JP2005340468A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大容量データを記録可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 MRAM10を、1メモリセルが2個のMTJ素子1,2と単一のMOSトランジスタ8を含み、各MTJ素子1,2を、それぞれに対応した2本の書き込みワード線4a,4bと、両者に共通の1本の共通ビット線3との交差位置に配置して構成する。この書き込みワード線4a,4bおよび共通ビット線3に電流を流して磁場を発生させ、その合成磁場によって各MTJ素子1,2のスピン配置を変化させる。それにより、MTJ素子1,2がいずれも低抵抗、いずれかが低抵抗、いずれも高抵抗の3種類の状態を作り出すことができ、1メモリセルで3値のデータを取り扱うことが可能になり、記録密度の向上を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置に関し、特に磁気抵抗素子を用いてデータを記録する半導体装置に関する。
磁気半導体記憶装置である磁気ランダムアクセスメモリ(Magnetic Random Access Memory,MRAM)は、トンネル磁気抵抗(Tunnel Magneto Resistance,TMR)効果を示す磁気トンネル接合(Magnetic Tunnel Junction,MTJ)素子に、磁気を利用してデータを書き込み、MTJ素子の抵抗が磁化によるそのスピン配置によって異なることを利用してデータを読み出す。
MTJ素子は、強磁性層/非磁性層/強磁性層が積層されたトンネル接合を有している。MTJ素子の一方の強磁性層は、これに反強磁性層を積層させてそのスピンを回転しにくくしたスピン固定層(ピン層)であり、もう一方の強磁性層は、そのスピンの方向を可変にしたフリー層である。
図19は従来のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。
MTJ素子200は、ピン層201とフリー層202が薄いトンネルバリア層203で隔てられたトンネル接合構造を有している。ピン層201は、例えば、CoFe膜(膜厚3nm)の間にRu膜(膜厚0.9nm)を挟んで積層して形成される。フリー層202は、例えば、CoFe膜(膜厚2nm)とNiFe膜(膜厚4nm)を積層して形成される。トンネルバリア層203は、例えば、AlOx膜(膜厚1nm)により形成される。ピン層201のトンネルバリア層203と反対の側には、例えばPtMn膜(膜厚20nm)の反強磁性層が形成され、これにより、ピン層201のスピン回転が抑えられるようになっている。また、反強磁性層側にはNiFe膜(2nm)を介してTa膜で下部電極層が形成され、フリー層202側にはTa膜でCAP層兼上部電極層が形成される。
このような構成を有するMTJ素子200が、ビット線とワード線の交差位置に、通常、両配線に挟まれた状態で配置され、アクセストランジスタに接続されてMRAM300が構成される。
一般に、MRAM300は、MTJ素子200が、図中左右方向に延びるビット線301と図中表裏面方向に延びる書き込みワード線302の間に配置され、さらに、このMTJ素子200が、配線層303およびプラグ304を介して、アクセストランジスタとして機能するMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ305に接続されて構成される。プラグ304は、MOSトランジスタ305のソース/ドレイン領域306に接続され、また、MOSトランジスタ305のゲート電極はMRAM300の読み出しワード線307として機能するようになっている。
このように、図20に示したMRAM300は、1個のMTJ素子200と1個のMOSトランジスタ305が組み合わされて各メモリセルが構成される。
MRAM300のデータの書き込みは、MOSトランジスタ305をオフにして、ビット線301と書き込みワード線302に流す電流で作る合成磁場で選択したメモリセルにおけるMTJ素子200のフリー層202のスピンを反転させることにより行われる。その際、MRAM300では、MTJ素子200のピン層201とフリー層202のスピン配置が平行のときと反平行のときの2種類の状態を例えば‘0’,‘1’の2値にそれぞれ対応させ、いずれかの1ビットのデータが記録される。
一方、MRAM300のデータの読み出しは、スピン配置に応じてMTJ素子200の抵抗値が変化することを利用して行われる。読み出しの場合には、読み出しワード線307に電圧をかけてMOSトランジスタ305をオンさせてから、ビット線301に電流を流すことにより、MTJ素子200の抵抗値を検出する。
MRAMは、不揮発性、高速性、高書き換え回数、低コスト、高集積化が可能な万能的なメモリとして、開発が急ピッチで進められている。今後、集積度を上げて大容量化すればDRAM(Dynamic Random Access Memory)との置き換えも可能になるメモリとして期待されている。
また、従来、MRAMに関しては、例えば、1個のトランジスタに対し複数のMTJ素子を直列または並列に接続したサブセルを、更に複数直列または並列に接続してメモリセルを構成し、この複数のMTJ素子を有するメモリセルで1ビットのデータを記録するようにしたものも提案されている(特許文献1参照)。この提案では、1メモリセル内の各MTJ素子に流れる電流密度を、それまでの1個のMTJ素子で記録する場合に比べて小さくし、また、1メモリセル内のいずれかのMTJ素子の抵抗値変化が小さい場合でも、そのメモリセル全体で抵抗値変化の減少を抑え、それによって記録信頼性の向上や高集積化に対応する試みがなされている。
特開2002−230965号公報
しかし、従来のMRAMは、上記のように、各メモリセルに、磁気抵抗素子として1個または2個以上のMTJ素子と、単一のアクセストランジスタとを有していて、MTJ素子のスピン配置に応じて1メモリセルにつき1ビットのデータを記録する構成になっている。したがって、MRAMの記録密度を向上させるためには、横方向にメモリセル数を増加させたり層数を増やして縦方向にメモリセル数を増加させたりすることが考えられるが、これらは装置の大型化を招いてしまう。トランジスタの縮小化やメモリセルの高集積化には限界があり、装置自体を大型化させることなく、その大容量化を図れることが望ましい。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、MTJ素子を用いて大容量のデータを記録可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に例示する構成で実現可能な半導体装置が提供される。本発明の半導体装置は、磁気抵抗素子を有する半導体装置において、複数の磁気抵抗素子と単一のアクセストランジスタとを含むメモリセルを有し、前記複数の磁気抵抗素子がワード線と前記複数の磁気抵抗素子に接続された共通の共通ビット線との交差位置に配置されて、前記ワード線と前記共通ビット線に流れる電流によって発生する磁場に応じ前記複数の磁気抵抗素子の抵抗値がそれぞれ変化することを特徴とする。
図1に例示する半導体装置によれば、メモリセルが、複数の磁気抵抗素子と単一のアクセストランジスタ、例えば2個のMTJ素子1,2と単一のMOSトランジスタ8を含み、各MTJ素子1,2が、書き込みワード線4a,4bと共通ビット線3の交差位置に配置されている。この書き込みワード線4a,4bおよび共通ビット線3に電流が流れると、それによって磁場が発生し、その磁場に応じてMTJ素子1,2のスピン配置がそれぞれ変化し、その抵抗値が変化するようになる。2個のMTJ素子1,2が1メモリセルに含まれている場合、それによって、MTJ素子1,2がいずれも低抵抗、いずれかが低抵抗、いずれも高抵抗となるような3種類の状態を作り出すことができ、1メモリセルにつき3値のデータを取り扱うことが可能になる。
本発明では、1メモリセルに複数の磁気抵抗素子と単一のアクセストランジスタを有し、各磁気抵抗素子の抵抗値をそれぞれ変化させることができるように構成して、1メモリセルにつき3値以上の多値データの記録が行えるようにした。これにより、装置自体を大型化させることなく、記録密度の向上を図ることができ、大容量データの記録が可能な半導体装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、磁気半導体記憶装置であるMRAMを例に、図面を参照して詳細に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例、図2はメモリセルの回路図である。
この図1に示す第1の実施の形態のMRAM10では、磁気抵抗素子である2つのMTJ素子1,2が、それらが共に接続された図中左右方向に延びる共通の共通ビット線(BL)3と、各MTJ素子1,2の直下をそれぞれ通るように図中表裏面方向に延びる2本の書き込みワード線(WWL)4a,4bの間に配置されている。このように、第1の実施の形態において、2つのMTJ素子1,2は、共通ビット線3と書き込みワード線4a,4bの交差位置に、両配線に挟まれた状態で並列に配置されている。
MTJ素子1,2はそれぞれ、トンネルバリア層1a,2aを隔てて、スピンの方向を固定するピン層1b,2bと、スピンの方向が可変のフリー層1c,2cを有している。このようなMTJ素子1,2は、例えば次の図3に示すような磁性多層膜構造により形成することができる。
図3はMTJ素子の構成例である。
MTJ素子1は、そのトンネルバリア層1aが、例えば、AlOx膜(膜厚1nm)により形成される。ピン層1bは、例えば、CoFe膜(膜厚3nm)の間にRu膜(膜厚0.9nm)を挟んで積層して形成される。フリー層1cは、例えば、NiFe膜(膜厚4nm,6nm)の間にRu膜(膜厚0.9nm)を挟んで積層して形成される。ピン層1bのトンネルバリア層1aと反対の側には、例えばPtMn膜(膜厚20nm)の反強磁性層1dが形成され、これにより、ピン層1bのスピン回転が抑えられるようになっている。反強磁性層1dには、このほかIrMn膜等も用いることができる。また、反強磁性層1d側にはNiFe膜(2nm)を介してTa膜で下部電極層1eが形成され、フリー層1c側にはTa膜で上部電極層1fが形成される。MTJ素子2もこれと同じ構成とすることができる。MTJ素子1,2の上部電極層は、共通ビット線3に接続される。
MTJ素子1,2の素子サイズが小さくなった場合、反磁界の影響により、そのスピンを反転させるためのスイッチング磁場は大きくなる。そこで、消費電力低減の点から、フリー層1c,2cに、図3に例示したような層間の相互作用が反強磁性結合した多層膜(SFF(Synthetic Ferri Free)膜)を導入してスイッチング磁場が小さくなるような構造にする。SFF膜を用いると、実効的な強磁性層の膜厚がキャンセルできるため、反磁界の影響が軽減されるようになる。
そして、図1,図2に示したように、これらのMTJ素子1,2が、下部電極層、配線層5およびプラグ6を介して、ゲート電極を読み出しワード線(RWL)7とするアクセストランジスタとしてのMOSトランジスタ(Tr)8に形成されたソース/ドレイン領域9に接続されている。
このような構成を有するMRAM10において、データの書き込みは、MOSトランジスタ8をオフにして、共通ビット線3と各書き込みワード線4a,4bに同時に電流を流し、それによって発生する合成磁場により行う。例えば、MTJ素子1,2と書き込みワード線4a,4bとの間の距離を100nmとし、書き込みワード線4a,4bにNiFeのクラッド層を設けた場合、約1mAの電流を流すことにより、約70Oe〜80Oe(1Oe=79.58A/m)の磁場を発生させることが可能である。MTJ素子1,2のスイッチング磁場を50Oe以下にすれば、1mA以下の電流によって書き込みを行うことが可能になる。
図4はピン層とフリー層のスピン配置と抵抗値の関係を示す図であって、(A)はスピンの向きが平行の状態、(B)はスピンの向きが反平行の状態である。また、図5は第1の実施の形態に係るアステロイド曲線の一例である。
ここで、共通ビット線3に流れる電流によって発生する磁場を磁化容易軸、書き込みワード線4a,4bに流れる電流によって発生する磁場を磁化困難軸とする。例えば一方のMTJ素子1について、図4(A)に示すように、ピン層1bとフリー層1cのスピンの向きが平行である場合には、このMTJ素子1は低抵抗(low)状態になる。また、図4(B)に示すように、ピン層1bとフリー層1cのスピンの向きが図4(A)とは逆に反平行である場合には、MTJ素子1は高抵抗(high)状態になる。もう一方のMTJ素子2についても同じである。
そして、図5に示すように、横軸を共通ビット線3による磁場、縦軸を書き込みワード線4a,4bによる磁場として、MTJ素子1,2のアステロイド曲線がこの図5に示したようなものである場合、例えば、MTJ素子1,2の双方にA点の大きさの磁場を印加すると、MTJ素子1,2の抵抗を共にlow状態にすることができる。また、MTJ素子1にA点の大きさの磁場を印加し、MTJ素子2にB点の大きさの磁場を印加すると、MTJ素子1の抵抗をlow状態に、MTJ素子2の抵抗をhigh状態にすることができ、逆に、MTJ素子1にB点の大きさの磁場を印加し、MTJ素子2にA点の大きさの磁場を印加すると、MTJ素子1をhigh状態に、MTJ素子2をlow状態にすることができる。さらに、MTJ素子1,2の双方にB点の大きさの磁場を印加すると、MTJ素子1,2の抵抗を共にhigh状態にすることができる。これらの関係を表1に示す。
Figure 2005340468
印加する磁場に応じて各MTJ素子1,2の抵抗値を変化させ、この表1に示したように、MTJ素子1,2の抵抗を共にlow状態、いずれかをlow状態(いずれかがhigh状態)、または共にhigh状態にし、各状態をそれぞれ例えば‘0’,‘1’,‘2’に対応させることにより、MRAM10において3値のデータを記録することが可能になる。
このMRAM10において、データの読み出しは、MOSトランジスタ8をオンにして、共通ビット線3に電流を流し、MTJ素子1,2の並列抵抗を読むことにより行う。ここで、MTJ素子1の抵抗をR1、MTJ素子2の抵抗をR2とし、low状態とhigh状態との間の抵抗変化率を50%とすると、MTJ素子1,2の記録データと抵抗の関係は表2に示すようになる。
Figure 2005340468
この表2に示したように、記録データが‘0’のとき、すなわちMTJ素子1,2の抵抗が共にlow状態のときの抵抗R1,R2を共に1.0とすると、記録データが‘1’のとき、例えばMTJ素子1がlow状態でMTJ素子2がhigh状態のときには、抵抗R1が1.0、抵抗R2が1.5となる。同様に、記録データが‘2’のときには、抵抗R1,R2は共に1.5となる。
この場合、各記録データのときのMTJ素子1,2の並列抵抗は、記録データ‘0’のときを基準にすると、記録データ‘1’では‘0’よりも20%高くなり(MR比20%)、記録データ‘2’では‘0’よりも50%高くなる(MR比50%)。この抵抗差を読み出すことで、MRAM10では‘0’,‘1’,‘2’の3値データの読み出しが可能になる。
MRAM10の読み出しマージンは、△Vsig.を共通ビット線3の異なる状態間(例えば記録データ‘0’のときと‘1’のときとの間)の差電圧、Vb1を読み出し時の共通ビット線3のバイアス電圧として、次の式(1)により見積もることができる。
△Vsig.=Vb1×(MR比) ……(1)
例えば、式(1)において、Vb1=0.5Vであるとすれば、記録データ‘0’の状態と‘1’の状態の間では100mV、記録データ‘0’の状態と‘2’の状態の間では250mVのマージンで読み出すことができることになる。
このように、第1の実施の形態のMRAM10は、1メモリセルにつき、共通ビット線3と書き込みワード線4a,4bの間に並列配置された2個のMTJ素子1,2と、単一のMOSトランジスタ8を有し、3値データの書き込み/読み出しが可能である。これにより、層数を増やす等してMRAMを大型化させることなく、記録密度をより向上させることが可能になる。
なお、以上述べたMRAM10では、1メモリセルに2個のMTJ素子1,2を配置する構成としたが、同様にして1メモリセルに3個以上のMTJ素子を並列配置するようにしてもよい。すなわち、1メモリセルにn個(n≧2)のMTJ素子を配置することにより、n+1値のデータの記録を行うことが可能になる。
また、上記の説明では、共通ビット線3を磁化容易軸、書き込みワード線4a,4bを磁化困難軸としたが、反対に、共通ビット線3を磁化困難軸、書き込みワード線4a,4bを磁化容易軸となるようにしても構わない。
続いて、上記のようなMRAMの形成方法について説明する。なお、ここでは、1メモリセルに2個のMTJ素子を配置したMRAMの形成方法の一例について説明する。また、ここでは、書き込みワード線の形成以降の工程について述べ、それ以前の工程(MOSトランジスタ形成工程等)の詳細についてはその説明を省略する。
図6は書き込みワード線形成工程の断面図、図7はBECコンタクト形成工程の断面図、図8は磁性膜形成工程の断面図、図9はMTJ素子加工工程の断面図、図10は素子分離形成工程の断面図、図11は層間膜形成工程の断面図、図12はMTJ素子用ビア形成工程の断面図、図13は共通ビット線形成工程の断面図である。
まず、図6に示す書き込みワード線形成工程では、90nmルールで形成されたMOSトランジスタ100を覆う層間絶縁膜101に、MOSトランジスタ100に通じるコンタクトホール102を形成した後、幅0.15μm、高さ0.2μmのコンタクトホール103を形成する。
そして、Ti/TiNバリア層(図示せず)をスパッタ法により成膜した後、Wプラグ104およびW配線層105をスパッタ法により成膜し、これをCMP(Chemical Mechanical Polishing)により平坦化する。
次いで、同様に、SiO2層間膜106aをCVD(Chemical Vapor Deposition)法により成膜してこれをCMPにより平坦化した後、コンタクトホール103aを形成してWプラグ104aを形成し、CMPにより平坦化する。
その後、更にSiO2層間膜106bをCVD法により成膜し、Cu埋め込み配線用の溝107のパターニングを行い、RIE(Reactive Ion Etching)を行って溝107を形成し、Taバリア層(図示せず)、NiFeクラッド層(ヨーク)108、Taバリア層(図示せず)、Cuシード層109を順にスパッタ法により成膜した後、めっき法によりCuを形成してCMPにより平坦化する。これにより、幅0.13μm、高さ0.25μmのCu書き込みワード線110を形成し、併せてCu配線層111を形成する。
図7に示すBECコンタクト形成工程では、Cu書き込みワード線110の形成工程後、SiO2層間膜112をCVD法により成膜する。ただし、このSiO2層間膜112は、Cu書き込みワード線110と、後に形成するMTJ素子118との間に形成されるものであるため、Cu書き込みワード線110からMTJ素子118に対して大きな磁場を印加することができるよう、できるだけ薄く形成する。ここでは、このSiO2層間膜112を膜厚100nmで形成する。SiO2層間膜112は、上記理由から、100nm以下の膜厚で形成することが好ましい。
このSiO2層間膜112に幅0.15μm、高さ0.1μmのコンタクトホール113を形成し、Ti/TiNバリア層(図示せず)、Wプラグ114をスパッタ法により形成した後、CMPにより平坦化する。
図8に示す磁性膜形成工程では、BECコンタクト形成工程後、Ta下部電極層115、MTJ素子118を構成する多層膜116、Ta上部電極層(CAP層)117をスパッタ法により順に成膜する。多層膜116は、例えば、上記図3に示したような構造とすることができる。なお、この磁性膜形成工程に続くその後の各工程は、すべて300℃以下で行うようにする。
図9に示すMTJ素子加工工程では、磁性膜形成工程後、MTJ素子118を形成する領域に、例えば0.13μm×0.26μmサイズのレジストパターン(図示せず)を形成する。次いで、このレジストパターンをマスクにして、ハロゲン系ガスを用いてTa上部電極層117をハードマスクエッチングし、それをマスクにして、CO+NH3ガスを用いて多層膜116をエッチングする。
図10に示す素子分離形成工程では、MTJ素子118の加工工程後、カバー膜(SiO2,Al23等)(図示せず)を成膜温度250℃以下の低温CVD法(低温高密度プラズマCVD法)で成膜し、Ta下部電極層115に対しパターニングおよびRIEを行い、メモリセルごとに素子分離を行う。
図11に示す層間膜形成工程では、素子分離形成工程後、SiO2層間膜119を低温CVD法により形成し、CMPにより平坦化する。
そして、SiO2層間膜119の形成工程後、図12に示すMTJ素子用ビア形成工程では、レジストパターン(図示せず)を形成した後、RIEによりSiO2層間膜119にMTJ素子118のTa上部電極層117に通じるMTJ素子用ビア120を形成する。
MTJ素子用ビア120の形成工程後は、図13に示す共通ビット線形成工程により、まず逆スパッタ法によりMTJ素子用ビア120の表面酸化物を除去した後、in−situでTiバリア層(図示せず)およびAl配線をスパッタ法により成膜する。そして、これをパターニングし、RIEを行ってAl共通ビット線121を形成する。
これらすべての工程の終了後は、約260℃で、2Tの磁場中で約3時間アニールすることによって、ピン層のスピンの向きを揃える。これにより、MRAMの基本構成を完成する。
このようにしてMRAMの形成を行うことにより、1メモリセルに複数のMTJ素子を配置するために、1メモリセルに1個のMTJ素子を配置する従来のMRAM形成方法に大幅な変更を加える必要がなく、さらに、MRAMの層数を増やす場合等に比べてコスト面で非常に有利となる。
なお、ここに述べたMRAM形成方法は一例であって、MRAMを構成する各部の材質、サイズ、配置、形成方法等はこれに限定されるものではない。例えば、後述のように、MTJ素子1,2を異なるサイズで形成する、Cu書き込みワード線110をMTJ素子1,2に共通なものにする、あるいはCu書き込みワード線110をAl共通ビット線121よりも上方に配置する、といったような場合にも、上記方法の例に従い、それぞれの形態に応じたMRAMを形成することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図14は第2の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。ただし、図14では、図1に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。また、図15は第2の実施の形態に係るアステロイド曲線の一例である。
この図14に示す第2の実施の形態のMRAM20は、2個のMTJ素子1,2のうち、一方のMTJ素子2の寸法が、もう一方のMTJ素子1の寸法に対し2倍になっている点で、上記第1の実施の形態のMRAM10と相違する。その他の構成は、第1の実施の形態のMRAM10と同じである。
一般に、フリー層のスイッチング磁場HCは、フリー層の長さをL、厚さをt、飽和磁化をMSとした場合(フリー層の幅は長さの半分とする)、次の式(2)で表される。
C=0.63×4πMSt/L ……(2)
今、MTJ素子1の長さをL、MTJ素子2の長さを2Lとすると、MTJ素子1のHCは、MTJ素子2のHCの2倍になる。この場合、アステロイド曲線は、図15に示すようになり、横軸を共通ビット線3による磁場、縦軸を書き込みワード線4a,4bによる磁場として、MTJ素子1についてのアステロイド曲線(実線)より内側に、MTJ素子2についてのアステロイド曲線(点線)が作成される。
この図15に示すようなアステロイド曲線の関係を用い、サイズの異なるMTJ素子1,2にA点の磁場を印加すると、MTJ素子1の抵抗をhigh状態に、MTJ素子2の抵抗をlow状態にすることができ、MTJ素子1,2にA´点の磁場を印加すると、MTJ素子1の抵抗をlow状態に、MTJ素子2の抵抗をhigh状態にすることができる。また、MTJ素子1,2にB点の磁場を印加すると、MTJ素子1,2の抵抗を共にlow状態にすることができ、MTJ素子1,2にB´点の磁場を印加すると、MTJ素子1,2の抵抗を共にhigh状態にすることができる。これらの関係を表3に示す。
Figure 2005340468
この表3に示したように、MRAM20では、MTJ素子1,2の抵抗が共にlow状態、いずれかがlow状態(いずれかがhigh状態)、または共にhigh状態であるときをそれぞれ、‘0’,‘1’,‘2’に対応させることにより、3値のデータを記録することが可能になる。
MRAM20で‘0’,‘1’,‘2’の3値データの書き込みを行う場合は、‘0’の書き込みはB点の磁場を発生させるように共通ビット線3および書き込みワード線4a,4bに電流を流すことにより行い、‘2’の書き込みはB´点の磁場を発生させるように共通ビット線3および書き込みワード線4a,4bに電流を流すことにより行う。
また、‘1’の書き込みはHCの小さいMTJ素子2のみで行うようにし、MTJ素子2にA点またはA´点の磁場を発生させるように共通ビット線3および書き込みワード線4bに電流を流すことにより行う。すなわち、‘0’から‘1’へデータを書き換える場合は、MTJ素子2にA´点の磁場を印加することにより、MTJ素子1はlow状態のまま、MTJ素子2をhigh状態に変える。‘2’から‘1’へデータを書き換える場合は、MTJ素子2にA点の磁場を印加することにより、MTJ素子1はhigh状態のまま、MTJ素子2をlow状態に変える。
このように、MTJ素子1,2を異なるサイズで形成して、一方のMTJ素子2のHcをもう一方のMTJ素子1よりも小さくし、書き換えはHCの小さいMTJ素子2の抵抗値を変化させることによって行うようにすることにより、同一メモリセル内で近距離で並列に隣り合って配置されているMTJ素子1,2への誤書き込みの発生を抑えることができるようになる。
MRAM20におけるデータの読み出しは、上記第1の実施の形態のMRAM10と同様に行うことができる。
なお、MTJ素子1,2のHCに差を設ける方法としては、上記のようにMTJ素子1,2の寸法を変えるだけでなく、MTJ素子1,2のフリー層に抗磁場の異なる材料を用いる方法もある。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図16は第3の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。ただし、図16では、図14に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
この図16に示す第3の実施の形態のMRAM30は、サイズの異なる2個のMTJ素子1,2の直下に共通の1本の書き込みワード線4が配置されている点で、上記第2の実施の形態のMRAM20と相違する。その他の構成は、第2の実施の形態のMRAM20と同じである。
このような構成のMRAM30では、並列するMTJ素子1,2のHCが異なるため、共通の書き込みワード線4から発生する磁場の大きさによって、すなわち、第2の実施の形態の場合と同様に、MTJ素子1,2のいずれか一方はスピンが反転するがもう一方は反転しない磁場(A点,A´点)、いずれも反転するあるいはいずれも反転しない磁場(B点,B´点)を発生させることで、3値データの書き込みを行うことができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図17は第4の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。ただし、図17では、図14に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
この図17に示す第4の実施の形態のMRAM40は、共通ビット線3より上方であってサイズの異なる2個のMTJ素子1,2の直上にそれぞれ、書き込みワード線4a,4bが配置されており、さらに、一方のMTJ素子1がプラグ6の直上に配置されている点で、上記第2の実施の形態のMRAM20と相違する。その他の構成は、第2の実施の形態のMRAM20と同じである。
このMRAM40のように、書き込みワード線4a,4bを共通ビット線3より上方に配置することにより、MTJ素子1をプラグ6の直上に配置することが可能になる。
すなわち、書き込みワード線4a,4bをMTJ素子1,2の直下に配置するのは、これらの間の距離をできるだけ狭めるためであるが、その場合、書き込みワード線4a,4bは、プラグ6の位置を避けて、MTJ素子1,2の直下に配置する必要があった。
しかし、この図17に示したMRAM40のように、書き込みワード線4a,4bを共通ビット線3の上方に配置することにより、MTJ素子1をプラグ6の直上に配置することが可能になり、MTJ素子1,2を並列配置する場合にも、メモリセル面積の縮小化を図ることが可能になる。
なお、この第4の実施の形態と同様に、上記第1の実施の形態のMRAM10において、その書き込みワード線4a,4bを共通ビット線3の上方に配置し、一方のMTJ素子1をプラグ6の直上に配置する構成とすることも可能である。また、上記第3の実施の形態のMRAM30において、MTJ素子1,2に共通の書き込みワード線4を共通ビット線3の上方に配置し、一方のMTJ素子1をプラグ6の直上に配置する構成とすることも可能である。
次に、第5の実施の形態について説明する。
図18は第5の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。ただし、図18では、図14に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
この図18に示す第5の実施の形態のMRAM50は、共通ビット線3および書き込みワード線4a,4bの周辺を、MTJ素子1,2に対向する面を除いて、FeNi等の磁性膜51でコートしている点で、上記第2の実施の形態のMRAM20と相違する。その他の構成は、第2の実施の形態のMRAM20と同じである。
このMRAM50のように、共通ビット線3および書き込みワード線4a,4bに磁性膜51をコートすることにより、各配線に流れる電流によって発生する磁場をMTJ素子1,2の方向に集中させることができるようになる。その結果、MTJ素子1,2に対する書き込み電流を低減することができるとともに、並列するMTJ素子1,2あるいは隣のメモリセルへの磁場の影響を抑えることが可能になる。
なお、このような磁性膜51は、共通ビット線3にのみ、あるいは書き込みワード線4a,4bにのみ形成されていても、上記同様の効果を得ることが可能である。また、この第5の実施の形態と同様に、上記第1,第3,第4の実施の形態における共通ビット線3および書き込みワード線4,4a,4bに磁性膜51をコートするようにしてもよい。
なお、以上述べた第2から第5の各実施の形態では、1メモリセルに2個のMTJ素子1,2を配置する場合を例にして述べたが、いずれも、第1の実施の形態で述べたのと同様、1メモリセルにn個(n≧2)のMTJ素子を配置し、n+1値のデータの記録を行うMRAMに適用可能である。
以上説明したように、本発明に係るMRAMは、1メモリセルにn個(n≧2)のMTJ素子を配置し、n+1値のデータの書き込み/読み出しを行うことができるので、記録密度の向上を図ることができる。これにより、大容量データの記録が可能なメモリを実現することができる。
(付記1) 磁気抵抗素子を有する半導体装置において、
複数の磁気抵抗素子と単一のアクセストランジスタとを含むメモリセルを有し、前記複数の磁気抵抗素子がワード線と前記複数の磁気抵抗素子に接続された共通の共通ビット線との交差位置に配置されて、前記ワード線と前記共通ビット線に流れる電流によって発生する磁場に応じ前記複数の磁気抵抗素子の抵抗値がそれぞれ変化することを特徴とする半導体装置。
(付記2) 前記メモリセルにn(n≧2)個の前記磁気抵抗素子を含み、n+1値のデータを記録することを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記3) 前記ワード線は、前記複数の磁気抵抗素子のそれぞれに対応して複数配置されていることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記4) 前記複数の磁気抵抗素子は、前記抵抗値を変化させるスイッチング磁場が異なっていることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記5) 前記ワード線は、前記複数の磁気抵抗素子に共通であることを特徴とする付記4記載の半導体装置。
(付記6) 前記ワード線は、前記複数の磁気抵抗素子の前記共通ビット線が配置されている側に、前記共通ビット線を前記複数の磁気抵抗素子との間に挟むようにして配置されていることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記7) 前記ワード線および/または前記共通ビット線は、前記複数の磁気抵抗素子に近い面側を除く周囲に磁性膜が形成されていることを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記8) 前記アクセストランジスタを用い、前記共通ビット線に接続されたそれぞれの前記抵抗値を有する前記複数の磁気抵抗素子の並列抵抗を検出することによって、記録されたデータを読み出すことを特徴とする付記1記載の半導体装置。
第1の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。 メモリセルの回路図である。 MTJ素子の構成例である。 ピン層とフリー層のスピン配置と抵抗値の関係を示す図であって、(A)はスピンの向きが平行の状態、(B)はスピンの向きが反平行の状態である。 第1の実施の形態に係るアステロイド曲線の一例である。 書き込みワード線形成工程の断面図である。 BECコンタクト形成工程の断面図である。 磁性膜形成工程の断面図である。 MTJ素子加工工程の断面図である。 素子分離形成工程の断面図である。 層間膜形成工程の断面図である。 MTJ素子用ビア形成工程の断面図である。 共通ビット線形成工程の断面図である。 第2の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。 第2の実施の形態に係るアステロイド曲線の一例である。 第3の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。 第4の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。 第5の実施の形態のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。 従来のMRAMのメモリセル断面構造の一例である。
符号の説明
1,2,118 MTJ素子
1a,2a トンネルバリア層
1b,2b ピン層
1c,2c フリー層
1d 反強磁性層
1e 下部電極層
1f 上部電極層
3 共通ビット線
4,4a,4b 書き込みワード線
5 配線層
6 プラグ
7 読み出しワード線
8,100 MOSトランジスタ
9 ソース/ドレイン領域
10,20,30,40,50 MRAM
51 磁性膜
101 層間絶縁膜
102,103,103a,113 コンタクトホール
104,104a,114 Wプラグ
105 W配線層
106a,106b,112,119 SiO2層間膜
107 溝
108 NiFeクラッド層
109 Cuシード層
110 Cu書き込みワード線
111 Cu配線層
115 Ta下部電極層
116 多層膜
117 Ta上部電極層
120 MTJ素子用ビア
121 Al共通ビット線

Claims (5)

  1. 磁気抵抗素子を有する半導体装置において、
    複数の磁気抵抗素子と単一のアクセストランジスタとを含むメモリセルを有し、前記複数の磁気抵抗素子がワード線と前記複数の磁気抵抗素子に接続された共通の共通ビット線との交差位置に配置されて、前記ワード線と前記共通ビット線に流れる電流によって発生する磁場に応じ前記複数の磁気抵抗素子の抵抗値がそれぞれ変化することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記ワード線は、前記複数の磁気抵抗素子のそれぞれに対応して複数配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記複数の磁気抵抗素子は、前記抵抗値を変化させるスイッチング磁場が異なっていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記ワード線は、前記複数の磁気抵抗素子に共通であることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記ワード線は、前記複数の磁気抵抗素子の前記共通ビット線が配置されている側に、前記共通ビット線を前記複数の磁気抵抗素子との間に挟むようにして配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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