JP2005341941A - 食品構造体及び食品収納体 - Google Patents
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Abstract
【課題】災害時において手間がかかることなく衛生的に、かつ美味しく食することができる非常食等に好適な食品構造体を提供する。
【解決手段】水分を吸収することで復元して可食状態となる食材料2と、食材料2を内に納める収納体3とからなり、収納体3が、水分の導入部7を有するとともに可食状態となった食材料2を取り出し可能とする開き構造を備え、さらに、内面に味付け材料100が離脱可能に付設されてなる食品構造体。
【選択図】 図3
【解決手段】水分を吸収することで復元して可食状態となる食材料2と、食材料2を内に納める収納体3とからなり、収納体3が、水分の導入部7を有するとともに可食状態となった食材料2を取り出し可能とする開き構造を備え、さらに、内面に味付け材料100が離脱可能に付設されてなる食品構造体。
【選択図】 図3
Description
この発明は災害時の非常食等として用いられる食品構造体、さらにはその食品構造体等に使用される食品収納体に関する。
大規模な災害時にはガス、電気等が止まり、その際には非常食が必要となる。このような非常食として、例えば、現在アルファ米と呼ばれるご飯粒を乾燥したものがあり、これは湯や水をかけるだけで復元して食することができる。
しかしながら、上記のようなアルファ米が用意されている場合であっても、多量にまとめて復元した場合には食べる際に容器それぞれに分ける必要があり、また、多量にまとめて復元するのは全体への水分の吸収が不均衡となって良好なご飯が得られない問題がある。これに対して容器それぞれに少しづつアルファ米を分けていれて復元するのは、多数の容器が必要となるとともに、非常に手間がかかる問題があった。さらに、上記の場合はともに清潔な容器を使用することが肝要となるが、災害時等に清潔な容器を多数用意することは困難性を伴うものである。
この発明は、災害時において手間がかかることなく衛生的に美味しく食することができる非常食等に好適な食品構造体、さらにはその食品構造体等に好適に用いられる食品収納体を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、水分を吸収することで復元して可食状態となる食材料と、前記食材料を内に納める収納体とからなり、前記収納体が、前記水分の導入部を有するとともに可食状態となった前記食材料を取り出し可能とする開き構造を備え、さらに、内面に味付け材料が離脱可能に付設されてなることを特徴とする食品構造体を提供する。
上記構成によれば、食品構造体を湯、水に浸すと、水分の導入部から収納体内に侵入した水分を吸収することで食材料が復元して可食状態なるとともに、収納体内面に付設された味付け材料が離脱してその復元した食材料表面に付着し、収納体を開くことでそれを食することができる。食材料としては水分を吸収し復元して可食状態となるものであれば適宜のものが使用でき、また、味付け材料としては塩等復元した食材料を美味しく食べることができるようにするものであれば適宜のものが使用できる。水分の導入部は、収納体内への水分の導入に支障ない程度に大きく、かつ、その部分から内部の食材料が外部にこぼれ出ない大きさに設計される。この導入部は食材料が復元された食品構造体が手で持たれたり、どこかに置かれたりする場合に、外部のものが内部の復元された食材料と接触することがないような構成とされることが衛生上好ましい。収納体の開き構造は、収納体内に可食時になるまでの食材料を安定保持し、かつ、可食状態の食材料を取り出す際に容易に開くように設計される。
請求項2の発明では、内面に味付け材料が離脱可能に付設されてなる食品収納体を提供する。
上記構成によれば、内部にご飯等の食材入れるとその周面に収納体内面に付設された味付け材料が離脱して付着することで、その食材が美味しく食することができる。この食品収納体はおにぎり製造容器として好適に使用でき、また、上記食品構造体の収納体として好適に使用できる。
請求項1の発明によれば、食品構造体を湯、水に浸し時間をおくだけで、可食状態となるとともにその周面に味付け材料が付着した美味しい食材料を収納体を開いてそのまま食することができ、食べる際の容器の用意、容器への食材料の分配の手間等が省けるとともに、衛生的である点において、この食品構造体は災害時の非常食等としてきわめて好適に使用できる。とくに、表面に味の付いた美味しいおにぎり等が得られる点において非常に有用である。
請求項2の発明によれば、美味しいおにぎり等が容易に作ることができるようになる。
図1はこの発明の食品構造体の外観斜視図である。食品構造体1は食材料であるアルファ米2が収納体であるケース3内に納められて構成されている。ケース3は全体が半透明のプラスチックス製で上側部5と下側部6とからなり、それらの全体に水分の導入部としての直径1〜2mm程度の細孔7が多数設けられている。さらに、ケース3の内面には、図3に示すように、全体にわたって味付け材料としての塩分層100が離脱可能に付設されている。塩分層100は、例えば寒天等の薄い澱粉液に塩分が混入されたものがケース3内面に吹き付けられるとともに乾燥されて付設されており、容易に離脱可能な状態で付設されている。
ケース3は、図2に示すような開かれた状態において上側部5と下側部6とは連結部8で一体となっており、下側部6内にアルファ米2が所定量入れられ、上側部5と下側部6それぞれに形成された縁部10、11が合わせられて、その合わせられた部分に沿ってヒートシールされることで閉じられている。上記ヒートシールは、縁部10、11に形成された突片12、13それぞれを持って両側に拡開することで剥れる程度の固着強度を持つように行なわれている。上記縁部10、11のヒートシール構造が食材料を取り出し可能とする開き構造を構成する。このケース3は使用に先だって殺菌消毒を行なっておく。
図3は上記ケース3の拡大断面を示す。細孔7は外部OUT側に円形の凹み段部9を備えており、これにより内部INのアルファ米2が復元された状態のケース3が持たれた場合に、手がアルファ米2に触れないようにし、これにより内部INへの雑菌等の侵入を防止できるようにしている。
図4から図7はケース3の水分の導入部が異なる形態に設けられた食品構造体1の他の実施形態を示す。このものではケース3の上側部5の縁部10に形成された8個の下方への凹み部22部分が下側部6の縁部11面にヒートシールされ、その凹み部22それぞれの間の上側部5と下側部6の縁部10、11間に形成される1〜2mm程度の隙間23、さらにその隙間23に連続する上側部5と下側部6の縁部10、11の付き合わせ隙間24を水分の導入部としている。水分の導入部をこのような構成とすることで手等がアルファ米2に触れないようにして内部への雑菌等の侵入を防止できるようにしている。
図8から図9はケース3の水分の導入部がさらに異なる形態に設けられた食品構造体1の他の実施形態を示す。このものではケース3の上側部5の縁部10面に8個の1〜2mm巾程度のスリット25を設けてこれを水分の導入部としている。水分の導入部をこのような構成とすることで手等がアルファ米2に触れないようにして内部への雑菌等の侵入を防止できるようにしている。
図10から図11はケース3の水分の導入部がさらに異なる形態に設けられた食品構造体1の他の実施形態を示す。このものではケース3の上側部5と下側部6の縁部10、11に沿う周面位置に8個の1〜2mm巾程度のスリット26を設けてこれを水分の導入部としている。水分の導入部をこのような構成とすることで手等がアルファ米2に触れないようにして内部への雑菌等の侵入を防止できるようにしている。
上記図4から図11に示す全ての実施形態のものにおいても、ケース3の内面には塩分層100が付設されている。
図12は食品構造体1の包装体を示す。15は包装具としての有底長筒状の透明のプラスチックス製の袋体で、この袋体15内に1包装単位とされる10個の上記食品構造体1が積層状態に納められて包装体20は構成されている。内部には保存剤16が納められ上部に固定リング17が装着されることで閉じられている。19は湯、水を入れる際の目安線である。
次に上記図1から図3に示す食品構造体1を災害時等において同時に多数個使用する場合について説明する。まず包装体20のリング17を外し袋体15の上部を開き保存剤16を取り出した状態において、ヤカン等からその湯面が目安線19に達するまで湯を注ぎ込む。その注入量は、食品構造体1の1個あたりのアルファ米量に対応し、例えば、アルファ米量が1個あたり50gとする場合、800cc(80cc×10)の湯を注ぎ込む。そして、リング17を再び装着して閉じた袋体15の上下両端を持って上下左右に振って内部の湯が食品構造体1全てに均一に行きわたるようにし、その後20〜30分程度放置する。
その際、袋体15内の湯は細孔7を通してケース3それぞれの中に入りそこでアルファ米2に吸収され、その結果アルファ米2は膨潤して可食状態に復元される。湯に替え水を用いることも可能で、その場合は1時間程度放置する。上記のように50gのアルファ米2を用いた場合130gのご飯が得られる。食品構造体1はヒートシール部分を剥すことでケース3が開きそのまま内部のご飯を食することができる。また、開く前に食品構造体1を転がし状態とすることで内部のご飯をおにぎり状に固め美味しさを増すようにすることも可能である。
上記のようにしてご飯がケース内に生成される際に、ケース3内面の塩分層100が溶け出すことで離脱してご飯表面に付いて塩味の美味しいご飯が得られ、塩分層100の溶け出しが十分でない場合はケース3内面にご飯が衝突するようにケース3を揺り動かすようにして塩味がご飯表面に十分に付くようにでき、さらに、おにぎり状に固めるようにすれば塩味が十分の美味しい塩むすびが得られる。とくに、塩分層100を形成する際に寒天液を用いると、その寒天成分が表面に付くことでご飯が非常に艶やかなもとのなり、また、食感も優れたものとなる。すぐに食べない場合は、複数の包装体20をそのままダンボール箱等に納めて保温するようにする。
図13、図14は味付け材料の付設構成の他の実施形態を示す。このものでは、ケース3の内面に細くて浅い凹条30を交差状態に多数設け、その表面に塩水を吹き付けて乾燥させることで、凹条30内に多数の塩粒101を保持させている。このような構成においても、上記の実施形態の同様にして塩味の美味しいご飯、さらに、美味しい塩むすびが得られる。
図15はアルファー米を用いない場合の収納体の他の実施形態を示す。この実施形態における収納体であるケース3は、炊き上がったご飯を入れておにぎりを作るように用いられるもので、水分導入部は備えられておらずそのケース3の内面の全体に味付け材料としておかか(味付けかつお粉)103が付設されている。31はケースを閉じるためのロック部である。このケース3内に炊き上がったご飯を入れそのままピクニック等に持っていくことで現場においておかかの付いた美味しいおにぎりが食することができる。このケース3は複数個のものがセットにされて販売され、味付け材料としては塩やおかかの他に味付け海苔粉、たらこ粒等が使用される。一度使用されたケース3は洗浄して再度おにぎりを作るために使用できる。
1 食品構造体
2 アルファ米(食材料)
3 ケース(収納体)
7 細孔(水分導入部)
10 縁部(開き構造部)
11 縁部(開き構造部)
15 袋体
20 包装体
100 塩分層(味付け材料)
2 アルファ米(食材料)
3 ケース(収納体)
7 細孔(水分導入部)
10 縁部(開き構造部)
11 縁部(開き構造部)
15 袋体
20 包装体
100 塩分層(味付け材料)
Claims (2)
- 水分を吸収することで復元して可食状態となる食材料と、前記食材料を内に納める収納体とからなり、
前記収納体が、前記水分の導入部を有するとともに可食状態となった前記食材料を取り出し可能とする開き構造を備え、さらに、内面に味付け材料が離脱可能に付設されてなることを特徴とする食品構造体。 - 内面に味付け材料が離脱可能に付設されてなる食品収納体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004190516A JP2005341941A (ja) | 2004-06-01 | 2004-06-01 | 食品構造体及び食品収納体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004190516A JP2005341941A (ja) | 2004-06-01 | 2004-06-01 | 食品構造体及び食品収納体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005341941A true JP2005341941A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35494869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004190516A Pending JP2005341941A (ja) | 2004-06-01 | 2004-06-01 | 食品構造体及び食品収納体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005341941A (ja) |
-
2004
- 2004-06-01 JP JP2004190516A patent/JP2005341941A/ja active Pending
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