JP2005339650A - 光情報記録媒体およびその製造方法、光情報記録媒体用基板およびその製造方法ならびに光情報記録媒体用基板成形用のスタンパおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板上にスパイラル上または同心円状の記録トラックが形成され、その記録トラック上おける記録領域が分断されて形成されている光情報記録媒体において、記録材料42が入るピット45は平滑となっており、ランド46には1周期の長さが2〜50nm、1周期の長さに対する高さの比が1/4以上となる微細な凹凸47が形成されている基板41を用い、スピンコート法等によって記録材料42を塗布し、その上に、反射層43,中間層44を形成し、カバー基板48を貼り合わせる。
【選択図】図1
Description
まず、図7(a)に示すように、原盤用基板51を用意し、表面に微細な凹凸52を形成する。この凹凸52を形成する方法としては、微粒子の配列によるもの、電子ビーム露光とエッチングを組み合わせたものなどがあるが、上述した条件を満たすものであれば方法は問わない。この原盤用基板51に、図7(b)に示すように、フォトレジスト層53を形成し、図5に示す装置を用いて、図7(c)に示すように、フォトレジスト層53を露光し、さらに現像することにより、図7(d)に示すように、原盤用基板51上に所定のピットパターン54を形成する。これにより、ランド部55にピットパターン54による凹凸構造が現れた原盤が得られる。
上記(1)の工程で得られた原盤にNiによるスパッタリングを行って、300μmの厚さの導電性薄膜56を形成し、その薄膜を電極として図7(e)に示すようにNi電鋳を行い、原盤のピットパターンをNiに転写する。そして、原盤からNiを剥離させ、表面の洗浄を行ってNi板57を作成する(図7(f)参照)。さらにNi板57の表面にUV/O3処理を行って酸化膜を形成し、再び表面に電鋳、剥離を行ってパターンを反転させたNi板を作成し、その後、このNi板の裏面研磨、内外形加工を行うことによって、光情報記録媒体の型となるスタンパ58の作成が完了する(図7(g)参照)。
上記(2)の工程で作成されたスタンパ58を射出成形装置に設置し、射出成形によりポリカーボネートの基板41を作成する。このときスタンパ58の凹部のみに微細な凹凸が形成されているため、大量に成形される個々の基板41にもランド部に対して微細な凹凸47が転写されている。
上記(3)の工程で作成された基板41上に、図1に示すように、記録材料42を塗布する。このときランド46とピット45における、微細な凹凸47の有無による、記録材料溶液のぬれ性の差を利用して、ピット45のみに記録材料42が充填されるようにする。この塗布工程では、はじめから基板41に有する凹凸を利用しているため、各基板41表面には何も処理を行うことなく進めることができる。ピット45に記録材料42を充填した後、反射層43、中間層44を形成し、カバー基板48を貼り付けることにより光情報記録媒体となる。
42 記録材料
43 反射層
44 中間層
45 ピット
46,55 ランド
47,52 凹凸
48 カバー基板
51 原盤用基板
53 フォトレジスト層
54 ピットパターン
56 導電性薄膜
57 Ni板
58 スタンパ
61 固定金型
62 可動金型
63 キャビティ
64 ノズル
70 微粒子
Claims (20)
- 基板上にスパイラル状または同心円状に断続的に形成されたピット部に、記録材料の層を形成してなる記録トラックを有する光情報記録媒体において、前記ピット部の内面を平滑とし、前記基板面における前記ピット部以外の領域に、微細な凹凸を形成したことを特徴とする光情報記録媒体。
- 前記凹凸の1周期の長さを2〜50nmとしたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
- 前記凹凸の1周期の長さに対する高さの比を1/4以上としたことを特徴とする請求項2記載の光情報記録媒体。
- 前記凹凸の1周期の長さを、記録再生を行うレーザービームの波長の1/5以下としたことを特徴とする請求項2または3記載の光情報記録媒体。
- 前記ピット部以外の領域に、記録材料の層が形成されていないかまたは記録再生不可能な膜厚の記録材料の層を形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の光情報記録媒体。
- 基板上にスパイラル状または同心円状に断続的に形成されたピット部に、記録材料の層を形成してなる記録トラックを有する光情報記録媒体の製造に用いられ、前記基板を成形するためのスタンパにおいて、
前記ピット部に対応する凸部と、前記ピット部以外の領域に対応する凹部とを有し、前記凸部面を平滑とし、前記凹部表面に微細な凹凸を形成したことを特徴とするスタンパ。 - 前記凹凸の1周期の長さを2〜50nmとしたことを特徴とする請求項6記載のスタンパ。
- 前記微細な凹凸における1周期の長さに対する高さの比を1/4以上としたことを特徴とする請求項7記載のスタンパ。
- 前記凹凸の1周期の長さを、記録再生を行うレーザービームの波長の1/5以下としたことを特徴とする請求項7または8記載のスタンパ。
- 請求項6〜9のいずれか1項記載のスタンパのパターンを転写したことを特徴とする光情報記録媒体用基板。
- 原盤用基板にパターニングを施して原盤を作成する原盤作成工程と、パターン付き原盤のパターンを転写してスタンパを作成するスタンパ作成工程とを有し、光情報記録媒体の基板を成形する際に、記録材料が入るピット部となるスパイラル状または同心円状に断続的に配列させたパターンを転写させるスタンパの製造方法において、
原盤作成工程に、原盤用基板に微細な凹凸を形成する工程と、原盤用基板にフォトレジスト層を形成する工程と、フォトレジスト層に電子ビーム露光する工程と、フォトレジスト層を現像して原盤用基板にフォトレジスト層による凹凸のパターンを形成する工程を備え、
スタンパ作成工程において、原盤用基板の微細な凹凸の形成領域が、光情報記録媒体の基板におけるピット部以外の領域に相当するように原盤に基づいてスタンパを作成することを特徴とするスタンパの製造方法。 - 前記凹凸の1周期の長さを2〜50nmとし、前記凹凸における1周期の長さに対する高さの比を1/4以上とすることを特徴とする請求項11記載のスタンパの製造方法。
- 原盤用基板に微細な凹凸を形成する工程において、原盤用基板上に体積平均粒径2〜100nmの微粒子を密に配列した後、微粒子を固定することにより、原盤用基板上全体に微細な凹凸を形成することを特徴とする請求項11または12記載のスタンパの製造方法。
- 原盤用基板に微細な凹凸を形成する工程において、原盤用基板上にフォトレジスト薄膜を形成し、電子ビーム露光およびエッチングにより、原盤用基板上全体に微細な凹凸を形成することを特徴とする請求項11または12記載のスタンパの製造方法。
- 原盤用基板に微細な凹凸を形成する工程において、基板の材料としてAlを使用し、Siなどの型による押し付けにより規則的な開始点を形成し、陽極酸化によって微細な凹凸を形成することを特徴とする請求項11または12記載のスタンパの製造方法。
- スタンパ作成工程に、原盤作成工程によって作製された原盤の表面に導電性皮膜を形成し、導電性皮膜を電極として電鋳を行い、原盤を剥離させてNi板を作成する工程と、前記Ni板表面に酸化膜を形成して再びNi電鋳、剥離を行うことによってパターンが反転したNi板を形成する工程と、前記パターン反転したNi板を裏面研磨、内外径加工を行う工程とを備えたことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項記載のスタンパの製造方法。
- 請求項10〜14のいずれか1項記載のスタンパの製造方法によってスタンパを作成した後、このスタンパを、互いに接合される一対の金型間に形成されたキャビティ内に収納し、このキャビティ内に溶融した樹脂を射出充填する工程と、前記金型を離反させて冷却後の前記樹脂を取り出す工程を有することを特徴とする光情報記録媒体用基板の製造方法。
- 請求項17記載の光情報記録媒体用基板の製造方法によって基板を作成した後、この基板上に記録材料を塗布して、前記基板に形成されたピット部に記録再生可能な記録材料を充填し、前記ピット部以外の領域には記録材料を塗布しないかまたは記録再生不可能な膜厚の記録材料の層を形成することを特徴とする光情報記録媒体の製造方法。
- 塗布する記録材料の溶液の表面張力を、前記基板の界面張力よりも大きくすることを特徴とする請求項18記載の光情報記録媒体の製造方法。
- 基板上に記録材料をスピンコート法によって塗布することを特徴とする請求項18または19記載の光情報記録媒体の製造方法。
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JP2004156034A JP2005339650A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 光情報記録媒体およびその製造方法、光情報記録媒体用基板およびその製造方法ならびに光情報記録媒体用基板成形用のスタンパおよびその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
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US8840955B2 (en) | 2008-10-23 | 2014-09-23 | Fuji Electric Co., Ltd. | Magnetic recording medium and method of manufacturing same |
JP2011194594A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Kanagawa Acad Of Sci & Technol | 表面凹凸パターンを有する樹脂材およびその製造方法 |
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