JP2005343033A - ジッパ貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッグを成形するフィルムウエブの搬送過程にて、バッグのジッパとなるジッパバンドをフィルムウエブに正確且つ確実に貼付け可能なジッパ貼付装置を提供する。
【解決手段】 ジッパ貼付装置は、フィルムウエブWの搬送経路に配置され、フィルムウエブWの搬送方向を偏向させる偏向ガイド64と、この偏向ガイド64の直上流に偏向ガイド64に隣接して配置された下側のベルトコンベア132と、ベルトコンベア132と協働し、偏向ガイド64の上面に沿ってジッパバンドBをフィルムウエブWに対する供給位置に移送する上側のベルトコンベア130と、偏向ガイド64に対して接離し、ジッパバンドBをフィルムウエブWにヒートシールするバンドシーラ144とを備える。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ジッパ付きの空バッグ又は製品が充填されたジッパ付きの製品バッグを製造するにあたり、そのバッグの成形に使用されるフィルムウエブに対してジッパとなるジッパバンドを取り付けるジッパ貼付装置に関する。
この種のジッパ貼付装置は、フィルムウエブを搬送する搬送経路の水平部位に配置され、その搬送過程にてフィルムウエブの片面にジッパバンドを貼り付ける。ここで、ジッパバンドはその中央に互いに開閉可能にして噛み合う雌雄一対のジッパ条を有し、フィルムウエブの幅方向に沿い且つフィルムウエブの搬送方向に所定の間隔を存して貼り付けられる。(特許文献1)。この後、フィルムウエブはバッグに成形され、そのバッグの口部にジッパバンドが位置付けられる。より詳しくは、バッグはその口部にて互い対向する内面同士がジッパバンドを介して接着され、ジッパバンドはバッグの口部に開閉可能なジッパを形成する。
上述したジッパ付きバッグはその口部がジッパにより開閉可能であるから、開閉を繰り返しても、その内部の気密性を長期に亘って維持でき、食品等の製品の包装に優れたものとなる。
具体的には、特許文献1のジッパ貼付装置はジッパバンドのバンドフィーダを備え、このバンドフィーダはフィルムウエブの搬送経路の側方から、搬送経路を横断する方向、即ち、フィルムウエブの幅方向にジッパバンドを供給し、この後、ジッパバンドはヒートシーラによりフィルムウエブの上面に接着される。
特開平10-296884号公報
特許文献1には、クランプタイプやサクションベルトタイプのバンドフィーダが開示されているが、これらバンドフィーダは何れも搬送経路上のフィルムウエブとの干渉を避けるため、搬送経路の上方に配置され且つ搬送経路を横断する方向に延びている。
それ故、特許文献1のバンドフィーダにあっては、ジッパバンドの供給位置がフィルムウエブの上方に大きく離間しており、供給位置にあるジッパバンドがヒートシーラによりフィルムウエブに接着される際、ジッパバンドは供給位置からフィルムウエブ上までの長い距離を降下しなければならない。このため、ジッパバンドの降下時、ジッパバンドに歪みが発生し易く、この歪みはフィルムウエブへのジッパバンドの接着不良を招くことになる。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ジッパバンドに歪みを発生させることなく、フィルムウエブにジッパバンドを確実且つ正確に貼り付け可能なジッパ貼付装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のジッパ貼付装置は、フィルムウエブの搬送経路の途中にてフィルムウエブの搬送方向を偏向させる偏向位置を形成し、フィルムウエブの搬送を案内する偏向ガイドと、偏向位置の直上流のフィルムウエブに近接し且つその横断方向に延びるバンド供給経路を有し、このバンド供給経路に沿ってジッパバンドをフィルムウエブに対する供給位置まで送り込むバンドフィーダと、偏向位置の直下流に配置され、ジッパバンドが供給位置に供給されたとき、フィルムウエブ上にジッパバンドの側縁を接着させるヒートシーラとを備えている(請求項1)。
請求項1のジッパ貼付装置によれば、例えば偏向ガイドがフィルムウエブの搬送方向を上昇方向から水平方向に偏向させている場合、偏向ガイドは、ジッパバンドを供給位置まで送り込むためのバンドフィーダの機構部分を偏向位置の直上流の搬送経路の上昇部分に沿って配置可能とし、前記機構部分とフィルムウエブとの干渉を避けつつ、これにより、バンド供給経路はフィルムウエブに近接して位置付けられる。
このようなバンドフィーダはフィルムウエブの直上にジッパバンドを供給し、この後、ジッパバンドはその供給位置から実質的に動くことなく、ヒートシーラによりフィルムウエブに接着される。
好ましくは、偏向ガイドはその偏向位置にて開口し、フィルムウエブに向けて空気を噴出する空気噴出口を有している(請求項2)。この場合、空気噴出口から噴出された空気は偏向ガイドとフィルムウエブとの間にエアベアリングを形成し、フィルムウエブが偏向位置を通過する際、偏向ガイドによるフィルムウエブの摺動抵抗を軽減する。
具体的には、バンド供給経路は、ジッパバンドを形成するためのジッパテープの繰出し経路に接続されており、そして、バンドフィーダは、バンド供給経路の上流部位に配置され、ジッパテープを送り出すフィードローラと、バンド供給経路の下流部位に配置され、フィードローラから送り出されたジッパテープに張力を付与しながらジッパテープの送り出しを継続可能な引っ張りコンベア(前述の機構部分に相当)と、フィードローラと引っ張りコンベアとの間に設けられ、ジッパテープを切断して所定長さのジッパバンドを形成するカッタとを含んでおり、ジッパバンドは、引っ張りコンベアにより供給位置まで移送される(請求項3)。
請求項3のジッパ貼付装置によれば、ジッパテープがフィードローラにより送出される際、ジッパテープの切断端側の部位は引っ張りコンベアより引っ張られ、カッタは引っ張り状態にあるジッパテープを切断し、ジッパバンドを形成する。
この後、フィードローラ及び引っ張りコンベアによるジッパテープの送出が再開されると、ジッパバンドは引っ張りコンベアの働きよりジッパテープの切断端から切り離された状態で、その供給位置まで移送される。
より具体的には、フィードローラからカッタまでのバンド供給経路の上流側部分は、引っ張りコンベアを含むバンド供給経路の下流側部分よりもフィルムウエブの搬送経路側から離間しており、そして、バンドフィーダは、カッタと引っ張りコンベアとの間に設けられ、カッタにより形成されたジッパテープの切断端をバンド供給経路の下流側部分に向けて導く切断端ガイドを更に含んでいる(請求項4)。
請求項4のジッパ貼付装置によれば、バンド供給経路の上流側部分がその下流側部分よりも搬送経路上のフィルムウエブから離れているので、バンドフィーダのフィードローラやカッタはフィルムウエブの搬送面から離間して配置される。
更に、前述したバンドフィーダ及びヒートシーラは1つのモジュールとしてユニット化され、このモジュールはバンド供給経路に沿って移動可能である(請求項5)。この場合、モジュールは、バンド供給経路上にてジッパバンドの長さに応じた位置に位置付けられる。
更にまた、ジッパ貼付装置は、ジッパテープの繰出し経路とバンド供給経路との間に配置され、ジッパテープの繰出し経路長を変更させる経路長変更器を更に含むことができ(請求項6)、経路長変更器は、ジッパテープの繰出し長さ(ジッパバンドの長さ)を変更したり、また、前述したモジュールが移動されても、フィルムウエブに対するジッパテープの供給位相の調整を許容する。
請求項1のジッパ貼付装置によれば、ジッパバンドの供給位置がフィルムウエブに近接しているので、フィルムウエブへの接着時、ジッパバンドに歪みを発生させることなく、フィルムウエブに対してジッパバンドを確実且つ正確に貼り付け可能となる。
請求項2のジッパ貼付装置によれば、偏向ガイドによるフィルムウエブの摺動抵抗が軽減され、フィルムウエブの偏向が円滑になされる。
請求項3のジッパ貼付装置によれば、ジッパテープの切断端が引っ張りコンベアにより引っ張られるので、バンド供給経路でのジッパテープの詰まりを確実に防止でき、また、切断により形成したジッパバンドとジッパテープとの切断端との間に所定の間隔が確保され、ヒートシーラはジッパバンドのみをフィルムウエブに確実に接着することができる。
請求項4のジッパ貼付装置によれば、バンドフィーダのフィードローラ及びカッタを搬送経路上のフィルムウエブから離間させて配置でき、これらフィードローラ及びカッタがフィルムウエブと対向するような配置にあっても、フィルムウエブの交換時、フィードローラやカッタにフィルムウエブが干渉することはなく、フィルムウエブのサイズ変更を容易に行うことができる。
請求項5,6のジッパ貼付装置によれば、フィルムウエブのサイズ変更に伴いジッパバンドの供給位置を変更する際、その調整を容易に行うことができる。
図1は、ジッパ貼付装置を組み込んだ縦形製袋充填機を示す。
充填機はフィルムロールFRを備え、このフィルムロールFRは搬送経路を介して充填チューブ2に接続されている。搬送経路の終端には測長子4が配置され、この測長子4はフィルムウエブWの繰出し長さを測定する。
搬送経路には、上流側から負圧チャンバ方式のリザーバ8、プリンタ10、プリンタ用経路長変更器12が順次配置され、そして、測長子4側にはフィルム用経路長変更器14が配置されている。リザーバ8はフィルムウエブWに所定の張力を付与し、プリンタ10はフィルムウエブWから成形される個々のバッグ長に相当する間隔を存して所望の情報を印刷する。プリンタ用経路長変更器12はフィルムウエブW上の印刷情報の搬送位相を調整可能とし、また、フィルム用経路長変更器14はフィルムウエブW自体が模様を有する場合、その模様の搬送位相を調整可能とする。
更に、フィルムウエブWの搬送経路には、プリンタ用経路変更器12とフィルム用経路変更器14との間にジッパ貼付装置16が配置されている。このジッパ貼付装置16はフィルムウエブWの搬送過程にて、図2(a)に示されるようにフィルムウエブWの片面にバッグ長に相当する間隔を存してジッパバンドBを貼り付け、それ故、充填チューブ2にはジッパバンドBを間欠的に備えたフィルムウエブWが供給される。
なお、ジッパ貼付装置16及びジッパバンドBに関しては後述する。
充填チューブ2はその上部にフォーマ18を有し、フィルムウエブWがフォーマ18を通過する際、フィルムウエブWは充填チューブ2を囲み、且つ、ジッパバンドBを内側に位置付けた筒体に成形され、そして、その両側縁は所定の形態にて互いに重ね合わされる。
このような筒体、つまり、フィルム筒は充填チューブ2の両側から一対の吸着フィードベルト20に吸着され、そして、これら吸着フィードベルト20はフィルム筒を充填チューブ2に沿い下方に向けて間欠的に引き下ろす。即ち、吸着フィードベルト20はフィルムロールFRからフィルムウエブWを搬送経路に沿って間欠的に繰り出し、そして、フィルムウエブWを充填チューブ2まで搬送する繰出し駆動源を構成する。
フィルム筒が充填チューブ2に沿って引き下ろされる際、その重ね合わされた状態にある両側縁は縦ヒートシーラ22により互いに接着され、図2(b)中の斜線領域で示すようにフィルム筒FCに縦シームCSが形成される。
また、充填チューブ2の下方には一対の横ヒートシーラ24が配置されており、これら横ヒートシーラ24は閉時、フィルム筒FCを両側から挟み込み、フィルム筒FCに図2(c)の斜線領域で示すような横シームTSを上下に形成し、この後、横シームTS間の切断位置CLにてフィルム筒FCを切断する。ここで、横シームTSは前述したジッパバンドBの上方に形成されている。
更に、上下の横シームTSの形成と同時に、フィルム筒FCはジッパバンドBの位置にて、図2(c)中の斜線領域BSで示すようにヒートシールされ、ここでのヒートシールによりジッパバンドBはフィルム筒FCの両内面に対して完全に貼付け、つまり、ヒートシールされる。
ジッパバンドBをヒートシールするため、図3に示されるように横ヒートシーラ24の直下にはジッパシーラ26がそれぞれ配置されている。これらジッパシーラ26は横ヒートシーラ24と連動して開閉運動するが、図3でみて右側のジッパシーラ26はその横ヒートシーラ24よりも遅れてフィルム筒を介してジッパバンドBに接触し、このジッパバンドBをヒートシールする。即ち、右側のジッパシーラ26はその横ヒートシーラ24とともにフィルム筒の近傍まで移動するが、これらジッパシーラ26と横ヒートシーラ24の挟持面間には所定のギャップが確保されているので、フィルム筒が横ヒートシーラ24間に挟持されても、右側のジッパシーラ26はフィルム筒と接触しない。この後、右側のジッパシーラ26はその駆動シリンダ32により押し出され、左側のジッパシーラ26との間にフィルム筒を介してジッパバンドBを挟持する。また、図2(c)から明らかなように、ヒートシール領域BSはジッパバンドBの上側の縁と、両端部のみに形成されている。
なお、図3中、参照符号28は横ヒートシーラ24の駆動モータを示し、この駆動モータ28と横ヒートシーラ24との間はクランク機構30を介して連結されている。また、左側の横ヒートシーラ24はフィルム筒を切断するための切断刃24aを内蔵している。
更に、横シームTSの形成と同時又その直後に、例えば粉体等の製品が充填チューブ2内を通じてフィルム筒FC内に充填され、これにより、その内部に製品が充填され、その入口に開閉可能なジッパを有したバッグが成形される。
図4は前述したジッパ貼付装置16の全体を示す。
ジッパ貼付装置16はテープロールTRを備え、このテープロールTRは前述したジッパバンドBを形成するジッパテープTを捲回したものである。具体的には、図5(a)に示されるように、ジッパテープTは2枚の合成樹脂製の帯状材Tm,Tfを重ね合わせたもので、帯状材Tmはその一側縁に雄形のジッパ条mを有し、これに対し、帯状材Tfはその中央に帯状材Tmのジッパ条mと開閉可能に噛み合う雌形のジッパ条fを有する。従って、帯状材Tfの一側縁はジッパ条m,fの噛み合い部から突出されている。
テープロールTRからはジッパテープTの繰出し経路がジッパバンドBの供給・貼付モジュール34に向けて延び、ジッパテープTは繰出し経路に沿って案内される。
繰出し経路にはその途中にダンサーローラ36が配置され、このダンサーローラ36はジッパテープTに所定の張力を付与する。また、繰出し経路の終端には超音波圧潰器38が配置され、この超音波圧潰器38はジッパテープTを上下から加圧すると同時にジッパテープTに超音波振動を付与し、ジッパテープTにおけるジッパ条m.fの一部を圧潰し、図5(b)に示されるように、ジッパ条m.fが一体的に結合した圧潰部分Kを形成する。このような圧潰部分Kは、成形されるべきバッグつまりフィルムウエブWの幅サイズに応じた間隔を存して、ジッパテープTの繰出し方向に形成される。
更に、超音波圧潰器38と供給・貼付モジュール34との間には経路長変更器40が配置され、この経路長変更器40は図6に拡大して示されている。図6は供給・貼付モジュール34の一部とともに、図4の経路長変更器40を背面側から示している。
経路長変更器40は、ジッパテープTの繰出し方向に離間した一対の固定ガイドローラ42を備え、そして、これら固定ガイドローラ42は図7から明らかなように一対の軸受44を介してローラ軸46に支持され、ローラ軸46の両端は支持枠48に取付けられている。
固定ガイドローラ42間の上方には、可動ガイドローラ50が配置されており、この可動ガイドローラ50もまた一対の軸受52を介してローラ軸54に支持されている。このローラ軸54はローラホルダ56に取付けられており、このローラホルダ56は昇降スクリュー58を介して支持枠48に支持されている。
更に、可動ガイドローラ44のローラ軸54はその両端にピニオン60を有し、これらピニオン60はラック62にそれぞれ噛み合い、これらラック62もまた支持枠48に取付けられている。
図6から明らかなように、繰出し経路の終端に到達したジッパテープTは上流側の固定ガイドローラ42から上方の可動ガイドローラ50を経て下流側の固定ガイドローラ42に至る経路長変更器40の内部経路に沿って案内され、そして、供給・貼付モジュール34に導かれている。可動ガイドローラ50が昇降スクリュー58の正逆回転により昇降されると、これにより、前記内部経路の経路長が変更される。この結果、バッグのサイズ変更に伴い、ジッパバンドBの長さや供給・貼付モジュール34の位置が変更されても、この変更に応じてジッパテープTにおける圧潰部分Kの搬送位相を調整することができる。
図8は、図1の一部、即ち、ジッパ貼付装置16の供給・貼付モジュール34を拡大して示しており、供給・貼付モジュール34の近傍をフィルムウエブWの搬送経路が延びている。
より詳しくは、搬送経路には供給・貼付モジュール34の近傍に偏向ガイド64が配置されており、この偏向ガイド64はフィルムウエブWの幅方向に延び、その横断面は略矩形形状をなしている。図8から明らかなようにフィルムウエブWは偏向ガイド64の下方から偏向ガイド64の上流側面に導かれた後、この上流側面の上側の角部、即ち、偏向位置にて、その搬送方向が水平に偏向され、そして、偏向ガイド64の上面に沿い前述した充填チューブ2側に導かれている。
図9は偏向ガイド64を拡大した断面図を示す。図9から明らかなように偏向ガイド64における上流側面の上下の角部は共に円弧状に形成され、また、偏向ガイド64の下流側面の上側の角部もまた円弧状に形成されている。
更に、偏向ガイド64には内部通路66が形成されており、この内部通路66は偏向ガイド64の下流側面にて開口し、空気配管68を介して空圧源に接続されている。一方、内部通路66は偏向ガイド64の上流側面側にて空気室70に接続され、この空気室70は偏向ガイド64の長手方向、つまり、フィルムウエブWの幅方向に延びている。
空気室70からは複数の噴出孔72が前述した偏向位置を形成する円弧状コーナにて開口し、これら開口はフィルムウエブWの幅方向に所定の間隔を存して配置されている。なお、複数の噴出孔72を形成する代わりに、フィルムウエブWの幅方向に延びる噴出スリットであってもよい。
空圧源から偏向ガイド64の内部通路66に圧縮空気が供給されると、この圧縮空気は空気室70から噴出孔72を通じて噴出され、このような圧縮空気の噴出は円弧状コーナ(偏向位置)にてフィルムウエブWのためのエアベアリングを形成する。従って、フィルムウエブWは円弧状コーナを円滑に通過することができ、その摺動抵抗の大幅な軽減が可能となる。
なお、噴出口72から噴出された圧縮空気は主としてフィルムウエブWと偏向ガイド64の上面との間を通じ、偏向ガイド64の下流側面から矢印で示す如くフィルムウエブWの下側に排出される。このような圧縮空気の排出はベルヌーイ原理に基づき、フィルムウエブWに下向きの力を発生させ、これにより、フィルムウエブWが偏向ガイド64の上面から浮き上がってしまうようなことはない。
図8に示されるように供給・貼付モジュール34はモジュールフレーム74を備え、このモジュールフレーム74はジッパ貼付装置16のメインフレーム76に対して、搬送経路上のフィルムウエブWの幅方向に移動自在に支持されている。即ち、メインフレーム76は、モジュールフレーム74の両側をフィルムウエブWの幅方向に延びるガイドレール78を有しており、これらガイドレール78に対して、モジュールフレーム74は複数の直動ガイド80を介して移動自在に支持されている。図10から明らかなように、直動ガイド80は、モジュールフレーム74の両側に3個ずつ配置されている。
更に、図10に示されるように、フィルムウエブWの搬送方向に沿うモジュールフレーム74の一端にはねじ受け82が取付けられ、このねじ受け82とメインフレーム76との双方に送りねじ84が回転自在に支持されている。送りねじ84はメインフレーム76の中央をガイドレール78と平行に延び、且つ、送りねじ受け82と螺合した状態にある。
また、ねじ受け82にロックレバー86が取付けられ、このロックレバー86の回動操作により、送りねじ84はねじ受け82に回転不能に固定される。
ロックレバー86を回動操作して送りねじ84のロックを解除し、そのノブ88を介して送りねじ84を回転させれば、モジュールフレーム74、即ち、供給・貼付モジュール34は搬送経路上のフィルムウエブWの幅方向にガイドレール78に沿って移動することができる。
図11に示されるようにモジュールフレーム74には、ジッパテープTの繰出し経路側に位置してフィードローラ90が配置されている。なお、図11は、前述した偏向ガイド64がメインフレーム76に支持されていることを明瞭に示している。
図12から明らかなように、フィードローラ90はその両側に突出したローラ軸92を有し、このローラ軸92は一対の軸受96を介してローラホルダ94に回転自在に支持されている。ローラホルダ94は昇降シリンダ98を介してモジュールフレーム74に支持されている。従って、フィードローラ90は昇降シリンダ98の伸縮により上下動可能となっている。
また、フィードローラ90の直下にはピンチローラ100が配置され、このピンチローラ100はモジュールフレーム74に回転自在に支持されている。ここで、図11から明らかな如く、ピンチローラ100、つまり、モジュールフレーム74の下部は偏向ガイド64、即ち、フィルムウエブWの搬送面よりも上方に位置付けられ、フィルムウエブWと干渉することはない。
前述した繰出し経路に沿って導かれるジッパテープTは、フィードローラ90とピンチローラ100との間を通過し、フィードローラ90の回転に伴い、供給・貼付モジュール34内のバンド供給経路に沿って間欠的に送出される。
図11に示されるように、バンド供給経路でみてフィードローラ90の下流にはテープカッタ104が配置されており、このテープカッタ104は図6を参照するとより理解し易い。
テープカッタ104は、バンド供給経路の下側で且つフィルムウエブWの搬送面よりも上方に受け台ホルダ106を備え、この受け台ホルダ106はモジュールフレーム74に取付けられている。受け台ホルダ106は、コイルばね108を介して上方に付勢された受け台110を有する。
一方、受け台110の上方には挟持パッド112が配置され、この挟持パッド112はガイドロッド114の下端に取付けられている。ガイドロッド114は上方に延びておりガイドロッド114にはカッタホルダ116が摺動自在に取付けられている。挟持パッド112とカッタホルダ116との間にはコイルばね118が介装され、このコイルばね118は挟持パッド112を下方に向けて付勢している。
カッタホルダ116はカッタブレード120を有し、このカッタブレード120の下端は挟持パッド112を上下に貫通するスリット122内に位置付けられている。
一方、カッタホルダ116はカッタシリンダ124に連結され、このカッタシリンダ124はモジュールフレーム74に支持されている。カッタシリンダ124がカッタホルダ116を介して挟持パッド112を下方に押し下げると、挟持パッド112はフィードローラ90から送出されたジッパテープTを部分的に押し下げ、受け台108との間にて挟持する。この際、挟持パッド112のスリットは受け台108側のスリットに合致する。
この後、カッタホルダ116が更に押し下げられると、コイルばね118の圧縮を伴い、カッタブレード120が挟持パッド112のスリットから受け台108のスリット内に突出し、ジッパテープTを切断する。ここで、ジッパテープTは、既に形成されている圧潰部分K(図5(b)参照)の中央位置にて切断される。
再度、図11を参照すれば明らかなように、テープカッタ104の下流には引っ張りコンベア128が配置されている。この引っ張りコンベア128は上下のベルトコンベア130,132を備え、これらベルトコンベア130,132は前述した偏向ガイド64の偏向位置を上下に挟むようにして配置され、偏向ガイド64、つまり、搬送経路上でのフィルムウエブWの幅方向に延びている。
より詳しくは、図8から明らかなように、下側のベルトコンベア132は前述した偏向ガイド64の上流側面に沿って配置されており、その上面、即ち、上下のベルトコンベア130,132間の挟持面は偏向ガイド64の上面と実質的に面一に位置付けられ、バンド供給経路の下流部分を形成する。
前述したジッパテープTの切断後、フィードローラ90によりテープカッタ104から引っ張りコンベア128に向けて送出されるジッパテープTは、その切断端が上下のベルトコンベア130,132間に導かれ、そして、これらベルトコンベア130,132に確実に挟持されなければならない。しかしながら、前述の説明から明らかなようにベルトコンベア130,132の挟持面(バンド供給経路の下流部分)は、フィードローラ90とピンチローラ102との間の挟持面を通過するバンド供給経路の上流部分よりも下方位置にある。このため、図11(図6も参照)に示されているように、テープカッタ104と上側のベルトコンベア130との間には切断端ガイド133が配置され、この切断端ガイド133はテープカッタ104側からベルトコンベア130側に向けて下方に傾斜している。
従って、フィードローラ90によりジッパテープTが送出されると、その切断端は切断端ガイド133との当接により下方に向けられ、上下のベルトコンベア130,132間に確実に導かれる。
また、ベルトコンベア130,132はフィードローラ90の回転に連動して走行し、その走行速度(Vc)はフィードローラ90の周速(Vr)よりも若干速い(Vc>Vr)。それ故、ジッパテープTの切断端がベルトコンベア130,132間に挟持されると、ベルトコンベア130,132はジッパテープTに所定の張力を付与することができる。
従って、ベルトコンベア130,132はジッパテープTの切断端側の部位に対して摺接しながら走行し、これにより、ジッパテープTはバンド供給経路にて詰まることなく、バンド供給経路に沿って送出される。
この後、ジッパテープTの切断が繰り返されると、ベルトコンベア130,132側にジッパバンドBが形成され、このジッパバンドBはベルトコンベア130,132の走行に伴い、これらベルトコンベア130,132間に挟持された状態で、搬送経路上のフィルムウエブWに対する供給位置まで移送される。
ここで、ベルトコンベア130,132の走行はフィードローラ90の回転に連動するので、ジッパバンドBの移送と同時に、ジッパテープTの新たな切断端がベルトコンベア130,132に向けて送り込まれ、そして、これらベルトコンベア130,132間に挟持されることになるが、前述したようにベルトコンベア130,132の走行速度とフィードローラ90の周速との間には速度差が与えられているので、ジッパバンドBの前端とジッパテープTの切断端との間に前記速度差に応じた間隔が形成され、ジッパバンドBは後続するジッパテープTから分離される。
また、ベルトコンベア130,132は、フィルムウエブWの搬送方向でみてジッパテープT(ジッパバンドB)の上流側の側縁部のみを挟持し、ジッパバンドBがフィルムウエブWに対する供給位置に位置付けられたとき、ジッパバンドBの下流側の側縁部は偏向ガイド64の上面にフィルムウエブWを介して重ね合わされる。この場合、ジッパバンドBのジッパ条m,fは偏向ガイド64の円弧状コーナ、即ち、偏向位置に実質的に位置付けられる。
上下のベルトコンベア130,132はキャリア134,136にそれぞれ取付けられている。下側のベルトコンベア132のキャリア136はモジュールフレーム74に固定されているが、上側のベルトコンベア130のキャリア134はモジュールフレーム74に対して昇降可能に支持されている。
即ち、図11に示されるようにキャリア134の上面からは一対のガイドロッド138が上方に向けて延び、これらガイドロッド138はモジュールフレーム74側のガイドスリーブ140内を摺動自在に貫通している。また、モジュールフレーム74にはガイドスリーブ140間に位置して開閉シリンダ142が配置され、この開閉シリンダ142はキャリア134に連結され、キャリア134を吊持している。従って、開閉シリンダ142はその伸縮より、キャリア134を介して上側のベルトコンベア130を下側のベルトコンベア132に対して上下動、つまり、開閉させることができる。
一方、図8(図9もまた参照)に示されているように、偏向ガイド64の上方にはバンドシーラ(ヒートシーラ)144が配置されている。このバンドシーラ144は発熱体としてのヒータブロック146を備え、ヒータブロック146は搬送経路を横断する方向、つまり、搬送経路上のフィルムウエブWの幅方向に延びている。ヒータブロック146の下部には熱伝導性に優れたシーラチップ148が複数のボールプランジャにより、着脱可能に取付けられており、このシーラチップ148はフィルムウエブWの幅サイズ、即ち、ジッパバンドBの長さに応じた長さを有する交換部品である。
バンドシーラ144は、前述した上側のベルトコンベア130と同様にモジュールフレーム74に対して昇降可能に支持されている。即ち、図10を参照すれば、バンドシーラ144のヒータブロック146の昇降を案内する一対ずつのガイドスリーブ150及びガイドロッド152が示され、そして、これらガイドロッド152間にシーラシリンダ154が配置されている。従って、バンドシーラ144はシーラシリンダ154の伸縮により偏向ガイド64に対して接離することができる。
一方、図9に示されているように偏向ガイド64の上面には、バンドシーラ144のシーラチップ148のための受け台156が埋設されている。この受け台156は耐熱材料からなり、バンドシーラ144が下降されたとき、シーラチップ148との間にてジッパバンドBの下流側の側縁部を挟持する。このとき、この側縁部はシーラチップ148からの熱を受け、フィルムウエブWの片面に貼付け、つまり、ヒートシールされる。
ここで、ジッパバンドBはフィルムウエブWを介して偏向ガイド64上、つまり、その受け台156上に実質的に供給されていることから、ジッパバンドB及びフィルムウエブWがシーラチップ148と受け台156との間に挟持されるとき、ジッパバンドBは受け台156に向けて何ら下降せず、ジッパバンドBが不用意に動いたり又は歪んでしまうようなこともない。この結果、ジッパバンドBはフィルムウエブWに対して正確且つ確実に貼付られ、この後、ジッパバンドB付きのフィルムウエブWが前述した充填チューブ2側にてバッグに成形される際、ジッパバンドBがフィルムウエブWから剥離するようなこともない。
また、ジッパバンドBが偏向ガイド64上の供給位置に位置付けられたとき、ジッパバンドBと後続のジッパテープTの切断端との間には所定の間隙が確保されているので、ジッパバンドBのヒートシール時、ジッパテープTの切断端が不所望にしてフィルムウエブWにヒートシールされてしまうこともない。
ジッパバンドBのヒートシールが完了した後、バンドシーラ144及び上側のベルトコンベア130は同時に上昇され、これらバンドシーラ144及びベルトコンベア130によるジッパバンドBの拘束が解消される。この後、フィルムウエブWは充填チューブ2に向け、ジッパバンドBとともに搬送される。
更に、図8に示されているようにモジュールフレーム74は、フィルムウエブWの搬送方向でみてバンドシーラ144の下流に検出ロッド158を備え、この検出ロッド158はモジュールフレーム74に揺動自在に支持されている。検出ロッド158の上端は引っ張りコイルばね160を介してモジュールフレーム74に連結され、その下端にローラ162が回動自在に支持されている。引っ張りコイルばね160は検出ロッド158を図8でみて反時計方向に回動付勢し、検出ロッド158のローラ162を下方に押し下げ、搬送経路上のフィルムウエブWに転接させている。
一方、検出ロッド158の上端側には通過センサ164が配置されている。この通過センサ164は例えば近接スイッチからなり、モジュールフレーム74に取付けれられている。そして、検出ロッド158の上端には検出片166が取付けられ、この検出片166は通常、通過センサ164に近接した状態にある。
前述したようにフィルムウエブWの搬送に伴い、そのジッパバンドBが検出ロッド158のローラ162を通過すると、検出ロッド158は引っ張りコイルばね160の付勢力に抗して回動し、この回動を受け、検出ロッド158の検出片166が通過センサ164から一時的に離れ、この結果、通過センサ164はジッパバンドBの通過を示す検出信号を出力する。
次に、図13〜図15を参照しながら、フィードローラ90及び引っ張りコンベア128(ベルトコンベア130,132)への動力伝達経路に関して説明する。
動力伝達経路は、フィードローラ90及び引っ張りコンベア128に共通のフィードモータ168を備え、このフィードモータ168はモータプレート74aに取付けられている。このモータプレート74aはモジュールフレーム74に連結板74bを介して支持されている。
フィードモータ168はその出力軸にモータプーリ170を有し、このモータプーリ170と中継プーリ172との間に駆動ベルト174がテンションプーリ176を介して駆け回れている。中継プーリ172は上側のベルトコンベア130のキャリア134に支持されている。
図14から明らかなようにテンションプーリ176は揺動レバー180の一端に回転自在に支持され、揺動レバー180は引っ張りコイルばね182を介して下方に回動付勢されている。従って、揺動レバー180の揺動は、ベルトコンベア130、即ち、中継プーリ172の昇降を許容する。
一方、中継プーリ172には同軸にして、駆動ギヤ184及び上側のベルトコンベア130側の駆動プーリ130aがそれぞれ取付けられ、従って、フィードモータ168の駆動力が駆動プーリ130aに伝達されることで、ベルトコンベア130は一方向に走行する。
また、駆動ギヤ184と中継プーリ172との間には、これらギヤ184及びプーリ172と同軸にして中継プーリ186が取付けられており、この中継プーリ186とフィードローラ90おけるローラ軸のローラプーリ188との間にはテンションプーリ190を介して伝達ベルト192が掛け回されている。従って、ベルトコンベア130への駆動力はフィードローラ90にも伝達され、これにより、フィードローラ90はベルトコンベア130(引っ張りコンベア128)と連動して駆動される。
なお、図15から明らかなようにテンションプーリ190もまた、引っ張りコイルばね194により回動付勢された揺動レバー196に回転自在に支持され、それ故、揺動レバー196の揺動は、上側のベルトコンベア130とフィードプーリ90との間にて、上下方向における相対位置の変化を許容する。
更に、駆動ギヤ184には従動ギヤ198が噛み合っており、この従動ギヤ198はベルトコンベア130のキャリア134に回転自在に軸支されている。従動ギヤ198には中継プーリ200が同軸にして設けられており、この中継プーリ200と下側のベルトコンベア132側の駆動プーリ132aとの間にはテンションプーリ202を介して伝達ベルト204が掛け回されている。従って、ベルトコンベア130への駆動力はベルトコンベア132にも伝達され、これら上下のベルトコンベア130,132は連動して走行する。
駆動プーリ132aは、ベルトコンベア132のキャリア136に回転自在に軸支され、そして、テンションプーリ202もまた、引っ張りコイルばね206の回動付勢力を受ける揺動レバー208に回転自在に支持され、これにより、ベルトコンベア132に対するベルトコンベア130の昇降、つまり、中継プーリ200の昇降が許容されている。
図16を参照すると、フィルムウエブWの間欠搬送に対するフィードモータ168、バンドカッタ104及びバンドシーラ144の動作タイミングがジッパテープTの送出、ジッパバンドBの切断形成及びその供給位置へのジッパバンドBの移送とともに示されている。
図16(a)はジッパバンドBの長さが短い場合、図16(b)はジッパバンドBの長さが長い場合を示す。図16(a),(b)から明らかなように、ジッパバンドBの1供給サイクル当たり、フィードモータ168は二段階にして駆動される。フィードモータ168は最初の駆動ステージにて、ジッパバンドBに要求される長さに応じて駆動され、ジッパテープTを送出する。
この後、テープカッタ144が作動され、テープカッタ144はジッパテープTをその圧潰部分Kの中央にて切断し、所定の長さのジッパバンドBを形成する。このとき、フィルムウエブWは搬送過程にある。
フィルムウエブWの搬送が停止されるに先立ち、フィードモータ168はジッパバンドBの長さに拘わらず一定期間だけ更に駆動され、これにより、前述したようにジッパバンドBは後続のジッパテープTの切断端から離間され、フィルムウエブWに対する供給位置に位置付けられる。
供給位置にジッパバンドBが位置付けられると同時に、フィルムウエブWの搬送が停止され、この後、バンドシーラ144の作動を受け、ジッパバンドBはフィルムウエブWに貼付られる。
なお、図16中、ジッパバンドBの検出範囲は、前述した通過センサ164から出力されるべき検出信号の監視期間を示している。
本発明は上述の一実施例に制約されず、種々の変更が可能である。
例えば、本発明の貼付装置は、フィルムウエブWには実施例のものに限らず、種々の形態のジッパバンドを貼付け可能である。
また、偏向ガイドはフィルムウエブWの搬送方向を上方向から水平方向に偏向するものに限らず、従って、供給・貼付モジュールの具体的な構成もまた特定されるものではない。
更に、本発明の貼付装置は製袋充填機でなく、単なる製袋機にも同様にして適用可能である。
ジッパ貼付装置が組み込まれた縦形製袋充填機を概略的に示した図である。 図1の充填機内でのフィルムウエブの製袋過程を(a)〜(c)に示す図である。 図1の充填機の一部を拡大して示した図である。 図1のジッパ貼付装置の全体を示した概略図である。 ジッパテープを示し、(a)はジッパテープを破断して示した斜視図、(b)はジッパテープの圧潰部分を示す断面図である。 経路長変更器を示した図である。 図6中のVII-VII線に沿う断面図である。 図4の貼付装置を側方からみた拡大図である。 偏向ガイドを拡大して示した断面図である。 図8の貼付装置の概略平面図である。 図4の供給・貼付モジュールを概略縦断面図である。 フィードローラの位置での図11のモジュールの横断面図である。 フィードローラ及び引っ張りコンベアへの動力伝達経路を示した図である。 図13の動力伝達経路の一部を示した図である。 図13の動力伝達経路の一部を示した図である。 フィードローラ、バンドカッタ及びバンドシーラの動作タイミングを示したタイミングチャートを示し、(a)はジッパバンドが短い場合、(b)はジッパバンドが長い場合を示す。
符号の説明
40 経路長変更器
64 偏向ガイド
34 供給・貼付モジュール(バンドフィーダ)
72 噴出孔
90 フィードローラ
104 バンドカッタ
128 引っ張りコンベア
133 切断端ガイド
144 バンドシーラ
B ジッパバンド
T ジッパテープ
W フィルムウエブ

Claims (6)

  1. 搬送経路に沿いフィルムウエブが搬送される過程にて、前記フィルムウエブの片面にその搬送方向に所定の間隔を存して開閉可能なジッパバンドを貼り付けるジッパ貼付装置において、
    前記搬送経路の途中にて前記フィルムウエブの搬送方向を偏向させる偏向位置を形成し、前記フィルムウエブの搬送を案内する偏向ガイドと、
    前記偏向位置の直下流の前記フィルムウエブに近接し且つその横断方向に延びるバンド供給経路を有し、このバンド供給経路に沿って前記ジッパバンドを前記フィルムウエブに対する供給位置まで送り込むバンドフィーダと、
    前記バンドフィーダの直下流に配置され、前記ジッパバンドが前記供給位置に供給されたとき、前記フィルムウエブ上に前記ジッパバンドの側縁を接着させるヒートシーラと
    を具備したことを特徴とするジッパ貼付装置。
  2. 前記偏向ガイドは、前記偏向位置にて開口し、前記フィルムウエブに向けて空気を噴出する空気噴出口を有することを特徴とする請求項1に記載のジッパ貼付装置。
  3. 前記バンド供給経路は、前記ジッパバンドを形成するためのジッパテープの繰出し経路に接続されており、
    前記バンドフィーダは、
    前記バンド供給経路の上流部位に配置され、前記ジッパテープを送り出すフィードローラと、
    前記バンド供給経路の下流部位に配置され、前記フィードローラから送り出されたジッパテープに張力を付与しながら前記ジッパテープの送り出しを継続可能な引っ張りコンベアと、
    前記フィードローラと前記引っ張りコンベアとの間に設けられ、前記ジッパテープを切断して所定長さのジッパバンドを形成するカッタと
    を含み、
    前記ジッパバンドは、前記引っ張りコンベアにより前記供給位置まで移送されることを特徴とする請求項1又は2に記載のジッパ貼付装置。
  4. 前記フィードローラから前記カッタまでの前記バンド供給経路の上流側部分は、前記引っ張りコンベアを含む前記バンド供給経路の下流側部分よりも前記フィルムウエブの搬送経路側から離間しており、
    前記バンドフィーダは、
    前記カッタと前記引っ張りコンベアとの間に設けられ、前記カッタにより形成された前記ジッパテープの切断端を前記バンド供給経路の前記下流側部分に導く切断端ガイドを更に含むことを特徴とする請求項3に記載のジッパ貼付装置。
  5. 前記バンドフィーダ及び前記ヒートシーラは1つのモジュールとしてユニット化され、前記モジュールは前記バンド供給経路に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のジッパ貼付装置。
  6. 前記ジッパテープの繰出し経路と前記バンド供給経路との間に配置され、前記ジッパテープの繰出し経路長を変更させる経路長変更器を更に備えることを特徴とする請求項5に記載のジッパ貼付装置。
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