JP2005340241A - 多層巻きコイルおよびその製造方法 - Google Patents

多層巻きコイルおよびその製造方法 Download PDF

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Yoshihide Goto
芳英 後藤
Katsuyoshi Onuma
勝由 大沼
Katsunobu Igarashi
勝信 五十嵐
Yoshikazu Suzuki
好和 鈴木
Daiki Goto
大樹 後藤
Hirotaka Sato
浩孝 佐藤
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Abstract

【課題】 少ない工程数で品質の優れた複数層コイルを得る。
【解決手段】 複数本の電線2を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の複数本の電線2を巻軸3を中心にして軸方向に整列して巻いて内側の複数電線層を形成する。次いで、内側の複数電線層の外側において、複数本の電線2を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の複数本の電線2を、内側の複数電線層を中心にして軸方向に整列して巻いて外側の複数電線層を形成する。かくして、内側及び外側の複数電線層からなる複数層のコイル1が得られる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、品質の優れた複数層コイルおよび該コイルを従来よりも折り返し(クロスポイント)が少なく、巻き工程および時間を大幅に短縮できるコイルの製造方法に関するものである。
導体からなる線材と、前記線材の周囲を被覆する絶縁物とからなるコイル用電線(以下、コイル用電線を「電線」という)を、螺旋状等に整列して巻いた電気回路部品としてコイルが広く用いられている。
通常コイルを製造するときは、巻軸に1本の電線を固定し、巻軸を回転して巻軸の軸方向に順次巻いていく方法がとられている。図29、図30は、従来の、断面形状が円形の線材である丸線を用いた電線を1本用いて複数層に巻いていく複数層コイルの電流の流れる方向を示している。図面に示すように巻軸16の左側から右側に電線17を巻いて1層目を形成し、巻軸の右端面16bで折り返して右側から左側へ巻いて2層目を形成し、また、巻軸の左端面16aで折り返し3層目を形成するというようにして、N層目まで巻いていく。これにより、図28に示すように、電流が(1)→(2)→(3)〜→(N)と通過する。
Nが偶数のときは、巻き始め22と巻き終わり23とが同じ側に、すなわち、図30に示す例では左側に、Nが奇数のときは巻き始めと巻き終りとは別の側、すなわち、右側と左側になる。この1本の電線17によって巻いた複数層のコイル15において重要なことは、コイルを巻軸の軸方向に断面したとき、図30に示すように、各々の電線(導体)17を流れる電流の方向が同じ方向に流れるように巻線されていることである。図29に、電流の流れ方向を矢印により、図30に、電流の流れ方向を●印および×印によって示す。
また、各々の端面で折り返すときは、その前に巻かれてきた電線の層を乗り越えて巻くいわゆるクロスポイントが必ず生じる。図31、図32は、クロスポイントを説明する図面である。図31、図32に示すように、断面形状が正方形の線材を用いた電線19を1本用いて巻き始め24から巻き始めたコイル18は、クロスポイントを伴って巻かれていく。このようなクロスポイントは、層数が多層になればなるほど、巻き乱れが生じ、コイル全体の整列巻きにも影響する。
上述した従来の複数層のコイルは、下記の課題を有している。
1本の電線による巻軸の左側から右側、および、右側から左側への巻きの繰り返しが行われるため複数層(N層)のコイルを製造するための作業時間が長く非能率的であり時間の短縮が必要である。
コイル(巻軸)の左端および右端で折り返して巻くために、その前に巻かれてきた電線を乗り越えるためのいわゆるクロスポイントは、層数が多層になればなるほど、巻き乱れが生じ、コイル全体の整列巻きにも影響する。
整列巻きコイルからの巻き乱れは、発生する磁界(磁束密度)にも影響し、いわゆる、設計における磁気回路の精度にも影響する。
従って、この発明の目的は、上述の課題を解決し、複数層のコイルにおいて、1本の電線によるN層の複数層のコイルの巻き作業における左右に折り返す巻き工程の回数を減らして作業時間を短縮し、直径方向断面における各々の電線(導体)を流れる電流の方向を揃えることができるコイルおよびその製造方法を提供することにある。
このような問題を解決するために、本発明は下記からなっている。
[1] 導体からなる線材が絶縁物によって被覆された電線が、軸を中心にして複数層巻かれているコイルにおいて、
複数本の電線が巻きの外側に向けた方向に重ねられ、このように重ねられた状態の前記複数本の電線が軸を中心にして前記軸方向に整列して巻かれてなる内側の複数電線層と、
前記内側の複数電線層の外側において、複数本の電線が巻きの外側に向けた方向に重ねられ、このように重ねられた状態の前記複数本の電線が、前記内側の複数電線層を中心にして前記内側の複数電線層の軸方向に整列して巻かれてなる外側の複数電線層とを備える多層巻きコイル。
[2] 前記内側の複数電線層を構成する各電線の端部と、前記外側の複数電線層を構成する各電線の端部とが、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように、前記コイルの端面においてそれぞれ導通部材とハンダ付けなどにより接続されている前記[1]記載のコイル。
[3] 前記導通部材が、概略長方形の断面形状を有する線材を用いた電線を所望の長さに切断したものからなっている前記[2]記載のコイル。
[4] 前記内側の複数電線層を構成する各電線の端部と、前記外側の複数電線層を構成する各電線の端部とが、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように導通パターンが配線されたプリント基板によって、前記コイルの端面において接続されている前記[1]記載のコイル。
[5] 前記複数電線層が、2層または2の整数倍の複数層形成されている前記[1]から[4]のうちの何れか1に記載のコイル。
[6] 導体からなる線材が絶縁物によって被覆された電線が、軸を中心にして複数層巻かれているコイルの製造方法において、
複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を軸を中心にして前記軸方向に整列して巻いて内側の複数電線層を形成し、
次いで、前記内側の複数電線層の外側において、複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を前記内側の複数電線層を中心にして前記内側の複数電線層の軸方向に整列して巻いて外側の複数電線層を形成する多層巻きコイルの製造方法。
[7] 前記[6]記載の方法により内側の複数電線層と外側の複数電線層とからなるコイルを調製し、次いで、このように調製された前記コイルの端面を研削して前記電線を構成する線材を露出せしめ、次いで、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように、前記内側の複数電線層を構成する各電線と前記外側の複数電線層を構成する各電線とをそれぞれ導通部材により接続し、次いで、前記コイルの端面を絶縁物によって被覆する、前記[6]記載のコイルの製造方法。
[8] 前記[6]記載の方法により内側の複数電線層と外側の複数電線層とからなるコイルを調製し、次いで、このように調製された前記コイルの端面を研削して前記電線を構成する線材を露出せしめ、次いで、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように導通パターンが配線されたプリント基板を前記プリント基板と導通する以外の部分が絶縁されたパターンを持つ前記コイルの端面に取り付けて、前記内側の複数電線層を構成する各電線と前記外側の複数電線層を構成する各電線とをそれぞれ接続する、前記[6]記載のコイルの製造方法。
[9] 前記[6]記載の方法により内側の複数電線層と外側の複数電線層とからなるコイルを調製し、次いで、このように調製された前記コイルの端面において前記内側および外側の複数電線層を構成する電線の絶縁物を削除して線材を露出せしめ、次いで、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように、前記内側の複数電線層を構成する各電線と前記外側の複数電線層を構成する各電線とをそれぞれ導通部材により接続する、前記[6]記載のコイルの製造方法。
[10] 前記内側の複数電線層および外側の複数電線層からなるコイルの外側に、更に、複数本の電線を重ねて整列して巻いた所定長さの複数電線層を、2層または2の整数倍の複数層形成する前記[6]から[9]のうちの何れか1に記載のコイルの製造方法。
[11] 導体からなる線材が絶縁物によって被覆された電線が、軸を中心にして複数層巻かれているコイルの製造方法において、
複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を軸を中心にして前記軸方向に整列して巻いて所定長さの内側の複数電線層を形成し、
次いで、前記内側の複数電線層の外側において、複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を前記内側の複数電線層を中心にして前記内側の複数電線層の軸方向に整列して巻いて所定長さの外側の複数電線層を形成し、
次いで、所定長さを有する前記内側の複数電線層および前記外側の複数電線層からなるコイルを、所望の長さに切断する多層巻きコイルの製造方法。
[12] 前記内側の複数電線層および外側の複数電線層からなる所定長さのコイルの外側に、更に、複数本の電線を重ねて整列して巻いた所定長さの複数電線層を、2層または2の整数倍の複数層形成し、次いで、このようにして形成された所定長さのコイルを所望の長さに切断する前記[11]記載のコイルの製造方法。
(1)複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねた状態の複数本の電線を軸を中心にして軸方向に整列してコイルに巻き、更に、このようにコイルに巻いた内側の複数電線層の外側に、別の複数本重ねた電線を内側の複数電線層の外側に軸方向に整列して巻いていくことにより、容易に複数層のコイルを構成することができる。
(2)N層の多層コイルを作るとき、Nが偶数ならばN/2の本数を重ね、例えば左側から右側に巻いて、それに重ねて右側から左側に巻く。Nが奇数ならば(N+1)の偶数にして、同じように巻き、最後に最外層1本をほどき奇数層巻きとするか、または、(N−1)の偶数にして同じように巻き、最後に1本のみを巻き加えれば得られる。(N+1)の偶数にして、1本をほどく方が簡単である。この作業工程は、従来の1本の電線によって巻軸の左側から右側へ、次いで、クロスポイントを伴って右側から左側へ行なう巻き作業をN層のときはN回繰り返さねばならない複数層のコイルの製造と比較して、巻き作業時間を大幅に短縮することができる。本実施例の場合、前記の如く真四角線を用いたが、他の線材、例えば、世間一般で広く用いられている断面形状が円、あるいは、長方形の線材、通称丸線、あるいは、平角線と呼ばれている線材を用いることも、勿論可能である。
(3)コイルの左端および右端において、内側の複数電線層を構成する電線と外側の複数電線層を構成する電線の端部相互間を、導通チップ、ハンダ付け、プリント基板などの導通手段によって接続配線することにより、従来のコイルの製造に必要なクロスポイントを不要とすることができ、クロスポイントを伴わないコイルの製造が可能であり、整列して巻かれた理想的な複数層コイルが得られる。そして、これにより、理想的な磁界(磁束密度)が発生し、磁気回路の設計上有利であり、理想的な磁気回路を設計することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1〜7は、本発明の実施の形態に係る図面である。本実施の形態においては、本発明のコイルの製造工程を示しながら12層の電線が重ねられた複数層のコイルについて説明する。図1〜7に示すように、コイル1は、コイル用電線2を用いて構成されている。電線2は、断面形状が正方形の導体からなる線材(真四角線)と、線材を被覆する絶縁物(絶縁層)とからなっている。
図6、図7は、12層巻きのコイルの各電線間の接続順番号を示している。6本の電線2は内側から順に2a〜2fとする(図示せず)。6本の電線2(2a〜2f)は、円筒状の巻軸3の径方向の外側、すなわち、巻きの外側に向けた方向に縦に6層に重ねられている。このように重ねられた6本の電線2を多線縦層線と記すことにする。
図1、図2に示すように、巻軸3の径方向の外側に重ねられた6本の電線2(多線縦層線)を、6本の電線2が重ねられたまま、巻軸3の周囲に、巻軸3を中心にして、巻軸3の左端3a側から右端3b側に向けて、軸方向(巻軸方向)に整列して、螺旋状に巻いていくことにより、内側の複数電線層A(図7参照)が形成される。図1、図2は、内側の複数電線層の巻き始めと巻き終りを示す図である。図1中の矢印は、巻いていく方向を示す。
次に、このようにコイル状に巻かれた内側の複数電線層の外側に、内側の複数電線層を構成するのに用いた6本の電線とは別個の6本の電線2を、巻軸3の径方向の外側、すなわち、巻きの外側に向けた方向に重ねる。6本の電線2は内側から順に2g〜2lとする(図示せず)。このように重ねられた6本の電線2(2g〜2l)(多線縦層線)を、6本の電線2が重ねられたまま、内側の複数電線層の外側に、巻軸3の右端3b側から左端3a側に向けて、巻軸3の軸方向に整列して、図3、図4に示すように螺旋状に巻いていくことにより、外側の複数電線層B(図7参照)が形成される。図3、図4は、外側の複数電線層の巻き始めと巻き終りを示す図である。図3中の矢印は、巻いていく方向を示す。このようにして、内側および外側の複数電線層からなる12層のコイル1が構成される。
次いで、内側および外側の複数電線層からなる12層のコイル1を焼き固め、各電線2の線間を互いに固定する。巻軸3は取除く。
次いで、コイル1の両端面を研削する。これにより電線2の絶縁物が削除され線材(導体)が露出し、コイル端面の電線2を導通可能とすることができる。図5は、その状態を示す斜視図である。
次いで、この複数層のコイル1に流れる電流方向が同一になるように、内側の複数電線層を構成する電線2(2a〜2f)と、外側の複数電線層を構成する電線2(2g〜2l)とを通電(導通)する。すなわち、図7に示すように、電流が(1)→(2)→(3)→(4)〜→(9)→(10)→(11)→(12)と通過するように、コイルの右端面側においては、電線2aと2g、2bと2h、〜2fと2lとの接続、コイルの左端面においては、電線2gと2b、2hと2c、〜2kと2fとを接続する。
内側の複数電線層を構成する電線2と、外側の複数電線層を構成する電線2との間を接続する導通部材として、その両端部のみが導通され、他の部分は絶縁されるように製作された導通チップを用いる。本実施の形態では、導通チップとして、市販の平角線を用いた電線を、必要長さに切断し、その両端の絶縁物を必要長さだけ剥離し、他の部分は絶縁物を残したものを用いている。平角線を用いた電線とは、断面が長方形の導体からなる線材を絶縁物で被覆した電線をいう。
電線2が、図7に示す接続順番号(1)〜(12)どおりに接続されるように、導通チップ4をコイル1の端面の必要な箇所に取り付ける。本実施の形態では、導通チップ4をコイル1の端面にハンダ付けによって固定することにより、導通状態が形成されている。なお、コイル1の左端面1aの、コイルの巻き始め(IN)および巻き終り(OUT)の2箇所の導通チップ4a、4bは、チップのコイル側(内側)の片面全部の絶縁物が剥離されている。図8、図9は、図7に示す接続順番号どおりに導通チップ4をコイル端面に固定した状態を示す正面図である。
次いで、巻き始め(IN)チップ4aと巻き終り(OUT)チップ4bにリード線(図示せず)をハンダ付けする。
次いで、コイル1の両端面のショート保護のため、コイル1の両端面に絶縁物を塗布して絶縁膜を形成し、焼付け乾燥する。かくして、図10に示すような、理想的に整列巻きされた12層の完成品コイル11が得られる。本発明コイルは、従来の、1本の電線を巻軸の軸方向に巻軸の左側と右側とを繰り返して巻いていく方法と比較して、製造時間を大幅に短縮することができる。
本実施の形態は、手作業による製造工程を示しているが、現在良く知られている導通チップの取り付け工程としてチップマウント技術を、ハンダ付け工程としてリフローハンダ付けの技術を用いれば、本発明コイルを容易に量産可能である。
本実施の形態においては、上記のように、導通チップとして平角線を用いた電線を用いている。この平角線は丸線を用いた電線よりも、接続配線のための位置出しが容易である。また、市場に多く出回っており、品質も安定していて容易に入手可能であるという利点がある。ただし、導通チップに用いる接続用導電体として、理論的には導電体であればどのようなものでも使用可能である。用途によっては、世間一般に多用されている、断面形状が円形の導体からなる線材(通常丸線といわれている)を絶縁物で被覆した電線を用いることもできる。
次に、本発明を実施例により更に詳しく説明する。
図11〜15は、この発明の実施例1に係る図面である。
実施の形態に示す製造工程により、内側および外側の複数電線層からなるコイル1を製造する。次いで、コイル1の両端面を研削する。これによりコイル1の両端面において、電線2の絶縁物が削除され線材(導体)が露出する。次いで、研削したコイル端面の、導通に必要な箇所以外の部分に、絶縁物を塗布して絶縁膜5を形成する。図11、図12は、コイルの左端面及び右端面において、導通の必要な部分を除き絶縁膜を形成する箇所を説明する図である。図11、図12に示すように、導通チップ6を接続する部分には、絶縁膜5が形成されておらず、各電線が露出している。電流が、(1)→(2)→(3)→(4)〜→(9)→(10)→(11)→(12)の順で通過するように接続される。
絶縁膜を形成するための絶縁剤の塗布には、よく利用されているスクリーン印刷を本実施例の場合利用したが、他の印刷方法、あるいは目的を達成する塗布方法であれば他の手法でも一向に構わない。図13、図14は、このように絶縁膜5が形成されたコイル1の左端面1a、右端面1bに導通チップ6を取り付けた状態を示す図である。かくして、図15に示す完成品コイル12が得られる。図13、図14において、電線の状態は絶縁膜5によって見えないので電線は図示されていない。本実施例においては、導通チップ6は、絶縁物5の上に取り付けるので、導通部と絶縁部とが区別されていないものでもよい。すなわち、いわゆる裸線をそのまま使用することができる。勿論、図8、図9の実施の形態に示すような導通チップ4も使用可能である。
図16〜26は、この発明の実施例2に係る図面である。
実施の形態に示す製造工程により、内側および外側の複数電線層からなるコイル1を製造する。次いで、コイル1の両端を研削する。これによりコイル1の両端面において、電線2の絶縁物が削除され線材(導体)が露出する。次いで、実施例1と同様に、研削したコイル端面の、導通に必要な箇所以外の部分に絶縁物を塗布して絶縁膜7を形成する。図16、図17は、コイルの左端面及び右端面において、絶縁膜の形成パターンを説明する図である。図16、図17に示すように、後述するプリント基板8、9の導通パターン(導通部)と接続する部分には絶縁膜7が形成されておらず、各電線の端部が露出している。電流が、(1)→(2)→(3)→(4)〜→(9)→(10)→(11)→(12)の順で通過するように接続される。なお、図16、図17において、コイル端面の導通部にはハッチングを付して表示している。
図18は左端面用、図19は右端面用の、プリント基板の導通パターンを示す正面図である。図18、図19に示すプリント基板8、9の導通パターンは、図16、図17に示すコイル端面の絶縁膜7の形成パターンに合わせて配線されている。図20、図21は、左端面用のプリント基板の表裏の導通パターンを示す図、図22、図23は、右端面用のプリント基板の表裏の導通パターンを示す図である。図18〜26においても、導通パターンは、導通部にハッチングを付して表示している。図26は、スルーホールを示す説明図であり、スルーホール20は、導通パターン21を導体で接続できるようになっている。
図18、図20、図21に示すように、コイルの左端面用のプリント基板8は、コイル左端面の絶縁膜7の形成パターンに合わせた導通パターンを有しコイル端面と接触する側の基板8aと、外側の基板8bとを表裏一体に貼り合わせて用いられる。図19、図22、図23に示すように、コイルの右端面用プリント基板9は、コイル右端面の絶縁膜7の形成パターンに合わせた導通パターンを有しコイル端面と接触する側の基板9aと、外側の基板9bとを表裏一体に貼り合わせて用いられる。このようなプリント基板8、9を、コイル1の左端面1a、右端面1bに取り付け、各電線相互を導通させる。図24は、コイル1の両端面に各々のプリント基板8、9を取り付ける状況を示す斜視図である。かくして、図25に示す完成品コイル13が得られる。
本実施例に係るコイル13を量産する場合には、ハンダペーストを基板に印刷し、両端面に取り付け、リフローハンダ付けの方法をとることができる。本実施例によれば、同じコイルを大量に製造するときにおいてコストを大幅に低くすることができる。
図27、図28は、この発明の実施例3に係る図面である。
実施の形態においては、12層のコイルの製造を実施したが、本実施例においては、6層程度のコイルを製造する場合を説明する。3本の電線2を内側から順に2a〜2cとする(図示せず)。3本の電線2(2a〜2c)を巻きの外側に向けた方向に3層に重ね、巻軸10の左側10aから右側10bに巻き、右側10bにおいてクロスポイントを作り、前記3本の電線2(2a〜2c)をそのまま継続して右側10bから左側10aに整列して巻いていくことが可能であり、6層の複数層コイル14を製造することができる。これにより、図28に示すように、電流が(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)と通過する。本実施例においては、内側と外側の複数電線層を構成する電線相互の導通チップによる接続は、コイルの一方側の面(左端面)においてのみ行えばよい(図示せず)。クロスポイントのある側は当然のことながら上記の接続が不要である。コイルに要求される品質によっては、本実施例に示すコイルを用いることもできる。
実施の形態に示した12層のコイルの製造は、所望の長さ(規定の長さ)に対しわずかに長い1本のコイルを作る実施態様である。同じ長さのコイルを複数個量産する場合には、複数個のコイル分の長さと、コイルの両端面の切り代および研削代の分の長さとを足した所定長さのコイルを製造し、このように製造された所定長さのコイルをコイルの径方向に所望の長さに切断すれば、実施の形態(図5参照)と同様の所望長さのコイルを複数個製造することができる。本発明コイルを大量に量産する場合にはこの方法が有利である。
上述した実施の形態においては、12層のコイルの製造において、6本の電線を重ねた複数電線層を2層形成している。例えば、60層のコイルを製造する場合、30本の電線を重ねた複数電線層を2層形成する、すなわち、2回巻く方法も可能である。また、このような場合に、6本の電線2を重ねた複数電線層を10層形成して(10回巻き)、全体で60層のコイルを製造することもできる。この場合、巻きの回数は10回となり実施の形態よりも増えるが、これでも、従来のコイルの製造方法のように60回巻くよりも作業時間を大幅に短縮してクロスポイントのないコイルを製造することができる。
本発明の実施の形態および実施例においては、電線(導体)と導通チップとを接続する手段としてハンダ付けを用いている。また、本発明においては、電気溶接(アーク溶接)や超音波溶接など、コイルの目的に応じて他の手段による接続配線方法を用いることができる。
この発明の実施の形態に係る断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ね巻軸の左側から巻き始める状況を示す斜視図である。 この発明の実施の形態に係る断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ね巻軸の左側から巻き始めて右側まで巻き終えた状況を示す斜視図である。 この発明の実施の形態に係る断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻いた複数電線層の外側に更に断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻軸の右側から巻き始める状況を示す斜視図である。 この発明の実施の形態に係る断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻いた複数電線層の外側に更に断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻軸の右側から巻き始めて左側まで巻き終えた状況を示す斜視図である。 この発明の実施の形態に係る両端面が研削されたコイルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態に係る断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻いた複数電線層の外側に更に断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻いた12層のコイルの各電線間の接続順番号を説明する正面図である。 この発明の実施の形態に係る断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻いた複数電線層の外側に更に断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を6本重ねて巻いた12層のコイルの各電線間の接続順番号を図6のa−a線断面図で示す説明図である。 この発明の実施の形態に係る導通チップを取り付け固定したコイルの左端面を示す正面図である。 この発明の実施の形態に係る導通チップを取り付け固定したコイルの右端面を示す正面図である。 この発明の実施の形態に係る完成した状態のコイルを示す斜視図である。 この発明の実施例1に係る導通の必要な箇所および絶縁膜を形成する部分を説明するコイルの左端面を示す正面図である。 この発明の実施例1に係る導通の必要な箇所および絶縁膜を形成する部分を説明するコイルの右端面を示す正面図である。 この発明の実施例1に係るコイルの左端面に導通チップを取り付けた状態を示す正面図である。 この発明の実施例1に係るコイルの右端面に導通チップを取り付けた状態を示す正面図である。 この発明の実施例1に係る完成した状態のコイルを示す斜視図である。 この発明の実施例2に係る導通の必要な箇所および絶縁膜を形成する部分を説明するコイルの左端面の正面図である。 この発明の実施例2に係る導通の必要な箇所および絶縁膜を形成する部分を説明するコイルの右端面の正面図である。 この発明の実施例2に係るコイルの左端面用のプリント基板の導通パターンを示す正面図である。 この発明の実施例2に係るコイルの右端面用のプリント基板の導通パターンを示す正面図である。 この発明の実施例2に係るコイルの左端面用のプリント基板のコイル側の導通パターンを示す正面図である。 この発明の実施例2に係るコイルの左端面用のプリント基板の外側を示す正面図である。 この発明の実施例2に係るコイルの右端面用のプリント基板の外側を示す正面図である。 この発明の実施例2に係るコイルの右端面用のプリント基板のコイル側の導通パターンを示す正面図である。 この発明の実施例2に係るコイルの両端面にプリント基板を取り付ける状況を示す斜視図である。 この発明の実施例2に係る完成した状態のコイルを示す斜視図である。 この発明の実施例2に係るスルーホールを説明する説明図である。 この発明の実施例3に係る電線を3本重ねて巻いた複数電線層の外側にクロスポイントを介して更に電線を3本重ねて巻いた6層のコイルの各電線間の接続順番号を説明する正面図である。 この発明の実施例3に係る電線を3本重ねて巻いた複数電線層の外側にクロスポイントを介して更に電線を3本重ねて巻いた6層のコイルの各電線間の接続順番号を図27のb−b線断面図で示す説明図である。 従来の断面形状が円形の導体からなる線材を用いた電線を1本用いた複数層のコイルの電流の流れる方向を説明する正面図である。 従来の断面形状が円形の導体からなる線材を用いた電線を用いた電線を1本用いた複数層のコイルと電流の流れる方向を図29のc−c線断面図で示す説明図である。 従来の断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を1本用いた複数層のコイルの端面に生じるクロスポイントを説明する正面図である。 従来の断面形状が正方形の導体からなる線材を用いた電線を1本用いた複数層コイルの端面に生じるクロスポイントを説明する図31のd−d線断面図である。
符号の説明
1 コイル
2 電線
3 巻軸
4 導通チップ
5 絶縁膜
6 導通チップ
7 絶縁膜
8 プリント基板
9 プリント基板
10 巻軸
11 コイル
12 コイル
13 コイル
14 コイル
15 コイル
16 巻軸
17 電線
18 コイル
19 電線
20 スルーホール
21 導通パターン
22 巻き始め
23 巻き終り
24 巻き始め

Claims (12)

  1. 導体からなる線材が絶縁物によって被覆された電線が、軸を中心にして複数層巻かれているコイルにおいて、
    複数本の電線が巻きの外側に向けた方向に重ねられ、このように重ねられた状態の前記複数本の電線が軸を中心にして前記軸方向に整列して巻かれてなる内側の複数電線層と、
    前記内側の複数電線層の外側において、複数本の電線が巻きの外側に向けた方向に重ねられ、このように重ねられた状態の前記複数本の電線が、前記内側の複数電線層を中心にして前記内側の複数電線層の軸方向に整列して巻かれてなる外側の複数電線層とを備えることを特徴とする多層巻きコイル。
  2. 前記内側の複数電線層を構成する各電線の端部と、前記外側の複数電線層を構成する各電線の端部とが、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように、前記コイルの端面においてそれぞれ導通部材とハンダ付けなどにより接続されている請求項1記載のコイル。
  3. 前記導通部材が、概略長方形の断面形状を有する線材を用いた電線を所望の長さに切断したものからなっている請求項2記載のコイル。
  4. 前記内側の複数電線層を構成する各電線の端部と、前記外側の複数電線層を構成する各電線の端部とが、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように導通パターンが配線されたプリント基板によって、前記コイルの端面において接続されている請求項1記載のコイル。
  5. 前記複数電線層が、2層または2の整数倍の複数層形成されている請求項1から4のうちの何れか1項に記載のコイル。
  6. 導体からなる線材が絶縁物によって被覆された電線が、軸を中心にして複数層巻かれているコイルの製造方法において、
    複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を軸を中心にして前記軸方向に整列して巻いて内側の複数電線層を形成し、
    次いで、前記内側の複数電線層の外側において、複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を前記内側の複数電線層を中心にして前記内側の複数電線層の軸方向に整列して巻いて外側の複数電線層を形成することを特徴とする多層巻きコイルの製造方法。
  7. 請求項6記載の方法により内側の複数電線層と外側の複数電線層とからなるコイルを調製し、次いで、このように調製された前記コイルの端面を研削して前記電線を構成する線材を露出せしめ、次いで、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように、前記内側の複数電線層を構成する各電線と前記外側の複数電線層を構成する各電線とをそれぞれ導通部材により接続し、次いで、前記コイルの端面を絶縁物によって被覆する、請求項6記載のコイルの製造方法。
  8. 請求項6記載の方法により内側の複数電線層と外側の複数電線層とからなるコイルを調製し、次いで、このように調製された前記コイルの端面を研削して前記電線を構成する線材を露出せしめ、次いで、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように導通パターンが配線されたプリント基板を前記プリント基板と導通する以外の部分が絶縁されたパターンを持つ前記コイルの端面に取り付けて、前記内側の複数電線層を構成する各電線と前記外側の複数電線層を構成する各電線とをそれぞれ接続する、請求項6記載のコイルの製造方法。
  9. 請求項6記載の方法により内側の複数電線層と外側の複数電線層とからなるコイルを調製し、次いで、このように調製された前記コイルの端面において前記内側および外側の複数電線層を構成する電線の絶縁物を削除して線材を露出せしめ、次いで、前記コイルを流れる電流の向きが所望の方向となるように、前記内側の複数電線層を構成する各電線と前記外側の複数電線層を構成する各電線とをそれぞれ導通部材により接続する、請求項6記載のコイルの製造方法。
  10. 前記内側の複数電線層および外側の複数電線層からなるコイルの外側に、更に、複数本の電線を重ねて整列して巻いた複数電線層を、2層または2の整数倍の複数層形成する請求項6から9のうちの何れか1項に記載のコイルの製造方法。
  11. 導体からなる線材が絶縁物によって被覆された電線が、軸を中心にして複数層巻かれているコイルの製造方法において、
    複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を軸を中心にして前記軸方向に整列して巻いて所定長さの内側の複数電線層を形成し、
    次いで、前記内側の複数電線層の外側において、複数本の電線を巻きの外側に向けた方向に重ね、このように重ねられた状態の前記複数本の電線を前記内側の複数電線層を中心にして前記内側の複数電線層の軸方向に整列して巻いて所定長さの外側の複数電線層を形成し、
    次いで、所定長さを有する前記内側の複数電線層および前記外側の複数電線層からなるコイルを、所望の長さに切断することを特徴とする多層巻きコイルの製造方法。
  12. 前記内側の複数電線層および外側の複数電線層からなる所定長さのコイルの外側に、更に、複数本の電線を重ねて整列して巻いた所定長さの複数電線層を、2層または2の整数倍の複数層形成し、次いで、このようにして形成された所定長さのコイルを所望の長さに切断する請求項11記載のコイルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007189857A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Tanaka Seiki Kk 線材の剥離装置
JP2019526161A (ja) * 2016-06-21 2019-09-12 東莞力音電子有限公司DongGuan Li Yin Technology Limited. フレームレス多重直列コイル

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