JP2005338679A - 固定方法、これを用いて作製した光学部品及び光ピックアップ装置 - Google Patents

固定方法、これを用いて作製した光学部品及び光ピックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 プラスチック製対物レンズ等の光学素子をUV硬化型接着剤を利用して固定する際に、光学素子の使用目的とする波長域において透過特性の劣化を低減することができる固定方法を提供すること。
【解決手段】 導光部材55の射出端に対向する位置には、複合対物レンズ20がボビン40上に載置された状態で配置されており、複合対物レンズ20とレンズ支持部41との間の適所に供給された固定部31がUV硬化光にさらされて短時間で硬化する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プラスチックレンズ等の光学素子を固定するための固定方法、並びに、当該固定方法を用いて対物レンズ等の光学素子を取り付けた光学部品及び光ピックアップ装置に関する。
これまで、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等の光ディスクに対して情報の再生・記録を行うため、各種光ピックアップ装置が開発・製造されている(特許文献1参照)。かかる光ピックアップ装置に組み込まれる対物レンズとしては、軽量でピント合わせやトラッキングに有利であることからプラスチックレンズが多用されている。このようなプラスチック製の対物レンズは、例えば樹脂接着剤によって、光ピックアップ用の可動部材であるボビンに接着・固定される。
特開平10−162407号公報
現在普及しているCD用やDVD用の光ピックアップ装置の量産工程では、迅速な製造工程を確保するため、対物レンズの固定にUV硬化型接着剤が多用されるようになってきているが、これをより短波長側のBD用光ピックアップ装置等の量産工程に同様の技術を適用した場合、以下の問題が生じる。
すなわち、UV硬化型接着剤を硬化させる際に、プラスチック製の対物レンズ全体に強いUV光が照射されることになるので、特定種類のプラスチック製対物レンズについては、その組付後に使用目的とする青色光及び紫外光に関する透過特性が劣化することが本発明者の実験等によって判明した。プラスチック製対物レンズは、これまで赤外域や可視長波長域で用いられることが多く、強いUV光の照射によって紫外光等でプラスチック製対物レンズの透過特性が劣化することは問題となっていなかった。
しかしながら、青色光や紫外光で記録・再生が行われる新しいタイプの光ピックアップ装置の量産工程において、プラスチック製対物レンズの取付けにUV硬化型接着剤を用いた場合、上述のようにプラスチック製対物レンズの使用目的とする青色光及び紫外光に関する透過特性が劣化し、情報の再生や記録の精度が低下して所期の性能が得られない可能性もある。
そこで、本発明は、プラスチック製対物レンズ等の光学素子をUV硬化型接着剤を利用して固定する際に、光学素子の使用目的とする波長域において透過特性の劣化を低減できる光学素子用の固定方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記のような固定方法を用いて固定等された光学素子を備える光学部品、及びかかる光学部品を組み込んだ光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る固定方法は、(a)少なくとも青色光及び紫外光を含む波長範囲内にある所定の使用波長域で用いられるプラスチック製の光学素子を、光硬化型の接着剤を利用して他の部材と接着するための固定方法であって、(b)光硬化型の接着剤を、光学素子と他の部材との接着箇所に供給する工程と、(c)処理光を接着箇所に選択的に照射することによって、光硬化型の接着剤を硬化する工程とを備える。ここで、処理光を接着箇所に選択的に照射するとは、基本的には接着箇所及びその周辺にのみ処理光を供給することを意味するが、接着箇所及びその周辺の外側、例えば光学面等に入射する処理光を相対的に減光することも含むものとする。また、接着箇所及びその周辺から外れた場所に入射する処理光であっても、例えば光学面等の特性維持上問題となる箇所以外に入射する処理光を供給することもこれに含まれる。
上記固定方法では、光硬化型の接着剤の硬化に際して、処理光を接着箇所に選択的に照射するので、かかる処理光が光学素子の光学面等を介して本体内部に入射することよって光学素子の青色光や紫外光に関する透過率等の光学特性の劣化を低減することができる。よって、プラスチック製光学素子を組み付けた後にその性能の劣化を低減することができる。
本発明の具体的態様では、上記固定方法において、導光手段を用いて処理光を接着箇所に選択的に照射する。この場合、処理光を無駄なく確実に接着箇所にのみ導くことができ、光学素子の本体部分に光学特性劣化を誘発する可能性のある処理光が導かれることを防止できる。
本発明の別の具体的態様では、導光手段が、光源からの処理光を接着箇所に対向する照射位置に導く光ファイバである。この場合、簡易で損失の少ない光ファイバによって、接着箇所に効率的に処理光を導くことができる。
本発明の別の具体的態様では、導光が、光源からの処理光を接着箇所に対向する照射位置に導く少なくとも1つの反射手段である。この場合、ミラー等の光学部材を利用した偏向によって接着箇所に処理光を導くことができる。
本発明の別の具体的態様では、遮光手段を用いて処理光が接着箇所の周辺の光学面に入射することを阻止する。この場合、処理光を確実に接着箇所にのみ導くことができ、光学素子の本体部分に光学特性劣化を誘発する可能性のある処理光が導かれることを防止できる。
本発明の別の具体的態様では、遮光手段が、光学素子の光学面を覆うマスクである。この場合、簡易・確実なマスクによって、接着箇所に正確に処理光を導くことができる。
本発明の別の具体的態様では、遮光手段が、光学素子の光学面を覆うフィルタである。この場合、多様な機能を持たせることができるフィルタによって、接着箇所に正確に処理光を導くことができる。なお、フィルタは、波長全体として減光するものであってもよいが、特定の有害波長を減光するものであってもよい。
本発明の別の具体的態様では、光学素子が使用される所定の使用波長域が、380nmから450nmの範囲内にあり、処理光が、硬化波長域である280nmから450nmの範囲内において発光ピークを有している。この場合、光学素子の所定の使用波長域380nmから450nmにおける光学特性を実質的に劣化させ有害であると考えられる波長330nm以下の光が処理光として光学素子の本体内部に入射することよって光学素子の上記使用波長域における透過率等の光学特性が劣化することを有効に低減することができる。
本発明の別の具体的態様では、処理光が、高圧水銀ランプを光源とする。この場合、十分な輝度の処理光によって接着剤を照明することができる。
本発明の別の具体的態様では、他の部材が、光学素子を支持するための支持部材である。この場合、光学素子をホルダ等の支持部材に固定する工程を確実なものとすることができ、支持部材に固定された後も光学素子の光学特性を良好に保つことができる。
本発明の別の具体的態様では、他の部材が、光学素子と協働して所定の光機能を達成する光学部材である。この場合、光学素子と他の光学部材との接続やアライメントが簡易・確実となり、固定後の光学素子や光学部材の光学特性を良好に保つことができる。
また、本発明の別の具体的態様では、光学素子及び光学部材を備える光学部品が、単レンズ、及び複合レンズのいずれかである。ここで、複合レンズとは、同種又は異種の複数レンズを組み合わせて一体としたレンズをいうものとする。この場合、単レンズや複合レンズの製造に際しての光学要素間の接続を光硬化型の接着剤によって簡易確実に達成することができ、しかも、製造後における単レンズや複合レンズの光学特性を良好に保つことができる。
また、本発明に係る光学部品は、上述の固定方法によって相互に固定された光学素子及び他の部材を備える。
上記光学部品によれば、光硬化型の接着剤の硬化に際して、処理光を接着箇所に選択的に照射するので、かかる処理光が光学素子の光学面等を介して本体内部に入射することよって光学素子の青色光や紫外光に関する透過率等の光学特性の劣化を低減することができる。よって、プラスチック製光学素子を組み付けた後にその性能の劣化を低減することができる。
また、本発明に係る別の光学部品は、(a)少なくとも青色光及び紫外光を含む波長範囲内にある所定の使用波長域で用いられるプラスチック製の光学素子と、(b)光学素子に接着されるべき他の部材と、(c)光硬化型の接着剤で形成され、光硬化によって光学素子と他の部材とを所定の接着箇所で接着する接着手段とを備え、(d)光硬化型の接着剤の硬化に際して、処理光が接着箇所に選択的に照射されている。
上記光学部品においても、光硬化用の処理光が光学素子の光学面等を介して本体内部に入射することよって光学素子の青色光や紫外光に関する透過率等の光学特性の劣化を低減することができる。よって、プラスチック製光学素子を組み付けた後にその性能の劣化を低減することができる。
また、本発明の具体的態様では、上記光学部品において、光学素子が、光記録媒体の記録面上にスポットを形成するため入射光束を収束させる対物レンズである。この場合、青色光や紫外光によって光記録媒体からの情報読取や情報書込を行う光ピックアップ装置の組み立てに際して、対物レンズの透過特性延いては結像特性の劣化を低減することができる。
また、本発明に係る固定装置は、(a)少なくとも青色光及び紫外光を含む波長範囲内にある所定の使用波長域で用いられるプラスチック製の光学素子を、光硬化型の接着剤を利用して他の部材と接着するための固定装置であって、(b)光硬化型の接着剤を、光学素子と他の部材との接着箇所に供給する手段と、(c)処理光を接着箇所に選択的に照射することによって、光硬化型の接着剤を硬化する光照射手段とを備える。
上記固定では、処理光の選択的照射を可能にする光照射手段の存在により、光硬化用の処理光が光学素子の光学面等を介して本体内部に入射することよって光学素子の青色光や紫外光に関する透過率等の光学特性の劣化を低減することができる。よって、プラスチック製光学素子を組み付けた後にその性能の劣化を防止することができる。
また、本発明に係る光ピックアップ装置は、上述の光学部品を備え、光記録媒体の記録面上の情報を読み取り、若しくは当該記録面に情報を書き込むことができる。
上記光ピックアップ装置では、対物レンズ等の光学素子の固定等に上記固定方法を用いているので、高速・高密度で情報の記録・再生を実現できる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る光学部品である、光ピックアップ用の対物レンズユニットついて説明する。
図1(a)は、対物レンズユニット10の平面図であり、図1(b)は、対物レンズユニット10のA−A断面図である。この対物レンズユニット10は、光記録媒体(不図示)に対向して配置されるべき光学部品としての複合対物レンズ20と、この複合対物レンズ20を支持してこれとともにフォーカス方向BC及びトラッキング方向DEに変位する支持部材としてのボビン40とを備える。この対物レンズユニット10は、少なくとも青色若しくは紫外光(例えば使用波長域380〜450nm)を利用した光ピックアップ装置で使用されるものであるが、これに加えて、赤色光(例えば使用波長域600〜700nm)を用いるDVD用のレーザ光束や、近赤外(例えば使用波長域750〜850nm)を用いるCD用のレーザ光束に対しても共用される。なお、後述するが、複合対物レンズ20は、UV硬化型接着剤を利用して一対のレンズを接続したものである。
ここで、複合対物レンズ20は、ボビン40に設けたレンズ支持部41の開口部41aに嵌め込むように取り付けられている。つまり、複合対物レンズ20は、UV硬化型接着剤からなる接着手段である複数の固定部31によって、レンズ支持部41から離脱しないように周囲の例えば4カ所で確実に固定されている。これらの固定部31を硬化させるため、接合部に供給した流動体状のUV硬化型接着剤に対してUV光を照射して、このUV硬化型接着剤に光重合反応を起こさせる。この際、複合対物レンズ20全体ではなく、固定部31のみにUV硬化光を照射する。つまり、複合対物レンズ20全体にUV硬化光を照射した場合、UV硬化光の波長によっては、複合対物レンズ20の本体部分において透過率等その他の光学特性を劣化させる可能性があるが、後述する手法によって固定部31のみにUV硬化光を照射することとして、複合対物レンズ20の特性劣化を低減している。
ボビン40は、複合対物レンズ20を支持するレンズ支持部41から延びるボビン本体43を有しており、このボビン本体43は、複合対物レンズ20を光軸OAに沿ったフォーカス方向BCに変位させる駆動力を与えるフォーカスコイル43aと、複合対物レンズ20を光軸OAに垂直なトラッキング方向DEに変位させる駆動力を与えるトラッキングコイル43bとを備える。なお、開口空間ASには、フォーカス及びトラッキング用の磁気回路を構成するヨーク(不図示)が挿入される。
図2は、複合対物レンズ20の側方断面図である。この複合対物レンズ20は、例えば集光用の光学素子であるレンズ部材21と、波面収差補正用の光学部材である位相光学素子部材22とを連結したものである。前者のレンズ部材21は、一体成形されたプラスチック部品(例えば、アクリル系やシクロオレフィン系ポリマー等で形成可能であり、具体的には、PMMA、PC等が用いられる)であり、円形のレンズ部24と、このレンズ部24の周囲に形成された環状のフランジ部25とを備える。また、後者の位相光学素子部材22も、一体成形されたプラスチック部品であり、円形の位相素子部27と、この位相素子部27の周囲に形成された環状のフランジ部28とを備える。レンズ部材21のフランジ部25と、位相光学素子部材22のフランジ部28とは、UV硬化型接着剤からなる接着手段である周囲4カ所の固定部33(2ヵ所のみ図示)の硬化によって、両フランジ部25,28の接合面において互いに接続され、複合対物レンズ20の組立が完了する。固定部33の材料は、例えばアクリロイル基、メタクリロイル基等、紫外線硬化型モノマーに光重合開始剤を添加したものとすることができる。
レンズ部材21において、レンズ部24は、例えばBlu-ray系で波面収差が最小になるように設計されたものであり、具体的には、波長408nmの光源光を開口数NA0.85でBlu-ray用ディスク中の記録面に集光させる。一方、フランジ部25は、位相光学素子部材22側に突起する環状の突起部25aを有しており、その先端には、外側に向けて低くなっている環状の段差25bが形成されている。この段差25bは、レンズ部材21の位相光学素子部材22に対する光軸OA方向のアライメントや光軸OAに垂直な方向のアライメントのために使用される。
位相光学素子部材22において、位相素子部27は、例えばBlu-ray系の波長で波面変化をほとんど発生させずDVD系の波長で波面収差を補正するものとなっている。つまり、上述のレンズ部材21とこの位相光学素子部材22とを有する複合対物レンズ20は、Blu-ray系のみならずDVD系でも波面収差が最小になるように設計されている。具体的には、波長408nmの光源光を開口数NA0.85でBlu-ray用ディスク中の記録面に集光させるとともに、DVD用の波長650nmの光源光を開口数NA0.65でDVD用ディスク中の記録面に集光させる。なお、フランジ部28は、レンズ部材21側に突起する環状の突起部28aを有しており、その先端には、内側に向かうエッジ28bが形成されている。このエッジ28bは、レンズ部材21に設けた段差25bと協働することによって、レンズ部材21と位相光学素子部材22とのアライメントに利用される。このようにアライメントされた両部材21,22は、上述のようなUV硬化型接着剤からなる複数の固定部33によって互いに離脱しないように確実に固定される。固定部33を製造ラインの特定段階で迅速に硬化させるため、アライメントされた状態の接合部に照射したUV硬化型接着剤に適当なタイミング及び強度でUV硬化光を照射して、このUV硬化型接着剤に光重合反応を起こさせる。
図3(a)は、UV硬化型接着剤を複合対物レンズ20の固定箇所に供給するための接着剤供給装置の概念図であり、図3(b)は、UV硬化型接着剤にUV硬化光を照射するためのUV処理装置を概念的に説明する図である。
図3(a)において、接着剤供給装置は、UV硬化型接着剤を保持するとともに適当なタイミングで送り出す接着剤吐出装置51と、接着剤吐出装置から送り出されるUV硬化型接着剤を複合対物レンズ20とボビン40との予定された接着箇所に付着させる可動ノズル52とを備える。この接着剤供給装置により、ボビン40上にアライメントして載置された複合対物レンズ20の周囲4カ所に固定部31となるべきUV硬化型接着剤が供給・塗布される。
図3(b)において、UV処理装置は、発光源となる高圧水銀ランプ54と、高圧水銀ランプ54からの光源光を前方に反射する凹面ミラー55と、高圧水銀ランプ54の前方に射出したUV硬化光を集光するレンズ56と、レンズ56によって集光されたUV硬化光を案内するためのファイバ等からなる導光部材57と、導光部材57の先端側に設けられるとともにUV硬化光を固定部31に対応する所定の分布で射出させる露光ヘッド58と、露光ヘッド58を適所に移動させる駆動装置59とを備える。UV硬化に際しては、駆動装置59を動作させることによって露光ヘッド58を適当な位置に移動させ、その下端を、ボビン40上に載置された複合対物レンズ20に対向・当接させる。その後、高圧水銀ランプ54からの光源光を導光部材57に導くことにより、露光ヘッド58の下端から所望パターンのUV硬化光を射出させることができ、固定部31にのみUV硬化光をあててこれを短時間で硬化させることができる。
図4は、図3(b)に示す露光ヘッド58の具体的な構造を例示する拡大図であり、図5は、露光ヘッド58を下方から観察した状態を説明する図である。露光ヘッド58は、図3(b)に示す駆動装置59に駆動されて3次元的に変位可能なシャフト部材58aと、シャフト部材58aの周囲に固定されて下端からUV硬化光を射出する4つの分岐ファイバ58bとを有する。シャフト部材58aの下端面の中央は、シャフト部材58aが複合対物レンズ20に当接した際にレンズ部材21等の光学面を傷めないように凹部58dが形成されている。4つの分岐ファイバ58bは、先端側でシャフト部材58aの周囲に等間隔で固定されており、根元側で一本に集められて導光部材57に接続されている。つまり、導光部材57に導かれたUV硬化光は、4つの分岐ファイバ58bに分岐されて、それらの下端(照射位置)に対向する接着箇所すなわち固定部31に入射する。なお、分岐ファイバ58bの個数や配置は、固定部31の個数や配置に応じて適宜変更し得ることはいうまでもない。
図6(a)は、図4に示す露光ヘッド58の変形例を説明する側面図であり、図6(b)は、その下面図である。この露光ヘッド158の場合、シャフト部材158a自体が光ファイバや導波ロッドを有しており、シャフト部材158aの上端は、導光部材57に接続されている。また、シャフト部材158aの下端面の中央は、シャフト部材158aが複合対物レンズ20に近接配置された際にレンズ部材21等にUV硬化光が入射しないように、円形のマスク158fが形成されている。このマスク158fは、光を吸収するNDフィルタのようなものとできるが、ミラーとすることもでき、さらに、有害な紫外光のみを遮断するハイパスフィルタとすることもできる。
図7は、図3に示すUV処理装置全体の変形例を説明する図である。この場合、UV処理装置は、発光源となる紫外線レーザ254と、紫外線レーザ254からの光源光をUV硬化光として適度に収束させるレンズ256と、レンズ256を光軸に垂直な方向に2次元的に高速で変位させるアクチュエータ258と、アクチュエータ258を適当なタイミングで動作させてUV硬化光の射出角度を調節する駆動装置259とを備える。駆動装置259からの出力を適当に調節してアクチュエータ258を適宜動作させることにより、レンズ256が光軸に垂直な所望の位置に移動し、レンズ256を経た紫外線レーザ254からのUV硬化光がスポット化された状態で固定部31にのみ入射して、これを短時間で硬化させることができる。なお、レンズ256やアクチュエータ258に代えて、ミラーやその駆動装置を用いることによっても、UV硬化用の光スポットを任意の位置に移動させることができる。
以上は、ボビン40に複合対物レンズ20を接着する方法の説明であったが、レンズ部材21と位相光学素子部材22とを接合して複合対物レンズ20を完成する方法や装置も上記と同様である。
ここで、UV処理装置で用いられるUV硬化光の波長について説明する。UV硬化光を出力する高圧水銀ランプ54や紫外線レーザ254は、固定部31,33の材料であるUV硬化型接着剤を迅速に硬化させる必要があり、この場合、これからの光を複合対物レンズ20全体に暴露してしまうと、複合対物レンズ20の408nmを含む使用波長域における光学特性を実質的に劣化させる可能性がある。なお、硬化波長域280nm〜450nmのうち、短波長側の有害波長域280nm〜330nmにおけるUV硬化光は、複合対物レンズ20の使用波長域380nmから450nm(具体例では408nm)における光学特性を実質的に劣化させ有害であると考えられる。つまり、本実施形態では、UV硬化型接着剤を効果的に硬化させるだけでなく使用波長域における光学特性を劣化させる発光ピークを有する高圧水銀ランプ54や紫外線レーザ254を光源として用いるが、有害なUV硬化光を固定部31,33やその極近傍にのみ選択的に入射させるので、複合対物レンズ20の組立段階における光学特性の劣化を低減しつつ、、ボビン40に確実に組み付けることができる。
図8は、高圧水銀ランプのスペクトル特性を説明するグラフである。グラフにおいて、横軸は波長を示し、縦軸は相対照度(%)を示す。この高圧水銀ランプは、第1波長域350nm〜450nmのうち波長368nmの位置に第1発光ピークP1を有しており、有害と考えられる第2波長域280nm〜330nmのうち波長315nmの位置に第2発光ピークP2を有している。第1波長域350nm〜450nmに存在する第1発光ピークP1は、UV硬化とって有効であるものと考えられる。一方、第2波長域280nm〜330nmは、UV硬化とって有効であるかも知れないが、これを複合対物レンズ20を構成するレンズ部材21や位相光学素子部材22に暴露した場合、これらの部材21,22のレンズ部24や位相素子部27の青色光や紫外光における透過特性を著しく劣化させる可能性がある。特に、第2発光ピークP2やその周辺の発光ピークは、レンズ部24の使用波長408nm等における光学特性を劣化させる原因となっているものと考えられる。
図9は、図8に示す特性を有する高圧水銀ランプからの光源光を集光するとともに波長特性を有する凹面ミラーで適宜減衰させた後の状態を説明するグラフである。グラフからも明らかなように、凹面ミラーを経た後も、UV処理装置から射出されるUV硬化光は、有害波長域280nm〜330nmの光源光を多く含み、第2発光ピークP2の相対照度はほとんど減衰していない。凹面ミラーを組み込んだ高圧水銀ランプを用いた場合、レンズ部材21等に対する20秒程度の直接の露光によって、レンズ部材21等の透過率が約94%から約91.3%程度に低下した。つまり、高圧水銀ランプからの光源光をそのまま複合対物レンズ20に入射させた場合、レンズ部材21等の透過率がかなり減少することが分かる。
以上は、高圧水銀ランプをUV硬化光として用いた場合であるが、紫外線レーザ254をUV硬化光として用いた場合も、発光ピークの設定によって同様の現象が生じるものと考えられる。つまり、有害波長域280nm〜330nmは、UV硬化にとって有効であるかも知れないが、これを複合対物レンズ20を構成するレンズ部材21や位相光学素子部材22にそのまま暴露した場合、これらの部材21,22のレンズ部24や位相素子部27の青色光や紫外光における透過特性を著しく劣化させると考えられる。
以上のような前提に基づいて、光源としては、UV硬化の効率化を図ることができる有害波長域280nm〜330nmを含むものを使用するが、図3(b)に示す露光ヘッド58、図6に示す露光ヘッド158等を用いてUV硬化光の入射位置を固定部31,33やその極近傍に制限することとする。これにより、複合対物レンズ20の組立段階における光学特性の劣化を低減しつつ、ボビン40に確実に組み付けることができる。
以上の説明では、使用波長域が408nmである場合について説明したが、波長380nm〜450nmの範囲内における別の波長で使用する複合対物レンズ20についても、UV硬化光の入射位置の制御によって同様の効果が達成できることはいうまでもない。
図10は、図1等に示した対物レンズユニット10を光ヘッドに組み込んだ光ピックアップ装置の構成を概略的に示す図である。
この光ピックアップ装置は、第1の光ディスク61の情報再生用の光束(具体的には、波長408nm)を射出する半導体レーザ62と、第2の光ディスク65の情報再生用の光束(具体的には、波長650nm)を射出する半導体レーザ66とを有しており、すなわち、互いに波長の異なるレーザ光を出射することができる。両半導体レーザ62,66からのレーザ光は、光ヘッド100に組み込んだ対物レンズユニット10(具体的には、複合対物レンズ20)を利用して光ディスク61,65に照射され、光ディスク61,65からの反射光は、対物レンズユニット10等を利用して集光される。
まず第1の光ディスク61を再生する場合、第1半導体レーザ62からビームを出射し、出射された光束は、ビームスプリッタ71を透過し、偏光ビームスプリッタ72、コリメータ73、及び1/4波長板74を透過して円偏光の平行光束となる。この光束は絞り76によって絞られ、複合対物レンズ20により第1の光ディスク61の透明基板61aを介して情報記録面61bに集光される。
情報記録面61bで情報ビットにより変調されて反射した光束は、複合対物レンズ20、絞り76、1/4波長板74、及びコリメータ73を透過して、偏光ビームスプリッタ72に入射し、ここで反射されてレンズ78及びシリンドリカルレンズ78aにより非点収差が与えられ、光検出器79上ヘ入射し、その出力信号を用いて、第1光ディスク61に記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、光検出器79上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦(フォーカス)検出やトラック検出を行う。この検出に基づいて光ヘッド100に組み込んだ2次元アクチュエータ81が第1の半導体レーザ62からの光束を第1光ディスク61の情報記録面61b上に結像するように対物レンズユニット10を光軸方向に移動させるとともに、この半導体レーザ62からの光束を所定のトラックに結像するように対物レンズユニット10を光軸に垂直な方向に移動させる。
一方、第2の光ディスク65を再生する場合、第2半導体レーザ66からビームを出射し、出射された光束は、光合成手段であるビームスプリッタ71で反射され、上記第1半導体レーザ62からの光束と同様、偏光ビームスプリッタ72、コリメータ73、1/4波長板74、絞り76、及び複合対物レンズ20を透過し、第2の光ディスク65の透明基板65aを介して情報記録面65bに集光される。
情報記録面65bで情報ビットにより変調されて反射した光束は、再び複合対物レンズ20、絞り76、1/4波長板74、コリメータ73、偏光ビームスプリッタ72、レンズ78、及びシリンドリカルレンズ78aを介して、光検出器79上へ入射し、その出力情号を用いて、第2光ディスク65に記録された情報の読み取り信号が得られる。
また、第1光ディスク61の場合と同様、光検出器79上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、光ヘッド100に組み込んだ2次元アクチュエータ81により、フォーカシング及びトラッキングのために対物レンズユニット10を移動させる。
以上説明した光ピックアップ装置では、図3等に説明する方法によって固定される対物レンズユニット10を組み込んでおり、かかる対物レンズユニット10には、取付・固定による透過特性の劣化が少ない複合対物レンズ20が組み込まれているので、高精度で情報の読取や記録が可能になる。
なお、以上では、対物レンズユニット10における光学素子の固定について説明したが、他の光学要素、例えばコリメータ73、偏光ビームスプリッタ72、シリンドリカルレンズ78a等についても、図3(b)に示す露光ヘッド58等を用いた同様の固定方法を採用することで、透過特性の劣化を低減することができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る光学部品ついて説明する。第1実施形態では、対物レンズユニット10に複合対物レンズ20を固定しているが、プラスチック製の単レンズをボビン40等に固定することもできる。なお、第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、同一部分には同一の符合を付して重複説明を省略する。
図11は、本実施形態の対物レンズユニット310の側方断面図である。この対物レンズユニット310は、ボビン40上に、光学部品として単レンズからなる対物レンズ320を固定した構造を有する。この場合も、図3(b)等に示す露光ヘッド58等を用いて、例えば4カ所の固定部31にのみUV硬化光をあてることができるので、レンズ部24の光学特性の劣化を低減しつつ、固定部31を短時間で硬化させることができる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、紫外光を用いて光硬化を行っているが、可視光によって硬化する光硬化型接着剤からなる固定部を用いることもできる。
また、上記実施形態では、図3(b)に示すようなUV処理装置によって固定部31,33を一回の工程でUV硬化しているが、複数の工程に分けて固定部31,33を光硬化させることができる。つまり、製造ラインのタクトタイムの制限上、硬化のための時間を十分に確保できないような場合には、固定部31,33に対して短時間で終了する仮止め(仮硬化)を行っておき、製造ラインから取り出されてストック等されている段階で、固定部31,33に対して十分な時間をかけて恒久的な接着強度が達成される本接着(本硬化)を行う。これにより、硬化時間に関係なく柔軟に図3に示すようなUV処理装置を製造ライン組み込むことができる。
また、上記実施形態では、光ピックアップ装置用の対物レンズユニット10について説明しているが、他の部品等に対しても本発明の固定方法を利用することができる。つまり、複合対物レンズ20等は、ボビン40に限らず、様々なホルダや部品にUV硬化を利用して固定することができる。
(a)は、第1実施形態に係るレンズユニットの平面図であり、(b)は、レンズユニットの側方断面図である。 図1のレンズユニットに取り付けられる複合対物レンズの側方断面図である。 (a)は、UV硬化型接着剤を固定箇所に供給するための接着剤供給装置を示し、(b)は、UV硬化型接着剤にUV硬化光を照射するためのUV処理装置を示す。 図3(b)のUV処理装置に設けた露光ヘッドを拡大して詳細を図示したものである。 図4の露光ヘッドの下面図である。 (a)、(b)は、図5等に示す露光ヘッドの変形例を示す下面図及び側面図である。 図3(b)に示すUV処理装置の変形例を示すブロック図である。 比較例の高圧水銀ランプのスペクトル特性を説明するグラフである。 高圧水銀ランプからの光源光を集光用凹面ミラーで適宜減衰させた後の状態を説明するグラフである。 図1等に示した対物レンズユニットを組み込んだ光ピックアップ装置の構成を示す図である。 第2実施形態のレンズユニットの側方断面図である。
符号の説明
10…対物レンズユニット、 20…複合対物レンズ、 21…レンズ部材、 22…位相光学素子部材、 24…レンズ部、 25…フランジ部、 27…位相素子部、 28…フランジ部、 31,33…固定部、 40…ボビン、 41…レンズ支持部、 41a…開口部、 43…ボビン本体、 54…高圧水銀ランプ、 57…導光部材、 58…露光ヘッド、 58a…シャフト部材、 58b…分岐ファイバ

Claims (17)

  1. 少なくとも青色光及び紫外光を含む波長範囲内にある所定の使用波長域で用いられるプラスチック製の光学素子を、光硬化型の接着剤を利用して他の部材と接着するための固定方法であって、
    前記光硬化型の接着剤を、前記光学素子と前記他の部材との接着箇所に供給する工程と、
    処理光を前記接着箇所に選択的に照射することによって、前記光硬化型の接着剤を硬化する工程と
    を備えることを特徴とする固定方法。
  2. 導光手段を用いて処理光を前記接着箇所に選択的に照射することを特徴とする請求項1記載の固定方法。
  3. 前記導光手段は、光源からの処理光を前記接着箇所に対向する照射位置に導く光ファイバであることを特徴とする請求項2記載の固定方法。
  4. 前記導光手段は、光源からの処理光を前記接着箇所に対向する照射位置に導く少なくとも1つの反射手段であることを特徴とする請求項2記載の固定方法。
  5. 遮光手段を用いて処理光が前記接着箇所の周辺の光学面に入射することを阻止することを特徴とする請求項1記載の固定方法。
  6. 前記遮光手段は、前記光学素子の光学面を覆うマスクであることを特徴とする請求項5記載の固定方法。
  7. 前記遮光手段は、前記光学素子の光学面を覆うフィルタであることを特徴とする請求項5記載の固定方法。
  8. 前記光学素子が使用される前記所定の使用波長域は、380nmから450nmの範囲内にあり、前記処理光は、硬化波長域である280nmから450nmの範囲内において発光ピークを有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項記載の固定方法。
  9. 前記処理光は、高圧水銀ランプを光源とすることを特徴とする請求項8記載の固定方法。
  10. 前記他の部材は、前記光学素子を支持するための支持部材であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項記載の固定方法。
  11. 前記他の部材は、前記光学素子と協働して所定の光機能を達成する光学部材であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項記載の固定方法。
  12. 前記光学素子及び前記光学部材を備える光学部品は、単レンズ、及び複合レンズのいずれかであることを特徴とする請求項11記載の固定方法。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項記載の固定方法によって相互に固定された前記光学素子及び前記他の部材を備える光学部品。
  14. 少なくとも青色光及び紫外光を含む波長範囲内にある所定の使用波長域で用いられるプラスチック製の光学素子と、
    前記光学素子に接着されるべき他の部材と、
    光硬化型の接着剤で形成され、光硬化によって前記光学素子と前記他の部材とを所定の接着箇所で接着する接着手段とを備え、
    前記光硬化型の接着剤の硬化に際して、処理光が前記接着箇所に選択的に照射されていることを特徴とする光学部品。
  15. 前記光学素子は、光記録媒体の記録面上にスポットを形成するため入射光束を収束させる対物レンズであることを特徴とする請求項13及び請求項14のいずれか一項記載の光学部品。
  16. 少なくとも青色光及び紫外光を含む波長範囲内にある所定の使用波長域で用いられるプラスチック製の光学素子を、光硬化型の接着剤を利用して他の部材と接着するための固定装置であって、
    前記光硬化型の接着剤を、前記光学素子と前記他の部材との接着箇所に供給する手段と、
    処理光を前記接着箇所に選択的に照射することによって、前記光硬化型の接着剤を硬化する光照射手段と
    を備えることを特徴とする固定装置。
  17. 請求項13から請求項15のいずれか一項記載の光学部品を備え、光記録媒体の記録面上の情報を読み取り、若しくは当該記録面に情報を書き込むことができる光ピックアップ装置。

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