JP2005343655A - 綴じ方向の判別方法および装置 - Google Patents
綴じ方向の判別方法および装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 冊子状の通帳10の綴じ方向を判別する綴じ方向の判別方法であって、通帳10での搬送方向に直交する幅方向について所定間隔を保持した少なくとも2箇所で通帳10の厚さを検知し、これらの厚さに関するデータから、通帳10の綴じ方向を判別する。
【選択図】 図5
Description
前記記録媒体での搬送方向に直交する幅方向について所定間隔を保持した少なくとも2箇所で前記記録媒体の厚さを検知し、これらの厚さについてのデータから、前記記録媒体の綴じ方向を判別する構成となっている。
前記綴じ方向の判別の際に、前記通帳の縦横寸法も計測し、
前記2個所で検知される厚さが同一と判断された場合には、前記通帳の縦横寸法の計測データから綴じ方向を判別する構成となっている。
前記記録媒体の搬送方向に直交する幅方向について、所定間隔を保持した少なくとも2箇所に設置する厚さ検知手段と、
この厚さ検知手段による厚さデータから、前記記録媒体の綴じ方向を判別する制御部を備える構成となっている。
前記通帳の縦横寸法を計測する手段を備え、
前記制御部は、前記2個所で検知される厚さが同一と判断された場合に、前記通帳の縦横寸法の計測データから綴じ方向を判別する構成となっている。
図1及び図2は、本発明に係る綴じ方向の判別方法が適用された印字装置を備える通帳プリンタ1を示すものであり、この通帳プリンタ1は、媒体検出手段2と、媒体厚検知手段3と、印字ヘッド部4と、プラテン部5と、主制御部6などを備えている。
なお、図中、符号7は搬送路70上側に設けた図示外のモータで駆動されるフィードローラ71とこれに対設する搬送路70下側に設けた従動ローラ72とを複数箇所に有する搬送部、10は記録媒体である冊子状の通帳を示す。
そして、通帳10の搬送動作が停止すると、プラテン51は、このプラテン51と一体に付設されているフォトセンサ51Aがホームポジション(HP)のマスク34で遮光されていた最下位置から、ローラブラケット33のマスク部33Aで遮光される位置まで上昇する。ここで、この移動量(S1)は、後述する図示外のプラテン用のステップモータの回転量から検出できる。なお、ホームポジション(HP)の位置から、フィードローラ31とセンシングローラ32とが通帳10を介さずに当接する状態の位置まで上昇するときのフォトセンサ51の移動量(基準移動量;S0)も、予め図示外の記憶部に保存されている。
従って、通帳10の厚さ分だけ降下したセンシングローラ32の下方への移動量(S0−S1)、つまり通帳10の厚さが、フォトセンサ51Aを介して検知できる。また、このときのプラテン51の高さは、印字ヘッドと通帳とのギャップ(これを、「印字ギャップL」とよぶ)が最適値となるように設定されており、最適な印字状態になる。
この印字ヘッド41は、本実施形態の場合、インクリボンを介してドットピンを通帳10に打ち付けて印字を行うインパクトタイプのものであり、図4には示してないが、通帳10の印字面に略平行に、かつ、通帳10の搬送方向に対して略直角の方向に移動するキャリッジに搭載されている。この印字ヘッド41は、キャリッジと一体に主走査方向に往復移動を行い、制御部6により印字指令を受けた位置で、通帳10の印字面に向けてインクリボンを介して印字ヘッドのドットピンを打ち付け、印字面に印字を行うようになっている。
なお、この主制御部6には、上記以外にも図示しないが、挿入検知センサ、頁/行読み取りセンサ、頁めくり機構、フィードローラ用モータ、プラテン用のステップモータなどが接続されている。
例えば、図5(A)に示すように、通帳10を開いて左右の厚さを媒体厚検知手段3で検知したときに、左右の厚さが同じか否かで以下の2つの場合に分けて、その判別を行う。
A)左右の厚さが同じ場合:
この場合には、殆ど大部分が横綴じタイプの場合(A1タイプ)に該当するもの(即ち、図5(B)の場合)であるが、一部は縦綴じタイプであって、かつ全頁のなかでちょうど真ん中の頁を開いた状態に該当する場合(A2タイプ)も考えられる。したがって、使用することが予定されている各種サイズの通帳を開いたときの縦、横各寸法を計測して図示外の記憶部に予め格納しておく。そして、各通帳10の綴じ方向を検出するときには、厚さ検知の前に媒体検出手段で実際に検出した通過時間などのデータから、制御部6が縦横の寸法を算出し、この算出値と記憶部の格納してある先述のデータとのつきあわせから、A1、A2タイプのいずれの場合かを最終的に判別できる。
B)左右の厚さが異なる場合(即ち、同図(C)の場合):
この場合には、縦綴じタイプであって、開いたときの通帳の左右の頁の厚さが異なる場合に該当するので、縦綴じタイプであるとの判別を直ちに行うことができる。
記帳すべき冊子状の通帳10を通帳プリンタ1の挿入口にセットすると(第1ステップS1)、搬送部のフィードローラ71と従動ローラ72とによりプリンタ奥部方向に向けて搬送されて行き、初めに、複数のセンサ21〜26からなる媒体検出手段2で通帳10の通過を検出し、厚さ検出位置で搬送を停止する(第2ステップS2)。
次に、この先の印字部4の手前の搬送路70に設けた媒体厚検知手段3で通帳10の左右2箇所での厚さを検知する(第3ステップS3)。そして、左右の厚さが同じか否かを判別する(第4ステップS4)。ここで、左右の厚さが同じ場合には、第5ステップS5へ移行するとともに、左右の厚さが異なる場合には、第6ステップS6へ移行する。
そして、第5ステップS5では、ここで判別すべき通帳が横綴じタイプの通帳であるか、縦綴じタイプの通帳であるかを、すでに検出してあった媒体検出手段2での検出データ(例えば、通過時間など)から通帳10の縦横サイズを制御部6が算出する。そして、この算出データと図示外の記憶部に予め格納されていたデータとの突合せから、通帳10がA1、A2タイプのいずれの場合であるかを判別する。
一方、第6ステップS6では、左右の厚さが異なることから、直ちに縦綴じタイプであると判断する。
以上で、通帳10の縦横綴じ方向の判別処理が終了する。
これにより、縦横いずれの綴じ方向の通帳10であっても、正確な印字動作を行うことができるようになり、誤って綴じ目に印字されるようなトラブルが回避できる。
10 通帳(冊子状の記録媒体)
2 媒体検出手段(サイズ検出手段)
21〜26 フォトセンサ(媒体検出センサ)
3 媒体厚検知手段
31 フィードローラ
32 センシングローラ(厚さ検知手段)
33A マスク部(厚さ検知手段)
34 マスク(ホームポジション)
4 印字ヘッド部
41 印字ヘッド
5 プラテン部
51 プラテン
51A フォトセンサ(厚さ検知手段)
6 主制御部
7 搬送部
70 搬送路
Claims (4)
- 冊子状の記録媒体の綴じ方向を判別する綴じ方向の判別方法であって、
前記記録媒体での搬送方向に直交する幅方向について所定間隔を保持した少なくとも2箇所で前記記録媒体の厚さを検知し、これらの厚さについてのデータから、前記記録媒体の綴じ方向を判別する綴じ方向の判別方法。 - 予め使用する各種通帳の縦横寸法データを保存しておくとともに、
前記綴じ方向の判別の際に、前記通帳の縦横寸法も計測し、
前記2個所で検知される厚さが同一と判断された場合には、前記通帳の縦横寸法の計測データから綴じ方向を判別する請求項1に記載の綴じ方向の判別方法。 - 記録媒体の綴じ方向を判別する綴じ方向の判別装置であって、
前記記録媒体の搬送方向に直交する幅方向について、所定間隔を保持した少なくとも2箇所に設置する厚さ検知手段と、
この厚さ検知手段による厚さデータから、前記記録媒体の綴じ方向を判別する制御部を備える綴じ方向の判別装置。 - 予め使用する各種通帳の縦横寸法データを保存する記憶部と、
前記通帳の縦横寸法を計測する手段を備え、
前記制御部は、前記2個所で検知される厚さが同一と判断された場合に、前記通帳の縦横寸法の計測データから綴じ方向を判別する請求項3に記載の綴じ方向の判別装置。
Priority Applications (1)
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JP2004166667A JP2005343655A (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | 綴じ方向の判別方法および装置 |
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Family Applications (1)
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2004
- 2004-06-04 JP JP2004166667A patent/JP2005343655A/ja not_active Withdrawn
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