JP2005341964A - 鹿角霊芝を含有した健康食品及びその製造方法 - Google Patents

鹿角霊芝を含有した健康食品及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 鹿角霊芝に含有される有効成分を該鹿角霊芝から非常に効率良く多量に抽出することが可能であり、その上、抽出された有効成分は体内に非常に吸収され易い状態とすることができる為、鹿角霊芝に含有される有効成分による種々の秀れた効能、即ち、例えば難治性疾患(ガン,アレルギー等)や生活習慣病(肝臓庇護,高血圧,糖尿病等)をはじめとする様々な疾病に対しての秀れた効果を十分に発揮するこれまでにない鹿角霊芝を含有した健康食品及びその製造方法を提供するものである。
【解決手段】 鹿角霊芝と、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類とから成る鹿角霊芝を含有した健康食品。
【選択図】 なし

Description

本発明は、鹿角霊芝を含有した健康食品及びその製造方法に関するものである。
鹿角霊芝には、キチン質やβ−グルカン等の多糖類をはじめ、アデノシン、有機ゲルマニュウム、トリデルペン、LPS、オリゴグルカンをはじめとする人体に有効な成分が多量に含まれ、これらの有効成分により抗癌,制癌,抗腫瘍,鎮痛,鎮静,抗酸性、免疫抵抗力向上、抗アレルギー等の種々の効果が得られることが知られている。
特に鹿角霊芝には、免疫力を高めて秀れた抗癌効果,制癌効果を発揮し得るβ−グルカンが多量に含有されており、その量はアガリクスに含まれるβ−グルカンのおよそ3倍以上である。
ところで、この鹿角霊芝を服用する場合には、通常、鹿角霊芝を水に浸漬して有効成分をある程度抽出し、若しくは鹿角霊芝を煎じて有効成分をある程度抽出し、この抽出液を飲用している。
しかしながら、鹿角霊芝を単に水に浸漬したり煎じたりするだけでは、鹿角霊芝等のキノコ類の細胞膜は硬い性質を有する為、細胞内若しくは細胞膜内に含有されている有効成分を効率良く多量に抽出することができず、よって、該鹿角霊芝中の有効成分を十分に抽出できているとは言い難い。
また、前述の抽出液を服用しても、鹿角霊芝から抽出された前記有効成分は高分子状態となっている為、例えば腸管から体内に有効成分が効率良く吸収されているとは言い難い。
従って、従来では、鹿角霊芝に含有される種々の有効成分による秀れた効能が十分に発揮されていないと言わざるを得ない。
本発明は、鹿角霊芝に含有される有効成分を該鹿角霊芝から非常に効率良く多量に抽出することが可能であり、その上、抽出された有効成分は体内に非常に吸収され易い状態とできる為、鹿角霊芝に含有される有効成分による種々の秀れた効能、即ち、例えば難治性疾患(ガン,アレルギー等)や生活習慣病(肝臓庇護,高血圧,糖尿病等)をはじめとする様々な疾病に対しての秀れた効果を十分に発揮し得る健康食品及びその製造方法を提供するものである。
本発明の要旨を説明する。
鹿角霊芝と、該鹿角霊芝を発酵させる菌類とから成ることを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品に係るものである。
また、請求項1記載の鹿角霊芝を含有した健康食品において、菌類として、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類含有物を採用したこと特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品に係るものである。
また、請求項2記載の鹿角霊芝を含有した健康食品において、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類含有物として、パパイヤを酵母菌及び乳酸菌により発酵して形成した発酵パパイヤ液を採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の鹿角霊芝を含有した健康食品において、鹿角霊芝として、鹿角霊芝から抽出した鹿角霊芝エキスを採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品に係るものである。
また、鹿角霊芝に、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類を加えて該鹿角霊芝を発酵させ、これにより得た発酵液を健康食品とすることを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項5記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、菌類として、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類含有物を採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項6記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、パパイヤを酵母菌及び乳酸菌により発酵して形成した発酵パパイヤ液を採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項5〜7いずれか1項に記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、鹿角霊芝として、鹿角霊芝から抽出した鹿角霊芝エキスを採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項5〜8いずれか1項に記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、発酵液を乾燥させて水分量を所定の量まで減少させることを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法に係るものである。
本発明は上述のように構成するから、鹿角霊芝に含有される有効成分を該鹿角霊芝から非常に効率良く多量に抽出することが可能であり、その上、抽出された有効成分は体内に非常に吸収され易い状態となっている為、鹿角霊芝に含有される有効成分による種々の秀れた効能、即ち、例えば難治性疾患(ガン,アレルギー等)や生活習慣病(肝臓庇護,高血圧,糖尿病等)をはじめとする様々な疾病に対しての秀れた効果が効率的に発揮されることになる。
本発明は繰り返し行った実験の結果、得られた作用効果を請求項としてまとめたものである。
鹿角霊芝を発酵させると、該鹿角霊芝の細胞膜が溶解され、該鹿角霊芝の細胞内若しくは細胞膜内に含有されている有効成分が外部に抽出される。
即ち、鹿角霊芝を単に水に含浸したり煎じたりする場合に比して、非常に多量の有効成を効率良く前記鹿角霊芝から抽出することができる。
その上、鹿角霊芝の細胞内若しくは細胞膜内から抽出された有効成分は、前記発酵によって低分子化(非クラスタ化)され、これにより、該有効成分は服用することで例えば腸管から効率良く体内に吸収されることになる。
これにより、鹿角霊芝から有効成分を効率良く多量に抽出することができ、更に該有効成分を体内に効率良く吸収できることで該有効成分による秀れた種々の効能が極めて良好に発揮される。
鹿角霊芝には、β−グルカン,アデノシン,有機ゲルマニウム,トリデルペンをはじめとする種々の秀れた有効成分が含有されている。例えばβ−グルカンは免疫力を高める作用を有し、アデノシンは血液をサラサラにする作用を有し、有機ゲルマニウムは鎮痛,鎮静作用を有し、トリデルペンは抗アレルギー作用を有する。従って、これらの有効成分によって難治性疾患(ガン,アレルギー等)や生活習慣病(肝臓庇護,高血圧,糖尿病等)に対する治癒力の向上、脳梗塞や脳溢血の発生の予防、鎮痛,鎮静効果、抗アレルギー効果をはじめとする秀れた効能が発揮される。
しかも、鹿角霊芝の発酵を乳酸菌により行った場合には、該乳酸菌は、腸内において該腸内に存在する糖類を乳酸に分解する作用を発揮し、これにより、腸内を弱酸性に保って例えば病原菌や腐敗菌等の悪玉菌(ウェルシュ菌等)の増殖を抑えて善玉菌(ビフィズス菌等)が活発に活動できる状態となる為、一層効果的である。即ち、乳酸菌によって腸内に作り出された乳酸や酢酸等の有機酸により腸が刺激されて該腸のぜん動運動が活発となり、鹿角霊芝の有効成分が一層良好に消化吸収される状態が作出され、これにより、体内に吸収され易い低分子(非クラスタ化)状態の多量の鹿角霊芝の有効成分が、消化吸収の働きが非常に活発となった腸から極めて効率良く体内へ吸収され、上述の効果が一層良好に発揮される。
本発明の実施例を説明する。
原料となる鹿角霊芝(例えば20kg)を荒粉砕する。
鹿角霊芝とは、薬用キノコである霊芝(マンネンタケ科マンネンタケ属)の変異体であり、鹿角の形状を有していることから「鹿角霊芝」と呼ばれている。
荒粉砕した鹿角霊芝の一部(例えば18kg)に水(例えば300リットル)を加えて煮沸抽出する。
この煮沸抽出は、95℃〜100℃の状態で45分間〜60分間行う。
煮沸抽出後、鹿角霊芝を濾過等により取り除き、鹿角霊芝エキス(例えば200リットル)を得る。
鹿角霊芝エキスに糖(例えば130kg)を加えて所定時間(例えば9時間〜14時間)放置する。
この糖としてはブドウ糖が採用されている。
所定時間放置後、発酵パパイヤ液(例えば36kg)を加える。
発酵パパイヤ液とは、本発明者が既に取得済みの特許第3370302号(発明の名称:パパイヤを用いた健康食品の製造方法。)により製造されるものが採用されている。
この発酵パパイヤ液について説明すると、パパイヤをスライス若しくはミンチにより細分化し、続いて、糖類を加えて浸透圧によりパパイヤ細胞中のエキスをパパイヤ細胞外に抽出し、続いて、イースト菌やブドウ酒酵母菌等の酵母菌を加え毎日1回以上撹拌操作して該酵母菌及びパパイヤに元々付着している野生酵母菌を6乃至8日間発酵繁殖させ、続いて、乳酸菌を加えpHを3.5乃至4.0に保持しつつ10乃至15日間前記酵母菌,野生酵母菌及び乳酸菌を共生培養し、続いて、プレスにより液分を区分し、該液分に更にイースト菌やブドウ酒酵母菌等の酵母菌及び乳酸菌を加えつつ20乃至60日の発酵熟成を行うことで形成されるものを採用している。
具体的には、原料となるパパイヤとして国産品のパパイヤを採用する。輸入品の場合、パパイヤに多量の防腐剤や殺虫剤が使用されており、これら防腐剤や殺虫剤は健康食品を製造する上で好ましくない。また、無農薬品であることが望ましい。
このパパイヤをスライス若しくはミンチにより細分化し、続いて、糖類を加えて浸透圧を変化せしめ、パパイヤ細胞中のエキスをパパイヤ細胞外に抽出する。
尚、エキス中には、パパイン酵素及び多種多様の酵素(カタラーゼ,アミラーゼ,リパーゼ,プロテアーゼ,トレハラーゼ等),アミノ酸(必須アミノ酸各種),ビタミン(ビタミンC,ビタミンE,ベータカロチン等),ミネラル(必須ミネラル各種)その他栄養素(カテキン,フラボノイド,尿酸,金属結合タンパク質)が含まれる。
また、パパイヤの細分化物と糖類とを少しづつ交互に加え、パパイヤ細胞に可及的に均一に浸透圧を加えるようにすると良い。
また、糖類としては、ブドウ糖を使用すると良い。ブドウ糖は、パパイヤの酸化を防止する作用を発揮し、しかも、カロリーが少なく、体内で直ぐにエネルギー源となる等の長所を有する。
続いて、イースト菌やブドウ酒酵母菌等の酵母菌を加え毎日1回以上撹拌操作して該酵母菌及びパパイヤに元々付着している野生酵母菌を6乃至8日間発酵繁殖する。この発酵繁殖により、パパイヤに元々付着している野生酵母菌と加えられた前記酵母菌とがなじむ。
続いて、乳酸菌を加えpH3.5乃至4.0に保持しつつ10乃至15日間前記酵母菌,野生酵母菌及び乳酸菌を共生培養する。
乳酸菌は乳酸を生成してpHを下げる性質を有するが、pHを上記数値に保持する為、酸成分を可及的に生成しない乳酸菌を使用すると良い。
尚、共生培養を行う期間は、パパイヤ細胞中のエキスがパパイヤ細胞外に70%程度抽出される時期(設備等により異なる為、予備実験しておくと良い。)とすると良い。
また、本実施例における酵母菌とは、イースト菌,ブドウ酒酵母菌,アルコール酵母菌,ビール酵母菌等、一般的な酵母菌を示す。
また、本実施例における乳酸菌としては、有胞子菌、例えばプランタルム,フェカリス,ビフィズス,ブルガリア及びサーモフィラスを採用している。
続いて、プレスにより果肉分と液分とを区分する。
続いて、液分を発酵タンクに移し、適時においてイースト菌やブドウ酒酵母菌等の酵母菌及び乳酸菌を加えつつ20乃至60日の発酵熟成を行い、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)作用の強い液分として前記発酵パパイヤ液を形成する。
この発酵パパイヤ液は、体内摂取すると、腸内細菌のバランス、即ち、善玉細菌(代表的なものは乳酸菌)と悪玉細菌(代表的なものはウェルシュ菌)とのバランスを整える作用を有し、具体的な効果として確認されているものは、血液の浄化、細胞の活性化、血液循環の改善、動脈硬化の予防、消化吸収代謝の向上(即ち、栄養循環の向上)、病原菌,有害菌の増殖抑制及び感染抑制、免疫系の賦活、ホルモン,ビタミンの生産増大、有害物質,発ガン物質の分解及び排泄促進、腸内pHの安定、腸活動の活発化、脂質代謝、糖代赭の改善、肝腎機能の活性化及び保全等が挙げられる。
鹿角霊芝に発酵パパイヤ液を加えた後、荒粉砕した鹿角霊芝の残り(例えば2kg)を混合して発酵させ第一発酵液を得る。
この鹿角霊芝に発酵パパイヤ液を加えた後の発酵は、およそ48日間〜72日間行う。
また、前記発酵は、第一発酵液の水分がおよそ40%〜60%となるように行われる。
第一発酵液にブドウ糖(例えば4kg)及び澱粉(例えば30kg)を加えて第二発酵液を得る。
この第一発酵液へのブドウ糖及び澱粉の入れ込みは撹拌しながら行う。
このブドウ糖及び澱粉の入れ込みは、第二発酵液の水分がおよそ40%〜60%となるように行われる。
第二発酵液を発酵乾燥させて第三発酵物を得る。
この発酵乾燥は、25℃〜35℃で風乾や除湿乾燥等によりおよそ6日間〜8日間行う。発酵乾燥を25℃〜35℃で風乾や除湿乾燥により行うのは、酵母菌や乳酸菌等の菌類が熱に弱いからである(乾燥温度が高いと、酵母菌や乳酸菌等の菌類が熱分解されてしまう。)。また、風乾する場合には、低風力で行う。
第三発酵物を粉砕(荒粉砕,本粉砕)して製品化する。
尚、製品化された健康食品は、水分がおよそ7%〜8%の状態となる。
本実施例は上述のようにするから、鹿角霊芝に含有される有効成分を該鹿角霊芝から非常に効率良く多量に抽出することが可能であり、その上、抽出された有効成分は体内に非常に吸収され易い状態となっている為、鹿角霊芝に含有される有効成分による種々の秀れた効能、即ち、例えば難治性疾患(ガン,アレルギー等)や生活習慣病(肝臓庇護,高血圧,糖尿病等)をはじめとする様々な疾病に対して秀れた効果が良好に発揮される。
即ち、鹿角霊芝エキスに含まれる有効成分は、酵母菌及び乳酸菌等の共生培養によって十分に発酵され、該発酵作用によって分子量6000以下に低分子化(非クラスタ化)される為、該有効成分は服用することで例えば腸管等から非常に効率良く体内に吸収される。
しかも、鹿角霊芝を発酵させる発酵パパイヤ液は、腸内細菌のバランス、即ち、善玉細菌(代表的なものはビフィズス菌)と悪玉細菌(代表的なものはウェルシュ菌)とのバランスを整える作用を有し、該作用により消化吸収性が高まり、また、乳酸菌によって腸内に作り出された乳酸や酢酸等の有機酸により腸が刺激されて該腸のぜん動運動が活発となって、鹿角霊芝の有効成分が一層良好に消化吸収される状態が作出される。
また、乳酸菌として、乾燥や強酸等厳しい環境下において生き延びる能力に秀れた有胞子菌を使用する。ことで、この有胞子菌は、胃酸や胆汁酸より死滅しにくい為、腸内まで確実に達し、前述したような、腸内細菌のバランスを整える効果がより確実且つ十分に発揮される。
また、乳酸菌は、免疫細胞を活性化する効果を有するともいわれており、これにより、より一層抗酸化作用,抗腫瘍作用等の秀れた効能が発揮される。
以上から、本実施例は、体内に吸収され易い低分子状態となった多量の鹿角霊芝の有効成分が、消化吸収の働きが非常に活発となった例えば腸から極めて効率良く体内へ吸収され、また、乳酸等の発酵によって産出される有効成分をも体内に吸収されることとなり、これにより、難治性疾患(ガン,アレルギー等)や生活習慣病(肝臓庇護,高血圧,糖尿病等)に対する治癒力の向上、脳梗塞や脳溢血の発生の予防、鎮痛,鎮静効果、抗アレルギー効果をはじめとする秀れた効能が得られる健康食品及びその製造方法となる。
即ち、鹿角霊芝を単に水に浸漬したり煎じたりするだけでは、鹿角霊芝の細胞膜が硬い為、細胞内若しくは細胞膜内に含有されているキチン質やβ−グルカン等の多糖類をはじめ、アデノシン、有機ゲルマニュウム、トリデルペン、LPS、オリゴグルカンをはじめとする有効成分を37%程度しか抽出することができないが、本実施例においては、鹿角霊芝を発酵させることにより、該鹿角霊芝の細胞膜を溶解できるので、該鹿角霊芝の細胞内若しくは細胞膜内に含有されている有効成分のおよそ80%以上を引き出すことができることを実験により確認している。
また、鹿角霊芝を単に水に浸漬したり煎じたりするだけでは、該鹿角霊芝から抽出された有効成分の25%程度しか吸収できないが、本実施例においては、鹿角霊芝の細胞内若しくは細胞膜内から抽出された有効成分を前記発酵によって腸等から吸収できる程度に低分子化(非クラスタ化)させるため、鹿角霊芝から引き出した有効成分のおよそ90%以上を体内に吸収できることも実験により確認している。
次に、本実施例の鹿角霊芝を含有した健康食品を服用することで得られる効能について説明する。
本実施例の健康食品は、鹿角霊芝が免疫機能を強化する作用を有する為、癌になりにくい体質をつくる効能がある。
また、本実施例の健康食品は、血液を改善する作用を有する為、水晶体への老廃物の沈着を防止して白内障を防ぐことができる。
また、本実施例の健康食品は、血流改善作用及び解毒作用を有する為、種々の肝障害を防ぐことができる。
また、本実施例の健康食品は、血流改善作用を有する為、膵臓を正常に働かせて血糖の上昇を防ぐことができる。
また、本実施例の健康食品は、血中LDL(悪玉コレステロール)値を低下させ、HDL(善玉コレステロール)を増加させる作用を有する為、高脂血症となることを防ぐことができる。
また、本実施例の健康食品は、血液改善作用を有する為、心臓の冠血管が詰まることを防止でき、これにより高血圧となることを防ぐことができる。
また、本実施例の健康食品は、血液改善作用を有する為、脳血管が詰まることを防止でき、これにより脳卒中や頭痛の発生を防ぐことができる。
また、本実施例の健康食品は、血液改善作用及びアミノ酸の補給作用を有する為、胃酸に負けない胃腸作りが行え、これにより胃腸潰瘍の発生を防ぐことができる。
また、本実施例の健康食品は、血流改善作用を有する為、腸管を正常に働かせて下痢(水分吸収の低下)及び便秘(蠕動運動の低下)を防ぐことができる。
本実施例の健康食品を被験者に1日5〜8g程度、10〜14日間摂取してもらったところ、鹿角霊芝に含有される有効成分による種々の優れた効能、即ち、例えば難治性疾患(ガン,アレルギー等)や生活習慣病(肝臓庇護,高血圧,糖尿病等)をはじめとする様々な疾病に対して改善効果が得られることを確認した。
尚、本実施例では、鹿角霊芝エキスを発酵させて得られる発酵液を粉末化して製品化することとしたが、発酵液の状態で製品化しても良い。即ち、発酵液に発酵乾燥処理を施さず、若しくは、発酵液が乾燥固化しない程度まで発酵乾燥させることで得られる発酵液を製品化しても良い。
また、本実施例では、鹿角霊芝エキスに発酵パパイヤ液を加えて発酵させることとしたが、鹿角霊芝に直接発酵パパイヤ液を加えて発酵させても良い。即ち、鹿角霊芝に酵母菌及び乳酸菌を含有した発酵パパイヤ液を加えて発酵させることで、該鹿角霊芝の細胞壁や細胞膜が破壊され、これにより、該細胞内や細胞膜内に含有されている有効成分をより一層多量に外部へ効率良く抽出することができる。

Claims (9)

  1. 鹿角霊芝と、該鹿角霊芝を発酵させる菌類とから成ることを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品。
  2. 請求項1記載の鹿角霊芝を含有した健康食品において、菌類として、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類含有物を採用したこと特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品。
  3. 請求項2記載の鹿角霊芝を含有した健康食品において、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類含有物として、パパイヤを酵母菌及び乳酸菌により発酵して形成した発酵パパイヤ液を採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の鹿角霊芝を含有した健康食品において、鹿角霊芝として、鹿角霊芝から抽出した鹿角霊芝エキスを採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品。
  5. 鹿角霊芝に、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類を加えて該鹿角霊芝を発酵させ、これにより得た発酵液を健康食品とすることを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法。
  6. 請求項5記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、菌類として、少なくとも酵母菌及び乳酸菌を含む菌類含有物を採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法。
  7. 請求項6記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、パパイヤを酵母菌及び乳酸菌により発酵して形成した発酵パパイヤ液を採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法。
  8. 請求項5〜7いずれか1項に記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、鹿角霊芝として、鹿角霊芝から抽出した鹿角霊芝エキスを採用したことを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法。
  9. 請求項5〜8いずれか1項に記載の鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法において、発酵液を乾燥させて水分量を所定の量まで減少させることを特徴とする鹿角霊芝を含有した健康食品の製造方法。
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