアシル置換基は(C1〜C6−ア
ルキル)−カルボニル、フェニルカルボニル、C1〜C6
−アルキルスルフォニル、フェニルスルフォニル、随時
1〜C6−アルキル−、フェニル−またはナフチルが置
換されたカルバモイル、随時C1〜C6−アルキル−、フ
ェニル−またはナフチルが置換されたスルファモイル、
または随時C1〜C6−アルキル−、フェニル−またはナ
フチルが置換されたグアニルから成る群から選ばれるこ
とが好ましく、ここで上記アルキル基はさらにCl、B
r、Fのようなハロゲン、−OH、−CN、−NH2
たはC1〜C6−アルコキシで置換され、上記フェニルお
よびナフチル基はさらにF、Cl、Brのようなハロゲ
ン、−OH、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキ
シ、−NH2、−NO2および−CNで置換されているこ
とができる。
【0018】本発明方法に特に便利に使用される金属錯
体は少なくとも一つの他の化合物(被挿入化合物として
知られている)を挿入する式(I)のアゾ化合物の金属
錯体である。該アゾ化合物は遊離酸の形において式(I
I)
【0019】
【化5】
【0020】またはその互変異性体の一つに一致し、こ
こでRおよびR’は独立にOHおよびNHCNである。
【0021】特に式(II)のアゾ化合物の有機金属錯
体であって、遊離酸の形において下記式(IIa〜II
c)の互変異性構造に一致するものが好適である。
【0022】
【化6】
【0023】本発明方法は式(Ia)
【0024】
【化7】
【0025】またはその互変異性の形の一つに一致する
1:1金属錯体を製造するのに特に好適に使用される。
ここでMeは式(I)の所で挙げた金属イオン、特にN
i、Mn、CdまたはSnのイオンの一つであり、Rお
よびR’はそれぞれ式(I)において定義した通りであ
り、R1およびR1’は独立に=Oまたは=NHである。
【0026】一般に、本発明方法で得られる金属錯体化
合物は層状の結晶格子をつくり、任意の一つの層の内部
における被挿入化合物と金属錯体との間の結合は実質的
に水素結合および/または金属イオンを介してなされて
いる。好ましくはこの金属錯体化合物は実質的に平面状
の層から成る結晶格子をつくっている。
【0027】また有用な金属錯体には、金属錯体の結晶
格子の中に金属含有化合物、例えば塩または金属錯体が
導入されている金属錯体が含まれる。この場合式(I)
において、金属の一部は他の金属イオンで置き換えられ
ているか、或いはさらに他の金属イオンが該金属錯体と
多少とも強い相互作用をしていることができる。
【0028】挿入される化合物は有機性の固体または液
体化合物であるか無機性の固体または液体化合物である
ことができる。挿入され得る化合物は広い範囲の種類の
化合物であることができる。純粋に実用的な理由によ
り、このような化合物は通常の条件(25℃、1バー
ル)で液体または固体であることが好ましい。
【0029】液体物質の中では沸点が100℃以上、好
ましくは150℃以上のものが好適である。適当な化合
物としては好ましくは非環式および環式の有機化合物、
例えば脂肪族および芳香族の炭化水素であり、これらは
例えばOH、COOH、NH 2、置換したNH2、CON
2、置換したCONH2、SO2NH2、置換したSO 2
NH2、SO3H、ハロゲン、NO2、CN、−SO2−ア
ルキル、−SO2−アリール、−O−アルキル、−O−
アリール、−O−アシルで置換されていることができ
る。
【0030】このような炭化水素の被挿入化合物のアリ
ール置換基は好ましくはフェニルまたはナフチルであ
り、該フェニルおよびナフチル基はさらにF、Cl、B
rのようなハロゲン、−OH、C1〜C6−アルキル、C
1〜C6−アルコキシ、−NH2、−NO2および−CNで
置換されていることができる。
【0031】上記炭化水素の被挿入化合物のアルキル置
換基は好ましくはC1〜C6−アルキルであり、これはさ
らに塩素、臭素、フッ素のようなハロゲン、−OH、−
CN、−NH2またはC1〜C6−アルコキシで置換され
ていることができる。
【0032】上記炭化水素の被挿入化合物のシクロアル
キル置換基は好ましくはC3〜C7−シクロアルキル、特
にC5〜C6−シクロアルキルであり、これはさらにC1
〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、Cl、B
r、Fのようなハロゲン、−OH、CN、−NH2で置
換されていることができる。
【0033】上記炭化水素の被挿入化合物のアラルキル
置換基は好ましくはフェニル−およびナフチル−C1〜
C4−アルキルであり、これらはその芳香族の基にさら
に例えばF、Cl、Brのようなハロゲン、−OH、C
1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、−NH2
−NO2および−CNで置換されていることができる。
【0034】上記炭化水素の被挿入化合物のアシル置換
基は(C1〜C6−アルキル)−カルボニル、フェニルカ
ルボニル−、C1〜C6−アルキルスルフォニル、フェニ
ルスルフォニル、随時C1〜C6−アルキル−、フェニル
−またはナフチルが置換したカルバモイル、随時C1
6−アルキル−、フェニル−またはナフチルが置換し
たスルファモイル、または随時C1〜C6−アルキル−、
フェニル−またはナフチルが置換したグアニルから成る
群から選ばれることが好ましく、ここで上記アルキル基
はさらにCl、Br、Fのようなハロゲン、−OH、−
CN、−NH2またはC1〜C6−アルコキシで置換さ
れ、上記フェニルおよびナフチル基はさらにCl、B
r、Fのようなハロゲン、−OH、C1〜C6−アルキ
ル、C1〜C6−アルコキシ、−NH2、−NO2および−
CNで置換されていることができる。
【0035】好適な被挿入化合物の特定の例としてはパ
ラフィンおよびパラフィン油;トリイソブチレン、テト
ライソブチレン、例えば石油溜分として製造された脂肪
族および芳香族の炭化水素の混合物;塩素化されたパラ
フィン炭化水素、例えば塩化ドデシルまたは塩化ステア
リル;C10〜C30−アルコール、例えば1−デカノー
ル、1−ドデカノール、1−ヘキサデカノール、1−オ
クタデカノール、およびそれらの混合物。オレインアル
コール、1,12−オクタデカンジオール;脂肪酸およ
びその塩並びにそれらの混合物、例えば蟻酸、酢酸、ド
デカン酸、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、オレイン
酸、脂肪酸エステル、例えばC10〜C20−脂肪酸のメチ
ルエステル、脂肪酸アミド、例えばステアリン酸アミ
ド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸
ジエタノールアミド、ステアロニトリル;脂肪族アミ
ン、例えばドデシルアミン、セチルアミン、ヘキサデシ
ルアミン、オクタデシルアミン、その他;脂肪族アミン
とスルフォン酸およびカルボン酸との塩;イソ環式炭化
水素、例えばシクロドデカン、デカヒドロナフタレン、
o−、m−、p−キシレン、メジチレン、ドデシルベン
ゼン混合物、テトラリン、ナフタレン、1−メチルナフ
タレン、2−メチルナフタレン、ビフェニル、ジフェニ
ルメタン、アセナフテン、フルオレン、アントラセン、
フェナンスレン、m−、p−ターフェニル、o−、p−
ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、1−クロロナフタ
レン、2−クロロナフタレン、1−ニトロナフタレン、
イソ環式アルコールおよびフェノール並びにその誘導
体、例えばベンジルアルコール、デカヒドロ−2−ナフ
トール、ジフェニルエーテル、スルフォン、例えばジフ
ェニルスルフォン、メチルフェニルスルフォン、4,
4’−ビス−2−(ヒドロキシエトキシ)ジフェニルス
ルフォン、イソ環式カルボン酸およびその誘導体、例え
ば安息香酸、3−ニトロ安息香酸、桂皮酸、1−ナフタ
レンカルボン酸、フタル酸、フタル酸ジブチル、フタル
酸ジオクチル、テトラクロロフタル酸、2−ニトロベン
ズアミド、3−ニトロベンズアミド、4−ニトロベンズ
アミド、4−クロロベンズアミド、スルフォン酸、例え
ば2,5−ジクロロベンゼンスルフォン酸、3−ニトロ
−、4−ニトロ−ベンゼンスルフォン酸、2,4−ジメ
チルベンゼンスルフォン酸、1−および2−ナフタレン
スルフォン酸、5−ニトロ−1−および5−ニトロ−2
−ナフタレンスルフォン酸、ジ−sec−ブチルナフタ
レンスルフォン酸混合物、ビフェニル−4−スルフォン
酸、1、4−、1,5−、2,6−、2,7−ナフタレ
ンジスルフォン酸、3−ニトロ−1,5−ナフタレンジ
スルフォン酸、1−アントラキノンスルフォン酸、2−
アントラキノンスルフォン酸、ビフェニル−4,4’−
ジスルフォン酸、1,3,6−ナフタレントリスルフォ
ン酸およびこれらのスルフォン酸の塩、例えばナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、亜鉛、ニッケルおよび銅
塩;スルフォンアミド、例えばベンゼンスルフォンアミ
ド、2−、3−および4−ニトロ−ベンゼンスルフォン
アミド、2−、3−および4−クロロベンゼンスルフォ
ンアミド、4−メトキシベンゼンスルフォンアミド、
3,3’−スルフォニルビスベンゼンスルフォンアミ
ド、4,4’−オキシビスベンゼンスルフォンアミド、
1−および2−ナフタレンスルフォンアミドがある。
【0036】カルボキシアミドおよびスルフォンアミド
は挿入すべき化合物の好適な群であり、また尿素および
置換尿素、例えばフェニル尿素、ドデシル尿素等、並び
にそれとアルデヒド、特にフォルムアルデヒドとの縮重
合体も特に適している。複素環式化合物、例えばバルビ
チュール酸、ベンズイミダゾロン、5−ベンズイミダゾ
ロンスルフォン酸、2,3−ジヒドロキシキノキサリ
ン、2,3−ジヒドロキシキノキサリン−6−スルフォ
ン酸、カルバゾール、メラミン、6−フェニル−1,
3,5−トリアジン−2,4−ジアミン、6−メチル−
1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン、シアヌル
酸も適している。
【0037】特に好適な被挿入化合物にはまた表面活性
をもつ化合物、特に例えばドイツ、Stuttgar
t、Wissenschaftliche Verla
ggeschelschaft mbH、1964年発
行、K.Lindner著、Tenside−Text
ilhilfsmittel−Waschrohsto
ffe、第2版、第1巻に記載されているような表面活
性剤が含まれる。これらの化合物はインイオン性、非イ
オン性または陽イオン性化合物、或いは両性化合物であ
ることができる。適当なイオン性化合物の例は真性石
鹸、アミノカルボン酸の塩、低級または高級のアシル化
されたアミノカルボン酸の塩、脂肪酸の硫酸エステル、
脂肪酸エステルの硫酸エステル、アミド等、1級アルキ
ル硫酸エステル、オキソアルコールの硫酸エステル、2
級アルコールの硫酸エステル、エステル化またはエーテ
ル化されたポリオキシ化合物の硫酸エステル、置換ポリ
グリコールエーテルの硫酸エステル(硫酸化されたエチ
レンオキシド付加物)、アシル化されたまたはアルキル
化されたアルカノールアミンの硫酸エステル、2級アル
キルスルフォネート、アシルがエステル様式で結合して
いるアルキルスルフォネート、アルキルまたはアルキル
フェニルエーテルのスルフォネート、ポリカルボン酸エ
ーテルのスルフォネート、アルキルベンゼンスルフォネ
ート、アルキルナフタレンスルフォネート、脂肪芳香族
スルフォネート、アルキルベンゼンイミダゾールスルフ
ォネート、フォスフェート、ポリフォスフェート、フォ
スフォネート、フォスフィネート、チオサルフェート、
ヒドロサルファイト、サルフィネート、パーサルフェー
トである。適当な非イオン性化合物の例はポリアルコー
ルのエーテルおよびエステル、アルキルポリグリコール
エーテル、アシルポリグリコールエーテルである。適当
な陽イオン性化合物の例はアルキルアミン塩、4級アン
モニウム塩、アルキルピリジニウム塩、単純なおよび4
級イミダゾリン塩、アルキルジアミンおよびアルキルポ
リアミン、アシルジアミンおよびアシルポリアミン、ア
シルアルカノールアミン、アルカノールアミンエステ
ル、アルキル−OCH2−N−ピリジニウム塩、アルキ
ル−CO−NH−CH2−N−ピリジニウム塩、アルキ
ルエチレン尿素、スルフォニウム化合物、フォスフォニ
ウム化合物、アルセニウム化合物、アルキルグアニジ
ン、アシルビグアニダイドである。適当な両性化合物の
例はアルキルベタイン、スルフォベタインおよびアミノ
カルボン酸である。非イオン性の表面活性剤、特に脂肪
アルコール、脂肪アミン、並びにオクチルまたはノニル
フェノールのエチレンオキシド付加生成物を使用するこ
とが特に好ましい。
【0038】好適な被挿入化合物の他の重要な群は天然
樹脂および樹脂酸、例えばアビエチン酸およびその変性
化合物および塩である。このような変性化合物の例は水
素化、脱水素化、および不均化されたアビエチン酸であ
る。これらの化合物をマレイン酸無水物およびフマル酸
を加えてさらに二量化、重合または変性することができ
る。またカルボキシル基の所で変性した樹脂酸、例えば
樹脂酸のメチル、ヒドロキシエチル、グリコール、グリ
セリンおよびペンタエリスリトールエステル、および樹
脂酸のニトリルおよび樹脂酸のアミン、並びにデヒドロ
アビエチルアルコールも好適である。
【0039】また重合体、例えばエチレン−プロピレン
オキシド・ブロック共重合体、好ましくは数平均分子量
nが1000以上のもの、特に1000〜10,00
0g/モルのもの、ポリビニルアルコール、ポリ(メ
タ)アクリル酸、変性セルロース、例えばカルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチル−およびプロピルセ
ルロース、メチル−およびエチル−ヒドロキシエチルセ
ルロースも被挿入化合物として適している。
【0040】他の適当な被挿入化合物は (A)スルフォン化された芳香族化合物、(B)アルデ
ヒドおよび/またはケトン、および随時(C)スルフォ
ン化されていない芳香族化合物、尿素および尿素誘導体
から成る群から選ばれる1種またはそれ以上の化合物を
ベースにした縮合生成物である。
【0041】これらに基づき縮合生成物は上記A、Bお
よび随時Cの他の反応原料からも随時つくられるであろ
う。しかし本明細書の範囲内において縮合生成物はA、
Bおよび随時Cからだけつくられることが好ましい。
【0042】本発明において成分(A)のスルフォン化
された芳香族化合物はスルフォメチル化された芳香族化
合物を含むものと了解されたい。好適なスルフォン化さ
れた芳香族化合物はナフタレンスルフォン酸、フェノー
ルスルフォン酸、4,4’−ジヒドロキシベンゼンスル
フォン酸、スルフォン化されたジフェニルメタン、スル
フォン化されたビフェニル、スルフォン化されたヒドロ
キシビフェニル、特に2−ヒドロキシビフェニル、スル
フォン化されたターフェニルまたはベンゼンスルフォン
酸である。
【0043】成分(B)として有用なアルデヒドには、
特に脂肪族、脂環式並びに芳香族のアルデヒドが含まれ
る。好適なものは脂肪族アルデヒド、特に好ましくはフ
ォルムアルデヒドおよび炭素数3〜5の他の脂肪族アル
デヒドである。
【0044】成分(C)として有用なスルフォン化され
ていない芳香族化合物の例はフェノール、クレゾール、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォンおよびジ
ヒドロキシジフェニルメタンである。
【0045】尿素誘導体の例はジメチロール尿素、アル
キル尿素、メラミンおよびグアニジンである。
【0046】次のものをベースにした縮合生成物が好適
である。
【0047】(A)ナフタレンスルフォン酸、フェノー
ルスルフォン酸、ジヒドロキシベンゼンスルフォン酸、
スルフォン化されたジトリルエーテル、スルフォメチル
化された4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォ
ン、スルフォン化されたジフェニルメタン、スルフォン
化されたビフェニル、スルフォン化されたヒドロキシビ
フェニル、特に2−ヒドロキシビフェニル、スルフォン
化されたターフェニルおよびベンゼンスルフォン酸から
成る群から選ばれる少なくとも1種のスルフォン化され
た芳香族化合物、(B)フォルムアルデヒド、および随
時(C)フェノール、クレゾール、4,4’−ジヒドロ
キシジフェニルスルフォン、ジヒドロキシジフェニルメ
タン、尿素、ジメチロール尿素、メラミンおよびグアニ
ジンから成る群から選ばれる1種またはそれ以上の化合
物。
【0048】好適な縮合生成物は、4,4’−ジヒドロ
キシジフェニルスルフォン、スルフォン化されたジトリ
ルエーテルおよびフォルムアルデヒド;4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルフォン、フェノールスルフォン
酸およびフォルムアルデヒド;4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルフォン、亜硫酸ナトリウム、フォルムア
ルデヒドおよび尿素;ナフタレンスルフォン酸、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォン、およびフォ
ルムアルデヒド;スルフォン化されたターフェニルおよ
びフォルムアルデヒド;および/またはスルフォン化さ
れた2−ヒドロキシビフェニルおよびフォルムアルデヒ
ド;およびナフタレンスルフォン酸およびフォルムアル
デヒドの組み合わせの縮合生成物である。
【0049】好ましくは被挿入化合物は環式非環式の有
機化合物、特にメラミンまたはメラミン誘導体、或いは
縮重合体、好ましくは尿素とフォルムアルデヒドとをベ
ースにしたもの、或いはエチレンオキシド−プロピレン
オキシド・ブロック共重合体である。
【0050】被挿入化合物として使用するのに特に好適
なものは、メラミンまたはメラミン誘導体、特に式(I
II)
【0051】
【化8】
【0052】を有するものである。ここでR6は水素、
1〜C4−アルキルであり、これは随時HO基またはフ
ェニルが置換していることができる。極めて好ましくは
6は水素である。
【0053】同様に好適な被挿入化合物はフェニルジア
ミノトリアジンである。
【0054】本発明方法を実施する場合、金属錯体の結
晶格子中に導入し得る被挿入化合物の量は、アゾバルビ
チュール酸金属錯体の量に関し一般に5〜200重量%
である。好ましくは被挿入化合物の量は10〜100重
量%である。この場合の量は適当な溶媒で洗滌して除去
されない物質の元素分析から得られる量である。上記の
量よりも少量の或いは多量の被挿入化合物を加えること
もでき、この場合には過剰な量を洗滌して除去すること
に煩わせられることはない。本発明方法において被挿入
化合物の量は10〜150重量%が好適である。
【0055】本発明方法の同様に好適な具体化例は式
(Ia)
【0056】
【化9】
【0057】但し式中Meは請求項1に記載した金属で
あり、RおよびR’およびR1およびR1’はそれぞれ請
求項1に定義された意味を有する、またはその互変異性
体に一致する1:1アゾ金属錯体を、該アゾ化合物のナ
トリウム、リチウムまたはカリウム塩および該金属の塩
の等モル量を用いて製造することを特徴としている。
【0058】被挿入化合物を含む本発明のアゾ化合物の
好適な金属錯体は、色座標xおよびyに対し下記の範囲
で定義される色位置の値(color locus)を
もっている。
【0059】色位置はDIN 53 238号に従い、
顔料が完全に分散した状態で存在するアルキッド−メラ
ミン・ラッカーに関して決定される。
【0060】 x=X/(X+Y+Z) y=Y/(X+Y+Z) ここでX、YおよびZは三刺激値である。
【0061】標準化されたカラー・システムはBaye
r Farben Revue,Sonderheft
3/2D,1986;12〜14頁に記載されてい
る。
【0062】アゾバルビチュール酸(誘導体)と金属塩
との間のレーキ化反応に使用する金属塩は、上記金属の
水溶性の塩、特に該金属の塩化物、臭化物、硝酸塩から
選ばれることが好ましい。好適な金属塩は水に対する溶
解度が20℃において20g/リットルより、特に50
g/リットルよりも大きい。
【0063】本発明の製造工程に対し特に適した金属塩
は塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウ
ム、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、塩化バリウム、
硝酸バリウム、酢酸バリウム、炭酸バリウム、硝酸スト
ロンチウム、塩化マンガン、硫酸マンガン、塩化鉄(I
II)、硝酸鉄(III)、硫酸鉄(II)、塩化コバ
ルト、硝酸コバルト、硫酸コバルト、ギ酸ニッケル、硝
酸ニッケル、硫酸ニッケル、塩化ニッケル、酢酸ニッケ
ル、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、硫酸クロム
(III)、硝酸クロム(III)、塩化亜鉛、硫酸亜
鉛、酢酸亜鉛、塩化カドミウム、硫酸カドミウム、硝酸
カドミウム、硫酸銅(II)、塩化銅(II)、酢酸銅
(II)およびギ酸銅(II)、硝酸ランタンおよび塩
化アルミニウム水和物である。
【0064】これらの塩は上記種々の金属を含む混合物
中で使用することができる。着色した最終製品に対し中
間的な色調を得るためには、このような塩の混合物を使
用することが特に推奨される。
【0065】次に、本発明で得られる金属錯体を水性懸
濁液から濾過することにより水性の圧縮ケーキの形で分
離することができる。これらの圧縮ケーキは例えば高温
の水で洗滌した後に通常の乾燥工程で乾燥することがで
きる。
【0066】従って本発明によれば分散の粗さが200
より小さく(DIN 53 775号、第7部により測
定)、冷間ロール温度が25℃であり、高温ロール温度
が150℃の本発明の金属錯体挿入化合物が提供され
る。
【0067】本明細書においてすべての分散の粗さはこ
の変形法によって決定した。
【0068】本明細書においては少なくとも一つの化合
物を被挿入化合物として含む式(I)のアゾ化合物の金
属錯体を顔料と称することにする。従って本発明によれ
ば本発明の少なくとも1種の顔料および分散剤を含む顔
料調合物が提供される。
【0069】本明細書の目的に対する分散剤は、細かい
粒子の形の顔料粒子を水性媒質の中で安定化させる物質
である。細かい粒状物は微粒化の程度が平均して0.0
01〜5μm、特に0.005〜1μm、特に好ましく
は0.005〜0.5μmの範囲であると考えられた
い。
【0070】本発明方法によって得られる金属錯体はす
べての顔料としての用途に極めて有用である。本発明の
金属錯体は、例えば印刷用の着色剤、テンペラ画陽の着
色剤または展色用の着色剤(binder colo
r)を製造するためにすべての種類のラッカーの着色、
および合成、半合成または天然産の高分子物質、例えば
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチ
レンまたはポリプロピレンの大量着色を行うのに有用で
ある。また本発明の金属錯体は天然、再生または人工繊
維、例えばセルロース、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリアクリロニトリルパラフィンポリアミドの繊維
の紡糸染色に、また織物および紙の印刷に有用である。
これらの顔料は、イオン性、陰イオン性または陽イオン
性表面活性剤を存在させて粉砕または捏和を行うことに
より、紙の着色、顔料による織物のプリント、積層化ま
たは紡糸を行う際のビスコース繊維の染色に用いること
ができるような、微粒子から成る安定な着色用水性乳剤
および着色塗料をつくることができる。
【0071】次に図1の工程図を参照して本発明を特に
詳細に説明する。
【0072】実施例 工程の一般的な説明 アゾバルビチュール酸誘導体のアルカリ金属塩および金
属塩の分散物を約20℃において貯蔵容器1の中で撹拌
し、ポンプによる循環回路の一部をなすキャビトロン8
の中で微粒化する。
【0073】貯蔵容器2に被挿入化合物の水性調合物を
装入する。貯蔵容器1および2から得られる溶液を互い
に混合する。反応流の混合比は供給ポンプ9および10
を制御して調節することができる。
【0074】コック47および43を開き、コック37
および34を閉じる。金属錯体流Aおよび被挿入化合物
分散物流Bを混合ノズル22の中で混合し、次いで反応
器18を通す。反応混合物のpHをpHプローブ16を
用いて測定し、必要に応じ容器3からアルカリまたは酢
酸塩緩衝液を加えることにより混合ノズル22の中でp
Hを所望の値に調節する。コック26を閉じる。孔開き
遮蔽板カスケード装置20(スロットル・ノズル)を通
した後、混合物を受器6の中に流し込み、ここで貯蔵容
器5から塩基を添加することによりpHを5に調節する
(pHメーター19)。
【0075】コック39、40、41、42は貯蔵容器
1〜4の抜き取りコックである。
【0076】弁29、30、33、36は過剰圧力弁で
あり、安全弁として装着されている。
【0077】生成物が蓄積し、それに伴って圧力が上昇
した場合、反応流は貯蔵容器へと戻される。
【0078】コック46は反応器を掃除するための洗滌
水の制御を行う。
【0079】速く反応する原料化合物の場合には、別法
として必要なすべての成分(金属塩、アゾバルビチュー
ル酸化合物、および被挿入化合物)を最初に貯蔵容器1
の中に装入し、この中で撹拌/微粒化することができ
る。
【0080】遅く反応する原料化合物の場合でレーキ化
反応および挿入化反応が異なったpH範囲で起こる場合
には、一般に下記のような方法が行われる。貯蔵容器1
の中の懸濁液の構成成分はアゾバルビチュール酸(誘導
体)および溶解した金属塩である。被挿入化合物を貯蔵
容器2の中に入れる。コック37、34、31、43お
よび28を閉じる。コック47、44、48および49
を開く。この反応混合物および容器3から得られるpH
に影響を及ぼす化学薬品を混合ノズル22の中で混合
し、反応器18を通す。レーキ化反応の後の実際のpH
はpHプローブ16によって測定し、必要に応じポンプ
11によって容器3から制御用の薬品の供給速度を変え
ることにより所望の目標範囲に調節する。挿入すべき物
質をレーキ化を行ったアゾバルビチュール酸誘導体の分
散流の中に反応器18の下方で圧入し、得られた混合物
を静止型混合器の中に通す。孔開き遮蔽板カスケード装
置によって反応区域17および18の中の圧力を約3バ
ールに保つ。pHプローブ15を使用して完全に反応し
た分散物のpHを測定する。ポンプ12の制御システム
24は他の貯蔵容器4から出る制御用の薬品の通過量を
調節し、挿入反応が最適になるようなpHの目標範囲を
得る。
【0081】実施例1 アゾバルビチュール酸ナトリウムの11重量%分散物1
100g、メラミン100g、1000gの脱イオン水
中に80.5gのCdCl2・H2Oを溶解した溶液を先
ず貯蔵容器に装入し、キャビトロン8を通して15分間
循環させる。コック37、43および49は前以て閉じ
ておく。コック47を開いた位置にし、103℃に温度
制御された分散物を反応器18を通して運ぶ。流速は毎
時6kgである。pHプローブ16を用いて第1の反応
器18の下方のpHを測定し、容器3から酢酸ナトリウ
ム溶液を圧入して添加することによりpHを2に保つ。
受器6の中でプローブ19を用いて混合物のpHを測定
し、容器5から得られる酢酸ナトリウム溶液でpHを5
に上昇させて反応を停止させる。しかる後、吸引フィル
ター上で生成物を分離し、高温の水で電解質がなくなる
まで洗滌し、乾燥し、実験室用のミルで破砕する。この
ようにして得られた顔料粉末をDIN 53238号に
従ってアルキッド−メラミン・ラッカーの中に混入し
た。
【0082】顔料のCIELAB三刺激値は次の通り。
【0083】 X=10.66、Y=10.37、Z=7.35。
【0084】顔料のBET比表面積は20.2m2/g
である。
【0085】実施例2 実施例1を繰り返したが、CdCl2・H2Oの代わりに
90.3gのSnCl 2・2H2Oを用いた。第1の反応
器18の下方のpHは2.0に保った。得られた顔料の
粉末をDIN 53238号に従ってアルキッド−メラ
ミン・ラッカーの中に混入した。
【0086】顔料のCIELAB三刺激値は次の通り。
【0087】 X=19.9、Y=15.3、Z=6.2。
【0088】顔料のBET比表面積は39m2/gであ
る。
【0089】実施例3 アゾバルビチュール酸ナトリウムの11重量%分散物5
000g、メラミン480g、NiCl2・6H2Oの2
5重量%溶液2250gおよび2500gの脱イオン水
を先ず貯蔵容器1に装入し、キャビトロン8を通して2
0分間循環させ微粒化する。反応器の温度は114℃で
ある。実施例1と同様にこの混合物を反応器17、18
に通す。反応混合物の流速は毎時8kgであり、酢酸ナ
トリウム溶液を計量して加えることにより混合物のpH
を1.4に調節する。実施例1と同様にして分離した顔
料の粉末をDIN 53238号に従ってアルキッド−
メラミン・ラッカーの中に混入した。
【0090】顔料の色位置のCIELAB三刺激値は次
の通り。
【0091】 X=27.22、Y=22.46、Z=5.6。
【0092】顔料のBET比表面積は67m2/gであ
る。
【0093】粉末の分散の粗さは80である。
【0094】実施例4 アゾバルビチュール酸ナトリウム12重量%分散物10
00g、NiCl2・6H2Oの24重量%溶液450
g、および水500mlを先ず容器1に装入し、Plu
ronic F38(BASF AG製EO−PO縮重
合体、モル質量5000)20重量%溶液500mlを
容器2に装入する。コック43を予め閉じ、コック44
を開き、第1の反応器18の下方で重合体を混合する。
目標pH値は0.8であり、容器3から得られる酢酸ナ
トリウム溶液を加えて制御する。流速は毎時6kgであ
る。反応温度は114℃。実施例1と同様にして分離さ
れた顔料の粉末をDIN 53238号に従ってアルキ
ッド−メラミン・ラッカーの中に混入した。
【0095】顔料のCIELAB色位置は次の通り。
【0096】 X=28.4、Y=24.5、Z=5.5。
【0097】顔料のBET比表面積は30m2/gであ
る。
【0098】実施例5 シンナミノアゾバルビチュール酸のカリウム塩564.
1gおよび338.7gのMnCl2・H2Oを容器1の
中で7リットルの脱イオン水と共に撹拌し、キャビトロ
ン8により15分間細分化する。419.3gのメラミ
ンを容器2の中で2リットルの脱イオン水を用いて分散
する。
【0099】コック47、44、48および49は開い
ておく。反応器18の中でpH5においてレーキ化を行
う。レーキ化反応の後でpHプローブ16を用いてpH
を測定し、必要に応じ容器3からの酢酸ナトリウム溶液
を混合ノズル22の中で加え、レーキ化の目標pH値5
を得る。容器2から得られるメラミン分散物を静止型混
合器25の上方で計量し、容器4から得られる10%H
Cl溶液を加えて装入反応の目標pH値2.5を得る。
挿入反応のpHはpHメーター15によって測定する。
得られた顔料の粉末をDIN 53238号に従ってア
ルキッド−メラミン・ラッカーの中に混入した。
【0100】顔料のCIELAB色位置は次の通り。
【0101】X=40、Y=28、Z=5.6。
【0102】顔料のBET比表面積は32m2/gであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の工程の模式図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 17/00 C09D 17/00 201/00 201/00 D06B 1/00 D06B 1/00 D06P 1/10 D06P 1/10 3/00 3/00 D (72)発明者 ロター・バイスマンテル ドイツ51065ケルン・リプニカーシユトラ ーセ12 (72)発明者 フランク・リンケ ドイツ51069ケルン・デユンバルダーマウ スプフアト357 (72)発明者 ロナルト・ゲベル ドイツ51371レーフエルクーゼン・バイク セルシユトラーセ8 (72)発明者 ベルンハルト・クルムバツハ ドイツ51377レーフエルクーゼン・ヘルマ ン−エーラース−シユトラーセ62 (72)発明者 フランク・ボルフガング ドイツ50939ケルン・ノンネンストロムベ ルクシユトラーセ17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価金属イオンと、式(I) 【化1】 但し式中RおよびR’は独立に−OH、−NH2、NH
    −CN、アリールアミノ、アシルアミノまたはp−クロ
    ロフェニルを表し、 R1およびR1’は独立に−OHまたは−NH2を表す、
    またはその互変異性構造に合致するアゾ化合物のモノ
    −、ジ−、トリ−またはテトラ陰イオンとの金属錯体で
    あって、上記の化学的な化合物とは異なった少なくとも
    1種の化合物(被挿入化合物)が挿入されており、該多
    価金属イオンはCa、Zn、Cu、Fe、Mn、Ni、
    Co、Sr、Ba、Cr、Sn、Al、Mg、Cd、P
    bおよびLaから成る群から選ばれる金属のイオンであ
    る金属錯体を製造する連続方法において、該方法は化合
    物(I)のアルカリ金属塩の特殊な水性分散物を選ばれ
    た多価金属の金属塩と、温度10〜35℃、特に20〜
    25℃において、必要に応じpHを0.5〜5.5にし
    て撹拌し、 上記被挿入化合物の水溶液、水性分散物または乳化物と
    混合し、この際必要に応じ被挿入化合物と混合する前お
    よび/または後において該混合物の固体粒子を微粒化
    し、 該混合物を温度85〜140℃、好ましくは110〜1
    20℃、圧力特に10 5〜4×105Paにおいて反応区
    域(18)に通し、 反応区域(18)に入る混合物のpHを調節して反応区
    域(18)を出る生成物の分散物のpHが0.5〜3に
    なるようにし、 次いで混合物のpHを少なくとも5に調節し、生成した
    金属錯体挿入化合物を分離することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 該混合物の固体粒子をポンプ輸送循環回
    路において、好ましくはキャビトロン(8)に該混合物
    を通すことにより微粒化することを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 被挿入化合物は環式または非環式の有機
    化合物、特にメラミンまたはメラミン誘導体、または縮
    重合体、好ましくは尿素とフォルムアルデヒドをベース
    にした縮重合体、或いはエチレンオキシド−プロピレン
    オキシド・ブロック共重合体であることを特徴とする請
    求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 反応区域(18)における該混合物の滞
    在時間は2〜10分であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 アゾ化合物のナトリウム、リチウムまた
    はカリウム塩と該金属塩とを等モル量で使用して式(I
    a) 【化2】 但し式中Meは請求項1記載の金属を表し、 RおよびR’、並びにR1およびR1’はそれぞれ請求項
    1記載の意味を有する、またはその互変異性形の一つに
    合致する1:1アゾ金属錯体を製造することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 強塩基または弱塩基を添加することによ
    り反応区域におけるpHを設定することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】顔料として請求項1〜6のいずれかに記載
    の方法で得られた少なくとも1種の顔料を含み、且つ少
    なくとも1種の分散剤を含んでいることを特徴とする顔
    料調合物。
  8. 【請求項8】 印刷用着色剤、テンペラ画用着色剤、ま
    たは接合用着色剤の製造、合成、半合成または天然産の
    高分子材料、特にポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ
    アミド、ポリエチレンまたはポリプロピレンの大量着
    色、天然、再生または人造繊維、例えばセルロース、ポ
    リエステル、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル
    またはポリアミド繊維の紡糸染色、および織物および紙
    の印刷に対する請求項1〜6のいずれかに記載の方法で
    製造された金属錯体挿入化合物の使用。
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