JP2005337694A - 冷蔵庫 - Google Patents

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加奈子 藤井
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武久 岡本
Yasuyuki Sekiguchi
康幸 関口
Hidetake Hayashi
秀竹 林
Yoshiyuki Noguchi
義之 野口
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25D2317/041Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
    • F25D2317/0413Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by humidification

Abstract

【課題】 加湿装置により野菜室内を高湿度状態に保持するとともに、冷蔵庫外部にミスト状の水分粒子を流出させて野菜室内の状態を使用者の目に見えるようにすることにより、使用者に保存環境状況を視認させアピールすることができるようにした冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 冷気循環により冷却される冷蔵空間2と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器15、16を配設した貯蔵室3とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿する手段20を設け、貯蔵室の開扉時には発生したミストを収納容器上部に流出させるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、食品を長期に保存する高湿度雰囲気の野菜室を備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫は、冷却貯蔵温度の多様化のみならず、環境への配慮や経済性に対する関心の高まりを背景に、冷蔵庫本来の目的機能である食品の長期保存や省エネルギー化が重視される傾向にある。
一般に食品は、冷蔵庫内で保存していても、保存期間の経過による劣化等で食されることなく廃棄されることが多く見受けられるものであり、食材の廃棄という無駄をなくすとともに常に新鮮な食材を得るため、食品を保存する際に素材の持ち味や栄養分、鮮度を長期間に亙って保つ機能が求められている。
食品の劣化要因のひとつである乾燥については、温度変動が少なく湿度が高い条件下での保存が有効であり、冷蔵庫における各室の温度帯専用に設けた冷却器の蒸発温度を上昇させて室内空気温度との差を少なくすることで、冷却器への霜の付着を極力少なくし、貯蔵室内を高湿に保って食品の乾燥を防ぐ方式が広く採用されている。
そして、野菜類の鮮度を保持するためには、上記冷蔵温度帯の一区画である野菜室内に配置した野菜容器をほぼ密閉状態にして容器外周を循環する冷気によって容器内を間接的に冷却、あるいは間接冷却とともに循環冷気の一部を導入する方法で容器内を所定温度に冷却する方法が知られているが、野菜室内への冷気流入が制限されているためその湿度制御は成行きの制御となり、野菜室に収納した野菜類の量が少ない場合や、野菜自身からの水分の蒸散が少ない場合は、高湿度状態を保持することが困難となっていた。
一方、生鮮食品の保存に適した超音波式、遠心力式、高圧スプレー式などの加湿装置を備え、また、水分を選択的に透過させる防水・透湿材を用いて冷蔵室内を低温、高湿度の雰囲気状態に保持する冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−168764号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成の場合、使用者には、運転中の冷蔵庫における現在の温度や湿度などの野菜室内部の保存環境がどの状況にあるのか、また適切な状態にあるか否かがわかりにくく、制御への信頼感をもつことができなかった。
また、冷蔵庫の貯蔵室内を加湿する手段としては、加熱部がなく庫内温度の上昇が最小限に抑えられること、加湿の制御性がよいこと、あるいは比較的コンパクトな形態であって蒸発式のような設置スペースが要らないことなどの長所を有する超音波振動子を用いた方法が適当である。超音波振動子によるミスト状微粒子の発生には、ランジュバン型やディスク型などの振動子が用いられるが、ミスト状微粒子の粒径が大きいと気化しにくいだけでなく、水滴として食材や室内に付着し、鮮度が逆に低下する問題を生じるため、低温の冷蔵庫内で加湿効率を上げるためには、ミスト粒子を微粒化して重量当たりの表面積を大きくすることが要求される。
本発明は上記点を考慮してなされたものであり、加湿装置により野菜室内を高湿度状態に保持するとともに、冷蔵庫外部にミスト状の水分粒子を流出させて野菜室内の状態を使用者の目に見えるようにすることにより、使用者に保存環境状況を視認させアピールすることができるようにした冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1による冷蔵庫は、冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿する手段を設け、貯蔵室の開扉時には発生したミストを収納容器上部に流出させるようにしたことを特徴とするものであり、請求項2記載の冷蔵庫は、冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、貯蔵室内の湿度を検出するセンサーを設けるとともに、このセンサーの検出値によって駆動される加湿手段として超音波振動式ミスト発生装置を具備し、発生したミストを収納容器内に導入するとともに収納容器の上部空間にも流出させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項8記載の冷蔵庫は、冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿するランジュバン型振動子からなる加湿手段を設け、前記振動子先端のミスト生成部位に小間隙を設けて配置したメッシュ状フィルターを移動可能に設けたことを特徴とするものであり、請求項9記載の冷蔵庫は、冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿するランジュバン型振動子からなる加湿手段を設け、ミスト用水を貯留する貯水タンクの水中に位置させた前記振動子先端のミスト生成部位に小間隙を設けて配置したメッシュ状フィルターを移動可能に設けたことを特徴とし、請求項10記載の冷蔵庫は、請求項8または9記載の冷蔵庫において、フィルターを円盤状に形成して中心を軸にして回転可能とし、超音波振動子のミスト発生部位を前記フィルターの回転中心から外して円盤の外端部近傍に対応させ、所定期間毎あるいは随時にフィルターを所定角度回転させることで、フィルターの新規な面を振動子に対向させるようにしたことを特徴とする。
そしてまた、請求項11記載の冷蔵庫は、冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿するランジュバン型振動子からなる加湿手段を設けるとともに、ミスト用水を貯留する貯水タンク上部に設けた前記振動子のミスト生成部位に小間隙を設けて前記貯水タンクから給水するための繊維体からなる給水芯を設け、この給水芯を円盤状にして所定角度回転させることにより、ミスト発生部位に対応する芯部の位置を変更するようにしたことを特徴とするものである。
特許請求項1の発明によれば、室内の貯蔵野菜の量が少なく相対湿度が低い場合や冷凍サイクルの動作状態や扉の開閉によって相対湿度が変化した場合に、加湿機構を動作させて高湿度環境を維持するようにし、野菜などの鮮度を長期に亙って保持することができるとともに、野菜室扉の開扉時のミスト発生による具象化により、野菜室内環境を使用者にアピールでき、制御状態の信頼感を向上させることができる冷蔵庫を得ることができる。また、請求項2の発明によれば、センサーの検出と微細な粒径のミストの発生によって効果的な加湿をおこなうことができ、食材を水滴で痛めるおそれがない。
また、請求項8乃至11の発明によれば、効率的なミスト発生ができるとともに、スケールの析出によるフィルターや給水芯の目詰まりによる作用の劣化防止を部品の取り換えなど煩雑なメンテナンスを要することなくおこなうことができ、ミスト状の水分微粒子を安定的に供給して加湿装置の長寿命化をはかることができる。
以下、図面に基づき本発明の1実施形態について説明する。図1は本発明に係る冷蔵庫の縦断面図であり、断熱箱体からなる冷蔵庫本体(1)内部の貯蔵空間の最上部には冷蔵室(2)を配置し、その下方には冷蔵室よりやや高温で高湿度に保持された野菜室(3)を仕切板(4)を介して設けている。野菜室(3)の下方には断熱仕切壁を介して、製氷貯氷室(5)と図示しない温度切替室とを左右に区分して併置しており、最下部には上下2段に区分した冷凍室(6)を独立して配置している。
前記冷蔵室(2)は、本体一側に回動自在に枢支した冷蔵室扉によって室の前面開口を閉塞しており、冷蔵室(2)以外の各貯蔵室は、その前面開口を閉塞する扉とともに収納容器を設け、各貯蔵室側壁に配置したレールによって前後摺動可能とした引き出し式としている。
前記冷蔵空間および冷凍空間は、それぞれの背面に設置した冷蔵用冷却器(7)と冷凍用冷却器(8)および各冷却器の近傍に設けたファン(9)(10)とダクトによって冷気を循環させ、各貯蔵室毎に設定した温度に冷却制御されるものであり、冷蔵庫本体(1)最下部の冷凍空間の背面下部に形成した機械室には、前記冷蔵用および冷凍用冷却器(7)(8)へ冷媒を供給する圧縮機(11)を設置している。
上記構成において、前記冷蔵室(2)には、食品を載置する棚を設けるとともに、冷蔵室底面を形成する仕切板(4)の上部に0〜−3℃程度の温度帯に制御されるチルド室を配置し、チルド室の側方には前記製氷貯氷室(5)に設けた自動製氷装置(12)に製氷用水を供給する給水タンク(13)を設置している。
そして、冷蔵温度帯の一区画である前記野菜室(3)には、断面詳細図である図2に示すように、その前面開口を閉塞する野菜室扉(3a)の裏面下部に室内後方に延出し野菜室(3)の側壁面に形成したレールと係合して摺動する左右一対の支持枠を取り付け、この支持枠上に野菜類を収納する野菜容器(15)を載置することで、野菜容器(15)を扉(3a)とともに室外に引き出し自在としている。
野菜容器(15)の内部空気温度は3〜6℃に設定しており、その上部には浅底で内部温度を1〜3℃に冷却して低温野菜などを収納するようにした小容量の上部容器(16)を設けて収納物の区分けができるようにしている。
野菜室(3)の冷却は、冷蔵室(2)内を循環した冷気を矢印のように、前記チルド室の前方下部から仕切板(4)との間に形成した冷気通路である吸込みダクト(17)に導入し、ダクト(17)内を流通させることで、冷却された仕切板(4)による上方からの冷気の自然降下によって冷却するとともに、吸込みダクト(17)を流れる冷気の一部を直接野菜室(3)内に導入するようにしている。
そして、野菜容器(15)の上面開口には、蓋(18)を設けており、野菜室扉(3a)が閉扉した際には、この蓋(18)が前記野菜容器(15)の上面開口をほぼ覆うようにすることで容器内部を外周囲から間接的に冷却し所定温度に保持している。
仕切板(4)上の吸込みダクト(17)を流れた冷気は、チルド室の背部に至り、冷蔵用冷却器(7)に戻って、再び低温化し、冷却ファン(9)によって冷蔵室空間に吐出され冷蔵空間を循環する。
しかして、仕切板(4)の下面一部には、ディスク型振動子などの超音波振動子(21)と貯水タンク(22)からなる加湿装置(20)、および野菜室(3)内の相対湿度を検出して加湿装置(20)を駆動させる湿度センサー(23)を配設している。
貯水タンク(22)は密閉状態にある前記製氷用給水タンク(13)の下部から延出する連結管(13a)、重力落差式の弁体(13b)を介してその下部に配置されており、給水タンク(13)の冷蔵室(2)内所定位置への設置によって弁体(13b)が貯水タンク(22)に形成した係合部と係合することで、連通管(13a)を経由してタンク内の製氷用水を導入して所定水位まで溜めるようにしている。
前記給水タンク(13)から製氷装置への給水は、給水ポンプ(25)の駆動によりおこなわれるが、貯水タンク(22)に対しては、前記重力落差式の弁体(13b)による作用で、貯水タンク(22)内の水位が低下した分だけ水が補充される構成であり、従来よりの製氷用の給水タンク(13)を利用することで加湿専用の水タンクを別個に設ける必要がないため、安価で簡単な構造にすることができる。
前記湿度センサー(23)には、抵抗型、容量型、熱伝導型、セラミック加熱型があるが、本発明の目的には、容量変化型湿度センサー、あるいは抵抗変化型の結露センサーが好適であり、本実施例においては、低温で高湿度の環境を保持するため、精度が高く耐久性の良好な容量型湿度センサーを使用する。
なお、90〜100%付近の高湿度域の結露状態を検出する前記抵抗変化型の結露センサーを使用することも可能であり、これらの湿度センサー(23)は、野菜室(3)近傍における前記加湿装置(20)と実質上一体に配置したダクト部材(26)の下面にセンサー検出部を露出するように設置している。
そして、湿度センサー(23)によって野菜室(3)内部の相対湿度を検出した際に、例えば、野菜室内における収納量が少なく野菜からの蒸散量が少ない場合には、所定値に比べて湿度が低いことから加湿装置(20)を駆動するように制御し、点線の矢印で示すように、発生させたミスト状の水分を野菜室(3)内部に供給する。
野菜室(3)内に供給されたミストは、蓋(18)に穿設した透孔(18a)から上部容器(16)中に進入し、さらに上部容器(16)の底面に穿設した複数の小透孔(16a)から野菜容器(15)内に流入して収納空間を高湿度の雰囲気に加湿するものである。逆に、葉物野菜が多く収納されていて野菜室(3)内が充分な高湿度に保持されている場合は加湿は不要であることから加湿装置(20)は駆動させず、扉開閉や冷却運転の継続によって湿度が低下した場合にこれを検知し、湿度を補うように加湿制御をおこなう。
このとき、加湿装置(20)として超音波振動式の加湿装置を採用すれば、湿度あるいは結露センサーによって検出した湿度変化に対して応答性の速い動作が得られることにより、野菜室(3)内の湿度制御をより的確なものとすることができる。
なお、加湿装置(3)は前記のように超音波式に限らず、蒸発式、スプレー式、遠心力式など種々の方式を採用することができるが、一般的な蒸発式の加湿では、冷蔵庫内部が低温であるため、必要な加湿量を得るには、蒸発に必要な表面積を確保するための大きなスペースが必要となるものである。これに対して、上記超音波振動子(21)を用いるミスト状の水分を発生させる加湿装置(20)によれば、相変化を伴わない靄や霧レベルである数10μm以下の粒子径の微細な水滴を放出することから、加湿量の確保や応答速度、加湿機構の小形化の点で好適である。
特に、本発明においては、超音波振動子(21)は貯水タンク(22)の底面において、ダクト部材(26)と反対側が低くなるように傾斜状態に設置させており、このタンク外方への傾斜により、径の大きな水分粒子はダクト部材(26)とは反対方向に飛散し、径の小さい微細水分粒子をダクト部材(26)側に発生させ、野菜室(3)の上面に供給することができる。
これにより、加湿装置(20)から発生させる水分粒子を、直径10μm以下の微細なミスト状になるようにしたため、水分粒子が収納食品に付着しても食品表面に凝縮せず水滴とならないため、食品を傷めず、手で触った感触も良好となって、室内の野菜などの収納品を効果的に加湿するものである。
さらに、野菜室扉(3a)を開けで野菜容器(3)を引き出した場合には、室内温度が低温であることと相俟って、水分粒子がミスト状となって具象化、すなわち、目に見える状態となることから、使用者が加湿制御されている運転状態を直接目で確認することができ、使用者への加湿運転中であることのアピールとともに、通常は確認が困難なこれらの制御状況に対して使用者の信頼感を得ることができるものである。
次に、本発明の他の実施例について説明する。前記実施例と同一部分に同一符号を附した図3に示すように、加湿装置(20)の下流側におけるダクト部材(36)には、後方から下方へ折れ曲がるクランク部(36a)を形成している。
上記構成において、前述と同様に加湿装置(20)から放出されたミスト状の水分粒子は、点線矢印のように流下するが、クランク部(36a)を経由することにより粒子径の大きな水分は流下時にクランク部(36a)の天井部に付着し、粒子径の小さい水分粒子のみがミスト状となってダクト部材(36)を通過し、野菜室(3)内に導入させることができるものである。
前記クランク部(36a)の上部に付着した粒子径の大きな水分は、凝縮して水滴となり、クランク部(36a)の上面からダクト下方に滴下し、傾斜面(36b)に沿って流れて貯水タンク(22)内に回収されるものであり、効果的な加湿ができるとともに収納食品を表面に付着した水滴で痛めることがない。
また、前記加湿装置(20)は、野菜室扉(3a)の開閉と連動させることで、野菜室扉(3a)を開放した場合は、開扉を扉スイッチで検出して加湿装置(20)を所定時間、例えば1分間駆動させ、靄などのミスト状水分粒子を発生させるようにすれば、前記湿度センサー(23)や複雑な制御機構を設けることなく、簡易な構成でミストによる野菜室(3)内の加湿をおこなうことができるとともに、開扉状態で発生したミストが野菜容器(15)(16)の上部から前部外方に流れ出るので、ミストが使用者の目に触れることになって加湿状態のアピールができ、信頼感を得ることができる。
前記実施例における加湿装置(20)の加湿用水は、自動製氷装置の給水タンク(13)から導入するようにしているが、さらに他の実施例であり、前記と同様に符号を附した図4に示すように、加湿装置(40)として、独立した別個の貯水タンク(42)を設置するようにしても良いものである。
すなわち、仕切板(4)に設けた透孔(4a)に、超音波振動子(21)と貯水タンク(42)からなる加湿装置(40)を着脱自在に係合固定したものであり、前記貯水タンク(42)は内部をリブによって貯水部(43)とミスト室(44)に区画するとともに、貯水部(43)の下面には凹陥部(43a)を形成してこれに超音波振動子(21)を嵌着している。
超音波振動子(21)は貯水部(43)の底面において、ミスト発生部(44)と反対側が低くなるように傾斜状態に設置させており、貯水タンク(42)の上面開口は蓋体(45)で覆うことでユニット化されている。
そして、ミスト発生により貯水部(43)の水量が所定量以下に減少した場合は、液面センサー(46)によりこれを検知して使用者に報知するように構成しており、配設に際しては、ユニット化された加湿装置(40)を仕切板(4)の透孔(4a)から取り外し、蓋体(45)を開けて水道水を貯水部(43)に所定量注入し、再び透孔(4a)部分に設置するとともに、ソケット(47)により電源部と接続することで完了する。
ミストの発生は、前記実施例と同様に図示しない湿度センサーによる野菜室(3)内部の相対湿度の検出により加湿装置(40)に通電して駆動させるものであり、加湿用水は点線で示すミスト状の水分となって発生する。
このとき、超音波振動子(21)のタンク外方への傾斜により、径の大きな水分粒子は貯水部(43)の外壁方向に飛散し、径の小さい微細水分粒子をミスト室(44)側に発生させることができる。ミスト室(44)に流入したミスト状水分粒子は、ミスト室(44)の外側面から底面に亙って穿設したスリット(44a)から野菜室(3)の上面に供給され、室内の野菜などの収納品を効果的に加湿するものである。
上記実施例においては、超音波振動子(21)としてディスク型振動子を使用したもので説明したが、次に、ランジュバン型の超音波振動子を使用した加湿装置の例について説明する。
一般に、ランジュバン型振動子は、ディスク型に比べてミストの発生効率がよい長所を有するが、単独では微粒化が困難であり、微細孔フィルターとの併用、あるいは多孔性振動板を用いたミスト発生手段が必要となる。しかし、これら微細孔フィルターや多孔性振動板を用いる場合は、イオン交換樹脂を用いて貯水中のイオンを取り除いても、水中に溶け込んだシリコンやカルシウム分が析出して堆積し、このスケールによる目詰まりが発生してミストの発生を困難にするため、従来では、フィルターや振動板を頻繁に交換することで対応していたが、メンテナンスが煩雑となる欠点があった。
本発明の1実施例として図5に示す加湿装置(50)は、前記実施例と同様に、野菜室(3)の天井部を形成する仕切板(4)の下面一部に設けられており、貯水タンク(52)の上部に設けた収納ケース(56)中にジルコン酸チタン酸バリウムなどのセラミックで形成した圧電素子(53)と電極(55)、および前記圧電素子(53)の端面に接触した径大部から先端に向かって径小としたステンレス製のホーン(51a)からなるランジュバン型の超音波振動子(51)を設けており、振動子(51)のホーン先端(51a)のミスト発生部位には、1mm以下の小間隙を形成してメッシュフィルター(57)を配置している。このメッシュフィルター(57)は、ニッケル合金からなる金属薄板で形成されており、その表面には数μm径の小孔がメッシュ状に穿設されている。
貯水タンク(52)内の水中にはイオン交換樹脂(58)とともにフェルト状の繊維体を棒状に形成した給水芯(59)を配置しており、タンク(52)中の水は毛細管現象によって給水芯(59)を上昇し、前記ランジュバン型振動子のホーン(51a)の先端に供給されるものである。
上記構成によって、ランジュバン型振動子(51)が動作した際には、振動子のホーン先端(51a)とメッシュフィルター(57)との小間隙内で水膜状となっている水分がメッシュフィルター(57)に形成した数μmの小孔を通過することによってさらに水分粒を数μm径に微粒化され、ミスト(54)として野菜室(3)内に噴霧される。
そして、ミストがさらに微粒子化されることによって、噴霧されたミスト(54)が室内で水滴に戻ることを抑制できるとともに湿度を上昇させる効果があり、室内においても、貯蔵されている食品表面の結露を抑え腐敗やカビの増殖可能性を少なくできる。
メッシュフィルター(57)は上記のように作用するが、長期に亙って繰り返し動作するミスト生成作用によって、前記ランジュバン型振動子(51)のミスト発生部位であるホーン先端(51a)に対向するフィルター面は、スケールによる目詰まりが発生してミスト発生が困難となるため、前記対向面の位置を移動可能に設けている。
振動子(51)と対向する前記メッシュフィルター(57)の位置を移動させるためには、例えば、フィルターを円盤状に形成するとともに軸(57a)を中心にして回転可能とし、ランジュバン型振動子(51)のホーン先端部(51a)を回転中心軸(57a)から外して前記円盤の外端部近傍の位置に対応させるようにする。
そして、メッシュフィルター(57)の円盤面を濾過対応範囲に相当する角度で多数の区画に分割し、1区画ずつ回転させて使用するものであり、所定期間のミスト発生作用によってフィルター(57)の小孔がスケールで目詰まりする時期の前に、軸(57a)を中心に所定角度、例えば、15〜20度回転させることで、フィルター(57)の新規な面を振動子(51)に対向させるようにしている。
このメッシュフィルター(57)の位置移動によって、超音波振動子(51)におけるミスト発生部位(51a)の対向位置には新規なフィルターのメッシュ面が配置されるものであり、目詰まりすることなく、10年以上の長期間に亙って濾過作用の良好な状態を保持したままミスト状微粒子を生成する加湿動作を継続することができるものである。
フィルター移動のための回転は、ミスト生成頻度による目詰まりを考慮した冷蔵庫の運転時間の積算によって、積算値が所定値になったときに所定角度回転するように制御するが、例えば、冷蔵庫扉の制御パネル部から半年に一回報知するなどして、使用者が手動でメッシュフィルター(57)を回転するようにしてもよい。
なお、メッシュフィルターは、前記実施例のように円盤状に形成して回転することで多数の区画を振動子(51)に対向させるようにしなくても、振動子のミスト発生部位(51a)に対してフィルターの各区画部分を上下左右方向に平行移動し、順次新しい区画部分と振動子部分とを対向させる方式としてもよい。
そして、上記のように、メッシュフィルター(57)の位置を随時移動させることにより、貯水タンク(52)の水中に溶け込んだカルシウム分などの析出物がメッシュを閉塞しても、随時新しいフィルター面を対応させることができ、また、貯水タンク(52)内にイオン交換樹脂を配置してカルシウム分を除去することで、さらに目詰まりを抑制して加湿装置(50)のより長寿命化をはかることができる。
前記実施例に対し、ランジュバン型振動子を貯水タンクの水中に設けた実施例について説明する。図6に示す加湿装置(60)は、前記実施例と同様のランジュバン型振動子(61)を貯水タンク(62)内に位置させて配置し、ホーン先端(61a)を下方に指向させるとともに、これに対向して形成したタンク底面の開口を閉塞するように、前記同様の円盤状のメッシュフィルター(67)を回転可能に設置している。
ホーン先端(61a)とメッシュフィルター(67)との間は前記実施例と同様に1mm程度の間隙を設けており、また、タンク底部から水が漏洩しないように開口周囲にはOリングなどによって漏水防止処理を施しておく。
上記構成によって、ランジュバン型振動子(61)が動作した際には、水中にある振動子のホーン先端(61a)とメッシュフィルター(67)との小間隙内で水膜状となっている水分がメッシュフィルター(67)の小孔を通過して微粒化され、ミスト(64)として野菜室(3)内に噴霧されるものである。
そして、メッシュフィルター(67)は前記と同様に長期に亙るミスト生成作用によって、前記ランジュバン型振動子(61)のホーン先端(61a)に対向するフィルター面がスケールによって目詰まりするが、前記実施例と同様に円盤状のフィルター面をわずかな角度で回転させることによりフィルター(67)の新規な面を振動子のミスト発生部位(61a)に対向させるものであり、フィルター面を目詰まりすることなく、長期間に亙る良好な濾過作用を保持してミスト状微粒子を生成することができる。
上記によれば、貯水タンク(62)の水中に溶け込んだカルシウム分などのスケールがメッシュを閉塞しても随時新しいフィルター面を振動子のホーン先端(61a)対応させることができ、さらに前記実施例に比較して給水芯を使用することなく加湿装置(50)のより長寿命化をはかることができる。
また、特に図示しないが、ランジュバン型振動子は、水中に配置せずとも、空気中に設けた振動子の軸方向に貫通する透孔内に水を流通させることで、透孔の先端部からミスト状の水分微粒子を噴射する構成でもよい。
次に、ランジュバン型振動子を使用したさらに他の実施例について説明する。図7に示す加湿装置(70)は、前記実施例と同様に、野菜室(3)の天井部の下面に設けられており、貯水タンク(72)の上部に設けた収納ケース(76)中にランジュバン型の超音波振動子(71)を設け、振動子のホーン先端(71a)を野菜室(3)内に指向させている。
貯水タンク(72)内の水中には、フェルト状の繊維体を円盤状に形成した給水芯(79)を回転軸(79a)を中心にして回転可能に配置しており、貯水タンク(72)の上方に突出させた円盤の上端を前記ランジュバン型振動子のホーン先端(71a)に当接させることにより、タンク(72)中の水は毛細管現象によって給水芯(79)を上昇し、ホーン先端(71a)に供給されるものである。
上記構成によって、ランジュバン型振動子(71)が動作した際には、振動子のホーン先端(71a)先端に供給された水分が微粒化され、ミスト(74)として野菜室(3)内に噴霧されるものである。
この場合においても、給水芯(79)はミスト生成のための長期に亙る水の吸い上げ作用によって、貯水タンク(72)の水中に溶け込んだシリコンやカルシウム分などが析出し堆積してフェルト面の空間を閉塞し、毛細管現象による水の吸い上げ作用を劣化させるが、給水芯(79)の円盤面をわずかな角度で回転させることにより目詰まりしていない給水芯(79)の新たな面を振動子のミスト発生部位(71a)に当接させることができるものである。そして、随時あるいは定期的な円盤状給水芯(79)の所定角度の回転により、長期間に亙る良好な毛細管現象による加湿水の吸い上げ作用を保持してミスト状微粒子を生成することができ、給水芯を交換することなく加湿装置(70)の長寿命化をはかることができる。
なお上記実施例においては、メッシュフィルターを使用しなかったが、前記実施例と同様の回転可能な円盤状メッシュフィルターを振動子のホーン先端(71a)に配置して、上記円盤状給水芯(79)と併用してもよいことは言うまでもなく、この構成によれば長期に亙って目詰まりのない濾過、給水作用を得ることができる。
本発明の構成は以上のとおりであるが、加湿装置(20)(40)および(50)近傍の経路部材には、抗菌材料を練り込んだ樹脂など抗菌処理を施したものを使用し、また、オゾン発生器や水中放電機構、あるいは電気分解式の電解次亜塩素酸発生器などを設置することにより、貯水タンク(22)(42)(52)内に加湿用水が長時間滞留することになっても雑菌が繁殖することなく、清潔で安全な加湿用水を供給することができる。
なお、上記実施例においては、ミストを発生させることで、直接使用者の目視ができるようにした構成で説明したが、これに限らず、検出した温度や相対湿度を段階的に区分し、段階に応じて複数色の発光ダイオードを具備するとともに、これを検出値に沿って野菜室(3)の前方上部や外部で個々に発光させ、その照明色によって野菜室の加湿状態が使用者に理解できるようにしてもよい。
また、前記発生ミストと発光ダイオードの照明色とを混合し、野菜室扉の開扉時に流出するミスト状水分粒子を検出値に沿った色の発光ダイオードで照明してカラーミスト状で表示するようにしてもよいなど種々の形態を選択できるものである。
本発明は、加湿装置を備えた野菜室を有する冷蔵庫に利用することができる。
本発明の1実施形態を示す冷蔵庫の縦断面図である。 図1における野菜室要部の構成を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例を示す図2と同一部分の縦断面図である。 本発明のさらに他の実施例を示す加湿装置の縦断面図である。 ランジュバン型振動子による加湿装置の1実施例を示す概略断面図である。 ランジュバン型振動子による加湿装置の他の実施例を示す概略断面図である。 ランジュバン型振動子による加湿装置のさらに他の実施例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室 3 野菜室
3a 野菜室扉 4 仕切板 5 製氷貯氷室
12 自動製氷装置 13 給水タンク 13a 連結管
13b 弁 15 野菜容器 16 上部容器
17 吸込みダクト 18 蓋 20、40 加湿装置
21 ディスク型超音波振動子 22、42 貯水タンク 23 湿度センサー
25 給水ポンプ 26、36 ダクト部材 36a クランク部
36b 傾斜部 43 貯水部 43a 凹陥部
44 ミスト部 44a スリット 45 蓋体
46 液面センサー 47 ソケット
50、60、70 ランジュバン型加湿装置 51、61、71 ランジュバン型超音波振動子
51a、61a、71a ホーン先端 52、62、72 貯水タンク
53 圧電素子 54、64、74 ミスト 55 電極
56、76 ケース 57、67 フィルター 57a 回転軸
58 イオン交換樹脂 59、79 給水芯 79a 回転軸

Claims (11)

  1. 冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿する手段を設け、貯蔵室の開扉時には発生したミストを収納容器上部に流出させるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、貯蔵室内の湿度を検出するセンサーを設けるとともに、このセンサーの検出値によって駆動される加湿手段として超音波振動式ミスト発生装置を具備し、発生したミストを収納容器内に導入するとともに収納容器の上部空間にも流出させるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 検出した貯蔵室内の温度および相対湿度に基づいて加湿手段を動作させ、所定の高湿度環境を形成するようにしたことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 貯蔵室内に供給されるミスト状水分粒子は、10μm径以下の水分粒子としたことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  5. ミストの貯蔵室内への流入口近傍の冷気通路を折曲してクランク部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  6. 貯蔵室の扉を開放した場合は、加湿手段を所定時間動作させてミストを発生させるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  7. 加湿手段への加湿用水は、製氷用給水タンクから導入したことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  8. 冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿するランジュバン型振動子からなる加湿手段を設け、前記振動子先端のミスト生成部位に小間隙を設けて配置したメッシュ状フィルターを移動可能に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿するランジュバン型振動子からなる加湿手段を設け、ミスト用水を貯留する貯水タンクの水中に位置させた前記振動子先端のミスト生成部位に小間隙を設けて配置したメッシュ状フィルターを移動可能に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  10. フィルターを円盤状に形成して中心を軸にして回転可能とし、超音波振動子のミスト発生部位を前記フィルターの回転中心から外して円盤の外端部近傍に対応させ、所定期間毎あるいは随時にフィルターを所定角度回転させることで、フィルターの新規な面を振動子に対向させるようにしたことを特徴とする請求項8または9記載の冷蔵庫。
  11. 冷気循環により冷却される冷蔵空間と、この冷蔵空間内に区画して設けられ、周囲を循環する冷気によって間接的に冷却、あるいは循環冷気の一部を導入して所定温度に冷却される収納容器を配設した貯蔵室とを有し、この貯蔵室内にミスト状の水分粒子を供給して加湿するランジュバン型振動子からなる加湿手段を設けるとともに、ミスト用水を貯留する貯水タンク上部に設けた前記振動子のミスト生成部位に小間隙を設けて前記貯水タンクから給水するための繊維体からなる給水芯を設け、この給水芯を円盤状にして所定角度回転させることにより、ミスト発生部位に対応する芯部の位置を変更するようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
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