JP2005343849A - 角栓除去用粘着シート - Google Patents

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唯夫 河盛
Yukihiko Noda
幸彦 野田
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勝 浜辺
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Abstract

【課題】 適用部位を水で濡らしたりする必要がなく、乾燥に長時間を必要とすることなく、毛穴に詰まった角栓を確実に除去することができ、しかも、剥離に際して皮膚表面に傷を与えることがなく、さらに皮膚刺激が少ない、角栓除去用粘着シートを提供する。
【解決手段】 支持体の少なくとも片面に膏体層が設けられており、膏体層が、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの内少なくとも1種の単量体を重合して得られた粘着剤と、融点が20℃以下である炭化水素または脂肪酸エステル類からなる第1の添加物と、融点が35℃以上の高級アルコール類からなる第2の添加物とを含み、第2の添加物に比べて第1の添加物が多く含有されており、第1,第2の添加物が1〜30℃で相溶性を有しない、角栓除去用粘着シート。
【選択図】 なし

Description

本発明は、肌を手入れするために、毛穴に詰まった皮脂や古い角質などの汚れを取り除くために用いられる角栓除去用粘着シートに関し、より詳細には、アクリル系ポリマーからなる粘着剤を含む膏体層が設けられている角栓除去用粘着シートに関する。
角栓とは、人の皮膚の毛穴内において生理的に形成され、毛穴の内部を栓状に閉塞する物質である。角栓は、毛穴から分泌された皮脂や古い角質、さらには細かいゴミ類の混合物であるが、毛穴を目立たせたり、毛穴の炎症の原因となることが多い。そのため、美容上及び皮膚健康上、角栓を除去することが望まれている。
角栓は、毛穴の内部を埋めるため、単なる洗顔により角栓を除去することは困難であった。そこで、ペーストパック化粧品が角栓を除去するために用いられてきている。すなわち、角栓は毛穴の内部に存在するため、流動性の高いペーストを毛穴に押し込み、角栓に接触させ、次にペーストを乾燥させ皮膜を形成する。そして、皮膜と角栓とが接着されるので、皮膜を除去する際に同時に角栓を毛穴から引き抜く。しかしながら、この種のパック化粧品はペースト状であるため、塗布する際に手が汚れ、さらに乾燥させるのに時間を要していた。また、必ずしも角栓を確実に除去することができないという問題もあった。
他方、上記のような課題を解決するために、不織布等に水溶性接着剤の皮膜を形成してなるシート剤が存在する。シート剤を使用するに際しては、貼付部位を水で濡らしてからシート剤を貼付する。水溶性接着剤が上記水により溶解し、毛穴の内部に入り込み、角栓に接触する。しかる後、水溶性接着剤が乾燥すると、不織布に皮膜が再度形成され、角栓と皮膜とが接着する。従って、皮膜を不織布とともに除去することにより、角栓を毛穴から引き抜くことができる。上記シート剤を用いた場合、塗布する際の手の汚れの問題を解消することができる。しかしながら、使用時に水で適用部位を濡らす必要があった。また、乾燥に時間を要していた。さらに、特に乾燥した室内などにおいては、適切な乾燥時間を守らずに、長時間乾燥し過ぎた場合には、シート剤の皮膚への接着力が高くなり過ぎとなる。その結果、シート剤を剥離する際に、角栓だけでなく、貼付した部分の皮膚まで剥離し、痛みや傷を生じるおそれがあった。
他方、使用時に水を用いることなく、かつ乾燥時間を省略する方法として、当初から粘着性を有する粘着剤を用い、皮膚表面に貼付するだけで毛穴中の角栓を粘着力により取り除く方法も提案されている(例えば、下記の特許文献1)。
しかしながら、皮膚の凹んだ位置に存在する毛穴のさらに内部に存在している角栓に、粘着基材を到達させることが困難であった。さらに、角栓に対して良好な粘着性を示す粘着基剤は、皮膚への粘着性が強かった。そのため、剥離に際し、皮膚に対する刺激が強かった。すなわち、角栓の存在する毛穴の奥まで粘着剤を侵入させるには、粘着剤が高い流動性を有することが必要であるが、毛穴に侵入し得るほど流動性の高い粘着剤は凝集力が十分でなかった。その結果、角栓を毛穴から引き抜く際の粘着剤剥離時に、粘着剤が切れ、毛穴に残留するおそれもあった。さらに、角栓を毛穴から引き抜くほどの強い粘着力を示す粘着剤は、皮膚に対しても強い粘着力を発現する。そのため、皮膚から剥がす際に、強い痛みや刺激を生じさせるおそれがあった。
特開平10−101527号公報
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するものであり、使用時の手の汚れが生じ難く、乾燥のための長時間の乾燥作業を必要とせず、使用に際し、適用部位を水で濡らしたりする必要がなく、長時間の乾燥による皮膚の障害が生じ難く、粘着剤の毛穴への残留や皮膚に対する刺激等が生じ難い、角栓除去用粘着シートを提供することにある。
本発明は、支持体の少なくとも片面に膏体層が設けられている粘着シートであって、前記膏体層が、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの内少なくとも一種の単量体を重合して得られたポリマーからなる粘着剤と、融点が20℃以下である炭化水素または脂肪酸エステル類からなる第1の添加物と、融点が35℃以上の高級アルコール類からなる第2の添加物とを含み、第2の添加物に比べて第1の添加物が多く含有されており、第1,第2の添加物が1〜30℃で相溶性を有しないことを特徴とする、角栓除去用粘着シートである。
以下、本発明の詳細を説明する。
本発明に係る角栓除去用粘着シートでは、支持体の少なくとも片面に、上記(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの内少なくとも一種の単量体を重合して得られたポリマーからなる粘着剤と、添加物とを含む膏体層が設けられている。
上記(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの内少なくとも一種の単量体を重合して得られたポリマーからなる粘着剤は、後述の添加物を配合した際に、毛穴に入り込んで角栓に到達する流動性を有しつつ、膏体としての凝集力を維持し、剥離の際の皮膚への糊のこりが生じ難く、さらに角栓に対して強い粘着性を示し、角栓を引き出す作用を十分に発現し、皮膚への粘着力が弱く、刺激性を示さないものである。
上記(メタ)アクリル酸エステルとしては、特に限定されないが、炭素数1〜18のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましく、例えは、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ドデシルなどが好適に用いられる。
(メタ)アクリル酸としては、アクリル酸、メタクリル酸の少なくとも一方が用いられ得る。
上記(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる少なくとも一種の単量体を配合して得られるポリマーを得るに際しては、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステル以外に、これらの単量体と共重合可能な単量体を共重合成分として共重合してもよい。このような共重合性単量体としては、特に限定されないが、例えば、ビニルピロリドン、酢酸ビニルまたはアクリル酸ヒドロキシエチルなどを挙げることができる。
より具体的には、上記粘着剤としてのポリマーとしては、例えば、アクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸ドデシル共重合体、アクリル酸2−エチルヘキシル・ビニルピロリドン共重合体が好適に用いられる。上記粘着剤は、上記(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルを重合して得られるポリマーからなる粘着剤の配合割合は、好ましくは、膏体中40〜97重量%である。40重量%以上とすることにより、膏体層の凝集力が十分な大きさとなり、使用時の膏体層の皮膚における糊のこりやべたつきの発生を効果的に抑制でき、97重量%以下とすることにより
、使用時の角栓除去効果を十分に発現させることができる。40重量%未満では膏体層の凝集力が不十分となることがあり、97重量%を超えると、角栓除去効果が十分でないことがある。
上記添加物としては、特に限定されないが、好ましくは、以下の第1及び第2の添加物が添加される。
第1の添加物は、融点が20℃以下の炭化水素または脂肪酸エステル類であり、例えば、流動パラフィン、スクワラン、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピルなどが挙げられる。第1の添加物を配合することにより、角栓除去効果をより効果的に高めることができる。第1の添加物の配合割合は、膏体中2〜55重量%の範囲とすることが好ましい。2重量%以上とすることにより、角栓除去効果をより一層高めることが可能となり、55重量%以下とすることにより、糊のこりやべたつきの発生を抑制しつつ角栓除去効果を高めることができ、望ましい。2重量%未満では、角栓除去効果が十分に得られないことがあり、55重量%を超えると、糊のこりやべたつきが生じることがある。
第2の添加物は、融点が35℃以上の高級アルコール類であり、例えば、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどが挙げられる。第2の添加物を配合することにより、角栓除去効果をより一層高めることができる。特に、第2の添加物を、膏体中0.5〜10重量%の範囲で添加することにより、角栓除去効果をより一層効果的に高めることができ、望ましい。
上記第1,第2の添加物としては、室温の範囲、すなわち1〜30℃の範囲で互いに相溶しないものが好適に用いられる。第1,第2の添加物が上記温度範囲で相溶性を有する場合には、使用時、角栓の除去効果が十分得られなく、糊のこりやべたつきが生じることがある。
また、第1の添加物の添加割合は、第2の添加物の添加割合よりも多くされている。これは、第1の添加物の添加割合を第2の添加物割合より多くすることで、角栓除去効果をより一層高めることができる。第1の添加物の添加割合が第2の添加割合より少ないと、十分な角栓除去効果が得られない。
なお、本発明に係る粘着シートでは、さらに必要に応じ、膏体中に充填剤、薬物または安定化剤などが配合されてもよい。
上記充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸塩(カオリン、タルク等)、ケイ酸(珪藻土、軽質無水ケイ酸、ホワイトカーボン等)、酸化亜鉛(亜鉛華)、酸化チタン、硫酸バリウム及び硫酸カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の充填剤が挙げられる。
上記薬物としては、経皮的に用いられるものであれば特に限定されない。上記薬物の含有量は、薬物の種類、使用目的等により異なり、通常膏体中0.01〜20重量%の範囲であることが好ましい。膏体層中0.01重量%より少ない場合は、薬物の効果が十分ではなく、20重量%より多く配合しても効果が上がらず貼付性の低下等が生じるからである。
上記安定化剤は、薬物やその他の成分の酸化・分解を抑え、貼付剤の経時変化を防ぐために用いられるものであり、例えば、ブチルヒドロキシトルエン、ソルビン酸等の酸化防止剤の他、シクロデキストリン、エチレンジアミン四酢酸などが挙げられる。これらは貼付性や皮膚刺激性等を悪化させない範囲で添加される。
上記粘着シートにおいては、上記膏体層の厚さは、使用目的に応じて適宜決定することができるが、20〜300μmが好ましい。20μm未満であると、皮膚への接着力が低下したり、必要量の薬物を添加することが困難となることがあり、300μmを超えると、製造が困難となったり、違和感が生じることがある。より好ましくは、30〜200μmである。上記粘着シートにおいては、上記膏体層の上には、上記膏体層を保護するための剥離紙を貼付してもよい。
上記膏体層を支持する支持体としては、特に限定されないものの、一般的には肌の表面に沿って変形し得る柔軟性を有する材料が好ましく用いられる。このような支持体としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂などの合成樹脂フィルム、不織布、織布及びこれらを組み合わせたラミネートフィルムなどが挙げられる。
不織布の素材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体、ナイロン、ポリエステル、ビニロン、SIS共重合体、SEBS共重合体、レーヨン、綿などが挙げられる。これらは単独で用いられても、2種以上がブレンドして用いられてもよい。また、不織布にバインダーを添加したり、ポイントシールを施したりすることによって支持体の強度や風合いを変えることができる。
上記樹脂フィルムと不織布とをラミネートする場合の接着方法も、特に制限されず、例えば、バインダー等によって貼り合わせる方法、熱融着する方法等の様々な方法を、用いられる素材によって適宜選択すればよい。
上記支持体としては、適度な硬度を有するものが皮膚への粘着剤の密着性や、皮膚への良好な貼付感に与えるので好ましい。このような支持体としては、例えば、ポリエチレンフィルム、ウレタンフィルム、不織布が選択され得るが、適度な硬度を有し、皮膚に対する良好な貼付感を与えるため、架橋タイプのポリエチレン発泡体が好適である。支持体構成材料は、2種以上用いられてもよく、すなわち2種以上の支持体構成材料を複合化した複合体により支持体を構成してもよい。
上記剥離紙は、使用時まで膏体層を保護するものであれば、特に限定されず、通常、樹脂フィルム、紙などの単層もしくは積層体の表面に離型処理したものが用いられる。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。さらに、紙の場合はポバール等の樹脂を含浸させたものを用いることができる。
上記粘着シートの製造方法としては特に限定されず、例えば、溶液塗工法、ホットメルト塗工法等の通常の粘着テープの製造方法等を採用することができる。上記溶液塗工法は、上記粘着剤及び上記添加物を溶媒中で均一に混合し、この混合物を上記支持体上に塗工し、乾燥させることにより実施することができる。
また、上記混合物を剥離紙上に塗工し、乾燥した後、上記支持体に転写することによって製造してもよい。上記ホットメルト塗工に際しては、上記粘着剤を加熱溶融し、上記炭化物と均一に混合した後、この溶融混合物を上記支持体上に塗工した後放冷固化すればよい。
本発明に係る角栓除去用粘着シートでは、支持体の少なくとも片面に膏体層が設けられており、該膏体層が(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの内少なくとも1種の単量体を重合して得られた粘着剤と、融点が20℃以下の炭化水素または脂肪酸エステル類からなる第1の添加物と、融点が35℃以上の高級アルコール類からなる第2の添加物と、第1の添加物に比べて、第2の添加物を少なく含有させてなるように構成されているため、十分な粘着作用の発現により、角栓を毛穴から確実に除去することができるだけでなく、皮膚表面への刺激が低く、剥離に際しての痛みや皮膚刺激を著しく軽減することが可能となる。加えて、上記膏体層の粘着力を利用して角栓を除去するため、使用時に水で適用部位を濡らしたりする必要はなく、乾燥に長時間を必要とすることもない。従って、簡単に適用でき、かつ比較的短時間で、角栓を皮膚の毛穴から容易に除去することが可能となる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳しく説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
粘着剤として表1に示した固形分としての所定量のアクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸2−エチルヘキシル・メタクリル酸ドデシル共重合体溶液(積水化学工業株式会社製、粘着剤A)に対し、第1の添加物として表1に示した所定量の流動パラフィン(丸石製薬社製)と第2の添加物として表1に示した所定量のセタノール(日本油脂株式会社製)を添加して均一に攪拌混合し、膏体溶液を調製した。
次に、ポリエチレンテレフタレートフィルムからなるシートの一面にシリコーンを塗布してなる剥離紙を用意し、この剥離紙のシリコーン面に上記膏体溶液を乾燥後の厚みが約90μmとなるように略一定厚みに塗布し、60℃で30分間にわたって乾燥し、溶剤を完全に除去して膏体層を形成した。
ポリエチレン発泡体(積水化学工業株式会社製、ソフトロンH1501)からなる支持体を用意し、上記膏体層に重ね合わせ、支持体上に膏体層を転写し、一体化して粘着シートを得た。
(実施例2〜5)
配合成分を表1に示した通りとしたことを除いては、実施例1と同様にして粘着シートを得た。なお、表中の粘着剤量は、固形分としての量を示す。
(実施例6)
粘着剤をアクリル酸2−エチルヘキシル・ビニルピロリドン共重合体としたこと以外は、実施例4と同様にした。
(実施例7)
支持体をポリエチレンフィルム(厚み80μm)としたこと以外は、実施例4と同様にした。
(比較例1〜4)
配合成分を表2に示した第1の添加物と第2の添加物通りとしたことを除いては、実施例1と同様にして粘着シートを得た。なお、比較例1で用いたヘキシルデカノールは高級アルコール工業社製であり、比較例2で用いたパラフィンは和光純薬工業社製、パラフィンである。
(比較例5)
粘着剤としてスチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体を用いたこと及び溶解溶媒としてトルエンを混合時に添加したこと以外は実施例4と同様にした。
(比較例6)
市販の角栓除去用パック剤を用いた。
(評価方法)
角栓除去処理を少なくとも1週間実施していない5名の被験者に、2cm×1.5cmの矩形に打ち抜いた実施例または比較例の粘着シートを鼻の片側の側面に貼付し、3分後に粘着シートを剥離した。角栓の除去効果については、粘着シート上の膏体表面に付着した角栓本数を計数した。糊のこりについては、粘着シート剥離後の皮膚表面の残留膏体を目視観察した。また、剥離時の痛みについては、被験者のその強度についての申告を採用した。糊のこり、剥離痛さは、下記の基準に基づいて判断して採点し、被験者5人の合計点を15点で除した値に100を乗じて算出した。
なお、比較例6については、表示の使用方法に従って使用して、同様に評価した。
<糊のこり>
3点…残留膏体及び肌のべたつき感は認められなかった。
2点…肌のべたつき感は認められなかった。
1点…残留膏体が部分的に認められると共に肌にべたつき感があった。
0点…残留膏体が全体的に認められた。
<剥離痛さ>
3点…痛みを感じなかった。
2点…ほとんど痛くなかった。
1点…少し痛かった。
0点…痛かった。
Figure 2005343849
Figure 2005343849
Figure 2005343849
Figure 2005343849

Claims (1)

  1. 支持体の少なくとも片面に膏体層が設けられている粘着シートであって、前記膏体層が、(メタ)アクリル酸及び(メタ)アクリル酸エステルの内少なくとも一種の単量体を重合して得られたポリマーからなる粘着剤と、融点が20℃以下である炭化水素または脂肪酸エステル類からなる第1の添加物と、融点が35℃以上の高級アルコール類からなる第2の添加物とを含み、第2の添加物に比べて第1の添加物が多く含有されており、第1,第2の添加物が1〜30℃で相溶性を有しないことを特徴とする、角栓除去用粘着シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019131484A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 株式会社コーセー 皮膚貼付用ゲルシート

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