JP4521447B2 - 酵素含有の健康食品の製造方法及び健康食品 - Google Patents

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Description

本発明は、酵素含有の健康食品の製造方法及び健康食品に関するものである。
近年、加工食品や高脂肪食品の高摂取や野菜不足、また各種ストレスなど種々の要因により現代人は消化機能の補助を必要とするケースが増えてきている。
ところで体内では、摂取した食物を消化器官が消化・吸収する際に各種消化酵素(タンパク質分解酵素、糖分解酵素、脂肪分解酵素等)が分泌されるが、一般には、加齢に伴い代謝能力が低下するから、この消化酵素の合成能力も低下し摂取した食物の消化・吸収されにくくなり、食物に含まれる栄養成分が有効に生かされずに、結果として、病気等になりがちになる。従って、現代においては、特に加齢と共に消化を助ける有用成分を含有する食物を摂取することが望ましいと考えられている。
そこで、本発明者は、上記のような効果を有する酵素などを含む健康食品として、例えば特許第3370302号に開示されるパパイヤを用いた健康食品の製造方法(以下従来例)を提案している。
この従来例は、パパイヤに含まれる健康に良いエキスを抽出し、酵母菌,パパイヤに付着している自然酵母菌及び乳酸菌により発酵熟成して得た健康に良い微生物や酵素などを含む健康食品であり、手軽に各種酵素や有用菌等を摂取できるものである。
特許第3370302号公報
本発明者は、従来例について更なる研究開発を進め、様々な野草や野菜及び果物を発酵させることで、野草や野菜及び果物に含まれる多種類の酵素、補酵素、ビタミン、アミノ酸、有機酸、ミネラルなど様々な有効成分が体内に吸収され易い状態にすると共に摂取され易い液状とし、これを服用することで、例えば単に生の野草や野菜及び果物を多量に食することでは得ることのできない前記酵素、補酵素、ビタミン、アミノ酸、有機酸、ミネラルなどの有効成分による効果を極めて良好に得ることができる酵素含有の健康食品の製造方法及び健康食品を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
草を煮出抽出し酵素が破壊されない48℃以下にした野草抽出液に、糖,野草,野菜発酵液,果物発酵液,コンブ発酵液,発酵カルシウム及び黒糖菌を加え発酵させて第1仕込液を得、続いて、この第1仕込液にパパイヤ発酵液を加え発酵・熟成させて第2仕込液を得、続いて、この第2仕込液をろ過して得る酵素含有の健康食品の製造方法であって、前記野草抽出液は、ヨモギ抽出液が混合せしめられているものであり、前記野菜発酵液は、野菜に糖を加えて抽出したエキスに酵母菌を加えて発酵させたものであり、前記果物発酵液は、果物に糖を加えて抽出したエキスに酵母菌を加えて発酵させたものであり、前記コンブ発酵液は、コンブに糖を加えて抽出したエキスに酵母菌を加えて発酵させたものであり、前記発酵カルシウムは、野菜,果物,海草,穀物若しくは植物の葉などに糖を加えて発酵させたエキスと、貝化石,牡蠣殻,魚の骨若しくは豚骨などとを混合し発酵乾燥させた後、粉砕化したものであり、前記パパイヤ発酵液は、パパイヤに糖を加えて抽出したエキスに酵母菌及び乳酸菌を加えて発酵させたものであり、前記黒糖菌は、黒糖を消費する発酵菌であることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項1記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記パパイヤ発酵液は、パパイヤ発酵液に炭を加えたものであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項2記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記炭は、野草炭であり、この野草炭は、野草を炭化する際に遠赤外線を照射して得られたものであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記第1仕込液は、アロエ発酵液を含むものであり、このアロエ発酵液は、アロエに糖と発酵菌とを加えて発酵させたものであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記糖は、上白糖,黒糖,オリゴ糖であることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記野草は、ナルコユリ,アマチャヅル,アカメカシワ,アカザ,イチョウハ,ウコン,ウコギ,オオバコ,オトギリソウ,カワラケツメイ,カキドオシ,アマクサ,クコハ,クコ子,クマザサ,ケイヒ,エゾウコギ,スギナ,タンポポ,ツユクサ,ツルナ,ドクダミ,ナンテンハ,ニントウ,ハブソウ,ハトムギ,ハブチャ,ツチアケビ,マイタケ,マタタビ,ヤマイモ,シイタケ,ナタマメ,ニラ,コナラ,ヨモギであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項1〜6いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記野菜若しくは果物は、もやし,キュウリ,ホウレン草,キャベツ,タマネギ,パセリ,バレイショ,人参,ブロッコリー,ゴボウ,レンコン,小松菜,カブ,トマト,大根,パイナップル,リンゴ,レモンであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法に係るものである。
また、請求項1〜7いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において製造された健康食品であって、糖度が45度以上であることを特徴とする健康食品に係るものである。
本発明は上述のようにしたから、野草,野菜,果物,コンブ及び発酵カルシウムに含有される酵素、補酵素、ビタミン、アミノ酸、有機酸、ミネラルなどの有効成分が体内に非常に吸収され易い状態の液状となる為、前記有効成分による種々の秀れた効能、即ち、食物の消化や栄養吸収などが促進されて、例えば免疫力が高まって体質が改善されて病気を予防し得るようになる。
先ず、ナルコユリ,アマチャヅル等の野草を熱湯中で煮出して野草からミネラル分を抽出して野草抽出液を得た後、このミネラル分を抽出した野草抽出液の温度を下げ、次工程以降で各種酵素が活性を維持し得る48℃以下の温度にし、この野草抽出液に糖,野草、野菜発酵液,果物発酵液,コンブ発酵液,発酵カルシウム及び黒糖菌を加え発酵させて、各種有効成分が含有された第1仕込液を得る。
また、前記糖は、上白糖,黒糖,オリゴ糖等であり、第1仕込液中の糖度を高め、黒糖菌等の発酵菌の栄養源となる。
また、前記野草は、アマチャヅル,オトギリソウ等の野草であり、元々付着している自然酵母菌が発酵を促進し、また、この野草のミネラル分も抽出される。
また、前記野菜発酵液は、もやし,キュウリ等の生の野菜に糖を加えて混合し、浸透圧を変化させ野菜の細胞中のエキスを野菜の細胞外に抽出させたものに酵母菌や黒糖菌を加えて発酵させて、プレスにより液分を分離して得ている。つまり生の野菜を発酵させて液状にし、残渣を取り除いて有効成分のみを高含有した野菜の発酵液である。
また、前記果物発酵液は、パイナップル,リンゴ等の生の果物に糖を加えて混合し、浸透圧を変化させ果物の細胞中のエキスを果物の細胞外に抽出させたものに酵母菌や黒糖菌を加えて発酵させて、プレスにより液分を分離して得ている。つまり生の果物を発酵させて液状にし、残渣を取り除いて有効成分のみを高含有した果物の発酵液である。
このようにして得られた野菜発酵液及び果物発酵液は、加熱せずに発酵したものであるから、少量でも酵素、補酵素などを特に多く含んだものになる。即ち、野菜や果物に含有される酵素、補酵素などは加熱により破壊されてしまうので、本発明ではこのような加熱処理を行わず、酵素を破壊せずに発酵液として抽出する方法を採用することで、少量の液中に多くの酵素、補酵素などを含有したものが得られることになる。
また、前記コンブ発酵液は、コンブに糖を加えて混合し、浸透圧を変化させコンブの細胞中のエキスをコンブの細胞外に抽出させたものに酵母菌を加えて発酵させて、プレスにより液分を分離して得ている。このコンブ発酵液には、コンブに元来含まれるミネラル,ビタミン,ヨード等の有効成分が多く含まれる。
また、前記発酵カルシウムは、野菜,果物,海草,穀物若しくは植物の葉などに糖を加えて発酵させたエキスと、貝化石,牡蠣殻,魚の骨若しくは豚骨などとを混合し発酵乾燥させた後、粉砕化したもので、味が良く体内での吸収性が非常に良好な水溶性有機カルシウム剤である。
また、黒糖菌は、黒糖を好む発酵菌であり、他の発酵菌に先駆けて発酵する性質を有している。
従って、第1仕込液中では、溶解した前記糖が第1仕込液中の糖度を高め、前記黒糖菌の栄養源となり、黒糖菌が最初に発酵を始め、この黒糖菌の発酵を契機に、野草,野菜及び果物に元々付着していた自然の酵母菌,乳酸菌,糸状菌,放線菌,土壌菌等の有用菌が発酵・繁殖し、これらの繁殖した黒糖菌,酵母菌,乳酸菌等は、野草抽出液,野草,野菜発酵液,果物発酵液,コンブ発酵液,発酵カルシウム等を発酵させて、前記酵素、補酵素、アミノ酸、有機酸、ミネラルなどの有効成分が抽出されることになる。
続いて、この第1仕込液にパパイヤ発酵液を加え発酵・熟成させることで第2仕込液を得る。
前記パパイヤ発酵液は、パパイヤに糖を加えて抽出して得たエキスを酵母菌,乳酸菌,パパイヤに付いている自然酵母菌で発酵させて、液分を分離した後、更に、この液分を発酵させて得たものである。尚、このパパイヤには、パパイン酵素及び多種多様の酵素(カタラーゼ,アミラーゼ,リパーゼ,プロテアーゼ,トレハラーゼ等),アミノ酸(必須アミノ酸各種),ビタミン(ビタミンC,ビタミンE,ベータカロチン等),ミネラル(必須ミネラル各種)、その他の植物栄養素(カテキン,フラボノイド等)が含まれている。
この第2仕込液中では、前記第1仕込液とパパイヤ発酵液とが混合されてよくなじみ、パパイヤ発酵液に含まれるパパイヤに付着した自然酵母菌等の有用菌が発酵し、これらの繁殖した自然酵母菌等の有用菌は、野草抽出液,野草,野菜発酵液,果物発酵液,コンブ発酵液,発酵カルシウム等を更に発酵させ、前記有効成分が体内に吸収され易くなる。
従って、このパパイヤ発酵液が摂取されると、腸内細菌のバランス、即ち、善玉細菌(例えば、乳酸菌)と悪玉細菌(例えば、ウエルシュ菌)とのバランスを整える作用が発揮され、腸のぜん動運動が活発となり、前記有効成分が一層良好に消化吸収されることになる。
続いて、この第2仕込液から野草を取り除き、ろ過することで酵素含有の健康食品が得られる。
以上のようにして製造された健康食品は、飲料であるため飲むだけで簡単に体内に補給され、これにより体内の消化酵素の働きを助けて食物の消化や栄養吸収などを促進し、従って、例えば免疫力が高まって体質が改善されて病気を予防し得るようになる。
本発明は上述のようにしたから、身体に必要な成分である酵素はじめ、補酵素,ミネラル類,ビタミン類,アミノ酸,有機酸等の有効成分を効率よく簡単に摂取することができる酵素含有の健康食品の製造方法となる。
本発明の実施例を図1に基づいて説明する。
本実施例は、第1仕込液の製造工程、第2仕込液の製造工程、ろ過工程の3工程からなる酵素含有の健康食品の製造方法である。以下、各工程について詳しく説明する。
1 第1仕込液の製造工程
(1) 野草抽出液に糖,野草,野菜発酵液,果物発酵液,コンブ発酵液,発酵カルシ
ウム及び黒糖菌を加えて発酵させ第1仕込液を得る。
具体的には、予め別工程で製造したヨモギ抽出液を加えた野草抽出液に糖を加
えて混合したものに、野草,予め別工程で製造した野菜発酵液及び果物発酵液,
予め別工程で製造したアロエ発酵液,予め別工程で製造したコンブ発酵液,予め
別工程で製造した発酵カルシウムをタンクに投入して混合し、黒糖菌を加えて発
酵させ第1仕込液を得る。
ア ヨモギ抽出液を加えた野草抽出液
まず、野草抽出液の作り方を説明する。
野草を熱湯抽出し、抽出液を得る。
具体的には、薬効成分を有する野草を釜に投入する。野草としては、乾
燥したナルコユリ,アマチャヅル等の野草を採用し(例えば適宜を混ぜて
合計54.105kg)、2台の釜に均等に投入する。前記野草にはミネ
ラル分が多く含まれている。
尚、野草は、ナルコユリ,アマチャヅルの他、アカメカシワ,アカザ,
イチョウハ,ウコン,ウコギ,オオバコ,オトギリソウ,カワラケツメイ
,カキドオシ,アマクサ,クコハ,クコ子,クマザサ,ケイヒ,エゾウコ
ギ,スギナ,タンポポ,ツユクサ,ツルナ,ドクダミ,ナンテンハ,ニン
トウ,ハブソウ,ハトムギ,ハブチャ,ツチアケビ,マイタケ,マタタビ
,ヤマイモ,シイタケ,ナタマメ,ナタマメ(茎・葉),ニラ(茎),ニ
ラ(種),コナラ及びヨモギ等を採用するが、薬効を有する植物であれば
野草に限らずキノコ,野菜,穀類等を採用しても良い。
また、野草として乾燥した野草を採用すると、生の場合と比較して嵩が
約10分の1になるから扱い易く、また、多種類の各野草を季節を問わず
に使用することができる。
続いて、2台の釜に水(例えば各300リットルずつ)を投入し加熱す
る。
続いて、沸騰後(100℃)1時間加熱し、煮出し抽出を行う。
続いて、得られた煮出し抽出液を網で液切りを行い、固形分(例えば2
00kg)と抽出液(例えば合計300〜320リットル)とに分離する

続いて、得られた抽出液を釜に投入し、扇風機で液面送風を行いながら
、100℃,1.5時間程度加熱し(例えば液量が215リットル程度に
なるまで)、濃縮した物を採用する。
前記煮出し抽出することで、野草に含まれるミネラル分が抽出され(
草抽出液)、更に、後記の別工程で製造されるヨモギ抽出液を混合せしめ
て野草抽出液を得る。
次に、ヨモギ抽出液の作り方を説明する。
粉末ヨモギ(例えば4kg)を、別の釜に投入し、この釜に水(例えば
50リットル)を投入し、10分間加熱したものを採用する。
このヨモギ抽出液を別工程で製造するのは、乾燥ヨモギを用いず、粉末
ヨモギを用いている為である。粉末ヨモギは、煮出し抽出の際、有効成分
が短時間で抽出されるが、他の野草と粉末状のヨモギを一緒に煮出し抽出
しようとすると、該粉末ヨモギが混合された液は粘度が増している為、他
の野草からの成分が熱湯中に抽出され難くなるからである。従って、乾燥
ヨモギを用いれば他の野草と一緒の前記処理が当然可能となる。
イ 糖
糖として、上白糖,黒糖,オリゴ糖等を採用する。
具体的には、上白糖(例えば270kg)は、雑菌の繁殖を抑える作用
を発揮すると共に、発酵菌の栄養源となる。また、黒糖(例えば5kg)
は、黒糖菌が好む栄養源となり、オリゴ糖(例えば5kg)は、乳酸菌が
好む栄養源となる。
ウ 野草
薬効成分を有する乾燥野草を適宜採用する。
具体的には、薬効成分を有する野草として、アマチャヅル,オトギリソ
ウ,カワラケツメイ,クコハ,クマザサ,ツルナ,マツバ,ニンニク等を
採用するが(例えば適宜を混ぜて合計2.3kg)、自然の酵母菌等の有
用菌を含む野草であればこれ等に限られるものではない。
アマチャヅルには、新陳代謝機能の増進や内分泌の促進,精神安定作用
があり、中でも副腎皮質ホルモンの分泌を促進する作用がある。
また、オトギリソウには、脳内化学物質であるドーパミン,セロトニン
,ノルエピエフリンを増やす作用があり、鬱症状や不眠症に効果がある。
また、カワラケツメイには、強壮,利尿,鎮咳,脚気,腎炎,黄疸,偏
頭痛,慢性便秘,夜盲症に効果がある。
また、クコバには、肝機能を正常にし、血圧を調整する作用があり、心
臓病,腎臓病,動脈硬化の予防効果や冷え性,便秘,発熱に効果がある。
また、クマザサには、抗酸化作用が有り、免疫力を高める葉緑素やバン
フォリンが多く含まれ癌や生活習慣病になり難い体質になる効果がある。
また、ツルナには、ビタミン,ミネラル,葉緑素が含まれ、葉に含まれ
る粘液質には粘膜を保護する効果がある。
また、マツバには、ビタミン,テルペン類,多糖複合体,ミネラル,カ
テキン,葉緑素が含まれ、血管を柔軟にし脳の神経伝達物質を増強する効
果がある。
また、ニンニクには、スコルジニンやアリシンが含まれ体内の栄養素を
燃焼させてエネルギーに変える働きや疲労回復に役立つビタミンB1の働
きを高める効果や胃腸の働きを良くする効果がある。
尚、前記野草には、野草に元々付着している自然の酵母菌等の有用菌が
多く含まれている。
エ 野菜発酵液及び果物発酵液
本実施例では野菜発酵液と果物発酵液の製造を別々に行わずに、野菜と
果物を一緒に混合して野菜発酵液及び果物発酵液を同時に製造する。尚、
本実施例では、後記アロエ発酵液を、野菜発酵液及び果物発酵液と別工程
で製造したが、野菜発酵液及び果物発酵液と同時に製造しても良い。野菜
発酵液及び果物発酵液は、生の野菜及び生の果物を洗浄し、続いて、細分
化し、続いて、糖を加えて混合し、続いて、酵母菌や黒糖菌を加え一日一
回攪拌して10〜14日間程度発酵させ、この酵母菌,黒糖菌,野菜及び
果物に元々付着している自然酵母菌等の有用菌を繁殖させ、続いて、プレ
スにより液分を分離することで得る。
具体的に説明すると、もやし,キュウリ,ホウレン草等の生の野菜及び
パイナップル,リンゴ,レモン等の生の果物を採用するが(例えば適宜を
混ぜて合計90kg)、酵素を含む野菜や果物であればこれ等に限られる
ものではない。
この野菜及び果物を洗浄し、続いて、さいの目状に刻んだりスライスし
たりした野菜及び果物を容器に投入し、続いて、糖として上白糖(例えば
90kg)を投入し、浸透圧を変化させ、野菜及び果物の細胞中のエキス
を野菜及び果物細胞外に抽出する。
上記エキス中には、多種多様の酵素,アミノ酸,ビタミン,ミネラル,
その他植物栄養素(カロチン等)が含まれる。各エキスに含まれる主な成
分は次の通りである。
もやし:アミラーゼ,ビタミンC,アスパラギン酸
キュウリ:アスコルビナーゼ,ビタミン,ミネラル,イソクエルシト
リン
ホウレン草:硝酸還元酵素,カロチン,ビタミン,ミネラル
キャベツ:ペルオキシターゼ,キャベツキチナーゼ,ジアスターゼ,
ビタミン,ビタミンU
タマネギ:マルドース還元酵素,コレステロール合成阻害酵素,グル
コキニン,硫化アリル,ケルセチン
パセリ:アスコルビン酸ぺルオキシターゼ,ミネラル,ビタミン
バレイショ:ミネラル,ビタミンC,ポリフェノール・クロロゲン酸
人参:アスコルビナーゼ,カロチン,カルシウム,食物繊維
ブロッコリー:ミロシナーゼ,スルフォラファン,ビタミンC,カロ
チン,ビタミンB2,カリウム,カルシウム
ゴボウ:ぺルオキシダーゼ,イヌリン
レンコン:カタラーゼ,ぺルオキシダーゼ,ビタミン,食物繊維,ム
チン
小松菜:ジアスターゼ,カルシウム,ビタミン
カブ:フロログルシノール酸化酵素,アミラーゼ,ビタミンC,ジア
スターゼ
トマト:エンドポリガラクツシロナーゼ,アスコルビナーゼ,ビタミ
ン,カリウム,リコピン
大根:ジアスターゼ,アミラーゼ,ビタミン,カロチン,カルシウム
パイナップル:ブロメライン,糖質,ビタミン
リンゴ:リンゴ酸脱水素酵素,リンゴ酸,クエン酸,ペクチン
レモン:ビタミンC,クエン酸
また、糖として上白糖(例えば90kg)を採用したことで雑菌の繁殖
を抑える作用と共に、発酵菌が発酵する際の栄養源となる。
続いて、ブドウ酒酵母菌等の酵母菌(例えば200ミリリットル)及び
黒糖菌(例えば2リットル)を投入し、野菜及び果物に元々付着している
自然酵母菌等の有用菌を10〜14日間程度発酵・繁殖させる。
この際、毎日一回30分程度、酵母菌、黒糖菌を傷つけないように手で
攪拌するから発酵が良好に行われる。また、この発酵により、ブドウ酒酵
母菌等の酵母菌,黒糖菌,自然酵母菌等の有用菌が増殖する。
続いて、プレスを行い残渣分と野菜発酵液及び果物発酵液とに分離する
(例えば合計約125リットル)。
このようにして得られた野菜発酵液及び果物発酵液は、加熱せずに発酵
したものであるから、少量でも酵素を特に多く含んでいる。
即ち、前述したように生の野菜や果物に含有される酵素は加熱により破
壊されてしまうが、本実施例では、この加熱処理を行わず、酵素を破壊せ
ずに発酵液として抽出する方法を採用することで、少量の液中に多くの酵
素を含有したものが得られることになる。
オ アロエ発酵液
アロエを洗浄、細分化後、糖と酵母菌とを加え毎日一回攪拌して10〜
14日間程度発酵を行って、この酵母菌やアロエに元々付着している自然
酵母菌等の有用菌を繁殖させ、続いてプレスにより液分を分離することで
このアロエ醗酵液を得る。
具体的には、生のアロエ(例えば合計90kg)を洗浄し、続いて、さ
いの目状に刻んだりスライスしたりして容器に投入する。
続いて、糖類として上白糖(例えば90kg)を投入し、浸透圧を変化
させ、アロエの細胞中のエキスをアロエ細胞外に抽出する。糖として上白
糖(例えば90kg)を用いることで菌が発酵する際の栄養分になると共
に、精製糖であるから雑菌の繁殖を抑える効果がある。
続いて、ブドウ酒酵母菌等の酵母菌(例えば100ミリリットル)を投
入し10〜14日間程度発酵させると、この酵母菌と共にアロエに元々付
着している自然酵母菌等の有用菌が繁殖する。この際、毎日一回30分程
度、酵母菌を傷つけないように手で攪拌する。
続いて、プレスを行って液分を分離することでアロエ発酵液(例えば、
合計約130リットル)を得る。
このアロエ発酵液には、オキシダーゼ(酸化酵素),カタラーゼ(過酸
化水素分解酵素),アミラーゼ(デンプン分解酵素),リパーゼ(脂質分
解酵素)等の消化酵素,必須アミノ酸,アロイン,アロエエモジン,アロ
エウルシン等が含まれ、このアロエ発酵液は、加熱せずに醗酵したもので
あるから、少量でも酵素を特に多く含んでいる。即ち、前述したように生
の野菜や果物に含有される酵素は加熱により破壊されてしまうが、本実施
例では、この加熱処理を行わず、酵素を破壊せずに発酵液として抽出する
方法を採用することで、少量の液中に多くの酵素を含有したものが得られ
ることになる。
カ コンブ発酵液
コンブを洗浄、細分化後、糖と酵母菌とを加え毎日一回攪拌して10〜
14日間程度発酵を行って、この酵母菌と共にコンブに元々付着している
自然酵母菌等の有用菌を繁殖させ、続いて、プレスにより液分を分離する
ことでこのコンブ醗酵液を得る。
具体的には、コンブ(例えば1kg)を洗浄し、続いて、スライスして
容器に投入する。
続いて、糖として上白糖(例えば1kg)を投入し、水(3リットル)
を投入し、浸透圧を変化させ、コンブの細胞中のエキスを抽出する。
続いて、酵母菌を投入し10〜14日間程度発酵させ、この酵母菌と共
にコンブに元々付着している自然酵母菌等の有用菌を繁殖させる。この際
、毎日一回30分程度、酵母菌を傷つけないように手で攪拌する。
続いて、プレスを行い液分を分離してコンブエキス(例えば4リットル
)を得る。
更にこのコンブエキスを糖度47〜48度程度,pH2.5〜3.5程
度で2〜3週間程度発酵させ、酵母菌と自然酵母菌等の有用菌を繁殖させ
る。
このコンブ発酵液には、コンブに元来含まれているミネラル,ビタミン
,ヨード及び食物繊維が豊富にバランス良く含まれている。
キ 発酵カルシウム
発酵カルシウムは、野菜,果物,海草,穀物若しくは植物の葉等に糖類
を加えて糖度50〜55度として発酵させ、この発酵物をろ過して、もろ
みエキスを作る第一工程と、貝化石,牡蠣殻,魚の骨,豚骨と前記第一工
程で製造したもろみエキスとを混合して前記貝化石,前記牡蠣殻,前記魚
の骨,前記豚骨等に含まれる無機カルシウムと前記もろみエキスとを反応
させ発酵させて前記無機カルシウムを有機カルシウムにする第二工程と、
この反応発酵物を乾燥させ、続いて粉砕して粉末にする第三工程とにより
製造された水溶性有機カルシウム剤である(特許第3308475号の技
術である。)。
具体的には、この発酵カルシウムを、100gを使用する。
この発酵カルシウムは、味が良く体内での吸収性が非常に良好な発酵カル
シウムである。
ク 黒糖菌
黒糖菌は、黒糖を好む発酵菌であり、他の発酵菌に先駆けて発酵する性
質を有している。
(2) 上記ア乃至クの混合工程
先ず、アの「ヨモギ抽出液」にイの「黒糖(例えば5kg)及びオリゴ糖(例
えば5kg)」を加え混合する。また、アの「野草抽出液」にイの「上白糖(例
えば270kg)」を加え混合する。
上記ヨモギ抽出液と野草抽出液をタンクに投入する。この際、ヨモギ抽出液と
野草抽出液との液温は48℃以下にする。これは、下記の続く工程で各液により
加えられる酵素を破壊させない為である。
尚、ヨモギ抽出液と野草抽出液とは予め混合してから、タンクに投入しても良
い。
続いて、タンクにウの「乾燥野草」,エの「野菜発酵液及び果物発酵液」,オ
の「アロエ発酵液」,カの「コンブ発酵液」,キの「発酵カルシウム」を投入し
て混合し、更にクの「黒糖菌」を加えて手で攪拌し、室温20〜27℃,湿40
〜60%で10〜14日間放置し、続いて、1.5カ月間程度放置する。この際
、毎日一回5分程度攪拌し、発酵を促進し、第1仕込液を得る。
この第1仕込液中では、前記イの糖が、加熱されたヨモギ抽出液,加熱された
野草抽出液に夫々投入されているから良好に溶解する。
2 第2仕込液の製造工程
(1) 前記第1仕込液にパパイヤ発酵液を加えて発酵・熟成させて第2仕込液を得る

具体的には、予め別工程で製造したパパイヤ発酵液に、予め別工程で製造した
野草炭を混合して30日間発酵させた野草炭入りのパパイヤ発酵液を第1仕込み
液に投入し、5〜6カ月間発酵・熟成させて第2仕込液を得る。
ア 野草炭入りのパパイヤ発酵液
パパイヤ発酵液に粉砕した野草炭を加えて混合し30日間発酵・熟成さ
せたものを採用する。
(ア) パパイヤ発酵液
このパパイヤ発酵液は、パパイヤを細分化後、糖類を加えて浸透
圧によりパパイヤ細胞中のエキスを抽出し、このエキスにブドウ酒
酵母菌等の酵母菌や乳酸菌を加えて毎日一回以上攪拌して、10〜
14日間発酵させて、前記酵母菌や乳酸菌及びパパイヤに元々付着
している自然酵母を繁殖させた後、プレスにより液分を分離し、更
にこの液分を30日間発酵・熟成したものである。
具体的には次の工程で製造する。
原料となるパパイヤとして国産品のパパイヤを採用する。輸入品
の場合、パパイヤに多量の防腐剤や殺虫剤が使用されており、これ
ら防腐剤や殺虫剤は健康食品を製造する上で好ましくない。
また、無農薬であることが望ましい。
このパパイヤ(80kg)を洗浄し、続いて、さいの目状に刻ん
だりスライスしたりしてタンクに投入し、続いて、上白糖(80k
g)を投入し浸透圧を変化せしめ、パパイヤ細胞中のエキスを抽出
する。
尚、上記エキス中には、パパイン酵素及び多種多様の酵素(カタ
ラーゼ,アミラーゼ,リパーゼ,プロテアーゼ,トレハラーゼ等)
,アミノ酸(必須アミノ酸各種),ビタミン(ビタミンC,ビタミ
ンE,ベータカロチン等),ミネラル(必須ミネラル各種)その他
植物栄養素(カテキン,フラボノイド等)が含まれる。
また、パパイヤの細分化物と糖類とを少しずつ交互に加え、パパ
イヤ細胞に可及的に均一に浸透圧を加えるようにすると良い。
また、糖類としては、上白糖を採用すると、発酵菌が発酵する際
の栄養分になると共に雑菌の繁殖を抑える効果がある。
続いて、酵母菌(200ミリリットル)及び乳酸菌を投入し、毎
日一回以上手で攪拌して10〜14日間発酵して、酵母菌,乳酸菌
及びパパイヤに元々付着している自然酵母菌を繁殖させる。この発
酵・繁殖により、酵母菌及び乳酸菌とパパイヤに元々付着している
自然酵母菌とがなじむ。
共生培養を行う期間は、設備等により異なるが、パパイヤ細胞中
のエキスがパパイヤ細胞外に70%程度抽出される時期とする。
また、ここでいう酵母菌とは、ブドウ酒酵母菌,アルコール酵母
菌,ビール酵母菌等、一般的な酵母菌である。
続いて、プレスにより残渣とパパイヤ液とを分離後、このパパイ
ヤ液を発酵タンクに移し、適時においてブドウ酒酵母菌等の酵母菌
を加えて混合し、30日間発酵させる。この際、あく取りと共に棒
を用いて一日一回15分間攪拌する。
このパパイヤ発酵液には、SOD(スーパーオキシドディスムタ
ーゼ)作用の強い液分が含まれ、腸内細菌のバランスを整える作用
をする。
また、パパイヤ発酵液の具体的な効果としては、血液の浄化、細
胞の活性化、血液循環の改善、動脈硬化の予防、消化吸収代謝の向
上(即ち、栄養循環の向上)、病原菌,有害菌の増殖抑制及び感染
抑制、免疫系の賦活、ホルモン及びビタミンの生産増大、有害物質
,発ガン物質の分解及び排泄促進、腸内pHの安定、腸活動の活発
化、脂質代謝、糖代謝の改善、肝腎機能の活性化及び保全等が挙げ
られている。
(イ) 野草炭
野草炭は野草を炭化する際、遠赤外線を照射することで得られる
ものである(特願2005−84105号の技術である。)。
尚、野草を炭にしたものであれば、上記方法により製造したもの
に限られるものではない。
具体的には、乾燥した野草を加熱窯内で加熱する際、遠赤外線を
照射して野草炭を得、これを粉砕して微細状としたものである。
この野草は、アカザ,アカカメガシワ,アマチャズル,イチョウ
,ウコギ,ウコン,エゾウコギ,オオバコ,オトギリソウ,カキド
オシ,カワラケツメイ,カンゾウ,キダチアロエ,クコの葉,クコ
の実,クマザサ,ケイヒ,ケツメイシ,スギナ,タンポポ,ツチア
ケビ,ツユクサ,ツルナ,ドクダミ,ナルコユリ,ナンテン,ニン
ドウ,ハトムギ,ハブソウ,マタタビ,ヤマノイモ,ヨモギ,ナタ
マメ,マイタケ,シイタケ,アガリクス,マシマコブ等から選択し
たものを適宜採用すると良いが、薬効を有する植物であれば野草に
限らずキノコ,野菜,穀類等を採用しても良い。
また、例えば第1仕込で野草を煮出し抽出した後の残渣(この残
渣の中には抽出しきれなかった有効成分が含まれている)を採用し
ても良い。この場合には、これまで廃棄処分していた野草の残渣を
有効利用することができることになる。
(ウ) 上記(ア),(イ)の発酵・熟成工程
前記(ア)の「パパイヤ発酵液(例えば20リットル)」に前記
(イ)の「野草炭(例えば0.16kg)」を加えて混合し、30
日程度放置する。この30日程度の放置で発酵・熟成させ、野草炭
入りのパパイヤ発酵液を得る。
前記30日程度の発酵・熟成でパパイヤ発酵液と野草炭は良くな
じむ。
また混入された野草炭は発酵して細かく分解され、野草の種々の
効能と野草炭特有の細かい吸着孔による吸着性による効能と共に便
秘になり難くしかも食感に秀れたものになる。
イ 発酵・熟成工程
前記第1仕込液に前記アの「野草炭入りパパイヤ発酵液」を加えて混合
し、5〜6カ月間発酵・熟成させ、第2仕込液を得る。
この第2仕込液中では、5〜6カ月間の発酵・熟成により、有用菌の繁
殖は緩やかになり、各種酵素、補酵素、ビタミン、有機酸、ミネラル等の
有効成分が多量に含有されているだけでなく、活性酸素を除去する作用を
有する酵素SOD等が含まれているから、発酵物は腐敗し難い安定したも
のとなる。
3 ろ過工程
前記第2仕込液から野草を取り除き、ろ過して濾液を分離抽出し、この濾液を瓶詰
めする等して酵素含有の健康食品を得る。
得られた健康食品は、pH3.7〜3.9程度,アルコール度2.5〜4.0%
程度,最終糖度45〜53度程度であり、望ましくは52〜53度の糖度である。
本実施例で得られた酵素含有の健康食品を飲用してもらったところ、次のような結果が得られた。
(1) 夜中に指先がビリビリして固まったようになって目が覚めていたが、この健康
食品を飲むようになってから良くなり、グッスリ眠れるようになった(女性)。
(2) 爪が硬くなり赤みが出て、丈夫な爪になり、段々身体の調子も上がってきた(
男性)。
(3) 血圧が安定してきて、便の通りも良くなって来た(男性)。
(4) 1年近く愛飲したところ、「胆嚢」のポリープが無くなった(女性)。
(5) コレステロール値が下がった(男性)。
(6) 飲み始めてから、疲れが取れてだるさが無くなった(男性)。
(7) 夏バテも無く、元気で乗り切ることが出来た(女性)。
(8) とても飲み易い(女性)。
本実施例の製造工程を示す図である。

Claims (8)

  1. 草を煮出抽出し酵素が破壊されない48℃以下にした野草抽出液に、糖,野草,野菜発酵液,果物発酵液,コンブ発酵液,発酵カルシウム及び黒糖菌を加え発酵させて第1仕込液を得、続いて、この第1仕込液にパパイヤ発酵液を加え発酵・熟成させて第2仕込液を得、続いて、この第2仕込液をろ過して得る酵素含有の健康食品の製造方法であって、前記野草抽出液は、ヨモギ抽出液が混合せしめられているものであり、前記野菜発酵液は、野菜に糖を加えて抽出したエキスに酵母菌を加えて発酵させたものであり、前記果物発酵液は、果物に糖を加えて抽出したエキスに酵母菌を加えて発酵させたものであり、前記コンブ発酵液は、コンブに糖を加えて抽出したエキスに酵母菌を加えて発酵させたものであり、前記発酵カルシウムは、野菜,果物,海草,穀物若しくは植物の葉などに糖を加えて発酵させたエキスと、貝化石,牡蠣殻,魚の骨若しくは豚骨などとを混合し発酵乾燥させた後、粉砕化したものであり、前記パパイヤ発酵液は、パパイヤに糖を加えて抽出したエキスに酵母菌及び乳酸菌を加えて発酵させたものであり、前記黒糖菌は、黒糖を消費する発酵菌であることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法。
  2. 請求項1記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記パパイヤ発酵液は、パパイヤ発酵液に炭を加えたものであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法。
  3. 請求項2記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記炭は、野草炭であり、この野草炭は、野草を炭化する際に遠赤外線を照射して得られたものであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記第1仕込液は、アロエ発酵液を含むものであり、このアロエ発酵液は、アロエに糖と発酵菌とを加えて発酵させたものであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記糖は、上白糖,黒糖,オリゴ糖であることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法。
  6. 請求項1〜5いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記野草は、ナルコユリ,アマチャヅル,アカメカシワ,アカザ,イチョウハ,ウコン,ウコギ,オオバコ,オトギリソウ,カワラケツメイ,カキドオシ,アマクサ,クコハ,クコ子,クマザサ,ケイヒ,エゾウコギ,スギナ,タンポポ,ツユクサ,ツルナ,ドクダミ,ナンテンハ,ニントウ,ハブソウ,ハトムギ,ハブチャ,ツチアケビ,マイタケ,マタタビ,ヤマイモ,シイタケ,ナタマメ,ニラ,コナラ,ヨモギであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法。
  7. 請求項1〜6いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において、前記野菜若しくは果物は、もやし,キュウリ,ホウレン草,キャベツ,タマネギ,パセリ,バレイショ,人参,ブロッコリー,ゴボウ,レンコン,小松菜,カブ,トマト,大根,パイナップル,リンゴ,レモンであることを特徴とする酵素含有の健康食品の製造方法。
  8. 請求項1〜7いずれか1項に記載の酵素含有の健康食品の製造方法において製造された健康食品であって、糖度が45度以上であることを特徴とする健康食品。
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